JPH10274343A - バルブ装置 - Google Patents
バルブ装置Info
- Publication number
- JPH10274343A JPH10274343A JP8088997A JP8088997A JPH10274343A JP H10274343 A JPH10274343 A JP H10274343A JP 8088997 A JP8088997 A JP 8088997A JP 8088997 A JP8088997 A JP 8088997A JP H10274343 A JPH10274343 A JP H10274343A
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- valve
- valve seat
- head
- brass
- seat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工性向上及び構造簡易化を図り、コストダ
ウンを実現する。 【解決手段】 弁座８を接続管７の端面に形成し、弁筐
２に対する加工を不要にした。同時に、弁筐２側の弁座
８を不要にしたことで、弁棒１を接続管７側から組入れ
る構造を可能とし、弁棒１の抜止用かえり部を後でかし
め加工等する手間を省き、接続管７の取付けのみで抜止
構造を実現した。
ウンを実現する。 【解決手段】 弁座８を接続管７の端面に形成し、弁筐
２に対する加工を不要にした。同時に、弁筐２側の弁座
８を不要にしたことで、弁棒１を接続管７側から組入れ
る構造を可能とし、弁棒１の抜止用かえり部を後でかし
め加工等する手間を省き、接続管７の取付けのみで抜止
構造を実現した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に冷凍機・空調
機の冷媒配管系に介装する閉鎖弁、開閉弁等のバルブ装
置に関する。
機の冷媒配管系に介装する閉鎖弁、開閉弁等のバルブ装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の開閉弁は、図５に示すよ
うに、冷媒通路Ｒをもつ弁筐Ｄの内部に、ネジ部Ｎを介
して弁棒Ｌを螺合させており、端部の抜止用かえり部Ｋ
側に被せた６角ナット形弁蓋Ｃを取外して、弁棒Ｌの操
作部Ｗにレンチを挿入して回転させることにより、弁棒
Ｌの頭部に一体化した弁頭Ｈを弁筐Ｄに形成する弁座Ｓ
から離間させ、圧縮機側に接続する連絡管Ｊとフレアナ
ットＦ側に接続する外部配管との間を連通させるように
している。
うに、冷媒通路Ｒをもつ弁筐Ｄの内部に、ネジ部Ｎを介
して弁棒Ｌを螺合させており、端部の抜止用かえり部Ｋ
側に被せた６角ナット形弁蓋Ｃを取外して、弁棒Ｌの操
作部Ｗにレンチを挿入して回転させることにより、弁棒
Ｌの頭部に一体化した弁頭Ｈを弁筐Ｄに形成する弁座Ｓ
から離間させ、圧縮機側に接続する連絡管Ｊとフレアナ
ットＦ側に接続する外部配管との間を連通させるように
している。
【０００３】そして、通路Ｒを開いた後は、再び弁蓋Ｃ
を被せて強く締付けることにより、内方の環状エッジ部
Ｅを弁筐Ｄの頂部環状テーパ面Ｔに圧接させ、弁棒Ｌ外
周のＯリングＯを補助してシール性を二重に保持し、外
部リークを極力低減するようにしている。尚、図５中、
Ｂはバルブコア、Ｐはサービスポート盲蓋である。
を被せて強く締付けることにより、内方の環状エッジ部
Ｅを弁筐Ｄの頂部環状テーパ面Ｔに圧接させ、弁棒Ｌ外
周のＯリングＯを補助してシール性を二重に保持し、外
部リークを極力低減するようにしている。尚、図５中、
Ｂはバルブコア、Ｐはサービスポート盲蓋である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、弁座Ｓを弁筐Ｄにわざわざ加工する必要があり、そ
れだけコスト高となる問題がある。又、弁筐Ｄに弁頭Ｈ
を押当てる弁座Ｓが形成されるため、弁棒Ｌを反弁頭側
すなわち弁蓋Ｃ側から挿入して内部に組入れる構造を採
用し、その反弁頭側の挿入口端に弁棒Ｌの抜き取りを防
止する抜止用かえり部Ｋをかしめ等により形成しなけれ
ばならず、一層構造が複雑となっている問題もある。
は、弁座Ｓを弁筐Ｄにわざわざ加工する必要があり、そ
れだけコスト高となる問題がある。又、弁筐Ｄに弁頭Ｈ
を押当てる弁座Ｓが形成されるため、弁棒Ｌを反弁頭側
すなわち弁蓋Ｃ側から挿入して内部に組入れる構造を採
用し、その反弁頭側の挿入口端に弁棒Ｌの抜き取りを防
止する抜止用かえり部Ｋをかしめ等により形成しなけれ
ばならず、一層構造が複雑となっている問題もある。
