JPH0793267A - コンピュータシステム - Google Patents
コンピュータシステムInfo
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- JPH0793267A JPH0793267A JP23686193A JP23686193A JPH0793267A JP H0793267 A JPH0793267 A JP H0793267A JP 23686193 A JP23686193 A JP 23686193A JP 23686193 A JP23686193 A JP 23686193A JP H0793267 A JPH0793267 A JP H0793267A
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- JP
- Japan
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- central processing
- processing unit
- task
- operating system
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一連のタスクの実行処理時間を短くする。
【構成】 この発明のコンピュータシステムは、第1、
第2の中央演算処理装置の一方に第1のオペレーティン
グシステムを起動させて主記憶装置にロードされている
第1のタスクを実行させ、これと同時に、第1、第2の
中央演算処理装置の他方に第2のオペレーティングシス
テムを起動させて主記憶装置にロードされている第2の
タスクを実行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理
装置が共にタスクを実行しているときに、第3のタスク
の実行要求が発生すれば、第3の中央演算処理装置上に
第1または第2のオペレーティングシステムのクローン
を発生させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1ま
たは第2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、そ
の第1または第2のタスクの処理が終了するのを待っ
て、第3の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させ
る。
第2の中央演算処理装置の一方に第1のオペレーティン
グシステムを起動させて主記憶装置にロードされている
第1のタスクを実行させ、これと同時に、第1、第2の
中央演算処理装置の他方に第2のオペレーティングシス
テムを起動させて主記憶装置にロードされている第2の
タスクを実行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理
装置が共にタスクを実行しているときに、第3のタスク
の実行要求が発生すれば、第3の中央演算処理装置上に
第1または第2のオペレーティングシステムのクローン
を発生させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1ま
たは第2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、そ
の第1または第2のタスクの処理が終了するのを待っ
て、第3の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチプロセッサ、
マルチOSを備えたコンピュータシステムに関する。
マルチOSを備えたコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、プロセスのリアルタイム制
御に使用されるコンピュータシステムにおいては、タス
クの高速応答性確保のために様々な工夫が試みられてい
るが、1個の中央演算処理装置ではシステム構築に限界
があり、より高度なコンピュータシステムを構築するた
めの工夫が求められている。
御に使用されるコンピュータシステムにおいては、タス
クの高速応答性確保のために様々な工夫が試みられてい
るが、1個の中央演算処理装置ではシステム構築に限界
があり、より高度なコンピュータシステムを構築するた
めの工夫が求められている。
【0003】このような要求に応えるコンピュータシス
テムとして、1台のコンピュータの中に2個の中央演算
処理装置(CPU)を組み込んだ、いわゆちマルチプロ
セッサのコンピュータシステムが提案されており、この
ようなコンピュータシステムでは従来の約2倍の処理能
力が発揮できるようになっている。
テムとして、1台のコンピュータの中に2個の中央演算
処理装置(CPU)を組み込んだ、いわゆちマルチプロ
セッサのコンピュータシステムが提案されており、この
ようなコンピュータシステムでは従来の約2倍の処理能
力が発揮できるようになっている。
【0004】図3はこのようなマルチプロセッサのコン
ピュータシステムの従来例を示しており、第1の中央演
算処理装置(CPU)1と第2の中央演算処理装置(C
PU)2、システムバス3、主記憶装置4をハードウェ
アとして備え、主記憶装置4にローディングされている
オペレーティングシステム(OS)5が第1、第2のい
ずれの中央演算処理装置1,2でも走行することがで
き、このオペレーティングシステム5の管理下におい
て、主記憶装置4にローディングされている任意のタス
ク6,7を優先度に応じて第1、第2の中央演算処理装
置1,2に順次割り振り、並列処理を実行するようにし
ている。
ピュータシステムの従来例を示しており、第1の中央演
算処理装置(CPU)1と第2の中央演算処理装置(C
PU)2、システムバス3、主記憶装置4をハードウェ
アとして備え、主記憶装置4にローディングされている
オペレーティングシステム(OS)5が第1、第2のい
ずれの中央演算処理装置1,2でも走行することがで
き、このオペレーティングシステム5の管理下におい
て、主記憶装置4にローディングされている任意のタス
ク6,7を優先度に応じて第1、第2の中央演算処理装
置1,2に順次割り振り、並列処理を実行するようにし
