JPH05157064A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH05157064A
JPH05157064A JP31767591A JP31767591A JPH05157064A JP H05157064 A JPH05157064 A JP H05157064A JP 31767591 A JP31767591 A JP 31767591A JP 31767591 A JP31767591 A JP 31767591A JP H05157064 A JPH05157064 A JP H05157064A
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oil
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Masahiro Tsubokawa
正浩 坪川
Yasushi Aeba
靖 饗場
Yoshinobu Kojima
能宣 小嶋
Michio Yamamura
道生 山村
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Shuichi Yamamoto
修一 山本
Shotaro Ito
正太郎 伊東
Sadao Kawahara
定夫 河原
Manabu Sakai
学 阪井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉容器内での潤滑油の飛散を防止すること
により、圧縮機の能力を安定化し、信頼性を確保する。 【構成】 密閉容器1内に電動機3と圧縮機構2と油溜
4を配設し、圧縮機構2に、圧縮機構2内の潤滑を必要
とする部分を潤滑した油の排出口31を設け、油排出口
31を覆うカバー32を配設するとともに、カバー32
から密閉容器1内に油を戻す油戻し孔16を設けたスク
ロール圧縮機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクロール圧縮機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール圧縮機は特開平2−2
67379号公報に示すような構造で、以下その構成に
ついて図4を参照にして説明する。
【0003】図に示すように、密閉容器101の内部に
圧縮機構102と電動機の固定子103を固定し、さら
に底部に油を溜める油溜104が設けられている。
【0004】電動機の固定子103は前記のように、前
記密閉容器101内に一体的に取付けてあり、回転子1
05は、軸受部品106の中央部に水平かつ回転自在に
支承された回転軸117に一体的に取付けてある。
【0005】圧縮機構部102は、円板形状の固定鏡板
107の上に一体に形成した固定スクロール108を有
する固定スクロール部品109と前記固定スクロール1
08と噛み合って複数個の圧縮空間110を形成する旋
回スクロール111を円板形状の旋回鏡板112の上に
形成した旋回スクロール部品113等より構成してあ
る。
【0006】前記固定鏡板107には、複数個のボルト
(図示せず)によって前記軸受部品106が密着固定し
てあり、前記固定鏡板107のほぼ中央部には圧縮され
た高圧ガスを吐出室114内に吐出する吐出ポート11
5が穿設してある。
【0007】前記旋回鏡板112は、一体に備えた前記
旋回スクロール111が前記固定スクロール108と複
数箇所において摺接することにより、複数箇所に前記圧
縮空間110を形成すべく前記固定鏡板107と互いに
組合せてある。前記旋回鏡板112の裏面の中央部に
は、円筒形状の嵌合部116が形成してあり、この嵌合
部116内には、前記回転軸117の偏心部117Eが
回転自在に嵌合してある。また、前記旋回鏡板112の
裏面は、前記軸受部品106に一体に形成した環状部1
18の端面に摺動自在に支承されている。前記環状部1
18の外側には、自転拘束部品119が配設してある。
【0008】前記自転拘束部品119は前記固定鏡板1
07に対する前記旋回鏡板112の方向性を常に一定に
保持する作用をなすものである。前記自転拘束部品11
9の一方には径方向にオイルポンプ機構120が設けて
あり、油流路121,122,123,124,125
を通して潤滑を必要とする箇所に油を供給する。供給さ
れた油はそれぞれ油流路126,127を通って前記密
閉容器101内に排出される。
【0009】また、前記回転軸117には、前記回転軸
117が受ける偏心負荷とつりあいをとるためのバラン
スウエイト128が設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスク
ロール圧縮機では、油の排出口が回転部あるいは回転部
に近接したところに設けられており、油が密閉容器内に
飛散させられ、吸入ガスとともに圧縮室内に吸い込まれ
圧縮機の能力を低下させたり、吐出ガスとともに密閉容
器外に吐出されて、冷凍サイクルの能力低下や密閉容器
内の油不足による摺動部の焼付き等の圧縮機の信頼性低
下の原因となっている。
【0011】また、回転軸に設けられたバランスウエイ
トが回転軸とともに回転するため、排出された油の飛散
を増長させたり、特に横置型の圧縮機では、油溜の油を
撹拌することになり、密閉容器内の油の飛散を引き起こ
したり、撹拌による抵抗のため圧縮機の入力増加や撹拌
