JPH08315949A - 電線規制ユニット - Google Patents

電線規制ユニット

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Publication number
JPH08315949A
JPH08315949A JP7122702A JP12270295A JPH08315949A JP H08315949 A JPH08315949 A JP H08315949A JP 7122702 A JP7122702 A JP 7122702A JP 12270295 A JP12270295 A JP 12270295A JP H08315949 A JPH08315949 A JP H08315949A
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JP
Japan
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electric wire
terminal
feeding
wire
clamp
Prior art date
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Application number
JP7122702A
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English (en)
Inventor
Hideki Nakamura
秀樹 中村
Katsuhito Wadama
勝仁 輪玉
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端子金具Tが圧着された電線Wが電線送給路R
内に戻される際に、確実に端子金具Tを送給路R内に搬
送する。 【構成】送給路Rに戻された端子金具Tを弾性的に受け
止めて、送給路Rから端子金具Tが外れることを規制す
る規制手段16を設ける。 【効果】電線Wが送給路Rから外れた状態で送給される
ことがなくなる。このため、電線Wのクランプミスを確
実に防止することができる。仮に細い電線に大きな端子
金具Tを圧着した場合においても、皮剥ぎ不良や端子圧
着不良を確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線規制ユニットに関
し、より詳細には、直線状に延びる送給路に沿って間欠
的に送給される電線の切断、切断された端部の皮剥ぎ、
および皮剥ぎされた端部への端子金具を連続的に圧着す
る連続端子圧着機に最適な電線規制ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定長さに切断された電線の
両端部に端子金具を圧着するようにした連続端子圧着機
がある(例えば、実開平4−78795号)。一般に、
この連続端子圧着機においては、送給路に沿って電線を
送給し、この送給路中で電線の切断および電線端部の皮
剥ぎを皮剥ぎ装置により行う。その後、皮剥ぎ装置に裁
断されることにより、電線送給方向下流側(いわゆる
「A端側」)で当該送給路中に位置する電線に関して
は、これをノズル付クランプによってクランプした状態
で、送給路を挟んだ両側にある端子圧着装置の一方に移
送し、当該電線の皮剥ぎ端部に端子金具を圧着する。ま
た、これと並行して、電線送給方向上流側(いわゆる
「B端側」)で当該送給路中に位置する電線に関して
は、これをインデックステーブルのクランプ機構によっ
てクランプした状態で、送給路を挟んだ両側にある端子
圧着装置の他方に移送し、当該電線の皮剥ぎ端部に端子
金具を圧着する。
【0003】ここで、A端側の皮剥ぎ端部に端子金具を
圧着した電線に対し、B端側の皮剥ぎ端部に端子金具を
圧着するために、A端側にて端子金具が圧着された電線
を、再び、送給路中に戻し、この電線を上記ノズル付ク
ランプから所定量送給して、クランプ機構に電線を受渡
し、B端側の端子圧着を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ノズル付クランプ
は、電線の端部をクランプした状態で送給路と略直交す
る面内で回動することにより、電線の皮剥ぎ端部を送給
路中の所定位置と、端子圧着装置の所定位置とに移動さ
せるように構成されている。このため、A端側で端子金
具が圧着された電線の端部は、自由状態で大きな慣性力
を伴い、端子圧着装置から送給路に戻されることにな
る。この慣性力の結果、電線の端部が送給路中の所期の
位置に戻ることができなくなり、電線のクランプ機構へ
の受渡し送給時に、送給した電線が送給路から外れてし
まい(以下、この現象を「噴線」という)、クランプ機
構に電線を送給することができなくなって、クランプミ
