JPH08313526A - 有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤 - Google Patents
有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤Info
- Publication number
- JPH08313526A JPH08313526A JP14408295A JP14408295A JPH08313526A JP H08313526 A JPH08313526 A JP H08313526A JP 14408295 A JP14408295 A JP 14408295A JP 14408295 A JP14408295 A JP 14408295A JP H08313526 A JPH08313526 A JP H08313526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antigen
- organic solvent
- antibody
- reaction
- enzyme
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
感剤を提供する。 【構成】 有機溶媒中又は水と有機溶媒との混合液中で
抗原抗体反応を行い、次いで抗原又は抗体に標識として
付した酵素由来の信号を検出する測定系に、カチオン界
面活性剤を存在させる。 【効果】 有機溶媒中での抗原抗体反応を増感でき、有
機溶媒中での酵素免疫学的測定方法において被検物質の
より明瞭な定量ができる。酵素標識抗原の使用量を節約
し、測定コストを節約することも可能である。
Description
反応を行う免疫学的測定方法、及びその免疫学的測定方
法に用いる増感剤に関する。
ルモン等の生理活性物質の中には、水に難溶性のものが
少なくない。従来、これらの難水溶性化合物を測定する
には、測定に先立ち、難溶性の程度に応じて適切な有機
溶媒によって対象化合物を抽出し、更に精製し、また、
更に精製物を適当な化合物に誘導して、高速液体クロマ
トグラフィー、ガスクロマトグラフィー等各種の機器分
析を行ってきた。これら抽出、精製の操作は、定量的測
定を直接行うことのできる水溶性化合物の場合と比較し
て煩雑で時間を要し、また、複雑で数段階の抽出精製操
作を行うことによる目的物の回収率の低下で、測定が困
難であった。従って、このような難水溶性化合物を短時
間に簡便に測定するために、有機溶媒による簡単な抽出
操作後、対象化合物を機器分析によらない免疫学測定
法、例えば酵素免疫学測定法を用いた測定法の開発が進
められており、既に、いくつかの方法が報告されている
〔例えば、Toxicon 27, 1323 (1989) 〕。
法、特に難水溶性化合物抽出液と酵素標識抗原を同時に
加え抗原抗体反応を行う競合的阻害法を用いる場合に
は、抗体のみならず酵素標識抗原も有機溶媒に曝され
る。そのため、抗体及び酵素の活性がそれぞれ低下し、
酵素の基質を加えて行う発色反応から得られる吸光度が
低下し、定量が困難になることがある。
媒中で酵素免疫学測定法、特に競合的阻害法を実施する
場合、発色反応を行う際に得られる吸光度の低下を防ぐ
方法は、従来全く確立されていなかった。従って、様々
な物質を有機溶媒中で競合的阻害法を用いて定量する際
に、この問題点に対する対応策が望まれていた。本発明
者は、有機溶媒中で酵素免疫学測定法を行う場合、カチ
オン界面活性剤、好適には炭素数14〜18のアルキル
基を有する第4級アンモニウム塩の界面活性剤を存在さ
せると、抗原抗体反応の後に実施する酵素発色反応によ
って得られる吸光度が増感される現象を見い出した。本
発明はこうした知見に基づくものである。
溶媒中又は水と有機溶媒との混合液中で抗原抗体反応を
行い、次いで抗原又は抗体に標識として付した酵素由来
の信号を検出する測定系に、カチオン界面活性剤を存在
させることを特徴とする免疫学的測定方法に関する。更
に、本発明は、有機溶媒中又は水と有機溶媒との混合液
中で抗原抗体反応を行い、次いで抗原又は抗体に標識と
して付した酵素由来の信号を検出する免疫学的測定方法
用の、カチオン界面活性剤を含有することを特徴とする
増感剤にも関する。
使用することのできる界面活性剤は、カチオン界面活性
剤であり、具体的には、第1級アミン塩、第2級アミン
塩及び第3級アミン塩のアミン塩型カチオン界面活性
剤、あるいは第4級アンモニウム塩の第4級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤のいずれか1種又はそれらの
任意の組合せを用いることができる。水溶性や安定性の
面から第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤が好
適に使用される。第4級アンモニウム塩は、特に限定さ
れるものではないが、モノ長鎖アルキルトリ低級アルキ
ルアンモニウム塩、モノ長鎖アルキルジ低級アルキルベ
