JPH08316416A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08316416A
JPH08316416A JP11431895A JP11431895A JPH08316416A JP H08316416 A JPH08316416 A JP H08316416A JP 11431895 A JP11431895 A JP 11431895A JP 11431895 A JP11431895 A JP 11431895A JP H08316416 A JPH08316416 A JP H08316416A
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JP
Japan
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conductive layer
layer
conductive
insulating layer
semiconductor device
Prior art date
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Application number
JP11431895A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kanehachi
薫 兼八
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Nippon Precision Circuits Inc
Original Assignee
Nippon Precision Circuits Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送損失、分散特性あるいはクロストークを
小さくすることが可能な半導体装置を提供することであ
る。 【構成】 半導体基板11の主面側に形成された第1絶
縁層12と、第1絶縁層12上に形成された第1導電層
13と、第1導電層13上に形成された第2絶縁層14
と、第1開口部14aを通して第1導電層13に接続さ
れる第2導電層15aと、第2開口部14bを通して第
1導電層13に接続される第3導電層15bと、第2絶
縁層14上に形成された第4導電層16と、第2絶縁層
14上、第2導電層15a上、第3導電層15b上およ
び第4導電層16上に形成された第3絶縁層17と、第
3開口部17aを通して第2導電層15aに接続され第
4開口部17bを通して第3導電層15bに接続される
第5導電層18とにより、同軸線路として機能する素子
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、半導体装置特に同軸線路
として機能する素子を有する半導体装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の集積回路装置においては、扱う信
号の周波数成分に対して集積回路の規模が十分に小さか
ったので、集積回路回路を集中定数回路として扱うこと
に特に問題はなかった。しかし、近年の集積回路装置の
大型化および高速化により、集中定数回路としてのモデ
ルは徐々に成立し難くなり、分布定数回路的な取扱いが
必要となってきている。このような状況においては、配
線は伝送線路としてのみ扱うことができず損失回路を含
んだものとなる。そこで、分布定数回路として扱わなけ
ればならない箇所においては、マイクロストリップ線路
等の開放型の伝送線路が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイク
ロストリップ線路等の開放型の伝送線路を用いた場合に
は、伝送損失が大きくなる、分散特性が大きくなる、あ
るいはクロストークが大きくなるといった問題点があっ
た。
【0004】本願に係わる発明の目的は、伝送損失、分
散特性あるいはクロストークを小さくすることが可能な
半導体装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願に係わる半導体装置
は、半導体基板の主面側に形成された導電性のコア層
と、上記コア層の周囲に絶縁層を介して形成された導電
性のシールド層とにより、同軸線路として機能する素子
を形成したことを特徴とする。
【0006】また、本願に係わる半導体装置は、半導体
基板の主面側に形成された第1絶縁層と、上記第1絶縁
層上に形成された第1導電層と、上記第1導電層上に形
成され上記第1導電層に達する第1開口部および第2開
口部を有する第2絶縁層と、上記第2絶縁層上に形成さ
れるとともに上記第1開口部を通して上記第1導電層に
接続される第2導電層と、上記第2絶縁層上に形成され
るとともに上記第2開口部を通して上記第1導電層に接
続される第3導電層と、上記第2絶縁層上に形成されか
つ上記第2導電層と上記第3導電層との間に形成された
第4導電層と、上記第2絶縁層上、上記第2導電層上、
上記第3導電層上および上記第4導電層上に形成され、
上記第2導電層に達する第3開口部および上記第3導電
層に達する第4開口部を有する第3絶縁層と、上記第3
絶縁層上に形成されるとともに上記第3開口部を通して
上記第2導電層に接続され上記第4開口部を通して上記