ている。
【0005】また、新たにタスク8の起動要求が発生し
た時には、実行中のタスク6,7のうち優先度の低い方
をいったん主記憶装置4に待避させ、空いた方の中央演
算処理装置1または2において新たなタスク8を実行さ
せ、そのタスク8の処理が終了した後に待避させていた
タスク6または7を再度走行させるようにしている。
た時には、実行中のタスク6,7のうち優先度の低い方
をいったん主記憶装置4に待避させ、空いた方の中央演
算処理装置1または2において新たなタスク8を実行さ
せ、そのタスク8の処理が終了した後に待避させていた
タスク6または7を再度走行させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のコンピュータシステムでは、次のような問題点が
あった。すなわち、上述のように第1、第2の中央演算
処理装置1または2がタスク6または7に代わって新た
なタスク8を実行する制御情報は、オペレーティングシ
ステム5の内部のタスクディスパッチャがシステムバス
3を介して収集するようにすることによって、オペレー
ティングシステムをコンパクトで簡易な仕組みで実現で
きる。しかしながら、このようなコンピュータシステム
では、例えばタスク6が新たなタスク8と入れ替わり、
再び元のタスク6を実行する状態に戻るような場合、オ
ペレーティングシステム5がその状態遷移の情報をシス
テムバス3を介して収集しなければならず、システムバ
ス3およびオペレーティングシステム5に対して大きな
負荷を与える問題点があった。
従来のコンピュータシステムでは、次のような問題点が
あった。すなわち、上述のように第1、第2の中央演算
処理装置1または2がタスク6または7に代わって新た
なタスク8を実行する制御情報は、オペレーティングシ
ステム5の内部のタスクディスパッチャがシステムバス
3を介して収集するようにすることによって、オペレー
ティングシステムをコンパクトで簡易な仕組みで実現で
きる。しかしながら、このようなコンピュータシステム
では、例えばタスク6が新たなタスク8と入れ替わり、
再び元のタスク6を実行する状態に戻るような場合、オ
ペレーティングシステム5がその状態遷移の情報をシス
テムバス3を介して収集しなければならず、システムバ
ス3およびオペレーティングシステム5に対して大きな
負荷を与える問題点があった。
【0007】特に、システムバス3は本来、図4に示す
ように他の分散制御プロセッサ10〜14との情報授受
に使用することが主たる目的であるため、このシステム
バス3の負荷の増大は処理速度を大幅に低下させてしま
うことになる。また、オペレーティングシステム5が同
時に複数の中央演算処理装置1,2を処理するために、
大規模な処理タスクを一方の中央演算処理装置が処理す
る場合、そのタスクの処理のためにオペレーティングシ
ステムが占有されてしまって他のタスクの処理が遅れて
しまい、マルチプロセッサの有意性が損なわれてしまう
問題点もあった。
ように他の分散制御プロセッサ10〜14との情報授受
に使用することが主たる目的であるため、このシステム
バス3の負荷の増大は処理速度を大幅に低下させてしま
うことになる。また、オペレーティングシステム5が同
時に複数の中央演算処理装置1,2を処理するために、
大規模な処理タスクを一方の中央演算処理装置が処理す
る場合、そのタスクの処理のためにオペレーティングシ
ステムが占有されてしまって他のタスクの処理が遅れて
しまい、マルチプロセッサの有意性が損なわれてしまう
問題点もあった。
【0008】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、中央演算処理装置およびオペレーテ
ィングシステムの負荷軽減が図れ、処理速度の大幅な向
上が図れるコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
てなされたもので、中央演算処理装置およびオペレーテ
ィングシステムの負荷軽減が図れ、処理速度の大幅な向
上が図れるコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のコンピュータ
システムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置と、
第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の主記憶装
置と、第1、第2の中央演算処理装置それぞれを個別に
動作させる第1、第2のオペレーティングシステムと、
第1、第2、第3の中央演算処理装置間に接続され、互
いの動作環境をレポートし合う中央演算処理装置間バス
と、第1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置
との間を接続するシステムバスと、第1、第2、第3の
中央演算処理装置間での主記憶装置のシェアリングを制
御する主記憶制御装置と、主記憶制御装置によって第
1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置との間
でデータの通信を行なうメモリバスとを備え、第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに、第1または
第2の中央演算処理装置の一方と第1または第2のオペ
レーティングシステムの一方が主記憶装置から起動され
た第1のタスクを実行させている時に、第1または第2
の中央演算処理装置の他方と第1または第2のオペレー
ティングシステムの他方が主記憶装置から起動された第
2のタスクを実行させる機能と、第1および第2の中央
演算処理装置が共にタスクを実行している時に第3のタ
スクの起動要求があれば、第3の中央演算処理装置に第
1または第2のオペレーティングシステムのオペレーテ
ィングシステムクローンを発生させると共に主記憶装置
の第3のタスクを起動し、第1の中央演算処理装置が第
1のタスクを終了し、または第2の中央演算処理装置が
第2のタスクを終了するまでリザーブする機能とを備
え、主記憶制御装置に、第1、第2オペレーティングシ
ステムと第3の中央演算処理装置に起動されているオペ
