JPH08315937A - 無口金電球装置 - Google Patents
無口金電球装置Info
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- JPH08315937A JPH08315937A JP7118502A JP11850295A JPH08315937A JP H08315937 A JPH08315937 A JP H08315937A JP 7118502 A JP7118502 A JP 7118502A JP 11850295 A JP11850295 A JP 11850295A JP H08315937 A JPH08315937 A JP H08315937A
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- JP
- Japan
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- baseless
- flange portion
- bulb
- circuit board
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】回動操作を伴うことなく回路基板に挿脱するこ
とができるとともに、格別な電気接触片を用いずに回路
基板側と電気的な接続が可能となる無口金電球装置を提
供する。 【構成】一端に無口金電球1が挿入されるランプ挿入孔
12が開口された筒形のソケット本体11にフランジ部
13を形成し、このソケット本体11に、上記フランジ
部との間で回路基板30を挾持する弾性変形可能な引掛
け爪25を設けるとともに、上記無口金電球1より導出
されたリード線5,5をフランジ部13の上面に添って
配線した無口金電球装置である。 【作用】無口金電球装置を回路基板に真っ直ぐ挿入する
と引掛け爪が弾性変形してフランジ部の上面との間で回
路基板を挾持する。この際、フランジ部の上面に配線さ
れたリード線が回路基板側の給電端子と接触する。
とができるとともに、格別な電気接触片を用いずに回路
基板側と電気的な接続が可能となる無口金電球装置を提
供する。 【構成】一端に無口金電球1が挿入されるランプ挿入孔
12が開口された筒形のソケット本体11にフランジ部
13を形成し、このソケット本体11に、上記フランジ
部との間で回路基板30を挾持する弾性変形可能な引掛
け爪25を設けるとともに、上記無口金電球1より導出
されたリード線5,5をフランジ部13の上面に添って
配線した無口金電球装置である。 【作用】無口金電球装置を回路基板に真っ直ぐ挿入する
と引掛け爪が弾性変形してフランジ部の上面との間で回
路基板を挾持する。この際、フランジ部の上面に配線さ
れたリード線が回路基板側の給電端子と接触する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無口金電球およびこれ
を保持するソケットからなり、プリント基板またはフレ
キシブル基板などのような回路基板に取り付けるのに好
適した無口金電球装置に関する。
を保持するソケットからなり、プリント基板またはフレ
キシブル基板などのような回路基板に取り付けるのに好
適した無口金電球装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車における運転席の計器盤などを照
明する、または表示するための表示用ランプとして無口
金電球が使用されており、この種の無口金電球は専用の
ソケットを用いて計器盤に取付けられる。
明する、または表示するための表示用ランプとして無口
金電球が使用されており、この種の無口金電球は専用の
ソケットを用いて計器盤に取付けられる。
【0003】上記無口金電球用のソケットは、計器盤の
裏側に配置されたプリント回路基板に取付けられるよう
になっており、このため従来のソケットは、実公平1−
19839号公報に記載されている通り、円筒形のソケ
ット本体を有し、このソケット本体の一端に上記無口金
電球の封止部が挿入されるランプ挿入孔を形成してあ
る。ソケット本体の他端には、その外周にフランジ部が
形成されており、このフランジ部に対し円筒部の外周に
は一対の係止突起が形成されている。これらフランジ部
と係止突起との間で上記回路基板を挾持するようになっ
ている。
裏側に配置されたプリント回路基板に取付けられるよう
になっており、このため従来のソケットは、実公平1−
19839号公報に記載されている通り、円筒形のソケ
ット本体を有し、このソケット本体の一端に上記無口金
電球の封止部が挿入されるランプ挿入孔を形成してあ
る。ソケット本体の他端には、その外周にフランジ部が
形成されており、このフランジ部に対し円筒部の外周に
は一対の係止突起が形成されている。これらフランジ部
と係止突起との間で上記回路基板を挾持するようになっ
ている。
【0004】一方、ランプ挿入孔には一対の電気接触片
が収容されており、これら電気接触片はランプ挿入孔に
挿入された無口金電球の封止部を挾持するようになって
いる。電気接触片は、上記無口金電球の封止部に添設さ
れたリード線を電気的に接触するようになっているとと
もに、上記フランジ部の上面に延びる接続舌片を有して
いる。
が収容されており、これら電気接触片はランプ挿入孔に
挿入された無口金電球の封止部を挾持するようになって
いる。電気接触片は、上記無口金電球の封止部に添設さ
れたリード線を電気的に接触するようになっているとと
もに、上記フランジ部の上面に延びる接続舌片を有して
いる。
【0005】上記フランジ部と係止突起とで上記回路基
板を挾持した場合、フランジ部の上面に延びている上記
接続舌片が、回路基板に形成した給電端子に接触するよ
うになっている。
板を挾持した場合、フランジ部の上面に延びている上記
接続舌片が、回路基板に形成した給電端子に接触するよ
うになっている。
【0006】しかしながら、このような構造の無口金電
球用ソケットは、ランプ挿入孔に一対のを収容してある
から部品点数が多くなり、しかもこれら電気接触片は導
電性金属プレートを切断およびプレス加工して、ランプ
の挾持部やフランジ部の上面に延びる接続舌片を備える
構造であるから、小形であるにも拘らず形状が複雑であ
り、加工に手間を要し、かつ組み付けのための工数も多
くなるなどの不具合がある。また、これら電気接触片は
リード線との間の接触不良が発生する心配もある。
球用ソケットは、ランプ挿入孔に一対のを収容してある
から部品点数が多くなり、しかもこれら電気接触片は導
電性金属プレートを切断およびプレス加工して、ランプ
の挾持部やフランジ部の上面に延びる接続舌片を備える
構造であるから、小形であるにも拘らず形状が複雑であ
り、加工に手間を要し、かつ組み付けのための工数も多
くなるなどの不具合がある。また、これら電気接触片は
リード線との間の接触不良が発生する心配もある。
【0007】一方、実公昭60−35982号公報や、
実公平61−11905号公報には、上記のような導電
