JPH08312134A - アンカーボルトの植込み治具及び型枠定規 - Google Patents
アンカーボルトの植込み治具及び型枠定規Info
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- JPH08312134A JPH08312134A JP12343595A JP12343595A JPH08312134A JP H08312134 A JPH08312134 A JP H08312134A JP 12343595 A JP12343595 A JP 12343595A JP 12343595 A JP12343595 A JP 12343595A JP H08312134 A JPH08312134 A JP H08312134A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンカーボルトを所望の位置に正確に且つ容
易に植込めるアンカーボルトの植込み治具及び型枠定規
を提供する。 【構成】 アンカーボルトの植込み治具Aは、底面1a
に一対のボルト挿通孔1bを形成した上向き溝形部1
と、該上向き溝形部1の両側片1cの上端に掛け渡され
たブリッジ片2と、2個ずつ溶接ナット3aを設けた一
対の張出片3と、各溶接ナット3aに各々螺合した高さ
調整ボルト4と、一対の張出片3を型枠Bの上縁部に位
置決めするボルト5と、上向き溝形部1の底面1aが水
平姿勢をとることを検する水平検定具6とからなる。型
枠定規Cは、複数のピン穴14aを穿孔した一対の水平
片14を、互いに所定間隔を開けて平行となるように連
結部材15で連結している。 【効果】
易に植込めるアンカーボルトの植込み治具及び型枠定規
を提供する。 【構成】 アンカーボルトの植込み治具Aは、底面1a
に一対のボルト挿通孔1bを形成した上向き溝形部1
と、該上向き溝形部1の両側片1cの上端に掛け渡され
たブリッジ片2と、2個ずつ溶接ナット3aを設けた一
対の張出片3と、各溶接ナット3aに各々螺合した高さ
調整ボルト4と、一対の張出片3を型枠Bの上縁部に位
置決めするボルト5と、上向き溝形部1の底面1aが水
平姿勢をとることを検する水平検定具6とからなる。型
枠定規Cは、複数のピン穴14aを穿孔した一対の水平
片14を、互いに所定間隔を開けて平行となるように連
結部材15で連結している。 【効果】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンカーボルトを間
仕切基礎の所望の位置に植込むアンカーボルトの植込み
治具及び型枠定規に関する。
仕切基礎の所望の位置に植込むアンカーボルトの植込み
治具及び型枠定規に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外周基礎及び間仕切基礎を形成す
る場合、間仕切基礎の天端を外周基礎の天端よりも100
mm程度低く設定するのであるが、施工費用及び建築現場
へ搬入する資材点数を抑えるために、間仕切基礎を形成
するのに用いる型枠と、外周基礎を形成するのに用いる
型枠とを共用するようにしている。このため、間仕切基
礎の天端が型枠の上縁部から相対的に100mm程度下がる
ことになる。
る場合、間仕切基礎の天端を外周基礎の天端よりも100
mm程度低く設定するのであるが、施工費用及び建築現場
へ搬入する資材点数を抑えるために、間仕切基礎を形成
するのに用いる型枠と、外周基礎を形成するのに用いる
型枠とを共用するようにしている。このため、間仕切基
礎の天端が型枠の上縁部から相対的に100mm程度下がる
ことになる。
【0003】そこで、図6に示すように、底面20aに
長手方向に間隔を開けて一対のボルト挿通孔20bを形
成し且つ一対のボルト挿通孔20bの通り心及び一対の
ボルト挿通孔20bの間の中点を示す十字線21を付し
た上向き溝形部20と、該上向き溝形部20の両側片2
0cの上端から外方へ張り出し長手方向に間隔を開けて
2本ずつピン22を垂下した一対の張出片23とからな
るアンカーボルトの植込み治具Eを準備した。そして、
前記一対のボルト挿通孔20bに下方から1本ずつアン
カーボルトDを挿通すると共に、各アンカーボルトDに
螺合した2つのロックナット15a,15bで前記上向
き溝形部20の底面20aを上下方向から挟持すること
により、前記2本のアンカーボルトDを、それぞれ前記
上向き溝形部20に直立姿勢で締結する。
長手方向に間隔を開けて一対のボルト挿通孔20bを形
成し且つ一対のボルト挿通孔20bの通り心及び一対の
