JP3733851B2 - 自動電線加工装置のセンタリングゲージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動電線加工装置のセンタリングゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にワイヤーハーネスは、多数の電線をコネクタ等で接続することにより、所定の回路を形成する電気配線システムであり、その製造過程においては、電線を調尺して裁断し、裁断された電線の両端に端子を圧着した自動電線加工装置が採用されている(例えば特許第3006390号参照)。
【0003】
図1は一般的な自動電線加工装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は図1の自動電線加工装置の概略構成を示す平面略図である。
【0004】
これらの図を参照して、自動電線加工装置1は、送給部10と加工部20とを有している。送給部10は、被覆電線Wの定寸送り装置11と、定寸送り装置11から送給された被覆電線Wの曲がりを矯正するストレートナ12と、ストレートナ12を通過した被覆電線Wを送出する送出ローラ14a、14bと、送出ローラ14a、14bに繰り出された被覆電線Wを貯留して送出量を調整するストック部15とを有しており、この送給経路中の適所に配置されたロータリーエンコーダによって送給量を制御するようにしている。
【0005】
他方、加工部20には、水平面上に直線状に規定される電線送給ラインPHの両側に配置される一対のプレス装置21、22と、上記電線送給ラインPHに沿って送給部10のストック部15から被覆電線Wを送給方向Dに送給する一対の送給ローラ23と、送給ローラ23から繰り出された被覆電線Wを切断/皮剥ぎするための切断/皮剥ぎユニット24と、上記電線送給ラインPHの切断/皮剥ぎユニット24よりも上流側に配置された移動クランプ装置25と、この移動クランプ装置25と協働して切断/皮剥ぎユニット24に切断された被覆電線Wを処理するためのインデックステーブル26(図2のみ図示)とを備えている。
【0006】
上記一対のプレス装置21、22は、切断/皮剥ぎユニット24によって切断/皮剥ぎされた被覆電線Wの皮剥ぎ端部に端子Ta、Tbを圧着する端子圧着ユニット21a、22aをそれぞれ備えている。
【0007】
上記送給ローラ23は、送給部10(図1参照)のロータリーエンコーダ(図示せず)によって計量された長さだけ所定のタイミングで上記電線送給方向Dに沿って電線を送給するものである。
【0008】
上記切断/皮剥ぎユニット24は、詳しくは後述するように一対のカッタホルダ30に担持されたカッタ群24Gを駆動して、送給された被覆電線Wを上記電線送給ラインPH上で切断/皮剥ぎするためのものである。
【0009】
上記移動クランプ装置25は、図示しない周知の駆動機構に駆動させることにより電線送給ラインPHと平行な回動軸25a回りに回動する回動アーム25bと、回動アーム25bの自由端に設けられ、被覆電線Wをクランプするノズル付クランプ25cとを含んでいる。そして、上記図示しない駆動機構により、ノズル付クランプ25cは、電線送給ラインPHと直交する面内で回動されて、A端側の皮剥ぎ端部を停止させる圧着側姿勢(図2の仮想線で示す姿勢)と、端子Taが圧着された被覆電線Wを上記A端側のプレス装置21の端子圧着ユニット21aから電線送給ラインPH中に戻す送給側姿勢(図2の実線で示す姿勢)とに被覆電線Wを移動させるように構成されている。
【0010】
上記インデックステーブル26は、電線送給ラインPHと直交する面内で間欠的に回動する円盤状の部材であり、その外周部分には径方向に突出させたクランプ26aを備えている。そして、上記移動クランプ装置25と連動させてこのインデックステーブル26を、その軸26b回りに間欠的に回動させることにより、各クランプ26aを上記電線送給ラインPHに臨ませて、電線送給ラインPH上の被覆電線Wをクランプし、切断/皮剥ぎユニット24の下流側に形成される調尺被覆電線Wの処理を行い、B端側の皮剥ぎ端部を当該B端側のプレス装置22の端子圧着ユニット22aに搬送し、さらに圧着後の被覆電線Wを収容器27内に収容するためのものである。
【0011】
図3は図1の自動電線加工装置に係る切断/皮剥ぎユニット24の概略構成を示す斜視図であり、図4は図1の自動電線加工装置に係る切断/皮剥ぎユニット24の駆動構成を例示したものであり、(A)は断面略図、(B)は底面略図である。
