JPH08313349A - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JPH08313349A
JPH08313349A JP7118724A JP11872495A JPH08313349A JP H08313349 A JPH08313349 A JP H08313349A JP 7118724 A JP7118724 A JP 7118724A JP 11872495 A JP11872495 A JP 11872495A JP H08313349 A JPH08313349 A JP H08313349A
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季久 川端
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    • G01N2201/06Illumination; Optics
    • G01N2201/065Integrating spheres

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な構造で、標準の光の照明における全分
光放射輝度率にほぼ等しい全分光放射輝度率を精度良く
短時間で得る。 【構成】 積分球2の開口21に蛍光性サンプル1が配
置される。第1の光源部3は、開口22に配置され、U
V成分を含む光束を出力するランプ31を有し、パルス
状の光束33が開口22を通って積分球2内に入射す
る。第2の光源部4は、開口23に配置され、ランプ4
1、UV成分を遮断するUVカットフィルタ43等から
なる。UVカットフィルタ43は、ランプ41と開口2
3の間に介設され、積分球2内に入射する光束44はU
V成分が除去される。分光部5,6は、放射光11、モ
ニタ用光束62の分光強度を検出する。演算制御部7
は、分光強度データ等を記憶するメモリ71を備え、各
データを用いて演算を行って全分光放射輝度率を算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維、紙製品等の蛍光
物質を含む試料の色を測定するための分光光度計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛍光物質を含む測定試料(以
下、蛍光性サンプルという)を白色光Iで照明したと
き、その視覚的な性質は、JIS Z 8717に示されるよう
に、全分光放射輝度率βt,I(λ)で表される。全分光放
射輝度率βt,I(λ)は、同一条件で照明、観察された蛍
光性サンプルと完全拡散反射面との波長λにおける分光
放射輝度の比、すなわち同一条件で照明したときに同一
方向で同一立体角に蛍光性サンプルと完全拡散反射面と
から放射される波長λにおける光束の強度の比で、数1
で表される。
【0003】
【数1】βt,I(λ)=S(λ)/S0(λ) 但し、S(λ)は蛍光性サンプルからの放射光の波長λに
おける強度、S0(λ)は完全拡散反射面からの放射光の
波長λにおける強度である。
【0004】また、全分光放射輝度率βt,I(λ)は、蛍
光性サンプルからの反射光成分による反射分光放射輝度
率をβo,I(λ)、蛍光性サンプルからの蛍光成分による
蛍光分光放射輝度率をβf,I(λ)とすると、
【0005】
【数2】βt,I(λ)=βo,I(λ)+βf,I(λ) で表される。
【0006】蛍光分光放射輝度率βf,I(λ)は、照明さ
れている蛍光性サンプルが紫外線(以下、UVという)
成分で励起されて放射する蛍光成分の波長λにおける強
度と、同一の照明条件で完全拡散反射面が放射する光束
の波長λにおける強度との比であり、数3で表される。
【0007】
【数3】
【0008】但し、iI(λ')は照明光の分光強度、e
(λ,λ')は蛍光性サンプルが波長λ'の照明光による励
起で波長λの蛍光を放射する効率、S0(λ)は同一の照
明光による完全拡散反射面の放射光の波長λにおける強
度である。
【0009】蛍光分光放射輝度率βf,I(λ)は、反射分
光放射輝度率βo,I(λ)と異なり、波長λにおける放射
輝度率に照明光の内のUV成分の強度が関係しているた
め、照明光の分光強度に依存する。
【0010】以下において、添え字Iは白色光の種類を
示し、添え字DはCIEの測色用の標準の光D65による
照明、添え字Xは実際に使用される光源による照明を示
している。
【0011】蛍光性サンプルの評価には、通常、標準の
光D65が用いられるが、この分光強度iD(λ)と実際の
照明光の分光強度iX(λ)に差があれば、同一の蛍光性
サンプルであっても、数3におけるβf,D(λ)とβ
f,X(λ)に差が生じ、その結果として数2におけるβt,D
(λ)とβt,X(λ)にも差が生じる。
【0012】従来、照明光の内のUV成分の強度を調節
することにより分光強度iX(λ)を分光強度iD(λ)に近
づける方法が用いられている(「Assessment of Whiten