ンジルアンモニウム塩、サパミン型第4級アンモニウム
塩、長鎖アルキル置換第4級窒素複素環式化合物塩等を
挙げることができる。
あるいは分枝鎖の炭素数14〜20、より好ましくは炭
素数14〜18のアルキル基であることができ、前記の
低級アルキル基は、好ましくは直鎖あるいは分枝鎖の炭
素数1〜4のアルキル基、特にはメチル基又はエチル基
である。サパミン型第4級アンモニウム塩としては、例
えば、オクタデセノイルアミノエチルトリエチルアンモ
ニウム塩、オクタデセノイルアミノエチルジエチルベン
ジルアンモニウム塩、又はオクタデセノイルアミノエチ
ルジエチルメチルアンモニウム塩を挙げることができ
る。第4級窒素複素環式化合物は、窒素原子を少なくと
も1個含む、5員又は6員の飽和又は好ましくは不飽和
の第4級複素環式化合物が好ましく、例えば、ピリジニ
ウム塩、ピロール塩又はイミダゾール塩を挙げることが
できる。
面活性剤を形成する陰イオンは、特に限定されるもので
はないが、例えば、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子又はフッ素原子)を挙げることが
できる。好ましい第4級アンモニウム塩は、例えば、塩
化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニ
ウム、臭化セチルピリジニウム、臭化テトラデシルトリ
メチルアンモニウム、塩化オクタデシルトリメチルアン
モニウム、塩化テトラデシルピリジニウム、塩化ステア
リルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ペンタデシル
トリメチルアンモニウム等である。
原抗体反応及びそれに続く酵素反応を実施する反応系中
において、0.001〜5.0重量%、好ましくは0.
01〜1.0重量%、より好ましくは0.025〜0.
5重量%である。5.0重量%を超える高濃度、もしく
は0.001重量%以下の低濃度の使用では、例えば、
酵素免疫学測定法を行う場合、抗原抗体反応後の、酵素
発色反応で得られる吸光度の増感効果が見られないので
不都合である。
体反応を実施し、標識として酵素を用いる方法、すなわ
ちEIA又はELISAである限り、特に限定されるも
のではなく、例えば、競合結合法、サンドイッチ法又は
抗体測定法のいずれに利用することもできる。被検物質
は抗原又は抗体のいずれでもよく、従って、その被検物
質に応じて、酵素標識は抗原又は抗体のいずれに付して
もよい。
中又は水と有機溶媒との混合液中で抗原抗体反応を行
い、次いで、その同一の有機溶媒中又は水と有機溶媒と
の混合液中で抗原又は抗体に標識として付した酵素由来
の信号を検出する。有機溶媒は、特に限定されるもので
はないが、好ましくは、極性溶媒、例えば、アルコール
類、特にはメチルアルコール;ケトン類、特にはアセト
ン;更には、ジメチルスルホキシド(以下DMSOと称
する)、テトラヒドロフラン(以下THFと称する)、
ジオキサン、アセトニトリル等を挙げることができる。
水と有機溶媒との混合溶液は、水と水溶性有機溶媒(例
えば、アルコール類、特にはメチルアルコール)との混
合液であり、水は好ましくは0重量%〜99重量%、よ
り好ましくは50重量%〜95重量%の量で含まれてい
ることができる。
合液中で抗原抗体反応を行うことのできる抗体は、抗血
清又はモノクローナル抗体であることができ、これらの
抗体は、例えば、ウサギ抗血清、ヤギ抗血清、マウス抗
血清、あるいはマウス脾臓細胞と癌細胞とを融合したマ
ウスハイブリドーマ由来の培養上清、及びそれらを公知
の方法、例えばアフィニティークロマトグラフィー、硫
安分画等で精製した精製抗体を使用することができる。
あるいは、酵素標識抗体を用いる場合は、公知の標識
法、例えば過ヨウ素酸、グルタルアルデヒドなどの架橋
試薬によって調製することができる。
としては、例えばポリスチレンプレート等のプラスチッ
クプレート、ニトロセルロース膜、プラスチックビー
ズ、ラテックスビーズ等を挙げることができる。固相化
坦体には、抗体又は抗原を固相化して測定に供すること
ができる。固相化方法としては、公知の感作法、例えば
物理吸着による固定化法や、化学結合法を用いることが
できる。化学結合法の場合には、化学架橋試薬として、
例えば従来公知のカルボジイミドやグルタルアルデヒド
等を利用することができる。
て、例えば、ペルオキシダーゼ、アルカリフォスファタ
ーゼ、又はガラクトシダーゼを用いることができる。ペ
ルオキシダーゼの基質としては、例えばテトラメチルベ
ンチゾン(以下TMBZと称する)、アルカリフォスフ
ァターゼの基質としては、例えばp−ニトロフェニルリ
ン酸、そしてガラクトシダーゼの基質としては、例えば
o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトシドを用いるこ
とができる。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。以下の実施例では、特に断らない限り、%は重量%
