JPH08312811A - ピンチバルブ - Google Patents
ピンチバルブInfo
- Publication number
- JPH08312811A JPH08312811A JP11956495A JP11956495A JPH08312811A JP H08312811 A JPH08312811 A JP H08312811A JP 11956495 A JP11956495 A JP 11956495A JP 11956495 A JP11956495 A JP 11956495A JP H08312811 A JPH08312811 A JP H08312811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- main body
- fluid
- parts
- pinch valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、相手フランジとのボルトナットによ
る締結を不要とし、比較的軽量で作業性が良く、また埋
設用途に用いても腐食の問題が生じず、更にスリーブ内
面に流体中の垢が付着してもシール性に影響しないピン
チバルブを提供する。 【構成】円筒状で中央部に流体挿入口を有する熱可塑性
樹脂で形成した本体と、本体の中央部内面に装着したゴ
ム製の円筒状スリーブと、スリーブの両端部内面に装着
し内径を拡径してスリーブを本体内面に密封的に固定し
た展延性金属からなるステイフナーとからなり、本体の
流体挿入口から本体とスリーブとの空間内に操作圧力を
導入することにより、スリーブを圧搾してスリーブ内面
の流路を開閉するピンチバルブである。スリーブの内面
に環状の小突起を設けることによって閉止の際のシール
性を向上することが出来る。
る締結を不要とし、比較的軽量で作業性が良く、また埋
設用途に用いても腐食の問題が生じず、更にスリーブ内
面に流体中の垢が付着してもシール性に影響しないピン
チバルブを提供する。 【構成】円筒状で中央部に流体挿入口を有する熱可塑性
樹脂で形成した本体と、本体の中央部内面に装着したゴ
ム製の円筒状スリーブと、スリーブの両端部内面に装着
し内径を拡径してスリーブを本体内面に密封的に固定し
た展延性金属からなるステイフナーとからなり、本体の
流体挿入口から本体とスリーブとの空間内に操作圧力を
導入することにより、スリーブを圧搾してスリーブ内面
の流路を開閉するピンチバルブである。スリーブの内面
に環状の小突起を設けることによって閉止の際のシール
性を向上することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボデイー内部に可撓性
スリーブを装着し、ボデイーとスリーブとの空間内に操
作圧力を導入することによってスリーブを圧搾し、スリ
ーブ内面側の流路を開閉するピンチバルブに関するもの
である。
スリーブを装着し、ボデイーとスリーブとの空間内に操
作圧力を導入することによってスリーブを圧搾し、スリ
ーブ内面側の流路を開閉するピンチバルブに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、特公昭６３−２３４３３号で図３
に示すピンチバルブが開示されている。このバルブのゴ
ム製スリーブ１の取付け構造は、スリーブ１のフランジ
部２を本体３の片フランジ部４と相手フランジ５とによ
ってボルトナット６で締め付けて挟着し、本体３への固
定とシール機能を併用させているものであった。
に示すピンチバルブが開示されている。このバルブのゴ
ム製スリーブ１の取付け構造は、スリーブ１のフランジ
部２を本体３の片フランジ部４と相手フランジ５とによ
ってボルトナット６で締め付けて挟着し、本体３への固
定とシール機能を併用させているものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従ってボルトナット６
の締め付け程度が操作圧とスリーブ流路内の流体圧、及
び繰り返し開閉動作に対してもシール機能と固定機能に
影響を与えていた。また比較的重量のある本体３と相手
フランジ５を取り付けなければならないので熟練を必要
とし、作業性においても好ましくなかった。更に鋳鉄製
のものでは地中に埋設配管された場合に腐食する問題が
あり、埋設用として適切なものではなかった。
の締め付け程度が操作圧とスリーブ流路内の流体圧、及
び繰り返し開閉動作に対してもシール機能と固定機能に
影響を与えていた。また比較的重量のある本体３と相手
フランジ５を取り付けなければならないので熟練を必要
とし、作業性においても好ましくなかった。更に鋳鉄製
のものでは地中に埋設配管された場合に腐食する問題が
あり、埋設用として適切なものではなかった。
【０００４】またゴム製スリーブ内面の流路には水やガ
ス等の流体が流通するが、長期の使用期間において流体
中のゴミや垢がスリーブ内面に付着し、バルブ閉止の際
に操作圧力でスリーブを圧搾してもシール性に支障を来
たす問題があった。本発明は上記の問題点を解消して、
相手フランジとのボルトナットによる締結を不要とし、
比較的軽量で作業性が良く、また埋設用途に用いても腐
食の問題が生じず、更にスリーブ内面に流体中の垢が付
着してもシール性に影響しないピンチバルブを提供する
ものである。
ス等の流体が流通するが、長期の使用期間において流体
中のゴミや垢がスリーブ内面に付着し、バルブ閉止の際
に操作圧力でスリーブを圧搾してもシール性に支障を来