レーティングシステムクローンとによってシェアリング
される主記憶装置の各シェアをオペレーティングシステ
ムを介さずに各中央演算処理装置間で同期、排他をとっ
て制御する機能を備えたものである。
システムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置と、
第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の主記憶装
置と、第1、第2の中央演算処理装置それぞれを個別に
動作させる第1、第2のオペレーティングシステムと、
第1、第2、第3の中央演算処理装置間に接続され、互
いの動作環境をレポートし合う中央演算処理装置間バス
と、第1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置
との間を接続するシステムバスと、第1、第2、第3の
中央演算処理装置間での主記憶装置のシェアリングを制
御する主記憶制御装置と、主記憶制御装置によって第
1、第2、第3の中央演算処理装置と主記憶装置との間
でデータの通信を行なうメモリバスとを備え、第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに、第1または
第2の中央演算処理装置の一方と第1または第2のオペ
レーティングシステムの一方が主記憶装置から起動され
た第1のタスクを実行させている時に、第1または第2
の中央演算処理装置の他方と第1または第2のオペレー
ティングシステムの他方が主記憶装置から起動された第
2のタスクを実行させる機能と、第1および第2の中央
演算処理装置が共にタスクを実行している時に第3のタ
スクの起動要求があれば、第3の中央演算処理装置に第
1または第2のオペレーティングシステムのオペレーテ
ィングシステムクローンを発生させると共に主記憶装置
の第3のタスクを起動し、第1の中央演算処理装置が第
1のタスクを終了し、または第2の中央演算処理装置が
第2のタスクを終了するまでリザーブする機能とを備
え、主記憶制御装置に、第1、第2オペレーティングシ
ステムと第3の中央演算処理装置に起動されているオペ
レーティングシステムクローンとによってシェアリング
される主記憶装置の各シェアをオペレーティングシステ
ムを介さずに各中央演算処理装置間で同期、排他をとっ
て制御する機能を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明のコンピュータシステムでは、第1、
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、並列処理することができる。
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、並列処理することができる。
【0011】さらに、第1、第2の中央演算処理装置が
共にタスクを実行しているときに、第3のタスクの実行
要求が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペ
レーティングシステム間通信によって第3の中央演算処
理装置上に2つのオペレーティングシステムのうちの一
方のオペレーティングシステムが自分自身のクローンを
発生させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1また
は第2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、その
第1または第2のタスクの処理が終了するのを待って、
第3の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させる。
そしてこの時には、第1、第2のオペレーティングシス
テムで使用されている主記憶装置のシェアおよびオペレ
ーティングシステムクローンがリザーブしている主記憶
装置のシェアはいずれも、主記憶制御装置によりメモリ
バスを通して同期、排他、競合の制御を行なう。
共にタスクを実行しているときに、第3のタスクの実行
要求が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペ
レーティングシステム間通信によって第3の中央演算処
理装置上に2つのオペレーティングシステムのうちの一
方のオペレーティングシステムが自分自身のクローンを
発生させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1また
は第2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、その
第1または第2のタスクの処理が終了するのを待って、
第3の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させる。
そしてこの時には、第1、第2のオペレーティングシス
テムで使用されている主記憶装置のシェアおよびオペレ
ーティングシステムクローンがリザーブしている主記憶
装置のシェアはいずれも、主記憶制御装置によりメモリ
バスを通して同期、排他、競合の制御を行なう。
【0012】なお、第3の中央演算処理装置によって実
行されようとしている第3のタスクよりも優先度の高い
タスクの起動要求が2つ以上発生した場合には、第1、
第2のオペレーティングシステムは前述のオペレーティ
ングシステムクローンによる第3のタスクのリザーブを
いったん保留して処理の優先権を移し、より優先度の高
いタスクを先に実行させる制御を行なう。しかしなが
ら、この場合、これらの優先権を移したことを示す情報
は主記憶制御装置によってメモリバスを介して第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに通信されるの
で、オペレーティングシステムクローンによってリザー
ブされた第3のタスクに対する走行要求がキャンセルさ
れることはなく、優先度の高い他のタスクの処理が完了
すればただちに実行されることになる。
行されようとしている第3のタスクよりも優先度の高い
タスクの起動要求が2つ以上発生した場合には、第1、
第2のオペレーティングシステムは前述のオペレーティ
