JPH08312789A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH08312789A JPH08312789A JP7141223A JP14122395A JPH08312789A JP H08312789 A JPH08312789 A JP H08312789A JP 7141223 A JP7141223 A JP 7141223A JP 14122395 A JP14122395 A JP 14122395A JP H08312789 A JPH08312789 A JP H08312789A
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- Japan
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- lip
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- main
- main lip
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
上を図る。 【構成】 互いに相対可動自在に組み付けられた2部材
2,3間の環状の隙間をシールするもので、前記2部材
の内一方の部材2に嵌合される嵌合部4と、該嵌合部4
の径方向端部に設けられた前記2部材の内他方の部材3
に摺動自在に密封接触する密封流体側の主リップ51及
び大気側の副リップ52と、該主リップ51のシール側
の反対側に装着される緊迫力付与手段8とを備えた密封
装置において、前記主リップ51の腰部55の肉厚をA
とし、主リップ51と前記副リップ52との結合部56
の幅をBとして、前記肉厚Aと前記幅Bとの関係をA≧
Bとしたことを特徴とする。
Description
ジンクランクシャフト等の各種軸封部に用いられるオイ
ルシール等の密封装置に関し、特に主,副リップを備え
たものに関する。
えば次のようなものがある。
られた2部材としてのハウジングと軸間の環状の隙間を
シールするもので、ハウジングの内周に嵌合される嵌合
部と、この嵌合部の径方向端部に設けられた軸の外周面
に摺動自在に密封接触する密封流体側の主リップ及び大
気側の副リップと、この主リップのシール側の反対側に
装着される緊迫力付与手段とを備えた密封装置である。
置において、たとえば軸として自動車のエンジンクラン
クシャフトに対して用いられる場合に、シール等の信頼
性向上の要求に沿い、主リップの摺動面にねじ溝を設け
て副リップのクランクシャフトに対するしめしろを無し
としている。
オフロード用等に用いられる場合に、砂,塵埃等に対す
る耐ダスト性の向上の要求に沿い、副リップにしめしろ
を付加している。
て副リップにしめしろがある場合、密封装置の組付時に
おいて、副リップ側から軸を装着する際、軸の端部が副
リップに当接してめくれが発生していた。
には、副リップがめくれないように気を付けながら密封
装置を組付けなけれならず、組付性が悪かった。
と、砂,塵埃等が密封流体側に侵入しやすくなり、耐ダ
スト性が低下していた。
るためになされたもので、その目的とするところは、組
付性の向上を図るとともに耐ダスト性の向上を図り得る
密封装置を提供することにある。
に、本発明にあっては、互いに相対可動自在に組み付け
られた2部材間の環状の隙間をシールするもので、前記
2部材の内一方の部材に嵌合される嵌合部と、該嵌合部
の径方向端部に設けられた前記2部材の内他方の部材に
摺動自在に密封接触する密封流体側の主リップ及び大気
側の副リップと、該主リップのシール側の反対側に装着
される緊迫力付与手段とを備えた密封装置において、前
記主リップの腰部の肉厚をAとし、主リップと前記副リ
ップとの結合部の幅をBとして、前記肉厚Aと前記幅B
との関係をA≧Bとしたことを特徴とする。
部肉厚Aと主リップと副リップとの結合部の幅Bとの関
係をA≧Bとしている。そこで、たとえば嵌合部を外周
側に、シール部である主,副リップを内周側とした場
合、主リップに緊迫力付与手段が装着されていない状態
から外周側に緊迫力付与手段を装着すると、緊迫力が主
リップに作用して内周側に倒れ込む。
副リップの先端側が外周側に開き、副リップの内径が大
きくなる。そのため、密封装置の組付時において、副リ
ップ側から部材を装着する際、部材装着前には、副リッ
プはその部材に対してしめしろを有しない。
リップに当接したりしないため、めくれが生じない。
なく組付けを行うことができるため、組付けが容易とな
り、組付性が向上する。
力付与手段の緊迫力によって内周側に倒れ込んでいた主
リップに部材の端部が当接し、緊迫力に抗して主リップ
は外周側に起こされる。
倒れ込み、副リップの内径が小さくなる。そのため、部
材に対してしめしろを有することになり、耐ダスト性が
確保される。
する。本発明の一実施例に係る密封装置を示す図1にお
いて、1は互いに同心的に相対可動自在として回転自在
に組付けられた2部材としてのハウジング2と軸3間の
環状の隙間をシールする密封装置全体を示している。
面に嵌合される嵌合部としてのシール本体4と、シール
本体4の径方向内側端部に連続的に設けられ、軸3の外
周面に摺動自在に密封接触するシールリップ部5とを備
えており、密封流体側Oの流体を大気側Cに漏れないよ
うにシールしている。
と、この補強環6に一体的に焼き付け固定されたゴム状
弾性体7とから成っている。
のフランジ部61を有する円筒状部材である。この補強
環6のフランジ部61の大気側Cの端面,円筒部62の
外周面及び密封流体側Oの端面に連続して一体的にゴム
状弾性体7が焼き付け固定されている。
2がハウジング2の内周面にゴム状弾性体7を介して装
着されることで嵌合される。
にゴム状弾性体7を介してゴム状弾性体製のシールリッ
プ部5が連続して設けられている。
設けられる主リップ51と大気側Cに設けられる副リッ
プ52とから成っており、主リップ51と副リップ52
とはフランジ部61の内端にて結合されている。
ら軸方向密封流体側Oに延びる断面楔状を成し、その先
端が軸3の外周面に摺動自在に密封接触するようになっ
ている。そして、主リップ51の外周側には、緊迫力を
付与するための緊迫力付与手段としてのスプリング8が
全周的に断面円弧状の溝9に対して装着されている。
側Cの面にねじ溝53を有しており、そのねじ溝53に
よるポンピング作用によりシール性能を高めている。
61の内端から軸方向大気側Cに延び、軸3側に傾き、
さらに外周側に若干屈曲した形状となっている。この副
リップ52の屈曲部54の内周面が軸3の外周面に摺動
自在に密封接触するようになっている。
のようになっている。つまり、主リップ51の腰部55
の肉厚をAとし、主リップ51と副リップ52との結合
部56の幅をBとして、肉厚Aと幅Bとの関係をA≧B
としている。
いて、ハウジング2と軸3間に組付ける作業について、
図2及び図3を参照して以下に説明する。軸3の装着方
向は副リップ52側からである(図2及び図3矢印参
