JPH08314120A - マスクパターンの修正方法 - Google Patents

マスクパターンの修正方法

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JPH08314120A
JPH08314120A JP8758696A JP8758696A JPH08314120A JP H08314120 A JPH08314120 A JP H08314120A JP 8758696 A JP8758696 A JP 8758696A JP 8758696 A JP8758696 A JP 8758696A JP H08314120 A JPH08314120 A JP H08314120A
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JP
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film
correction
laser
mask
mask pattern
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JP8758696A
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Kenji Nakayama
憲治 中山
Takeshi Chiwata
剛 千綿
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地ガラスとの付着強度が強く、下地ガラス
にダメージを与えたり修正膜にクラックを生じさせるこ
となく、耐薬品性に優れ、膜剥れの生じない修正膜を形
成できるマスクパターンの修正方法を提供する。 【解決手段】 マスクパターンの白欠陥の修正を、レー
ザCVDにより、Mo(CO)6およびCr(CO)6
原材料として一層目の修正膜24を形成し、この一層目
の修正膜を覆うように、Cr(CO)6を原材料として
二層目の修正膜26を形成して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路などの
パターン転写に用いられるフォトマスク上の欠陥を修正
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、超LSIなどの半導体集積回路の
製造には、ウエハ上に光露光によりパターン転写を行う
ためのフォトマスクが大量に使用されている。
【0003】このフォトマスクはガラス基板上にクロム
等の遮光膜を形成し、この遮光膜にLSIの配線パター
ンをパターンニングして作製されるが、フォトマスク製
造の際に、あるいはLSI製造において繰り返し洗浄さ
れて使用される際に、本来遮光膜があるべき部分の遮光
膜が欠落する白欠陥が生ずることがある。白欠陥には、
遮光膜に穴があくピンホール、遮光膜のエッジが欠ける
欠け(凹欠陥)、遮光膜にひびが入るクラックなどの欠
陥があるが、この白欠陥が生ずると、白欠陥の部分から
光が透過してしまいウエハに転写されてLSIの欠陥に
つながるため、マスクとして使用できなくなる。このよ
うに、フォトマスクの白欠陥は、フォトマスク製造の歩
留りやフォトマスクの寿命を左右し、コスト上昇の原因
となるため、フォトリソグラフィー用に用いるフォトマ
スクとしては重大な欠陥となる。
【0004】そこで、従来よりフォトマスクの白欠陥部
分に部分的に遮光膜を形成して欠陥修正する方法が各種
検討されている。
【0005】例えば、図3(a)および(b)に示すよ
うに、Cr(CO)6蒸気をCVD原料ガスとし、Qス
イッチYAGレーザ(波長266nm)を光源としたレ
ーザCVDにより石英基板上にミクロンオーダー(12
μm□)の局所Cr膜を堆積させてフォトマスクの白欠
陥を修正する技術が報告されている(1985年春応用
物理学会予稿集、30a−ZE−8)(従来例1とす