性金属プレートからなる電気接触片を廃止し、無口金電
球の封止部から導出されたリード線をフランジ部の上面
に導き、このリード線が直接、回路基板に形成した給電
端子に接触するようにし、無口金電球とソケットを一体
化した無口金電球装置が提案されている。
実公平61−11905号公報には、上記のような導電
性金属プレートからなる電気接触片を廃止し、無口金電
球の封止部から導出されたリード線をフランジ部の上面
に導き、このリード線が直接、回路基板に形成した給電
端子に接触するようにし、無口金電球とソケットを一体
化した無口金電球装置が提案されている。
【0008】このようにすれば、格別な電気接触片およ
びこれに形成される接続舌片が不要になり、部品点数が
削減されるとともに、加工や組み付けが容易になり、こ
れら電気接触片とリード線との間に生じる接触不良など
の不具合も防止することができる。
びこれに形成される接続舌片が不要になり、部品点数が
削減されるとともに、加工や組み付けが容易になり、こ
れら電気接触片とリード線との間に生じる接触不良など
の不具合も防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公昭60−35982号公報や実公平61−11905
号公報に示された無口金電球装置は、ソケット本体に形
成したフランジ部と、円筒部の外周に形成された一対の
係止突起との間で回路基板を挾持するようになっている
ので、この無口金電球装置を回路基板に取付けるとき
は、ソケット本体を回路基板に形成したソケット取付け
孔に差し込み、このとき同時に上記一対の係止突起をソ
ケット取付け孔の内面に形成した逃がし溝を挿通させ、
この状態で無口金電球装置を回路基板に対して回動させ
ることにより、上記フランジ部と、上記一対の係止突起
との間で回路基板を機械的に挾持するようになってい
る。
公昭60−35982号公報や実公平61−11905
号公報に示された無口金電球装置は、ソケット本体に形
成したフランジ部と、円筒部の外周に形成された一対の
係止突起との間で回路基板を挾持するようになっている
ので、この無口金電球装置を回路基板に取付けるとき
は、ソケット本体を回路基板に形成したソケット取付け
孔に差し込み、このとき同時に上記一対の係止突起をソ
ケット取付け孔の内面に形成した逃がし溝を挿通させ、
この状態で無口金電球装置を回路基板に対して回動させ
ることにより、上記フランジ部と、上記一対の係止突起
との間で回路基板を機械的に挾持するようになってい
る。
【0010】したがって、このような取付け構造は、無
口金電球装置の差込み操作と回動操作を伴うため、操作
回数が多く、無口金電球装置を取付ける操作が面倒であ
る。そして、この場合、回動量が不足するとフランジ部
と係止突起との間で回路基板を挾持する姿勢が不安定に
なり、振動などが加わると無口金電球装置が離脱し易く
なるといった心配がある。
口金電球装置の差込み操作と回動操作を伴うため、操作
回数が多く、無口金電球装置を取付ける操作が面倒であ
る。そして、この場合、回動量が不足するとフランジ部
と係止突起との間で回路基板を挾持する姿勢が不安定に
なり、振動などが加わると無口金電球装置が離脱し易く
なるといった心配がある。
【0011】さらに、このような無口金電球装置の回動
操作は、その取付け部の周囲に回動を許すためのスペー
スが必要になり、複数の無口金電球装置を近接して配置
する場合、隣接する無口金電球装置が相互に干渉する心
配があり、これを避けるために隣接する無口金電球装置
の間隔を大きく確保しなければならず、設置スペースが
大きくなるという問題もある。
操作は、その取付け部の周囲に回動を許すためのスペー
スが必要になり、複数の無口金電球装置を近接して配置
する場合、隣接する無口金電球装置が相互に干渉する心
配があり、これを避けるために隣接する無口金電球装置
の間隔を大きく確保しなければならず、設置スペースが
大きくなるという問題もある。
【0012】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、格別な電気接触片
を用いずに回路基板側の給電端子に接続が可能となり、
よって構造が簡単になり、しかも回動操作を伴うことな
く回路基板に挿脱することができて取付け操作が簡単な
無口金電球装置を提供しようとするものである。
たもので、その目的とするところは、格別な電気接触片
を用いずに回路基板側の給電端子に接続が可能となり、
よって構造が簡単になり、しかも回動操作を伴うことな
く回路基板に挿脱することができて取付け操作が簡単な
無口金電球装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、無口
金電球と;一端に上記無口金電球が挿入されるランプ挿
入孔が開口された筒形のソケット本体と;上記ソケット
本体の外周に形成されたフランジ部と;上記ソケット本
体に形成され、このソケット本体を回路基板の取付け孔
に挿入した場合に上記フランジ部の上面との間で回路基
板を挾持する弾性変形可能な引掛け爪と;上記ランプ挿
入孔に挿入された上記無口金電球より導出され、上記フ
ランジ部の上面に添って配線された一対のリード線と;
を具備したことを特徴とする無口金電球装置である。
金電球と;一端に上記無口金電球が挿入されるランプ挿
入孔が開口された筒形のソケット本体と;上記ソケット
本体の外周に形成されたフランジ部と;上記ソケット本
体に形成され、このソケット本体を回路基板の取付け孔
に挿入した場合に上記フランジ部の上面との間で回路基
板を挾持する弾性変形可能な引掛け爪と;上記ランプ挿
入孔に挿入された上記無口金電球より導出され、上記フ
ランジ部の上面に添って配線された一対のリード線と;
を具備したことを特徴とする無口金電球装置である。
【0014】請求項2の発明は、上記フランジ部の上面
には、この上面に配線されたリード線を出っ張らせるた
めの突部が形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の無口金電球装置である。
には、この上面に配線されたリード線を出っ張らせるた
めの突部が形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の無口金電球装置である。
【0015】請求項3の発明は、上記引掛け爪は、根元
の肉厚が薄く形成されていることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の無口金電球装置である。請求項
4の発明は、上記フランジ部には、上面から下面に亘り
開口され、下面側から工具を差し込んで上記引掛け爪を
弾性変形させるための工具差込み孔が形成されているこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に
記載の無口金電球装置である。
の肉厚が薄く形成されていることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の無口金電球装置である。請求項