essand Tint of Fluorescent Substrates with Good In
strument Correlation」Rolf Griesser,「The Calibra
tion of Instruments for the Measurement of Paper w
hiteness」J.Anthony Bristow(COLOR research and app
lication誌Vol.19 No.6 Dec.1994))。
【0013】図4は、この従来の分光光度計の構成図
で、照明光の光束中に挿入程度を調節可能なUVカット
フィルタを挿入し、照明光束の一部からUV成分を除去
することによりUV強度を調節している。この場合、数
3は数4で表される。
【0014】
【数4】
【0015】但し、aはUV成分の減衰度である。
【0016】図4において、蛍光性サンプル1は積分球
2のサンプル用の開口21に配置される。クセノンラン
プなどからなるUV成分を十分に含む光源101は、発
光回路104によって駆動され、その光束102は開口
23を通って積分球2内に入る。ここで、その光束10
2の光路を部分的に遮断するようにUVカットフィルタ
103が挿入されており、UVカットフィルタ103を
通過した光束はUV成分が除去されている。UVカット
フィルタ103の挿入度合いは調節可能で、これによっ
て照明光中のUV強度が調節可能になっている。
【0017】積分球2内に入った光束102は、その内
部で拡散反射され、拡散光となって蛍光性サンプル1を
照明し、照明された表面からの所定方向成分の放射光1
1が観察用開口24を通って試料用の分光部5に入射
し、分光強度が検出される。同様に、蛍光性サンプル1
の照明光とほぼ同一の分光強度を持つ光束62がモニタ
用光ファイバ61に入射し、モニタ用の分光部6に導か
れて、分光強度が検出される。
【0018】更に、分光反射率が既知の非蛍光性標準白
色板12を積分球2の開口21に配置して、非蛍光性標
準白色板12からの放射光11の分光強度及びそのとき
の非蛍光性標準白色板12の照明光の分光強度を検出す
る。
【0019】演算制御部70は、分光部5,6から入力
される分光強度データから、数5に基づいて全分光放射
輝度率βt,X(λ)を算出し、その結果を表示部8に表示
させる。
【0020】
【数5】
【0021】但し、W(λ)は非蛍光性標準白色板12の
既知の分光反射率、SW(λ)は非蛍光性標準白色板12
からの放射光の分光強度、RW(λ)は非蛍光性標準白色
板12の照明光の分光強度、S(λ)は蛍光性サンプル1
からの放射光の分光強度、R(λ)は蛍光性サンプル1の
照明光の分光強度である。
【0022】UVカットフィルタ103の挿入度合い、
すなわち数4におけるUV成分の減衰度aを決定してU
V強度を校正するために、蛍光物質を含む標準サンプル
(以下、蛍光性標準サンプルという)13が用いられ
る。この蛍光性標準サンプル13は、標準の光D65照明
下におけるCIE白色度等の所定の指標が与えられた
紙、プラスチックや布等からなるもので、例えば紙の蛍
光性標準サンプルの場合には、標準の光D65照明下にお
けるCIE白色度が与えられている。
【0023】この蛍光性標準サンプル13を図4の分光
光度計で測定し、得られた全分光放射輝度率βt,X(λ)
から算出されるCIE白色度が与えられた値と一致する
ようにUVカットフィルタ103の挿入度合いを調節す
ることによって、UV強度を校正する。
【0024】そして、調節されたUVカットフィルタ1
03の挿入度合いの状態で蛍光性サンプル1を測定すれ
ば、そのサンプルに含まれる蛍光物質がUV強度の校正
に用いた蛍光性標準サンプルに含まれるものと同一また
は類似の場合、すなわち数3におけるe(λ,λ')が同一
または類似の場合には、測定されたCIE白色度は、そ
の蛍光性サンプル1を標準の光D65で照明したときのC
IE白色度に非常に近い値になる。
【0025】また、第2の従来例として、蛍光性サンプ
ルの全分光放射輝度率を求める方法として、JIS Z 8717
に記載された全分光放射輝度率合成法がある。これは、
異なる分光強度を有するn個の光源ik(λ)(k=1,
2,…,n)を用いて、数6が標準の光D65の分光強度
D(λ)に近づくようにakを定め、各光源で照明された
蛍光性サンプルの全分光放射輝度率βt,K(λ)から、数
7によって全分光放射輝度率を合成するものである。
【0026】
【数6】
【0027】
【数7】
【0028】この方法は、分光強度が標準の光D65に近
似するように各光源を合成するので上記従来例のような
蛍光性標準サンプルを必要とせず、蛍光性サンプルが含
む合成物質がどのような種類の場合でも、標準の光D65
照明下とほぼ等しい全分光放射輝度率を得ることができ
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す上記従来例では、UV強度を校正するために、UV
