JP2001099928A - 人数確認システム - Google Patents

人数確認システム

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JP2001099928A
JP2001099928A JP28278099A JP28278099A JP2001099928A JP 2001099928 A JP2001099928 A JP 2001099928A JP 28278099 A JP28278099 A JP 28278099A JP 28278099 A JP28278099 A JP 28278099A JP 2001099928 A JP2001099928 A JP 2001099928A
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JP
Japan
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unit
transmitting
antenna
slave
radio wave
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Application number
JP28278099A
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English (en)
Inventor
Takashi Oikawa
敬 及川
Mikiya Satatsu
幹也 佐達
Akiyoshi Suzuki
昭美 鈴木
Yuko Sugano
雄孝 菅野
Hiroshi Kikuchi
寛 菊地
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OBETS KYODO KUMIAI
Original Assignee
OBETS KYODO KUMIAI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】相互に無線通信のできる親機と複数の子機との
組み合わせにかかる人数確認システムであって、子機所
持者の人数や識別特定の確認や子機所持者の所在場所を
確認し得る人数確認システムに関する。 【解決手段】子機親機は、可変ゲインアンプ部を備えた
送信装置と、無指向性受信アンテナと指向性受信アンテ
ナの2種類のアンテナを備えた受信装置と、可変ゲイン
アンプ部のゲインコントロールができる手段と、指向性
アンテナで電波の届く方向を特定できる手段と、親機か
ら子機へ必要なコマンドを送信できる手段と、子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
らIDを識別して子機を特定できる手段から構成され
る。子機は、送信装置と、複数の子機からの高周波信号
を受信し、受信データに復調できる子機受信装置と、非
常用電波を送信する非常用発信スイッチと、警報装置
と、親機からのコマンドに対応する応答や、ID管理
や、時間管理を行う手段から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互に無線通信のでき
る親機と複数の子機との組み合わせにかかる人数確認シ
ステムであって、電波の送受信可能な範囲を可変した
り、その応答信号の方向を特定したり、指定時間を経過
したとき警報を発したり、子機から非常用電波が継続的
に発信する状態となしたりすることによって子機所持者
の人数や識別特定の確認や子機所持者の所在場所を確認
し得る人数確認システムに関する。特にバス旅行やグル
ープ旅行や福祉施設等で無線通信により迅速に且つ確実
に点呼確認をすることができ、居ない場合にはその不在
者の居場所を容易に探すことのできる人数確認システム
を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、修学旅行や団体旅行等の観光バス
旅行、あるいは保育園や老人ホームなどの福祉施設で
は、引率者や施設長が各集合場所や各室内において、一
人一人名前を呼ぶことによって確認したり、目視によっ
て参加者等の集合状況を確認したり、人数を確認したり
していた。そのために引率者や施設長の確認作業は、時
間がかかり間違いやすく煩雑なものであった。特に集合
時間や集合場所を決めていても時間どおりに集合しない
場合が多々あり、引率者や責任者等は心当たりの場所を
探して回らなければならない煩雑さがあった。
【0003】このような煩雑さを解消する手段として、
例えば、観光バス旅行の場合には、観光バスの各シート
にスイッチをセットしておき、このスイッチに重量がか
かるとON/OFF状態となってバスに乗客が戻ってい
るか否かを確認するシステムや、観光バスの入口に光セ
ンサーを設けておき、乗客の出入状況を確認するシステ
ムなどがあった。しかしながら、このようなシステムで
は各シートへの配線が必要であるし、座席に荷物を置い
た場合でも感知してしまうので正確な確認が出来ないも
のであった。また、光センサーを設ける場合には、瞬時
に全員の人数確認が出来ないし、光センサーの設置位置
も限定されるという問題を有していた。
【0004】このような課題を解消するための手段とし
て、無線を利用して人数管理をしたり、点呼を取ったり
する方法として、特開平5‐334513号「観光バス
の乗客の人数管理装置」や特開平9‐245147号
「コンタクトレスICカードを用いた点呼方法」等があ
る。
【0005】上記の人数管理装置や点呼方法は、被点呼
者の名前や識別番号等を登録すると共に、呼出信号を送
信する端末機と、各点呼者には端末機からの呼出信号を
受信し、この呼出信号の受信を端末機に送信するICカ
ードを所持させるものである。そして、集合時間になっ
てから集合場所において、端末機から呼出信号を送信
し、この呼出信号に対するICカードからの応答の有無
によって被点呼者がその場所に居るか否かを判定するも
のである。
【0006】その際に例えば呼出信号の到達範囲が20
m程度に設定されている場合、その呼出信号からの応答
がない場合には、その20mの範囲内の場所には被点呼
者は居ないものと判断することができる。次に対象者の
存否を判断して点呼結果を作成し表示する。そして、予
め登録された人員と員数が合わない場合には特定のIC
カードの所持者に対して緊急信号を発信し、バスなどに
帰車することを促すものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムによれば、呼出信号の到達範囲を可変すること
ができないものであった。また、一組の団体については
ある範囲においてその員数の確認は容易となるものの、
呼出信号の到達範囲を変更することができないので、例
えば車内に居る子機を所持している被点呼者のみを確認
しようとする場合でも、車外にまで呼出信号が到達し、
車内に戻っていない被点呼者までをカウントしてしまい
人数確認をしてしまうという課題があった。また、その
