JPH10241443A - ウエッジベース電球用ソケット - Google Patents

ウエッジベース電球用ソケット

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JPH10241443A
JPH10241443A JP9057144A JP5714497A JPH10241443A JP H10241443 A JPH10241443 A JP H10241443A JP 9057144 A JP9057144 A JP 9057144A JP 5714497 A JP5714497 A JP 5714497A JP H10241443 A JPH10241443 A JP H10241443A
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flat plate
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claw
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Hiroki Matsuno
浩樹 松野
Kazuyuki Morishige
和行 森重
Yoji Motoki
陽二 元木
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の金属薄板からなる電球用端子を有する
ウエッジベース電球用ソケットにおいては、電球を保持
する力が弱く、また電球用端子の形状が複雑でコストが
高いという問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、ソケット開口内に配設す
る電極用端子は端子足と平板部を有する比較的単純な展
開形状の小面積な形状とされ、平板部には電球保持用爪
が保持用爪先端が平板部先端側となるように略180度
折り返され且つ該保持用爪先端が湾曲するように備えら
れており、前記平板部の先端は前記保持用爪湾曲部の背
面に当接するように折り曲げられているウエッジベース
用電球のソケット構造としたことで、課題を解決するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエッジベース電
球などと呼ばれている無口金の電球を取り付けるソケッ
ト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のソケット構造を説明するに先立
ち、まずウエッジベース電球について説明を行なう。ウ
エッジベース電球は図8に示すように発光するバルブ部
2aとソケット27に挿入固定される挿入部2bとから
なり、円筒状のバルブ部2aの内部にはタングステン等
からなるフィラメント5がリード線4の先端に接続され
ている。リード線4はステム6にて固定されてその反対
側が挿入部2bを通って下端から外部に導出され、挿入
部表面に折り返されている。
【0003】リード線4は図示したように挿入部にて封
止され一方のリード線が表側に、もう一方のリード線が
裏面側に折り返されてバルブ部2a近傍の位置まで延び
るように配設されている。挿入部2bは中空円筒状のバ
ルブ部2aを密封すべくガラスによりバルブ部と共に一
体に形成されており、表面にソケット27に嵌合・位置
決めするための複数の突起3を所定箇所に設けるように
して内部を通るリード線を挟んで両側から加圧すること
によりバルブ部を密封状態に封止している。この挿入部
をソケットの開口部27aに挿入することで、給電と固
定が同時に行われるようになっており、一般の白熱電球
にみられるような口金が該ウエッジベース電球の挿入部
に存在しない。
【0004】なお、バルブ部の外形を例えば10mm、
13mm、16mm等として内容積を増やして明るさを
変える場合においても、挿入部の外径寸法は変えないも
のとして共通の寸法のソケットで複数のバルブ径の電球
に対応できるものとされている。
【0005】ウエッジベース電球が挿入固定されるソケ
ット27にはウエジベース電球用端子28、28が挿入
され設けられている。ウエジベース電球用端子28は図
9に展開図を示すような形状に金属板を切り抜いて形成
される。例えば、厚さ0.3mmの銅合金製の金属板を
金型にてプレスすることが行われ、これを図8に示すよ