カットフィルタ103の移動と測定を繰り返してUVカ
ットフィルタ103の挿入度合いの調節を行わなければ
ならず、測定に時間を要する。また、上述したように、
CIE白色度等のような蛍光性標準サンプルの所定の指
標に対してUV強度の校正が行われるので、その指標に
ついては実際の照明光Xによる値が標準の光D65照明下
における値に一致しても、全分光放射輝度率βt,X(λ)
が標準の光D65照明下における全分光放射輝度率β
t,D(λ)に一致するとは限らない。従って、全分光放射
輝度率から計算される他の指標、例えば色彩値が一致し
ないということが起こり得る。
【0030】また、上記第2の従来例は、標準の光D65
に精度良く近似させるためには分光強度の異なる光源を
多数備える必要があり、その場合には構造が複雑になる
とともにコストが上昇するので、実用的なものではな
い。
【0031】本発明は、上記問題を解決するもので、単
純な構造で、標準の光の照明における全分光放射輝度率
に等しい全分光放射輝度率が精度良く短時間で得られる
分光光度計を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、UV成分を含む光束を出力する第1の光
源と、UV成分を含まない光束を出力する第2の光源
と、測定位置に配置されたサンプルを上記第1、第2の
光源で照明したときに上記サンプルから放射される光束
の分光強度である第1、第2の放射光分光強度を測定す
る第1の測定手段と、上記第1、第2の光源による照明
光の分光強度である第1、第2の光源分光強度を測定す
る第2の測定手段と、上記測定位置に白色分光反射率が
既知の非蛍光性標準白色板が配置されると、上記第1、
第2の光源をそれぞれ個別に点灯させて上記非蛍光性標
準白色板から放射される光束の分光強度である第1、第
2の白色標準分光強度と、その時の第1、第2の光源分
光強度を測定させるとともに、上記測定位置に蛍光性サ
ンプルが配置されると、上記第1、第2の光源をそれぞ
れ個別に点灯させて上記蛍光性サンプルから放射される
光束の分光強度である第1、第2の放射分光強度と、そ
の時の第1、第2の光源分光強度を測定させる測定制御
手段と、上記第1の光源を点灯したときに得られる上記
各分光強度に重み付けを行う第1の重み係数を記憶する
第1の記憶手段と、上記第2の光源を点灯したときに得
られる上記各分光強度に重み付けを行う第2の重み係数
を記憶する第2の記憶手段と、上記第1、第2の重み係
数によって重み付けが行われた上記各分光強度及び上記
既知の白色分光反射率から上記蛍光性サンプルの全分光
放射輝度率を波長毎に算出する演算制御手段とを備えた
ものである(請求項1)。
【0033】また、上記第1、第2の重み係数は、波長
毎に設定された値からなり、上記第1、第2の光源を点
灯したときに得られる上記各分光強度に波長毎に重み付
けを行うものである(請求項2)。
【0034】また、請求項2記載の分光光度計におい
て、上記測定位置に標準の光における全分光放射輝度率
が既知の蛍光性標準サンプルが配置されると、上記第
1、第2の光源をそれぞれ個別に点灯させて上記蛍光性
標準サンプルから放射される光束の分光強度である第
1、第2の蛍光標準分光強度と、その時の第1、第2の
光源分光強度を測定させる第2の測定制御手段と、上記
第1の蛍光標準分光強度及びその時の上記第1の光源分
光強度、上記第2の蛍光標準分光強度及びその時の上記
第2の光源分光強度、上記第1の白色標準分光強度及び
その時の上記第1の光源分光強度、上記第2の白色標準
分光強度及びその時の上記第2の光源分光強度、上記既
知の白色分光反射率、及び上記既知の標準の光における
全分光放射輝度率から、上記第1、第2の重み係数を波
長毎に算出する第2の演算制御手段とを備えたものであ
る(請求項3)。
【0035】また、上記第1、第2の光源は、UV成分
を含む光束を出力する単一のランプを有する光源部から
なり、この光源部は、上記ランプによる照明光の光路上
にある遮蔽位置及び上記光路上から退避した退避位置間
に移動可能に配設され、光束のUV成分を遮断するUV
カットフィルタと、上記UVカットフィルタを上記遮蔽
位置と上記退避位置間で移動させる移動手段と、上記第
1の光源を点灯させるときは上記UVカットフィルタを
上記退避位置に配置した状態で上記ランプを点灯させ、
上記第2の光源を点灯させるときは上記UVカットフィ
ルタを上記遮蔽位置に配置した状態で上記ランプを点灯
させる点灯制御手段とを備えたものである(請求項
4)。
【0036】
【作用】請求項1記載の発明によれば、まず、非蛍光性
標準白色板が測定位置に配置された状態で第1の光源が
点灯され、第1の白色標準分光強度及びそのときの第1
の光源分光強度が測定され、次いで第2の光源が点灯さ
れ、第2の白色標準分光強度及びそのときの第2の光源
分光強度が測定される。そして、蛍光性サンプルが測定
位置に配置された状態で第1の光源が点灯され、第1の