団体が二組、三組と増える場合には、呼出信号を送信す
る親機である送信機についても二組、三組とそろえる必
要があり、そのためにいくつかの帯域の呼出信号の発信
電波を必要とする。更に、呼出信号の到達範囲を変更す
る機能がないので、指向性アンテナを用いる子機を所持
している被点呼者の居る方向は測定できるが、その所在
位置までは測定できないものであった。
【0008】本発明は親機として単一の発信機でありな
がら、子機には予めIDが付加されているので、複数組
の呼出信号を送信することが出来、しかも、混在する複
数組の人員のうち、各組毎の人員を把握することが可能
な点呼システムを提供することができる。そして、その
応用範囲は各種団体旅行のほかに、福祉施設や色々な施
設の入退場人数の確認等についても使用することができ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の点呼システムが有している課題を解消しようとする
もので、次のような構成としたものである。
【0010】特許を受けようとする第1発明は、相互に
無線通信のできる親機と複数の子機との組み合わせにか
かる人数確認システムであって、当該親機は、表面波発
信器とトランジスタにより高周波を発信する発信部と送
信データを高周波に変調する変調部と送信用アンテナ部
から出力される電波の出力をコントロールできる可変ゲ
インアンプ部と送信アンテナ部とからなり送信データを
高周波送信できるようにした送信装置と、無指向性受信
アンテナと指向性受信アンテナの2種類のアンテナを備
えた受信アンテナ部と当該無指向性アンテナと指向性ア
ンテナとを切り替えることのできるアンテナ切替部と受
信プリアンプ部と高周波信号を受信データに復調する復
調部とからなり、複数の子機からの高周波信号を受信
し、受信データに復調できるようにした受信装置と、可
変ゲインアンプ部のゲインコントロールができるように
する手段と、これによって電波の届く範囲や距離を特定
したりその距離を測定できるようにする手段と、指向性
アンテナで電波の届く方向を特定できるようにする手段
と、親機から子機のマイコン制御部へ警報用の指定時間
を設定したり、必要なコマンドをデータとして送信でき
るようにする手段と、親機からの送信に応じた子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
ら予め付加されているIDを識別して、その応答信号を
発信した子機を特定できるようにする手段を構成するよ
うにしたことを特徴とする中央演算処理部と、電波の届
く範囲や距離の測定結果や、電波の届く特定方向や子機
からの応答信号を受信できた人数や、応答信号を発信し
た子機を持つ人の特定などを出力する出力手段部とから
構成されている。
【0011】他方、当該子機は、表面波発信器とトラン
ジスタにより高周波を発信する子機発信部と送信データ
を高周波に変調する子機変調部と送信用パターンアンテ
ナ部とからなり送信データを高周波送信できるようにし
た子機送信装置と、受信用パターンアンテナ部と受信用
高周波プリアンプ部と高周波信号を受信データに復調す
る子機復調部とからなり、複数の子機からの高周波信号
を受信し、受信データに復調できるようにした子機受信
装置と、非常時にこのスイッチを押すことにより、非常
用電波を出継続的に発信する非常用発信スイッチと、親
機から指定された集合時間になっても電波の届く範囲に
戻ってこない場合に、子機に音や光で戻る時間になった
ことを知らせる警報部とからなる警報装置と、親機から
のコマンドを解釈し、コマンドに対応する応答や、ID
管理や、時間管理を行う手段を構成するようにしたマイ
コン制御部とから構成されている。
【0012】そして、当該親機と複数の子機との間で高
周波無線通信をすることにより、親機から特定範囲内に
居る子機をもった人数や、その特定範囲内に居る子機を
持った人の識別確認や、アンテナ切替部により無指向性
アンテナと指向性アンテナを切替えて受信することによ
り子機を持った人の居る方向と距離からその位置の特定
確認や、親機から指定した時間が経過しても通信が出来
ないときの子機に対する警報や、非常時において子機か
ら非常用電波の発信がおこなえるようにしたことを特徴
とする人数確認システムである。
【0013】当該第1発明は、親機を、電波の届く特定
範囲内の中心に置き、複数の子機に対して、呼出のため
の送信データを高周波送信するが、その呼出し用の電波
の送信手段は、一斉送信やポーリング等の手段によって
行う。子機にはIDとして予めその子機を所持する者
(被点呼者)の氏名や識別番号等が付加入力されてお
り、親機には上記のIDを記憶させておく。IDにより
一斉送信の場合は時間で、ポーリングのときは呼ばれた
ときに応答する。親機は、子機から応答する高周波を受
信できた場合は、居ると判断して点呼をとったものと
し、その結果を親機の出力手段部を介して出力する。親
機からの電波の届く特定範囲を可変できるので、目的の
送受信範囲を設定して送信データを高周波送信し、その
範囲中において子機を持つ人の人数とその名前を瞬時に
確認することができる。親機は単一の発信機でありなが
ら、子機にはIDが付加されているので、複数組の呼出
信号を送信することができると共に、混在する複数組の
人員から各組毎の人員を容易に区別して把握することが
可能である。このような無線通信による人数点呼機能が
本発明のベースとなる特徴であるが、第1発明は、この
他、次のような各種の機能を同じに備えている点に特徴
がある。
【0014】当該第1発明は、親機にアンテナ切替部を
設けて、これを操作して無指向性のアンテナと指向性の
アンテナを切替自在としているので、例えば無指向性の
アンテナで送信できる距離を測定した後、指向性アンテ
ナにより方向を特定して、両者の情報から子機の所持者
の居る位置を親機により容易に探し出すことがきるよう
にしたものである。
【0015】また、当該第1発明は、子機に警報部を装
備したので、子機が電波の届かない範囲に出る前に集合
時間を予め指定時間として子機に送信しておき、所定の
時間が経過したら子機に音や光で警報を表示することが
できるようにしてある。
【0016】また第1発明は、親機に送信用アンテナ部
から出力される電波の出力をコントロールできる可変ゲ
インアンプ部を備えたので、親機からの電波の送受信レ
ベルを外部に漏れることがない室内や車内等の特定範囲
となるように調整できるので、特定室内やバスの車内に
居る人数のみの点呼確認をとることができるようになっ
ている。
【0017】さらに第1発明は、子機に警報装置として
非常用発信スイッチを設け、非常時にこのスイッチを押
すことにより、子機から非常用電波を常に発信する状態
にすることができるので、子機の方向及び距離を速やか
に特定して、所持者の所在位置を容易に探し出すことが
できるようにしたものである。
【0018】特許を受けようとする第2発明は、高周波
を発信する発信部と送信データを高周波に変調する変調
部と送信用アンテナ部から電波を出力するゲインアンプ