4の発明は、上記フランジ部には、上面から下面に亘り
開口され、下面側から工具を差し込んで上記引掛け爪を
弾性変形させるための工具差込み孔が形成されているこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に
記載の無口金電球装置である。
【0016】請求項5の発明は、上記ソケット本体に
は、上記フランジ部よりもソケット本体の他端側に突出
された把持部が形成されていることを特徴とする請求項
1ないし請求項4のいずれか一に記載の無口金電球装置
である。
は、上記フランジ部よりもソケット本体の他端側に突出
された把持部が形成されていることを特徴とする請求項
1ないし請求項4のいずれか一に記載の無口金電球装置
である。
【0017】請求項6の発明は、上記把持部は偏平形状
をなしており、前記工具差込み孔はこの把持部の位置を
避けてフランジ部の下面に開口されていることを特徴と
する請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載の無口
金電球装置である。
をなしており、前記工具差込み孔はこの把持部の位置を
避けてフランジ部の下面に開口されていることを特徴と
する請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載の無口
金電球装置である。
【0018】請求項7の発明は、上記把持部の内部には
上記ランプ挿入孔に連通された偏平な収容部が形成され
ており、上記無口金電球は端部が圧潰封止されており、
上記ランプ挿入孔に挿入された上記無口金電球の圧潰封
止部は上記収容部に収容されていることを特徴とする請
求項5または請求項6に記載の無口金電球装置である。
上記ランプ挿入孔に連通された偏平な収容部が形成され
ており、上記無口金電球は端部が圧潰封止されており、
上記ランプ挿入孔に挿入された上記無口金電球の圧潰封
止部は上記収容部に収容されていることを特徴とする請
求項5または請求項6に記載の無口金電球装置である。
【0019】請求項8の発明は、上記把持部には、上記
ランプ挿入孔に挿入された上記無口金電球から導出され
たリード線をフランジ部の上面に導くための導通溝が形
成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項7
のいずれか一に記載の無口金電球装置である。
ランプ挿入孔に挿入された上記無口金電球から導出され
たリード線をフランジ部の上面に導くための導通溝が形
成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項7
のいずれか一に記載の無口金電球装置である。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、ソケット本体を回路
基板の取付け孔に挿入した場合に引掛け爪が弾性変形し
てこの取付け孔を通過し、この引掛け爪が弾性復帰して
フランジ部の上面との間で回路基板を挾持する。したが
って無口金電球装置を直線的に挿入するだけで回路基板
に取付けることができる。この場合、フランジ部の上面
に添って配線された一対のリード線が回路基板側の給電
端子に接触する。したがって、格別な電気接触片を用い
ずに無口金電球を回路基板側の給電端子に電気的に接続
することができる。
基板の取付け孔に挿入した場合に引掛け爪が弾性変形し
てこの取付け孔を通過し、この引掛け爪が弾性復帰して
フランジ部の上面との間で回路基板を挾持する。したが
って無口金電球装置を直線的に挿入するだけで回路基板
に取付けることができる。この場合、フランジ部の上面
に添って配線された一対のリード線が回路基板側の給電
端子に接触する。したがって、格別な電気接触片を用い
ずに無口金電球を回路基板側の給電端子に電気的に接続
することができる。
【0021】請求項2の発明によれば、フランジ部の上
面に突部が形成されているからリード線がこの突起に乗
って出っ張るようになり、回路基板の給電端子に確実に
接触する。
面に突部が形成されているからリード線がこの突起に乗
って出っ張るようになり、回路基板の給電端子に確実に
接触する。
【0022】請求項3の発明によれば、引掛け爪は根元
の肉厚が薄く形成されているから、弾性変形し易く、回
路基板の取付け孔への挿入または取付け孔からの引き出
しが容易に行える。
の肉厚が薄く形成されているから、弾性変形し易く、回
路基板の取付け孔への挿入または取付け孔からの引き出
しが容易に行える。
【0023】請求項4の発明によれば、フランジ部には
工具差込み孔が形成されているから、フランジ部の下面
側から工具を差し込むと引掛け爪を弾性変形して回路基
板に対する係着が外れ、よって取付け孔から容易に取り
外すことができる。しかも、この工具差込み孔はフラン
ジ部の下面側にも開口されているから、型成形する場合
の型抜き孔となり、ソケット本体の製造が容易になる。
工具差込み孔が形成されているから、フランジ部の下面
側から工具を差し込むと引掛け爪を弾性変形して回路基
板に対する係着が外れ、よって取付け孔から容易に取り
外すことができる。しかも、この工具差込み孔はフラン
ジ部の下面側にも開口されているから、型成形する場合
の型抜き孔となり、ソケット本体の製造が容易になる。
【0024】請求項5の発明によれば、ソケット本体の
他端には把持部が突設されているから、この把持部を掴
んで無口金電球装置を回路基板の取付け孔へ容易に差し
込むことができる。
他端には把持部が突設されているから、この把持部を掴
んで無口金電球装置を回路基板の取付け孔へ容易に差し
込むことができる。
【0025】請求項6の発明によれば、把持部が偏平形
状をなしており、前記工具差込み孔がこの把持部の位置
を避けてフランジ部の下面に開口されているから、型抜
きする場合や、工具を差し込む場合に、把持部が邪魔に
ならない。
状をなしており、前記工具差込み孔がこの把持部の位置
を避けてフランジ部の下面に開口されているから、型抜
きする場合や、工具を差し込む場合に、把持部が邪魔に
ならない。
【0026】請求項7の発明によれば、上記把持部の内
部には偏平な収容部が形成され、この収容部に無口金電
球の圧潰封止部が収容されているから、把持部を偏平な
形状にすることができる。
部には偏平な収容部が形成され、この収容部に無口金電
球の圧潰封止部が収容されているから、把持部を偏平な
形状にすることができる。
【0027】請求項8の発明によれば、把持部には無口
金電球から導出されたリード線をフランジ部の上面に導
くための導通溝が形成されているから、リード線をフラ
ンジ部に引き回すための配線作業が容易になる。
金電球から導出されたリード線をフランジ部の上面に導
くための導通溝が形成されているから、リード線をフラ
ンジ部に引き回すための配線作業が容易になる。
【0028】
【実施例】以下本発明について、図面に示す一実施例に
もとづき説明する。図において、1は無口金電球、10