スが生じるという不具合があった。特に、細い電線に大
きな端子金具(例えばFクリンプ型の端子金具)を圧着
した場合には、慣性力もより大きくなり、電線の挙動を
制御することが困難になって上記不具合が頻繁に起きて
いた。そして、当然のことながら、噴線やクランプミス
が生じた場合には、皮剥ぎ不良や端子圧着不良が生じる
という問題があった。そのような不具合を解決するため
に、ノズル付クランプを送給路沿いに伸縮させる技術も
知られているが、その構成では、ノズル付クランプのメ
ンテナンスを頻繁に行う必要があり、故障も少なからず
生じるという問題があった。
【0005】本発明は上記不具合に鑑みてさなれたもの
であり、端子金具が圧着された電線を確実に電線送給路
中の所定位置に搬送することのできる電線規制ユニット
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、被覆された電線を
直線状の送給路に沿って送給する電線送給手段、送給さ
れた電線を上記送給路中で切断するとともに、切断され
た両電線の端部を皮剥ぎする皮剥ぎ手段、上記送給路の
側方に配置され、且つ切断された電線の、当該電線送給
方向上流側に形成された皮剥ぎ端部に端子金具を圧着す
るための端子圧着装置、および上記端子圧着装置に、電
線の上記皮剥ぎ端部を停止させる圧着側姿勢と、端子金
具が圧着された電線を上記端子圧着装置から搬送路中に
戻す送給側姿勢とに、上記送給路に平行な軸線の回りに
回動自在な電線送給用のノズル付クランプを備えた連続
端子圧着機に併用される電線規制ユニットであって、上
記ノズル付クランプが圧着側姿勢から送給側姿勢に移行
することにより電線の皮剥ぎ端部に圧着された端子金具
が送給路に戻る際に、当該端子金具を弾性的に受け止め
て上記送給路から端子金具が外れることを規制する規制
手段を設けていることを特徴とする電線規制ユニットで
ある。
【0007】また、請求項2記載の構成は、請求項1記
載の電線規制ユニットにおいて、上記規制手段は、皮剥
ぎ手段に装着される取付け部材と、取付け部材に片持ち
状に担持され、送給路中に戻される端子金具と対向する
板ばね部材とを含んでいるものである。
【0008】また、請求項3記載の構成は、請求項2記
載の電線規制ユニットにおいて、上記皮剥ぎ手段は、取
付け部材を担持するカッタホルダと、カッタホルダに着
脱可能に取り付けられた刃とを含み、上記規制手段の取
付け部材は、それが上記刃を覆うことにより、板ばね部
材が送給路中に送られる端子金具を規制可能な規制位置
と、上記刃を解放することによりカッタホルダからの刃
の交換を許容する解放位置とに変位可能に構成されてい
るものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成では、端子圧着装置の所定
部から送給路中の所定位置に電線が移動されると、端子
金具が規制手段によって弾性的に受け止められ、上記所
定位置に送られる。また、請求項2記載の構成では、板
ばね部材に端子金具が当接することにより、端子金具
は、弾性的に受け止められる。
【0010】また、請求項3記載の構成では、取付け部
材を変位させることにより、皮剥ぎ手段の刃を容易に交
換することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
を示す斜視図であり、図2ないし図6は、図1の実施例
が採用されている連続端子圧着機の概略構成を示す平面
略図である。また図7は、図1の実施例の要部を拡大し
て示す正面部分略図である。
【0012】先ず、図2を参照して、本実施例に係る連
続端子圧着機1は、図の上下方向に沿って直線状に延び
る電線送給路Rを区画しており、この電線送給路Rに対
し、図示しない電線繰り出しロールから繰り出される被
覆電線Wを調尺しながら一方向(以下、「送給方向D」
という)に沿って送給する各一対の送給ローラ2a、2
bを備えている。送給ローラ2a、2bによって上記送
給路R中に送給された被覆電線Wを皮剥ぎするために、
連続端子圧着機1は、送給路Rを開閉することによって
被覆電線Wの切断並びに被覆部分に切込みを入れる皮剥
ぎ装置3を備えている。皮剥ぎ装置3は、一対のカッタ
ホルダ3A、3B上に、それぞれ電線切断用の切断刃3
aを着脱可能に固定して対をなしているとともに、各カ
ッタホルダ3A、3B上に、切断刃3aを挟んで送給方
向Dの前後に対向する2枚のストリップ刃3bを着脱可
能に固定して対をなしている公知の構成のものである。
【0013】さらに、裁断された被覆電線Wの当該送給
方向Dの下流側の皮剥ぎ端部(いわゆる「A端側の皮剥
ぎ端部」)に端子金具Tを圧着するために、送給路Rを
挟んだ状態で皮剥ぎ装置3の一側部(図2の左側部)に
は、A端側の端子圧着装置4が配置されているととも
に、他側部(図2の右側部)には、当該送給方向Dの上