【0012】
以上のような装置において、切断/皮剥ぎユニット24には、送給路上の被覆電線Wに対して、開閉運動によって切断、及び被覆切込みを行うカッタ群24Gが設けられている。このカッタ群24Gは、一対の切断刃24aと、切断刃24aの送給方向の前後に配設された二対のストリップ刃24bとを備えている。
【0013】
これらカッタ群24Gは、上記電線送給ラインPHを挟んで対称に配置されたカッタホルダ30によって保持されている。
【0014】
各カッタホルダ30は、平面視略コの字状に開いて各カッタ群24Gを収容するための収容凹部30aを有している。そして、各収容凹部30aにカッタ群24Gを上述した配列で配置し、ボルト30bで固定することにより、各カッタ群24Gを一体的に保持している。なお図3において、24cは各カッタ群24G間に介装されるスペーサである。
【0015】
図4(A)(B)を参照して、このカッタホルダ30を介してカッタ群24Gを、当該電線送給ラインPHと直交する開閉方向DLに沿って連動させ、被覆電線Wの裁断(或いは皮剥ぎ時における被覆部分の切り込み)を行うために、各カッタホルダ30は、共通のピニオンギヤ31と噛合するラックギヤ32a、32bをそれぞれ備えており、各ラックギヤ32a、32bをピニオンギヤ31を中心に点対称形に配置するとともに、一方のカッタホルダ30をアーム33で駆動することにより、各カッタ群24Gが上記電線送給ラインPHを閉じて当該被覆電線Wを切り込む切り込み位置と上記電線送給ラインを開放する開放位置との間で電線送給ラインPHを開閉することができるように構成されている。
【0016】
上述のような自動電線加工装置において、加工される被覆電線Wの品質を高く維持し、歩留まりを高めるためには、切断/皮剥ぎユニット24の上流側と下流側との間で、上記ノズル付クランプ25cの電線送出位置と、インデックステーブル26のクランプ26aによる電線クランプ位置とのアラインメントが、電線送給ラインPH上で精緻に一致されている(いわゆる芯合わせされている)必要がある。かかるアラインメントを調整するため、従来では、切断/皮剥ぎユニット24のセンター出しを図5に示すゲージを用いて行い、ゲージによって出されたセンターを正規のセンターラインとして、切断/皮剥ぎユニット24、移動クランプ装置25のノズル付クランプ25c、並びにインデックステーブル26のクランプ26aのアラインメントを調整していた。
【0017】
図5は従来のセンター出し方法を示す斜視図である。
【0018】
同図を参照して、図示の例では、各カッタホルダ30の両収容凹部30aによって形成される空間Sに収容可能なソリッド状のゲージ40を採用している。ゲージ40の中央部には、センター出し用の基準孔41が形成されている。そして、センター出しを行う際には、ゲージ40を上記空間Sに収容する一方、ピン状の治具(図示せず)を上記移動クランプ装置25のノズル付クランプ25c(図2参照)に装着し、この治具をゲージ40の基準孔41に挿通することにより、位置合わせを行っていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4で示したように、各カッタホルダ30、30は、例えば加工する各種電線サイズ違いにより、自動電線加工装置毎に両者の対向間隔が大きくばらついている。そのため図5に示すように、ゲージ40の当該開閉方向DLに沿う長手寸法Lと空間Sを規定する各カッタホルダ30の内側壁間の距離Aとが必ずしも一致せず、ゲージ40が両カッタホルダ30、30間でがたつくという問題があった。そのようながたつきが生じた場合には、基準孔41が正規のセンターラインからずれてしまうので、この基準孔41に基づいて電線送給ラインとの芯合わせを行っても精度よくアラインメントを調整することができなかった。
【0020】
特に、図4(A)(B)で示したように、各カッタホルダ30、30がピニオンギヤ31とラックギヤ32a、32bとによって連結されていることから、カットホルダ30、30間のセンター出しを精緻に行う際には、両カットホルダ30、30を下死点(両者が最も近接した位置)で停止させることが基本となる。しかし、上記距離Aがゲージ40の長手寸法Lと合致しない場合には、下死点でのセンター出しを行うことができないため、作業者は、距離Aとゲージ40の長手寸法Lとを一致させるまで、大変困難な作業を繰り返す必要があった。そのため、作業者によってセンター出しの精度が大きくばらつき、信頼性が乏しかった。