はソケットであり、これら無口金電球1とソケット10
が結合されて無口金電球装置が構成されている。
もとづき説明する。図において、1は無口金電球、10
はソケットであり、これら無口金電球1とソケット10
が結合されて無口金電球装置が構成されている。
【0029】無口金電球1は、ガラスからなるバルブ2
内にフィラメント3が収容されている。バルブ2の一端
には圧潰封止部4が形成されており、上記フィラメント
3に接続された一対のリード線5,5が上記圧潰封止部
4を気密に貫通してこの圧潰封止部4の端面から外部に
導出されている。
内にフィラメント3が収容されている。バルブ2の一端
には圧潰封止部4が形成されており、上記フィラメント
3に接続された一対のリード線5,5が上記圧潰封止部
4を気密に貫通してこの圧潰封止部4の端面から外部に
導出されている。
【0030】また、ソケット10は、ナイロンなどのよ
うな合成樹脂からなる絶縁体により一体に形成されてい
るものであり、筒形をなすソケット本体11を有してい
る。ソケット本体11の一端には上方に開口されたラン
プ挿入孔12が形成されており、その外周にはフランジ
部13が形成されている。また、ソケット本体11の他
端には、フランジ部13よりも下方に突出する把持部1
4が形成されている。把持部14は偏平な形状をなして
おり、内部には上記ランプ挿入孔12に連通する偏平な
形状の収容部15が形成されている。上記ランプ挿入孔
12に上記無口金電球1の端部を収容した場合、電球1
の圧潰封止部4が把持部14内に形成された収容部15
に嵌め込まれるようになっている。電球1の圧潰封止部
4は偏平形状をなしているから収容部15も偏平な穴形
状となり、したがって把持部14の外郭形状も偏平に形
成されている。
うな合成樹脂からなる絶縁体により一体に形成されてい
るものであり、筒形をなすソケット本体11を有してい
る。ソケット本体11の一端には上方に開口されたラン
プ挿入孔12が形成されており、その外周にはフランジ
部13が形成されている。また、ソケット本体11の他
端には、フランジ部13よりも下方に突出する把持部1
4が形成されている。把持部14は偏平な形状をなして
おり、内部には上記ランプ挿入孔12に連通する偏平な
形状の収容部15が形成されている。上記ランプ挿入孔
12に上記無口金電球1の端部を収容した場合、電球1
の圧潰封止部4が把持部14内に形成された収容部15
に嵌め込まれるようになっている。電球1の圧潰封止部
4は偏平形状をなしているから収容部15も偏平な穴形
状となり、したがって把持部14の外郭形状も偏平に形
成されている。
【0031】上記把持部14の端面は閉塞されており、
この端部壁にはリード線導出孔16,16が形成されて
いる。無口金電球1を上記ランプ挿入孔12に挿入した
場合、この無口金電球1から導出されたリード線5,5
がこれらリード線導出孔16,16を通じて把持部14
の外部に引き出されるようになっている。
この端部壁にはリード線導出孔16,16が形成されて
いる。無口金電球1を上記ランプ挿入孔12に挿入した
場合、この無口金電球1から導出されたリード線5,5
がこれらリード線導出孔16,16を通じて把持部14
の外部に引き出されるようになっている。
【0032】また、上記把持部14の端部壁には、把持
部14の偏平形状に沿って外径方向に延びる導通溝1
7,17が形成されている。これら導通溝17,17は
上記リード線導出孔16,16に連通しており、これら
リード線導出孔16,16から外部に引き出された上記
リード線5,5が導かれている。さらに、上記把持部1
4には、その側面に上下方向に延びる案内溝18,18
が形成されている。これら案内溝18,18の下端は上
記導通溝17,17に連通しており、また上端はフラン
ジ部13の上面に開放されている。なお、導通溝17,
17および案内溝18,18のそれぞれ溝の深さは、リ
ード線5,5の線径よりも深く形成されており、把持部
14に触ってもリード線5,5に触れないようになって
いる。
部14の偏平形状に沿って外径方向に延びる導通溝1
7,17が形成されている。これら導通溝17,17は
上記リード線導出孔16,16に連通しており、これら
リード線導出孔16,16から外部に引き出された上記
リード線5,5が導かれている。さらに、上記把持部1
4には、その側面に上下方向に延びる案内溝18,18
が形成されている。これら案内溝18,18の下端は上
記導通溝17,17に連通しており、また上端はフラン
ジ部13の上面に開放されている。なお、導通溝17,
17および案内溝18,18のそれぞれ溝の深さは、リ
ード線5,5の線径よりも深く形成されており、把持部
14に触ってもリード線5,5に触れないようになって
いる。
【0033】フランジ部13には、上記案内溝18,1
8に対して周方向に離間した位置に係止溝19,19が
形成されている。そして、フランジ部13の下面にはこ
れら案内溝19,19に連通して折り返し溝20,20
が形成されている。
8に対して周方向に離間した位置に係止溝19,19が
形成されている。そして、フランジ部13の下面にはこ
れら案内溝19,19に連通して折り返し溝20,20
が形成されている。
【0034】上記リード線導出孔16,16から外部に
引き出された電球1のリード線5,5は、導通溝17,
17から案内溝18、18を通じてフランジ部13の上
面に導かれ、このフランジ部13の上面側でほぼ直角に
折り曲げられてフランジ部13の上面を引き回され、係
止溝19,19に導かれ、さらに、フランジ部13の下
面に形成した折り返し溝20,20に導かれている。
引き出された電球1のリード線5,5は、導通溝17,
17から案内溝18、18を通じてフランジ部13の上
面に導かれ、このフランジ部13の上面側でほぼ直角に
折り曲げられてフランジ部13の上面を引き回され、係
止溝19,19に導かれ、さらに、フランジ部13の下
面に形成した折り返し溝20,20に導かれている。
【0035】したがって、リード線5,5はフランジ部
13の上面に添って配線されており、この部分が端子の
機能を果たすようになっている。なお、この場合、フラ
ンジ部13の上面には、案内溝18と係止溝19との間
に位置して、上向きに突出する突部21,21が形成さ
れている。上記フランジ部13の上面に添って配線され
たリード線5は、この突起21に乗って上方に出っ張る
ようになっている。
13の上面に添って配線されており、この部分が端子の
機能を果たすようになっている。なお、この場合、フラ
ンジ部13の上面には、案内溝18と係止溝19との間
に位置して、上向きに突出する突部21,21が形成さ
れている。上記フランジ部13の上面に添って配線され
たリード線5は、この突起21に乗って上方に出っ張る
ようになっている。
【0036】フランジ部13の上面には、上記案内溝1
8,18を形成した位置に対して直角方向に交差する位
置に、引掛け爪25,25が突設されている。これら引
掛け爪25,25はソケット本体11の径方向へ弾性変