放射光分光強度及びそのときの第1の光源分光強度が測
定され、次いで第2の光源が点灯され、第2の放射光分
光強度及びそのときの第2の光源分光強度が測定され
る。なお、第1、第2の光源の点灯の順番や、非蛍光性
標準白色板と蛍光性サンプルの測定の順番は逆でもよ
い。
【0037】次に、第1の放射光分光強度及びそのとき
の第1の光源分光強度、第1の標準分光強度及びそのと
きの第1の光源分光強度に対して、第1の重み係数によ
り重み付けが行われる。また、第2の放射光分光強度及
びそのときの第2の光源分光強度、第2の標準分光強度
及びそのときの第2の光源分光強度に対して、第2の重
み係数により重み付けが行われる。
【0038】そして、第1、第2の重み係数によって重
み付けが行われた各分光強度及び非蛍光性標準白色板の
既知の白色分光反射率から、蛍光性サンプルの全分光放
射輝度率が波長毎に算出される。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、ま
ず、非蛍光性標準白色板が測定位置に配置された状態で
第1の光源が点灯され、第1の白色標準分光強度及びそ
のときの第1の光源分光強度が測定され、次いで第2の
光源が点灯され、第2の白色標準分光強度及びそのとき
の第2の光源分光強度が測定される。そして、蛍光性サ
ンプルが測定位置に配置された状態で第1の光源が点灯
され、第1の放射光分光強度及びそのときの第1の光源
分光強度が測定され、次いで第2の光源が点灯され、第
2の放射光分光強度及びそのときの第2の光源分光強度
が測定される。
【0040】次に、第1の放射光分光強度及びそのとき
の第1の光源分光強度、第1の標準分光強度及びそのと
きの第1の光源分光強度に対して、第1の重み係数によ
り波長毎に重み付けが行われる。また、第2の放射光分
光強度及びそのときの第2の光源分光強度、第2の標準
分光強度及びそのときの第2の光源分光強度に対して、
第2の重み係数により波長毎に重み付けが行われる。
【0041】そして、第1、第2の重み係数によって重
み付けが行われた各分光強度及び非蛍光性標準白色板の
既知の白色分光反射率から、蛍光性サンプルの全分光放
射輝度率が波長毎に算出される。
【0042】また、請求項3記載の発明によれば、蛍光
性標準サンプルが測定位置に配置された状態で第1の光
源が点灯され、第1の蛍光標準分光強度及びそのときの
第1の光源分光強度が測定され、次いで第2の光源が点
灯され、第2の蛍光標準分光強度及びそのときの第2の
光源分光強度が測定される。また、非蛍光性標準白色板
が測定位置に配置された状態で第1の光源が点灯され、
第1の白色標準分光強度及びそのときの第1の光源分光
強度が測定され、次いで第2の光源が点灯され、第2の
白色標準分光強度及びそのときの第2の光源分光強度が
測定される。
【0043】そして、第1の蛍光標準分光強度及びその
ときの第1の光源分光強度、第2の蛍光標準分光強度及
びそのときの第2の光源分光強度、第1の白色標準分光
強度及びそのときの第1の光源分光強度、第2の白色標
準分光強度及びそのときの第2の光源分光強度、非蛍光
性標準白色板の既知の白色分光反射率、及び蛍光性標準
サンプルの既知の標準の光における全分光放射輝度率か
ら、第1、第2の重み係数が波長毎に算出される。
【0044】更に、蛍光性サンプルが測定位置に配置さ
れた状態で第1の光源が点灯され、第1の放射光分光強
度及びそのときの第1の光源分光強度が測定され、次い
で第2の光源が点灯され、第2の放射光分光強度及びそ
のときの第2の光源分光強度が測定される。
【0045】次に、第1の放射光分光強度及びそのとき
の第1の光源分光強度、第1の白色標準分光強度及びそ
のときの第1の光源分光強度に対して、算出された第1
の重み係数により波長毎に重み付けが行われる。また、
第2の放射光分光強度及びそのときの第2の光源分光強
度、第2の白色標準分光強度及びそのときの第2の光源
分光強度に対して、算出された第2の重み係数により波
長毎に重み付けが行われる。
【0046】そして、第1、第2の重み係数によって重
み付けが行われた各分光強度及び非蛍光性標準白色板の
既知の白色分光反射率から、蛍光性サンプルの全分光放
射輝度率が波長毎に算出される。
【0047】また、請求項4記載の発明によれば、第1
の光源を点灯させるときはUVカットフィルタが移動し
て退避位置に配置された状態でランプが点灯され、第2
の光源を点灯させるときはUVカットフィルタが移動し
て遮蔽位置に配置された状態でランプが点灯されて、単
一のランプを有する光源部が第1、第2の光源として用
いられる。そして、請求項1、2または3と同様にして
蛍光性サンプルの全分光放射輝度率が波長毎に算出され
る。
【0048】
【実施例】図1は、本発明に係る分光光度計の第1実施
例の構成図である。積分球2は、内壁にMgOやBaSO4等の
白色拡散反射塗料が塗装されており、入射する光束を混
合して拡散光を生成するもので、適所にサンプル用開口
21,光源用開口22,23,観察用開口24が設けら