【０００５】本発明の主目的は、加工性の向上及び構造
の簡易化が図れ、コストダウンを実現できるバルブ装置
を提供する点にある。
の簡易化が図れ、コストダウンを実現できるバルブ装置
を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記主目的を達成するため、図１〜４に示すように、回
転操作する弁棒１の弁筐２に対する進退により弁頭１１
を弁座８に着座又は離間させるバルブ装置において、弁
筐２に接続する接続管７の端面に弁座８を形成した。図
１〜４のものでは、弁棒１の頭部に弁頭１１を一体に備
えるタイプの閉鎖弁を示したが、別体の弁頭を弁棒１に
連動させるタイプの閉鎖弁、開閉弁、切換弁等であって
もよい。
上記主目的を達成するため、図１〜４に示すように、回
転操作する弁棒１の弁筐２に対する進退により弁頭１１
を弁座８に着座又は離間させるバルブ装置において、弁
筐２に接続する接続管７の端面に弁座８を形成した。図
１〜４のものでは、弁棒１の頭部に弁頭１１を一体に備
えるタイプの閉鎖弁を示したが、別体の弁頭を弁棒１に
連動させるタイプの閉鎖弁、開閉弁、切換弁等であって
もよい。
【０００７】請求項２記載の発明は、弁座８での食らい
つきを良くし、弁閉状態でのシール性を良好に高めるた
め、接続管７は、弁頭１１の材料よりも硬度の低い材料
から成るものとした。例えば、接続管７は銅管、弁頭１
１は真鍮材料で形成している。尚、その他の硬度差をも
つ組合わせを採用しても勿論よい。
つきを良くし、弁閉状態でのシール性を良好に高めるた
め、接続管７は、弁頭１１の材料よりも硬度の低い材料
から成るものとした。例えば、接続管７は銅管、弁頭１
１は真鍮材料で形成している。尚、その他の硬度差をも
つ組合わせを採用しても勿論よい。
【０００８】
【発明の作用効果】請求項１記載の発明では、図１〜４
に示すように、弁座８は接続管７の端面に形成されるた
め、弁筐２にわざわざ弁座を加工する必要がない。又、
弁筐２に弁座８を形成しないため、弁筐２の反弁頭側を
弁棒１の挿入口としなければならない制約はなく、弁棒
１を接続管７の接続口側から内部に組入れた後に接続管
７を取付ければ、後に抜止用かえり部をかしめ加工等す
る必要もなく、簡易に弁棒１の抜き取りを防止できる。
に示すように、弁座８は接続管７の端面に形成されるた
め、弁筐２にわざわざ弁座を加工する必要がない。又、
弁筐２に弁座８を形成しないため、弁筐２の反弁頭側を
弁棒１の挿入口としなければならない制約はなく、弁棒
１を接続管７の接続口側から内部に組入れた後に接続管
７を取付ければ、後に抜止用かえり部をかしめ加工等す
る必要もなく、簡易に弁棒１の抜き取りを防止できる。
【０００９】請求項２記載の発明では、接続管７は弁頭
１１よりも硬度の低い柔らかい材質から成るため、弁座
８での弁頭１１の食らいつき力を十分に大きくできると
共に、弁座８側と弁頭１１側との間に多少の心ずれがあ
っても容易にこれを是正して両者を密着でき、シール性
を良好に高め得る。
１１よりも硬度の低い柔らかい材質から成るため、弁座
８での弁頭１１の食らいつき力を十分に大きくできると
共に、弁座８側と弁頭１１側との間に多少の心ずれがあ
っても容易にこれを是正して両者を密着でき、シール性
を良好に高め得る。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１において、弁棒１は、その先
端から、円錐台形の弁頭１１、ネジ付円柱部１２、ムク
の円柱部１３、Ｏリング１０を介装する環状溝１４、一
方側圧接部４となる円錐台形の環状テーパ面部４０、弁
の開閉状態を確認できる操作確認部６、その内方の６角
レンチ穴から成る操作部６０を有する。材質は真鍮等か
ら成る。
端から、円錐台形の弁頭１１、ネジ付円柱部１２、ムク
の円柱部１３、Ｏリング１０を介装する環状溝１４、一
方側圧接部４となる円錐台形の環状テーパ面部４０、弁
の開閉状態を確認できる操作確認部６、その内方の６角
レンチ穴から成る操作部６０を有する。材質は真鍮等か
ら成る。
【００１１】弁筐２は、弁棒１の受入筒部２１、基部２
２、外部配管継手部２３、サービスポート部２４を備
え、内部にＬ字形に冷媒を通す通路３を形成している。
材質は同じく真鍮等から成る。受入筒部２１の頂部穴２
５は、弁棒１の受入穴２６よりも小径であり、その下側
内縁に、他方側圧接部５となる環状エッジ部５０を形成
している。弁棒１のネジ付円柱部１２と螺合するネジ部
２７は基部２２側から加工具を挿入して形成しており、
弁棒１は基部２２側から受入れて内部に組込んでいる。
弁棒１の挿入後、基部２２には、圧縮機側配管と接続す
