JPH08314878A - コンピュータシステム - Google Patents
コンピュータシステムInfo
- Publication number
- JPH08314878A JPH08314878A JP11844595A JP11844595A JPH08314878A JP H08314878 A JPH08314878 A JP H08314878A JP 11844595 A JP11844595 A JP 11844595A JP 11844595 A JP11844595 A JP 11844595A JP H08314878 A JPH08314878 A JP H08314878A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central processing
- processing unit
- task
- operating system
- main memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一連のタスクの実行処理時間を短くする。
【構成】 この発明のコンピュータシステムは、第1、
第2の中央演算処理装置20,21 の一方に第1のオペレー
ティングシステム28を起動させて主記憶装置24にロード
されている第1のタスク30を実行させ、これと同時に、
第1、第2の中央演算処理装置の他方に第2のオペレー
ティングシステム29を起動させて主記憶装置にロードさ
れている第2のタスク31を実行させ、さらに、第1、第
2の中央演算処理装置が共にタスクを実行しているとき
に、第3のタスク32の実行要求が発生すれば、第3の中
央演算処理装置22上で第1のオペレーティングシステム
のクローン34を発生させて第3のタスクを起動させ、第
1のオペレーティングシステムとタイムシェアリングに
第3のタスクを実行させる。
第2の中央演算処理装置20,21 の一方に第1のオペレー
ティングシステム28を起動させて主記憶装置24にロード
されている第1のタスク30を実行させ、これと同時に、
第1、第2の中央演算処理装置の他方に第2のオペレー
ティングシステム29を起動させて主記憶装置にロードさ
れている第2のタスク31を実行させ、さらに、第1、第
2の中央演算処理装置が共にタスクを実行しているとき
に、第3のタスク32の実行要求が発生すれば、第3の中
央演算処理装置22上で第1のオペレーティングシステム
のクローン34を発生させて第3のタスクを起動させ、第
1のオペレーティングシステムとタイムシェアリングに
第3のタスクを実行させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチプロセッサ、
マルチオペレーティングシステム(OS)を備えたコン
ピュータシステムに関する。
マルチオペレーティングシステム(OS)を備えたコン
ピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、プロセスのリアルタイム制
御に使用されるコンピュータシステムにおいては、タス
クの高速応答性確保のために様々な工夫が試みられてい
るが、1個の中央演算処理装置ではシステム構築に限界
があり、より高度なコンピュータシステムを構築するた
めの工夫が求められている。
御に使用されるコンピュータシステムにおいては、タス
クの高速応答性確保のために様々な工夫が試みられてい
るが、1個の中央演算処理装置ではシステム構築に限界
があり、より高度なコンピュータシステムを構築するた
めの工夫が求められている。
【0003】このような要求に応えるコンピュータシス
テムとして、1台のコンピュータの中に2個の中央演算
処理装置(CPU)を組み込んだ、いわゆるマルチプロ
セッサのコンピュータシステムが提案されており、この
ようなコンピュータシステムでは従来の約2倍の処理能
力が発揮できるようになっている。
テムとして、1台のコンピュータの中に2個の中央演算
処理装置(CPU)を組み込んだ、いわゆるマルチプロ
セッサのコンピュータシステムが提案されており、この
ようなコンピュータシステムでは従来の約2倍の処理能
力が発揮できるようになっている。
【0004】図3はこのようなマルチプロセッサのコン
ピュータシステムの従来例を示しており、第1の中央演
算処理装置(CPU)1と第2の中央演算処理装置(C
PU)2、システムバス3、主記憶装置(M)4をハー
ドウェアとして備え、主記憶装置4にローディングされ
ているオペレーティングシステム(OS)5が第1、第
2のいずれの中央演算処理装置1,2でも走行すること
ができ、このオペレーティングシステム5の管理下にお
いて、主記憶装置4にローディングされている任意のタ
スク6,7を優先度に応じて第1、第2の中央演算処理
装置1,2に順次割り振り、並列処理を実行するように
している。
ピュータシステムの従来例を示しており、第1の中央演
算処理装置(CPU)1と第2の中央演算処理装置(C
PU)2、システムバス3、主記憶装置(M)4をハー
ドウェアとして備え、主記憶装置4にローディングされ
ているオペレーティングシステム(OS)5が第1、第
2のいずれの中央演算処理装置1,2でも走行すること
ができ、このオペレーティングシステム5の管理下にお
いて、主記憶装置4にローディングされている任意のタ
スク6,7を優先度に応じて第1、第2の中央演算処理
装置1,2に順次割り振り、並列処理を実行するように
している。
【0005】また、新たにタスク8の起動要求が発生し
た時には、実行中のタスク6,7のうち優先度の低い方
をいったん主記憶装置4に待避させ、空いた方の中央演
算処理装置1または2において新たなタスク8を実行さ
せ、そのタスク8の処理が終了した後に待避させていた
タスク6または7を再度走行させるようにしている。
た時には、実行中のタスク6,7のうち優先度の低い方
をいったん主記憶装置4に待避させ、空いた方の中央演
算処理装置1または2において新たなタスク8を実行さ
せ、そのタスク8の処理が終了した後に待避させていた
タスク6または7を再度走行させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のコンピュータシステムでは、次のような問題点が
