JPH0831645A - コイル - Google Patents

コイル

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JPH0831645A
JPH0831645A JP19115994A JP19115994A JPH0831645A JP H0831645 A JPH0831645 A JP H0831645A JP 19115994 A JP19115994 A JP 19115994A JP 19115994 A JP19115994 A JP 19115994A JP H0831645 A JPH0831645 A JP H0831645A
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JP
Japan
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bobbin
plate
flange
terminal block
coil
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JP19115994A
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Takayuki Osada
尊行 長田
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にでき、簡単に組み立てられ、厚さ方向
も薄くできる構造のボビンを供することにより、薄型化
したコイルを提供する。 【構成】 コイルを構成するボビン10の形状を、磁芯
1の両側の脚部32に、それぞれ巻線ができるように、
2個の巻枠11に分割して巻き、これを簡単な構造の係
合固定用突起21を貫通孔20や溝に圧入することによ
り一体に固定し、取り扱いや実装後の信頼性が確保で
き、しかも、薄型が実現できるボビン10を用いた構造
にすることにより、薄型のコイルを供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路において、ノ
イズ除去等に用いられるコイルに関り、特に、そのボビ
ンの構造に関係する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノイズフィルタ等に用いられるコ
モンモードコイル等は、図5に示すように、2つの巻線
5,6は、巻線を簡単にするため、筒状の巻軸の両端に
鍔3が設けられ、中間にその上に巻かれる2つの巻線
5,6を絶縁する仕切り板4が設けられた一個のボビン
2にそれぞれ巻線され、このボビンの巻軸の中央の磁芯
挿入口に、2分割された磁芯1の片側の脚部を、両側か
ら挿入して閉じた磁路を形成する。この磁芯1を、粘着
テープやバネ製の磁芯ホルダ7等で、固定したものが用
いられていた。一般に、従来のトランス等の技術の延長
で設計されており、巻線は5,6、環状の磁芯1の中央
の空間いっぱいに2つの巻線を仕切り板4等で隔てて行
っていた。従って、各巻枠の巻線部の厚さは、磁芯の中
央部の空間の幅だけ磁芯の上下方向に厚くなり、背の高
いコイルが出来上がっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、表面実装等薄形
の要求が強く、前述の従来の形状では、巻線の断面積の
厚さ分の磁芯だけ上下方向に空間が必要となり、これを
小さくしようとすれば、巻線を少なくする必要があり、
効率が落ち、薄型化が困難という問題があり、その改善
が要求されている。
【0004】本発明の課題は、上記問題を解消した、安
価にでき、簡単に組み立てられ、厚さ方向も薄くできる
構造のボビンを供する事により、薄型化したコイルを提
供するものである
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルを構成
するボビンの形状を、磁芯の両側の脚部にそれぞれ巻線
ができるように、従来の一個の巻枠に並べて巻く方式を
2個の巻枠に分割して巻く方式とし、これを簡単な係合
固定用突起や溝を互いに圧入することにより一体に固定
し、取り扱いが簡単で、実装後の信頼性が確保でき、し
かも、薄型が実現できるボビンを用いた構造にする事に
より薄型のコイルを供する。
【0006】即ち、本発明は、2つに分割された環状の
磁芯の周囲に、ボビンを介して巻線が施されたコイルに
おいて、前記ボビンは巻枠と端子台から成り、巻枠は、
巻軸と両端の鍔から成り、巻軸は、まっすぐな筒状で、
その両端に板状の鍔が設けられ、鍔の下側面には、別に
設ける端子台に圧入されて、巻枠を端子台に固定する突
起状の固定用突起が設けられ、この固定用突起の先端に
は、外部接続用のピン端子が固定され、又、固定用突起
には係止用の段部とワイヤ通し溝が設けられ、端子台
は、仕切り板と巻枠受け板から成り、仕切り板は、巻枠
の大きさに等しい大きさで、この下端には、その直角方