流側の皮剥ぎ端部(いわゆる「B端側の皮剥ぎ端部」)
に端子金具Tを圧着するためのB端側の端子圧着装置5
が配置されている。
【0014】また、送給方向Dの上流側の被覆電線Wを
移動したり送給したりするために、上記送給路Rの皮剥
ぎ装置3よりも上流側には、移動クランプ装置6が配置
されている。移動クランプ装置6は、図示しない周知の
駆動機構により送給路Rと平行な回動軸61回りに回動
する回動アーム62と、旋回アーム62の自由端に設け
られ、電線Wをクランプするノズル付クランプ64とを
含んでいる。そして、上記図示しない駆動機構により、
ノズル付クランプ64は、送給路Rと直交する面内で回
動されて、A端側の皮剥ぎ端部を停止させる圧着側姿勢
(図5参照)と、端子金具Tが圧着された被覆電線Wを
上記A端側の端子圧着装置4から搬送路R中に戻す送給
側姿勢(図2〜図4、図6参照)とに被覆電線Wを移動
させるように構成されている。さらに、上記駆動機構
は、上述した皮剥ぎ装置3による被覆電線Wの切断後
に、移動クランプ装置6のノズル付クランプ64を送給
路Rの上下流方向に移動させて、切断された被覆部分を
剥ぎ取り、被覆電線Wに皮剥ぎ端部を形成するように構
成されている。
【0015】他方、皮剥ぎ装置3によって切断された送
給方向D下流側の被覆電線Wを処理するために、上記送
給路R他側部の、皮剥ぎ装置3よりも下流側には、送給
路Rと直交する面内で間欠的に回動する円盤状のインデ
ックステーブル7が配置されている。このインデックス
テーブル7の外周部には、一定間隔を隔てて電線クラン
プ部71が配設されており、その一つが上記送給路Rに
臨んで、皮剥ぎ装置3によって切断された送給方向D下
流側の被覆電線Wをクランプするとともに、インデック
ステーブル7が間欠的に回動することにより、被覆電線
WのB端側の皮剥ぎ端部を端子圧着装置5に搬送し、さ
らに、端子金具Tの圧着後に排出部8に移動するように
構成されている。本実施例においては、このインデック
ステーブル7も図示しない駆動機構により、所定のタイ
ミングで送給路Rの上下流方向に移動されて、切断され
た被覆部分を剥ぎ取り、被覆電線Wに皮剥ぎ端部を形成
するように構成されている。
【0016】なお、本実施例において、送給路Rのイン
デックステーブル7と皮剥ぎ装置3との間には、送給路
R内に被覆電線Wを案内するガイド部材9が設けられて
いる。上述した各端子圧着装置4、5は、機枠1の上面
に固定された基台41、51にダイセット42、52が
配置された公知の構成のものである。この端子圧着装置
4、5においては、複数連結された端子金具Tを、上記
ダイセット42、52によって1つずつ被覆電線Wの皮
剥ぎ端部にかしめながら、各端子金具Tとそれに後続す
る連結端子帯との間を切断するようになっている。
【0017】以上のような構成において、本実施例に係
る皮剥ぎ装置3には、送給路Rの他側部側のカッタホル
ダ3B上に装着された電線規制ユニット10が装着され
ている。図1を参照して、この電線規制ユニット10
は、皮剥ぎ装置3のカッタホルダ3B上に装着される板
状の取付け部材11を備えている。この取付け部材11
は、カッタホルダ3Bの上に配置されており、六角孔ボ
ルト12によって、回動可能に取付けられている。
【0018】取付け部材11には、ビス13が螺合して
おり、このビス13によって、連結片14が取付け部材
11の上面に止定されている。連結片14は、上記ビス
13を挿通するための長孔14Aが形成された取付け部
14Bと、取付け部14Bから連続して、斜めに立ち上
がる起立部14Cと、起立部14Cの自由端から連続し
て、取付け部14Bと直交する方向に上向きに延びる止
定部14Eとを備えた金属製の板片である。さらに、連
結片14の上記止定部14Eには、ビス15が螺合して
おり、このビス15によって、板ばね部材16の上端部
が、片持ち状に止定部14Eに止定されている。
【0019】上記板ばね部材16は、ポリエチレン樹脂
やアクリル樹脂等の樹脂成形品であり、所定の弾性を備
えている。板ばね部材16は、後述する動作説明におい
て、端子金具Tが戻るところで送給路Rに面している。
これとともに、板ばね部材16は、上記送給路Rと直交
する垂直方向に沿っている。そして、板ばね部材16の
自由端は、相手側のカッタホルダ3Aとの干渉を回避可
能な位置で垂下しており、これによって、図7に示すよ
うに、送給路Rに搬送される端子金具Tを弾性的に受け
止めることができるように構成されている。
【0020】ところで、上述したように、取付け部材1
1は、六角孔ボルト12によって、回動可能に支持され
ている。この取付け部材11を定位置にロックするため
に、当該取付け部材11とカッタホルダ3Bとの間に
は、周知のボールロック機構17が介装されている。そ
して、このボールロック機構17により、取付け部材1