る)。
【0006】また、図4(a)〜(e)に示すように、
Mo(CO)6蒸気をCVD原料ガスとし、Arレーザ
(波長257nm)を光源としたレーザCVDによりM
o(CO)6を光化学的に分解して石英基板上にスポッ
ト状のMo膜を堆積させて核(種)を形成し、この核に
Arレーザ光を吸収させて熱CVDを誘起させ、Arレ
ーザ(波長515nm)の基板への集光照射による熱C
VDを利用して、基板を移動して石英基板上にMo線を
描画する技術が報告されている(1985年春応用物理
学会予稿集、30a−ZE−9)(従来例2とする)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフォトマスクの白欠陥を修正する技術には、次
に示すような問題がある。
【0008】すなわち、従来例1の技術にあっては、C
r(CO)6からレーザCVDによりCr膜を堆積させ
るためには、強力なレーザを照射する光CVDによらね
ばならず、さらにレーザの照射時間が10秒と長く、基
板の修正部を高温にしなければならないため、修正部の
下地のガラスにダメージが生じ修正膜の膜剥がれ等の原
因となったり、成膜されたCr修正膜にクラックが生じ
るという問題がある。
【0009】また、従来例2の技術にあっては、得られ
るMo膜の耐薬品性が悪く、フォトマスクの洗浄に使用
される熱硫酸や水酸化ナトリウム水溶液に溶けてしまう
という問題がある。さらに、光CVDによるMo核の形
成には強いレーザ照射強度(ビーム密度)が必要である
ため、下地ガラスにダメージを与えるとともに、光CV
DによるMo核の部分は下地ガラスとの付着強度が弱く
剥離して異物の原因となるという問題がある。
【0010】なお、剥離した修正膜はマスク洗浄の際に
フォトマスクの正常部分や他の正常なにフォトマスクに
付着し、これを除去することは困難であるため、修正膜
の付着強度が弱く剥離してしまうようでは実用的でな
い。
【0011】本発明は上述した問題点にかんがみてなさ
れたものであり、下地ガラスとの付着強度が強く、下地
ガラスにダメージを与えたり修正膜にクラックを生じさ
せることがなく、また膜剥れが生じない修正膜を形成で
きるマスクパターンの修正方法の提供を第一の目的とす
る。
【0012】また、耐薬品性に優れた修正膜を形成でき
るマスクパターンの修正方法の提供を第二の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のマスクパターンの修正方法は、レーザCVD
によるマスクパターンの白欠陥の修正方法において、修
正膜の原材料としてMo(CO)6およびCr(CO)6
を用いる構成としてある。
【0014】また、本発明の他のマスクパターンの修正
方法は、レーザCVDによるマスクパターンの白欠陥の
修正方法において、Mo(CO)6およびCr(CO)6
を原材料として一層目の修正膜を形成し、この一層目の
修正膜を覆うように、Cr(CO)6を原材料として二
層目の修正膜を形成する構成としてある。
【0015】さらに、本発明の他のマスクパターンの修
正方法は、白欠陥の近傍のマスクパターン上にレーザ光
を照射してCVD修正膜の核を形成した後、マスクを移
動させつつ白欠陥部分にレーザ光を照射して、白欠陥を
覆うように修正膜を形成する構成としてある。
【0016】なお、本発明の態様として、上記方法にお
いて、レーザCVDによる熱CVD反応により修正膜を
形成する構成とすることができる。
【0017】
【作用】本発明のマスクパターンの修正方法は、修正膜
の原材料としてMo(CO)6およびCr(CO)6を用
いるとともに、ダメージの少ない熱CVD反応等を利用
してMoCr修正膜を形成する構成としてあるので、M
oCr修正膜の下地ガラスとの付着強度が強く、修正膜
の膜剥れが生じない。
【0018】また、一層目の修正膜がMoCr膜である
ためMo単体膜より耐薬品性がよく、さらにこの一層目
