JPH08312312A - 内燃機関におけるカム軸の軸受け装置 - Google Patents

内燃機関におけるカム軸の軸受け装置

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JPH08312312A
JPH08312312A JP7117238A JP11723895A JPH08312312A JP H08312312 A JPH08312312 A JP H08312312A JP 7117238 A JP7117238 A JP 7117238A JP 11723895 A JP11723895 A JP 11723895A JP H08312312 A JPH08312312 A JP H08312312A
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JP
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bolts
cam shaft
cap body
bearing
bearing cap
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JP7117238A
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Eiji Mishima
英二 三嶋
Katsuhiro Ikoma
勝啓 生駒
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッドの上面に両カム軸5,7のう
ち一方のカム軸7に、クランク軸の回転を伝達し、この
一方のカム軸から他方のカム軸に回転を伝達するように
構成し、前記両カム軸を、シリンダヘッド側の軸受け部
12と、これに複数本のボルトにて締結した一つの共通
軸受けキャップ体13とで軸支する場合に、軸受け性能
の低下を招来することなく、製作及び組立手数の低減を
図る。 【構成】 前記締結用ボルトを三本にし、この三本のボ
ルトのうち二本のボルト14,15を、両カム軸の外側
に近接した部位に配設する一方、残りの一本のボルト1
6を、前記両カム軸の中間よりも前記一方のカム軸に近
接するようにずれた部位に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダヘッドの上面
に、吸気弁用のカム軸と排気弁用のカム軸とを配設して
成るいわゆるDOHC型の内燃機関において、前記吸気
弁用カム軸及び排気弁用カム軸をシリンダヘッドに対し
て軸支するための軸受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のDOHC型の内燃機関
においては、そのシリンダヘッドの上面に配設した両カ
ム軸のうち一方のカム軸に、クランク軸の回転を、タイ
ミングチエン又はベルトを介して伝達し、この一方のカ
ム軸の回転を、他方のカム軸に、これら両カム軸上に互
いに噛合するように嵌着した歯車を介して伝達するよう
に構成している。
【0003】この場合において、両カム軸は、シリンダ
ヘッドの上面に一体的に設けた軸受け部と、この軸受け
部に対して左右一対のボルトにて締結した軸受けキャッ
プ体とで軸支するように構成される。先行技術としての
特開昭59−25006号公報及び特開平3−3340
8号公報は、この軸受け装置として、一方のカム軸に対
する軸受けキャップ体と、他方のカム軸に対する軸受け
キャップ体とを、一つの共通軸受けキャップ体に一体化
し、この共通軸受けキャップ体を、シリンダヘッドにお
ける軸受け部に対して、一方のカム軸の両側に配設した
二本のボルトと他方のカム軸の両側に配設した二本のボ
ルトとの四本のボルトにて締結することを提案してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
のものは、一方のカム軸に対する軸受けキャップ体と他
方のカム軸に対する軸受けキャップ体とを一つの共通軸
受けキャップ体に一体化するために部品の点数を少なく
できる利点を有するが、その反面、この共通軸受けキャ
ップ体を、シリンダヘッド側における軸受け部に対して
取付けるに際して、一方のカム軸の両側に配設した二本
のボルトと他方のカム軸の両側に配設した二本のボルト