うな形状に折り曲げることにより形成されている。
【0006】電極用端子の端子足30には給電のための
外部接続コードを固定するようにコード加締め部30a
が形成されている。端子部29はウエッジベース電球の
挿入部2bを挟持してリード線4と接触するべく導電性
を有した給電用爪29aを備え、その先端を内側に折り
曲げてそれらが向かい合うよう立体的に形成されてい
る。また、ウエッジベース電球挿入部を反対側に押し付
けるべく先端がU字状に折り曲げられた電球保持用爪2
9bが給電用爪の一方と並んで設けられている。
【0007】ウエッジベース電球用端子28はソケット
の後方から挿入され、端子部29がソケット開口部27
aに位置するように配設される。電球用端子の切り起こ
し29cがソケット開口部27aの内部奥の端子取付部
に当接して電球用端子をソケットに固定されている。
【0008】ウエジベース電球を開口部27aに挿入す
ると、図10に示すようにウエッジベース電球用端子の
電球保持用爪29bが挿入部2bのバルブ部よりの位置
を押し付けるように働いて電球を固定する。給電用爪2
9a、29aはウエッジベース電球の挿入部に設けられ
た突起のうちリード線の横の電球側面側に設けられたリ
ード線横突起3aの位置で電球の挿入部を両側から挟む
ものとなり、これによりリード線4と接触して給電が行
われるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ウエッジベース電球を
固定するために電球保持用爪29bにより反対側に押し
付けて固定するようにしている。しかしながら、電球保
持用爪は単にその板厚方向にU字状にまげているもので
あるため、その押し付ける力が弱く、電球がガタつく場
合があるという問題点を生じていた。
【0010】また、ウエッジベース電球のリード線は挿
入部表面に沿うように折り曲げられただけのものであ
り、バルブ部2a近傍に位置するように折り曲げられた
端部が固定されていないため、曲がり変形を起こしやす
くウエッジベース電球を手でソケットに挿入する際に斜
めから挿入したりすると極端な場合には図11のような
変形をする可能性もある。このようにリード線が曲がり
変形した場合には、上記に説明した従来のウエッジベー
スバルブのソケット構造では給電用爪29aとリード線
4が接触しにくくなる場合があるという問題点を生じて
いた。そのため、振動状態で使用した場合には前記した
ガタつきの問題とリード線の変形の相乗効果により電球
が点灯しなくなる場合を生じ得るという不具合があっ
た。
【0011】更に、従来のソケット構造においては、ウ
エジベース電球用端子の展開形状が大きいため材料を多
く必要とすると共に、その曲げ加工も様々な方向に加工
しなければならずコストが低減できないという問題があ
った。
【0012】
【発明を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するための具体的手段として、一端に端子足を備
え、他端側にウエッジベース電球の嵌合位置決め用突起
に係合する電球保持用爪とウエッジベース電球のリード
線に接触する給電用爪を形成した平板部を備えた導電性
の電球用端子を有するウエッジベース用電球のソケット
構造において、前記電球保持用爪はその先端が前記平板
部先端側となるように略180度折り返されていると共
に、前記電球の嵌合位置決め用突起に係合するように該
保持用爪先端部が湾曲されており、前記平板部の先端
は、電球を装着した状態において前記給電用爪の背面に
弾性的に当接するようにしたウエッジベース用電球のソ
ケット構造が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて説明する。図1から図4は本発明の第1の
実施例を示す。図1に符号1で示すものはガラスにより
形成されたウエッジベース電球であり、中空のバルブ部
2aとバルブを密閉封止している挿入部とからなる。バ
ルブ部2aの内部には発光するフィラメント5とそれを
一端で接続するリード線4、4及びリード線を固定する
ステムが設けられており、ステムにより固定されたリー
ド線4は挿入部2b内を通って外部に引き出されて、挿
入部2bに沿うように互いに異なる挿入部表面側に折り
曲げられている。以上のウエッジベース電球は従来例の
