JPH08312309A - 抽気逆止め弁のチャタリング防止装置 - Google Patents
抽気逆止め弁のチャタリング防止装置Info
- Publication number
- JPH08312309A JPH08312309A JP14273195A JP14273195A JPH08312309A JP H08312309 A JPH08312309 A JP H08312309A JP 14273195 A JP14273195 A JP 14273195A JP 14273195 A JP14273195 A JP 14273195A JP H08312309 A JPH08312309 A JP H08312309A
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- JP
- Japan
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- check valve
- flow rate
- bleed
- valve
- steam
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】抽気タービンの運転状態に関係なく、抽気逆止
め弁のチャタリングを防止するチャタリング防止装置を
提供する。 【構成】抽気タービンの抽気の圧力，温度及び流量を検
出する計測器９と、この計測器９からの信号を入力さ
せ、抽気が抽気逆止め弁４の最小流量となったとき、抽
気止め弁５へ閉信号を発信しかつバイパス弁７へ開信号
を発信する計算機１０とを設け、抽気逆止め弁４の最小
流量以下ではバイパス８から蒸気が供給されるので、抽
気逆止め弁４のチャタリングを防止できる。また、抽気
タービンの運転範囲を拡げることができる。
め弁のチャタリングを防止するチャタリング防止装置を
提供する。 【構成】抽気タービンの抽気の圧力，温度及び流量を検
出する計測器９と、この計測器９からの信号を入力さ
せ、抽気が抽気逆止め弁４の最小流量となったとき、抽
気止め弁５へ閉信号を発信しかつバイパス弁７へ開信号
を発信する計算機１０とを設け、抽気逆止め弁４の最小
流量以下ではバイパス８から蒸気が供給されるので、抽
気逆止め弁４のチャタリングを防止できる。また、抽気
タービンの運転範囲を拡げることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸気タービンの途中
段から抽気する蒸気タービンにおける抽気逆止め弁のチ
ャタリング防止装置に関する。
段から抽気する蒸気タービンにおける抽気逆止め弁のチ
ャタリング防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の抽気タービンは、工場の自家発
電などに使用され、動力及び作業用蒸気を必要とする
が、抽気量が動力に比較して少ない場合等に使用され
る。この抽気タービンにおいては、入口主蒸気の一部は
作業用としてタービンの途中段から抽気配管系統の抽気
逆止め弁を介して所望の作業場へ送られ、工場の種々の
生産工程のエネルギとして利用される。図２は従来の抽
気タービンの系統図である。図２において、蒸気発生源
１から主蒸気加減弁２を経て、主蒸気がタービン３へ送
られ、その中の一部は抽気逆止め弁４及び抽気止め弁５
を経て工場などのプロセス６へ送気される。残りは図示
しない内部制御弁を経てタービン低圧部へ送られ、復水
器で復水される。タービン運転停止時に、蒸気発生源１
からプロセス６へ蒸気を供給するために、抽器系統にバ
イパス弁７及びバイパス８を備えている。
電などに使用され、動力及び作業用蒸気を必要とする
が、抽気量が動力に比較して少ない場合等に使用され
る。この抽気タービンにおいては、入口主蒸気の一部は
作業用としてタービンの途中段から抽気配管系統の抽気
逆止め弁を介して所望の作業場へ送られ、工場の種々の
生産工程のエネルギとして利用される。図２は従来の抽
気タービンの系統図である。図２において、蒸気発生源
１から主蒸気加減弁２を経て、主蒸気がタービン３へ送
られ、その中の一部は抽気逆止め弁４及び抽気止め弁５
を経て工場などのプロセス６へ送気される。残りは図示
しない内部制御弁を経てタービン低圧部へ送られ、復水
器で復水される。タービン運転停止時に、蒸気発生源１
からプロセス６へ蒸気を供給するために、抽器系統にバ
イパス弁７及びバイパス８を備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】抽気蒸気の持つエネル
ギは運転状態（抽気圧力，内部流量）によって変化する
ので、一定ではない。抽気蒸気の持つエネルギと抽気逆
止め弁６の機械的特性による閉エネルギの差によって、
抽気逆止め弁６の開閉状態が決まる。抽気タービンにお
いては、抽気の最小必要流量が最大必要流量に比べ極端
に少ないため、抽気逆止め弁の許容最小流量を下回る運
転を要求される場合もある。従来は抽気逆止め弁の許容
最小流量を下回る運転範囲の場合には、抽気逆止め弁が
チャタリングを発生していた。流量が少なく流速が著し
く小さい時静圧によってバランスの破れた弁体が動圧に
よって開弁維持できない場合には弁体は自重で全閉し、
静圧の上昇によってまた弁が開くという動作の繰り返し
がチャタリングである。チャタリングを長時間にわたっ
て継続させると、弁体は摩耗リークが発生するようにな
る。
