JPH08315281A - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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JPH08315281A
JPH08315281A JP7115650A JP11565095A JPH08315281A JP H08315281 A JPH08315281 A JP H08315281A JP 7115650 A JP7115650 A JP 7115650A JP 11565095 A JP11565095 A JP 11565095A JP H08315281 A JPH08315281 A JP H08315281A
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relay
antenna
unit
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Takashi Uchiyama
隆 内山
Hiroteru Shimada
博輝 島田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】携帯端末機1は緊急情報を中継装置端末通信部
2に送信しまたID要求命令を受信するとIDを送信す
る。中継装置端末通信部2は緊急情報またはIDを受信
し中継装置親局通信部3に転送しまた携帯端末機1にI
D要求命令を送信する。中継装置親局通信部3はポーリ
ング命令を受けた時点で転送されてきた緊急情報または
IDを基地局送受信機4に送信する。基地局送受信機4
は受信した緊急情報またはIDをシステム制御装置5に
転送しまたポーリング命令を中継装置親局通信部3に送
信する。システム制御装置5は緊急情報またはIDを画
面表示しまたポーリング命令を発信する。 【効果】双方向通信が可能なので、常にまたは任意の時
刻に特定のまたは全数の携帯端末機の位置情報と状態を
把握でき緊急事態に迅速な対処が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緊急通報システムに関
し、特に携帯端末機および中継装置端末機の各々に送信
受信機能を組込み双方向通信とした緊急通報システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製造業等の各種工場、病院、福
祉施設、学校等の人間の安全対策や位置探索において、
例えば、構内を移動中に病的要因、発作的要因、不測の
事故や外傷等の要因で、人間が緊急事態に陥ったとき、
その人間が携帯している携帯端末機から緊急信号を発信
し救助を求めることが必要とされる。
【0003】このような一例として、昭和63年8月3
日に公開された特開昭63−187996号公報記載の
「無線通信式監視システム」を挙げると、このシステム
では、設備の異常を中央監視制御により常時モニタし、
異常時の場合、中央監視制御から設備の異常データを構
内のオペレータに直接無線送信することにより設備の異
常に対して緊急対処を行なうが、送信はオペレータに対
して一方向のみの通信としている。
【0004】図6は従来の緊急通報システムを示すブロ
ック図である。
【0005】図6を参照すると、従来の緊急通報システ
ムは、アンテナ6aから緊急情報または入場情報を送信
する携帯端末機7と、送信された緊急情報または入場情
報をアンテナ6bで受信する中継装置端末通信部8と、
中継装置端末通信部8が転送する緊急情報または入場情
報をアンテナ6cから送信しまたポーリング命令をアン
テナ6cで受信する中継装置親局通信部3と、中継装置
親局通信部3が送信した緊急情報または入場情報をアン
テナ6dにより受信しポーリング命令をアンテナ6dか
ら送信する基地局送受信機4と、基地局送受信機4が受
信した緊急情報または入場情報をシステムデータ31と
して画面表示を行ないまたポーリング命令を発信するシ
ステム制御装置30とから構成されている。
【0006】ここで、緊急情報とは携帯端末機7のID
(Identification:識別)番号および緊
急フラグのデータを示し、入場情報とは携帯端末機7の
ID番号および入場フラグのデータを示す。
【0007】次に、図6を参照して動作を説明する。
【0008】携帯端末機7の携帯者は、例えば、作業開
始にあたり製造現場に入場するときに、携帯端末機7の
エントリースイッチ(図示せず)をオンにするか、また