れ、開口22,23の近傍に第1の光源部3及び第2の
光源部4が配設されている。蛍光性サンプル1は、蛍光
物質を含む繊維や紙製品等からなる試料で、積分球2の
サンプル用開口21に配置される。
【0049】第1の光源部3は、ランプ31及び発光回
路32からなる。ランプ31は、例えばクセノンランプ
等のUV成分を含む光束を出力するものからなり、積分
球2の光源用開口22に配置されている。発光回路32
は、ランプ31を駆動してパルス点灯させるもので、パ
ルス状の光束33が開口22を通って積分球2内に入射
するようになっている。
【0050】第2の光源部4は、ランプ41、発光回路
42及びUVカットフィルタ43からなる。ランプ41
は、例えばクセノンランプ等からなり、積分球2の光源
用開口23に配置されている。UVカットフィルタ43
は、ランプ41と光源用開口23の間に介設され、例え
ば波長が400nm未満のUV成分を透過せずに遮断す
るものである。発光回路42は、ランプ41を駆動して
パルス点灯させるもので、パルス状の光束44がUVカ
ットフィルタ43を透過してUV成分が除去され、開口
23を通って積分球2内に入射するようになっている。
【0051】そして、積分球2内に入射した光束33,
44は、内壁で拡散反射され、拡散光となって蛍光性サ
ンプル1を照明し、照明された蛍光性サンプル1の表面
からの所定方向成分の放射光11が、観察用の開口24
を通って積分球2から出射する。
【0052】積分球2の観察用開口24には、分光部5
が配置されている。分光部5は、放射光11の分光強度
を検出するもので、得られた分光強度データは後述する
演算制御部7に送出される。
【0053】また、積分球2のサンプル用開口21の近
傍には、光ファイバ61の入射端が配設されている。光
ファイバ61は、出射端が分光部6に接続され、入射端
に入射する蛍光性サンプル1の照明光とほぼ同一の分光
分布を有するモニタ用光束62を分光部6に導くもので
ある。分光部6は、モニタ用光束62の分光強度を検出
して照明光をモニタするもので、得られた分光強度デー
タは演算制御部7に送出される。
【0054】演算制御部7は、発光回路32,42の駆
動を制御してランプ31,41の点灯を制御するもので
ある。また、分光部5,6で得られた分光強度データ等
のデータを記憶するメモリ71を備え、後述する手順に
より演算を行って全分光放射輝度率βt,X(λ)を算出す
るものである。また、表示部8の表示内容を制御するも
のである。表示部8は、例えばCRT等からなり、演算
制御部7で算出された全分光放射輝度率などの演算結果
を表示するものである。
【0055】なお、演算制御部7は、算出された全分光
放射輝度率βt,X(λ)から色彩値等の他の指標値を算出
するようにしてもよい。
【0056】次に、蛍光性サンプル1を測定して全分光
放射輝度率βt,X(λ)を算出する手順について説明す
る。まず、蛍光物質を含まない非蛍光性標準白色板12
を用いて反射率の校正を行う。すなわち、サンプル用開
口21に、分光反射率W(λ)が既知の非蛍光性標準白色
板12を配置し、ランプ31を点灯して非蛍光性標準白
色板12からの放射光11及びモニタ用光束62の分光
強度Sw1(λ),Rw1(λ)を検出し、メモリ71に記憶す
る。次いでランプ41を点灯し、同様に非蛍光性標準白
色板12からの放射光11及びモニタ用光束62の分光
強度Sw2(λ),Rw2(λ)を検出し、メモリ71に記憶す
る。
【0057】次に、標準の光D65で照明したときの全分
光放射輝度率βt,D(λ)が既知の蛍光性標準サンプル1
3を用いて、UV強度の校正を行う。すなわち、蛍光性
標準サンプル13をサンプル用開口21に配置し、ラン
プ31を点灯して蛍光性標準サンプル13からの放射光
11及びモニタ用光束62の分光強度S1(λ),R1(λ)
を検出し、メモリ71に記憶する。次いでランプ41を
点灯し、同様に蛍光性標準サンプル13からの放射光1
1及びモニタ用光束62の分光強度S2(λ),R2(λ)を
検出し、メモリ71に記憶する。
【0058】そして、重み係数a1(λ),a2(λ)(但
し、a1(λ)+a2(λ)=1)が与えられたとき、メモリ
71に記憶された分光強度の各データSw1(λ),R
w1(λ),Sw2(λ),Rw2(λ),S1(λ),R1(λ),S
2(λ),R2(λ)を用いて数8で算出される全分光放射輝
度率βt,X(λ)が、蛍光性標準サンプル13の既知の全
分光放射輝度率βt,D(λ)に等しくなるように、重み係
数a1(λ),a2(λ)を波長毎に算出する。これによっ
て、UV強度の校正が行われる。
【0059】
【数8】
【0060】これは、第1の光源部3からのUV成分を
含む光束33及び第2の光源部4からのUV成分を含ま
ない光束44を重み係数a1(λ),a2(λ)で重み付けし
て合成した合成光源の照明下における全分光放射輝度率
βt,X(λ)を、標準の光D65照明下における既知の全分