である。また、以下の実施例では、難水溶性下痢性貝毒
の1種であるオカダ酸(以下OAと称する)に対するモ
ノクローナル抗体を固相化して調製されている、市販の
マイクロプレート(MS3608;住友ベークライト
製)を使用した。実施例1:アセトン中での界面活性剤による増感作用 (1)オカダ酸(OA)に対する抗体を固相化した市販
のマイクロプレート(MS3608)に、ペルオキシダ
ーゼで標識したオカダ酸(以下OA−PODと称する;
Grade I−c;東洋紡社)100ng/mlと
0.05%塩化セチルピリジニウムとを含む20%アセ
トン/ホウ酸緩衝生理食塩水100μlずつを各ウェル
に添加し、抗原抗体反応を行わせた。コントロール試験
として、OA−POD(100ng/ml)を含む20
%アセトン/ホウ酸緩衝生理食塩水100μlずつを各
ウェルに添加し、抗原抗体反応を行わせた。なお、抗原
抗体反応の時間は60分間とした(一次反応)。 (2)一次反応の終了後、ホウ酸緩衝生理食塩水により
マイクロプレートを洗浄した。ペルオキシダーゼに対す
る基質溶液として、最終濃度が100ng/mlのTM
BZと0.006%の過酸化水素水とを含む0.1M酢
酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)100μlずつを各
ウェルに添加し、室温で酵素発色反応を行わせた。15
分後、1規定の硫酸水溶液100μlずつを各ウェルに
添加して酵素発色反応を停止させ、続いて、吸光光度計
により450nmの可視光で吸光度を測定した(二次反
応)。結果を表1に示す。
耐性に対する界面活性剤の影響 (1)OAに対する抗体を固相化した市販のマイクロプ
レート(MS3608)に、OA−POD(100ng
/ml)を含むホウ酸緩衝生理食塩水100μlずつを
各ウェルに添加し、抗原抗体反応を行わせた(一次反
応)。 (2)一次反応の終了後に、ホウ酸緩衝生理食塩水によ
りマイクロプレートを洗浄した。次に、0.05%塩化
セチルピリジニウムを含む20%アセトン/ホウ酸緩衝
生理食塩水100μlずつを各ウェルに添加した。コン
トロール試験として、20%アセトン/ホウ酸緩衝生理
食塩水100μlずつを各ウェルに添加した。それぞれ
60分間放置し、一次反応により抗体に結合したOA−
PODのペルオキシダーゼを有機溶媒に曝した(二次反
応)。 (3)二次反応の終了後、ホウ酸緩衝生理食塩水により
マイクロプレートを洗浄した。続いて、ペルオキシダー
ゼに対する基質溶液として、最終濃度が100ng/m
lのTMBZと0.006%の過酸化水素水とを含む
0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)100μ
lずつを各ウェルに添加し、室温で酵素発色反応を行っ
た。15分後に1規定の硫酸水溶液100μlずつを各
ウェルに添加し酵素発色反応を停止させ、続いて、吸光
光度計により450nmの可視光で吸光度を測定した
(三次反応)。結果を表2に示す。
原抗体反応を行う際に、反応系に塩化セチルピリジニウ
ム(カチオン界面活性剤)を添加することにより、非添
加の場合と比較して、酵素発色反応の際に得られる吸光
度が増幅されている。この原因としては、少なくとも、
以下の二通りの可能性が推測される。 (a)塩化セチルピリジニウムを添加することにより、
アセトン中での抗原抗体反応が増感される。 (b)塩化セチルピリジニウムを添加することにより、
抗原抗体反応により抗体に結合したOA−PODのペル
オキシダーゼのアセトン耐性が向上される。 次に、参考例の結果によると、抗原抗体反応により抗体
に結合したOA−PODのペルオキシダーゼのアセトン
耐性は、塩化セチルピリジニウムを添加することによ
り、むしろ低下していることが示されており、耐性が向
上される可能性は否定された。従って、前記実施例1で
得られた結果は、反応系に塩化セチルピリジニウムを添
加することにより、非添加の場合と比較して、アセトン
中での抗原抗体反応が増感されたことによるものと考え
られる。
抗体反応の増感効果 (1)OAに対する抗体を固相化した市販のマイクロプ
レート(MS3608)に、(a)OA−POD(50
ng/ml)と0.05%塩化セチルピリジニウムとを
含む10%DMSO/ホウ酸緩衝生理食塩水、(b)前
記(a)のホウ酸緩衝生理食塩水における10%DMS
Oの代わりに10%THFを含むホウ酸緩衝生理食塩
水、(c)前記(a)のホウ酸緩衝生理食塩水における
10%DMSOの代わりに10%ジオキサンを含むホウ
酸緩衝生理食塩水、(d)前記(a)のホウ酸緩衝生理
食塩水における10%DMSOの代わりに10%アセト
ニトリルを含むホウ酸緩衝生理食塩水、又は(e)前記
(a)のホウ酸緩衝生理食塩水における10%DMSO
の代わりに20%メチルアルコールを含むホウ酸緩衝生
理食塩水を各ウェル毎に100μlずつ添加し、抗原抗
体反応を行わせた。なお、20%メチルアルコール/ホ
ウ酸緩衝生理食塩水における実験においては、OA−P