の修正膜を覆うように耐薬品性の非常によい二層目のC
r修正膜を形成しているので、修正部の耐薬品性が非常
によい。
【0019】さらに、白欠陥の近傍のマスクパターン上
にレーザ光を照射してCVD修正膜の核を形成するよう
にしてあり、このマスクパターン部分はガラスとの付着
強度が強く熱によりクラック等が生じにくいため、核形
成に際して修正部の下地のガラスにダメージを与えた
り、成膜される修正膜にクラックを生じさせない。ま
た、ガラス上では核MoCrをもとに成膜できるのでレ
ーザ光が弱くて済み、修正部の下地のガラスにダメージ
を与えず、成膜された修正膜にクラックを生じさせな
い。
【0020】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
マスクパターンの修正方法においては、レーザCVDに
より修正膜を形成する。
【0021】ここで、レーザCVDは、光のエネルギー
を利用した気相成長(chemical vapor deposition)法
をいい、気相原料ガスの電子状態や振動状態を励起して
気相反応を促進させる光CVDと、光を基板加熱の熱源
として使う熱CVDに大別され、さらに光CVDと熱C
VDの作用が複雑に関係し光によって表面反応を促進さ
せる場合(光・熱CVD)がある。
【0022】レーザ源としては、Arレーザなどが利用
できる。
【0023】レーザの照射強度(パワー密度)として
は、加工点におけるガラスに損傷を与えないという観点
から、1kW/cm2〜10kW/cm2程度が適当であ
る。
【0024】レーザの照射時間としては、同様の観点か
ら、0.1秒〜3秒程度が適当である。
【0025】なお、上記条件に関し、レーザの照射強度
(ビーム径含む)、レーザ光の波長(振動数)およびレ
ーザの照射時間(基板移動速度含む)を調整してガラス
にダメージを与えない程度のレーザ光とし、熱CVDあ
るいは光・熱CVDを利用して修正膜の成膜を行うこと
が好ましい。
【0026】本発明では、修正膜の原材料としてMo
(CO)6およびCr(CO)6(金属カルボニル)を用
いる。
【0027】なお、修正膜を二層構造とする場合には、
一層目の修正膜の原材料としてMo(CO)6およびC
r(CO)6を用い、二層目の修正膜の原材料としてC
r(CO)6を用いる。
【0028】上記修正膜の原材料は、Arなどのキャリ
アガスでバブリングしたり加熱したりして蒸発させてガ
ス状とし、反応系に送り込まれ、レーザCVDにより成
膜され修正膜を形成する。
【0029】得られるMoCr修正膜の組成は、特に制
限されず、修正膜の特性を最適化するため適宜調整でき
る。
【0030】なお、キャリアガスにはMo(CO)6
よびCr(CO)6の他に、他成分としてO2、N2など
を添加してもよく、あるいは、Mo(CO)6の代わり
にW(CO)6などの他の金属カルボニル等を用いても
よい。
【0031】基板温度は、熱CVD反応を安定的に行わ
せるために、昇温し安定させることが好ましい。
【0032】修正膜の厚さは、修正されるマスクの遮光
部分の光学濃度と同等以上の光学濃度となる厚さとする
ことが好ましく、コンタクト露光、プロキシミティー露
光においてワークに損傷を与えるのを避けるという観点
から、数百オングストローム〜1μm程度、より好まし
くは1000〜3000オングストローム程度以下が適
当である。
【0033】修正膜の形成は、白欠陥の近傍のマスクパ
ターン上にレーザ光を照射してCVD修正膜の核を形成
した後、マスクを移動させつつ白欠陥部分にレーザ光を
照射して、白欠陥を覆うように修正膜を形成することが
好ましい。
【0034】マスクパターン上に修正膜の核を形成する
のは、修正部の下地のガラスにダメージを与えるのを避
けるためである。また、マスクを移動させつつ核MoC
rをもとに成膜するのは、レーザ光が弱くて済むととも
に照射時間が短くて済むため、修正部の下地のガラスに