あった。すなわち、上述のように第1、第2の中央演算
処理装置1または2がタスク6または7に代わって新た
なタスク8を実行する制御情報は、オペレーティングシ
ステム5の内部のタスクディスパッチャがシステムバス
3を介して収集するようにすることによって、オペレー
ティングシステムをコンパクトで簡易な仕組みで実現で
きる。しかしながら、このようなコンピュータシステム
では、例えばタスク6が新たなタスク8と入れ替わり、
再び元のタスク6を実行する状態に戻るような場合、オ
ペレーティングシステム5がその状態遷移の情報をシス
テムバス3を介して収集しなければならず、システムバ
ス3およびオペレーティングシステム5に対して大きな
負荷を与える問題点があった。
従来のコンピュータシステムでは、次のような問題点が
あった。すなわち、上述のように第1、第2の中央演算
処理装置1または2がタスク6または7に代わって新た
なタスク8を実行する制御情報は、オペレーティングシ
ステム5の内部のタスクディスパッチャがシステムバス
3を介して収集するようにすることによって、オペレー
ティングシステムをコンパクトで簡易な仕組みで実現で
きる。しかしながら、このようなコンピュータシステム
では、例えばタスク6が新たなタスク8と入れ替わり、
再び元のタスク6を実行する状態に戻るような場合、オ
ペレーティングシステム5がその状態遷移の情報をシス
テムバス3を介して収集しなければならず、システムバ
ス3およびオペレーティングシステム5に対して大きな
負荷を与える問題点があった。
【0007】特に、システムバス3は本来、図4に示す
ように他の分散制御プロセッサ10〜14との情報授受
に使用することが主たる目的であるため、このシステム
バス3の負荷の増大は処理速度を大幅に低下させてしま
うことになる。また、オペレーティングシステム5が同
時に複数の中央演算処理装置1,2を処理するために、
大規模な処理タスクを一方の中央演算処理装置が処理す
る場合、そのタスクの処理のためにオペレーティングシ
ステムが占有されてしまって他のタスクの処理が遅れて
しまい、マルチプロセッサの有意性が損なわれてしまう
問題点もあった。
ように他の分散制御プロセッサ10〜14との情報授受
に使用することが主たる目的であるため、このシステム
バス3の負荷の増大は処理速度を大幅に低下させてしま
うことになる。また、オペレーティングシステム5が同
時に複数の中央演算処理装置1,2を処理するために、
大規模な処理タスクを一方の中央演算処理装置が処理す
る場合、そのタスクの処理のためにオペレーティングシ
ステムが占有されてしまって他のタスクの処理が遅れて
しまい、マルチプロセッサの有意性が損なわれてしまう
問題点もあった。
【0008】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、中央演算処理装置およびオペレーテ
ィングシステムの負荷軽減が図れ、処理速度の大幅な向
上が図れるコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
てなされたもので、中央演算処理装置およびオペレーテ
ィングシステムの負荷軽減が図れ、処理速度の大幅な向
上が図れるコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のコンピュータ
システムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置と、
第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の主記憶装
置と、第1、第2の中央演算処理装置それぞれを個別に
動作させる第1、第2のオペレーティングシステムと、
第1、第2、第3の中央演算処理装置間に接続され、互
いの動作環境をレポートし合う中央演算処理装置間バス
と、第1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置
との間を接続するシステムバスと、第1、第2、第3の
中央演算処理装置間での主記憶装置のシェアリングを制
御する主記憶制御装置と、主記憶制御装置によって第
1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置との間
でデータの通信を行なうメモリバスとを備え、第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに、第1または
第2の中央演算処理装置の一方と第1または第2のオペ
レーティングシステムの一方が主記憶装置から起動され
た第1のタスクを実行させている時に、第1または第2
の中央演算処理装置の他方と第1または第2のオペレー
ティングシステムの他方が主記憶装置から起動された第
2のタスクを実行させる機能と、第1および第2の中央
演算処理装置が共にタスクを実行している時に第3のタ
スクの起動要求があれば、第3の中央演算処理装置に第
1または第2のオペレーティングシステムのオペレーテ
ィングシステムクローンを発生させると共に主記憶装置
の第3のタスクを起動し、第1の中央演算処理装置また
は第2中央演算処理装置によりリアルタイムでタイムシ
ェアリングに実行する機能とを備え、主記憶制御装置
に、第1、第2オペレーティングシステムと第3の中央
演算処理装置に起動されているオペレーティングシステ
ムクローンとによってシェアされる主記憶装置をオペレ
ーティングシステムを介さずに各中央演算処理装置間で
同期、排他をとって制御する機能を備えたものである。
システムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置と、
第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の主記憶装
置と、第1、第2の中央演算処理装置それぞれを個別に
動作させる第1、第2のオペレーティングシステムと、
第1、第2、第3の中央演算処理装置間に接続され、互
いの動作環境をレポートし合う中央演算処理装置間バス