は充電器(図示せず)から携帯端末機7を引き抜き腰ベ
ルト等に装着する。このときエントリースイッチまたは
充電器からの引き抜き時の動作と連動して、携帯端末機
7は自己のID番号と入場フラグとを含む入場情報を、
アンテナ6aにより中継装置端末通信部8に送信する。
【0009】中継装置端末通信部8はアンテナ6bで受
信した入場情報を中継装置親局通信部3に転送する。中
継装置親局通信部3は入場情報に自己の装置のID番号
を付加しアンテナ6cから基地局送受信機4へ送信す
る。ただし、送信は、システム制御装置30に接続され
た基地局送受信機4からアンテナ6dを通して送信され
たポーリング命令を中継装置親局通信部3が受信した時
点で行なう。
【0010】基地局送受信機4がアンテナ6dで受信復
調した中継装置親局通信部3のID番号が付加された入
場情報は、システムデータ31としてシステム制御装置
30に転送される。システム制御装置30はシステムデ
ータ31に受信タイムスタンプを付加する。ここで受信
タイムスタンプとは、受信時の時間情報を示す。
【0011】システム制御装置30は、予め登録してあ
るデータベース、すなわち、携帯端末機7のID番号お
よび入場フラグと携帯者の氏名と中継装置親局通信部3
のID番号とエリアの名称との照合を実施する。
【0012】さて、製造現場に入場した携帯端末機7の
携帯者に緊急事態が発生した場合は、緊急情報が発信さ
れこの緊急情報は上述した入場情報の流れと同一の経路
で流れシステム制御装置30の画面上に表示される。救
助者は画面表示されたエリアに行き、救助した後、携帯
端末機7のエントリースイッチをオフする。救助確認
後、システム制御装置30の救助確認キーの押下により
システムは正常復帰する。
【0013】なお、中継装置親局通信部3はシステム制
御装置30と基地局送受信機4との主導によるポーリン
グ命令を定時毎に受け、各携帯端末機7からの緊急情報
または入場情報の有無、中継装置端末通信部8と中継装
置親局通信部3との動作状態のチェックを実施する。
【0014】このとき、緊急情報または入場情報の着信
または中継装置親局通信部3および中継装置端末通信部
8のいずれかに異常が認められた場合には、システム制
御装置30の画面上に該当するID番号とエリアの名称
が表示され、自動的にポーリング命令の対象から除外さ
れる。
【0015】図6に示されるように、基地局送受信機4
と中継装置親局通信部3とは双方向通信であるが、携帯
端末機7と中継装置端末通信部8とは単方向の通信であ
る。
【0016】次に、図7は図6の携帯端末機を示す詳細
ブロック図である。
【0017】図7を参照すると、携帯端末機7は緊急ボ
タンスイッチ13と、緊急事態を検知する緊急事態識別
センサ14と、全体の処理制御を行なうCPU12と、
データの蓄積を行なうメモリ16と、データを送信する
送信部40と、アンテナ6aとから構成される。
【0018】病的要因、外傷等の要因で、携帯端末機7
の携帯者が緊急ボタンスイッチ13をオンにするか、内
臓する緊急事態識別センサ14の検知により、それぞれ
緊急ボタンスイッチ出力信号17または緊急識別信号1
8がCPU12に出力される。CPU12が緊急事態と
判断すると、メモリ16に記憶されている自己のID番
号20を読み出し送信部40に出力しアンテナ6aから
送信する。
【0019】また、図8は図6の中継装置端末通信部を
示す詳細ブロック図である。
【0020】図8を参照すると、中継装置端末通信部8
は全体の処理制御を行なうCPU23と、データの蓄積
を行なうバッファ26と、緊急情報または入場情報を受
信する受信部42と、アンテナ6bとから構成される。
【0021】携帯端末機7から、例えば、緊急情報が入
力されると、受信部42で受信されたID番号20をC
PU23はバッファ26に蓄積データ28として蓄積す
る。
【0022】ポーリング命令を受信した図6の中継装置
親局通信部3から、ポーリング信号27がCPU23に
入力されると、CPU23はバッファ26に蓄積されて
いる蓄積データ28を読み出し中継装置親局通信部3に
出力する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の緊急通
報システムは、携帯端末機に受信機能が含まれていない
ため、かつ、中継装置端末通信部に送信機能が含まれて
いないため、携帯端末機から情報を送信してくるまでは
携帯端末機の位置と状態の把握ができないという欠点を
有している。
【0024】また、システム制御装置は常にポーリング