ギは運転状態（抽気圧力，内部流量）によって変化する
ので、一定ではない。抽気蒸気の持つエネルギと抽気逆
止め弁６の機械的特性による閉エネルギの差によって、
抽気逆止め弁６の開閉状態が決まる。抽気タービンにお
いては、抽気の最小必要流量が最大必要流量に比べ極端
に少ないため、抽気逆止め弁の許容最小流量を下回る運
転を要求される場合もある。従来は抽気逆止め弁の許容
最小流量を下回る運転範囲の場合には、抽気逆止め弁が
チャタリングを発生していた。流量が少なく流速が著し
く小さい時静圧によってバランスの破れた弁体が動圧に
よって開弁維持できない場合には弁体は自重で全閉し、
静圧の上昇によってまた弁が開くという動作の繰り返し
がチャタリングである。チャタリングを長時間にわたっ
て継続させると、弁体は摩耗リークが発生するようにな
る。
【０００４】この発明は、抽気タービンの運転状態に関
係なく、抽気逆止め弁のチャタリングを防止するチャタ
リング防止装置を提供することを目的とする。
係なく、抽気逆止め弁のチャタリングを防止するチャタ
リング防止装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】蒸気発生源からプロセス
へ蒸気を供給するバイパス及びバイパス弁を備え、蒸気
タービンの途中段から抽気して前記プロセスヘ蒸気を供
給する抽気タービンにおける抽気逆止め弁のチャタリン
グ防止装置において、抽気の圧力，温度及び流量を検出
する計測器と、この計測器からの信号を入力させ、前記
抽気が前記抽気逆止め弁の最小規定流量となったとき、
前記抽気逆止め弁に接続された抽気止め弁へ閉信号を発
信し、かつ前記バイパス弁へ開信号を発信する計算機と
を設けたことによって、上記目的を達成する。
へ蒸気を供給するバイパス及びバイパス弁を備え、蒸気
タービンの途中段から抽気して前記プロセスヘ蒸気を供
給する抽気タービンにおける抽気逆止め弁のチャタリン
グ防止装置において、抽気の圧力，温度及び流量を検出
する計測器と、この計測器からの信号を入力させ、前記
抽気が前記抽気逆止め弁の最小規定流量となったとき、
前記抽気逆止め弁に接続された抽気止め弁へ閉信号を発
信し、かつ前記バイパス弁へ開信号を発信する計算機と
を設けたことによって、上記目的を達成する。
【０００６】
【作用】この発明においては、抽気の圧力，温度及び流
量などを検出する計測器と、計測器からの信号を入力さ
せ、抽気の最小規定流量になったとき抽気止め弁へ閉信
号を発信し、かつバイパス弁へ開信号を発信する計算機
とを設けたので、最小規定流量になったとき抽気止め弁
を閉鎖し、抽気逆止め弁を通る抽気は遮断されるので、
抽気逆止め弁のチャタリングは発生しない。しかも蒸気
はバイパス弁を介してバイパスから供給することができ
る。
量などを検出する計測器と、計測器からの信号を入力さ
せ、抽気の最小規定流量になったとき抽気止め弁へ閉信
号を発信し、かつバイパス弁へ開信号を発信する計算機
とを設けたので、最小規定流量になったとき抽気止め弁
を閉鎖し、抽気逆止め弁を通る抽気は遮断されるので、
抽気逆止め弁のチャタリングは発生しない。しかも蒸気
はバイパス弁を介してバイパスから供給することができ
る。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の実施例による抽気逆止め弁
のチャタリング防止装置を備えた抽気タービンの系統図
である。図１において図２と同じ部位は同じ符号を付し
てその説明を省略する。この発明においては、抽気の圧
力，温度及び流量を検出する計測器９と、計測器９から
の信号を入力させ、抽気蒸気が抽気逆止め弁４の最小規
定流量となったとき、抽気逆止め弁４と接続された抽気
止め弁５へ閉信号を発信し、かつバイパス弁７へ開信号
を発信する計算機１０とを設けた。抽気が抽気逆止め弁
４の最小規定流量より多い運転範囲では、バイパス弁７
を閉じ、抽気止め弁５を開いて抽気蒸気を供給するが、
抽気蒸気が抽気逆止め弁の最小規定流量より少ない運転
範囲では、計算機１０からの信号によって、抽気止め弁
５を閉じ、バイパス弁７を開いてバイパス８から蒸気を
プロセス６へ供給する。このようにして抽気逆止め弁４
のチャタリングを防止する。またタービンの運転範囲を
拡げることがてきる。
のチャタリング防止装置を備えた抽気タービンの系統図
である。図１において図２と同じ部位は同じ符号を付し
てその説明を省略する。この発明においては、抽気の圧
力，温度及び流量を検出する計測器９と、計測器９から
の信号を入力させ、抽気蒸気が抽気逆止め弁４の最小規
定流量となったとき、抽気逆止め弁４と接続された抽気
止め弁５へ閉信号を発信し、かつバイパス弁７へ開信号
を発信する計算機１０とを設けた。抽気が抽気逆止め弁
４の最小規定流量より多い運転範囲では、バイパス弁７
を閉じ、抽気止め弁５を開いて抽気蒸気を供給するが、
抽気蒸気が抽気逆止め弁の最小規定流量より少ない運転
範囲では、計算機１０からの信号によって、抽気止め弁
５を閉じ、バイパス弁７を開いてバイパス８から蒸気を
プロセス６へ供給する。このようにして抽気逆止め弁４
のチャタリングを防止する。またタービンの運転範囲を
拡げることがてきる。
【０００８】
【発明の効果】この発明によれば、抽気の圧力，温度及
び流量を検出する計測器と、計算機とを設け、抽気が抽
気逆止め弁の最小規定流量になったとき抽気止め弁を閉
じ、バイパス弁を開いてバイパスから蒸気をプロセスへ