【0021】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、自動電線加工装置の切断/皮剥ぎユニットにおけるセンター出しを容易且つ精緻に行うことのできる自動電線加工装置のセンタリングゲージを提供することを課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、電線送給ラインを挟んで対称に配置された一対のカッタホルダと、各カッタホルダ毎に保持されて対をなすカッタ群と、各カッタ群が上記電線送給ラインを閉じて当該電線を切り込む切り込み位置と上記電線送給ラインを開放する開放位置との間で開閉するように各カッタホルダを開閉駆動する開閉駆動機構とを備えた自動電線加工装置の芯合わせを行うための自動電線加工装置のセンタリングゲージであって、各カッタホルダに片持ち状に装着可能に設けられて対をなすとともに、該カッタホルダに装着された際に正規のセンターラインを通る位置で重なり合うように上記カッタ群の開閉方向に延びる横開口部がそれぞれ形成されている一対のガイドゲージ片と、各ガイドゲージ片に対して相対変位可能に連結されるとともに、連結時に各ガイドゲージ片の両横開口部と直交した姿勢で重なり合う縦開口部が形成されている連結ゲージ片と、連結ゲージ片および各ガイドゲージ片にそれぞれ設けられ、各カッタホルダの対向間隔に拘らず上記横開口部と縦開口部とが正規のセンターライン上で交差するように、上記連結ゲージ片と各ガイドゲージ片との連結位置を位置合わせするカム機構とを備えていることを特徴とする自動電線加工装置のセンタリングゲージである。
【0023】
この発明によれば、予めガイドゲージ片をカッタホルダに装着し、各ガイドゲージ片の横開口部を重ね合わせることにより、電線送給ラインの上下方向の位置を規定することができる。この際、各横開口部は、当該カッタ群が電線送給ラインを開閉する方向に沿って長く延びているので、各カッタホルダ間の対向間隔にばらつきがあっても、そのばらつき寸法は、横開口部によって吸収される。さらに、両横開口部と交差する縦開口部を有する連結ゲージ片を設け、この連結ゲージ片を各ガイドゲージ片と連結可能に構成しているので、この連結ゲージ片の縦開口部により、電線送給ラインの左右方向(上記カッタ群が電線送給ラインを開閉する方向)の位置が規定される。しかも、これら両開口部は、各ガイドゲージ片と連結ゲージ片との連結位置がカム機構によって調整されることにより、両カッタホルダの対向間隔に拘らず正規のセンターライン上で重なり合うことになる。したがって、これら各ゲージ片の各開口部の交差部分を基準にして、各部の芯合わせを行うことにより、精度よくアラインメントを調整することができる。
【0024】
好ましい態様において、上記カム機構は、両ガイドゲージ片の自由端にそれぞれ設けられて対称形をなし、下側が相手側のカッタホルダに近接するように傾斜するガイド上面と、上記連結ゲージ片に形成され、各ガイド上面と摺動可能に着座するテーパ面とを含んでいる。
【0025】
このようにすると、両ガイドゲージ片の上方から連結ゲージ片を載置し、各ガイドゲージ片のガイド上面に連結ゲージ片のテーパ面を着座させることにより、連結ゲージ片の自重によって一層容易に縦開口部をセンター寄せすることが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態に対して詳述する。
【0027】
図6は本発明の実施の一形態に係るセンタリングゲージ50の組み付け状態を示す斜視図であり、図7は図6のセンタリングゲージ50の構成を示す分解斜視図である。
【0028】
これらの図を参照して、図示の実施形態におけるセンタリングゲージ50は、一対のガイドゲージ片51と、これらガイドゲージ片51と連結される連結ゲージ片60とが組み付けられることにより、センター出しを行うためのものである。
【0029】
上記ガイドゲージ片51は、カッタホルダ30の当該切断刃取り付け位置に装着される取り付け板部52と、各取り付け板部52から突出するゲージブレード53とを一体に有している金属部材である。図3で説明したカッタ群24Gの切断刃24aに概ね対応する外形に形成されており、これによって各ガイドゲージ片51は、上記図3で説明したカッタ群24Gを取り除き、切断刃24a(図3参照)の位置に装着することが可能になっている。各取り付け板部52は図略のスペーサ(図3に示すスペーサ24c参照)とともにボルト30bで固定されるものである。
【0030】