ングシステムクローンによる第3のタスクのリザーブを
いったん保留して処理の優先権を移し、より優先度の高
いタスクを先に実行させる制御を行なう。しかしなが
ら、この場合、これらの優先権を移したことを示す情報
は主記憶制御装置によってメモリバスを介して第1、第
2のオペレーティングシステムそれぞれに通信されるの
で、オペレーティングシステムクローンによってリザー
ブされた第3のタスクに対する走行要求がキャンセルさ
れることはなく、優先度の高い他のタスクの処理が完了
すればただちに実行されることになる。
【0013】このようにして、2つのオペレーティング
システムと主記憶制御装置とに、第1、第2、第3の中
央演算処理装置の処理に係わる負荷を分散させると共
に、タスク切り替え時間を削減することによって処理速
度の大幅な向上を図る。
システムと主記憶制御装置とに、第1、第2、第3の中
央演算処理装置の処理に係わる負荷を分散させると共
に、タスク切り替え時間を削減することによって処理速
度の大幅な向上を図る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1はこの発明のコンピュータシステムの一実施
例のシステム構成を示すブロック図であり、第1の中央
演算処理装置(CPU)20、第2の中央演算処理装置
(CPU)21、第3の中央演算処理装置(CPU)2
2の3個の中央演算処理装置と、主記憶制御装置(MC
P)23と、主記憶装置24を備えている。3個の中央
演算処理装置20,21,22間は中央演算処理装置間
バス25によって直接接続され、またシステムバス26
によってこれらの中央演算処理装置20,21,22と
主記憶装置24との間が接続され、さらにメモリバス2
7によって中央演算処理装置20,21,22と主記憶
制御装置23と主記憶装置24との間が接続されてい
る。なお、図4に示したような制御プロセッサもこれら
のシステムバス26によって接続されるものである。
する。図1はこの発明のコンピュータシステムの一実施
例のシステム構成を示すブロック図であり、第1の中央
演算処理装置(CPU)20、第2の中央演算処理装置
(CPU)21、第3の中央演算処理装置(CPU)2
2の3個の中央演算処理装置と、主記憶制御装置(MC
P)23と、主記憶装置24を備えている。3個の中央
演算処理装置20,21,22間は中央演算処理装置間
バス25によって直接接続され、またシステムバス26
によってこれらの中央演算処理装置20,21,22と
主記憶装置24との間が接続され、さらにメモリバス2
7によって中央演算処理装置20,21,22と主記憶
制御装置23と主記憶装置24との間が接続されてい
る。なお、図4に示したような制御プロセッサもこれら
のシステムバス26によって接続されるものである。
【0015】主記憶装置24には、第1、第2の中央演
算処理装置20,21それぞれで走行する第1、第2の
オペレーティングシステム28,29がローディングさ
れており、また複数のタスク30,31,32,33も
ローディングされている。
算処理装置20,21それぞれで走行する第1、第2の
オペレーティングシステム28,29がローディングさ
れており、また複数のタスク30,31,32,33も
ローディングされている。
【0016】中央演算処理装置間バス25は3個の中央
演算処理装置20,21,22間を接続し、互いの動作
環境をレポートし合うものである。また第1、第2のオ
ペレーティングシステム28,29は各中央演算処理装
置20,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装
置20,21の各々を個別の動作させるものである。そ
して第3の中央演算処理装置22は、これらの第1また
は第2のオペレーティングシステム29,30のいずれ
かをそのままオペレーティングシステムクローン34と
して動作させるようになっている。
演算処理装置20,21,22間を接続し、互いの動作
環境をレポートし合うものである。また第1、第2のオ
ペレーティングシステム28,29は各中央演算処理装
置20,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装
置20,21の各々を個別の動作させるものである。そ
して第3の中央演算処理装置22は、これらの第1また
は第2のオペレーティングシステム29,30のいずれ
かをそのままオペレーティングシステムクローン34と
して動作させるようになっている。
【0017】また、第1、第2のオペレーティングシス
テム28,29の各々には、第1、第2の中央演算処理
装置20,21のうちの一方の中央演算処理装置とオペ
レーティングシステムが主記憶装置24から起動された
1つのタスク30を走行させている時に、同時に他方の
中央演算処理装置とオペレーティングシステムが主記憶
装置24から起動された他の1つのタスク31を走行さ
せる機能と、第1、第2のオペレーティングシステム2
8,29のうちの一方のオペレーティングシステムのク
ローン34がさらにもう1つ別のタスク32を第3の中
央演算処理装置22に主記憶装置24から起動させ、第
1、第2のオペレーティングシステム28,29のタス
ク実行終了までこの別のタスク32の実行をリザーブす
る機能と、主記憶制御装置23を用いて第1、第2の中
央演算処理装置20,21で使用される主記憶装置24
のシェアの制御と第3の中央演算処理装置22で使用さ
れる主記憶装置24のシェアの制御とを行なう機能が備
えられている。
テム28,29の各々には、第1、第2の中央演算処理
装置20,21のうちの一方の中央演算処理装置とオペ
レーティングシステムが主記憶装置24から起動された
1つのタスク30を走行させている時に、同時に他方の
中央演算処理装置とオペレーティングシステムが主記憶
装置24から起動された他の1つのタスク31を走行さ
せる機能と、第1、第2のオペレーティングシステム2
8,29のうちの一方のオペレーティングシステムのク
ローン34がさらにもう1つ別のタスク32を第3の中
央演算処理装置22に主記憶装置24から起動させ、第
1、第2のオペレーティングシステム28,29のタス
ク実行終了までこの別のタスク32の実行をリザーブす