ものと同様である。
【0014】ウエジベース電球を挿入するソケット7に
は前方のソケット開口部7aから一対のウエッジベース
電球用端子8が対角する位置に来るように取付けられて
おり、その開口部にウエッジベース電球を挿入固定する
ものとされている。また、この実施例ではソケットの後
方からプラグ等がウエッジベース電球用端子の端子足1
0に接続されて給電が行われるものとされている。ソケ
ット開口部7aの内部には、電球に複数設けられた嵌合
位置決め用突起3に当接する適宜形状とした突起7bと
電球用端子8を保持するための端子取付部7cが図3に
示すようにソケット成形時に一体に成形されている。
【0015】ウエッジベース電球用端子は、図2に示し
たような端子足10と略方形の平板部9を導出部10a
にて接続した展開形状であり、本実施例では厚さ0.3
mmの導電性で弾性のある銅合金材製薄板を打ち抜いて
形成している。
【0016】平板部9には、図2に示したような展開形
状に打ち抜く際に電球保持用爪、給電用爪及び切り起こ
しに応じた切り溝を同時に入れてプレスして形成されて
いる。電球保持用爪9cは端子足10側を折り返せるよ
うにU字状の切り溝が入れられており、該溝に沿って表
面側9aに略180度折り返したその先端にはウエッジ
ベース電球の嵌合位置決め用突起に係合するように湾曲
した電球保持用爪湾曲部9eが設けられた弾性片とされ
ている。平板部の先端折り曲げ部9fはウエッジベース
電球を挿入した際に前記電球保持用爪9cの背面にその
先端が弾性的に当接状態となるように調整して表面側に
折り曲げられてれている。
【0017】電球保持用爪湾曲部9eはへの字状に湾曲
されており、ウエッジベース電球に形成されている複数
の嵌合位置決め用突起3のうち電球挿入部の中央部近傍
に設けられている中央部突起3bに係合してウエッジベ
ース電球を押さえつけると共に抜け落ちないように固定
するように形成されている。なお、への字状以外の形状
の湾曲部としたものであっても構わない。
【0018】給電用爪9bは平板部のほぼ中心の側面側
において適度な幅を有して表面側9aに向かって比較的
緩やかに膨らむように折り曲げられている。平板部9の
端子足10側にはソケットにウエジベース電球用端子を
挿入した際にずれたり脱落したりしないようにするため
に切り起こし9dが複数個形成されており、本実施例で
は表面側に折り曲げたものが2個、裏面側に折り曲げた
ものが1個となるように切り溝を入れて切り起こしを形
成している。
【0019】このように形成したウエッジベース電球用
端子8、8の一対を電球保持用爪9cを折り返してある
表面側の面がソケット開口部内側を向き、先端の電球保
持用爪湾曲部9eが開口部前方側となるようにして樹脂
等により所望の形状に成形したソケット開口部7aより
開口部の図面左上と右下の対角する位置に来るように挿
入して取り付ける。なおソケット開口部内部には内部上
面に端子取付部7cとソケットの突起7bが、内部下面
にはソケット突起7bと端子取付部7cが夫々向かいあ
うように形成されている。
【0020】端子取付部7cは方向、個数を適宜調整し
て形成した複数個の切り起こし9dが端子取付部の壁面
に当接して電球用端子が挟持するようにされており、電
球用端子にずれ等が生じることがないように嵌合固定す
るように形成している。ソケットの突起7bは挿入され
る電球の挿入部2bの複数の嵌合位置決め用突起3に対
応する形状とされており、挿入される電球を所定位置に
て停止して位置決めするようにすると共に端子取付部に
嵌合固定されたウエッジベース電球用端子8とで電球を
挟持して固定するようにされている。
【0021】ここで、本発明ではウエッジベース電球の
挿入部を反対側のソケット突起7b側に押し付けるよう
に電球保持用爪9cが働いて電球を固定する。この電球
保持用爪は表面側に略180度切り起こして湾曲した先
端を持つものとされ、切り起こした電球保持用爪の根元
部分が端子平板部の表面側の面9aに接するようにされ
ているため、平板部と電球保持用爪を折り重ねた状態で
ウエッジベ−ス電球を押さえつけるものとなっている。
このことは従来の薄板を折り曲げたのみの場合に比べて
板厚を実質的に倍増させた場合に等しい弾性力のものと
している。即ち、従来の場合と同じ0.3mmの薄板を