との四本のボルトにて締結するように構成していること
により、ボルトの本数が多く、従って、ボルト孔の穿設
加工の工数、及びボルト締結の手数が増大するから、コ
ストが可成りアップするばかりか、前記共通軸受けキャ
ップ体のうち両カム軸の間の部分を二本のボルトで締結
するので、この部分の締結が過度になり易いと言う問題
があった。
【0005】本発明は、DOHC型内燃機関において
は、両カム軸のうち一方のカム軸に、クランク軸の回転
を伝達し、この一方のカム軸から他方のカム軸に回転を
伝達するように構成している点に着目し、このことを利
用して、前記の問題を解消することを技術的課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダヘッドの上面に配設した吸
気弁用カム軸及び排気弁用カム軸のうち一方のカム軸
に、クランク軸の回転を伝達し、この一方のカム軸から
他方のカム軸に回転を伝達するように構成する一方、前
記両カム軸を、シリンダヘッド側に設けた軸受け部と、
この軸受け部に複数本のボルトにて締結した軸受けキャ
ップ体とで軸支し、更に、前記一方のカム軸に対する軸
受けキャップ体と他方のカム軸に対する軸受けキャップ
体とを一つの共通軸受けキャップ体に一体化して成る内
燃機関におけるカム軸の軸受け装置において、前記共通
軸受けキャップ体を軸受け部に対して締結するボルトを
三本にし、この三本のボルトのうち二本のボルトを、両
カム軸の外側に近接した部位に配設する一方、残りの一
本のボルトを、前記両カム軸の中間よりも前記一方のカ
ム軸に近接するようにずれた部位に配設する。」と言う
構成にした。
【0007】
【作 用】この構成において、クランク軸の回転は、
先づ一方のカム軸に伝達されたのち、この一方のカム軸
から他方のカム軸に伝達されることにより、前記両カム
軸のうち一方のカム軸に対する軸受け荷重は、他方のカ
ム軸に対する軸受け荷重よりも大きくなる。
【0008】そこで、前記両カム軸に対する共通軸受け
キャップ体を軸受け部に対してボルトにて締結する場合
において、前記したように、その締結用ボルトを三本に
し、この三本のボルトのうち二本のボルトを、両カム軸
の外側に近接した部位に配設する一方、残りの一本のボ
ルトを、前記両カム軸の中間のうち前記一方のカム軸に
近接するようにずれた部位に配設することにより、前記
共通軸受けキャップ体のうち軸受け荷重の大きい一方の
カム軸の部分を、当該一方のカム軸の両側に近接する二
本のボルトにて強固に締結できることができるから、前
記共通軸受けキャップ体をシリンダヘッド側の軸受け部
に対して、三本にボルトにより、両カム軸の両方を確実
に軸受けできる状態のもとで締結できるのである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明によると、共通軸受けキ
ャップ体に対する締結用のボルトを、両カム軸を確実に
軸受けできる状態のもとで、前記先行技術の四本より一
本だけ少ない三本にすることができるから、ボルト孔の
穿設加工の工数、及びボルト締結の手数を低減できて、
コストのアップを防止でき、しかも、前記共通軸受けキ
ャップ体のうち両カム軸の間の部分を一本のボルトで締
結するので、この部分の締結が過度になることを確実に
回避できる効果を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図4の図面
について説明する。この図において符号1は、シリンダ
ブロックを、符号2は、前記シリンダブロック1の上面
に図示しない複数本のヘッドボルトにて締結したシリン
ダヘッドを示す。
【0011】符号5は、吸気弁6に対するカム軸を、符
号7は、排気弁8に対するカム軸を各々示し、これら両
カム軸5,7は、前記シリンダヘッド2の上面における
動弁機構室2a内に互いに平行に配設され、且つ、各気
筒間の部位における中間軸受け装置4a,4bと、一端
部における軸受け装置3とで軸支されている。また、前
記両カム軸5,7は、前記軸受け装置3の内側に配設に
互いに噛合するように配設した歯車8,9にて互いに連
動回転するように構成されている一方、前記両カム軸
5,7のうち一方のカム軸7が前記軸受け装置3より外
側に突出する軸端部にタイミングプーリ10を嵌着し
て、このタイミングプーリ10にクランク軸(図示せ
ず)からのタイミングベルト11を巻掛けすることによ