たす問題があった。本発明は上記の問題点を解消して、
相手フランジとのボルトナットによる締結を不要とし、
比較的軽量で作業性が良く、また埋設用途に用いても腐
食の問題が生じず、更にスリーブ内面に流体中の垢が付
着してもシール性に影響しないピンチバルブを提供する
ものである。
【０００５】本発明の要旨は、円筒状で中央部に流体挿
入口を有する熱可塑性樹脂で形成した本体と、この本体
の中央部内面に装着したゴム製の円筒状スリーブと、こ
のスリーブの両端部内面に装着し内径を拡径してスリー
ブの両端を本体内面に密封的に固定した展延性金属から
なるステイフナーとからなり、前記本体の流体挿入口か
ら本体とスリーブとの空間内に操作圧力を導入すること
により、スリーブを圧搾してスリーブ内面の流路を開閉
するピンチバルブである。上記において、スリーブの内
面に環状の小突起を設けることによって閉止の際のシー
ル性を向上したピンチバルブを得ることが出来る。
入口を有する熱可塑性樹脂で形成した本体と、この本体
の中央部内面に装着したゴム製の円筒状スリーブと、こ
のスリーブの両端部内面に装着し内径を拡径してスリー
ブの両端を本体内面に密封的に固定した展延性金属から
なるステイフナーとからなり、前記本体の流体挿入口か
ら本体とスリーブとの空間内に操作圧力を導入すること
により、スリーブを圧搾してスリーブ内面の流路を開閉
するピンチバルブである。上記において、スリーブの内
面に環状の小突起を設けることによって閉止の際のシー
ル性を向上したピンチバルブを得ることが出来る。
【０００６】
【作用】本発明は上記の構成であるから、ステイフナー
によってスリーブの両端が本体内に密封的に固定され
る。従って従来のボルトナットでフランジを一体的に締
め付け固定する必要がなく、締め付け不足等の作業ミス
の問題がない。また樹脂製の一体構造であるから比較的
軽量で作業性が良く、埋設配管された場合でも腐食の問
題がない。従ってポリエチレン等の樹脂配管材料に適合
して配管することが出来る。また、スリーブの内面に環
状の小突起を設けてあるので、スリーブが圧搾された際
に内面の小突起がスリーブ内面に環状に強力な圧縮力で
密着されて確実に閉止のシール作用が行われる。
によってスリーブの両端が本体内に密封的に固定され
る。従って従来のボルトナットでフランジを一体的に締
め付け固定する必要がなく、締め付け不足等の作業ミス
の問題がない。また樹脂製の一体構造であるから比較的
軽量で作業性が良く、埋設配管された場合でも腐食の問
題がない。従ってポリエチレン等の樹脂配管材料に適合
して配管することが出来る。また、スリーブの内面に環
状の小突起を設けてあるので、スリーブが圧搾された際
に内面の小突起がスリーブ内面に環状に強力な圧縮力で
密着されて確実に閉止のシール作用が行われる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。本体１０は略円筒状のポリエチレン製で、両端部に
融着接続端部１１、１１を有し、ポリエチレン管と融着
接続される。中央部は一段大径の流体圧室１２となって
おり、流体圧室１２の両端内面にカシメ部１３、１３を
有し、カシメ部には環状溝１４を複数溝設けてある。
説明する。図１は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。本体１０は略円筒状のポリエチレン製で、両端部に
融着接続端部１１、１１を有し、ポリエチレン管と融着
接続される。中央部は一段大径の流体圧室１２となって
おり、流体圧室１２の両端内面にカシメ部１３、１３を
有し、カシメ部には環状溝１４を複数溝設けてある。
【０００８】流体圧室１２の内側には合成ゴム製の円筒
状スリーブ２０を装着してあり、スリーブ２０の両端の
厚肉部２１、２１をカシメ部１３内にステイフナー３０
でカシメてある。ステイフナー３０は銅合金製でスリー
ブ厚肉部２１の内面に装着して、本体１０の接続端部か
ら治具を操作してステイフナー３０の内径を拡径し、ス
リーブ厚肉部２１を本体のカシメ部１３内面に圧着して
固定している。スリーブ厚肉部はカシメ部の環状溝１４
に圧着して強固に固定され又密封シールされる。この様
に本体１０内にスリーブ２０を密封固定して本体とスリ
ーブとの間で流体圧室１２を形成し、流体圧室１２内に
は予め中央部の流体挿入口１５から空気か水又は油等の
流体を密封してある。
状スリーブ２０を装着してあり、スリーブ２０の両端の
厚肉部２１、２１をカシメ部１３内にステイフナー３０
でカシメてある。ステイフナー３０は銅合金製でスリー
ブ厚肉部２１の内面に装着して、本体１０の接続端部か
ら治具を操作してステイフナー３０の内径を拡径し、ス
リーブ厚肉部２１を本体のカシメ部１３内面に圧着して
固定している。スリーブ厚肉部はカシメ部の環状溝１４
に圧着して強固に固定され又密封シールされる。この様
に本体１０内にスリーブ２０を密封固定して本体とスリ
ーブとの間で流体圧室１２を形成し、流体圧室１２内に
は予め中央部の流体挿入口１５から空気か水又は油等の
流体を密封してある。
【０００９】スリーブ２０の内面は流体の流路２２とな
っており、内周面に環状の小突起２３を複数設けてあ
る。この小突起２３は薄肉のリップ状で、スリーブ２０
が操作圧で圧搾された際、小突起２３の先端がスリーブ
内面に突き当たって密着力が増し、確実な閉止のシール
作用を果たす。また内面に流体中の垢が付着しても小突
起２３の密着力によって確実に閉止が行われる。本体１
０の中央部に設けた流体挿入口１５から操作圧力流体で