第3導電層に接続される第5導電層とにより、同軸線路
として機能する素子を形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は実施例を示した斜視図であり、半導体
基板の主面側に形成された同軸線路として機能する素子
の構成を示したものである。図2は図1の詳細な構成を
示すために図1の構成を分解して示した斜視図である。
なお、図1および図2において、前面および左右の側面
は構成の断面を示したものである。以下、図1および図
2を参照して実施例の説明をする。
【0008】半導体基板11の主面側には以下詳述する
同軸線路として機能する素子が形成されており、同一の
半導体基板11の主面側には集積回路の構成要素、例え
ばMOSトランジスタ等の複数の能動素子やこれらの能
動素子を接続する配線等が形成されている。ここでは、
同一基板上に多層配線構成を有するCMOSトランジス
タ集積回路部が形成されているものとする。また、同軸
線路として機能する素子はCMOSトランジスタ集積回
路の製造工程を流用して形成されるものであり、製造工
程の簡略化をはかることが可能となる。
【0009】シリコン基板11上には酸化シリコン等を
用いた絶縁層12が形成されている。この絶縁層12に
はフィールド絶縁層が利用される。絶縁層12上には同
軸線路の下側のシールド層となる導電層13が形成され
ている。この導電層13には、同一の半導体基板11に
形成されたCMOSトランジスタのゲート材料(ポリシ
リコンやモリブデン等の高融点金属)が用いられ、CM
OSトランジスタのゲート形成工程と同一の工程で形成
される。絶縁層12および導電層13上には酸化シリコ
ン等を用いた絶縁層14が形成されている。この絶縁層
14には層間絶縁層が利用される。この絶縁層14に
は、導電層13の上面に達する複数の開口部14a〜1
4aが導電層13の右端に沿って一定間隔で形成され、
導電層13の上面に達する複数の開口部14b〜14b
が導電層13の左端に沿って一定間隔で形成されてい
る。互いに隣り合った開口部14a〜14aの間隔およ
び互いに隣り合った開口部14b〜14bの間隔は、取
り扱う信号の波長に対して十分に短くなっている。絶縁
層14上には、開口部14a〜14aを通して導電層1
3に接続される導電層15aおよび開口部14b〜14
bを通して導電層13に接続される導電層15bが形成
されている。これらの導電層15aおよび導電層15b
は、同軸線路の側部のシールド層となるものである。導
電層15aと導電層15bとの間には、同軸線路のコア
層となる導電層16が形成されている。これらの導電層
15a、導電層15bおよび導電層16には、同一の半
導体基板11に形成された多層配線構成を有するCMO
Sトランジスタ集積回路部における第1層めの配線の形
成材料(例えばアルミニウム)が用いられ、第1層めの
配線の形成工程と同一の工程で形成される。絶縁層14
上並びに導電層15a、15bおよび導電層16上に
は、酸化シリコン等を用いた絶縁層17が形成されてい
る。この絶縁層17には層間絶縁層が利用される。この
絶縁層17には、導電層15aの上面に達する複数の開
口部17a〜17aが導電層15aに沿って一定間隔で
形成され、導電層15bの上面に達する複数の開口部1
7b〜17bが導電層15bに沿って一定間隔で形成さ
れている。互いに隣り合った開口部17a〜17aの間
隔および互いに隣り合った開口部17b〜17bの間隔
は、取り扱う信号の波長に対して十分に短くなってい
る。絶縁層17上には、開口部17a〜17aを通して
導電層15aに接続され開口部17b〜17bを通して
導電層15bに接続される導電層18が形成されてい
る。この導電層18は、同軸線路の上側のシールド層と
なるものである。この導電層18には、同一の半導体基
板11に形成された多層配線構成を有するCMOSトラ
ンジスタ集積回路部における第2層めの配線の形成材料
(例えばアルミニウム)が用いられ、第2層めの配線の
形成工程と同一の工程で形成される。
【0010】以上述べたように、導電層16によって同
軸線路のコア層が構成され、導電層13、15a、15
bおよび18によって同軸線路のシールド層が構成され
る。導電層13と導電層15aおよび15bとはそれぞ
れ一定間隔でリベット打ちされた開口部14a〜14a
および14b〜14bを通して接続され、導電層18と
導電層15aおよび15bとはそれぞれ一定間隔でリベ
ット打ちされた開口部17a〜17aおよび17b〜1
7bを通して接続されている。したがって、絶縁層14
および17のリベット打ちされていない部分においては
導電層(シールド層)が存在しない。しかしながら、す
でに述べたように、互いに隣り合った開口部の間隔が取
り扱う信号の波長に対して十分に短くなっているため、
同軸線路の外側からはコア層は十分に不可視となり、ク
ロストークも十分に低減することができる。
【0011】なお、図1および図2に示した実施例では
各開口部14a、14b、17aおよび17bはそれぞ
れ複数設けられていたが、これらの開口部14a、14
b、17aおよび17bは導電層15aおよび15bの
線路方向に沿って連続的にそれぞれ単数で構成してもよ
い。
【0012】以上述べた同軸線路として機能する素子を
用いることにより、超高周波信号を低損失で伝送するこ
とが可能となるばかりでなく、これを用いて方向性結合