1は、図1に実線で示すように、板ばね部材16が送給
路R中に送られる端子金具Tを規制可能な規制位置と、
二点鎖線で板ばね部材16の一部を示すように、皮剥ぎ
装置3の各刃3a、3bを解放して、カッタホルダ3B
からの刃3a、3bの交換を許容する解放位置との間
に、六角孔ボルト12回りに回動可能に構成されてい
る。なお、上述した長孔14Aは、上記規制位置におい
て、送給路Rと直交する方向に長く延びており、これに
よって、板ばね部材16の送給路Rとの対向距離を調整
できるように構成されている。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、図2を参照して、被覆電線Wは、上述した送給ロ
ーラ2a、2bによって、所定長さ調尺された状態で送
給路R中に送給される。そして、送給された被覆電線W
が予め設定された長さに至ると、インデックステーブル
7の電線クランプ71のうち、送給路Rに臨んでいるも
のが、上記被覆電線Wを把持して、被覆電線Wを止定す
る。このとき、被覆電線Wは、移動クランプ装置6のノ
ズル付クランプ64によってもクランプされることによ
り、ノズル付クランプ64との間で、所定の張力が付与
された状態で送給路Rに沿い、直線状に延びている。
【0022】次に、図3を参照して、被覆電線Wが送給
路R中に止定されると、皮剥ぎ装置3の各カッタホルダ
3A、3Bが互いに接近し、切断刃3aによって被覆電
線Wを裁断するとともに、ストリップ刃3bよって、切
断された被覆電線Wの被覆端部に切込みを入れる。その
後、図4に示すように、ノズル付クランプ64が送給方
向Dと反対側に被覆電線Wを引き離すとともに、インデ
ックステーブル7が送給方向Dに被覆電線Wを引き離す
ことにより、被覆電線Wには、それぞれA端側の皮剥ぎ
端部とB端側の皮剥ぎ端部とが形成される。その後、ノ
ズル付クランプ64およびインデックステーブル7は、
それぞれ送給路Rに沿って互いに元の位置に戻る。
【0023】さらに、図5に示すように、対応する方向
に回動することにより、ノズル付クランプ64に関して
は、圧着側姿勢に変位して、A端側の端子圧着装置4に
被覆電線Wを搬送するとともに、インデックステーブル
7に関しては、B端側の端子圧着装置5に被覆電線Wを
搬送して、各被覆電線Wの皮剥ぎ端部を対応する端子圧
着装置4、5のダイセット42、52に供給し、端子圧
着を行う。
【0024】その後、図6に示すように、ノズル付クラ
ンプ64は、送給側姿勢に戻り、A端側の端子圧着が終
了した被覆電線Wを送給路Rに戻す。この際、ダイセッ
ト42から送給路Rに戻される被覆電線Wおよび被覆電
線Wに圧着された端子金具Tには、大きな慣性力が作用
しているのであるが、本実施例においては、図7に示す
ように、上述した板ばね部材16により、端子金具Tが
送給路Rに戻る際に、当該端子金具Tを弾性的に受け止
めて、送給路Rの所定位置から端子金具Tが外れないよ
うに規制している。
【0025】このように、本実施例においては、端子圧
着装置4のダイセット42から送給路R中の所定位置に
被覆電線Wが移動されると、端子金具Tが規制手段とし
ての板ばね部材16によって弾性的に受け止められ、上
記所定位置(図6の実線で示す位置)に送られるので、
噴線やそれに起因するクランプミスを確実に防止するこ
とができる。従って、仮に細い被覆電線Wに大きな端子
金具(例えば、図1に示すようなFクリンプ型の端子金
具)Tを圧着した場合においても、皮剥ぎ不良や端子圧
着不良を確実に防止することができるという顕著な効果
を奏する。また、連続端子圧着機1のノズル付クランプ
64に何等特殊な加工を施す必要がないので、ノズル付
クランプ64に加工を施したものに比べ、簡素な構成で
上記効果を奏することができるという利点もある。
【0026】特に、本実施例では、板ばね部材16に端
子金具Tが当接することにより、端子金具Tが弾性的に
受け止められるので、極めて簡素な構成によって、端子
金具Tの位置ずれ規制を行うことができる。従って、噴
線等による皮剥ぎ不良や端子圧着不良をより廉価な構成
で解消することができるという利点がある。また、上述
したように、取付け部材11を回動させ、板ばね部材1
6を変位させることにより、皮剥ぎ装置3の切断刃3a
やストリップ刃3bを容易に交換することが可能になる
ので、作業性が向上するという利点がある。また、取付
け部材11自身を変位可能に構成していることから、板
ばね部材16が不要な場合にも、当該板ばね部材16を
変位させ、端子金具Tの規制を回避することが可能にな
る。
【0027】なお、上述した実施例は本発明の好ましい
具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施例に