光放射輝度率βt,D(λ)に、波長毎に一致させることと
等価である。
【0061】なお、非蛍光性標準白色板の場合は、Sw1
(λ)/Rw1(λ)とSw2(λ)/Rw2(λ)は本来等しくなる
はずで、数8のSw'(λ)/Rw'(λ)をSw1(λ)/R
w1(λ)あるいはSw2(λ)/Rw2(λ)に置き換えてもよ
い。しかしながら、構成上、第1、第2の光源部3,4
は位置が異なり、そのモニタ性も異なるので、数8で演
算するのが望ましい。
【0062】従来は、数4に示すように、例えばCIE
白色度が実際の照明光と標準の光D65による照明光で一
致するように調節したUVカットフィルタ103(図
4)の挿入度合いによって与えられるUV成分の光束の
減衰度aを可視域の全波長λに一律に適用して各波長に
おける蛍光分光放射輝度率βf,X(λ)を求めていた。
【0063】これに対し、本実施例では、数9に示すよ
うに、可視域の各波長λ毎に重み係数、すなわち減数係
数a(λ)を適切に設定して、蛍光分光放射輝度率β
f,X(λ)及び全分光放射輝度率βt,X(λ)を、標準の光D
65照明下の蛍光分光放射輝度率βf,D(λ)及び全分光放
射輝度率βt,D(λ)にそれぞれ波長λ毎に等しくするこ
とと等価である。従って、全分光放射輝度率βt,X(λ)
が全波長域に亘って精度良く得られる。
【0064】
【数9】
【0065】以上のようにしてUV強度の校正を行い、
各波長λ毎にa1(λ),a2(λ)を算出してから、蛍光性
サンプル1の測定を行う。まず、蛍光性サンプル1をサ
ンプル用開口21に配置し、ランプ31を点灯して蛍光
性サンプル1からの放射光11及びモニタ用光束62の
分光強度S1(λ),R1(λ)を検出し、メモリ71に記憶
する。次いでランプ41を点灯し、同様に蛍光性サンプ
ル1からの放射光11及びモニタ用光束62の分光強度
2(λ),R2(λ)を検出し、メモリ71に記憶する。
【0066】次に、UV強度の校正で算出したa
1(λ),a2(λ)を用いて、数8に基づいて全分光放射輝
度率βt,X(λ)を算出する。
【0067】算出された全分光放射輝度率βt,X(λ)
は、蛍光性サンプル1とUV強度の校正に用いた蛍光性
標準サンプル13の蛍光物質が同一または類似の場合に
は、標準の光D65照明下における全分光放射輝度率β
t,D(λ)にほぼ等しい値になる。
【0068】従って、このβt,X(λ)から算出される全
ての指標、すなわちCIE白色度や他の白色度、または
色彩値などは、標準の光D65照明下における値にほぼ一
致させることができる。このように、蛍光性サンプル1
の測定精度を向上することができる。また、UVカット
フィルタ43の調節を行う必要がなく、測定を短時間で
行うことができる。
【0069】図2は、第1の光源部3及び第2の光源部
4による合成光源を説明する図で、(a)は第1の光源
部3の分光強度R1(λ)、(b)は第2の光源部4の分
光強度R2(λ)を示し、それぞれ説明の便宜上、単純化
した分光強度を有するようにしている。また、(c)は
1(λ)≦1,0≦a2(λ)の場合の合成光源の分光強度
1(λ)・R1(λ)+a2(λ)・R2(λ)を示し、(d)はa
1(λ)>1,a2(λ)<0の場合の合成光源の分光強度a
1(λ)・R1(λ)+a2(λ)・R2(λ)を示している。但し、
(c)(d)において、a1(λ)+a2(λ)=1である。
【0070】可視域の波長λにおける分光強度に対する
UV成分全体の分光強度の比は、図2(c)の合成光源
では、数10に示すように、第1の光源部3のみの場合
における値以下になっている。また、図2(d)の合成
光源では、数11に示すように、第1の光源部3のみの
場合における値より大きくなっている。
【0071】
【数10】
【0072】
【数11】
【0073】なお、数10、数11において、SUVは波
長400nm以下の分光強度の面積で、UV成分全体の
分光強度を表している。
【0074】このように、第1実施例によれば、第1の
光源部3、第2の光源部4及び重み係数a1(λ),a
2(λ)を用いることによって、可視域の波長λにおける
分光強度に対するUV成分全体の分光強度の比を任意の
値に調節された合成光源を構成することができる。
【0075】なお、本実施例のUV強度校正において、
1(λ),a2(λ)を波長に依存しないa1,a2(但し、
1+a2=1)としてもよい。この場合には、標準の光
65照明下におけるCIE白色度等の1つの指標が既知
の蛍光標準サンプルを測定し、数8においてa1(λ)=
1,a2(λ)=a2として得られた全分光放射輝度率β
t,X(λ)から算出されるCIE白色度が既知の値に一致
するようにa1,a2を算出すればよい。これによって、
UVカットフィルタ43の調節を行うことなく、測定を
短時間で行うことができる。従って、測定の作業性の向
上が図れる。
【0076】また、標準の光D65だけでなく、複数の評
価用光源についてa1,a2の組合せを保持しておけば、
複数の評価用光源光を合成することができ、1つの蛍光