ボルト挿通孔20bの間の中点を示す十字線21を付し
た上向き溝形部20と、該上向き溝形部20の両側片2
0cの上端から外方へ張り出し長手方向に間隔を開けて
2本ずつピン22を垂下した一対の張出片23とからな
るアンカーボルトの植込み治具Eを準備した。そして、
前記一対のボルト挿通孔20bに下方から1本ずつアン
カーボルトDを挿通すると共に、各アンカーボルトDに
螺合した2つのロックナット15a,15bで前記上向
き溝形部20の底面20aを上下方向から挟持すること
により、前記2本のアンカーボルトDを、それぞれ前記
上向き溝形部20に直立姿勢で締結する。
【0004】続いて、図7に示すように、前記2本のア
ンカーボルトDと共に前記上向き溝形部20を前記一対
の型枠Bの間に進入させ、同時に前記張出片23のピン
22を前記型枠Bの上縁部のフランジ13aに穿孔した
ピン穴13bに嵌入する。これにより、前記一対の型枠
Bに対して前記2本のアンカーボルトDを位置決めでき
る。更に、前記一対の型枠Bの上方に張られ、前記一対
のアンカーボルトDの通り心及び一対のアンカーボルト
Dの間の中点を示す水糸16,17の交点の真下に、前
記上向き溝形部20の十字線21が一致するように、前
記一対の枠体Bの全体と共に前記アンカーボルトの植込
み治具Eを移動させる。
ンカーボルトDと共に前記上向き溝形部20を前記一対
の型枠Bの間に進入させ、同時に前記張出片23のピン
22を前記型枠Bの上縁部のフランジ13aに穿孔した
ピン穴13bに嵌入する。これにより、前記一対の型枠
Bに対して前記2本のアンカーボルトDを位置決めでき
る。更に、前記一対の型枠Bの上方に張られ、前記一対
のアンカーボルトDの通り心及び一対のアンカーボルト
Dの間の中点を示す水糸16,17の交点の真下に、前
記上向き溝形部20の十字線21が一致するように、前
記一対の枠体Bの全体と共に前記アンカーボルトの植込
み治具Eを移動させる。
【0005】以上のようにして前記一対の枠体B及びア
ンカーボルトDが所望の位置に設置された後、前記一対
の型枠Bの間にコンクリート24を打設する。そして、
コンクリート24が硬化すると、前記2本のアンカーボ
ルトDはコンクリート24によって固定されることにな
る。最後に、前記一対の型枠Bを取り外し、前記各アン
カーボルトDからロックナット15aを取り外して、前
記各アンカーボルトDからアンカーボルトの植込み治具
Eを抜き取り、更に2本のアンカーボルトDから残りの
ロックナット15bを取り外す。
ンカーボルトDが所望の位置に設置された後、前記一対
の型枠Bの間にコンクリート24を打設する。そして、
コンクリート24が硬化すると、前記2本のアンカーボ
ルトDはコンクリート24によって固定されることにな
る。最後に、前記一対の型枠Bを取り外し、前記各アン
カーボルトDからロックナット15aを取り外して、前
記各アンカーボルトDからアンカーボルトの植込み治具
Eを抜き取り、更に2本のアンカーボルトDから残りの
ロックナット15bを取り外す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記例示のアンカーボ
ルトの植込み治具では、施工誤差等により前記一対の型
枠Bの間の間隔が所定寸法よりも広かったり或いは狭か
ったりすると、前記張出片23のピン22を型枠Bのピ
ン穴13bに嵌入できなくなるので、一対の型枠Bを目
測だけで正確に設置しなければならず、施工に熟練を要
する。また、前記水糸16,17の交点と前記上向き溝
形部20の十字線21とのレベル差が100mm以上もある
ため、両者を正確に一致させることができず、前記2本
のアンカーボルトDを所望の位置に植え込むのが困難で
ある。更に、前記一対の型枠Bを水平姿勢に設置して
も、これら一対の型枠Bのフランジ13aの表面に僅か
な凹凸があれば、前記前記上向き溝形部20の底面20
aが傾斜し、前記2本のアンカーボルトDを鉛直方向に
沿って直立させられないという問題がある。
ルトの植込み治具では、施工誤差等により前記一対の型
枠Bの間の間隔が所定寸法よりも広かったり或いは狭か
ったりすると、前記張出片23のピン22を型枠Bのピ
ン穴13bに嵌入できなくなるので、一対の型枠Bを目
測だけで正確に設置しなければならず、施工に熟練を要
する。また、前記水糸16,17の交点と前記上向き溝
形部20の十字線21とのレベル差が100mm以上もある
ため、両者を正確に一致させることができず、前記2本
のアンカーボルトDを所望の位置に植え込むのが困難で
ある。更に、前記一対の型枠Bを水平姿勢に設置して