器や分波器等の受動回路を構成することも可能である。
【0013】
【発明の効果】本願に係わる発明によれば、導電性のコ
ア層とコア層の周囲に絶縁層を介して形成された導電性
のシールド層とにより同軸線路として機能する素子を形
成したので、伝送損失、分散特性あるいはクロストーク
を小さくすることが可能な半導体装置を得ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示した斜視図であり、半導体基板の主
面側に形成された同軸線路として機能する素子の構成を
示したものである。
【図2】図2は図1の詳細な構成を示すために図1の構
成を分解して示した斜視図である。
【符号の説明】
11………半導体基板 12………第1絶縁層 13………第1導電層(シールド層) 14………第2絶縁層 14a……第1開口部 14b……第2開口部 15a……第2導電層(シールド層) 15b……第3導電層(シールド層) 16………第4導電層(コア層) 17………第3絶縁層 17a……第3開口部 17b……第4開口部 18………第5導電層(シールド層)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面側に形成された導電性
    のコア層と、上記コア層の周囲に絶縁層を介して形成さ
    れた導電性のシールド層とにより、同軸線路として機能
    する素子を形成したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記半導体基板の主
    面側には上記同軸線路として機能する素子の他に、トラ
    ンジスタ等の複数の能動素子およびこれらの能動素子を
    接続する配線が形成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板の主面側に形成された第1絶
    縁層と、 上記第1絶縁層上に形成された第1導電層と、 上記第1導電層上に形成され上記第1導電層に達する第
    1開口部および第2開口部を有する第2絶縁層と、 上記第2絶縁層上に形成されるとともに上記第1開口部
    を通して上記第1導電層に接続される第2導電層と、 上記第2絶縁層上に形成されるとともに上記第2開口部
    を通して上記第1導電層に接続される第3導電層と、 上記第2絶縁層上に形成されかつ上記第2導電層と上記
    第3導電層との間に形成された第4導電層と、 上記第2絶縁層上、上記第2導電層上、上記第3導電層
    上および上記第4導電層上に形成され、上記第2導電層
    に達する第3開口部および上記第3導電層に達する第4
    開口部を有する第3絶縁層と、 上記第3絶縁層上に形成されるとともに上記第3開口部
    を通して上記第2導電層に接続され上記第4開口部を通
    して上記第3導電層に接続される第5導電層とにより、 同軸線路として機能する素子を形成したことを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記半導体基板の主
    面側には上記同軸線路として機能する素子の他に、トラ
    ンジスタ等の複数の能動素子およびこれらの能動素子を
    接続する配線が形成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の第1導電層は請求項4
    に記載の能動素子を構成するための電極材料と同一の材
    料で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の第2導電層および第3
    導電層は請求項4に記載の配線を形成する材料と同一の
    材料で形成されていることを特徴とする請求項4に記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の第4導電層は請求項4
    に記載の配線を形成する材料と同一の材料で形成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の第5導電層は請求項4
    に記載の配線を形成する材料と同一の材料で形成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
JP11431895A 1995-05-12 1995-05-12 半導体装置 Pending JPH08316416A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6891261B2 (en) 2000-12-06 2005-05-10 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device and method of manufacturing the same
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JP2017034155A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 大日本印刷株式会社 表示装置

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Effective date: 20020829