JPH0831270B2 - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JPH0831270B2
JPH0831270B2 JP61179924A JP17992486A JPH0831270B2 JP H0831270 B2 JPH0831270 B2 JP H0831270B2 JP 61179924 A JP61179924 A JP 61179924A JP 17992486 A JP17992486 A JP 17992486A JP H0831270 B2 JPH0831270 B2 JP H0831270B2
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勝博 下東
一幸 宮沢
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体メモリに関し、特にダイナミツクMO
Sメモリの過渡電流の抑制に好適な半導体メモリに関す
るものである。
〔従来の技術〕
ダイナミツクMOSメモリの大容量化とともに、チツプ
内に流れる過渡電流の大きさは、チツプ内の雑音の抑制
という点から設計における重要な項目の1つになつてい
る。従来、例えば、「ソリツド・ステート・サーキツ
ト」(IEEE J.“Solid−State Circuits"pp.585〜590,O
ct.1984)に記載されているように、プリチヤージ時の
データ線を充電する際に流れる充電電流を抑制するため
に、メモリアレーを複数のサブアレーに分割し、それぞ
れのサブアレーから発生する過渡電流(充電電流)の発
生時刻をずらすことにより、実効的にチツプ全体の過渡
電流を低減する方法がとられている。しかし、この方法
では、データ線をVcc(電源電圧,通常5V)レベルにプ
リチヤージする方式において、メモリセルから微少信号
電圧が読み出され、それが増幅されてデータ線電圧が0V
あるいは5Vになつた後の増幅動作完了後のプリチヤージ
過渡電流を問題にしている。すなわちメモリセルからの
微少信号電圧を扱つている時刻、つまり増幅時の過渡電
流を対象としているわけではない。しかし、近年、メモ
リの大容量化とともに、データ線の充放電電流の増大に
伴う消費電力の増大が深刻となり、これを解決するため
に、データ線をVcc/2(2.5V)にプリチヤージする方式
と、センスアンプとしてCMOSセンスアンプ、つまりNチ
ャネルMOSトランジスタからなるセンスアンプとPチャ
ネルMOSトランジスタかなるセンスアンプを組み合せた
方式が重要となつてきている。この方式では、後述する
ように、増幅時の過渡電流が問題となる。すなわち、増
幅時に過渡電流が大きくなると、チツプ内に雑音を誘起
し、増幅時の安定動作が不可能になる。このため、アル
ミニウムの配線幅を大きくする等の対策がとられている
が、チツプ面積が著しく増大する等の問題が生じてしま
う。一方、この方式では、Vccプリチヤージ方式とは異
なり、プリチヤージ時に電流線に流れる電流は、データ
対線内のプリチヤージでよいために、殆んど問題になら
ないほど小さい。このようなVcc/2プリチヤージ方式
に、従来のVccプリチヤージ方式で行われてきた分割駆
動する方式を適用しようとしても、雑音が大きくなるた
めに安定動作は不可能となる。すなわち、ある2組のサ
ブアレー内のそれぞれのワード線にパルスが印加され、
メモリセルからそれぞれのデータ線に微少信号電圧が現
われている場合を考える。その状態で、あるサブアレー
内のセンスアンプが動作を開始し、他のサブアレー内の
センスアンプがまだ非動作状態にある時間帯を考える。
この時、センスアンプが動作しているサブアレー内のデ
ータ線の電圧変化が大きいので、これが各種の寄生容量
を通して、センスアンプがまだ非動作状態にあるサブア
レーへ雑音として結合する。このために非動作状態にあ
るサブアレーは、次の時刻に動作状態に入つて信号電圧
を増幅しようとしても、上記雑音のため安定動作は不可
能となるのである。
このような理由から、Vcc/2プリチヤージ方式では、
増幅時のサブアレー内の過渡電流を減らすことは、チツ
プ面積を小にするためにも、また安定動作させるために
もきわめて重要である。これらの問題点について、さら
に従来の回路を用いて詳述する。
第2図,第3図,および第4図は、従来の1Mビツトダ
イナミツクメモリの構成例を示す図である。なお、この
メモリの詳細は、例えば、特願昭56−081042号明細書、
あるいは「CMOS技術を用いた20ナノ秒スタテイツクカラ
ムの1メガビツトダイナミツクRAM」(K.Sato et al.