命令を定時毎に発信するため、任意の時刻に特定の携帯
端末機にポーリング命令を発信できないという欠点を有
している。
【0025】本発明の目的は、常にまたは任意の時刻に
特定のまたは全数の携帯端末機の位置と状態の迅速な情
報を把握できる緊急通報システムを提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の緊急通報システ
ムは、各々がアンテナを有しこれら第1のアンテナを通
じて第1の情報または第2の情報を送信する機能を有す
る複数の携帯端末機と、各々が第2のアンテナを有し前
記第1の情報または第2の情報をこれら第2のアンテナ
で受信する機能を有し受信した前記第1の情報または第
2の情報を転送する複数の中継端末部と、各々がアンテ
ナを有し前記複数の中継端末部にそれぞれ接続されこれ
ら中継端末部から転送された前記第1の情報または第2
の情報をポーリング命令によりこれら第3のアンテナで
送信する複数の中継親局と、アンテナを有し前記複数の
中継親局からそれぞれ送信されてきた前記第1の情報ま
たは第2の情報を第4のアンテナで受信し前記ポーリン
グ命令をこの第4のアンテナで前記中継親局に送信する
基地局送受信部と、前記基地局送受信部に接続され前記
基地局送受信部で受信された前記第1の情報または第2
の情報を画面表示し前記ポーリング命令を発信する基地
局管理部とを備えた緊急通報システムにおいて、前記携
帯端末機が前記第1の情報または第2の情報を送信する
機能と送信命令を受信する機能とを有し、前記中継端末
部が前記第1の情報または第2の情報を受信する機能と
前記送信命令を送信する機能とを有し、前記携帯端末機
と前記中継端末部との間で双方向通信を行なうようにし
たことを特徴としている。
【0027】また、前記基地局管理部が発信する前記ポ
ーリング命令を任意の時間に特定のまたは全数の前記携
帯端末機に発信するようにしたことを特徴としている。
【0028】なお、前記携帯端末機は、第1の緊急信号
を出力する緊急ボタンスイッチと、人体の転倒等の異常
を検知し第2の緊急信号を出力する緊急センサと、前記
第1または前記第2の緊急信号を検出すると前記第1の
情報を連続して出力する手段と、前記第1の情報または
第2の情報を記憶するメモリと、前記第1の情報または
第2の情報を前記中継端末部に送信し前記中継端末部か
らの前記送信命令を受信する送受信部と、アンテナとを
有することを特徴としている。
【0029】さらに、前記中継端末部は、前記中継親局
からの前記ポーリング命令に応答して前記第1の情報ま
たは第2の情報を出力する入出力制御を行なう手段と、
前記第1の情報または第2の情報を蓄積するバッファ
と、前記送信命令を前記携帯端末機に送信し前記携帯端
末機から前記第1の情報または第2の情報を受信する送
受信部と、アンテナとを有することを特徴としている。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0031】図1は本発明の緊急通報システムの一実施
例を示すブロック図である。
【0032】図1に示す本実施例のシステムは、アンテ
ナ6aから緊急情報または入場情報を送信しかつID要
求命令を受信する携帯端末機1と、送信された緊急情報
または入場情報をアンテナ6bで受信しID要求命令を
送信する中継装置端末通信部2と、中継装置端末通信部
2が転送する緊急情報または入場情報をアンテナ6cか
ら送信しまたポーリング命令をアンテナ6cで受信する
中継装置親局通信部3と、中継装置親局通信部3が送信
した緊急情報または入場情報をアンテナ6dにより受信
しまたポーリング命令をアンテナ6dから送信する基地
局送受信機4と、基地局送受信機4が受信した緊急情報
または入場情報をシステムデータ10として画面表示を
行ないまたポーリング命令を発信するシステム制御装置
5とから構成されている。
【0033】なお、これら中継装置親局通信部3、基地
局送受信機4およびアンテナ6a〜6dは、従来技術に
関連して述べた図6の緊急通報システムに用いた同一の
参照数字で示す構成要素にそれぞれ対応する。
【0034】図2は図1の携帯端末機の一例を示す詳細
ブロック図である。
【0035】図2を参照すると、携帯端末機1は緊急ボ
タンスイッチ13と、緊急事態を検知する緊急事態識別
センサ14と、全体の処理制御を行なうCPU12と、
データの蓄積を行なうメモリ16と、データを送受信す
る送受信部15と、アンテナ6aとを備えている。
【0036】なお、これら緊急ボタンスイッチ13、緊