る機能と、主記憶制御装置23を用いて第1、第2の中
央演算処理装置20,21で使用される主記憶装置24
のシェアの制御と第3の中央演算処理装置22で使用さ
れる主記憶装置24のシェアの制御とを行なう機能が備
えられている。
【0018】次に、上記構成のコンピュータシステムの
動作について説明する。図1において、第1の中央演算
処理装置20で第1のオペレーティングシステム28を
実行し、第2の中央演算処理装置21で第2のオペレー
ティングシステム29を実行している時に、中央演算処
理装置間バス25を介してオペレーティングシステム間
通信35が実行される。
動作について説明する。図1において、第1の中央演算
処理装置20で第1のオペレーティングシステム28を
実行し、第2の中央演算処理装置21で第2のオペレー
ティングシステム29を実行している時に、中央演算処
理装置間バス25を介してオペレーティングシステム間
通信35が実行される。
【0019】ここで、タスク30が先に起動され、優先
的に第1の中央演算処理装置20において実行されてい
れば、次にタスク31が起動されると、主記憶制御装置
23によるメモリバス27を介するメモリ管理通信36
と、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35によって指定される第2の中央
演算処理装置21においてこのタスク31が実行される
ことになる。このように、メモリ管理通信36とオペレ
ーティングシステム間通信35によってタスク30とタ
スク31が互いに競合することになく、最適な中央演算
処理装置に割り振られて実行されることになる。
的に第1の中央演算処理装置20において実行されてい
れば、次にタスク31が起動されると、主記憶制御装置
23によるメモリバス27を介するメモリ管理通信36
と、中央演算処理装置間バス25を介するオペレーティ
ングシステム間通信35によって指定される第2の中央
演算処理装置21においてこのタスク31が実行される
ことになる。このように、メモリ管理通信36とオペレ
ーティングシステム間通信35によってタスク30とタ
スク31が互いに競合することになく、最適な中央演算
処理装置に割り振られて実行されることになる。
【0020】次に、タスク30が第1の中央演算処理装
置20において第1のオペレーティングシステム28に
よって実行され、タスク31が第2の中央演算処理装置
21において第2のオペレーティングシステム29によ
って実行されている時に、さらに別のタスク32が起動
される場合について考察すると、中央演算処理装置が2
個だけの場合には、タスクの優先度によって現在実行さ
れているタスク30または31をディスパッチ(スワッ
プアウト)し、後から起動されたタスク32を空いた方
の中央演算処理装置によって実行する制御を行なうこと
になるが、そのようにすればタスクスイッチ時間が必要
となり、トータルの処理時間が長くなってしまう。
置20において第1のオペレーティングシステム28に
よって実行され、タスク31が第2の中央演算処理装置
21において第2のオペレーティングシステム29によ
って実行されている時に、さらに別のタスク32が起動
される場合について考察すると、中央演算処理装置が2
個だけの場合には、タスクの優先度によって現在実行さ
れているタスク30または31をディスパッチ(スワッ
プアウト)し、後から起動されたタスク32を空いた方
の中央演算処理装置によって実行する制御を行なうこと
になるが、そのようにすればタスクスイッチ時間が必要
となり、トータルの処理時間が長くなってしまう。
【0021】しかしながら、この実施例のコンピュータ
システムでは、図2のフローチャートに示すように、新
たなタスク32の起動要求があれば(ステップS1)、
オペレーティングシステム間通信35によって2つのオ
ペレーティングシステム28,29のうちいずれかが自
分自身のオペレーティングシステムクローン34を発生
させ(ステップS2〜S5)、第1、第2のオペレーテ
ィングシステム28,29が終了する前に新たなタスク
32の起動要求だけをリザープしておく(ステップS
6)。
システムでは、図2のフローチャートに示すように、新
たなタスク32の起動要求があれば(ステップS1)、
オペレーティングシステム間通信35によって2つのオ
ペレーティングシステム28,29のうちいずれかが自
分自身のオペレーティングシステムクローン34を発生
させ(ステップS2〜S5)、第1、第2のオペレーテ
ィングシステム28,29が終了する前に新たなタスク
32の起動要求だけをリザープしておく(ステップS
6)。
【0022】そして、第1の中央演算処理装置20にお
けるタスク30と第1のオペレーティングシステム28
の処理終了を待って、タスクスイッチを行なわずに、第
3の中央演算処理装置22においてそれまでオペレーテ
ィングシステムクローン34を第1のオペレーティング
システム28として実行し、既に起動され、リザープさ
れていたタスク32を実行開始する(ステップS8)。
この実行開始の情報は、中央演算処理装置間バス25を
介するオペレーティングシステム間通信35,37と主
記憶オペレーティングシステム間通信38,39,40
およびメモリバス42を介するメモリ管理通信36によ
って他の中央演算処理装置20,21および主記憶制御
装置23に通知され、次の制御に推移することになる。
けるタスク30と第1のオペレーティングシステム28
の処理終了を待って、タスクスイッチを行なわずに、第
3の中央演算処理装置22においてそれまでオペレーテ
ィングシステムクローン34を第1のオペレーティング
システム28として実行し、既に起動され、リザープさ
れていたタスク32を実行開始する(ステップS8)。
この実行開始の情報は、中央演算処理装置間バス25を
介するオペレーティングシステム間通信35,37と主
記憶オペレーティングシステム間通信38,39,40
およびメモリバス42を介するメモリ管理通信36によ
って他の中央演算処理装置20,21および主記憶制御
装置23に通知され、次の制御に推移することになる。
【0023】第1の中央演算処理装置20と第2の中央
演算処理装置21と第3の中央演算処理装置22のうち