形が可能となっている。本実施例の場合、引掛け爪25
は根元26が薄肉となるようなテーパ形状をなしてお
り、これにより弾性変形が容易になっている。
8,18を形成した位置に対して直角方向に交差する位
置に、引掛け爪25,25が突設されている。これら引
掛け爪25,25はソケット本体11の径方向へ弾性変
形が可能となっている。本実施例の場合、引掛け爪25
は根元26が薄肉となるようなテーパ形状をなしてお
り、これにより弾性変形が容易になっている。
【0037】そして、フランジ部13には、上記引掛け
爪25,25の根元に対向して工具差込み孔27,27
が形成されている。これら工具差込み孔27,27に
は、フランジ部13の下面側からドライバーなどのよう
な工具28が差し込まれるようになっており、このよう
に工具28を差し込むと、引掛け爪25が工具28に押
されて内径方向に弾性変形されるようになっている。
爪25,25の根元に対向して工具差込み孔27,27
が形成されている。これら工具差込み孔27,27に
は、フランジ部13の下面側からドライバーなどのよう
な工具28が差し込まれるようになっており、このよう
に工具28を差し込むと、引掛け爪25が工具28に押
されて内径方向に弾性変形されるようになっている。
【0038】上記引掛け爪25,25および工具差込み
孔27,27を形成した位置は、フランジ部13の下面
に形成された前記把持部14の位置を避けた位置に設け
られており、すなわち把持部14は偏平形状であるから
フランジ部13の下面には把持部14の偏平方向と直交
する方向にフランジ部13の下面が露出している。この
部分のフランジ部13下面に上記工具差込み孔27,2
7が開口されているものである。
孔27,27を形成した位置は、フランジ部13の下面
に形成された前記把持部14の位置を避けた位置に設け
られており、すなわち把持部14は偏平形状であるから
フランジ部13の下面には把持部14の偏平方向と直交
する方向にフランジ部13の下面が露出している。この
部分のフランジ部13下面に上記工具差込み孔27,2
7が開口されているものである。
【0039】なお、上記引掛け爪25,25の裏面に対
向する上記ソケット本体11の円筒部の側壁は、切欠し
て開放29,29されている。図1において、プリント
回路基板30が示されており、このプリント回路基板3
0はソケット取付け孔31を有し、この取付け孔31は
ソケット本体11が挿入される円形孔部32と、この円
形孔部32の互いに対称となる位置に形成され上記ソケ
ット10の引掛け爪25,25が挿通される切欠溝3
3,33を有している。またプリント回路基板20には
下面側に、図示しないがプリント配線などにより形成さ
れた給電端子が形成されており、上記フランジ部13の
上面に添って配線されたリード線5が電気的に接続可能
となっている。
向する上記ソケット本体11の円筒部の側壁は、切欠し
て開放29,29されている。図1において、プリント
回路基板30が示されており、このプリント回路基板3
0はソケット取付け孔31を有し、この取付け孔31は
ソケット本体11が挿入される円形孔部32と、この円
形孔部32の互いに対称となる位置に形成され上記ソケ
ット10の引掛け爪25,25が挿通される切欠溝3
3,33を有している。またプリント回路基板20には
下面側に、図示しないがプリント配線などにより形成さ
れた給電端子が形成されており、上記フランジ部13の
上面に添って配線されたリード線5が電気的に接続可能
となっている。
【0040】このように形成された無口金電球装置の作
用を説明する。無口金電球1を、その圧潰封止部4側か
らソケット本体11のランプ挿入孔12に差込み、圧潰
封止部4を偏平な収容部15に嵌合する。このとき、圧
潰封止部4から導出されているリード線5,5を、把持
部14端部のリード線導出孔16,16から外部に引き
出す。引き出されたリード線5,5は、導通溝17,1
7より案内溝18、18を経てフランジ部13の上面に
導かれ、このフランジ部13の上面側でほぼ直角に折り
曲げられてフランジ部13の上面を引き回され、さらに
係止溝19,19に導かれ、かつフランジ部13の下面
に形成した折り返し溝20,20に折り返して嵌め込ま
れる。
用を説明する。無口金電球1を、その圧潰封止部4側か
らソケット本体11のランプ挿入孔12に差込み、圧潰
封止部4を偏平な収容部15に嵌合する。このとき、圧
潰封止部4から導出されているリード線5,5を、把持
部14端部のリード線導出孔16,16から外部に引き
出す。引き出されたリード線5,5は、導通溝17,1
7より案内溝18、18を経てフランジ部13の上面に
導かれ、このフランジ部13の上面側でほぼ直角に折り
曲げられてフランジ部13の上面を引き回され、さらに
係止溝19,19に導かれ、かつフランジ部13の下面
に形成した折り返し溝20,20に折り返して嵌め込ま
れる。
【0041】これにより、リード線5,5はソケット本
体11に機械的に係止し、したがって無口金電球1がラ
ンプ挿入孔12から抜け出すのが防止され、この無口金
電球1はソケット本体11に固定される。この時、リー
ド線5,5はフランジ部13の上面に添って配線される
ことから、この部分が端子の機能を果たす。なお、リー
ド線5,5はフランジ部13の上面で突部21,21の
上に乗るからフランジ部13より上に出っ張っている。
体11に機械的に係止し、したがって無口金電球1がラ
ンプ挿入孔12から抜け出すのが防止され、この無口金
電球1はソケット本体11に固定される。この時、リー
ド線5,5はフランジ部13の上面に添って配線される
ことから、この部分が端子の機能を果たす。なお、リー
ド線5,5はフランジ部13の上面で突部21,21の
上に乗るからフランジ部13より上に出っ張っている。
【0042】このようにして無口金電球1がソケット1
0に一体的に組み付けられ、したがって無口金電球装置
が完成する。この無口金電球装置は、図1に示すプリン
ト回路基板30に取り付けられる。この取り付けに際し
ては、ソケット10に形成した引掛け爪25,25を回
路基板30の切欠溝33,33に対向させ、この無口金
電球装置を取付け孔31に押し込む。すると、上記引掛
け爪25,25が回路基板30の切欠溝33,33に接
触して弾性変形し、この状態で引掛け爪25,25が切
欠溝33,33に摺動して取り付け孔31を通過する。
引掛け爪25,25の先端が回路基板30の上面に貫通
すると、引掛け爪25,25が弾性復帰し回路基板30
の上面に係止する。
0に一体的に組み付けられ、したがって無口金電球装置
が完成する。この無口金電球装置は、図1に示すプリン
ト回路基板30に取り付けられる。この取り付けに際し
ては、ソケット10に形成した引掛け爪25,25を回
路基板30の切欠溝33,33に対向させ、この無口金
電球装置を取付け孔31に押し込む。すると、上記引掛
け爪25,25が回路基板30の切欠溝33,33に接
触して弾性変形し、この状態で引掛け爪25,25が切
欠溝33,33に摺動して取り付け孔31を通過する。