ODの濃度は、10ng/mlとした。コントロール試
験として、0.05%塩化セチルピリジニウムを含み、
OA−POD(10ng/ml)を含むホウ酸緩衝生理
食塩水を用いて同様な実験を行った。なお、抗原抗体反
応時間は60分間とした(一次反応)。 (2)一次反応の終了後、ホウ酸緩衝生理食塩水により
マイクロプレートを洗浄した。続いて、ペルオキシダー
ゼに対する基質溶液として、最終濃度が100ng/m
lのTMBZと0.006%の過酸化水素水とを含む
0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)100μ
lずつを各ウェルに添加し、室温で酵素発色反応を行
い、15分間後に1規定の硫酸水溶液100μlずつを
各ウェルに添加して酵素発色反応を停止させ、続いて、
吸光光度計により450nmの可視光で吸光度を測定し
た(二次反応)。 結果を表3に示す。なお、塩化セチルピリジニウム添加
区分と塩化セチルピリジニウム非添加区分の450nm
における可視光の吸光度の比(添加区分吸光度/未添加
区分吸光度)を求め、表3を作成した。
て、他のカチオン界面活性剤(塩化セチルトリメチルア
ンモニウム、臭化テトラデシルトリメチルアンモニウ
ム、塩化オクタデシルトリメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム、及び塩化ペン
タデシルトリメチルアンモニウム)についても、同様の
試験を実施したところ、同様の増感効果が得られた。
成 (1)OAに対する抗体を固相化した市販のマイクロプ
レート(MS3608)に、0.1%塩化セチルピリジ
ニウムを含む40%アセトン/ホウ酸緩衝生理食塩水で
調製したOA標準溶液(55.6ng/ml、18.5
ng/ml、6.15ng/ml、2.07ng/m
l、0.69ng/ml、0.23ng/ml)(競合
的阻害法を行う反応系中の終濃度)50μlずつを各ウ
ェルに添加し、その後素早く、OA−POD(200n
g/ml)を含むホウ酸緩衝生理食塩水50μlずつを
各ウェルに添加し、軽く揺倒し撹拌し、抗原抗体反応を
行わせた。抗原抗体反応は、室温で1時間行った。な
お、競合的阻害法を行う反応系中の終濃度で、OA−P
OD100ng/mlと0.05%塩化セチルピリジニ
ウムとを含む20%アセトン/ホウ酸緩衝生理食塩水溶
液となる。また、コントロール試験として、塩化セチル
ピリジニウムを含まない同様な系で抗原抗体反応を行っ
た(一次反応)。 (2)一次反応の終了後、ホウ酸緩衝生理食塩水により
マイクロプレートを洗浄した。続いて、ペルオキシダー
ゼに対する基質溶液として、最終濃度がそれぞれ100
ng/mlのTMBZと0.006%の過酸化水素水と
を含む0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)1
00μlずつを各ウェルに添加し、室温で酵素発色反応
を行い、15分後に1規定の硫酸水溶液100μlずつ
を各ウェルに添加して酵素発色反応を停止させ、続い
て、吸光光度計により450nmの可視光で吸光度を測
定した(二次反応)。結果を図1に示す。図1におい
て、□は塩化セチルピリジニウム未添加の場合であり、
◇は塩化セチルピリジニウム添加の場合である。
反応を増感することができる。また、有機溶媒中で行う
酵素免疫学的測定方法に応用することにより、被検物質
のより明瞭な定量を行うことができる。更に、酵素標識
抗原の使用量を節約することも可能であり、測定に要す
るコストの節約を計ることも可能である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 有機溶媒中又は水と有機溶媒との混合液
中で抗原抗体反応を行い、次いで抗原又は抗体に標識と
して付した酵素由来の信号を検出する測定系に、カチオ
ン界面活性剤を存在させることを特徴とする免疫学的測
定方法。 - 【請求項2】 カチオン界面活性剤が炭素数14〜18
のアルキル基を有する第4級アンモニウム塩である請求
項1に記載の免疫学的測定方法。 - 【請求項3】 有機溶媒中又は水と有機溶媒との混合液
中で抗原抗体反応を行い、次いで抗原又は抗体に標識と
して付した酵素由来の信号を検出する免疫学的測定方法
用の、カチオン界面活性剤を含有することを特徴とする