“A20ns Static Column 1Mb DRAM in CMOS Technology"
ISSCC Digest of Technical Papers,pp.254,Feb.,198
5)に論じられている。ただし、説明を簡単にするため
に、センス方式は単純化している。また、アドレス信
号、各種クロツク信号あるいはアドレスマルチプレツク
ス方式の場合に、それに特有な各種クロツク等も省略さ
れている。
第2図は、256ビツトのサブアレーMAとNチヤネルMOS
トランジスタからなるセンスアンプNSとPチヤネルMOS
トランジスタからなるセンスアンプPS、あるはプリチヤ
ージ回路PC等からなるブロツクBLK0を示している。メモ
リセルMCには、フオールデツトデータラインセル(fold
ed data line cell)を用いている。これについては、
例えば、「高密度単一装置のダイナミツクMOSメモリセ
ル」(K.Itoh and H.Sunami,“High Density One−devi
ce dynamic MOS memory cells"IEEPROC.,vol.130,ptl,N
o.3,June 1983,pp.127)に詳しく述べられている。ま
た、1本のワード線に1024個のメモリセルが接続され、
それに対応した1024対のデータ対線(Do,0・・・,D
10231023)には、前述したプリチヤージ回路PC、セ
ンスアンプPS,NSが接続されている。このようなブロツ
クが4個で、第3図に示すような1Mビツトのチツプを構
成する。
次に、第2図のブロツクの動作を、第4図のタイミン
グチヤートを用いて説明する。第4図におけるφPはプ
リチヤージ信号、W0〜W225はワード線に印加される電
圧、φND,φPDはそれぞれNチヤネルまたはPチヤネル
のMOSトランジスタからなるセンスアンプ駆動回路の電
圧、iN,iPはそれぞれ共通駆動線CL00,CL01に流れる電
流である。
プリチヤージ信号φPによつてすべてのデータ線D0〜D
1023およびセンスアンプNS,PSの駆動線CL00,CL10等がV
ccの半分の電圧(Vcc/2,通常Vccは5Vのため2.5)にプリ
チヤージされた後、複数のアドレス信号(図示省略)に
よりXデコーダ(XDEC)およびXドライバ(XD)が選択
される。その後、クロツクφXが印加され、選択された
ワード線(例えば、W0)にパルスが印加される。これに
よつて、ワード線W0に接続されている1024個のメモリセ
ルMCから容量CSに蓄積されている情報に応じて読み出し
信号電圧が対応するデータ線に出力される。この電圧
は、データ線の寄生容量をCDとすると、ほぼVST・CS/C
Dに比例する。ここで、VSTは、容量CSへの蓄積電圧であ
る。通常、CS/CDは小さな値であり、VSTは情報“1"の
場合5V、情報“0"の場合OVであるため、読み出し信号電
圧は200mV程度となる。第4図では、データ線D0に接続
されているメモリセルに5Vが蓄積されていた場合のデー
タ線D0への読み出し電圧波形のみを示している。対線の
一方である0には、メモリセルが接続されていないの
で、2.5Vのままである。なお、周知のように、読み出し
時の雑音を相殺するために、データ線には、ダミーセ
ルを接続する方法もあるが、本発明の本質には特に関係
がないため、これは省略してある。次に、φND,φPD
オンとなると、ドライバND,PDが動作する。それに対応
してセンスアンプNS,PSが動作し、データ対線上の微小
な信号電圧は図に示すように差動で増幅される。その
後、複数のアドレス信号により選択されたYデコーダ
(YDEC)とドライバ(YD)により、例えばY0が選択され
たとすると、データ対線D00上の増幅された信号
は、I/O対線に出力されてデータ出力D0となる。書き込
み動作は、周知のように、読み出しの逆の経路で行わ
れ、データ入力D1が書き込み制御信号WEで制御され、選
択されたメモリセルに所望のデータが書き込まれる。な
お、上述した文献等で明らかにされているように、Y0
Y1023は立体配線で各サブアレー上に共通配線されて、
各サブアレー内のデータ対線とI/O線のデータの授受を
制御している。また、第3図で各ブロツクBLK0〜BLK3
属するI/O対線は合計4個存在するが、これらが独立に
チツプ外と並列にデータの授受を行う構成もあるし、あ
るいは4個のI/O対線をアドレス信号でデコードし、チ
ツプ外部からみて1組のD1,D0にする構成もありうる
が、本発明とは直接関係がないため、詳細な説明は省略
する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ここまでの動作で問題となることは、1個のブロツク
内で1024個のセンスアンプNS,PSが同時に動作するため
に、共通駆動線CL00,CL10に流れる電流iN,iPは200〜3
00mAと過大なものとなることである。この過大電流によ
る配線抵抗の電圧降下を防ぎ、低雑音化するために、通
常CL00,CL10配線はアルミニウムで形成されるが、それ
でもそれぞれ50〜100μm幅にせざるを得ない場合もあ
る。1Mビツトメモリでは、データ線の寄生容量を低減
し、メモリセルからの信号電圧を大きくするために、第
3図に示すように、データ線が4分割されるのが普通で
ある。さらに、それ以上にメモリを大容量化する場合に
は、データ線の分割数はさらに増加するため、この共通
駆動線数が増加し、上述のCL00,CL10等の配線幅の増大
は大容量化とともにチツプ面積を増大するために、重大
な問題となる。
本発明の目的は、このような従来の問題点を改善し、
低雑音特性を維持したまま、センスアンプの共通駆動線
に流れる増幅時の電流を半減でき、チツプ面積を増加さ
せずに安定動作を行わせることが可能な半導体メモリを
提供することにある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明の代表的な実施例により本発明を説明すると、