引掛け爪25,25の先端が回路基板30の上面に貫通
すると、引掛け爪25,25が弾性復帰し回路基板30
の上面に係止する。
【0043】したがって、引掛け爪25,25とフラン
ジ部13との間でプリント回路基板30を挟むようにな
る。このため無口金電球装置がプリント回路基板30に
機械的に固定される。なお、この場合、引掛け爪25,
25が切欠溝33,33に嵌め込まれているから無口金
電球装置が回動するのが阻止される。
ジ部13との間でプリント回路基板30を挟むようにな
る。このため無口金電球装置がプリント回路基板30に
機械的に固定される。なお、この場合、引掛け爪25,
25が切欠溝33,33に嵌め込まれているから無口金
電球装置が回動するのが阻止される。
【0044】上記のようにして無口金電球装置がプリン
ト回路基板30に取り付けられると、フランジ部13の
上面に突出して配線されているリード線5,5は、回路
基板30の下面に形成した図示しない給電端子に接触す
る。特に、本実施例の場合は、フランジ部13の上面に
突部21,21を形成してリード線5,5を上向きに出
っ張らせたから、これらリード線5,5と回路基板30
の給電端子と良好に接触される。よって、無口金電球装
置はプリント回路基板30に対して電気的接続がなされ
る。
ト回路基板30に取り付けられると、フランジ部13の
上面に突出して配線されているリード線5,5は、回路
基板30の下面に形成した図示しない給電端子に接触す
る。特に、本実施例の場合は、フランジ部13の上面に
突部21,21を形成してリード線5,5を上向きに出
っ張らせたから、これらリード線5,5と回路基板30
の給電端子と良好に接触される。よって、無口金電球装
置はプリント回路基板30に対して電気的接続がなされ
る。
【0045】このような構成においては、無口金電球装
置をプリント回路基板30に取り付ける場合、無口金電
球装置をソケット取付け孔31に対向させ、真っ直ぐに
差し込むだけで引掛け爪25,25が弾性変形するから
プリント回路基板30に取り付けることができる。した
がって、従来のように、無口金電球装置を差し込んで回
すなどの操作が不要であり、取り付け作業が容易にな
る。
置をプリント回路基板30に取り付ける場合、無口金電
球装置をソケット取付け孔31に対向させ、真っ直ぐに
差し込むだけで引掛け爪25,25が弾性変形するから
プリント回路基板30に取り付けることができる。した
がって、従来のように、無口金電球装置を差し込んで回
すなどの操作が不要であり、取り付け作業が容易にな
る。
【0046】また、回動操作が不要であることから、回
動を許すためのスペースが不要であり、複数の無口金電
球装置を近接して配置する場合などには隣接する無口金
電球装置が相互に干渉する等の不具合がなくなり、無口
金電球装置相互を接近して配置することもでき、設置ス
ペースを小さくすることができる。
動を許すためのスペースが不要であり、複数の無口金電
球装置を近接して配置する場合などには隣接する無口金
電球装置が相互に干渉する等の不具合がなくなり、無口
金電球装置相互を接近して配置することもでき、設置ス
ペースを小さくすることができる。
【0047】しかも、上記のように無口金電球装置をソ
ケット取付け孔31に真っ直ぐに差し込むと、フランジ
部13の上面に露出されているリード線5,5が、回路
基板30の給電端子に接触するから、電気的接続も容易
になされる。
ケット取付け孔31に真っ直ぐに差し込むと、フランジ
部13の上面に露出されているリード線5,5が、回路
基板30の給電端子に接触するから、電気的接続も容易
になされる。
【0048】この場合、無口金電球装置の受電側端子は
リード線5,5にて構成されるから、格別な電気接触片
が不要であり、部品点数や加工手間が省け、構成が簡素
になり、安価に製造できることになる。
リード線5,5にて構成されるから、格別な電気接触片
が不要であり、部品点数や加工手間が省け、構成が簡素
になり、安価に製造できることになる。
【0049】一方、上記プリント回路基板30に取り付
けられた無口金電球装置を取り外す場合は、以下のよう
にする。すなわち、フランジ部13の下面側には、工具
差込み孔27,27が開口されているのでこれら工具差
込み孔27,27にフランジ部13の下面側からドライ
バーなどのような工具28を差し込む。すると、工具2
8の先端が引掛け爪25,25の先端を図4の矢印で示
すように押して弾性変形され、引掛け爪25,25を回
路基板30から外す。この状態で無口金電球装置を引き
抜けば、無口金電球装置を回路基板30から外すことが
できる。よって、取り外し作業も容易である。
けられた無口金電球装置を取り外す場合は、以下のよう
にする。すなわち、フランジ部13の下面側には、工具
差込み孔27,27が開口されているのでこれら工具差
込み孔27,27にフランジ部13の下面側からドライ
バーなどのような工具28を差し込む。すると、工具2
8の先端が引掛け爪25,25の先端を図4の矢印で示
すように押して弾性変形され、引掛け爪25,25を回
路基板30から外す。この状態で無口金電球装置を引き
抜けば、無口金電球装置を回路基板30から外すことが
できる。よって、取り外し作業も容易である。
【0050】上記引掛け爪25、25は根元26の肉厚
が薄く形成されているから、弾性変形し易く、よって上
記したように回路基板30の取付け孔31への挿入、ま
たは取付け孔31からの引き出しの場合、摺動抵抗が少
なくて作業を容易にすることができる。
が薄く形成されているから、弾性変形し易く、よって上
記したように回路基板30の取付け孔31への挿入、ま
たは取付け孔31からの引き出しの場合、摺動抵抗が少
なくて作業を容易にすることができる。
【0051】なお、上記フランジ部13に形成された工
具差込み孔27,27はフランジ部13の下面側にも開
口されているから、引掛け爪25、25を型成形する場
合の型抜き用の孔となり、ソケット本体11の一体型成
形が容易になる。
具差込み孔27,27はフランジ部13の下面側にも開
口されているから、引掛け爪25、25を型成形する場
合の型抜き用の孔となり、ソケット本体11の一体型成
形が容易になる。
【0052】また、ソケット本体11の他端には把持部
14が突設されているから、この把持部14を掴んで無
口金電球装置を回路基板30の取付け孔31へ容易に差
し込むことができ、また容易に引き出すこともできる。
この場合、把持部14が偏平形状をなしているので、フ
ランジ部13の下面に、図2(D)に示されるように、
把持部14の偏平方向と交差する方向にスペースが生
じ、このスペースに前記工具差込み孔27,27を開口
させることができる。つまり、工具差込み孔27,27
は把持部14の位置を避けてフランジ部13の下面に開
口することができ、上記型抜きする場合や、工具28を
差し込む場合に把持部14が邪魔にならない。
14が突設されているから、この把持部14を掴んで無
口金電球装置を回路基板30の取付け孔31へ容易に差
