JPH08312545A - 横置き密閉型電動圧縮機 - Google Patents
横置き密閉型電動圧縮機Info
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- JPH08312545A JPH08312545A JP11819095A JP11819095A JPH08312545A JP H08312545 A JPH08312545 A JP H08312545A JP 11819095 A JP11819095 A JP 11819095A JP 11819095 A JP11819095 A JP 11819095A JP H08312545 A JPH08312545 A JP H08312545A
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- crankshaft
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Abstract
抑制することにより、圧縮機の能力を安定化し、高信頼
性の横置き密閉型電動圧縮機を提供することを目的とす
るものである。 【構成】 圧縮機構部4を潤滑した後の潤滑油を排出す
る排出口22と対面するように、圧縮機構部4と一体に
形成された盛り上がり24を円周方向に設けるととも
に、この盛り上がり24の一部に切り欠き部分を設けた
ものである。
Description
冷蔵庫などの冷却装置に用いられる横置き密閉型電動圧
縮機に関する。
特開平第2−267379号公報に開示されている横置
き密閉型電動スクロール圧縮機を例にとり、図面ととも
に説明する。
には、圧縮機構部102と、固定子103と回転子10
4とからなる電動機部105と、クランク軸106とが
概ね水平方向に設置されている。また、密閉容器101
の下部には、潤滑油溜107が設けられている。
させると、回転子104と一体に回転するクランク軸1
06によって圧縮機構部102に回転力が伝達される。
圧縮機構部102は、軸受部材110、固定スクロール
111、旋回スクロール112、自転拘束部品113な
どとから構成されており、前記回転力が伝達されること
により、圧縮作用が発生する。
ンプ機構108が設けてあり、潤滑油溜107から汲み
上げられた潤滑油は、圧縮機構部102の各摺動部分及
びクランク軸106の副軸受部114などを潤滑した
後、排出口115及び116から潤滑油溜107に排出
される。
ク軸106に作用する不釣合い力を打ち消すためのバラ
ンスウエイト109が設置されている。
ような構成では、圧縮機構部102からの潤滑油の排出
口115及び116が、クランク軸106あるいはバラ
ンスウエイト109といった回転部あるいは回転部に近
接したところに設けられているために、潤滑油が密閉容
器101内部に飛散し、過剰の潤滑油が吸い込みガスと
ともに圧縮室内に吸い込まれ、圧縮機の能力を低下させ
たり、あるいは吐き出しガスとともに密閉容器101外
部に吐き出されて、冷凍サイクル(図示せず)の能力低
下や、密閉容器101内部の潤滑油不足による圧縮機構
部102などの摺動部分の焼き付きなどの原因となって
いた。
ンスウエイト109は、クランク軸106とともに回転
するので、排出口115及び116から排出された潤滑
油の密閉容器101内部での飛散を増長させたり、ある
いは潤滑油溜107の潤滑油を撹拌することによる抵抗
のために、圧縮機の入力増加といった原因となってい
た。
で、密閉容器内部での潤滑油の飛散を抑制することによ
り、能力を安定化し、高信頼性の横置き密閉型電動圧縮
機を提供することを目的とするものである。
の手段は、以下の通りである。
部と、この圧縮機構部を駆動するための電動機部と、こ
の電動機部の回転力を前記圧縮機構部に伝達するクラン
ク軸とを概ね水平方向に設置し、前記圧縮機構部に、密
閉容器内部に溜められた潤滑油が、圧縮機構部の潤滑を
必要とする部分を潤滑した後、再度、密閉容器内部に排
出するための排出口を設け、この排出口と対面するよう
に、前記圧縮機構部と一体に形成された盛り上がりを円
周方向に設けるとともに、この盛り上がりの一部に切り
欠き部分を設けるものである。
上がりの切り欠き部分を水平面より下方側の範囲内に設
けるものである。
部と、この圧縮機構部を駆動するための電動機部と、こ
の電動機部の回転力を前記圧縮機構部に伝達するクラン
ク軸とを概ね水平方向に設置し、前記クランク軸にバラ