部と送信アンテナ部とからなる送信装置と、受信アンテ
ナ部と受信プリアンプ部と高周波信号を受信データに復
調する復調部とからなる受信装置と、親機から子機のマ
イコン制御部へ必要なコマンドをデータとして送信でき
るようにする手段と、親機からの送信に応じた子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
ら予め付加されているIDを識別して、その応答信号を
発信した子機を特定できるようにする手段を構成するよ
うにしたことを特徴とする中央演算処理部と、電波の届
く範囲や距離の測定結果や、電波の届く特定方向や子機
からの応答信号を受信できた人数や、応答信号を発信し
た子機を持つ人の特定などを必要に応じて出力し得るよ
うにした出力手段部とから構成されてなる親機と、高周
波を発信する子機発信部と送信データを高周波に変調す
る子機変調部と送信用パターンアンテナ部とからなる子
機送信装置と、受信用パターンアンテナ部と受信用高周
波プリアンプ部と高周波信号を受信データに復調する子
機復調部とからなる子機受信装置と、親機からのコマン
ドを解釈し、コマンドに対応する応答や、ID管理や、
時間管理を行う手段を構成するようにしたマイコン制御
部とから構成されている子機の複数とが、組み合わさ
り、相互に無線通信のできるようにしたことを特徴とす
る人数確認システムにおいて、親機のゲインアンプ部
を、送信用アンテナ部から出力される電波の出力をコン
トロールしながら変化できる可変ゲインアンプ部とし、
親機の中央演算処理部は、可変ゲインアンプ部のゲイン
コントロールにともなって電波の届く範囲や距離を演算
特定したりその距離を測定し、親機から電波の送受信可
能な特定範囲内の子機に呼出信号を送信し、親機からの
呼出信号を受信した子機からの送信信号を親機が受信し
て、特定範囲内に居る子機を持つ人の人数と、そのID
から子機を持つ人を特定確認するようにしたことを特徴
とする人数確認システムである。
【0019】当該第2発明は、無線方式による点呼機能
を有する人数確認システムにおいて、親機に、電波の届
く特定範囲を可変できる可変ゲインアンプ部を搭載し
て、送受信できる範囲を変えながらその範囲中の子機と
通信し、通信できたときにその子機を持つ人の人数とそ
の人を表す名前や記号を特定して、その人が所定の範囲
内に居るとして確認することができようにしたことを特
徴とする人数確認システムである。
【0020】特許を受けようとする第3発明は、可変ゲ
インアンプ部をコントロールして送信用アンテナ部から
出力される電波の出力を所定の小レベルにしたときは、
当該電波は、バス内または特定室内だけが電波の及ぶ範
囲となり、バス内または特定室内の子機の所持者人数や
その子機の所持者を特定確認するようにしたことを特徴
とする第2発明に記載する人数確認システムである。
【0021】当該第3発明は、第2発明の無線方式によ
る点呼機能を有する人数確認システムにおいて、親機か
らの電波の届く範囲を外部に漏れることがない室内やバ
ス車内等の特定範囲となるように送受信レベルを低減す
れば、その室内やバス車内に居る人の人数やその人の名
前などを特定確認することができる人数確認システムで
ある。
【0022】特許を受けようとする第4発明は、高周波
を発信する発信部と送信データを高周波に変調する変調
部と送信用アンテナ部から電波を出力するゲインアンプ
部と送信アンテナ部とからなる送信装置と、受信アンテ
ナ部と受信プリアンプ部と高周波信号を受信データに復
調する復調部とからなる受信装置と、親機から子機のマ
イコン制御部へ必要なコマンドをデータとして送信でき
るようにする手段と、親機からの送信に応じた子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
ら予め付加されているIDを識別して、その応答信号を
発信した子機を特定できるようにする手段を特定できる
ようにしたことを特徴とする中央演算処理部と、電波の
届く範囲や距離の測定結果や、電波の届く特定方向や子
機からの応答信号を受信できた人数や、応答信号を発信
した子機を持つ人の特定などを必要に応じて出力し得る
ようにした出力手段部とから構成されてなる親機と、高
周波を発信する子機発信部と送信データを高周波に変調
する子機変調部と送信用パターンアンテナ部とからなる
子機送信装置と、受信用パターンアンテナ部と受信用高
周波プリアンプ部と高周波信号を受信データに復調する
子機復調部とからなる子機受信装置と、親機からのコマ
ンドを解釈し、コマンドに対応する応答や、ID管理
や、時間管理を行う手段を構成するようにしたマイコン
制御部とから構成されている子機の複数とが、組み合わ
さり、相互に無線通信のできるようにしたことを特徴と
する人数確認システムにおいて、親機の受信アンテナ部
として、無指向性受信アンテナと指向性受信アンテナの
2種類を備えるとともに、アンテナ切替部により、無指
向性アンテナと指向性アンテナの切り替えができるよう
にし、これによって電波の届く方向を全方位にしたり特
定方向に限定したりできるようになし、無指向性のアン
テナで送信できる距離を測定した後、指向性アンテナに
より切り替えてその方向を探索し、子機を持つ人居る場
所を親機により確認できるようにしたことを特徴とする
人数確認システムである。
【0023】当該第4発明は、当該無指向性アンテナと
指向性アンテナとをアンテナ切替部により切り替えるこ
とのできるようにしたので、まず親機に装備した無指向
性のアンテナで送信できる距離を測定した後、指向性ア
ンテナにより切り替えて方向を特定すると、子機の所持
者の居る場所を親機1台で容易に特定できるようにした
点に特徴がある。
【0024】特許を受けようとする第5発明は、高周波
を発信する発信部と送信データを高周波に変調する変調
部と送信用アンテナ部から電波を出力するゲインアンプ
部と送信アンテナ部とからなる送信装置と、受信アンテ
ナ部と受信プリアンプ部と高周波信号を受信データに復
調する復調部とからなる受信装置と、親機から子機のマ
イコン制御部へ必要なコマンドをデータとして送信でき
るようにする手段と、親機からの送信に応じた子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
ら予め付加されているIDを識別して、その応答信号を
発信した子機を特定できるようにする手段を構成するよ
うにしたことを特徴とする中央演算処理部と、電波の届
く範囲や距離の測定結果や、電波の届く特定方向や子機
からの応答信号を受信できた人数や、応答信号を発信し
た子機を持つ人の特定などを必要に応じて出力し得るよ
うにする手段を構成するようにした出力手段部とから構
成されてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送
信データを高周波に変調する子機変調部と送信用パター
ンアンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パター
ンアンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号
を受信データに復調する子機復調部とからなる子機受信
装置と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応
する応答や、ID管理や、時間管理を行う手段が構成さ
れたマイコン制御部とから構成されている子機の複数と
が、組み合わさり相互に無線通信のできるようにしたこ
とを特徴とする人数確認システムにおいて、親機の中央
演算処理部には、親機から送信して子機のマイコン制御
部へ警報用の指定時間を設定し得るようになし、子機の
警報装置には、親機から指定された時間になっても電波
の届く範囲に戻ってこない時、子機に音や光で戻る時間
になったことを知らせる警報部を設けて、子機が電波の
届かない範囲に出る前に親機から指定時間を予め子機に
送信設定しておき、指定時間が経過したら子機に設けら
れている警報信号を表示するようにしたことを特徴とす
る人数確認システムである。
【0025】当該第5発明は、子機が電波の届かない範
囲に出る前に集合時間を予め指定時間として子機に送信
して設定しておき、指定された集合時間までに電波の届
かない範囲内に戻れない場合には、子機に内蔵されてい
る警報音を鳴らしたり、警報用光を点灯したりして、戻
ることを促すことができるようにしたことを特徴とする
人数確認システムである。尚、それぞれの子機に対して
親機からの操作によって任意に操作できるようにしても
良いし、あるいはタイマー機能を内蔵しておけば、子機
の所持者が集合時間までに集合場所に集まらない場合で
あっても、子機の所持者に集合時間が過ぎていることを
知らしめることができる。
【0026】特許を受けようとする第6発明は、高周波
を発信する発信部と送信データを高周波に変調する変調
部と送信用アンテナ部から電波を出力するゲインアンプ
部と送信アンテナ部とからなる送信装置と、受信アンテ
ナ部と受信プリアンプ部と高周波信号を受信データに復
調する復調部とからなる受信装置と、親機から子機のマ
イコン制御部へ必要なコマンドをデータとして送信でき
るようにする手段と、親機からの送信に応じた子機から
の応答信号を受信できた数や、受信した当該応答信号か
ら予め付加されているIDを識別して、その応答信号を
発信した子機を特定できるようにしたりできるようにす
る手段を構成するようにしたことを特徴とする中央演算
処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、電波の
届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた人数
や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを必要
に応じて出力し得るようにした出力手段部とから構成さ
れてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送信デ
ータを高周波に変調する子機変調部と送信用パターンア
ンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パターンア
ンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受
信データに復調する子機復調部とからなる子機受信装置
と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応する
応答や、ID管理や、時間管理を行う手段を構成するよ
うにしたマイコン制御部とから構成されている子機の複
数とが、組み合わさり相互に無線通信のできるようにし
たことを特徴とする人数確認システムにおいて、子機の
警報装置として、非常時にスイッチを押すことにより、
非常用電波を継続的に発信する非常用発信スイッチを設
けてなり、子機の非常用発信スイッチを入れることによ
り、子機から非常用電波が継続的に発信する状態とな
し、子機を持つ人の所在位置を親機が容易に確認し得る
ようにしたことを特徴とする人数確認システムである。
【0027】当該第6発明は、子機を保持する者が何ら
かの非常事態が起こって集合場所や親機の居る所へ戻れ
なくなったときは、子機から非常用電波を継続的に発信
している状態となし、親機により子機の方向と距離を特
定して速やかに子機を持つ人の所在位置を探し出するこ
とができるようにしたものである。
【0028】
【実施例】以下に本発明に係る人数確認システムの実施
例を説明すると、図1は、本発明に係る人数確認システ
ムの構成図であり、図2は、本発明に係る人数確認シス
テムの親機の構成を示すブロック図であり、図3は、本
発明に係る人数確認システムの子機の構成を示すブロッ
ク図であり、図4は、本発明に係る人数確認システムに
おいて、特定範囲における複数の子機保持者の点呼をす
る原理を示す説明図であり、図5は、本発明に係る人数
確認システムにおいて、特定範囲内に居ない子機の所在
位置を探す原理を示す説明図であり、図6は、送受信に
より被点呼者の存在や不在を判定した結果を示す一実施
例の表示例を示す説明図である。
【0029】図において、1は高周波通信のできる親機
であり、2,2,2…は、高周波通信のできる複数の子
機である。本発明に係る人数確認システムは、相互に無
線通信のできる当該親機1と複数の子機2,2,2…と
の組み合わせにかかるものである。一台の親機1に対し
て複数の子機2,2,2,…の組み合わせというのは、
例えばグループの人数に応じて20台とか50台の子機
が用意される。被点呼者は子機2を所持しており、この
子機2には氏名や識別番号等のID情報が付加入力され
ており、このID情報は親機1にも同様に付加入力され
ている。また、子機2,2,2,にはいくつかのグルー
プ単位でID情報を付加入力するようにしてもよい。
【0030】親機1は、送信装置21と、受信装置22
と、中央演算処理部7と、出力手段部23とを備えたも
のである。これを更に詳細に説明すると、送信装置21
は、表面波発信器とトランジスタにより高周波を発信す
る発信部4と送信データを高周波に変調する変調部5と
送信用アンテナ部3から出力される電波の出力をコント
ロールできる可変ゲインアンプ部6と送信アンテナ部3
とからなり、送信データを高周波送信できるようにした
ものである。
【0031】また前記受信装置22は、無指向性受信ア
ンテナ10aと指向性受信アンテナ10bの2種類のア
ンテナを備えた受信アンテナ部10と当該無指向性アン
テナ10bと指向性アンテナ10aとを切り替えること
のできるアンテナ切替部12と受信プリアンプ部9と高
周波信号を受信データに復調する復調部8とからなり、
複数の子機2,2,2…からの高周波信号を受信し、受
信データに復調できるようにしたものである。
【0032】前記中央演算処理部7は、可変ゲインアン
プ部6のゲインコントロールができるようにする手段
と、これによって電波の届く範囲や距離を特定したりそ