と、第1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置
との間を接続するシステムバスと、第1、第2、第3の
中央演算処理装置間での主記憶装置のシェアリングを制
御する主記憶制御装置と、主記憶制御装置によって第
1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置との間
でデータの通信を行なうメモリバスとを備え、第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに、第1または
第2の中央演算処理装置の一方と第1または第2のオペ
レーティングシステムの一方が主記憶装置から起動され
た第1のタスクを実行させている時に、第1または第2
の中央演算処理装置の他方と第1または第2のオペレー
ティングシステムの他方が主記憶装置から起動された第
2のタスクを実行させる機能と、第1および第2の中央
演算処理装置が共にタスクを実行している時に第3のタ
スクの起動要求があれば、第3の中央演算処理装置に第
1または第2のオペレーティングシステムのオペレーテ
ィングシステムクローンを発生させると共に主記憶装置
の第3のタスクを起動し、第1の中央演算処理装置また
は第2中央演算処理装置によりリアルタイムでタイムシ
ェアリングに実行する機能とを備え、主記憶制御装置
に、第1、第2オペレーティングシステムと第3の中央
演算処理装置に起動されているオペレーティングシステ
ムクローンとによってシェアされる主記憶装置をオペレ
ーティングシステムを介さずに各中央演算処理装置間で
同期、排他をとって制御する機能を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明のコンピュータシステムでは、第1、
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させることができる。
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させることができる。
【0011】さらに、第1、第2の中央演算処理装置が
共にタスクを実行しているときに、第3のタスクの実行
要求が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペ
レーティングシステム間通信によって第3の中央演算処
理装置上に第1のオペレーティングシステムが自分自身
のクローンを発生させて第3のタスクを起動させ、実行
中の第1のタスクの処理とタイムシェアリングに第3の
タスクを実行させる。そしてこの時には、第1、第2の
オペレーティングシステムで使用されている主記憶装置
のシェアおよびオペレーティングシステムクローンがリ
ザーブしている主記憶装置のシェアはいずれも、主記憶
制御装置によりメモリバスを通して同期、排他、競合の
制御を行なう。
共にタスクを実行しているときに、第3のタスクの実行
要求が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペ
レーティングシステム間通信によって第3の中央演算処
理装置上に第1のオペレーティングシステムが自分自身
のクローンを発生させて第3のタスクを起動させ、実行
中の第1のタスクの処理とタイムシェアリングに第3の
タスクを実行させる。そしてこの時には、第1、第2の
オペレーティングシステムで使用されている主記憶装置
のシェアおよびオペレーティングシステムクローンがリ
ザーブしている主記憶装置のシェアはいずれも、主記憶
制御装置によりメモリバスを通して同期、排他、競合の
制御を行なう。
【0012】なお、第3の中央演算処理装置によって実
行されようとしている第3のタスクよりも優先度の高い
タスクの起動要求が2つ以上発生した場合には、第1の
オペレーティングシステムは前述のオペレーティングシ
ステムクローンによる第3のタスクの実行をいったん保
留して処理の優先権を移し、より優先度の高いタスクを
先に実行させる制御を行なう。しかしながら、この場
合、これらの優先権を移したことを示す情報は主記憶制
御装置によってメモリバスを介して第1、第2のオペレ
ーティングシステムそれぞれに通信されるので、オペレ
ーティングシステムクローンによって実行される第3の
タスクに対する走行要求がキャンセルされることはな
く、優先度の高い他のタスクの処理が完了すればただち
に実行されることになる。
行されようとしている第3のタスクよりも優先度の高い
タスクの起動要求が2つ以上発生した場合には、第1の
オペレーティングシステムは前述のオペレーティングシ
ステムクローンによる第3のタスクの実行をいったん保
留して処理の優先権を移し、より優先度の高いタスクを
先に実行させる制御を行なう。しかしながら、この場
合、これらの優先権を移したことを示す情報は主記憶制
御装置によってメモリバスを介して第1、第2のオペレ
ーティングシステムそれぞれに通信されるので、オペレ
ーティングシステムクローンによって実行される第3の
タスクに対する走行要求がキャンセルされることはな
く、優先度の高い他のタスクの処理が完了すればただち
に実行されることになる。
【0013】このようにして、2つのオペレーティング
システムと主記憶制御装置とに、第1、第2、第3の中
央演算処理装置の処理に係わる負荷を分散させると共
に、タスク切り替え時間を削減することによって処理速
度の大幅な向上を図るのである。
システムと主記憶制御装置とに、第1、第2、第3の中
央演算処理装置の処理に係わる負荷を分散させると共
に、タスク切り替え時間を削減することによって処理速
度の大幅な向上を図るのである。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1はこの発明のコンピュータシステムの一実施
例のシステム構成を示すブロック図であり、第1の中央
演算処理装置(CPU)20、第2の中央演算処理装置
(CPU)21、第3の中央演算処理装置(CPU)2
2の3個の中央演算処理装置と、主記憶制御装置(MC
P)23と、主記憶装置24を備えている。3個の中央
演算処理装置20,21,22間は中央演算処理装置間