複数のワード線(W0〜W255,W′0〜W′255)と、該複数
のワード線(W0〜W255,W′0〜W′255)と交叉する第1
と第2のデータ線対(D0,D0 -,D512,D512 -)と、上記
複数のワード線(W0〜W255,W′0〜W′255)と上記第1
と第2のデータ線対(D0,D0 -,D512,D512 -)との任意
の交点に設けられた複数のメモリセル(MC)と、上記第
1のデータ線対(D0,D0 -)をプリチャージする第1の
プリチャージ回路(PC)と、上記第2のデータ線対(D
512,D512 -)をプリチャージする第2のプリチャージ回
路(PC)と、上記第1のデータ線対((D0,D0 -)に現
われた信号を増幅する第1のセンスアンプ(NS,PS)
と、上記第2のデータ線対(D512,D512 -)に現われた
信号を増幅する第2のセンスアンプ(NS,PS)と、上記
第1のセンスアンプ(NS,PS)に接続された第1と第2
の駆動線(CL00,CL10)と、上記第2のセンスアンプ
(NS,PS)に接続された第3と第4の駆動線(CL00,CL
10)とを具備してなり、 上記第1のセンスアンプ(NS,PS)と上記第2のセン
スアンプ(NS,PS)のそれぞれはNチャネルMOSトランジ
スタで構成されたアンプ(NS)とPチャネルMOSトラン
ジスタで構成されたアンプ(PS)を有するとともに、上
記第1のセンスアンプ(NS,PS)のNチャネルMOSトラン
ジスタで構成された上記アンプ(NS)には上記第1の駆
動線(CL00)が接続され、上記第1のセンスアンプ(N
S,PS)のPチャネルMOSトランジスタで構成された上記
アンプ(PS)には上記第2の駆動線(CL10)が接続さ
れ、上記第2のセンスアンプ(NS,PS)のNチャネルMOS
トランジスタで構成された上記アンプ(NS)には上記第
3の駆動線(CL00)が接続され、上記第2のセンスアン
プ(NS,PS)のPチャネルMOSトランジスタで構成された
上記アンプ(PS)には上記第4の駆動線(CL10)が接続
され、 上記第1の駆動線(CL00)と上記第4の駆動線(C
L10)とは略同一の電圧が印加され、上記第2の駆動線
(CL10)と上記第3の駆動線(CL00)とは略同一の電圧
が印加され、 上記第1のセンスアンプ(NS,PS)が活性化されてい
る間は上記第1のプリチャージ回路(PC)は非活性とさ
れるとともに上記第2のプリチャージ回路(PC)は活性
化され、 上記第2のセンスアンプ(NS,PS)が活性化されてい
る間は上記第2のプリチャージ回路(PC)は非活性とさ
れるとともに上記第1のプリチャージ回路(PC)は活性
化されることを特徴としている(第18図及び第19図参
照)。
〔作用〕
非選択となるメモリーアレーのサブブロツクをプリチ
ヤージ状態に保つことにより、耐雑音特性を向上するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明す
る。第1図は、本発明の一実施例を示す半導体メモリの
構成図である。ここでは、メモリアレーをサブアレーMA
0,MA1の2分割とし、一方のサブアレー(例えば、M
A0)に属するMOSトランジスタからなるセンスアンプNS
群の共通駆動線と、他のサブアレー(例えば、MA1)に
属する他のMOSトランジスタからなるセンスアンプPS群
の共通駆動線をメモリアレーの分割部で結線し、またサ
ブアレーMA0に属するセンスアンプPS群の共通駆動線とM
A1に属するセンスアンプNS群の共通駆動線を同じように
結線した場合である。センスアンプNS,PSメモリアレー
を含む部分で、ブロツクBLK00,BLK10を構成する。これ
らのブロツクが複数接続され、第3図と類似の第5図に
示すようなメモリチツプを構成する。なお、簡単のた
め、メモリセル,プリチヤージ回路、I/O線等は、第2
図と共通であるため、図示を省略している。この方式の
新しい点は、(a)分割されたメモリアレーの中、一方
のメモリアレーに属するワード線のみを選択する。
(b)選択されたワード線に属するセンスアンプ群のみ
を、共通駆動線の本数を増加せずに活性化することであ
る。
このように、本実施例においては、ブロツクを複数の
サブブロツクに分割し、あるサブブロツク内のNチヤネ
ルMOSトランジスタで構成された複数のセンスアンプの
共通駆動線と、異なるサブブロツク内のPチヤネルMOS
トランジスタで構成された複数のセンスアンプの共通駆
動線とを互いに結線することにより、共通駆動線の配線
数の増大を抑え、また選択サブブロツク内のセンスアン
プが動作する時刻に、非選択サブブロツク内のワード線
を非選択にし、かつセンスアンプも非動作状態にするこ
とにより、低消費電力化を図ることのできるブロツクの
分割法とその駆動法、および共通駆動線の結線法とその
駆動法を提案することである。
第6図,第7図は、それぞれ第1図の動作タイムチヤ
ートであつて、第6図はメモリアレーMA0を選択した場
合、第7図はメモリアレーMA1を選択した場合の各動作
を示している。サブアレーMA0,MA1のいずれか一方の選
択は、第6図のタイミング図に示すように、Xデコーダ
が選択されてからクロツクφX0,φX1のいずれか一方
(例えば、φX0)をオンにすることにより、それに対応
したワード線(例えば、W0)をオンすることにより行わ
れる。これによつて、サブアレーMA0内のデータ対線に
メモリセル読み出し信号電圧が出力される。次に、φ
ND0にパルスが印加されると、センスアンプ駆動回路ND
により共通駆動線CL00が駆動され、これによつてセンス
アンプNSが活性化され、データ線が放電される方向に増
幅される。次に、φPD0にパルスが印加されると、セン
スアンプ駆動回路PDにより共通駆動線CL10が駆動され
る。これにより、センスアンプPSが活性化され、データ
線が充電される方向にさらに増幅される。ここで重要な