折り曲げて用いているにも拘らず、あたかも0.6mm
の板厚の金属板を用いて押し付けているかのように働
き、電球を押さえつける弾性力を強いものとしている。
【0022】また、先端折り曲げ部9fも電球保持用爪
を補強するものとされている。このことを図4に示した
一部拡大図にて説明すると、電球を装着した状態におい
てヘの字状の保持用爪湾曲部9e背面側には先端折り曲
げ部9fが弾性的に当接するようにされており、この先
端折り曲げ部9fが電球保持用爪を更に補強する作用を
奏するので、電球を押さえつける力はより一層強いもの
となる。特に先端折り曲げ部9fを平板部9に対して約
15度の角度となるように折り曲ると電球を押圧する力
が強くなる。更に約15度の角度となるように折り曲げ
て保持用爪湾曲部9e、特にその根元部分を抑えるよう
にすると、より一層強い力で電球を反対側に押し付けて
固定すると共に、中央部突起3bに係合して脱落しない
ものとすることができ最も好ましいものとなる。
【0023】給電用爪9bは挿入したウエッジベース電
球の挿入部に折り返されたリード線4と接触して給電を
行なう。このとき図4に示すように従来のソケットに比
べてウエッジベース電球のより下側の位置でリード線と
接触するものとしている。従来はウエッジベース電球の
リード線横突起3aの位置で接触するものであったが、
接触位置をより下側のリード線の根元に近い部分で接触
するようにして、リード線の変形による位置ズレの影響
を受けにくいものとし、リード線の曲がり変形の許容量
を大きくしている。そのため、本発明ではリード線横突
起の真下の位置からリード線が導出する位置までの距離
dに対してリード線が導出する位置からd×3/4まで
の間の位置において前記ウエッジベース電球のリード線
と弾性的に接触するように給電用爪を形成しており、本
実施例ではd×1/2の位置の近傍においてリード線と
接触するように調整して折り曲げている。
【0024】本実施例においてはウエッジベース電球を
取り付けた際に、ソケットの図面右半分では電球挿入部
が開口部上方側のソケット内面に適宜形状にて形成され
たソケット突起7bにより固定され、開口部下方の電球
挿入部の表面をウエッジベース給電用端子8の給電用爪
9b及び電球保持用爪9cにて開口部上方側に押さえつ
けるものとされ、図面左半分においては電球挿入部が開
口部下方側のソケット内面に適宜形状にて形成されたソ
ケット突起7bにより固定され、開口部上方の電球挿入
部の表面をウエッジベース給電用端子の給電用爪9b及
び電球保持用爪9cにて開口部下方の側に押さえつける
ものとされている。これにより電球保持用爪の先端湾曲
部が電球挿入部の表面及び裏面の双方において中央突起
3bに係合すると共に押圧するものとなり、その結果、
電球の両面から押さえつけられて強い力で固定されるも
のとなり、装着した電球のガタつきが著しく低減され
る。
【0025】これまでの実施例は2本のリード線が導出
されたシングルフィラメントのウエッジベース電球の場
合のソケット構造であったが、4本のリード線が導出さ
れているダブルフィラメント構造のウエッジベース電球
のようにリード線が2本よりも多い無口金電球において
も本発明を適用することができる。図5にバルブ部12
a内に2本のフィラメント15、15を有するダブルフ
ィラメントのウエッジベース電球11を用いた第2実施
例の概略図を示す。ダブルフィラメント電球11の挿入
部12bには嵌合位置決め用突起13が形成されてお
り、ダブルフィラメント電球の最下部から合わせて4本
のリード線14が導出され、表側に2本、裏側に2本の
リード線が挿入部12bに沿って折り曲げられている。
【0026】ソケット17には電球挿入部の形状に合わ
せた形状に形成された開口部17aが設けられており、
ソケット開口部17aの内部には挿入される電球の複数
の嵌合位置決め突起13の形状に合わせてソケット突起
17b及び電球用端子を保持する取付部が前記した実施
例と同様に適宜形状にて樹脂成形されている。ソケット
の開口部17aの下方及び上方の内面には夫々2つのウ
エッジベース電球用端子8、8を電球保持用爪9cが折
り返された表面側が内側となるようにしてソケット開口
部内に前述した第1の実施例と同様に配設している
【0027】本実施例の場合においても先の実施例と同