の距離を測定できるようにする手段と、指向性アンテナ
10bによって電波の届く方向を特定する手段と、親機
1から子機2,2,2,…のマイコン制御部15へ警報
用の指定時間を設定する手段と、必要なコマンドをデー
タとして送信できるようにする手段と、親機1からの送
信に応じた子機2,2,2,…からの応答信号を受信で
きた数や、受信した当該応答信号から予め付加されてい
るIDを識別して、その応答信号を発信した子機2,
2,2,…を特定できるようにする手段を構成したもの
である。
【0033】前記出力手段部23は、電波の届く範囲や
距離の測定結果や、電波の届く特定方向や子機1からの
応答信号を受信できた人数や、応答信号を発信した子機
1を持つ人の識別特定などを出力できるように構成され
ている。
【0034】他方、当該子機2は、子機送信装置25
と、子機受信装置26と、警報装置27と、マイコン制
御部15を備えたものである。
【0035】当該子機送信装置25は、表面波発信器と
トランジスタにより高周波を発信する子機発信部17と
送信データを高周波に変調する子機変調部16と送信用
パターンアンテナ部18とからなり、送信データを高周
波送信できるようにしたものである。
【0036】また子機受信装置26は、受信用パターン
アンテナ部11と受信用高周波プリアンプ部13と高周
波信号を受信データに復調する子機復調部14とからな
り、複数の子機2,2,2,…からの高周波信号を受信
し、受信データに復調できるようにしたものである。
【0037】また警報装置27は、非常時にこのスイッ
チを押すことにより、非常用電波を出しっぱなしにする
非常用発信スイッチ19と、親機1から指定された集合
時間になっても電波の届く範囲に戻ってこない場合に、
子機に音や光で戻る時間になったことを知らせる警報部
20とからなるものである。
【0038】更にマイコン制御部15は、親機1からの
高周波送信で送信されてきたコマンドを解釈し、コマン
ドに対応する応答や、ID管理や、時間管理を行う手段
が構成されている。
【0039】その上で当該親機1と複数の子機2,2,
2,…との間で高周波無線通信をすることにより、親機
1から特定範囲内に居る子機を持った人の人数や、その
特定範囲内に居る子機2を持った人の識別確認ができる
だけでなく、その子機2をもった人の居る位置と距離の
確認ができ、親機1から指定した時間が経過しても通信
が出来ないときは子機2,2,2,…に対して警報音を
鳴らしたり警報灯を点滅させたり、更に、非常時におい
て子機2,2,2,…は、非常用発信スイッチ19を押
して必要に応じて非常用電波を継続的に発信できるよう
にしたことを特徴とする人数確認システムである。
【0040】当該図示実施例に係る人数確認システム
は、具体的に次のように使用される。まず、人数確認シ
ステムを用いて点呼をとる方法について述べる。本発明
に係る親機1は、送信出力を可変できる可変ゲインアン
プ6を持っており、電波の届く範囲を容易に変えること
ができる。そこで、親機1は、図4に示すように電波の
届く特定範囲を決めて、無指向性アンテナ10aから一
斉放送による点呼をする。次に夫々の子機2,2,2,
…は、IDにより予め応答する時間が決められていて、
一斉放送から予め定められていた時間に親機と通信す
る。こうすることにより、ポーリングによる方法よりも
迅速に点呼が取れる。その後、点呼が取れない子機2,
2のみポーリングで点呼を再度行い、ある時間後に点呼
の結果を出力手段部(例えば表示器)23に出力する。
この際、出力手段部が印刷機であれば、印刷出力しても
よいこと、勿論である。このようにして点呼により子機
2,2,2,…の所持者を確認した結果を判定した表示
器に表示したときの一例を示したのが図6である。
【0041】例えば、図6に示すように被点呼者の確認
結果を判定した識別コードによる表示や、図4及び図5
に示すような子機の所在位置の表示を任意に切り替える
ことができる。ある特定の範囲内で被点呼者の確認をす
る場合、親機1から設定した電波の届く範囲内で子機2
からの応答がある場合には、その電波の届く範囲に居る
被点呼者の人数を瞬時にカウントして確認することがで
きる。また、親機1は所定の場所に子機2が集まれば、
集合時間に関係なく子機の存在を速やかにカウントし、
人数の確認ができる。その場合、特定の子機からの応答
がない場合には、例えば、コード番号や氏名の欄を点滅
表示させて、電波の届く範囲に居ないことが分かように
してもよい。図示実施例の場合,子機のコード番号「0
1」と「14」は、通信ができないため不在であり、他
の人々は電波の届く範囲内に居ると判定する。このよう
なある範囲での点呼の原理は、図4に示した実験例の通
りである。
【0042】<点呼の原理の実験例>上記のように構成
される親機1の送信側のアンテナ部を構成する無指向性
アンテナから一斉送信した。24cmとし、子機2,2
の受信側のアンテナ部を24cmとして、直線距離にお
いて送受信実験を行った。その結果、電波の届く範囲
(送受信可能な距離)は150mであった。また、送信
機である親機1をバスの中に設置し、受信機である子機
2,2をバスの車外に持ち出して見ると、30mの範囲
で送受信が可能であった。その際、子機2をバッグや衣
服などの障害物の中に入れた場合でも、40mの範囲で
送受信が可能であった。この実験例では、子機2a,2
bは通信可能であるから電波の届く範囲内に居ることに
なり、子機2cは、送受信が出来ないので、電波の届く
範囲内にはいないことになる。
【0043】次に、点呼で不在になった子機2cの居る
場所を探す方法について述べる。まず、点呼で不在にな
った子機2cの居る場所を探すために、無指向アンテナ
を用いて送信するが、その際点呼を取った時の送信出力
よりも徐々に出力をあげていき、子機の対応があった場
合に、その出力の届く範囲を規定したテーブルから子機
の距離を求める(操作1)。次に、アンテナ切替部によ
り送信アンテナを単一指向性アンテナ10bに切り替
え、送信レベルが一番高い方向を子機の居る方向と特定
する(操作2)。そして、操作1により定まった距離と
操作2により特定された方向の交差する地点に探してい
る子機2cを持った人が居ることになる。
【0044】<一台の親機で子機の居場所を判定する原
理の実験例>点呼で不在になった子機の居る場所を探す
方法の原理を図5に示す。親機1が存在する地図上現在
位置を中心に、操作1により定まった距離に円を描
き、操作2により定まった方向に直線を描き、両者の
描線の交差点を示す位置に探している不在の子機が居る
ことが分かる。
【0045】また、本発明は、集合時間と集合場所を決
めて居る場合、親機1は,次の集合時間を子機2,2,
2,…に送信する。子機2,2,2,…は、親機1の電
波の届かない範囲に出た場合に内部のタイマーを動作さ
せ、集合時間になっても親機1の電波呼ない場合は、子
機2の警報部が作動してブザーなどの警報が鳴ったり、
警報ランプが点滅したりして警報を発し、速やかに集合
場所に戻るように促すことができる。