ことは、共通駆動線CL00,CL10に印加されるパルスは、
非選択メモリアレーMA1に属するセンスアンプNSとPSに
も印加されるが、印加される極性が、常にNS,PSをカツ
トオフにする方向であるため、これらが活性化されるこ
とはない。このことは、非選択メモリアレーMA1内の全
データ線電圧はプリチヤージされた2.5Vに保持された状
態にあること、およびCL00とCL10をメモリアレー分割部
で交叉させていることを考慮すれば、明らかである。な
お、上記とは反対に、メモリアレーMA1を選択する場合
には、第7図に示すように、φND1,φPD1にパルスを印
加すればよい。なお、メモリセルとしては、通常のfold
ed data lineセルを使用できる。この場合、ワード線は
ポリシリコンやポリサイド等の比較的高抵抗の材料で作
られ、その遅延時間が問題となる場合には、これらのワ
ード線を複数のメモリセル単位ごとにアルミニウム配線
でシヤントし、高速化することも考えられる。通常、デ
ータ線がアルミニウム配線であるため、ワード線のシヤ
ントは、その上層の第2層目のアルミニウム配線で行う
のがよい。
第8図は、本発明の第2の実施例を示す半導体メモリ
の配置図である。
第1図において、ボンデイング配線により外部から電
源を供給するアース電源用パツドがブロツクBLK00の左
側に配置され、Vcc電源用パツドがブロツクBLK10の右側
に配置される場合には、第8図に示すように、センスア
ンプ駆動回路NDはBLK00の左側に、駆動回路PDはBSK10
右側は、それぞれ配置するのがよい。このように配置し
ないと、ND,PDの電源線をブロツクの外側を通して電源
パツドまで配線しなければならず、その分だけチツプ面
積が増加してしまうためである。さらに、第8図におい
て、共通駆動線CL00に接続されるセンスアンプは、ブロ
ックBLK00ではNS、ブロツクBLK10ではPSであり、CL00
より活性化されるセンスアンプは常にドライバNDあるい
はPDに近いブロツク内にあるものである。一方、CL10
は、遠いブロツク内にあるセンスアンプが活性化され
る。従つて、CL00の配線幅をCL10に比べて細くし、両者
の増幅時における速度の差を小さくすることも考えられ
る。
このように、本実施例においては、共通線駆動線数を
増加させずに、共通駆動線に流れる増加時の過渡電流を
半減できるので、従来よりも共通駆動線のアルミニウム
配線幅を小さくできる。これによつて、低雑音特性を維
持したままでチツプ面積の小さなメモリを実現すること
ができる。
第9図は、本発明の第3の実施例を示す半導体メモリ
の要部構成図であつて、分割されたメモリアレーに属す
るセンスアンプ群NS,PSのデータ線上の配置を、それぞ
れ互いに逆にすることによつて、CL00,CL10をメモリア
レーの分割部で交叉しないようにした場合を示してい
る。
一般に、CL00,CL10には、大きな過渡電流が流れるの
で、第1図では、交叉部の抵抗をアルミニウム2層配線
等を使用して極力小さくするようなレイアウトがなされ
る。このため、この交叉部の面積は大きくなつて、この
部分を他の回路のレイアウト用として有効に活用できな
くなる。本実施例では、このような問題を解決すること
ができる利点がある。なお、第1図等では、説明の都合
上、例えばメモリアレーMA0内のデータ線の最端部にPS
が接続された例を示しているが、同一データ線上に接続
される2種のセンスアンプの接続を変えて、最端部にNS
が接続されても何等問題はない。
第10図は、本発明の第4の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、ワード線の分割法に関するものであ
る。Xデコーダ(XDEC)を分割されたメモリアレーの端
部に配置し、XデコーダXDECの出力線XSを立体線(例え
ば、ワード線がポリシリコンあるいはポリサイド、デー
タ線が第1層目のアルミニウムであればXSは第2層目の
アルミニウム配線)によりメモリアレー上を通過させ、
このXSに現われたデコーダ選択出力信号とφX0あるいは
φX1とで、所望のメモリアレーにワードパルスを印加さ
せるようにしている。本実施例の変形として、2個のド
ライバXDを、メモリアレーの分割部にまとめて配置する
こともできる。このように、Xデコーダを端部に配置す
ると、図示省略しているが、チツプ端部のアドレスバツ
フア回路から出力された多数のアドレス配線をメモリア
レーの外側を通してXデコーダに入力するという第1図
におけるレイアウト上の不都合は解消される。
なお、第1図においては、ブロツク内の回路は、本発
明の本質に直接関係ないため、その詳細と変形例を述べ
なかつたが、前述の文献に記載されているようなデータ
線を多分割にする方法、あるいは分割された2組の近接
するデータ線とで第2図のI/O線を共用する方法等に
も、そのまま適用可能である。また、本実施例において
は、ワード線が分割され、分割されたその一部のワード
線のみが選択され、パルス電圧が印加される方法である
ため、ダイナミツクメモリに特有なリフレツシユサイク
ルの兼ね合いで、1度に2048個のセンスアンプNS,PSを
動作させる必要がある。従来、このリフレツシユ動作
は、第2図,第3図において、BLK0〜BLK3の中のいずれ
か2個のブロツクを同時に選択することによつて行われ
ていた。すなわち、例えばBLK0とBLK1が同時に選択さ
れ、ワード線W0,W256にパルスが印加されると、それら
2本のワード線に接続される合計2048個のメモリセルが
読み出され、それに対応した2048個のセンスアンプ対
(NS,PS)によつて増幅されることにより、リフレツシ
ユ動作が行われている。しかし、本実施例においては、
2048個のセンスアンプ対を同時に動作させるには、第5
図の4個のブロツク、例えばBLK00,BLK01,BLK02,BLK
03を同時に選択する必要がある。すなわち、ワード線方
向を分割した分だけ、ビツト線方向の選択すべきブロツ