ダメージを与えず、成膜された修正膜にクラックが生じ
ないためである。
【0035】修正膜の層構成としては、Mo(CO)6
およびCr(CO)6を原材料として一層目の修正膜を
形成し、この一層目の修正膜を覆うように、Cr(C
O)6を原材料として二層目の修正膜を形成することが
好ましい。
【0036】これは、一層目のMoCr修正膜を覆うよ
うに耐薬品性の非常によい二層目のCr修正膜を形成
し、修正部の耐薬品性を向上させるためである。
【0037】この場合キャリアガスにはCr蒸気の他
に、他成分としてO2、N2などを添加してもよく、ある
いは、Cr蒸気に多少のMo蒸気が混入していてもよ
い。また、修正膜を三層以上の層構成とすることもでき
る。
【0038】修正されるフォトマスクのガラス基板や遮
光膜の材質は特に制限されない。ガラス基板としては、
石英ガラス、低膨脹ガラス(アルミナシリケート、アル
ミナボロシリケートなど)、ソーダライムガラス等が挙
げられる。遮光膜の材質としては、クロム、酸化クロ
ム、窒化クロム、酸窒化クロム、モリブデンシリサイ
ド、酸化シリコン、酸化鉄、タンタルなどの金属または
金属間化合物等が挙げられる。
【0039】
【実施例】以下、実施例にもとづき本発明をさらに詳細
に説明する。
【0040】実施例1 図1は本発明のマスクパターンの修正方法に用いるレー
ザ加熱CVD装置の基本的な構成を示す図である。
【0041】図1に示すように、プロセスチャンバー1
内に配置されたX−Yステージ2上の基板ヒータ3の上
に、Crを主成分とする遮光性パターンが形成されたガ
ラス基板からなるクロムマスク4を載置し、このクロム
マスク4を35〜45℃に昇温し安定させる。クロムマ
スク4を昇温するのは熱CVD反応を安定的に行なわせ
るためである。なお、クロムマスク4の遮光性パターン
上にはピンホールが存在している。
【0042】容器5にMo(CO)6の粉末5aを入
れ、ガス導入管5bを通してArガスをMo(CO)6
粉末5a中を通過させ、Mo(CO)6を昇華させる。
Mo(CO)6の飽和蒸気を含んだArガスは導入管5
cを介してプロセスチャンバー1内に導入される。この
Mo(CO)6の蒸気量はArガスの導入量にほぼ比例
し、表1および図5に示すように、導入するArガスや
Mo(CO)6粉末の温度により飽和蒸気圧が決定され
るため、Arガス流量とArガスやMo(CO)6粉末
の温度の調整によりプロセスチャンバー1内に導入され
るArガス流量およびMo(CO)6の蒸気量をコント
ロールできる。
【0043】同様にして、容器6にCr(CO)6の粉
末6aを入れ、Arガス流量とArガスやCr(CO)
6粉末の温度の調整によりプロセスチャンバー1内に導
入されるArガス流量およびCr(CO)6の蒸気量を
コントロールできる。
【0044】
【表1】
【0045】このようにしてMo(CO)6を0.6t
orr、Cr(CO)6を0.4torr含むArガス
をプロセスチャンバー1内に0.7リットル/分で導入
し、排ガス処理装置11を通して排出する。このときプ
ロセスチャンバー1内の圧力は大気の圧力とほぼ等し
い。
【0046】プロセスチャンバー1の内部を上記混合ガ
スで充分置換した後、レーザ光源7から発せられた波長
532nmのレーザビームをスリット8を通して矩形に
し、光学系で集光してビームのサイズを調整し、レーザ
導入窓10を通して3.0μm幅のレーザビームをクロ
ムマスクのピンホール近傍のCr遮光膜上に照射する。
【0047】図2はクロムマスクのピンホール部分に修
正膜を形成していく様子を説明するための図である。
【0048】図2に示すように、レーザビーム20をク
ロムマスクのピンホール21に隣接したCr遮光膜22
上に0.5秒間照射し(図2(a))、これによりレー
ザビーム20が照射された部分の遮光膜の表面温度が上
昇しMoとCrの合金膜(核)23が析出する(図2
(b))。
【0049】その後、クロムマスクを図示A方向に3.