増感剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14408295A JPH08313526A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14408295A JPH08313526A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08313526A true JPH08313526A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15353838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14408295A Pending JPH08313526A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08313526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018155629A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 東ソー株式会社 | ペプチドの吸着抑制剤 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP14408295A patent/JPH08313526A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018155629A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 東ソー株式会社 | ペプチドの吸着抑制剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2609438B2 (ja) | 検定方法 | |
JP2505979B2 (ja) | イムノアッセイ装置 | |
JP3364537B2 (ja) | 非競合結合検定方法 | |
JP4668768B2 (ja) | 免疫測定方法及び非特異反応抑制方法 | |
US5972630A (en) | Homogeneous immunoassays using enzyme inhibitors | |
JP2642342B2 (ja) | 固相拡散試験法 | |
AU615823B2 (en) | Enzyme-linked immunoassay for measurement of cyclosporin a levels in whole blood samples | |
US4971904A (en) | Heterogeneous immunoassay | |
EP0968422B1 (en) | Improving performance of binding assays by use of more than one label | |
Wang et al. | Development of a highly sensitive and selective microplate chemiluminescence enzyme immunoassay for the determination of free thyroxine in human serum | |
FI101830B (fi) | Valonkestävä fysikaalinen kehite | |
JPH08313526A (ja) | 有機溶媒中における免疫学的測定法、及び増感剤 | |
US5183735A (en) | Method and diagnostic test kit for detection of anti-dsDNA antibodies | |
JP4438455B2 (ja) | 遊離ヒトイムノグロブリン軽鎖の測定法及びキット | |
CN105209486B (zh) | 含有受体的经稳定的液体配制物 | |
EP0362284A1 (en) | Multiple antigen immunoassay | |
JPS5819222B2 (ja) | ステロイド−血清アルブミン複合体感作ラテックス粒子の製造法 | |
JPH03503566A (ja) | 天然結合タンパク質に対するモノクローナル抗体を用いたイムノアツセイ | |
Giraudi et al. | Affinity between immobilised monoclonal and polyclonal antibodies and steroid-enzyme tracers increases sharply at high surface density | |
Nugent | Enzyme-linked competitive immunoassay | |
Durkee et al. | Enzyme-linked coagulation assay: V. Amplified blotting assays using snake venom conjugates | |
Schwickart et al. | Immunoassays | |
SU1656455A1 (ru) | Способ определени антител к катехоламину | |
JPH08220098A (ja) | 酵素免疫測定法及び酵素免疫測定試薬キット | |
JPH0560059B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040305 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040713 |