【0046】また、バス内や室内にいる人数を確認した
い時に本発明に係る人数確認システムを用いる場合に
は、バス外に送信電波が漏れると、バス外の人を間違っ
て居ると判断してしまう危険がある。本発明の場合に
は、親機からの電波の送受信レベルをコントロールでき
るので、外部に漏れることがない室内や車内だけに電波
が届くように送受信レベルにまで低下させれば、容易に
バス内や室内に居る人数のみを確実に確認することがで
きる。
【0047】更に、子機2を所持する者の一部が、集合
場所に帰る道が分からなくなったり、事故に遭遇した
り、怪我などをして身動きが取れなくなったときなど非
常事態がおこったときは、子機2の非常用スイッチを押
すことにより非常用電波を継続的に送信した状態にする
ことができるので、親機1や救助隊が発見し易くする事
もできる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、それぞれに被点呼者のIDを
付加入力してなる1台の親機と複数の子機との組み合わ
せからなり、親機には電波の送受信可能な範囲を可変で
きる可変ゲインアンプを搭載し、親機から電波の送受信
可能な特定範囲内の子機に呼出信号を送信し、親機から
の呼出信号を受信した子機からの送信信号を親機が受信
して、特定範囲内に居る子機の所持者の人数や名前を確
認するようにしたことを特徴とする人数確認システムで
ある。このように親機からは送受信可能な範囲を可変す
ることができるので、送受信範囲を設定してその中の子
機保持者の点呼とその人数を瞬時に且つ確実に確認する
ことができる。また、設定した特定範囲の外に居る子機
保持者を探すために送信アンテナをまず、無指向性アン
テナにして送信電波の届く範囲を変えて距離を特定する
とともに、アンテナ切替部を用いて送信アンテナを指向
性アンテナに切替えて方向を特定し、両者を組み合わせ
ることにより探している子機保持者の居場所を特定し
て、早急に且つ確実に探せるようにしたものである。
【0049】また、本発明に係る子機にIDを付加した
ので、親機は単一の発信機でありながら、複数組の呼出
信号を送受信することができると共に、混在する複数組
の人員から各組毎の人員を区別して容易に把握する点呼
が可能になったので、何台もの観光バスなどでのグルー
プ旅行や部屋数の多い福祉施設内などでの人数確認が確
実に瞬時に行なえる。
【0050】本発明は、子機に警報部が装備されている
ので、子機が電波の届かない範囲に出る前に集合時間を
予め指定時間として子機に送信しておき、時間内に子機
に内蔵されている警報音を鳴らしたり、警報用光の点滅
をさせるなどして早急に集合場所に戻ることを促すこと
ができる。
【0051】また、本発明の子機には非常用発信スイッ
チ部が設けられているので、非常時に当該子機のスイッ
チを押すことにより、非常用電波が継続的に発信してい
る状態にすることができる。この非常用電波を親機が受
信することにより、その子機所持者が緊急状態にあるこ
とを確認することができ、その所在位置を特定すること
もできる。
【0052】本発明に係る人数確認システムは、叙上の
ように、特定範囲に居る人の点呼や、不在者の捜索がで
きるだけではなく、集合時間が経過したときの警告や、
非常事態がおきたときの警報など、人数確認に際しての
多用な機能を備えており、人数確認作業上起こる様々な
問題に対しても充分対応できるので、非常に実用性の高
い人数確認システムとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る人数確認システムの構成図であ
る。
【図2】 本発明に係る人数確認システムの親機の構成
を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る人数確認システムの子機の構成
を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係る人数確認システムにおいて、特
定範囲における複数の子機保持者の点呼をする原理を示
す説明図である。
【図5】 本発明に係る人数確認システムにおいて、特
定範囲内に居ない子機の所在位置を探す原理を示す説明
図である。
【図6】 送受信により被点呼者の存在や不在を判定し
た結果を示す一実施例の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1: 親機 2: 子機 3: 送信用アンテナ 4: 発信部 5: 変調部 6: 可変ゲインアンプ部 7: 中央演算処理部 8: 復調部 9: 受信プリアンプ部 10: 受信アンテナ部 10a: 無指向性アンテナ 10b: 指向性アンテナ 11: 受信用パターンアンテナ 12: アンテナ切替部 13: 受信用高周波プリアンプ部 14: 子機復調部 15: マイコン制御部 16: 子機変調部 17: 子機発信部 18: 送信用パターンアンテナ 19: 非常用発信スイッチ 20: 警報部 21: 送信装置 22: 受信装置 23: 出力手段部 25: 子機送信装置 26: 子機受信装置 27: 警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07C 9/00 H04B 7/26 B H04B 7/26 (72)発明者 菊地 寛 岩手県江刺市愛宕字金谷179番地 Fターム(参考) 3E038 AA01 FA03 GA02 JB10 5B049 CC00 DD04 EE02 FF04 GG03 5J070 AD02 AK15 BC06 BC08 5K067 AA21 AA34 BB27 BB28 DD17 DD23 DD24 EE02 EE10 EE22 EE55 GG01 GG11 HH21 HH22 HH23 JJ53 JJ54 KK02 KK03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に無線通信のできる親機と複数の子機
    との組み合わせにかかる人数確認システムであって、当
    該親機は、表面波発信器とトランジスタにより高周波を
    発信する発信部と送信データを高周波に変調する変調部
    と送信用アンテナ部から出力される電波の出力をコント
    ロールできる可変ゲインアンプ部と送信アンテナ部とか
    らなり送信データを高周波送信できるようにした送信装
    置と、無指向性受信アンテナと指向性受信アンテナの2
    種類のアンテナを備えた受信アンテナ部と当該無指向性
    アンテナと指向性アンテナとを切り替えることのできる
    アンテナ切替部と受信プリアンプ部と高周波信号を受信
    データに復調する復調部とからなり、複数の子機からの
    高周波信号を受信し、受信データに復調 できるように
    した受信装置と、可変ゲインアンプ部のゲインコントロ
    ールができるようにする手段と、これによって電波の届
    く範囲や距離を特定したりその距離を測定できるように
    する手段と、指向性アンテナで電波の届く方向を特定で