性サンプルを複数の評価用光源によって評価する場合に
大きな効果を発揮する。
【0077】図3は、本発明に係る分光光度計の第2実
施例の構成図である。第2実施例では、第1実施例の第
1、第2の光源部3,4に代えて、単一の光源部9が配
設されている。光源部9は、ランプ91、発光回路9
2、UVカットフィルタ93及び駆動部94からなる。
ランプ91は、例えばクセノンランプ等のUV成分を含
む光束を出力するものからなり、積分球2の光源用の開
口25に配置されている。発光回路92は、ランプ91
を駆動してパルス点灯させるもので、パルス状の光束9
5が開口25を通って積分球2内に入射するようになっ
ている。
【0078】UVカットフィルタ93は、例えば波長が
400nm未満のUV成分を透過せずに遮断するもの
で、ランプ91、開口25間に挿入された挿入位置と、
ランプ91、開口25間から退避した退避位置との間で
移動可能に配設されている。駆動部94は、UVカット
フィルタ93を挿入位置と退避位置との間で移動させる
ものである。
【0079】そして、積分球2内には、UVカットフィ
ルタ93が挿入位置にあるときはUV成分が除去された
光束95が入射し、UVカットフィルタ93が退避位置
にあるときはUV成分を含む光束95が入射する。
【0080】これによって、光源部9は、UVカットフ
ィルタ93が退避位置にあるときは第1実施例における
第1の光源部3として作用し、UVカットフィルタ93
が挿入位置にあるときは第1実施例における第2の光源
部4として作用するようになっている。
【0081】そして、演算制御部7は、駆動部94を制
御することによりUVカットフィルタ93を退避位置及
び挿入位置に移動させ、発光回路92の駆動を制御して
それぞれの位置でランプ91をパルス発光させることに
よって、各々の状態、すなわちUV成分を含む照明光及
び含まない照明光における放射光11及びモニタ用光束
62の分光強度を得ている。
【0082】そして、蛍光性サンプル1の測定は、第1
実施例と同様の手順で行う。これによって、第1実施例
と同様の効果が得られる。
【0083】また、第2実施例では光源部を単一の光源
部9で構成したので、積分球2に設ける光源用の開口数
を第1実施例に比べて低減できるため、積分球2の内部
でより良好な拡散光を形成することができる。これによ
って、測定精度を向上することができる。また、第1実
施例に比べて積分球2の周囲の部材の点数を低減でき、
より簡易な構成の分光光度計を実現できる。この場合、
光源が単一であるので、数8のSw'(λ)/Rw'(λ)をS
w1(λ)/Rw1(λ)に置き換えることができる。
【0084】なお、上記第1実施例では第2の光源部4
から、上記第2実施例では第2の光源部4として作用す
るときの光源部9から、それぞれUV成分を完全に除去
するようにしているが、本発明はこれに限られず、例え
ばUVカットフィルタ43,93を多少ずらせて配置
し、ある程度UV成分を透過させることにより、UV成
分の比率が異なる2つの光源部を構成するようにして
も、同様の効果を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、UV成分を含む光束を出力する第1の光源と、
UV成分を含まない光束を出力する第2の光源とを備
え、第1、第2の重み係数によって重み付けが行われた
各分光強度と、非蛍光性標準白色板の既知の白色分光反
射率とから、蛍光性サンプルの全分光放射輝度率を波長
毎に算出するようにしたので、単純な構成で蛍光性サン
プルの全分光放射輝度率を短時間で得ることができる。
【0086】また、請求項2の発明によれば、第1、第
2の光源を点灯したときに得られる各分光強度に、第
1、第2の重み係数によって波長毎に重み付けを行うよ
うにしたので、標準の光による照明の全分光放射輝度率
にほぼ等しい値が得られ、測定精度を向上することがで
きる。
【0087】また、請求項3の発明によれば、非蛍光性
標準白色板の既知の白色分光反射率と、蛍光性標準サン
プルの既知の標準の光における全分光放射輝度率と、第
1、第2の光源による各分光強度とから、波長毎に第
1、第2の重み係数を算出するようにしたので、第1、
第2の光源を点灯したときに得られる各分光強度に波長
毎に重み付けを行う第1、第2の重み係数として、波長
毎に最適な値を得ることができる。
【0088】また、請求項4の発明によれば、第1、第
2の光源を単一のランプを有する光源部で構成するよう
にしたので、より一層単純な構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分光光度計の第1実施例の構成図
である。
【図2】(a)(b)(c)(d)は合成光源を説明す
る図である。
【図3】本発明に係る分光光度計の第2実施例の構成図
である。
【図4】従来の分光光度計の構成図である。
【符号の説明】