急事態識別センサ14、CPU12、メモリ16および
アンテナ6aは、従来技術に関して述べた図7の携帯端
末機7に用いた対応構成要素と同一のものである。
【0037】また、図3は図1の中継装置端末通信部の
一例を示す詳細ブロック図である。図3を参照すると、
中継装置端末通信部2は全体の処理制御を行なうCPU
23と、データの蓄積を行なうバッファ26と、データ
を送受信する送受信部25と、アンテナ6bとを含んで
いる。
【0038】なお、CPU23、バッファ26およびア
ンテナ6bは、従来技術に関して述べた図8の中継装置
端末通信部8のものと同一である。
【0039】次に、図1、図2、図3を参照して動作を
詳細に説明する。
【0040】図1において、中継装置端末通信部2から
中継装置親局通信部3の動作、中継装置親局通信部3お
よび基地局送受信機4の双方向通信動作、基地局送受信
機4の動作およびシステム制御装置5の動作は、上述の
従来技術で述べたものと同一なので説明を省略する。
【0041】携帯端末機1と中継装置端末通信部2との
間で双方向通信を可能にするために、携帯端末機1に送
受信部15が、中継装置端末通信部2に送受信部25が
備えられている。
【0042】携帯端末機1は中継装置端末通信部2から
のID要求命令を、アンテナ6aと送受信部15で受信
すると、送受信部15は復調したID要求信号19をC
PU12に出力する。CPU12はメモリ16に記憶し
ているID番号20を読み出し送受信部15に出力す
る。送受信部15はID番号20を変調しアンテナ6a
により中継装置端末通信部2に送信する。本動作が通常
モードとして常時繰り返し行われる。
【0043】ただし、緊急ボタンスイッチ13から緊急
ボタンスイッチ出力信号17が、また緊急事態識別セン
サ14から緊急識別信号18がCPU12に入力される
と上記の通常モードの動作は停止し、CPU12はID
番号20を送受信部15に連続して出力し、送受信部1
5はID番号20を変調しアンテナ6aから中継装置端
末通信部2に向けて連続して送信する。
【0044】中継装置端末通信部2はポーリング命令を
受信した中継装置親局通信部3から出力されるポーリン
グ信号27がCPU23に入力されると、CPU23は
バッファ26に蓄積されている蓄積データ28を読み出
し中継装置親局通信部3に出力する。ここで、蓄積デー
タ28とは携帯端末機1のID番号20を示す。
【0045】通常モードでは、一定の時間間隔で、送受
信部25からID要求命令を携帯端末機1に送信し、ま
た携帯端末機1からID番号20を受信する動作を繰り
返す。
【0046】ただし、携帯端末機1からのID番号20
がアンテナ6bに入力されると、送受信部25で復調し
たID番号20をCPU23はバッファ26に蓄積デー
タ28として蓄積し、ポーリング命令時に蓄積データ2
8を中継装置親局通信部3に出力する。
【0047】上述の通り、中継装置端末通信部2と携帯
端末機1との間で常にポーリング命令に応じて、携帯端
末機1がID要求命令を受信しID番号20を送信する
という双方向通信を可能としている。
【0048】図4は図1の運用例を示す説明図である。
【0049】図4を参照して本発明の運用について動作
を説明する。
【0050】従業員34は作業開始にあたり製造現場に
入場するときに、携帯端末機1のエントリースイッチ
(図示せず)をオンにするか、または充電器(図示せ
ず)から携帯端末機1を引き抜き腰ベルト等に装着す
る。このとき、エントリースイッチ、または充電器引き
抜きの動作と連動して入場情報(自己の携帯端末機のI
D番号、入場フラグ)が自動的に送信される。中継装置
端末通信部2−1は入場情報を受信復調し中継装置親局
通信部3−1に転送する。これを受けた中継装置親局通
信部3−1は、自己の装置のID番号を付加しID番号
データとして基地局送受信機4に送信するが、この送信
はシステム制御装置5から発信されたポーリング命令を
基地局送受信機4で変調し送信したポーリング命令を中
継装置親局通信部3−1が受信したときに行なう。
【0051】なお、従業員34からの送受信は複数の中
継装置端末通信部2−1〜2−nおよび複数の中継装置
親局通信部3−1〜3−nの中で近傍に位置する中継装
置端末通信部2−1および中継装置親局通信部3−1に
対して行なわれる。
【0052】基地局送受信機4は受信したID番号デー
タをシステム制御装置5へ転送し、システム制御装置5
は転送されたID番号データに時間情報として受信タイ
ムスタンプを付加して認識する。このとき、予め登録し