る接続管７を挿入してロウ付け７０している。外部配管
継手部２３には、図３の通り、配管未接続時に通路３の
開口部を閉鎖する鍔付き半球状閉鎖具９１をフレアナッ
ト９２で止めている。サービスポート部２４にはバルブ
コア９３を取付けている。
２、外部配管継手部２３、サービスポート部２４を備
え、内部にＬ字形に冷媒を通す通路３を形成している。
材質は同じく真鍮等から成る。受入筒部２１の頂部穴２
５は、弁棒１の受入穴２６よりも小径であり、その下側
内縁に、他方側圧接部５となる環状エッジ部５０を形成
している。弁棒１のネジ付円柱部１２と螺合するネジ部
２７は基部２２側から加工具を挿入して形成しており、
弁棒１は基部２２側から受入れて内部に組込んでいる。
弁棒１の挿入後、基部２２には、圧縮機側配管と接続す
る接続管７を挿入してロウ付け７０している。外部配管
継手部２３には、図３の通り、配管未接続時に通路３の
開口部を閉鎖する鍔付き半球状閉鎖具９１をフレアナッ
ト９２で止めている。サービスポート部２４にはバルブ
コア９３を取付けている。
【００１２】圧縮機側と連絡する接続管７は、全体を銅
管で形成しており、先端小径部７１、中間大径部７２、
末端小径部７３から成る。先端小径部７１の端部内縁
は、弁頭１１を着座させる弁座８として用いている。弁
座８側の比較的柔らかい銅材料と、これよりも硬い弁頭
１１側の真鍮材料との圧接により、弁頭１１を弁座８と
なる接続管７の端部内縁に食い込ませ、良好な弁閉シー
ル状態が得られるようにしている。
管で形成しており、先端小径部７１、中間大径部７２、
末端小径部７３から成る。先端小径部７１の端部内縁
は、弁頭１１を着座させる弁座８として用いている。弁
座８側の比較的柔らかい銅材料と、これよりも硬い弁頭
１１側の真鍮材料との圧接により、弁頭１１を弁座８と
なる接続管７の端部内縁に食い込ませ、良好な弁閉シー
ル状態が得られるようにしている。
【００１３】エアコンの据付け作業終盤には、図３，４
の弁閉状態からレンチにより弁棒１を回転させて弁座８
から引き上げ、図１，２に示す弁開状態にする。このと
き、弁棒１の環状テーパ面部４０は回転しながら弁筐２
側の環状エッジ部５０に強固に押しつけられ、全周にお
いて密着する。従って、Ｏリング１０を補助して長期に
わたってシール性を二重に保持でき、冷媒ガスの外部リ
ークを防止できる。又、環状テーパ面部４０及びエッジ
部５０での圧接力により、弁棒１と弁筐２とのネジ係合
部分の係合力が増し、振動等による弁棒１の係合離脱を
防止できる。更に、弁開状態では、操作確認部６が弁筐
２の頂部から大きく飛び出し（図２）、弁閉状態（図
４）との違いが一目瞭然となり、確認作業も容易とな
る。
の弁閉状態からレンチにより弁棒１を回転させて弁座８
から引き上げ、図１，２に示す弁開状態にする。このと
き、弁棒１の環状テーパ面部４０は回転しながら弁筐２
側の環状エッジ部５０に強固に押しつけられ、全周にお
いて密着する。従って、Ｏリング１０を補助して長期に
わたってシール性を二重に保持でき、冷媒ガスの外部リ
ークを防止できる。又、環状テーパ面部４０及びエッジ
部５０での圧接力により、弁棒１と弁筐２とのネジ係合
部分の係合力が増し、振動等による弁棒１の係合離脱を
防止できる。更に、弁開状態では、操作確認部６が弁筐
２の頂部から大きく飛び出し（図２）、弁閉状態（図
４）との違いが一目瞭然となり、確認作業も容易とな
る。
【図１】本発明バルブ装置の弁開状態における断面図。
【図２】図１の要部拡大断面図。
【図３】同バルブ装置の弁閉状態における断面図。
【図４】図３の要部拡大断面図。
【図５】従来技術の断面図。
１；弁棒 １１；弁頭 ２；弁筐 ７；接続管 ８；弁座
Claims (2)
- 【請求項１】 回転操作する弁棒（１）の弁筐（２）に
対する進退により弁頭（１１）を弁座（８）に着座又は
離間させるバルブ装置において、弁筐（２）に接続する
接続管（７）の端面に弁座（８）を形成したことを特徴
とするバルブ装置。 - 【請求項２】 接続管（７）は、弁頭（１１）の材料よ
りも硬度の低い材料から成る請求項１記載のバルブ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08088997A JP3259951B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | バルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08088997A JP3259951B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | バルブ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10274343A true JPH10274343A (ja) | 1998-10-13 |