の2個が2つのオペレーティングシステム28,29そ
れぞれを個別に走行させ、オペレーティングシステムク
ローン34によって2つのオペレーティングシステム2
8,29が走行中であっても、あらかじめタスク起動要
求を2つのオペレーティングシステム28,29が走行
していない残りの1個の中央演算処理装置にリザーブ
し、先の2つのオペレーティングシステムのいずれかに
よるタスクが終了するのを待って、このリザープされて
いたタスクを実行するようにすることにより、効率の良
いタスク遷移とメモリ利用が実現できる。
演算処理装置21と第3の中央演算処理装置22のうち
の2個が2つのオペレーティングシステム28,29そ
れぞれを個別に走行させ、オペレーティングシステムク
ローン34によって2つのオペレーティングシステム2
8,29が走行中であっても、あらかじめタスク起動要
求を2つのオペレーティングシステム28,29が走行
していない残りの1個の中央演算処理装置にリザーブ
し、先の2つのオペレーティングシステムのいずれかに
よるタスクが終了するのを待って、このリザープされて
いたタスクを実行するようにすることにより、効率の良
いタスク遷移とメモリ利用が実現できる。
【0024】すなわち、システムバス26とは別個に設
けた中央演算処理装置間バス25とメモリバス27を介
することによって、従来例のところで説明した図4に示
すような他の分散制御プロセッサ10〜14と第1、第
2、第3の中央演算処理装置20,21,22間の通信
を妨げることなくオペレーティングシステム間通信3
5,37を行ない、第1、第2、第3の中央演算処理装
置20,21,22のうち2個の中央演算処理装置それ
ぞれがタスクを実行している間に、空いているもう1個
の中央演算処理装置において発生させたオペレーティン
グシステムクローン34があらかじめ走行タスクのリザ
ーブを行なうことにより、先の2個の中央演算処理装置
それぞれによるタスクのいずれかの実行終了があれば、
タスクスイッチすることなく、それまでリザーブしてい
た新たなタスクを直ちに実行開始することができる。ま
た、メモリ競合を避けるための主記憶装置24のリザー
ブ情報を、オペレーティングシステムを介することな
く、メモリバス27を介するメモリ管理通信36によっ
て中央演算処理装置のオペレーティングシステムに渡す
ことができ、オペレーティングシステムの負荷を軽減す
ることができる。この結果、コンピュータシステムのス
ループットを飛躍的に向上させることができる。
けた中央演算処理装置間バス25とメモリバス27を介
することによって、従来例のところで説明した図4に示
すような他の分散制御プロセッサ10〜14と第1、第
2、第3の中央演算処理装置20,21,22間の通信
を妨げることなくオペレーティングシステム間通信3
5,37を行ない、第1、第2、第3の中央演算処理装
置20,21,22のうち2個の中央演算処理装置それ
ぞれがタスクを実行している間に、空いているもう1個
の中央演算処理装置において発生させたオペレーティン
グシステムクローン34があらかじめ走行タスクのリザ
ーブを行なうことにより、先の2個の中央演算処理装置
それぞれによるタスクのいずれかの実行終了があれば、
タスクスイッチすることなく、それまでリザーブしてい
た新たなタスクを直ちに実行開始することができる。ま
た、メモリ競合を避けるための主記憶装置24のリザー
ブ情報を、オペレーティングシステムを介することな
く、メモリバス27を介するメモリ管理通信36によっ
て中央演算処理装置のオペレーティングシステムに渡す
ことができ、オペレーティングシステムの負荷を軽減す
ることができる。この結果、コンピュータシステムのス
ループットを飛躍的に向上させることができる。
【0025】このようにして、この実施例のコンピュー
タシステムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22と、各中央演算処理装置20,21,2
2のうち第1、第2の中央演算処理装置20,21の各
々を個別に動作させる第1、第2のオペレーティングシ
ステム28,29と、各中央演算処理装置20,21,
22のうち第3の中央演算処理装置22により動作する
オペレーティングシステムクローン34と、1個の主記
憶装置24と、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22間を接続し、互いの動作環境をレポート
し合う中央演算処理装置間バス25と、各中央演算処理
装置20,21,22と主記憶装置24間を接続するシ
ステムバス26と、メモリバス27を通して行なうメモ
リ管理通信36によってオペレーティングシステムを介
することになくメモリ情報を中央演算処理装置20,2
1,22へ通信する主記憶制御装置23を備え、第1、
第2のオペレーティングシステム28,29それぞれ
が、一方の中央演算処理装置とオペレーティングシステ
ムが主記憶装置24から起動された1つのタスクを実行
している時に、同時に他方の中央演算処理装置とオペレ
ーティングシステムが主記憶装置24から起動された別
の1つのタスクを実行する並列処理を行ない、また第
1、第2のオペレーティングシステム28,29のうち
の一方のオペレーティングシステムクローンがさらにも
う1つの別のタスクを上記の2個の中央演算処理装置と
は別のもう1個の中央演算処理装置に主記憶装置24か
ら起動し、第1または第2のオペレーティングシステム
28または29によるいずれかのタスクの終了後までリ
ザーブするようにしている。
タシステムは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22と、各中央演算処理装置20,21,2
2のうち第1、第2の中央演算処理装置20,21の各
々を個別に動作させる第1、第2のオペレーティングシ
ステム28,29と、各中央演算処理装置20,21,
22のうち第3の中央演算処理装置22により動作する
オペレーティングシステムクローン34と、1個の主記
憶装置24と、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22間を接続し、互いの動作環境をレポート