てあるデータベースと照合を行なう。照合は携帯端末機
1のID番号および入場フラグと携帯者の氏名と中継装
置親局通信部3−1のID番号とエリアの名称が対象で
ある。
【0053】この動作は従来の技術で述べた動作と同一
であるが、システム制御装置5は、定時毎のポーリング
命令の発信の他に、特定の携帯端末機1に対して任意の
時間にポーリング命令を発信することができるので、基
地局送受信機4によりポーリング命令を中継装置親局通
信部3−1に送信することにより、特定の携帯端末機1
の位置情報を任意の時間にポーリングして画面表示でき
る。つまり、携帯端末機1は中継装置端末通信部2−1
から送信されたID要求命令を認識し、自己のID番号
を中継装置端末通信部2−1に送信する。
【0054】中継装置端末通信部2−1はID番号を中
継装置親局通信部3−1に転送し、中継装置親局通信部
3−1は携帯端末機1のID番号に自己の装置のID番
号を付加したID番号データを基地局送受信機4へ送信
する。基地局送受信機4はシステム制御装置5へ転送
し、システム制御装置5はこれに受信タイムスタンプを
付加し画面上に表示する。携帯端末機1の全数の位置情
報ポーリングについては他の中継装置端末通信部2−n
および中継装置親局通信部3−nとともに、上記の動作
を全数について繰り返す。
【0055】作業終了にあたり製造現場を退場するとき
は、携帯端末機1のエントリースイッチを切るか、また
は充電器に携帯端末機を装着することにより行なう。こ
のとき、エントリースイッチ、または充電器への装着動
作と連動して、退場信号(自己の携帯端末機のID番
号、退場フラグ)が中継装置端末通信部2−1に送信さ
れ、中継装置端末通信部2−1は退場信号を受信し、中
継装置親局通信部3−1に転送する。
【0056】中継装置親局通信部3−1は、退場信号に
自己の装置のID番号を付加し、システム制御装置5か
らのポーリング命令により基地局送受信機4から送信さ
れたポーリング命令を受信したときに送信を行なう。基
地局送受信機4は受信したID番号データをシステム制
御装置5へ転送し、システム制御装置5は受信タイムス
タンプをID番号データに付加し画面上に表示する。
【0057】このとき、予め登録してあるデータベース
と照合を行なう。照合は携帯端末機1のID番号および
入場フラグと携帯者の氏名と中継装置親局通信部3−1
のID番号とエリアの名称が対象である。
【0058】これで、この情報を送信した携帯端末機1
を携帯する従業員34は退場したものと認識され、位置
把握のポーリングの対象から除外される。
【0059】図5はデータフォーマットの一例を示す説
明図である。
【0060】データフォーマットはデータの開始を示す
スタートビット(ST:8bit)と、中継装置親局通
信部3−1のID番号データ(ID1:24bit)
と、携帯端末機1のID番号データ(ID2:32bi
t)と、データ長を示すデータ(LENGTH:16b
it)と、ポーリング命令を示すコマンドデータ(CO
M:8bit)と、チェックサムを行なう検査データ
(SUM1:16bit;SUM2:16bit)との
120bitのデータから構成される。
【0061】このデータフォーマットが、携帯端末機
1、中継装置端末通信部2−1、中継装置親局通信部3
−1、基地局送受信部4、システム制御装置5との一連
の動作の中で使用される。
【0062】なお、システム制御装置5では、単に画面
表示だけではオペレータに緊急事態の発生が気付かれな
いことを想定して、予めデータベースに登録してあるパ
ラレルデータ環境設定マップに準じて指定される接点出
力を備えている。この接点出力信号により、スピーカ、
パトライト、警報機、他のネットワークへの接続等を行
ない警報する機能を有している。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緊急通報
システムは、携帯端末機および中継装置端末通信部に双
方向通信可能な送受信機能を設け、またシステム制御装
置のポーリング命令発信が任意に行える機能を設けるこ
とにより、常にまたは任意の時刻に特定のまたは全数の
携帯端末機の位置情報と状態を把握できるので、緊急事
態に迅速な対処が行なえるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緊急通報システムの一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の携帯端末機の一例を示す詳細ブロック図
である。