    きるようにする手段と、親機から子機のマイコン制御部
    へ警報用の指定時間を設定する手段と、必要なコマンド
    をデータとして送信できるようにする手段と、親機から
    の送信に応じた子機からの応答信号を受信できた数や、
    受信した当該応答信号から予め付加されているIDを識
    別して、その応答信号を発信した子機を特定できるよう
    にする手段とを構成するようにしたことを特徴とする中
    央演算処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、
    電波の届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた
    人数や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを
    出力する出力手段部とから構成されており、他方、当該
    子機は、表面波発信器とトランジスタにより高周波を発
    信する子機発信部と送信データを高周波に変調する子機
    変調部と送信用パターンアンテナ部とからなり送信デー
    タを高周波送信できるようにした子機送信装置と、受信
    用パターンアンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高
    周波信号を受信データに復調する子機復調部とからな
    り、複数の子機からの高周波信号を受信し、受信データ
    に復調できるようにした子機受信装置と、非常時にスイ
    ッチを押すことにより、非常用電波を継続的に送信する
    状態にする非常用発信スイッチと、親機から指定された
    集合時間になっても電波の届く範囲に戻ってこない場合
    に、子機に音や光で戻る時間になったことを知らせる警
    報部とからなる警報装置と、親機からのコマンドを解釈
    し、コマンドに対応する応答や、ID管理や、時間管理
    を行う手段を構成するようにしたマイコン制御部とから
    構成されており、当該親機と複数の子機との間で高周波
    無線通信をすることにより、親機から特定範囲内に居る
    子機をもった人数や、その特定範囲内に居る子機をもっ
    た人の識別確認や、アンテナ切替部で無指向性アンテナ
    と指向性アンテナとを切替えて受信することにより子機
    を持った人の居る方向と距離からその位置の特定確認
    や、親機から指定した時間が経過しても通信が出来ない
    ときの子機に対する警報や、非常時において子機から非
    常用電波の発信がおこなえるようにしたことを特徴とす
    る人数確認システム。
  2. 【請求項2】 高周波を発信する発信部と送信データを
    高周波に変調する変調部と送信用アンテナ部から電波を
    出力するゲインアンプ部と送信アンテナ部とからなる送
    信装置と、受信アンテナ部と受信プリアンプ部と高周波
    信号を受信データに復調する復調部とからなる受信装置
    と、親機から子機のマイコン制御部へ必要なコマンドを
    データとして送信できるようにする手段と、親機からの
    送信に応じた子機からの応答信号を受信できた数や、受
    信した当該応答信号から予め付加されているIDを識別
    して、その応答信号を発信した子機を特定できるように
    する手段を構成するようにしたことを特徴とする中央演
    算処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、電波
    の届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた人数
    や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを必要
    に応じて出力し得るようにした出力手段部とから構成さ
    れてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送信デ
    ータを高周波に変調する子機変調部と送信用パターンア
    ンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パターンア
    ンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受
    信データに復調する子機復調部とからなる子機受信装置
    と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応する
    応答や、ID管理や、時間管理を行う手段を構成するよ
    うにしたマイコン制御部とから構成されている子機の複
    数とが、組み合わさり、相互に無線通信のできるように
    したことを特徴とする人数確認システムにおいて、親機
    のゲインアンプ部を、送信用アンテナ部から出力される
    電波の出力をコントロールしながら変化できる可変ゲイ
    ンアンプ部とし、親機の中央演算処理部は、可変ゲイン
    アンプ部のゲインコントロールにともなって電波の届く
    範囲や距離を演算特定したりその距離を測定し、親機か
    ら電波の送受信可能な特定範囲内の子機に呼出信号を送
    信し、親機からの呼出信号を受信した子機からの送信信
    号を親機が受信して、特定範囲内に居る子機を持った人
    の人数とそのIDから子機を持った人を特定確認するよ
    うにしたことを特徴とする人数確認システム。
  3. 【請求項3】可変ゲインアンプ部をコントロールして送
    信用アンテナ部から出力される電波の出力を必要なだけ
    小レベルに変化させることにより、当該電波は、バス内
    または特定室内だけが電波の及ぶ範囲となり、バス内ま
    たは特定室内の子機の所持者人数やその子機の所持者を
    特定確認するようにしたことを特徴とする請求項2に記
    載する人数確認システム。
  4. 【請求項4】 高周波を発信する発信部と送信データを
    高周波に変調する変調部と送信用アンテナ部から電波を
    出力するゲインアンプ部と送信アンテナ部とからなる送
    信装置と、受信アンテナ部と受信プリアンプ部と高周波
    信号を受信データに復調する復調部とからなる受信装置
    と、親機から子機のマイコン制御部へ必要なコマンドを
    データとして送信できるようにする手段と、親機からの
    送信に応じた子機からの応答信号を受信できた数や、受
    信した当該応答信号から予め付加されているIDを識別
    して、その応答信号を発信した子機を特定できるように
    する手段を構成するようにしたことを特徴とする中央演
    算処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、電波