図7に示すように、各ガイドゲージ片51のゲージブレード53は、取り付け板部52よりも幾分薄く設定されており、その一端面53aが取り付け板部52と面一に形成されている一方、他端面53bが取り付け板部52との間で段差を形成している。そして、組み付け時においては、各ゲージブレード53の他端面53b、53bの自由端側が重なり合うように対称形に配置される。
【0031】
各ゲージブレード53の自由端には、組み付け時において、正規のセンターラインを通る長孔状のスリット(横開口部)56が形成されている。スリット56は、各カッタ群24Gの開閉方向DLに沿って水平に延びている。また、その上下高さ(スリット幅)h1は、電線送給ラインPHを挿通する電線の直径や交差を考慮して設定されており、例えば3mmに設定されている(図7参照)。そして、これらスリット56、56は、各ゲージブレード53の組み付け時に互いに電線送給ラインPHを通る水平線上で重なり合うように設定されている。
【0032】
さらに各ゲージブレード53の自由端には、下側が相手側に延びるように傾斜したガイド上面57(カム機構の構成要素)が形成されている。このガイド上面57は、次に説明する連結ゲージ片60を着座させ、互いに連結ゲージ片60を相手側にスライドさせることにより、センター寄せするためのものである。
【0033】
図7を参照して、連結ゲージ片60は、一対のピース61、62を重ね合わせ、両ピース61、62をねじ63で連結することにより構成されている。このねじ63で両ピース61、62を連結するために、一方のピース61にはねじ孔63aが、他方のピース62には挿通孔63bが、それぞれ形成されているが、それ以外の点については、これら各ピース61、62は同一仕様に構成されている。
【0034】
各ピース61、62は、上記ガイド上面57に摺接可能な摺接面61a、62a(カム機構の構成要素)が形成されているとともに、この摺接面61a、62aと連続する接合内面61b、62bとを有しており、これら各面61a、61b(62a、62b)は、各ピース61、62の組み付け時において下向きに開くスリットSTを形成している(図6参照)。そして、連結ゲージ片60のガイドゲージ片51への連結時には、接合内面61b、62bを対応するゲージブレード53の一端面53aに接合させた状態で、両ガイドゲージ片51、51の上方から連結ゲージ片60を載置し、連結ゲージ片60の自重によって、摺接面61a、62aを対応するゲージブレード53のガイド上面57に摺接させることにより、連結ゲージ片60は、カッタホルダ30、30の対向間隔に拘らず、精緻に中央に寄せられるようになっている。
【0035】
各ピース61、62の中央部には、下向きに開く長孔状のスリット(縦開口部)66がそれぞれ形成されている。このスリット66のスリット幅h2は、横開口部を構成するスリット56と同様に、電線送給ラインPHを挿通する電線の直径や交差を考慮して設定されており、例えば3mmに設定されている(図7参照)。そして、これらスリット66は、各ゲージブレード53に対して連結ゲージ片60を載置した際に、当該ゲージブレード53の両スリット56と重なり合うように設定されている。さらに上述したカム機構(ガイド上面57、摺接面61a、62a)の作用により、スリット66は、各カッタホルダ30の対向間隔に拘らず中央に寄せられるので、これら各スリット56、66は、各ガイドゲージ片51と連結ゲージ片60との組み付け時において、当該勝ったホルダ30の対向間隔に拘らず、精緻に電線送給ラインPH上で交差する。
【0036】
図8(A)(B)は図6の実施形態に係るセンタリングゲージ50のセンター出しの状態を示す正面略図である。
【0037】
同図を参照して、自動電線加工装置1の各カッタホルダ30は、その号機や使用状態によって、開閉方向DLに沿う対向間隔A1、A2が異なっている。そのような場合においても、本実施形態に係るセンタリングゲージ50においては、
▲1▼ 各ガイドゲージ片51に形成されたスリット56によって上下寸法が精緻に位置決めされる一方、対向間隔A1、A2のばらつきを吸収することができること、
▲2▼ 各ガイドゲージ片51に連結される連結ゲージ片60のスリット66がカム機構(ガイド上面57、摺接面61a、62a)の作用により、各カッタホルダ30の対向間隔に拘らず精緻に中央に寄せられること、および
▲3▼ 連結ゲージ片60のスリット66によって、幅寸法が精緻に位置決めされること
により、各スリット56、66は、各カッタホルダ30の対向間隔A1、A2に拘らず正規のセンターライン上で交差する。