様の電球保持用爪を180度切り起こした側において電
球を保持するウエッジベース電球用端子を用いているの
で電球を押さえつける力が強く、ガタつきを低減して強
く固定している。また、給電用爪を下方のリード線が折
り曲げられた根元部分に近い箇所で接するようにしてい
るので、リード線の曲がり変形があった場合であっても
より確実に給電が行われるようになる。
【0028】本実施例においてはウエッジベース電球用
端子として同一展開形状のものを4枚用いてソケットに
取り付けたが、電球保持用爪にて電球を押さえつける箇
所が図6のように前述した構造の電球用端子を3枚用
い、他の1枚を給電用爪のみの端子としてソケット開口
部内に突起を設ける等に変更して、第1の実施例のよう
にソケット開口部内の突起とウエッジベース電球用端子
の保持用爪とで挟持して固定する構造とすることもでき
る。但し、ウエッジベース電球の挿入部の一方の面の側
には少なくとも1つの前述した電球保持用爪と給電用爪
の双方を有する電球用端子を設けることが必要である。
【0029】なお、前記した実施例において、ウエッジ
ベース電球用端子の端子足は折り重なるように折り曲げ
られて他のプラグ等と係合するような形状とした例で示
したが、従来例で示したような給電用コードを加締める
構造としてもよく、また電球用端子は必ずしもソケット
前方開口部から挿入するものに限らず背面から挿入して
嵌合固定するものでも良い。
【0030】給電用爪はできる限り広い幅を有するよう
にした方が望ましいが、電球用端子の強度等を考える
と、電球用端子全体の幅の60%以下の幅とすることが
実用的であり、その位置も図7のようにソケット後方側
としてもよく、要は給電用爪がウエッジベース電球の挿
入部に設けられたリード線横突起の真下の位置からリー
ド線が導出する位置までの距離dに対してリード線が導
出する位置からd×3/4までの間の位置において前記
ウエッジベース電球のリード線と弾性的に接触するよう
に給電用爪を形成していれば良いものである。
【0031】以上シングルフィラメントとダブルフィラ
メントのウエッジベース電球の実施例に沿って説明した
がこれに制限されるものではなく、切り起こしを用いず
に溶着してソケットと電球用端子を固定する等の種々の
変形が可能なことは当業者に自明であろう。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、一
端に端子足を備え、他端側にウエッジベース電球の嵌合
位置決め用突起に係合する電球保持用爪とウエッジベー
ス電球のリード線に接触する給電用爪を形成した平板部
を備えた導電性の電球用端子を有するウエッジベース用
電球のソケット構造を、電球用端子の電球保持用爪が図
7及び図8に示した従来例のように単なる薄板のウエッ
ジベース電球用端子を板厚方向に折り曲げたものではな
く、図1に示したように略180度切り起こして電球保
持用爪の背面にウエッジベース電球用端子の平板部表面
側が接するようにして実質的に約2倍の厚みの薄板を用
いた場合と同等の強度を得るものにすると共に、ウエッ
ジベース電球用端子の平板部の先端部を折り曲げて該電
球保持用爪の背面に弾性的に当接するようにすること
で、より一層電球を押し付ける力を強いものとするもの
である。同時に前記電球の嵌合位置決め用突起に係合す
るように前記保持用爪先端部が湾曲されて電球が抜け落
ちないように固定されており、これらにより電球の固定
と抜け落ちの防止を著しく強化すると同時にガタつきを
極力生じないようにする効果を奏するものとなる。ま
た、給電用爪が電球のリード線と接触する位置をリード
線が導出する根元側に確実に位置するものとすること
で、リード線の変形した場合であっても接触不良を低減
することができるものとして信頼性の高いソケットを提
供するという優れた効果を有する。また、従来は給電用
爪が挿入部を挟むように設けられていたのでウエッジベ
ース電球用端子の展開形状が大きく、その形状も複雑で
1枚の銅合金薄板から打ち抜いて形成できる電球用端子
の数量が少なく効率が悪かったが、本発明においてはウ
エッジベース電球の一方の面を他方面の側に押さえつけ
るのみの構造として、折り曲げて形成した端子が電球を
挟持しない展開形状が小面積なものとし、これにより1
枚の板材より多面取りをする際に必要な打ち抜き間隔を