バス25によって直接接続され、またシステムバス26
によってこれらの中央演算処理装置20,21,22と
主記憶装置24との間が接続され、さらにメモリバス2
7によって中央演算処理装置20,21,22と主記憶
制御装置23と主記憶装置24との間が接続されてい
る。なお、図4に示したような制御プロセッサもこれら
のシステムバス26によって接続されるものである。
する。図1はこの発明のコンピュータシステムの一実施
例のシステム構成を示すブロック図であり、第1の中央
演算処理装置(CPU)20、第2の中央演算処理装置
(CPU)21、第3の中央演算処理装置(CPU)2
2の3個の中央演算処理装置と、主記憶制御装置(MC
P)23と、主記憶装置24を備えている。3個の中央
演算処理装置20,21,22間は中央演算処理装置間
バス25によって直接接続され、またシステムバス26
によってこれらの中央演算処理装置20,21,22と
主記憶装置24との間が接続され、さらにメモリバス2
7によって中央演算処理装置20,21,22と主記憶
制御装置23と主記憶装置24との間が接続されてい
る。なお、図4に示したような制御プロセッサもこれら
のシステムバス26によって接続されるものである。
【0015】主記憶装置24には、第1、第2の中央演
算処理装置20,21それぞれで走行する第1、第2の
オペレーティングシステム28,29がローディングさ
れており、また複数のタスク30,31,32,33も
ローディングされている。
算処理装置20,21それぞれで走行する第1、第2の
オペレーティングシステム28,29がローディングさ
れており、また複数のタスク30,31,32,33も
ローディングされている。
【0016】中央演算処理装置間バス25は3個の中央
演算処理装置20,21,22間を接続し、互いの動作
環境をレポートし合うものである。また第1、第2のオ
ペレーティングシステム28,29は各中央演算処理装
置20,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装
置20,21の各々を個別に動作させるものである。そ
して第3の中央演算処理装置22は、これらのうちの第
1のオペレーティングシステム28をオペレーティング
システムクローン34として動作させるようになってい
る。
演算処理装置20,21,22間を接続し、互いの動作
環境をレポートし合うものである。また第1、第2のオ
ペレーティングシステム28,29は各中央演算処理装
置20,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装
置20,21の各々を個別に動作させるものである。そ
して第3の中央演算処理装置22は、これらのうちの第
1のオペレーティングシステム28をオペレーティング
システムクローン34として動作させるようになってい
る。
【0017】また、第1、第2のオペレーティングシス
テム28,29の各々には、第1、第2の中央演算処理
装置20,21のうちの一方の中央演算処理装置とオペ
レーティングシステムが主記憶装置24から起動された
1つのタスク30を走行させている時に、同時に他方の
中央演算処理装置とオペレーティングシステムが主記憶
装置24から起動された他の1つのタスク31を走行さ
せる機能と、第1のオペレーティングシステム28のク
ローン34がさらにもう1つ別のタスク32を第3の中
央演算処理装置22に主記憶装置24から起動させ、タ
イムシェアリングにタスク32を実行する機能と、主記
憶制御装置23を用いて第1、第2の中央演算処理装置
20,21で使用される主記憶装置24のシェアの制御
と第3の中央演算処理装置22で使用される主記憶装置
24のシェアの制御とを行なう機能が備えられている。
テム28,29の各々には、第1、第2の中央演算処理
装置20,21のうちの一方の中央演算処理装置とオペ
レーティングシステムが主記憶装置24から起動された
1つのタスク30を走行させている時に、同時に他方の
中央演算処理装置とオペレーティングシステムが主記憶
装置24から起動された他の1つのタスク31を走行さ
せる機能と、第1のオペレーティングシステム28のク
ローン34がさらにもう1つ別のタスク32を第3の中
央演算処理装置22に主記憶装置24から起動させ、タ
イムシェアリングにタスク32を実行する機能と、主記
憶制御装置23を用いて第1、第2の中央演算処理装置
20,21で使用される主記憶装置24のシェアの制御
と第3の中央演算処理装置22で使用される主記憶装置
24のシェアの制御とを行なう機能が備えられている。
【0018】次に、上記構成のコンピュータシステムの
動作について説明する。図1において、第1の中央演算
処理装置20で第1のオペレーティングシステム28を
実行し、第2の中央演算処理装置21で第2のオペレー
ティングシステム29を実行している時に、中央演算処
理装置間バス25を介してオペレーティングシステム間
通信35が実行される。
動作について説明する。図1において、第1の中央演算
処理装置20で第1のオペレーティングシステム28を
実行し、第2の中央演算処理装置21で第2のオペレー
ティングシステム29を実行している時に、中央演算処
理装置間バス25を介してオペレーティングシステム間
通信35が実行される。
【0019】ここで、タスク30が先に起動され、優先
的に第1の中央演算処理装置20において実行されてい
れば、次にタスク31が起動されると、主記憶制御装置
23によるメモリバス27を介するメモリ管理通信36
と、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35によって指定される第2の中央
演算処理装置21においてこのタスク31が実行される
ことになる。このように、メモリ管理通信36とオペレ
ーティングシステム間通信35によってタスク30とタ
スク31が互いに競合することになく、最適な中央演算
処理装置に割り振られて実行されることになる。
的に第1の中央演算処理装置20において実行されてい
れば、次にタスク31が起動されると、主記憶制御装置
23によるメモリバス27を介するメモリ管理通信36