し合う中央演算処理装置間バス25と、各中央演算処理
装置20,21,22と主記憶装置24間を接続するシ
ステムバス26と、メモリバス27を通して行なうメモ
リ管理通信36によってオペレーティングシステムを介
することになくメモリ情報を中央演算処理装置20,2
1,22へ通信する主記憶制御装置23を備え、第1、
第2のオペレーティングシステム28,29それぞれ
が、一方の中央演算処理装置とオペレーティングシステ
ムが主記憶装置24から起動された1つのタスクを実行
している時に、同時に他方の中央演算処理装置とオペレ
ーティングシステムが主記憶装置24から起動された別
の1つのタスクを実行する並列処理を行ない、また第
1、第2のオペレーティングシステム28,29のうち
の一方のオペレーティングシステムクローンがさらにも
う1つの別のタスクを上記の2個の中央演算処理装置と
は別のもう1個の中央演算処理装置に主記憶装置24か
ら起動し、第1または第2のオペレーティングシステム
28または29によるいずれかのタスクの終了後までリ
ザーブするようにしている。
【0026】したがって、この実施例のコンピュータシ
ステムでは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装置2
0,21の2個の中央演算処理装置を第1、第2の2つ
のオペレーティングシステム28,29の各々によって
個別に運用し、しかも中央演算処理装置間バス25を介
してオペレーティングシステム間通信35,37を行な
い、またリザーブ中の主記憶装置24の情報もメモリバ
ス27を介するメモリ管理通信36によって主記憶制御
装置23から各中央演算処理装置20,21,22へ通
信することにより、中央演算処理装置20,21,22
のうちの2個を共に使用することができる時には2個の
中央演算処理装置で異なるタスクを並列処理し、タスク
の切り替えも空いているもう1つの中央演算処理装置か
ら割り振ることができる。
ステムでは、第1、第2、第3の中央演算処理装置2
0,21,22のうち第1、第2の中央演算処理装置2
0,21の2個の中央演算処理装置を第1、第2の2つ
のオペレーティングシステム28,29の各々によって
個別に運用し、しかも中央演算処理装置間バス25を介
してオペレーティングシステム間通信35,37を行な
い、またリザーブ中の主記憶装置24の情報もメモリバ
ス27を介するメモリ管理通信36によって主記憶制御
装置23から各中央演算処理装置20,21,22へ通
信することにより、中央演算処理装置20,21,22
のうちの2個を共に使用することができる時には2個の
中央演算処理装置で異なるタスクを並列処理し、タスク
の切り替えも空いているもう1つの中央演算処理装置か
ら割り振ることができる。
【0027】また2個の中央演算処理装置それぞれが別
個のタスクを並列処理している間に、他のタスクの起動
がかかれば、第3の中央演算処理装置上にそのタスクの
実行権をあらかじめリザーブすることができ、先の2個
の中央演算処理装置のいずれかによるタスクの実行終了
があれば、タスクスイッチの切り替えなしに、ただちに
第3の中央演算処理装置によってそれまでリザーブして
いたタスクを実行開始することができる。
個のタスクを並列処理している間に、他のタスクの起動
がかかれば、第3の中央演算処理装置上にそのタスクの
実行権をあらかじめリザーブすることができ、先の2個
の中央演算処理装置のいずれかによるタスクの実行終了
があれば、タスクスイッチの切り替えなしに、ただちに
第3の中央演算処理装置によってそれまでリザーブして
いたタスクを実行開始することができる。
【0028】この結果、この実施例のコンピュータシス
テムでは、3個の中央演算処理装置のうちのいずれか2
個の中央演算処理装置で複数のタスクを並列処理するこ
とができると共に、空いているもう1個(第3)の中央
演算処理装置によって新たなタスクに起動をかけた状態
でリザーブし、先のタスクのいずれかの終了を待ってタ
スク切り替え時間なしに第3の中央演算処理装置によっ
て新たなタスクを実行開始することができるようにな
り、タスク切り替え時間の節約によってトータルの処理
時間を大幅に向上することができる。
テムでは、3個の中央演算処理装置のうちのいずれか2
個の中央演算処理装置で複数のタスクを並列処理するこ
とができると共に、空いているもう1個(第3)の中央
演算処理装置によって新たなタスクに起動をかけた状態
でリザーブし、先のタスクのいずれかの終了を待ってタ
スク切り替え時間なしに第3の中央演算処理装置によっ
て新たなタスクを実行開始することができるようにな
り、タスク切り替え時間の節約によってトータルの処理
時間を大幅に向上することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1、
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理装置が共に
タスクを実行しているときに、第3のタスクの実行要求
が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペレー
ティングシステム間通信によって第3の中央演算処理装
置上に2つのオペレーティングシステムのうちの一方の
オペレーティングシステムが自分自身のクローンを発生
させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1または第
2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、その第1
または第2のタスクの処理が終了するのを待って、第3
の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させ、この時
には、第1、第2のオペレーティングシステムで使用さ
れている主記憶装置のシェアおよびオペレーティングシ
ステムクローンがリザーブしている主記憶装置のシェア
はいずれも、主記憶制御装置によりメモリバスを通して
同期、排他、競合の制御を行なうので、中央演算処理装
置とオペレーティングシステムの負荷を分散させ、各々
の中央演算処理装置とオペレーティングシステムにかか