ク数を増加する必要があり、これによつて初めて従来と
同じリフレツシユ動作が行えることになる。
第11図は、本発明の第5の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、リフレツシユ動作に関連し、ブロツ
クの選択法を変えた場合を示す。なお、この図では、N
S,PSは図示省略されている。第1図では、例えば、φX0
によりブロツクBLK00,BLK01,BLK02,BLK03を同時に選
択する構成であるが、第11図では、φX0により選択する
ブロツクをBLK00,BLK01,BLK12,BLK13とし、φX1によ
り残りのブロツクを選択する構成となつている。本実施
例においては、信号増幅時に発生するチツプ内雑音をチ
ツプ内部で分散することができる。すなわち、第1図で
は、同時に選択されるブロツクがデコーダXDECの左側、
あるいは右側のいずれか片側だけであるため、信号増幅
時にデータ線からシリコン基板に接合容量を介して結合
する雑音は、チツプの片側だけで発生し、その部分の雑
音量を実効的に大きくしてしまう。特に、メモリアレー
がCMCS構造におけるウエル内に形成されている場合、局
所的なウエルの電位変動が問題となる。第11図では、同
時に選択されるブロツクがデコーダXDECの右と左に分散
させているため、信号増幅時に発生する雑音をチツプ内
部で分散させることができ、局所的な雑音の増大を防ぐ
ことができる。また、第11図では、ドライバNDあるいは
PDから見て距離的に近いブロツクと遠いブロツクを同時
に選択するため、近いブロツクあるいは遠いブロツクば
かりを選択する第1図の構成に比べて、電源のピーク電
流を平均化することもできる。すなわち、一般的に、ド
ライバND,PDに遠いブロツクを選択した場合のピーク電
流は、近いブロツクを選択した場合に比べ、共通駆動線
の抵抗により小さくなるため、一方のみを選択する場
合、特に近いブロツクのみを選択する場合に比べて、両
方を混在させて選択する方がチツプ全体のピーク電流の
大きさを平均化でき、小さくできる。
第12図は、本発明の第6の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、第11図をさらに変形し、同時に選択
するブロツクをさらに分散させている。第12図では、φ
X0により同時に選択されるブロツクは、BLK00,BLK11
BLK02,BLK13となり、デコーダXDECの左右のブロツクを
交互に選択する構成となつている。この実施例において
は、第11図に比べて、さらにチツプ内部の雑音を分散す
ることができる。
第13図は、本発明の第7の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、ワード線方向にメモリアレーを4分
割した例を示す。センスアンプNS,PSは簡単のため、図
示を省略してある。4分割したメモリアレーの中、例え
ばMA0とMA1、あるいはMA2とMA3という組合せで選択し、
第1図のようにCL00,CL10に流れる電流を半減させた例
である。勿論、4分割したメモリアレーの中から任意の
2個のメモリアレーを選択し、それに対応したCL00,CL
10の結線法を採用することもできる。この実施例では、
ワード線がポリシリコンやポリサイド等の比較的高抵抗
の材質で形成されているために、高速化のため多数に分
割せざるを得ない場合に有効である。
第14図は、本発明の第8の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、ワード線方向にメモリアレーを4分
割にし、共通駆動線CL00,CL10,CL20,CL30にドライバ
ND,PDを設けた構成を示している。第13図と同じよう
に、センスアンプNS,PSは簡単のため省略してある。こ
の実施例では、4分割したメモリアレーの中、MA0とM
A2、あるいはMA1とMA3の組合せで選択し、第13図の実施
例に比べ、各共通駆動線に流れる電流をさらに半減して
いる。さらに、ドライバPD,NDから見て近いメモリアレ
ーと遠いメモリアレーとの組合せで選択するため、チツ
プ全体のピー特電流の大きさを平均化することができ
る。
第15図は、本発明の第9の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、ドライバPD,ND,これらを制御する信
号を発生する回路、および入出力回路を含む周辺回路、
ならびにパツド群をチツプ中央部すなわちメモリアレー
に挟まれた部分に配置した場合を示している。本実施例
では、メモリアレーの中央部にドライバND,PDを設け、
左右のメモリアレーで共用しているため、第14図に比べ
てドライバの数を少なくすることができる。また、Vcc
パツドおよびアース用パツドも中央部に設けているた
め、ドライバとこれらのパツドとを結ぶ配線の長さを短
くでき、配線抵抗を小さくできる。なお、第15図におい
ても、第14図と同じように、ドライバPD,NDから見て、
近いメモリアレーと遠いメモリアレーとの組合せで選択
することにより、チツプ全体のピーク電流の大きさを平
均化できる。また、第13図、第14図、第15図において、
第11図、第12図で述べたチツプ内雑音の低減という観点
から、同時選択するブロツクを市松模様にすることが望
ましい。
以上述べた実施例では、第6図,第7図で示したよう
に、Nチヤネルトランジスタで構成されたセンスアンプ
NSを最初に活性化した例を示したが、NS,PSのいずれも
センスアンプであるため、Pチヤネルトランジスタで構
成されたセンスアンプPSを初めに活性化し、次にセンス
アンプNSを活性化することも可能である。その場合、第
6図,第7図で説明したφND0,φPD0あるいはφND1
φPD1の位相関係をそれぞれ反対に印加すればよい。こ
の方式においても、以上述べた各実施例と同じような効
果を得ることができる。また、さらに、センスアンプNS