と、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35によって指定される第2の中央
演算処理装置21においてこのタスク31が実行される
ことになる。このように、メモリ管理通信36とオペレ
ーティングシステム間通信35によってタスク30とタ
スク31が互いに競合することになく、最適な中央演算
処理装置に割り振られて実行されることになる。
【0020】次に、タスク30が第1の中央演算処理装
置20において第1のオペレーティングシステム28に
よって実行され、タスク31が第2の中央演算処理装置
21において第2のオペレーティングシステム29によ
って実行されている時に、さらに別のタスク32が起動
される場合について考察すると、中央演算処理装置が2
個だけの場合には、タスクの優先度によって現在実行さ
れているタスク30または31をディスパッチ(スワッ
プアウト)し、後から起動されたタスク32を空いた方
の中央演算処理装置によって実行する制御を行なうこと
になるが、そのようにすればタスクスイッチ時間が必要
となり、トータルの処理時間が長くなってしまう。
置20において第1のオペレーティングシステム28に
よって実行され、タスク31が第2の中央演算処理装置
21において第2のオペレーティングシステム29によ
って実行されている時に、さらに別のタスク32が起動
される場合について考察すると、中央演算処理装置が2
個だけの場合には、タスクの優先度によって現在実行さ
れているタスク30または31をディスパッチ(スワッ
プアウト)し、後から起動されたタスク32を空いた方
の中央演算処理装置によって実行する制御を行なうこと
になるが、そのようにすればタスクスイッチ時間が必要
となり、トータルの処理時間が長くなってしまう。
【0021】しかしながら、この実施例のコンピュータ
システムでは、図2のフローチャートに示すように、新
たなタスク32の起動要求があれば(ステップS1)、
オペレーティングシステム間通信35によって2つのオ
ペレーティングシステム28,29のうちの第1のオペ
レーティングシステム28が自分自身のオペレーティン
グシステムクローン34を発生させ(ステップS2〜S
5)、第1、第2のオペレーティングシステム28,2
9が終了する前に新たなタスク32の起動を行う(ステ
ップS6)。
システムでは、図2のフローチャートに示すように、新
たなタスク32の起動要求があれば(ステップS1)、
オペレーティングシステム間通信35によって2つのオ
ペレーティングシステム28,29のうちの第1のオペ
レーティングシステム28が自分自身のオペレーティン
グシステムクローン34を発生させ(ステップS2〜S
5)、第1、第2のオペレーティングシステム28,2
9が終了する前に新たなタスク32の起動を行う(ステ
ップS6)。
【0022】そして、第1の中央演算処理装置20にお
けるタスク30と第1のオペレーティングシステム28
の処理終了を待たずに、またタスクスイッチを行なわず
にタイムシェアリングに、第3の中央演算処理装置22
においてオペレーティングシステムクローン34により
第1のオペレーティングシステム28と並行してタスク
32を実行する(ステップS8)。この実行開始の情報
は、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35,37と主記憶オペレーティン
グシステム間通信38,39,40およびメモリバス4
2を介するメモリ管理通信36によって他の中央演算処
理装置20,21および主記憶制御装置23に通知さ
れ、次の制御に推移することになる。
けるタスク30と第1のオペレーティングシステム28
の処理終了を待たずに、またタスクスイッチを行なわず
にタイムシェアリングに、第3の中央演算処理装置22
においてオペレーティングシステムクローン34により
第1のオペレーティングシステム28と並行してタスク
32を実行する(ステップS8)。この実行開始の情報
は、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35,37と主記憶オペレーティン
グシステム間通信38,39,40およびメモリバス4
2を介するメモリ管理通信36によって他の中央演算処
理装置20,21および主記憶制御装置23に通知さ
れ、次の制御に推移することになる。
【0023】第1の中央演算処理装置20と第2の中央
演算処理装置21と第3の中央演算処理装置22のうち
の2個が2つのオペレーティングシステム28,29そ
れぞれを個別に走行させ、オペレーティングシステムク
ローン34によって2つのオペレーティングシステム2
8,29が走行中であっても、あらかじめタスク起動要
求を2つのオペレーティングシステム28,29が走行
していない残りの1個の中央演算処理装置にリザーブ
し、第1のオペレーティングシステム28とタイムシェ
アリングに実行することにより、効率の良いタスク遷移
とメモリ利用が実現できる。
演算処理装置21と第3の中央演算処理装置22のうち
の2個が2つのオペレーティングシステム28,29そ
れぞれを個別に走行させ、オペレーティングシステムク
ローン34によって2つのオペレーティングシステム2
8,29が走行中であっても、あらかじめタスク起動要
求を2つのオペレーティングシステム28,29が走行
していない残りの1個の中央演算処理装置にリザーブ
し、第1のオペレーティングシステム28とタイムシェ
アリングに実行することにより、効率の良いタスク遷移
とメモリ利用が実現できる。
【0024】すなわち、システムバス26とは別個に設
けた中央演算処理装置間バス25とメモリバス27を介
することによって、従来例のところで説明した図4に示
すような他の分散制御プロセッサ10〜14と第1、第
2、第3の中央演算処理装置20,21,22間の通信
を妨げることなくオペレーティングシステム間通信3
5,37を行ない、第1、第2、第3の中央演算処理装
置20,21,22のうち2個の中央演算処理装置それ
ぞれがタスクを実行している間に、空いているもう1個
の中央演算処理装置において第1のオペレーティングシ
ステムの28のクローン34を発生させ、さらに別個の
タスクを起動し、タイムシェアリングに実行することに