る負荷を軽減することができ、また多数のタスクのトー
タルの処理速度を向上させることができる。
第2の中央演算処理装置の一方に第1、第2のオペレー
ティングシステムのいずれかを起動させて主記憶装置に
ロードされている1つのタスクを実行させ、これと同時
に、第1、第2の中央演算処理装置の他方に第1、第2
のオペレーティングシステムのいずれか他方を起動させ
て主記憶装置にロードされている他の1つのタスクを実
行させ、さらに、第1、第2の中央演算処理装置が共に
タスクを実行しているときに、第3のタスクの実行要求
が発生すれば、中央演算処理装置間バスによるオペレー
ティングシステム間通信によって第3の中央演算処理装
置上に2つのオペレーティングシステムのうちの一方の
オペレーティングシステムが自分自身のクローンを発生
させて第3のタスクを起動させ、実行中の第1または第
2のタスクの処理が終了するまでリザーブし、その第1
または第2のタスクの処理が終了するのを待って、第3
の中央演算処理装置に第3のタスクを実行させ、この時
には、第1、第2のオペレーティングシステムで使用さ
れている主記憶装置のシェアおよびオペレーティングシ
ステムクローンがリザーブしている主記憶装置のシェア
はいずれも、主記憶制御装置によりメモリバスを通して
同期、排他、競合の制御を行なうので、中央演算処理装
置とオペレーティングシステムの負荷を分散させ、各々
の中央演算処理装置とオペレーティングシステムにかか
る負荷を軽減することができ、また多数のタスクのトー
タルの処理速度を向上させることができる。
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】上記実施例の処理動作を示すフローチャート。
【図3】従来例のブロック図。
【図4】一般的な分散制御プロセッサを有するコンピュ
ータシステムのブロック図。
ータシステムのブロック図。
【符号の説明】 20,21,22 中央演算処理装置 23 主記憶制御装置 24 主記憶装置 25 中央演算処理装置間バス 26 システムバス 27 メモリバス 28,29 オペレーティングシステム 30,31,32,33 タスク 34 オペレーティングシステムクローン 35 中央演算処理装置間通信 36 メモリ管理通信 37 中央演算処理装置間通信
Claims (1)
- 【請求項1】 第1、第2、第3の中央演算処理装置
と、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置に共通の
主記憶装置と、前記第1、第2の中央演算処理装置それ
ぞれを個別に動作させる第1、第2のオペレーティング
システムと、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置
間に接続され、互いの動作環境をレポートし合う中央演
算処理装置間バスと、前記第1、第2、第3の中央演算
処理装置と主記憶装置との間を接続するシステムバス
と、前記第1、第2、第3の中央演算処理装置間での前
記主記憶装置のシェアリングを制御する主記憶制御装置
と、前記主記憶制御装置によって前記第1、第2、第3
の中央演算処理装置と主記憶装置との間でデータの通信
を行なうメモリバスとを備え、 前記第1、第2のオペレーティングシステムそれぞれ
に、前記第1または第2の中央演算処理装置の一方と第
1または第2のオペレーティングシステムの一方が前記
主記憶装置から起動された第1のタスクを実行させてい
る時に、前記第1または第2の中央演算処理装置の他方
と第1または第2のオペレーティングシステムの他方が
前記主記憶装置から起動された第2のタスクを実行させ
る機能と、前記第1および第2の中央演算処理装置が共
にタスクを実行している時に第3のタスクの起動要求が
あれば、前記第3の中央演算処理装置に前記第1または
第2のオペレーティングシステムのオペレーティングシ
ステムクローンを発生させると共に前記主記憶装置の第
3のタスクを起動し、前記第1の中央演算処理装置が第
1のタスクを終了し、または前記第2中央演算処理装置
が第2のタスクを終了するまでリザーブする機能とを備
え、 前記主記憶制御装置に、前記第1、第2オペレーティン
グシステムと前記第3の中央演算処理装置に発生してい
るオペレーティングシステムクローンとによってシェア
リングされる主記憶装置の各シェアをオペレーティング
システムを介さずに各中央演算処理装置間で同期、排他
をとって制御する機能を備えて成るコンピュータシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23686193A JPH0793267A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | コンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23686193A JPH0793267A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | コンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793267A true JPH0793267A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17006890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23686193A Pending JPH0793267A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | コンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793267A (ja) |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP23686193A patent/JPH0793267A/ja active Pending
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