1 蛍光性サンプル 2 積分球 3 第1の光源部 31 ランプ 32 発光回路 4 第2の光源部 41 ランプ 42 発光回路 43 UVカットフィルタ 5,6 分光部 61 光ファイバ 7 演算制御部 71 メモリ 8 表示部 9 光源部 91 ランプ 92 発光回路 93 UVカットフィルタ 94 駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 季久 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 牧野 正行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UV成分を含む光束を出力する第1の光
    源と、UV成分を含まない光束を出力する第2の光源
    と、測定位置に配置されたサンプルを上記第1、第2の
    光源で照明したときに上記サンプルから放射される光束
    の分光強度である第1、第2の放射光分光強度を測定す
    る第1の測定手段と、上記第1、第2の光源による照明
    光の分光強度である第1、第2の光源分光強度を測定す
    る第2の測定手段と、上記測定位置に白色分光反射率が
    既知の非蛍光性標準白色板が配置されると、上記第1、
    第2の光源をそれぞれ個別に点灯させて上記非蛍光性標
    準白色板から放射される光束の分光強度である第1、第
    2の白色標準分光強度と、その時の第1、第2の光源分
    光強度を測定させるとともに、上記測定位置に蛍光性サ
    ンプルが配置されると、上記第1、第2の光源をそれぞ
    れ個別に点灯させて上記蛍光性サンプルから放射される
    光束の分光強度である第1、第2の放射分光強度と、そ
    の時の第1、第2の光源分光強度を測定させる測定制御
    手段と、上記第1の光源を点灯したときに得られる上記
    各分光強度に重み付けを行う第1の重み係数を記憶する
    第1の記憶手段と、上記第2の光源を点灯したときに得
    られる上記各分光強度に重み付けを行う第2の重み係数
    を記憶する第2の記憶手段と、上記第1、第2の重み係
    数によって重み付けが行われた上記各分光強度及び上記
    既知の白色分光反射率から上記蛍光性サンプルの全分光
    放射輝度率を波長毎に算出する演算制御手段とを備えた
    ことを特徴とする分光光度計。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2の重み係数は、波長毎に
    設定された値からなり、上記第1、第2の光源を点灯し
    たときに得られる上記各分光強度に波長毎に重み付けを
    行うものであることを特徴とする請求項1記載の分光光
    度計。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の分光光度計において、上
    記測定位置に標準の光における全分光放射輝度率が既知
    の蛍光性標準サンプルが配置されると、上記第1、第2
    の光源をそれぞれ個別に点灯させて上記蛍光性標準サン
    プルから放射される光束の分光強度である第1、第2の
    蛍光標準分光強度と、その時の第1、第2の光源分光強
    度を測定させる第2の測定制御手段と、上記第1の蛍光
    標準分光強度及びその時の上記第1の光源分光強度、上
    記第2の蛍光標準分光強度及びその時の上記第2の光源
    分光強度、上記第1の白色標準分光強度及びその時の上
    記第1の光源分光強度、上記第2の白色標準分光強度及
    びその時の上記第2の光源分光強度、上記既知の白色分
    光反射率、及び上記既知の標準の光における全分光放射
    輝度率から、上記第1、第2の重み係数を波長毎に算出
    する第2の演算制御手段とを備えたことを特徴とする分
    光光度計。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2の光源は、UV成分を含
    む光束を出力する単一のランプを有する光源部からな
    り、この光源部は、上記ランプによる照明光の光路上に
    ある遮蔽位置及び上記光路上から退避した退避位置間に
    移動可能に配設され、光束のUV成分を遮断するUVカ
    ットフィルタと、上記UVカットフィルタを上記遮蔽位
    置と上記退避位置間で移動させる移動手段と、上記第1
    の光源を点灯させるときは上記UVカットフィルタを上
    記退避位置に配置した状態で上記ランプを点灯させ、上
    記第2の光源を点灯させるときは上記UVカットフィル
    タを上記遮蔽位置に配置した状態で上記ランプを点灯さ
    せる点灯制御手段とを備えたものであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の分光光度計。
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