による抵抗が断続的であるため圧縮機の電流変動(電流
振れ)の原因となっている。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上に述べた従来のスク
ロール圧縮機の課題を解決するための第1の技術的手段
は、密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する
圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構を固定鏡
板と一体に固定または形成した固定スクロールを有する
固定スクロール部品と、前記固定スクロールと噛み合
い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロールを旋回
鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部品と、
前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束部品
と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回転軸
と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸受部
品とを含んで構成し、前記圧縮機構部に、圧縮機構内の
潤滑を必要とする部分を潤滑した油の排出口を設け、前
記油排出口を覆うカバーを配設するとともに、前記カバ
ーから前記密閉容器内に油を戻す油戻し孔を設けること
である。
【0013】課題を解決するための第2の技術的手段
は、前記第1の解決手段に加え、カバーから密閉容器内
に油を戻す油戻し孔を水平面より下方側に設け、横置に
することである。
【0014】課題を解決するための第3の技術的手段
は、横型スクロールにおいて、密閉容器の内部に電動機
と、この電動機で駆動する圧縮機構と底部に油溜を配設
し、前記圧縮機構を固定鏡板と一体に固定または形成し
た固定スクロールを有する固定スクロール部品と、前記
固定スクロールと噛み合い、複数個の圧縮空間を形成す
る旋回スクロールを旋回鏡板の上に固定または形成した
旋回スクロール部品と、前記旋回スクロール部品の自転
を拘束する自転拘束部品と、前記旋回スクロール部品を
偏心旋回駆動する回転軸と、前記回転軸の一端に形成し
た主軸を支承する軸受部品とを含んで構成し、前記回転
軸にバランスウエイトを形成するとともに、前記バラン
スウエイトを覆うカバーを設けることである。
【0015】課題を解決するための第4の技術的手段
は、密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する
圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構を固定鏡
板と一体に固定または形成した固定スクロールを有する
固定スクロール部品と、前記固定スクロールと噛み合
い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロールを旋回
鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部品と、
前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束部品
と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回転軸
と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸受部
品とを含んで構成し、前記回転軸を前記軸受部品に対し
て、前記旋回スクロール部品とは反対側より挿入するよ
う配設し、前記回転軸には前記軸受部品に近接するよう
にバランスウエイトを形成するとともに、前記回転軸の
前記軸受部品への挿入方向と同方向より嵌入可能でかつ
前記バランスウエイト部を覆うカバーを設け、前記カバ
ーの内面側に設けた突起部を前記軸受部品に設けたリン
グ状の溝に係合させることであ
【0016】る。
【作用】上述した本発明の第1の技術的手段の作用は、
油排出口を覆うカバーを設けることにより、油の密閉容
器内への飛散を防止でき、加えて、カバーから密閉容器
内への油戻し孔を設けることにより、回収した油を確実
に油溜に戻すことができることである。第2の技術的手
段の作用は、横型スクロール圧縮機において、カバーか
ら密閉容器内への油戻し孔を水平面より下方に設けるこ
とにより、カバー内に蓄積される油を少なくでき、回収
した油を確実にかつ迅速に油溜へ戻すことができること
である。
【0017】第3の技術的手段の作用は、横型スクロー
ル圧縮機において、バランスウエイトを覆うカバーを設
けることにより、バランスウエイトによる油溜の油の撹
拌を防止できることである。
【0018】第4の技術的手段の作用は、バランスウエ
イトを覆うカバーの内面に突起を設け、軸受部品のリン
グ状の溝に係合させることによりバランスウエイトによ
る密閉容器内のガスの流れや油の撹乱を防ぐことがで
き、かつカバーの軸受部品への嵌入状態を安定化させ、
カバーの外れ防止ができることである。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を、図1、図2および図3
に示す。図に示すように、密閉容器1の内部に圧縮機構