ある空気や水等を挿入すると、可撓性を有するゴム製ス
リーブ２０は圧搾されてスリーブ２０内面の流路２２が
閉止される。本体１０両端の接続口側に設けた検圧口１
６、１７は、スリーブ内面の流路が完全に閉止している
かどうかを確認するために設けてある。
っており、内周面に環状の小突起２３を複数設けてあ
る。この小突起２３は薄肉のリップ状で、スリーブ２０
が操作圧で圧搾された際、小突起２３の先端がスリーブ
内面に突き当たって密着力が増し、確実な閉止のシール
作用を果たす。また内面に流体中の垢が付着しても小突
起２３の密着力によって確実に閉止が行われる。本体１
０の中央部に設けた流体挿入口１５から操作圧力流体で
ある空気や水等を挿入すると、可撓性を有するゴム製ス
リーブ２０は圧搾されてスリーブ２０内面の流路２２が
閉止される。本体１０両端の接続口側に設けた検圧口１
６、１７は、スリーブ内面の流路が完全に閉止している
かどうかを確認するために設けてある。
【００１０】
【発明の効果】以上説明のごとく本発明のピンチバルブ
は、ボルトナットでフランジを締め付け作業する必要が
なく、締め付け不足によるシール性の問題がない。また
樹脂製の一体構造であるから、比較的軽量で作業性が良
く、埋設配管された場合でも腐食の問題がない。またス
リーブ内面に設けた小突起によって閉止の際のシール性
が増し、長期間の使用中にスリーブ内面に垢が付着して
も確実なシール性が保たれる。
は、ボルトナットでフランジを締め付け作業する必要が
なく、締め付け不足によるシール性の問題がない。また
樹脂製の一体構造であるから、比較的軽量で作業性が良
く、埋設配管された場合でも腐食の問題がない。またス
リーブ内面に設けた小突起によって閉止の際のシール性
が増し、長期間の使用中にスリーブ内面に垢が付着して
も確実なシール性が保たれる。
【図１】 本発明の一実施例を示すピンチバルブの断面
図である。
図である。
【図２】 従来技術を示すピンチバルブの断面図であ
る。
る。
１０ 本体 １１ 接続端部 １２ 流体圧室 １３ カシメ部 １４ 環状溝 １５ 流体挿入口 １６、１７ 検圧口 ２０ スリーブ ２１ 厚肉部 ２２ 流路 ２３ 小突起 ３０ ステイフナー
Claims (2)
- 【請求項１】 円筒状で中央部に流体挿入口を有する熱
可塑性樹脂で形成した本体と、 この本体の中央部内面に装着したゴム製の円筒状スリー
ブと、 このスリーブの両端部内面に装着し内径を拡径してスリ
ーブの両端を本体内面に密封的に固定した展延性金属か
らなるステイフナーとからなり、 前記本体の流体挿入口から本体とスリーブとの空間内に
操作圧力を導入することにより、スリーブを圧搾してス
リーブ内面の流路を開閉するピンチバルブ。 - 【請求項２】 スリーブの内面に環状の小突起を設けた
ことを特徴とする請求項１記載のピンチバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11956495A JPH08312811A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ピンチバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11956495A JPH08312811A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ピンチバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312811A true JPH08312811A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14764461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11956495A Pending JPH08312811A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ピンチバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312811A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100362272C (zh) * | 2003-09-18 | 2008-01-16 | 温州市双屿防腐设备制造公司 | 气动管夹阀 |
| CN110578813A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-17 | 青岛科技大学 | 一种可任意调节进气量的橡胶阀门 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP11956495A patent/JPH08312811A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100362272C (zh) * | 2003-09-18 | 2008-01-16 | 温州市双屿防腐设备制造公司 | 气动管夹阀 |
| CN110578813A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-17 | 青岛科技大学 | 一种可任意调节进气量的橡胶阀门 |
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