向に、H形で板状の巻枠受け板が延在しており、この巻
枠受け板の先端に、前記固定用突起が圧入される貫通孔
が設けられた構造のボビンを用いたことを特徴とするコ
イルである。
【0007】又、本発明は、2つに分割された環状の磁
芯の周囲に、ボビンを介して巻線が施されたコイルにお
いて、前記ボビンは巻枠と端子台から成り、巻枠は、巻
軸と両端の鍔から成り、巻軸は、まっすぐな筒状で、そ
の両端に板状の鍔が設けられ、鍔の下側面には、別に設
ける端子台に圧入されて、巻枠を端子台に固定する突起
状の固定用突起が設けられ、この固定用突起の先端に
は、外部接続用のピン端子が固定され、又、固定用突起
には係止用の段部とワイヤ通し溝が設けられ、前記鍔の
仕切り板に接する側の(鍔の)側面には、仕切り板に設
けた係合用突起に係合する係合用溝が設けられ、端子台
及び仕切り板に接する側面以外の(鍔の)側面には、リ
ード線を案内するリード線案内溝が設けられ、端子台
は、仕切り板と巻枠受け板から成り、仕切り板は、巻枠
の大きさに等しい大きさで、仕切り板の鍔と接する部分
には、鍔に設けた係合用溝と係合する係合用突起が設け
られ、仕切り板の下端には、その直角方向に、H形で板
状の巻枠受け板が延在しており、この巻枠受け板の先端
に、前記固定用突起が圧入される貫通孔が設けられた構
造のボビンを用いたことを特徴とするコイルである。
【0008】
【作用】本発明のコイルは、ボビンが磁芯の両側の脚部
の両側に分散して巻線されているので、中央部の空間が
同じ大きさの磁芯でも、磁芯の上下方向(厚さ方向)に
くる巻線の厚さは、磁芯の一方の脚部にのみに巻線を行
う従来のボビンの構造に対して、半分の厚さで済み、薄
型化が可能となる。又、2個に分割されたボビンを使用
するが、別に設ける簡単な構造の、端子台と巻枠に設け
る簡単な嵌合構造により、これらを互いに圧入する事で
一体に固定できるボビンを使用するコイルなので、組立
も簡単にでき、経済的で、信頼性のある薄型のコイルを
提供できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して、説明する。図1は、本発明のコイルの一実施例を
示す分解斜視図、図2は、図1に示す実施例のコイルの
組立上がりの外観斜視図、図3は、図1に示す実施例の
ボビンの固定用突起部分を拡大した斜視図、図4は、本
発明のコイルの他の実施例を示す分解斜視図である。
【0010】本発明の第1の実施例について、図2にそ
の完成状態を、図1に組立状態を示す。2個の磁芯1片
を組み合わせ、ロの字型の環状磁芯を構成する、U字型
の磁芯1を2個用意する。この磁芯1の脚部32の長さ
にほぼ等しい長さの角筒状の巻軸を用意し、その両端に
角板状の鍔12を設けた巻枠11を用意し、前記鍔12
の下面には固定用突起21が設けられている。この固定
用突起21には、図3に拡大して示すように、下端にピ
ン端子23が植設され、端子台17の巻枠受け板19の
貫通孔20に圧入できる大きさで、側面には貫通孔20
に嵌合いとなる段部24が設けてある。又、固定用突起
21の側面には、上下方向にリード線26を案内するリ
ード線通し溝25が設けてある。巻枠11に巻線15を
施し、巻線15のリード線部分を固定用突起21のリー
ド線通し溝25を通して、固定用突起21の直下のピン
端子23にからげて終端する。この巻枠11を2個、端
子台17の両側に、上方から、固定用突起21が端子台
17の貫通孔20に挿通し、段部24が嵌め合いとな
り、巻枠11が端子台17に固定されるように圧入す
る。次に、この巻枠11の磁芯挿入口28に両側からU
字型の磁芯1の脚部32を挿入し、磁芯1の背後をばね
製の磁芯ホルダ7により挟み固定する。必要によりテー
プ等を巻き付けて固定してもよい。本発明のコイルは、
接着剤等を使用することなく、組み上げられ、同じ大き
さの中央部空間の磁芯を使用した場合、従来のコイルに
比べ、高さが低いコイルができた。
【0011】本発明の第2の実施例について説明する。
図4に、その組立状態を示す。2個の磁芯1片を組み合
わせ、ロの字型の環状磁芯を構成する、U字型の磁芯1
を2個用意する。この磁芯1の脚部32の長さに、ほぼ
等しい長さの角筒状の巻軸14を用意し、この両端に角
板状の鍔12を設けた巻枠11を用意し、鍔12の下面
には固定用突起が設けられている。鍔12の側面には、
リード線案内溝31が設けられている。又、鍔12の仕
切り板13側の側面には、仕切り板13に設けられる係
合用突起29と嵌め合いとなる係合用溝30が設けられ
ている。前記固定用突起21には、図3に拡大して示す
ように、下端にピン端子23が植設され、端子台17の
巻枠受け板19の貫通孔20に圧入できる大きさで、側
面には貫通孔20に嵌合いとなる段部24が設けてあ
る。又、固定用突起21の側面には、上下方向にリード
線26を案内するリード線通し溝25が設けてある。巻
枠11に巻線15を施し、巻線15のリード線部分を固
定用突起のリード線通し溝25を通して、固定用突起2
1の直下のピン端子23にからげて終端する。この巻枠