2と電動機の固定子3を固定し、その底部に油を溜める
油溜4が設けられている。密閉容器1には、密閉容器1
内を駆動室5Aと圧縮機構室5Bとに二分する大略円板
形状の軸受部品6が一体的に固定してあり、この軸受部
品6には、駆動室5Aと圧縮機構室5Bとを連通する連
通孔7が設けてある。さらに連通孔7から離反した位置
には、密閉容器1に、駆動室5Aと連通する吐出管8が
形成してある。電動機の固定子3は、前記のように前記
駆動室5A内において、密閉容器1に一体的に取付けて
あり、回転子10は、前記軸受部品6の中央部に垂直か
つ回転自在に支承された回転軸11に一体的に取付けて
ある。前記回転軸11の電動機側軸端部には、容積型オ
イルポンプ30が装着され、前記容積型オイルポンプ3
0の吸入口30Aが密閉容器1内の底部の油溜4内に没
入してあり、前記容積型オイルポンプ30により吸入さ
れた油が、前記回転軸11の軸心部に設けられた油流路
12を通して各部に給油される。
【0020】圧縮機構部2は、前記圧縮機構室5B内に
配置されており、円板形状の固定鏡板14の上に一体に
形成した固定スクロール13を有する固定スクロール部
品15と前記固定スクロール13と噛み合って複数個の
圧縮空間17を形成する旋回スクロール18を円板形状
の旋回鏡板19の上に形成した旋回スクロール部品20
等より構成してある。
【0021】前記固定鏡板14は複数個のボルト21に
よって前記軸受部品6に密着固定してあり、前記固定鏡
板14のほぼ中央部には圧縮された高圧ガスを前記圧縮
機構室5B内に吐出する吐出ポート22が穿設してあ
る。また、前記固定スクロール13または前記固定鏡板
14と前記旋回スクロール18との接合によって形成さ
れる前記圧縮空間17の最外側に対応する位置の部分に
おいて、前記固定鏡板14にはガスを吸入するための吸
入ポート23が穿設してあり、この吸入ポート23には
吸入管24が接続してある。
【0022】前記旋回鏡板19は、一体に備えた前記旋
回スクロール18が前記固定スクロール13と複数箇所
において摺接することにより、複数箇所に前記圧縮空間
17を形成すべく前記固定鏡板14と互いに組合せてあ
る。前記旋回鏡板19の前記旋回スクロール18とは反
対側の面には旋回駆動軸25が設けてあり、前記回転軸
11の偏心駆動軸受11Eに回転自在に嵌合してある。
【0023】また、前記旋回鏡板19の前記旋回駆動軸
側の面は、前記軸受部品6とは別部品で形成した環状の
プレート26の端面に摺動自在に支承されている。前記
環状のプレート26は、内径を前記回転軸11の主軸1
1A外径よりも小さくし、摺動面を大きく確保してい
る。前記環状のプレート26の外側には前記吸入室16
と連通自在な低圧室27が形成してあり、この低圧室2
7内には自転拘束部品28が配設してある。前記自転拘
束部品28は前記固定鏡板14に対する前記旋回鏡板1
9の方向性を常に一定に保持する作用をなすものであっ
て、前記自転拘束部品28の上面には径方向の上部凸条
28Uが形成してあり、下面には上部凸条28Uに対し
て直行する方向の下部凸条28Lが形成してある。前記
自転拘束部品28の下部凸条28Lは、前記低圧室27
の底部に形成したガイド溝6Lに摺動自在に係合してあ
り、上部凸条28Uは前記旋回鏡板19の裏面に形成し
たガイド溝29と摺動自在に係合してある。以上のごと
き構成において、電動機によって前記回転軸11を回転
すると、前記回転軸11の前記偏心軸受部11Eが偏心
回転することとなる。したがって、前記旋回鏡板19は
前記自転拘束部品28によって方向性を一定に保持され
たまま旋回される。この際、前記圧縮空間17は外周側
から次第に内周側へ移動し、前記圧縮空間17を次第に
縮小する。したがって、前記圧縮空間17内のガスは圧
縮されて、前記吐出ポート22から前記圧縮機構室5B
へ吐出される。前記圧縮機構室5B内へ吐出された高圧
ガスは、前記連通孔7を経て前記駆動室5Aに至り、前
記吐出管8から外部へ吐出される。前述のごとく電動機
によって前記旋回鏡板19を旋回してガスの圧縮を行う
に際し、ガスの吸入は、吸入管24を経て吸入ポート2
3から行われる。
【0024】一方、前記容積型オイルポンプ30より供
給される油は、前記回転軸11の軸心部に設けられた油
流路12を通って前記偏心駆動軸受11E、前記回転軸
主軸11Aを潤滑し、油排出口31より排出される。
【0025】前記回転軸11には、前記軸受部品6に近
接してバランスウエイト11Bが前記回転軸11への偏
心負荷とバランスをとるために設けられており、前記バ
ランスウエイト11Bを覆うようにカップ状のカバー3
2が、前記回転軸11が前記軸受部品6に挿入される方
向と同じ方向から挿入され、前記軸受部品6に嵌入され
ている。前記カバー32の内面側には突起32Aが設け
てあり、前記軸受部品6に設けられたリング状の溝9に
係合されている。
【0026】また、前記カバー32には、前記油排出口
31から排出され、前記カバー32内に溜った油を前記
油溜4に戻す油戻し孔16が水平面より下方側に設けて
あり、確実かつ迅速に油を前記油溜4に戻している。前
記固定子3の両側の前記油溜4は、前記固定子3に設け
られた切欠き3Aによって連通され、前記容積型オイル
ポンプ30の吸入口30Aにおける油面レベルは常に十
分な状態で維持されている。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の効果は、密
閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する圧縮機
構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構を固定鏡板と一
体に固定または形成した固定スクロールを有する固定ス
クロール部品と、前記固定スクロールと噛み合い、複数
個の圧縮空間を形成する旋回スクロールを旋回鏡板の上
に固定または形成した旋回スクロール部品と、前記旋回
スクロール部品の自転を拘束する自転拘束部品と、前記
旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回転軸と、前記
回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸受部品とを含
んで構成し、前記圧縮機構部に、圧縮機構内の潤滑を必
要とする部分を潤滑した油の排出口を設け、前記油排出
口を覆うカバーを配設するとともに、前記カバーから前
記密閉容器内に油を戻す油戻し孔を設けることにより、
排出された油が回転軸の回転等により密閉容器内に飛散
させられ、吐出ガスとともに圧縮機より吐出されること
を防ぎ、冷凍サイクル及び圧縮機の能力を安定化できる
ことである。また、排出された油を確実に回収でき、油
溜に戻すことができるので、密閉容器内の油量の安定化
が図れ、圧縮機の信頼性を確保できる。本発明の第2の
効果は、横型スクロール圧縮機において、カバーから油
溜への油戻し孔を水平面より下方に設けることにより、
カバーから油溜に戻るまでの間の油の飛散や、カバー内
に多量の油の蓄積を防ぐことができるので、排出された
油を確実にかつ迅速に油溜に戻すことが可能となり、密
閉容器内の油量、油面レベルを常に安定した状態に保つ
ことができ、圧縮機の信頼性が確保できる。
【0028】本発明の第3の効果は、横型スクロール圧
縮機を、密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動
する圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構を固
定鏡板と一体に固定または形成した固定スクロールを有
する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと噛み
合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロールを旋
回鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部品
と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束
部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回
転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸
受部品とを含んで構成し、前記回転軸にバランスウエイ
トを形成するとともに、前記バランスウエイトを覆うカ
バーを設けることにより、回転軸に設けられたバランス
ウエイトが油溜を撹拌することにより、回転軸が負荷を
受けて圧縮機の入力が増加したり、バランスウエイトの
油溜への接触が断続的なため、回転軸が受ける負荷が変
動して圧縮機の入力変動つまりは電流振れの発生を防げ
ることである。また、バランスウエイトによる油の掻き
上げで油が飛散することも防止でき、冷凍サイクルへの
油吐出の防止による冷凍サイクル、圧縮機の能力安定化
が図れ密閉容器内の油量の安定化ができ、圧縮機の信頼
性が確保できる。
【0029】本発明の第4の効果は、密閉容器の内部に
電動機と、この電動機で駆動する圧縮機構と底部に油溜
を配設し、前記圧縮機構を固定鏡板と一体に固定または
形成した固定スクロールを有する固定スクロール部品
と、前記固定スクロールと噛み合い、複数個の圧縮空間
を形成する旋回スクロールを旋回鏡板の上に固定または
形成した旋回スクロール部品と、前記旋回スクロール部
品の自転を拘束する自転拘束部品と、前記旋回スクロー
ル部品を偏心旋回駆動する回転軸と、前記回転軸の一端
に形成した主軸を支承する軸受部品とを含んで構成し、
前記回転軸を前記軸受部品に対して、前記旋回スクロー
ル部品とは反対側より挿入するよう配設し、前記回転軸
には前記軸受部品に近接するようにバランスウエイトを
形成するとともに、前記回転軸の前記軸受部品への挿入
方向と同方向より嵌入可能でかつ前記バランスウエイト
部を覆うカバーを設け、前記カバーの内面側に設けた突
起部を前記軸受部品に設けたリング状の溝に係合させる
ことにより、カバーの軸受部品への嵌入を確実なものと
し、カバーの外れによる異常音の発生や圧縮機の故障の
原因となるのを防げることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスクロール圧縮機の一実施例の
断面図
【図2】本発明にかかるカバーの嵌入部の一実施例の拡
大断面図
【図3】本発明にかかるカバーの一実施例の斜視図