【0038】
したがって本実施形態においては、電線送給ラインPHに沿って自動電線加工装置1(図1参照)各部のアラインメントを調整するに当たり、切断/皮剥ぎユニット24のセンター出しを精緻に行い、そのセンターに基づいて、切断/皮剥ぎユニット24の上流側と下流側との間で、電線送出位置と電線クランプ位置(図2参照)とを精緻に芯合わせすることができるという顕著な効果を奏する。
【0039】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0040】
例えば各ガイドゲージ片51、51は、上記開閉方向DL沿いに相対変位可能な連結体であってもよい。
【0041】
また、各スリット56、66に代えて長孔で開口部を構成してもよい。
【0042】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各ガイドゲージ片の横開口部と連結ゲージ片の縦開口部とを組み合わせることによって、カッタホルダの対向間隔のばらつきを吸収し、容易且つ精緻にセンター出しを行うことが可能になるので、切断/皮剥ぎユニットの上流側と下流側との間で、電線送出位置と電線クランプ位置とを精緻に電線送給ライン上に芯合わせすることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な自動電線加工装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 図1の自動電線加工装置の概略構成を示す平面略図である。
【図3】 図1の自動電線加工装置に係る切断/皮剥ぎユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図4】 図1の自動電線加工装置に係る切断/皮剥ぎユニット24の駆動構成を例示したものであり、(A)は断面略図、(B)は底面略図である。
【図5】 従来のセンター出し方法を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の一形態に係るセンタリングゲージの組み付け状態を示す斜視図である。
【図7】 図6のセンタリングゲージの構成を示す分解斜視図である。
【図8】 (A)(B)は図6の実施形態に係るセンタリングゲージのセンター出しの状態を示す正面略図である。
【符号の説明】
1 自動電線加工装置
24 切断/皮剥ぎユニット
30 カッタホルダ
50 センタリングゲージ
51 ガイドゲージ片
56 スリット(横開口部)
57 ガイド上面(カム機構の構成要素)
60 連結ゲージ片
61a 摺接面(カム機構の構成要素)
A1、A2 対向間隔
D 電線送給方向
DL 開閉方向
PH 電線送給ライン
W 被覆電線
Claims (2)
- 電線送給ラインを挟んで対称に配置された一対のカッタホルダと、
各カッタホルダ毎に保持されて対をなすカッタ群と、
各カッタ群が上記電線送給ラインを閉じて当該電線を切り込む切り込み位置と上記電線送給ラインを開放する開放位置との間で開閉するように各カッタホルダを開閉駆動する開閉駆動機構とを備えた自動電線加工装置の芯合わせを行うための自動電線加工装置のセンタリングゲージであって、
各カッタホルダに片持ち状に装着可能に設けられて対をなすとともに、該カッタホルダに装着された際に正規のセンターラインを通る位置で重なり合うように上記カッタ群の開閉方向に延びる横開口部がそれぞれ形成されている一対のガイドゲージ片と、
各ガイドゲージ片に対して相対変位可能に連結されるとともに、連結時に各ガイドゲージ片の両横開口部と直交した姿勢で重なり合う縦開口部が形成されている連結ゲージ片と、
連結ゲージ片および各ガイドゲージ片にそれぞれ設けられ、各カッタホルダの対向間隔に拘らず上記横開口部と縦開口部とが正規のセンターライン上で交差するように、上記連結ゲージ片と各ガイドゲージ片との連結位置を位置合わせするカム機構と
を備えていることを特徴とする自動電線加工装置のセンタリングゲージ。 - 請求項1記載の自動電線加工装置のセンタリングゲージにおいて、
上記カム機構は、両ガイドゲージ片の自由端にそれぞれ設けられて対称形をなし、下側が相手側のカッタホルダに近接するように傾斜するガイド上面と、上記連結ゲージ片に形成され、各ガイド上面と摺動可能に着座するテーパ面とを含んでいることを特徴とする自動電線加工装置のセンタリングゲージ。
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