を最初に活性化するメモリアレーと、PSを最初に活性化
するメモリアレーを混在させる方法も考えられる。第16
図は、その一例である。
第16図は、本発明の第10の実施例を示す半導体メモリ
の構成図であつて、メモリアレーの構成は第11図の場合
と同じであるが、メモリアレーの右側つまりVccパツド
側には、ドライバPDだけを、メモリアレーの左側つまり
アース用パツド側にはドライバNDだけを、各共通駆動線
に設けた例を示している。
第17図は、第16図の動作タイムチヤートである。先
ず、信号φX0によりブロツクBLK00内のワード線W0およ
びブロツクBLK12内のワード線W512′にパルスが印加さ
れ、各ブロツク内のデータ線、例えばD0(0),D
512(2)に信号が読み出される。次に、ブロツクBLK00
内のPチヤネルトランジスタで構成されたセンスアンプ
PSを共通駆動線CL10をドライバPDにより2.5Vから5Vに立
ち上げることにより、活性化される。一方、ブロツクBL
K12内では、Nチヤネルトランジスタで構成されるセン
スアンプNSを、共通駆動線CL12をドライバNDにより2.5V
から0Vに立ち下げることにより、活性化させる。その
後、ブロツクBLK00内では、NSを活性化し、ブロツクBLK
12内では、PSを活性化し、各々のブロツク内にデータ線
上の読み出し信号の増幅を完了する。第17図で示した動
作において、重要なことは、各ブロツクにおいて、2つ
あるセンスアンプつまりPS,NSのうち、ドライバPD,NDと
の距離が遠い方から活性化させることである。例えば、
ブロツクBLK00では、PSがPDとの距離が遠く、PSを先に
活性化させる。
「5V単独64KダイナミツクRAMの高S/N設計」(H.Masud
a et al“A 5V−Only 64K Dynamic RAM Based on High
S/N Design"IEEE J.Solid−State Circuits,vol.sc−1
5,No.5,Oct.1980,P.846)に記載されているように、信
号増幅時の雑音の大きさは、NSの場合、共通駆動線の立
ち下げる速度(PSの場合には立ち上げる速度)が遅い
程、小さいことが知られている。従つて、ドライバND
(あるいはPD)から遠いNSによる増幅に比べ、同じ信号
量の場合、増幅時の雑音は小さい。すなわち、共通駆動
線の立ち下がり速度が異なるからである。従つて、第17
図で示した実施例では、ドライバからの距離が遠い方の
センスアンプを先ず活性化し、このセンスアンプにより
充分に増幅した後、他方のセンスアンプにより最大振幅
(5V)に増幅することにより、増幅時の雑音を低減して
いる。また、ブロツクBLK00とBLK12とで、PS(あるいは
NS)が活性化される時間が異なるため、各々のブロツク
で発生する電源電流のピーク位置は時間的にずれてお
り、チツプ全体で見た場合のピーク電流の大きさを小さ
くすることができる。
また、センスアンプNS,PSとも、ほぼ同時刻に活性化
することも可能である。同時刻に活性化すると、データ
線からシリコン基板に接合容量を介して結合する雑音
は、データ線を2.5Vにプリチヤージするfolded data li
neセル方式であるため、相殺される利点があり、安定な
メモリ動作が可能になる。
さらに、上述の実施例は、センスアンプ、例えばNSを
動作させる場合、1個のドライバNDで駆動する例を示し
た。しかし、増幅時の雑音を減らすために、NDとして1
個のドライバではなく、駆動能力の異なる2個のドライ
バを並列接続し、先ず駆動能力の弱いドライバを活性化
して、データ線上の信号電圧をある程度まで増幅し、続
いて駆動能力の強いドライバを活性化して信号電圧を充
分に増幅するという従来から知られている2段増幅方式
も適用可能である。
第18図は本発明の第11の実施例である。本実施例は第
1の実施例とデータ線D00〜D10231023およびセ
ンスアンプ共通駆動線CL00,CL10のプリチヤージ回路の
動作が異なる他は第1の実施例と回路構成、動作は同じ
である。すなわち、本実施例ではブロツクBLK00に属す
るデータ線は、データ線プリチヤージ信号φP0で、ブロ
ックBLK10に属するデータ線はデータ線プリチヤージ信
号φP1で、センスアンプ共通駆動線はプリチヤージ信号
φPPによつて各々電源電圧(Vcc)の半分の電圧 にプリチヤージする。
本実施例の動作を第19図,第20図の動作タイムチヤー
トを用いて説明する。まずブロツクBLK00に属するメモ
リセルが選択される場合について第19図を用いて説明す
る。待機時Highレベル(例えばVcc=5V)レベルであつ
たデータ線プリチヤージ信号φP0が0Vになり、センスア
ンプ共通駆動線プリチヤージ信号φPPも0Vになる。一
方、データ線プリチヤージ信号φP1はHighレベルを保持
する。次にXデコーダが選択されてからクロツクφX0
0VからHighレベル(例えばVccを越える電圧)となる。
これにより対応するワード線がHighレベル(例えばVcc
を越える電圧)となる。ここではワード線W0がHighレベ
ルになるとする。一方、クロツクφX1は0Vのままであ
る。したがつて、ワード線W0′は0Vの状態を保持する。
これにより、ブロツクBLK00内のデータ線にメモリセル
読み出し信号電圧が出力される。次に、センスアンプ共
通駆動線CL00につながるセンスアンプ駆動回路NDが動作
し、CL00のレベルを のプリチヤージレベルから0Vにする。これによつてブロ
ツクBLK00に属するセンスアンプNSが活性化され、デー
タ線が放電される方向に増幅される。次にセンスアンプ
共通駆動線CL10につながるセンスアンプ駆動回路PDが動
作し、CL10のレベルを2.5Vのプリチヤージレベルから5V
にする。これにより、ブロツクBLK00に属するセンスア
ンプPSが活性化されデータ線が充電される方向にさらに
増幅される。なお、この時ブロツクBLK10に属するセン