し込むことができ、また容易に引き出すこともできる。
この場合、把持部14が偏平形状をなしているので、フ
ランジ部13の下面に、図2(D)に示されるように、
把持部14の偏平方向と交差する方向にスペースが生
じ、このスペースに前記工具差込み孔27,27を開口
させることができる。つまり、工具差込み孔27,27
は把持部14の位置を避けてフランジ部13の下面に開
口することができ、上記型抜きする場合や、工具28を
差し込む場合に把持部14が邪魔にならない。
【0053】さらに、無口金電球1が圧潰封止部4を備
えるピンチシール構造の場合は、上記把持部14の内部
に偏平な収容部15を形成すれば、この収容部15に上
記無口金電球1の圧潰封止部4を収容することができ
る。このことから、把持部14の外郭形状を偏平な形状
にすることができ、この点から上記したように、工具差
込み孔27,27を把持部14の位置を避けてフランジ
部13の下面に開口させることができる。
えるピンチシール構造の場合は、上記把持部14の内部
に偏平な収容部15を形成すれば、この収容部15に上
記無口金電球1の圧潰封止部4を収容することができ
る。このことから、把持部14の外郭形状を偏平な形状
にすることができ、この点から上記したように、工具差
込み孔27,27を把持部14の位置を避けてフランジ
部13の下面に開口させることができる。
【0054】そして、把持部14には無口金電球1から
導出されたリード線5,5をフランジ部13の上面に導
くための導通溝17および案内溝18が形成されている
から、リード線5,5をフランジ部13の上面に引き回
し配線するのが容易になる。また、リード線5,5の先
端部は、係止溝19,19に導かれ、フランジ部13の
下面に形成した折り返し溝20,20に折り返されてい
るから、フランジ部13の上面でリード線5,5が弛む
などの心配がない。
導出されたリード線5,5をフランジ部13の上面に導
くための導通溝17および案内溝18が形成されている
から、リード線5,5をフランジ部13の上面に引き回
し配線するのが容易になる。また、リード線5,5の先
端部は、係止溝19,19に導かれ、フランジ部13の
下面に形成した折り返し溝20,20に折り返されてい
るから、フランジ部13の上面でリード線5,5が弛む
などの心配がない。
【0055】さらに、ソケット本体11の円筒部の側壁
には、引掛け爪25,25の裏面に対向して切欠された
開放部29,29が形成されているから、プリント回路
基板30に装着された場合にこの開放部29,29が放
熱部となり、電球1の放熱に有効となる。
には、引掛け爪25,25の裏面に対向して切欠された
開放部29,29が形成されているから、プリント回路
基板30に装着された場合にこの開放部29,29が放
熱部となり、電球1の放熱に有効となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、無口金電球装置を真っ直ぐに差し込むだけで回路
基板に取り付けることができる。したがって、従来のよ
うに、無口金電球装置を差し込んで回すなどの操作が不
要であり、取り付け作業が容易になる。また、回動操作
が不要であることから、回動を許すためのスペースが不
要であり、複数の無口金電球装置を近接して配置する場
合などには隣接する無口金電球装置が相互に干渉する等
の不具合がなくなり、無口金電球装置相互を接近して配
置することもでき、設置スペースを小さくすることがで
きる。
れば、無口金電球装置を真っ直ぐに差し込むだけで回路
基板に取り付けることができる。したがって、従来のよ
うに、無口金電球装置を差し込んで回すなどの操作が不
要であり、取り付け作業が容易になる。また、回動操作
が不要であることから、回動を許すためのスペースが不
要であり、複数の無口金電球装置を近接して配置する場
合などには隣接する無口金電球装置が相互に干渉する等
の不具合がなくなり、無口金電球装置相互を接近して配
置することもでき、設置スペースを小さくすることがで
きる。
【0057】しかも、上記のように無口金電球装置を回
路基板に差し込むと、フランジ部の上面に露出されてい
るリード線が、回路基板給電端子に接触するから、電気
的接続も容易になされる。この場合、無口金電球装置の
受電側端子がリード線にて構成されることになるから、
格別な電気接触片が不要であり、部品点数や加工手間が
省け、構成が簡素になり、安価に製造できることにな
る。
路基板に差し込むと、フランジ部の上面に露出されてい
るリード線が、回路基板給電端子に接触するから、電気
的接続も容易になされる。この場合、無口金電球装置の
受電側端子がリード線にて構成されることになるから、
格別な電気接触片が不要であり、部品点数や加工手間が
省け、構成が簡素になり、安価に製造できることにな
る。
【0058】また、請求項2の発明によれば、フランジ
部の上面に突部が形成されているからリード線がこの突
起に乗って出っ張るようになり、回路基板の給電端子に
確実に接触する。
部の上面に突部が形成されているからリード線がこの突
起に乗って出っ張るようになり、回路基板の給電端子に
確実に接触する。
【0059】請求項3の発明によれば、引掛け爪は根元
の肉厚が薄く形成されているから、弾性変形し易く、回
路基板の取付け孔への挿入または取付け孔からの引き出
しが容易に行える。
の肉厚が薄く形成されているから、弾性変形し易く、回
路基板の取付け孔への挿入または取付け孔からの引き出
しが容易に行える。
【0060】請求項4の発明によれば、フランジ部の下
面側から工具を差し込むと引掛け爪を弾性変形して回路
基板に対する係着が外れ、よって回路基板から容易に取
り外すことができる。しかも、この工具差込み孔はフラ
ンジ部の下面側にも開口されているから、型成形する場
合の型抜き孔となり、ソケット本体の製造が容易にな
る。
面側から工具を差し込むと引掛け爪を弾性変形して回路
基板に対する係着が外れ、よって回路基板から容易に取
り外すことができる。しかも、この工具差込み孔はフラ
ンジ部の下面側にも開口されているから、型成形する場
合の型抜き孔となり、ソケット本体の製造が容易にな
る。
【0061】請求項5の発明によれば、ソケット本体の
他端には把持部が突設されているから、この把持部を掴
んで無口金電球装置を回路基板の取付け孔へ容易に差し
込むことができる。
他端には把持部が突設されているから、この把持部を掴
んで無口金電球装置を回路基板の取付け孔へ容易に差し
込むことができる。
【0062】請求項6の発明によれば、把持部が偏平形
状をなしており、前記工具差込み孔がこの把持部の位置
を避けてフランジ部の下面に開口されているから、型抜
きする場合や、工具を差し込む場合に、把持部が邪魔に
ならない。
状をなしており、前記工具差込み孔がこの把持部の位置
を避けてフランジ部の下面に開口されているから、型抜
きする場合や、工具を差し込む場合に、把持部が邪魔に
ならない。
【0063】請求項7の発明によれば、上記把持部の内
部には偏平な収容部が形成され、この収容部に無口金電