供給するので、抽気逆止め弁の最小流量以下では抽気逆
止め弁から抽気が流れなくなり、抽気逆止め弁のチャタ
リングを防止できる。また、抽気タービンの運転範囲を
拡げることができる。
び流量を検出する計測器と、計算機とを設け、抽気が抽
気逆止め弁の最小規定流量になったとき抽気止め弁を閉
じ、バイパス弁を開いてバイパスから蒸気をプロセスへ
供給するので、抽気逆止め弁の最小流量以下では抽気逆
止め弁から抽気が流れなくなり、抽気逆止め弁のチャタ
リングを防止できる。また、抽気タービンの運転範囲を
拡げることができる。
【図１】この発明の実施例による抽気逆止め弁のチャタ
リング防止装置を備えた抽気タービンの系統図である。
リング防止装置を備えた抽気タービンの系統図である。
【図２】従来の抽気タービンの系統図である。
１ 蒸気発生源 ２ 主蒸気加減弁 ３ タービン ４ 抽気逆止め弁 ５ 抽気止め弁 ６ プロセス ７ バイパス弁 ８ バイパス ９ 計測器 １０ 計算機
Claims (1)
- 【請求項１】蒸気発生源からプロセスへ蒸気を供給する
バイパス及びバイパス弁を備え、蒸気タービンの途中段
から抽気して前記プロセスヘ蒸気を供給する抽気タービ
ンにおける抽気逆止め弁のチャタリング防止装置におい
て、抽気の圧力，温度及び流量を検出する計測器と、こ
の計測器からの信号を入力させ、前記抽気が前記抽気逆
止め弁の最小規定流量となったとき、前記抽気逆止め弁
に接続された抽気止め弁へ閉信号を発信し、かつ前記バ
イパス弁へ開信号を発信する計算機とを設けたことを特
徴とする抽気逆止め弁のチャタリング防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14273195A JPH08312309A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 抽気逆止め弁のチャタリング防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14273195A JPH08312309A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 抽気逆止め弁のチャタリング防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312309A true JPH08312309A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15322275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14273195A Pending JPH08312309A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 抽気逆止め弁のチャタリング防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312309A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7392656B2 (en) | 2006-05-18 | 2008-07-01 | Hitachi, Ltd. | Steam turbine plant |
| WO2010016286A1 (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-11 | 三浦工業株式会社 | 蒸気システム |
| JP2013124560A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Jfe Steel Corp | タービンバイパス装置およびタービンバイパス制御方法 |
| CN104500152A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-04-08 | 无锡高卓流体设备有限公司 | 一种汽轮机抽汽逆止阀水循环系统 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP14273195A patent/JPH08312309A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7392656B2 (en) | 2006-05-18 | 2008-07-01 | Hitachi, Ltd. | Steam turbine plant |
| WO2010016286A1 (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-11 | 三浦工業株式会社 | 蒸気システム |
| JP2013124560A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Jfe Steel Corp | タービンバイパス装置およびタービンバイパス制御方法 |
| CN104500152A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-04-08 | 无锡高卓流体设备有限公司 | 一种汽轮机抽汽逆止阀水循环系统 |
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