スアンプ共通駆動線電位も変位するが、第1の実施例で
述べたようにその動作は常にブロツクBLK10に属するセ
ンスアンプNS,PSをカツトオフにする方向であるため、
これらが活性化されることはない。この後、選択された
Yデコーダ出力線がHighレベルとなり、増幅されたメモ
リセル読み出し信号電圧は、データ入出力線I/O,▲
▼を通して読み出され、さらに増幅され、出力データ
D0となる。以上の動作が終了すると、クロツクφX0がHi
ghレベルから0Vとなり、それに対応して、ワード線W0
0Vとなる。これによりメモリセルMCに再び情報が蓄積さ
れる。その後、データ線プリチヤージ信号φP0、センス
アンプ共通駆動線プリチヤージ信号φPPがHighレベルと
なり、データ線、センスアンプ共通駆動線を にプリチヤージし、待機状態となる。次に、上記とは反
対に、ブロツクBLK10に属するメモリセルが選択される
場合について第20図を用いて説明する。この場合まずデ
ータ線プリチヤージ信号φP1、センスアンプ共通駆動線
プリチヤージ信号φPPがHighレベルから0Vになる。一
方、データ線プリチヤージ信号φP0はHighレベルを保持
する。次にXデコーダが選択されてからクロツクφX1
0VからHighレベルとなる。これにより対応するワード線
がHighレベルとなる。ここではワード線W0′がHighレベ
ルになるとする。一方、クロツクφX0は0Vのままであ
る。したがつて、ワード線W0は0Vの状態を保持する。こ
れにより、ブロツクBLK10内のデータ線にメモリセル読
み出し信号電圧が出力される。次に、センスアンプ共通
駆動線CL10につながるセンスアンプ駆動回路NDが動作
し、CL10のレベルを2.5Vのプリチヤージレベルから0Vに
する。これによつてブロツクBLK10に属するセンスアン
プNSが活性化され、データ線が放電される方向に増幅さ
れる。次にセンスアンプ共通駆動線CL00につながるセン
スアンプ駆動回路PDが動作し、CL00のレベルを2.5Vのプ
リチヤージレベルから5Vにする。これによりブロツクBL
K10に属するセンスアンプPSが活性化され、データ線が
充電される方向にさらに増幅される。なお、この時ブロ
ツクBLK00に属するセンスアンプNS,PSは前述と同様に活
性化されることはない。この後、前述と同様に選択され
たYデコーダ出力線がHighレベルとなり、増幅されたメ
モリセル読み出し信号電圧は、データ入出力線I/O,▲
▼を通して読み出され、さらに増幅され出力データ
D0となる。
さて、通常データ線とセンスアンプ共通駆動線との間
には結合容量が存在する。これにより、センスアンプの
動作しない側(メモリセルの選択されないブロツク)に
データ線では、センスアンプ共通駆動線のレベルが変化
すると上記結合容量によりレベル変動を生じ、プリチヤ
ージレベルが変化するおそれがある。特にデータ線毎に
結合容量が異なると対となるデータ線のプリチヤージレ
ベルが異なり、S/Nを低下させるおそれがある。しか
し、本実施例ではメモリセルの選択されないブロツクの
データ線は、センスアンプ共通駆動線が駆動されている
間もデータ線プリチヤージ信号によつてプリチヤージ状
態にある。これにより対となるデータ線は短絡状態であ
るため対となるデータ線のプリチヤージレベルは常に同
一である。したがつて、メモリセルの選択されないブロ
ツクの耐雑音特性を向上でき、S/Nの向上が図れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、低雑音特性を
維持したままで、センスアンプの共通駆動線に流れる増
幅時の電流を半減でき、それに応じて配線幅も細くでき
るので、半導体メモリのチツプ面積を減小させることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す半導体メモリの構
成図、第2図,第3図は従来のダイナミツクメモリの回
路構成図、第4図は第2図における動作タイムチヤー
ト、第5図は本発明の第1の実施例の全体を示す半導体
メモリ群の構成図、第6図,第7図はそれぞれ第1図に
おける動作タイムチヤート、第8図〜第16図はそれぞれ
本発明の第2〜第10の実施例を示す半導体メモリの構成
図、第17図は第16図における動作タイムチヤート、第18
図は本発明の第11の実施例を示す半導体メモリの構成
図、第19図,第20図は第18図における動作タイムチヤー
トである。 PC…プリチヤージ回路、NS,PS…Nチヤネル、またはP
チヤネルMOSトランジスタで構成されるセンスアンプ、C
L09360,CL10…センスアンプの共通駆動線、ND,PD…N
チヤネル,PチヤネルMOSトランジスタから構成されるセ
ンスアンプ駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 一幸 東京都小平市上水本町1450番地 株式会社 日立製作所コンピュータ事業本部デバイス 開発センター内 (56)参考文献 特開 昭62−107497(JP,A) 電子情報通信学会半導体・材料部門全国 大会講演論文集、1987〔1〕(1987)P. 1.161 日立評論、69[7](1987−7)P.63 −66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワード線と、該複数のワード線と交
    叉する第1と第2のデータ線対と、上記複数のワード線
    と上記第1と第2のデータ線対との任意の交点に設けら
    れた複数のメモリセルと、上記第1のデータ線対をプリ
    チャージする第1のプリチャージ回路と、上記第2のデ
    ータ線対をプリチャージする第2のプリチャージ回路
    と、上記第1のデータ線対に現われた信号を増幅する第
    1のセンスアンプと、上記第2のデータ線対に現われた
    信号を増幅する第2のセンスアンプと、上記第1のセン