    の届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた人数
    や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを必要
    に応じて出力し得るようにした出力手段部とから構成さ
    れてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送信デ
    ータを高周波に変調する子機変調部と送信用パターンア
    ンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パターンア
    ンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受
    信データに復調する子機復調部とからなる子機受信装置
    と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応する
    応答や、ID管理や、時間管理を行う手段を構成するよ
    うにしたマイコン制御部とから構成されている子機の複
    数とが、組み合わさり、相互に無線通信のできるように
    したことを特徴とする人数確認システムにおいて、親機
    の受信アンテナ部として、無指向性受信アンテナと指向
    性受信アンテナの2種類を備えるとともに、中央演算処
    理部では、無指向性アンテナと指向性アンテナの切り替
    えができるようにし、これによって電波の届く方向を全
    方位にしたり特定方向に限定したりできるようになし、
    無指向性のアンテナで送信できる距離を測定するととも
    に、アンテナ切替部により指向性アンテナに切り替えて
    その方向を特定し、子機を持っている人の居る場所を親
    機により確認できるようにしたことを特徴とする人数確
    認システム。
  5. 【請求項5】 高周波を発信する発信部と送信データを
    高周波に変調する変調部と送信用アンテナ部から電波を
    出力するゲインアンプ部と送信アンテナ部とからなる送
    信装置と、受信アンテナ部と受信プリアンプ部と高周波
    信号を受信データに復調する復調部とからなる受信装置
    と、親機から子機のマイコン制御部へ必要なコマンドを
    データとして送信できるようにする手段と、親機からの
    送信に応じた子機からの応答信号を受信できた数や、受
    信した当該応答信号から予め付加されているIDを識別
    して、その応答信号を発信した子機を特定できるように
    する手段を構成するようにしたことを特徴とする中央演
    算処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、電波
    の届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた人数
    や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを必要
    に応じて出力し得るようにした出力手段部とから構成さ
    れてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送信デ
    ータを高周波に変調する子機変調部と送信用パターンア
    ンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パターンア
    ンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受
    信データに復調する子機復調部とからなる子機受信装置
    と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応する
    応答や、ID管理や、時間管理を行う手段を構成するよ
    うにしたマイコン制御部とから構成されている子機の複
    数とが、組み合わさり、相互に無線通信のできるように
    したことを特徴とする人数確認システムにおいて、親機
    の中央演算処理部には、親機から送信して子機のマイコ
    ン制御部へ警報用の指定時間を設定し得るようになし、
    子機の警報装置には、親機から指定された時間になって
    も電波の届く範囲に戻ってこない時、子機に音や光で戻
    る時間になったことを知らせる警報部を設けてなり、子
    機が電波の届かない範囲に出る前に親機から指定時間を
    予め子機に送信し設定しておき、指定時間が経過したら
    子機に設けられている警報信号を表示するようにしたこ
    とを特徴とする人数確認システム。
  6. 【請求項6】 高周波を発信する発信部と送信データを
    高周波に変調する変調部と送信用アンテナ部から電波を
    出力するゲインアンプ部と送信アンテナ部とからなる送
    信装置と、受信アンテナ部と受信プリアンプ部と高周波
    信号を受信データに復調する復調部とからなる受信装置
    と、親機から子機のマイコン制御部へ必要なコマンドを
    データとして送信できるようにする手段と、親機からの
    送信に応じた子機からの応答信号を受信できた数や、受
    信した当該応答信号から予め付加されているIDを識別
    して、その応答信号を発信した子機を特定できるように
    する手段を構成するようにしたことを特徴とする中央演
    算処理部と、電波の届く範囲や距離の測定結果や、電波
    の届く特定方向や子機からの応答信号を受信できた人数
    や、応答信号を発信した子機を持つ人の特定などを必要
    に応じて出力し得るようにした出力手段部とから構成さ
    れてなる親機と、高周波を発信する子機発信部と送信デ
    ータを高周波に変調する子機変調部と送信用パターンア
    ンテナ部とからなる子機送信装置と、受信用パターンア
    ンテナ部と受信用高周波プリアンプ部と高周波信号を受
    信データに復調する子機復調部とからなる子機受信装置
    と、親機からのコマンドを解釈し、コマンドに対応する
    応答や、ID管理や、時間管理を行う手段を構成するよ
    うにしたマイコン制御部とから構成されている子機の複
    数とが、組み合わさり、相互に無線通信のできるように
    したことを特徴とする人数確認システムにおいて、子機
    の警報装置として、非常時にスイッチを押すことによ
    り、非常用電波を継続的に発信する非常用発信スイッチ
    を設けてなり、子機の非常用発信スイッチを入れること
    により、子機から非常用電波が継続的に発信する状態と
    なし、この非常用電波を受信することにより子機を持つ
    人の所在位置を親機が容易に確認し得るようにしたこと
    を特徴とする人数確認システム。
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