【図4】従来のスクロール圧縮機の断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 4 油溜 6 軸受部品 9 リング状の溝 11 回転軸 11B バランスウエイト 15 固定スクロール部品 16 油戻し孔 19 旋回鏡板 20 旋回スクロール部品 32 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 道生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 澤井 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊東 正太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河原 定夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阪井 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構
    を固定鏡板と一体に固定または形成した固定スクロール
    を有する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと
    噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロール
    を旋回鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部
    品と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘
    束部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する
    回転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する
    軸受部品とを含んで構成し、前記圧縮機構部に、圧縮機
    構内の潤滑を必要とする部分を潤滑した油の排出口を設
    け、前記油排出口を覆うカバーを配設するとともに、前
    記カバーから前記密閉容器内に油を戻す油戻し孔を設け
    てなるスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】カバーから密閉容器内に油を戻す油戻し孔
    を水平面より下方側に設け、横置にしてなる請求項1記
    載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構
    を固定鏡板と一体に固定または形成した固定スクロール
    を有する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと
    噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロール
    を旋回鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部
    品と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘
    束部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する
    回転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する
    軸受部品とを含んで構成し、前記回転軸にバランスウエ
    イトを形成するとともに、前記バランスウエイトを覆う
    カバーを設けてなる横型スクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構と底部に油溜を配設し、前記圧縮機構
    を固定鏡板と一体に固定または形成した固定スクロール
    を有する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと
    噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロール
    を旋回鏡板の上に固定または形成した旋回スクロール部
    品と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘
    束部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する
    回転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する
    軸受部品とを含んで構成し、前記回転軸を前記軸受部品
    に対して、前記旋回スクロール部品とは反対側より挿入
    するよう配設し、前記回転軸には前記軸受部品に近接す
    るようにバランスウエイトを形成するとともに、前記回
    転軸の前記軸受部品への挿入方向と同方向より嵌入可能
    でかつ前記バランスウエイト部を覆うカバーを設け、前
    記カバーの内面側に設けた突起部を前記軸受部品に設け
    たリング状の溝に係合させてなるスクロール圧縮機。
JP31767591A 1991-12-02 1991-12-02 スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP3216176B2 (ja)

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