限定されないものであることは云うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成では、端子圧着装置の所定部から送給路中の
所定位置に電線が移動されると、端子金具が規制手段に
よって弾性的に受け止められ、上記所定位置に送られる
ので、噴線やそれに起因するクランプミスを確実に防止
することができる。従って、仮に細い電線に大きな端子
金具(例えばFクリンプ型の端子金具)を圧着した場合
においても、皮剥ぎ不良や端子圧着不良を確実に防止す
ることができるという顕著な効果を奏する。また、連続
端子圧着機のノズル付クランプに何等特殊な加工を施す
必要がないので、ノズル付クランプに加工を施したもの
に比べ、簡素な構成で上記効果を奏することができると
いう利点もある。
【0029】また、請求項2記載の構成では、板ばね部
材に端子金具が当接することにより、端子金具は、弾性
的に受け止められるので、極めて簡素な構成によって、
端子金具の位置ずれ規制を行うことができる。従って、
噴線等による皮剥ぎ不良や端子圧着不良をより廉価な構
成で解消することができるという利点がある。また、請
求項3記載の構成では、取付け部材を変位させることに
より、皮剥ぎ手段の刃を容易に交換することが可能にな
るので、作業性が向上するという利点がある。また、取
付け部材自身を変位可能に構成していることから、板ば
ね部材が不要な場合にも、当該板ばね部材を変位させ、
端子金具Tの規制を回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例が採用されている連続端子圧着機
の概略構成を示す平面略図である。
【図3】図1の実施例が採用されている連続端子圧着機
の概略構成を示す平面略図である。
【図4】図1の実施例が採用されている連続端子圧着機
の概略構成を示す平面略図である。
【図5】図1の実施例が採用されている連続端子圧着機
の概略構成を示す平面略図である。
【図6】図1の実施例が採用されている連続端子圧着機
の概略構成を示す平面略図である。
【図7】図1の実施例の要部を拡大して示す正面部分略
図である。
【符号の説明】
1 連続端子圧着機 3 皮剥ぎ装置(皮剥ぎ手段) 3a 切断刃 3b ストリップ刃 4 端子圧着装置 6 移動クランプ装置 10 電線規制ユニット 11 取付け部材 16 板ばね部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆された電線を直線状の送給路に沿って
    送給する電線送給手段、送給された電線を上記送給路上
    で切断するとともに、切断された両電線の端部を皮剥ぎ
    する皮剥ぎ手段、上記送給路の側方に配置され、且つ切
    断された電線の、当該電線送給方向上流側に形成された
    皮剥ぎ端部に端子金具を圧着するための端子圧着装置、
    および上記端子圧着装置に、電線の上記皮剥ぎ端部を停
    止させる圧着側姿勢と、端子金具が圧着された電線を上
    記端子圧着装置から搬送路中に戻す送給側姿勢とに、上
    記送給路に平行な軸線の回りに回動自在な電線送給用の
    ノズル付クランプを備えた連続端子圧着機に併用される
    電線規制ユニットであって、 上記ノズル付クランプが圧着側姿勢から送給側姿勢に移
    行することにより電線の皮剥ぎ端部に圧着された端子金
    具が送給路に戻る際に、当該端子金具を弾性的に受け止
    めて上記送給路から端子金具が外れることを規制する規
    制手段を設けていることを特徴とする電線規制ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線規制ユニットにおい
    て、 上記規制手段は、皮剥ぎ手段に装着される取付け部材
    と、取付け部材に片持ち状に担持され、送給路中に戻さ
    れる端子金具と対向する板ばね部材とを含んでいるもの
    である。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電線規制ユニットにおい
    て、 上記皮剥ぎ手段は、取付け部材を担持するカッタホルダ
    と、カッタホルダに着脱可能に取り付けられた刃とを含
    み、 上記規制手段の取付け部材は、それが上記刃を覆うこと
    により、板ばね部材が送給路中に送られる端子金具を規
    制可能な規制位置と、上記刃を解放することによりカッ
    タホルダからの刃の交換を許容する解放位置とに変位可
    能に構成されているものである。
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JP (1) JPH08315949A (ja)

Cited By (2)

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