| JP3259951B2 JP3259951B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=13730929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08088997A Expired - Fee Related JP3259951B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | バルブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259951B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005315359A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Chiyoda Kucho Kiki Kk | バルブ装置 |
| JP2009144754A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Shinohara:Kk | バルブ装置 |
| CN105276210A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-27 | 日东工器株式会社 | 阀装置以及具备阀装置的管接头 |
| JP6130480B1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-05-17 | エスアールエンジニアリング株式会社 | 熱作動式安全弁 |
| CN107061854A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-08-18 | 安徽省含山县伟峰通用配件铸造厂 | 一种多功能阀门配件 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102518817A (zh) * | 2011-12-28 | 2012-06-27 | 姜德举 | 万向防冻水笼头 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP08088997A patent/JP3259951B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005315359A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Chiyoda Kucho Kiki Kk | バルブ装置 |
| JP2009144754A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Shinohara:Kk | バルブ装置 |
| CN105276210A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-27 | 日东工器株式会社 | 阀装置以及具备阀装置的管接头 |
| JP6130480B1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-05-17 | エスアールエンジニアリング株式会社 | 熱作動式安全弁 |
| JP2017120097A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | エスアールエンジニアリング株式会社 | 熱作動式安全弁 |
| CN107061854A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-08-18 | 安徽省含山县伟峰通用配件铸造厂 | 一种多功能阀门配件 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3259951B2 (ja) | 2002-02-25 |
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Legal Events
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