    スアンプに接続された第1と第2の駆動線と、上記第2
    のセンスアンプに接続された第3と第4の駆動線とを具
    備してなり、 上記第1のセンスアンプと上記第2のセンスアンプのそ
    れぞれはNチャネルMOSトランジスタで構成されたアン
    プとPチャネルMOSトランジスタで構成されたアンプを
    有するとともに、上記第1のセンスアンプのNチャネル
    MOSトランジスタで構成された上記アンプには上記第1
    の駆動線が接続され、上記第1のセンスアンプのPチャ
    ネルMOSトランジスタで構成された上記アンプには上記
    第2の駆動線が接続され、上記第2のセンスアンプのN
    チャネルMOSトランジスタで構成された上記アンプには
    上記第3の駆動線が接続され、上記第2のセンスアンプ
    のPチャネルMOSトランジスタで構成された上記アンプ
    には上記第4の駆動線が接続され、 上記第1の駆動線と上記第4の駆動線とは略同一の電圧
    が印加され、上記第2の駆動線と上記第3の駆動線とは
    略同一の電圧が印加され、 上記第1のセンスアンプが活性化されている間は上記第
    1のプリチャージ回路は非活性とされるとともに上記第
    2のプリチャージ回路は活性化され、 上記第2のセンスアンプが活性化されている間は上記第
    2のプリチャージ回路は非活性とされるとともに上記第
    1のプリチャージ回路は活性化されることを特徴とする
    半導体メモリ。
  2. 【請求項2】上記複数のワード線のうち上記第1のデー
    タ線対に交叉するワード線が選択される時は上記第2の
    データ線対に交叉するワード線は選択されないことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】上記第1の駆動線又は上記第2の駆動線と
    接続される第1の電源線と上記第3の駆動線又は上記第
    4の駆動線と接続される第2の電源線とは、上記第1の
    データ線対と上記第2のデータ線対を挟んで互いに反対
    側に配置されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の半導体メモリ。
  4. 【請求項4】上記第1のデータ線対と上記第2のデータ
    線対とは互いに対向して平行に配置され、 上記第1のデータ線対の長手方向に沿った第1の方向に
    上記第1のセンスアンプのNチャネルMOSトランジスタ
    で構成された上記アンプ、上記第1のセンスアンプのP
    チャネルMOSトランジスタで構成された上記アンプの順
    に配置される一方、上記第1の方向に上記第2のセンス
    アンプのPチャネルMOSトランジスタで構成された上記
    アンプ、上記第2のセンスアンプのNチャネルMOSトラ
    ンジスタで構成された上記アンプの順に配置されること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の半導体メモ
    リ。
  5. 【請求項5】上記第1の駆動線は第1のスイッチ手段を
    介して上記第1の電源線と接続され、上記第2の駆動線
    は第2のスイッチ手段を介して上記第1の電源線と接続
    され、上記第3の駆動線は第3のスイッチ手段を介して
    上記第2の電源線と接続され、上記第4の駆動線は第4
    のスイッチ手段を介して上記第2の電源線と接続される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の半導体メ
    モリ。
  6. 【請求項6】上記複数のメモリセルのそれぞれは、1つ
    のトランジスタと1つのキャパシタを有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記
    載の半導体メモリ。
  7. 【請求項7】上記第1のデータ線対と上記第2のデータ
    線対のそれぞれは、互いに対向して平行に配置された2
    本のデータ線からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第6項のいずれかに記載の半導体メモリ。
  8. 【請求項8】上記第1の駆動線は上記第4の駆動線と接
    続され、上記第2の駆動線は上記第3の駆動線と接続さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項
    のいずれかに記載の半導体メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5184321A (en) * 1988-12-06 1993-02-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device comprising a plurality of memory arrays with improved peripheral circuit location and interconnection arrangement
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JPS61142593A (ja) * 1984-12-14 1986-06-30 Toshiba Corp ダイナミツク型ランダムアクセスメモリのセンスアンプ系

Non-Patent Citations (2)

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Title
日立評論、69[7(1987−7)P.63−66
電子情報通信学会半導体・材料部門全国大会講演論文集、1987〔1〕(1987)P.1.161

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