照)。
8がセットされていない状態で、シール本体4をハウジ
ング2の内周面に対して嵌合する。このとき、シールリ
ップ部5はフリー状態であり、図2及び図3において点
線で示すようになっている。
プリング8をセットすると、図2に示すようになる。つ
まり、次のようになる。
ップ51が内周側に倒れ込む。これに伴って、主リップ
51と結合されている副リップ52の屈曲部54側が外
周側に開き、屈曲部54の内径が大きくなる。すなわ
ち、軸3の装着前には、副リップ52の軸3に対するし
めしろは0又は無しである。
が副リップ52の屈曲部54等に当接したりしないの
で、めくれは発生しない。
ことなく、密封装置の組付作業を行うことができるの
で、組付けが容易となり、組付性の向上を図ることがで
きる。
が内周側に倒れ込んだ主リップ51の先端に当接し、ス
プリング8のスプリング力に抗して外周側に起こされ
る。これにより、副リップ52の屈曲部54側が内周側
に倒れ込み、屈曲部54の内径が小さくなる。
状態において、軸3に対してしめしろを有することにな
り、大気側Cからの砂,塵埃等に対する耐ダスト性の向
上を図ることができる。
部54を有していることから、その屈曲部54により軸
3に対する接触幅が大きくなることによるシール面が大
きくなることと、摩耗後においてラビリンス効果を有す
ることと合わせて、高い耐ダスト性を有する。
主,副リップを内周側にしたものを例にとって説明した
が、これに限るものではなく、嵌合部を内周側に、主,
副リップを外周側にしたものであっても同様に適用する
ことができる。
軸3の装着時の副リップ52のシール面を大きくするも
のを例にとって説明したが、多少耐ダスト性の向上が小
さくなるかもしれないが、屈曲部を有さないもので副リ
ップの先端にてシールするものであっても良い。
るもので、主リップの腰部肉厚Aと主リップと副リップ
との結合部の幅Bとの関係をA≧Bとしているので、た
とえば嵌合部を外周側に、シール部である主,副リップ
を内周側とした場合、主リップに緊迫力付与手段が装着
されていない状態から外周側に緊迫力付与手段を装着す
ると、緊迫力が主リップに作用して内周側に倒れ込む。
副リップの先端側が外周側に開き、副リップの内径が大
きくなるので、密封装置の組付時において、副リップ側
から部材を装着する際、部材装着前には、副リップはそ
の部材に対してしめしろを有することがない。
リップに当接したりしないので、めくれが生じない。
なく組付けを行うことができるので、組付けが容易とな
り、組付性の向上を図ることができる。
力付与手段の緊迫力によって内周側に倒れ込んでいた主
リップに部材の端部が当接し、緊迫力に抗して主リップ
は外周側に起こされる。
倒れ込み、副リップの内径が小さくなる。そのため、部
材に対してしめしろを有することになり、耐ダスト性の
向上を図ることができる。
面図である。
で、ばねセット状態を示す図1の要部拡大図である。
で、軸装着状態を示す図1の要部拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに相対可動自在に組み付けられた2
部材間の環状の隙間をシールするもので、 前記2部材の内一方の部材に嵌合される嵌合部と、該嵌
合部の径方向端部に設けられた前記2部材の内他方の部
材に摺動自在に密封接触する密封流体側の主リップ及び
大気側の副リップと、該主リップのシール側の反対側に
装着される緊迫力付与手段とを備えた密封装置におい
て、 前記主リップの腰部の肉厚をAとし、主リップと前記副
リップとの結合部の幅をBとして、前記肉厚Aと前記幅
Bとの関係をA≧Bとしたことを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14122395A JP3617694B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14122395A JP3617694B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312789A true JPH08312789A (ja) | 1996-11-26 |
JP3617694B2 JP3617694B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=15286990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14122395A Expired - Fee Related JP3617694B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3617694B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111509A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Nok Corp | オイルシール |
JP2011064212A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Nok Corp | 密封装置 |
JP2018053969A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | トヨタ自動車株式会社 | オイルシール |
CN109312864A (zh) * | 2016-06-22 | 2019-02-05 | Nok株式会社 | 防尘密封圈 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP14122395A patent/JP3617694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111509A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Nok Corp | オイルシール |
JP2011064212A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Nok Corp | 密封装置 |
CN109312864A (zh) * | 2016-06-22 | 2019-02-05 | Nok株式会社 | 防尘密封圈 |
JP2018053969A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | トヨタ自動車株式会社 | オイルシール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3617694B2 (ja) | 2005-02-09 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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