より、先の2個の中央演算処理装置それぞれによるタス
クの実行終了を待たずに、またタスクスイッチすること
なく、新たなタスクを直ちに実行開始することができ
る。また、メモリ競合を避けるための主記憶装置24の
リザーブ情報を、オペレーティングシステムを介するこ
となく、メモリバス27を介するメモリ管理通信36に
よって中央演算処理装置のオペレーティングシステムに
渡すことができ、オペレーティングシステムの負荷を軽
減することができる。この結果、コンピュータシステム
のスループットを飛躍的に向上させることができる。
けた中央演算処理装置間バス25とメモリバス27を介
することによって、従来例のところで説明した図4に示
すような他の分散制御プロセッサ10〜14と第1、第
2、第3の中央演算処理装置20,21,22間の通信
を妨げることなくオペレーティングシステム間通信3
5,37を行ない、第1、第2、第3の中央演算処理装
置20,21,22のうち2個の中央演算処理装置それ
ぞれがタスクを実行している間に、空いているもう1個
の中央演算処理装置において第1のオペレーティングシ
ステムの28のクローン34を発生させ、さらに別個の
タスクを起動し、タイムシェアリングに実行することに
より、先の2個の中央演算処理装置それぞれによるタス
クの実行終了を待たずに、またタスクスイッチすること
なく、新たなタスクを直ちに実行開始することができ
る。また、メモリ競合を避けるための主記憶装置24の
リザーブ情報を、オペレーティングシステムを介するこ
となく、メモリバス27を介するメモリ管理通信36に
よって中央演算処理装置のオペレーティングシステムに
渡すことができ、オペレーティングシステムの負荷を軽
減することができる。この結果、コンピュータシステム
のスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0025】このようにして、この実施例のコンピュー
タシステムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22と、各中央演算処理装置20,21,2
2のうち第1、第2の中央演算処理装置20,21の各
々を個別に動作させる第1、第2のオペレーティングシ
ステム28,29と、各中央演算処理装置20,21,
22のうち第3の中央演算処理装置22により動作する
オペレーティングシステムクローン34と、1個の主記
憶装置24と、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22間を接続し、互いの動作環境をレポート
し合う中央演算処理装置間バス25と、各中央演算処理
装置20,21,22と主記憶装置24間を接続するシ
ステムバス26と、メモリバス27を通して行なうメモ
リ管理通信36によってオペレーティングシステムを介
することになくメモリ情報を中央演算処理装置20,2
1,22へ通信する主記憶制御装置23を備え、第1、
第2のオペレーティングシステム28,29それぞれ
が、一方の中央演算処理装置とオペレーティングシステ
ムが主記憶装置24から起動された1つのタスクを実行
している時に、同時に他方の中央演算処理装置とオペレ
ーティングシステムが主記憶装置24から起動された別
の1つのタスクを実行する並列処理を行い、また第1、
第2のオペレーティングシステム28,29のうちの第
1のオペレーティングシステム28のクローン34がさ
らにもう1つの別のタスクを上記の2個の中央演算処理
装置20,21とは別のもう1個の中央演算処理装置2
2に主記憶装置24から起動し、第1のオペレーティン
グシステム28によるタスク30の実行とタイムシェア
リングにもう1つの別のタスク32を実行するようにし
ている。
タシステムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22と、各中央演算処理装置20,21,2
2のうち第1、第2の中央演算処理装置20,21の各
々を個別に動作させる第1、第2のオペレーティングシ
ステム28,29と、各中央演算処理装置20,21,
22のうち第3の中央演算処理装置22により動作する
オペレーティングシステムクローン34と、1個の主記
憶装置24と、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22間を接続し、互いの動作環境をレポート
し合う中央演算処理装置間バス25と、各中央演算処理
装置20,21,22と主記憶装置24間を接続するシ
ステムバス26と、メモリバス27を通して行なうメモ
リ管理通信36によってオペレーティングシステムを介
することになくメモリ情報を中央演算処理装置20,2
1,22へ通信する主記憶制御装置23を備え、第1、
第2のオペレーティングシステム28,29それぞれ
が、一方の中央演算処理装置とオペレーティングシステ
ムが主記憶装置24から起動された1つのタスクを実行
している時に、同時に他方の中央演算処理装置とオペレ
ーティングシステムが主記憶装置24から起動された別
の1つのタスクを実行する並列処理を行い、また第1、
第2のオペレーティングシステム28,29のうちの第
1のオペレーティングシステム28のクローン34がさ
らにもう1つの別のタスクを上記の2個の中央演算処理
装置20,21とは別のもう1個の中央演算処理装置2
2に主記憶装置24から起動し、第1のオペレーティン
グシステム28によるタスク30の実行とタイムシェア
リングにもう1つの別のタスク32を実行するようにし
ている。
【0026】したがって、この実施例のコンピュータシ
ステムでは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装置2
0,21の2個の中央演算処理装置20,21を第1、
第2の2つのオペレーティングシステム28,29の各
々によって個別に運用し、しかも中央演算処理装置間バ
ス25を介してオペレーティングシステム間通信35,
37を行ない、またリザーブ中の主記憶装置24の情報
もメモリバス27を介するメモリ管理通信36によって
主記憶制御装置23から各中央演算処理装置20,2
1,22へ通信することにより、中央演算処理装置2