り、一方のカム軸7に、クランク軸の回転を伝達し、こ
の一方のカム軸7から他方のカム軸5に回転を伝達する
ように構成されている。
【0012】そして、前記軸受け装置3は、シリンダヘ
ッド2に一体的に造形した軸受け部12と、その上面側
に配設した共通軸受けキャップ13とで構成され、この
共通軸受けキャップ体13を、前記シリンダヘッド2側
の軸受け部12に対して、三本のボルト14,15,1
6にて締結するに際して、前記三本のボルト14,1
5,16のうち二本のボルト14,15を、両カム軸
5,7の外側に近接した部位に配設する一方、残りの一
本のボルト16を、前記両カム軸5,7の中間よりも前
記一方のカム軸7に近接するようにずれた部位に配設す
るのである。
【0013】この構成において、クランク軸の回転は、
先づ、タイミングベルト11を介して一方のカム軸7に
伝達されたのち、この一方のカム軸7から互いに噛合す
る歯車8,9を介して他方のカム軸5に伝達されること
により、前記両カム軸5,7の軸受け装置3のうち、一
方のカム軸7に対する軸受け荷重は、他方のカム軸5に
対する軸受け荷重よりも大きくなる。
【0014】そこで、前記両カム軸5,7に対する共通
軸受けキャップ体13を軸受け部12に対してボルトに
て締結する場合において、前記したように、その締結用
ボルトを三本のボルト14,15,16にし、この三本
のボルト14,15,16のうち二本のボルト14,1
5を、両カム軸5,7の外側に近接した部位に配設する
一方、残りの一本のボルト16を、前記両カム軸5,7
の中間のうち前記一方のカム軸5に近接するようにずれ
た部位に配設することにより、前記共通軸受けキャップ
体13のうち軸受け荷重の大きい一方のカム軸7の部分
を、当該一方のカム軸7の両側に近接する二本のボルト
14,16にて強固に締結できることができるから、前
記共通軸受けキャップ体13をシリンダヘッド側の軸受
け部12に対して、三本のボルト14,15,16によ
り、両カム軸5,7の両方を確実に軸受けできる状態の
もとで締結できるのである。
【0015】なお、前記三本のボルト14,15,16
のうち両端における二本のボルト14,15には、共通
軸受けキャップ体13をシリンダヘッド側の軸受け部1
2に対して位置決めするためのノックブッシュ17,1
8が、共通軸受けキャップ体13と軸受け部12との両
方に嵌合するように被嵌されている。また、クランク軸
から一方のカム軸7への動力伝達に、前記実施例のタイ
ミングベルト11を使用することに代えてタイミングチ
エンを使用しても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すシリンダヘッドの平面図
である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダヘッド 3 軸受け装置 5 吸気弁用カム軸 7 排気弁用カム軸 8,9 歯車 10 タイミングプーリ 11 タイミングベルト 12 軸受け部 13 共通軸受けキャップ体 14,15,16 ボルト 17,18 ノックリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドの上面に配設した吸気弁用
    カム軸及び排気弁用カム軸のうち一方のカム軸に、クラ
    ンク軸の回転を伝達し、この一方のカム軸から他方のカ
    ム軸に回転を伝達するように構成する一方、前記両カム
    軸を、シリンダヘッド側に設けた軸受け部と、この軸受
    け部に複数本のボルトにて締結した軸受けキャップ体と
    で軸支し、更に、前記一方のカム軸に対する軸受けキャ
    ップ体と他方のカム軸に対する軸受けキャップ体とを一
    つの共通軸受けキャップ体に一体化して成る内燃機関に
    おけるカム軸の軸受け装置において、前記共通軸受けキ
    ャップ体を軸受け部に対して締結するボルトを三本に
    し、この三本のボルトのうち二本のボルトを、両カム軸
    の外側に近接した部位に配設する一方、残りの一本のボ
    ルトを、前記両カム軸の中間よりも前記一方のカム軸に
    近接するようにずれた部位に配設したことを特徴とする
    内燃機関におけるカム軸の軸受け装置。
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