11を2個、端子台17の両側に、上方から、固定用突
起21が端子台17の貫通孔20に挿通し、段部24が
嵌め合いとなり、仕切り板13の係合用突起29と、鍔
12の係合用溝30に嵌め込まれ、巻枠11が端子台1
7に固定されるように圧入する。次に、この巻枠11の
磁芯挿入口28に両側からU字型の磁芯1の脚部32を
挿入し、磁芯1の背後をばね製の磁芯ホルダ7により挟
み固定する。本発明のコイルは、接着剤等を使用するこ
となく、簡単に組み上げられた。又、同じ大きさの中央
部空間の磁芯を使用した場合、従来のコイルに比べ、高
さが低いコイルができた。さらに、リード線案内溝によ
り、リード線のたるみ等による断線の心配もなく、係合
用突起と溝により、組立も強固にできた。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、簡単に組立でき、薄型のコイルが安価に供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイルの一実施例を示す分解斜視図。
【図2】図1に示す実施例のコイルの組立上がりの外観
斜視図。
【図3】図1に示す実施例のボビンの固定用突起部分を
拡大した斜視図。
【図4】本発明のコイルの他の実施例を示す分解斜視
図。
【図5】従来のコイルの一例を示す外観斜視図。
【符号の説明】
1 磁芯 2,10 ボビン 3,12 鍔 4,13 仕切り板 5,6,15,16 巻線 7 磁芯ホルダ 8,23 ピン端子 9,22 からげ 11 巻枠 14 巻軸 17 端子台 18 スタンドオフ 19 巻枠受け板 20 貫通孔 21 固定用突起 24 段部 25,31 リード線通し溝 26 リード線 27 テーパ 28 磁芯挿入口 29 係合用突起 30 係合用溝 31 リード線案内溝 32 脚部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つに分割された環状の磁芯の周囲に、
    ボビンを介して巻線が施されたコイルにおいて、前記ボ
    ビンは巻枠と端子台から成り、巻枠は、巻軸と両端の鍔
    から成り、巻軸は、まっすぐな筒状で、その両端に板状
    の鍔が設けられ、鍔の下側面には、別に設ける端子台に
    圧入されて、巻枠を端子台に固定する突起状の固定用突
    起が設けられ、この固定用突起の先端には、外部接続用
    のピン端子が固定され、又、固定用突起には係止用の段
    部とワイヤ通し溝が設けられ、端子台は、仕切り板と巻
    枠受け板から成り、仕切り板は、巻枠の大きさに等しい
    大きさで、この下端には、その直角方向に、H形で板状
    の巻枠受け板が延在しており、この巻枠受け板の先端
    に、前記固定用突起が圧入される貫通孔が設けられた構
    造のボビンを用いたことを特徴とするコイル。
  2. 【請求項2】 2つに分割された環状の磁芯の周囲に、
    ボビンを介して巻線が施されたコイルにおいて、前記ボ
    ビンは巻枠と端子台から成り、巻枠は、巻軸と両端の鍔
    から成り、巻軸は、まっすぐな筒状で、その両端に板状
    の鍔が設けられ、鍔の下側面には、別に設ける端子台に
    圧入されて、巻枠を端子台に固定する突起状の固定用突
    起が設けられ、この固定用突起の先端には、外部接続用
    のピン端子が固定され、又、固定用突起には係止用の段
    部とワイヤ通し溝が設けられ、前記鍔の仕切り板に接す
    る側の(鍔の)側面には、仕切り板に設けた係合用突起
    に係合する係合用溝が設けられ、端子台及び仕切り板に
    接する側面以外の(鍔の)側面には、リード線を案内す
    るリード線案内溝が設けられ、端子台は、仕切り板と巻
    枠受け板から成り、仕切り板は、巻枠の大きさに等しい
    大きさで、仕切り板の鍔と接する部分には、鍔に設けた
    係合用溝と係合する係合用突起が設けられ、仕切り板の
    下端には、その直角方向に、H形で板状の巻枠受け板が
    延在しており、この巻枠受け板の先端に、前記固定用突
    起が圧入される貫通孔が設けられた構造のボビンを用い
    たことを特徴とするコイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227019A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tdk Corp インダクタンス素子及びラインフィルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008227019A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tdk Corp インダクタンス素子及びラインフィルタ

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