0,21,22のうちの2個を共に使用することができ
る時には2個の中央演算処理装置で異なるタスクを並列
処理し、タスクの切り替えも空いているもう1つの中央
演算処理装置から割り振ることができる。
ステムでは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装置2
0,21の2個の中央演算処理装置20,21を第1、
第2の2つのオペレーティングシステム28,29の各
々によって個別に運用し、しかも中央演算処理装置間バ
ス25を介してオペレーティングシステム間通信35,
37を行ない、またリザーブ中の主記憶装置24の情報
もメモリバス27を介するメモリ管理通信36によって
主記憶制御装置23から各中央演算処理装置20,2
1,22へ通信することにより、中央演算処理装置2
0,21,22のうちの2個を共に使用することができ
る時には2個の中央演算処理装置で異なるタスクを並列
処理し、タスクの切り替えも空いているもう1つの中央
演算処理装置から割り振ることができる。
【0027】また2個の中央演算処理装置それぞれが別
個のタスクを並列処理している間に、他のタスクの起動
がかかれば、第3の中央演算処理装置上に第1のオペレ
ーティングシステムのクローンを発生させ、先の2個の
中央演算処理装置のいずれかによるタスクの実行とタイ
ムシェアリングに、タスクスイッチの切り替えなしに、
ただちに第3の中央演算処理装置によってその新たなタ
スクを実行開始することができる。
個のタスクを並列処理している間に、他のタスクの起動
がかかれば、第3の中央演算処理装置上に第1のオペレ
ーティングシステムのクローンを発生させ、先の2個の
中央演算処理装置のいずれかによるタスクの実行とタイ
ムシェアリングに、タスクスイッチの切り替えなしに、
ただちに第3の中央演算処理装置によってその新たなタ
スクを実行開始することができる。
【0028】この結果、この実施例のコンピュータシス
テムでは、3個の中央演算処理装置のうちのいずれか2
個の中央演算処理装置で複数のタスクを並列処理するこ
とができると共に、空いているもう1個(第3)の中央
演算処理装置によってタスク切り替え時間なしに新たな
タスクを実行開始することができるようになり、タスク
切り替え時間の節約によってトータルの処理時間を大幅
に向上させることができる。
テムでは、3個の中央演算処理装置のうちのいずれか2
個の中央演算処理装置で複数のタスクを並列処理するこ
とができると共に、空いているもう1個(第3)の中央
演算処理装置によってタスク切り替え時間なしに新たな
タスクを実行開始することができるようになり、タスク
切り替え時間の節約によってトータルの処理時間を大幅
に向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1、
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理装置が共に
タスクを実行しているときに、第3のタスクの実行要求
が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペレー
ティングシステム間通信によって第3の中央演算処理装
置上に第1のオペレーティングシステムが自分自身のク
ローンを発生させて第3の中央演算処理装置に第3のタ
スクを実行させ、この時には、第1、第2のオペレーテ
ィングシステムで使用されている主記憶装置のシェアお
よびオペレーティングシステムクローンがリザーブして
いる主記憶装置のシェアはいずれも、主記憶制御装置に
よりメモリバスを通して同期、排他、競合の制御を行な
うので、中央演算処理装置とオペレーティングシステム
の負荷を分散させ、各々の中央演算処理装置とオペレー
ティングシステムにかかる負荷を軽減することができ、
また多数のタスクのトータルの処理速度を向上させるこ
とができる。
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理装置が共に
タスクを実行しているときに、第3のタスクの実行要求
が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペレー
ティングシステム間通信によって第3の中央演算処理装
置上に第1のオペレーティングシステムが自分自身のク
ローンを発生させて第3の中央演算処理装置に第3のタ
スクを実行させ、この時には、第1、第2のオペレーテ
ィングシステムで使用されている主記憶装置のシェアお
よびオペレーティングシステムクローンがリザーブして
いる主記憶装置のシェアはいずれも、主記憶制御装置に
よりメモリバスを通して同期、排他、競合の制御を行な
うので、中央演算処理装置とオペレーティングシステム
の負荷を分散させ、各々の中央演算処理装置とオペレー
ティングシステムにかかる負荷を軽減することができ、
また多数のタスクのトータルの処理速度を向上させるこ
とができる。
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】上記実施例の処理動作を示すフローチャート。
【図3】従来例のブロック図。
【図4】一般的な分散制御プロセッサを有するコンピュ
ータシステムのブロック図。
ータシステムのブロック図。
20 第1の中央演算処理装置 21 第2の中央演算処理装置 22 第3の中央演算処理装置 23 主記憶制御装置 24 主記憶装置 25 中央演算処理装置間バス 26 システムバス 27 メモリバス 28 第1のオペレーティングシステム 29 第2のオペレーティングシステム 30,31,32,33 タスク 34 オペレーティングシステムクローン 35 中央演算処理装置間通信 36 メモリ管理通信 37 中央演算処理装置間通信 38 主記憶オペレーティングシステム間通信 39 主記憶オペレーティングシステム間通信 40 主記憶オペレーティングシステム間通信
Claims (1)
- 【請求項1】 第1、第2、第3の中央演算処理装置
と、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の
主記憶装置と、前記第1、第2の中央演算処理装置それ