小さなものとして、従来と同一面積の薄板から得ること
のできる電球用端子の数を増加することができる高効率
なものとしている。特にその形状を略方形な広がりの比
較的少ない単純な展開形状なものとすることで、より一
層この効果が発揮される。更に電球用端子の折り曲げ形
状も、従来のように立体的なコの字状とU字状の折り曲
げを必要とする複雑な立体形状に折り曲げる場合に比べ
て単純化して平面的な簡素化した形状とし、従来の折り
曲げ加工に比較して折り曲げ工程における歩留りを向上
させている。これらにより材料の使用量の低減、打ち抜
きの際の多面取りの効率の向上と共に、全体の製造歩留
りを向上させてコストを低減するものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の本発明の取付状態を分解して示す
斜視図である。
【図2】本発明のウエッジベース電球用端子の展開図で
ある。
【図3】第1実施例のソケットの要部断面斜視図であ
る。
【図4】第1実施例のウエッジベース電球の取付状態を
説明するための要部の側面図である。
【図5】第2実施例の取付状態を示す斜視図である。
【図6】別の実施例のソケット開口部の要部を示す斜視
図である。
【図7】別のウエッジベース電球用端子を示す概略斜視
図である。
【図8】従来例の取付状態を分解して示す斜視図であ
る。
【図9】従来例のウエッジベース電球用端子の展開図で
ある。
【図10】従来例のウエッジベース電球の取付状態を説
明するための要部の側面図である。
【図11】リード線が変形したウエッジベース電球の概
略図である。
【符号の説明】
1,11 ウエッジベース電球 2a,12a バルブ部 2b,12b 挿入部 3,13 嵌合位置決め用突起 3a リード線横突起 3b 中央部突起 4,14 リード線 5,15 フィラメント 7,17 ソケット 7b ソケット突起 8,18,28 電球用端子 9 平板部 9b 給電用爪 9c 電球保持用爪 9d 切り起こし 9e 保持用爪湾曲部 9f 先端折曲部 10 端子足

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に端子足を備え、他端側にウエッ
    ジベース電球の嵌合位置決め用突起に係合する電球保持
    用爪とウエッジベース電球のリード線に接触する給電用
    爪を形成した平板部を備えた導電性の電球用端子を有す
    るウエッジベース用電球のソケット構造において、 前記電球保持用爪はその先端が前記平板部先端側となる
    ように略180度折り返されていると共に、前記電球の
    嵌合位置決め用突起に係合するように該保持用爪先端部
    が湾曲されており、 前記平板部の先端は、電球を装着した状態において前記
    給電用爪の背面に弾性的に当接するようにしたことを特
    徴とするウエッジベース用電球のソケット構造。
  2. 【請求項2】 前記給電用爪は、ウエッジベース電球
    の挿入部に設けられたリード線横突起の真下の位置から
    リード線が導出する位置までの距離dに対してリード線
    が導出する位置からd×3/4までの間の位置において
    前記ウエッジベース電球のリード線と接触するように折
    り曲げられていることを特徴とする請求項1記載のウエ
    ッジベース用電球のソケット構造。
  3. 【請求項3】 電球保持用爪の背面に弾性的に当接す
    る前記平板部の先端は、平板部平面に対して約15度の
    角度で折り曲げられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のウエッジベース用電球のソケット構造。
  4. 【請求項4】 前記給電用爪が前記平板部の幅に対し
    て60%以内の幅であることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のウエッジベース用電球のソケット構
    造。
JP05714497A 1997-02-26 1997-02-26 ウエッジベース電球用ソケット Expired - Fee Related JP3958399B2 (ja)

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