ンスウエイトを設置するとともに、前記クランク軸と一
体に回転可能な前記電動機部を構成する回転子の外周面
をバランスウエイトを覆う長さまで延長するものであ
る。
滑した後の潤滑油を排出する排出口と対面するように、
圧縮機構部と一体に形成された盛り上がりを円周方向に
設けることにより、排出口から排出される潤滑油の密閉
容器内部への飛散を抑制でき、加えて、前記盛り上がり
の一部に切り欠き部分を設けることにより、潤滑油のほ
とんどを、この切り欠き部分から密閉容器内部の潤滑油
溜に戻すことができる。
る作用に加えて、盛り上がりの切り欠き部分を水平面よ
り下方側の範囲内に設けることにより、排出口から排出
される潤滑油を迅速かつ確実に潤滑油溜に戻すことがで
きる。
体に回転可能な回転子の外周面をこのクランク軸に形成
されたバランスウエイトを覆う長さまで延長することに
より、バランスウエイトが密閉容器内部で潤滑油の飛散
を増長させたり、あるいは潤滑油溜の潤滑油を撹拌する
ことによる抵抗のために、圧縮機の入力増加を招くよう
なことはない。
圧縮機について、横置き密閉型電動スクロール圧縮機を
例にとり、図1及び図2とともに説明する。
この圧縮機構部4を駆動する電動機部10と、この電動
機部10の回転力を前記圧縮機構部4に伝達し、軸受部
材8及び副軸受部材13とで回転自在に支承されたクラ
ンク軸9とが概ね水平方向に設置されている。前記電動
機部10は、固定子11と、前記クランク軸9に焼嵌な
どの方法で固定された回転子12とから構成されてい
る。また、クランク軸9には、バランスウエイト26が
形成されている。
スは、旋回スクロール5、固定スクロール6、自転拘束
部品7、及び軸受部材8から構成される圧縮機構部4の
吸い込み口14を経て吸い込まれ、圧縮された後、高圧
冷媒ガスとなり、吐き出し口15から密閉容器1の吐き
出し側空間16側へ吐き出される。そして、圧縮機構部
4の外周に設けられた連通孔17を通り、電動機部10
の設置された電動機部側空間18へ吐き出される。その
後、高圧冷媒ガスは、吐き出し管3から密閉容器1の外
部へ吐き出され、冷凍サイクル(図示せず)で熱交換を
行った後、再び吸い込み管2から低圧冷媒ガスとなって
吸い込まれる。
油溜19には、潤滑油が溜められている。この潤滑油
は、クランク軸9の一端に設置されたポンプ装置20に
よって汲み上げられた後、クランク軸9に設けられた通
路21を通って、圧縮機構部4の潤滑を必要とする部分
を潤滑した後、圧縮機構部4に設けられた排出口22か
ら排出される。
口22が軸受部材8とクランク軸9のつば23との間に
設けられており、しかもクランク軸9が回転しているの
で、その遠心力によって密閉容器1内部に飛散しようと
する。ところが、前記排出口22と対面するように、圧
縮機構部4と一体に形成された盛り上がり24を円周方
向に設けているので、潤滑油は、この盛り上がり24の
内壁面に衝突する。そして、盛り上がり24の一部に設
けられた切り欠き部分25から潤滑油溜19に戻され
る。
うに、クランク軸9と一体に回転可能な回転子12の外
周面27を前記クランク軸9に形成されたバランスウエ
イト26を覆う長さまで延長している。これにより、圧
縮機の運転条件などにより、潤滑油溜19の液面がバラ
ンスウエイト26の高さまで上昇しても、バランスウエ
イト26によって潤滑油溜19を撹拌するようなことは
ない。また、排出口22から排出された潤滑油の飛散を
バランスウエイト26によって増長させるようなことは
ない。
実施例として説明したが、これらを組み合わせた実施例
も本発明に含まれることは言うまでもない。
る。
る排出口と対面するように、圧縮機構部と一体に形成さ
れた盛り上がりを円周方向に設けることにより、排出口
から排出される潤滑油の密閉容器内部への飛散を抑制で
き、加えて、前記盛り上がりの一部に切り欠き部分を設
けることにより、潤滑油のほとんどを、この切り欠き部
分から密閉容器内部の潤滑油溜に戻すことができる。従
って、多量の潤滑油が高圧冷媒ガスとともに圧縮機から
吐き出されることはなく、圧縮機及び冷凍サイクルの能
力を安定することができる。
る効果に加えて、盛り上がりの切り欠き部分を水平面よ
り下方側の範囲内に設けることにより、排出口から排出
される潤滑油を迅速かつ確実に潤滑油溜に戻すことがで
きる。従って、潤滑油が排出口から潤滑油溜に戻るまで
距離が極めて短くなり、潤滑油の飛散を防ぎ、しかも常
に潤滑油溜の液面を安定した状態にすることができ、摺
動部分の焼き付きなどがなく、圧縮機の信頼性を向上す