球の圧潰封止部が収容されているから、把持部を偏平な
形状にすることができる。
部には偏平な収容部が形成され、この収容部に無口金電
球の圧潰封止部が収容されているから、把持部を偏平な
形状にすることができる。
【0064】請求項8の発明によれば、把持部には無口
金電球から導出されたリード線をフランジ部の上面に導
くための導通溝が形成されているから、リード線をフラ
ンジ部に引き回すための配線作業が容易になる。
金電球から導出されたリード線をフランジ部の上面に導
くための導通溝が形成されているから、リード線をフラ
ンジ部に引き回すための配線作業が容易になる。
【図1】本発明の一実施例を示す無口金電球装置の斜視
図。
図。
【図2】同実施例のソケットを示し、(A)図は正面
図、(B)図は側面図、(C)図は上面図、(D)図は
下面図。
図、(B)図は側面図、(C)図は上面図、(D)図は
下面図。
【図3】同実施例の断面図。
【図4】引掛け爪の詳細を示す断面図。
1…無口金電球 2…バルブ 3…フィラメント 4…封止部 5…リード線 10…ソケット 11…ソケット本体 12…ランプ挿入孔 13…フランジ部 14…把持部 15…収容部 16…リード線導出孔 17…導通溝 18…案内溝 21…突部 25…引掛け爪 26…薄肉部 27…工具差込み孔 30…プリント回路基板 31…取付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 敏之 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 高野 哲也 福島県福島市土船字町田1−1 東芝照明 プレシジョン株式会社福島工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 一端に上記無口金電球が挿入されるラン
プ挿入孔が開口された筒形のソケット本体と;上記ソケ
ット本体の外周に形成されたフランジ部と;上記ソケッ
ト本体に形成され、このソケット本体を回路基板の取付
け孔に挿入した場合に上記フランジ部の上面との間で回
路基板を挾持する弾性変形可能な引掛け爪と;上記ラン
プ挿入孔に挿入された上記無口金電球より導出され、上
記フランジ部の上面に添って配線された一対のリード線
と;を具備したことを特徴とする無口金電球装置。 - 【請求項2】 上記フランジ部の上面には、この上面に
配線されたリード線を出っ張らせるための突部が形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の無口金電球
装置。 - 【請求項3】 上記引掛け爪は、根元の肉厚が薄く形成
されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載の無口金電球装置。 - 【請求項4】 上記フランジ部には、上面から下面に亘
り開口され、下面側から工具を差し込んで上記引掛け爪
を弾性変形させるための工具差込み孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一
に記載の無口金電球装置。 - 【請求項5】 上記ソケット本体には、上記フランジ部
よりもソケット本体の他端側に突出された把持部が形成
されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の
いずれか一に記載の無口金電球装置。 - 【請求項6】 上記把持部は偏平形状をなしており、前
記工具差込み孔はこの把持部の位置を避けてフランジ部
の下面に開口されていることを特徴とする請求項1ない
し請求項5のいずれか一に記載の無口金電球装置。 - 【請求項7】 上記把持部の内部には上記ランプ挿入孔
に連通された偏平な収容部が形成されており、上記無口
金電球は端部が圧潰封止されており、上記ランプ挿入孔
に挿入された上記無口金電球の圧潰封止部は上記収容部
に収容されていることを特徴とする請求項5または請求
項6に記載の無口金電球装置。 - 【請求項8】 上記把持部には、上記ランプ挿入孔に挿
入された上記無口金電球から導出されたリード線をフラ
ンジ部の上面に導くための導通溝が形成されていること
を特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一に記
載の無口金電球装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118502A JPH08315937A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 無口金電球装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118502A JPH08315937A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 無口金電球装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315937A true JPH08315937A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14738262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7118502A Pending JPH08315937A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 無口金電球装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08315937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6045365A (en) * | 1998-02-28 | 2000-04-04 | Harison Denki Co., Ltd. | Lamp bulb device installed on board |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7118502A patent/JPH08315937A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6045365A (en) * | 1998-02-28 | 2000-04-04 | Harison Denki Co., Ltd. | Lamp bulb device installed on board |
US6270355B1 (en) | 1998-02-28 | 2001-08-07 | Harison Toshiba Lighting Co., Ltd. | Lamp bulb device installed on board |
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