ぞれを個別に動作させる第1、第2のオペレーティング
システムと、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置
間に接続され、互いの動作環境をレポートし合う中央演
算処理装置間バスと、前記第1、第2、第3の中央演算
処理装置と主記憶装置との間を接続するシステムバス
と、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置間での前
記主記憶装置のシェアリングを制御する主記憶制御装置
と、前記主記憶制御装置によって前記第1、第2、第3
の中央演算処理装置と主記憶装置との間でデータの通信
を行なうメモリバスとを備え、 前記第1、第2のオペレーティングシステムそれぞれ
に、前記第1または第2の中央演算処理装置の一方と第
1または第2のオペレーティングシステムの一方が前記
主記憶装置から起動された第1のタスクを実行させてい
る時に、前記第1または第2の中央演算処理装置の他方
と第1または第2のオペレーティングシステムの他方が
前記主記憶装置から起動された第2のタスクを実行させ
る機能と、前記第1および第2の中央演算処理装置が共
にタスクを実行している時に第3のタスクの起動要求が
あれば、前記第3の中央演算処理装置に前記第1または
第2のオペレーティングシステムのオペレーティングシ
ステムクローンを発生させると共に前記主記憶装置の第
3のタスクを起動し、前記第1の中央演算処理装置また
は前記第2中央演算処理装置によりタイムシェアリング
に実行する機能を備え、 前記主記憶制御装置に、前記第1、第2オペレーティン
グシステムと前記第3の中央演算処理装置に起動されて
いるオペレーティングシステムクローンとによってシェ
アされる主記憶装置をオペレーティングシステムを介さ
ずに各中央演算処理装置間で同期、排他をとって制御す
る機能を備えて成るコンピュータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11844595A JPH08314878A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | コンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11844595A JPH08314878A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | コンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08314878A true JPH08314878A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14736827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11844595A Pending JPH08314878A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | コンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08314878A (ja) |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP11844595A patent/JPH08314878A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3776449B2 (ja) | マルチタスク低電力制御装置 | |
JP2000181878A (ja) | 共有メモリ型ベクトル処理システムとその制御方法及びベクトル処理の制御プログラムを格納する記憶媒体 | |
AU603876B2 (en) | Multiple i/o bus virtual broadcast of programmed i/o instructions | |
JPH07160656A (ja) | 外部割込み制御方法 | |
JPH023876A (ja) | シングルチップマイクロコンピュータ | |
JPH08314878A (ja) | コンピュータシステム | |
JPH02210542A (ja) | 仮想計算機システムにおける実行制御方式 | |
JPH0484335A (ja) | 仮想計算機制御方式 | |
JPH0793267A (ja) | コンピュータシステム | |
JPH0877026A (ja) | 情報処理方法とその装置 | |
JPH11306038A (ja) | 並列演算処理装置およびその方法 | |
JPH11184828A (ja) | マルチプロセッサシステムのテスト方式 | |
JPH0695899A (ja) | コンピュータシステム | |
JP4190629B2 (ja) | マルチプロセッサシステム | |
JPH11249917A (ja) | 並列型計算機及びそのバッチ処理方法及び記録媒体 | |
JPS62221041A (ja) | 仮想計算機システムにおけるデイスパツチ制御装置 | |
Tudruj | Multi-layer reconfigurable transputer systems with distributed control of link connections | |
JPH056333A (ja) | マルチプロセサシステム | |
JPS6145348A (ja) | バス優先権制御方式 | |
JPH04133155A (ja) | デイジタル計算機 | |
JPH05120248A (ja) | マルチプロセツサ構成のコンピユータシステム | |
JPH05233525A (ja) | I/o処理装置 | |
JPS63208154A (ja) | マルチプロセツサスケジユ−ル方式 | |
JPS6248871B2 (ja) | ||
JP2000029850A (ja) | オペレーティングシステムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法 |