ることができる。
体に回転可能な回転子の外周面をこのクランク軸に形成
されたバランスウエイトを覆う長さまで延長することに
より、バランスウエイトが密閉容器内部で潤滑油の飛散
を増長させたり、あるいは潤滑油溜の潤滑油を撹拌する
ようなことはない。従って、多量の潤滑油が高圧冷媒ガ
スとともに圧縮機から吐き出されることはなく、圧縮機
及び冷凍サイクルの能力を安定することができるととも
に、バランスウエイトが潤滑油溜の潤滑油を撹拌するこ
とによる圧縮機の入力増加を招くようなことはない。
閉容器内部での潤滑油の飛散を抑制でき、高効率かつ高
信頼性の横置き密閉型電動圧縮機を提供することができ
る。
クロール圧縮機の断面図
クロール圧縮機の要部斜視図
スクロール圧縮機の要部断面図
Claims (3)
- 【請求項1】密閉容器内部に、圧縮機構部と、この圧縮
機構部を駆動するための電動機部と、この電動機部の回
転力を前記圧縮機構部に伝達するクランク軸とを略水平
方向に設置し、前記圧縮機構部に、密閉容器内部に溜め
られた潤滑油が、圧縮機構部の潤滑を必要とする部分を
潤滑した後、再度、密閉容器内部に排出するための排出
口を設け、この排出口と対面するように、前記圧縮機構
部と一体に形成された盛り上がりを円周方向に設けると
ともに、この盛り上がりの一部に切り欠き部分を設けた
横置き密閉型電動圧縮機。 - 【請求項2】盛り上がりの切り欠き部分を水平面より下
方側の範囲内に設けた請求項1記載の横置き密閉型電動
圧縮機。 - 【請求項3】密閉容器内部に、圧縮機構部と、この圧縮
機構部を駆動するための電動機部と、この電動機部の回
転力を前記圧縮機構部に伝達するクランク軸とを略水平
方向に設置し、前記クランク軸にバランスウエイトを設
置するとともに、前記クランク軸と一体に回転可能な前
記電動機部を構成する回転子の外周面をバランスウエイ
トを覆う長さまで延長した横置き密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11819095A JP3591048B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 横置き密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11819095A JP3591048B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 横置き密閉型電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312545A true JPH08312545A (ja) | 1996-11-26 |
JP3591048B2 JP3591048B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=14730391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11819095A Expired - Fee Related JP3591048B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 横置き密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3591048B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006129617A1 (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | スクロール圧縮機 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP11819095A patent/JP3591048B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006129617A1 (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | スクロール圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3591048B2 (ja) | 2004-11-17 |
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