0μm/sの速度で移動しつつ、MoCr合金膜24を
成膜していき(図2(c))、ピンホール全体を覆う
(図2(d))。
【0050】次いで、Mo(CO)6蒸気を含むArガ
スの供給を止め数十分間放置してMo(CO)6蒸気を
プロセスチャンバー1内から排出し、再びレーザビーム
をCr遮光膜上に照射してCr25を析出させ(図2
(e))、クロムマスクを図示B方向に5.0μm/s
の速度で移動しつつ、Cr膜26を成膜していき、、M
oCr合金膜全体を覆う(図2(f))。
【0051】以上のようにして、クロムマスクの欠陥で
あるピンホールを遮光性のあるMoCr合金膜/Cr膜
で覆い欠陥を修正した。
【0052】上記のようにしてピンホール修正を施した
クロムマスクを、熱濃硫酸および10%程度のNaOH
水溶液で洗浄して耐薬品性を調べたところ、いずれの場
合もピンホール上の修正膜が溶解したり剥離することは
なかった。
【0053】また、修正膜の付着強度を引っかき試験、
テープ引き剥がし試験、スクラブ洗浄、高圧水洗浄によ
り調べたところ、修正膜が剥離することはなかった。
【0054】実施例2 二層目のCr膜を形成しなかったこと以外は実施例1と
同様にしてクロムマスクのピンホールを修正した。
【0055】得られたMoCr修正膜は、遮光性が十分
あり、付着強度や耐薬品性もMo単体修正膜に比べ高い
ことが確認された。
【0056】比較例1 最初に形成するMoCr修正膜の核23(図2(b))
をレーザビーム(波長257nm)を用いて光CVDで
形成し、二層目のCr膜を形成しなかったこと以外は実
施例1と同様にしてクロムマスクのピンホールを修正し
た。
【0057】得られた修正膜は、MoCr修正膜の核の
部分の耐薬品性が悪く、この部分が熱濃硫酸および10
%程度のNaOH水溶液のそれぞれに溶解し、核の部分
のダメージが原因で修正膜の膜剥がれが生じた。
【0058】比較例2 一層目をMo単体修正膜とし、二層目のCr膜を形成し
なかったこと以外は実施例1と同様にしてクロムマスク
のピンホールを修正した。
【0059】得られたMo単体修正膜は、耐薬品性が悪
く、熱濃硫酸および10%程度のNaOH水溶液のそれ
ぞれに溶解した。なお、レーザビーム(波長257n
m)を用いて光CVDでMo単体修正膜を形成したとこ
ろ、付着強度が不十分であり修正膜の膜剥がれが生じ
た。
【0060】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0061】例えば、クロムマスクの代わりにクロム/
酸化クロムの二層構造の遮光膜を有するマスクを用いて
も同様の結果が得られた。
【0062】また、ピンホールの修正の他、欠けやクラ
ックの修正も同様に行うことができた。
【0063】さらに、SR(シンクロトロン放射光)C
VDにより修正膜を形成することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマスクパタ
ーンの修正方法によれば、下地ガラスとの付着強度が強
く、下地ガラスにダメージを与えたり修正膜にクラック
を生じさせることなく、膜剥れの生じない修正膜を形成
できる。
【0065】また、耐薬品性に優れた修正膜を形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスクパターンの修正方法に用いるレ
ーザ加熱CVD装置の基本的な構成を示す図である。
【図2】本発明によりクロムマスクのピンホール部分に
修正膜を形成していく様子を説明するための図である。
【図3】従来の白欠陥の修正方法を説明するための図で
ある。
【図4】従来の他の白欠陥の修正方法を説明するための
図である。
【図5】蒸気圧と温度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
5a Mo(CO)6 6a Cr(CO)6 7 レーザ光源 20 レーザビーム 21 ピンホール 22 遮光膜 23 MoCr合金膜(核) 24 MoCr合金膜 26 Cr膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザCVDによるマスクパターンの白
    欠陥の修正方法において、 Mo(CO)6およびCr(CO)6を原材料として一層
    目の修正膜を形成し、この一層目の修正膜を覆うよう
    に、Cr(CO)6を原材料として二層目の修正膜を形
    成することを特徴とするマスクパターンの修正方法。
  2. 【請求項2】 白欠陥の近傍のマスクパターン上にレー
    ザ光を照射してCVD修正膜の核を形成した後、マスク
    を移動させつつレーザ光を照射して、白欠陥を覆うよう
    に修正膜を形成することを特徴とするマスクパターンの
    修正方法。
  3. 【請求項3】 レーザCVDによる熱CVD反応により
    修正膜を形成することを特徴とする請求項1又は2記載
    のマスクパターンの修正方法。
JP8758696A 1995-03-16 1996-03-15 マスクパターンの修正方法 Pending JPH08314120A (ja)

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JP8758696A JPH08314120A (ja) 1995-03-16 1996-03-15 マスクパターンの修正方法

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JP7-84731 1995-03-16
JP8473195 1995-03-16
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111665681A (zh) * 2019-03-05 2020-09-15 Hoya株式会社 光掩模的修正方法及修正装置、带保护膜的光掩模的制造方法、显示装置的制造方法

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