【図3】図1の中継装置端末通信部の一例を示す詳細ブ
ロック図である。
【図4】図1の運用例を示す説明図である。
【図5】データフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図6】従来の緊急通報システムを示すブロック図であ
る。
【図7】図6の携帯端末機を示す詳細ブロック図であ
る。
【図8】図6の中継装置端末通信部を示す詳細ブロック
図である。
【符号の説明】
1 携帯端末機 2、2−1、2−n 中継装置端末通信部 3、3−1、3−n 中継装置親局通信部 4 基地局送受信機 5 システム制御装置 6a、6b、6c、6d アンテナ 7 携帯端末機 8 中継装置端末通信部 10 システムデータ 12 CPU 13 緊急ボタンスイッチ 14 緊急事態識別センサ 15 送受信部 16 メモリ 17 緊急ボタンスイッチ出力信号 18 緊急識別信号 19 ID要求信号 20 ID番号 23 CPU 25 送受信部 26 バッファ 27a、27b ポーリング信号 28a、28b 蓄積データ 30 システム制御装置 31 システムデータ 34 携帯者 40 送信部 42 受信部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がアンテナを有しこれら第1のアン
    テナを通じて第1の情報または第2の情報を送信する機
    能を有する複数の携帯端末機と、各々が第2のアンテナ
    を有し前記第1の情報または第2の情報をこれら第2の
    アンテナで受信する機能を有し受信した前記第1の情報
    または第2の情報を転送する複数の中継端末部と、各々
    がアンテナを有し前記複数の中継端末部にそれぞれ接続
    されこれら中継端末部から転送された前記第1の情報ま
    たは第2の情報をポーリング命令によりこれら第3のア
    ンテナで送信する複数の中継親局と、アンテナを有し前
    記複数の中継親局からそれぞれ送信されてきた前記第1
    の情報または第2の情報を第4のアンテナで受信し前記
    ポーリング命令をこの第4のアンテナで前記中継親局に
    送信する基地局送受信部と、前記基地局送受信部に接続
    され前記基地局送受信部で受信された前記第1の情報ま
    たは第2の情報を画面表示し前記ポーリング命令を発信
    する基地局管理部とを備えた緊急通報システムにおい
    て、 前記携帯端末機が前記第1の情報または第2の情報を送
    信する機能と送信命令を受信する機能とを有し、前記中
    継端末部が前記第1の情報または第2の情報を受信する
    機能と前記送信命令を送信する機能とを有し、前記携帯
    端末機と前記中継端末部との間で双方向通信を行なうよ
    うにしたことを特徴とする緊急通報システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局管理部が発信する前記ポーリ
    ング命令を任意の時間に特定のまたは全数の前記携帯端
    末機に発信するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯端末機は、第1の緊急信号を出
    力する緊急ボタンスイッチと、人体の転倒等の異常を検
    知し第2の緊急信号を出力する緊急センサと、前記第1
    または前記第2の緊急信号を検出すると前記第1の情報
    を連続して出力する手段と、前記第1の情報または第2
    の情報を記憶するメモリと、前記第1の情報または第2
    の情報を前記中継端末部に送信し前記中継端末部からの
    前記送信命令を受信する送受信部と、アンテナとを有す
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載の緊急
    通報システム。
  4. 【請求項4】 前記中継端末部は、前記中継親局からの
    前記ポーリング命令に応答して前記第1の情報または第
    2の情報を出力する入出力制御を行なう手段と、前記第
    1の情報または第2の情報を蓄積するバッファと、前記
    送信命令を前記携帯端末機に送信し前記携帯端末機から
    前記第1の情報または第2の情報を受信する送受信部
    と、アンテナとを有することを特徴とする請求項1およ
    び請求項2記載の緊急通報システム。
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