も、これら一対の型枠Bのフランジ13aの表面に僅か
な凹凸があれば、前記前記上向き溝形部20の底面20
aが傾斜し、前記2本のアンカーボルトDを鉛直方向に
沿って直立させられないという問題がある。
【0007】この発明の目的は、アンカーボルトを所望
の位置に正確に且つ容易に植込むことができるアンカー
ボルトの植込み治具及び型枠定規を提供することであ
る。
の位置に正確に且つ容易に植込むことができるアンカー
ボルトの植込み治具及び型枠定規を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のアンカー
ボルトの植込み治具は、底面に長手方向に間隔を開けて
一対のボルト挿通孔を形成した上向き溝形部と、該上向
き溝形部の両側片の上端に掛け渡され上面に一対のボル
ト挿通孔の中心を結ぶ縦墨線及び該縦墨線に直交し一対
のボルト挿通孔の間隔を2等分する横墨線を付したブリ
ッジ片と、上向き溝形部の両側片の上縁から外方へ張り
出し長手方向に間隔を開けて2箇所ずつねじ穴を形成し
た一対の張出片と、これら一対の張出片の4箇所のねじ
穴に各々螺合した4本の高さ調整ボルトと、一対の張出
片を型枠の上縁部に位置決めする位置決め具と、上向き
溝形部の底面が水平姿勢をとることを検する水平検定具
とを備えたものである。
ボルトの植込み治具は、底面に長手方向に間隔を開けて
一対のボルト挿通孔を形成した上向き溝形部と、該上向
き溝形部の両側片の上端に掛け渡され上面に一対のボル
ト挿通孔の中心を結ぶ縦墨線及び該縦墨線に直交し一対
のボルト挿通孔の間隔を2等分する横墨線を付したブリ
ッジ片と、上向き溝形部の両側片の上縁から外方へ張り
出し長手方向に間隔を開けて2箇所ずつねじ穴を形成し
た一対の張出片と、これら一対の張出片の4箇所のねじ
穴に各々螺合した4本の高さ調整ボルトと、一対の張出
片を型枠の上縁部に位置決めする位置決め具と、上向き
溝形部の底面が水平姿勢をとることを検する水平検定具
とを備えたものである。
【0009】請求項2記載のアンカーボルトの植込み治
具は、上記の水平検定具が、上向き溝形部の底面とブリ
ッジ片の間に嵌入される側面視方形の透明枠の底片に一
対のボルト挿通孔に対応する一対の切込部を形成し、透
明枠の上面に縦墨線及び横墨線に対応する十字線を付す
ると共に、透明枠の内面に水準器を固定してなるもので
ある。
具は、上記の水平検定具が、上向き溝形部の底面とブリ
ッジ片の間に嵌入される側面視方形の透明枠の底片に一
対のボルト挿通孔に対応する一対の切込部を形成し、透
明枠の上面に縦墨線及び横墨線に対応する十字線を付す
ると共に、透明枠の内面に水準器を固定してなるもので
ある。
【0010】請求項3記載の型枠定規は、上記の張出片
と型枠の上縁部の間に介在して型枠の上縁部を下面に沿
わせて位置決めする一対の水平片を、互いに所定間隔を
開けて平行となるように連結部材で連結したものであ
る。
と型枠の上縁部の間に介在して型枠の上縁部を下面に沿
わせて位置決めする一対の水平片を、互いに所定間隔を
開けて平行となるように連結部材で連結したものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1記載のアンカーボルトの植込み治具に
よると、上向き溝形部の両側片の上端に、上面に一対の
ボルト挿通孔の中心を結ぶ縦墨線及び該縦墨線に直交し
一対のボルト挿通孔の間隔を2等分する横墨線を付した
ブリッジ片を掛け渡しているので、型枠の上縁部よりも
天端が低く位置する間仕切基礎等にアンカーボルトを植
込む場合に、型枠の上縁部と略同レベルの高さに張られ
た水糸に対して縦墨線及び横墨線を接近させることがで
きる。
よると、上向き溝形部の両側片の上端に、上面に一対の
ボルト挿通孔の中心を結ぶ縦墨線及び該縦墨線に直交し
一対のボルト挿通孔の間隔を2等分する横墨線を付した
ブリッジ片を掛け渡しているので、型枠の上縁部よりも
天端が低く位置する間仕切基礎等にアンカーボルトを植
込む場合に、型枠の上縁部と略同レベルの高さに張られ
た水糸に対して縦墨線及び横墨線を接近させることがで
きる。
【0012】また、上向き溝形部の両側片の上縁から外
方へ張り出した張出片に、長手方向に間隔を開けて2箇
所ずつねじ穴を形成し、これら4箇所のねじ穴に各々4
本の高さ調整ボルトを螺合しているで、型枠の上縁部が
傾斜している場合、或いは型枠の上縁部に凹凸がある場
合でも、4本の高さ調整ボルトを適宜に締付ける方向又
は緩める方向に回動することにより、上向き溝形部を水
平姿勢にすることができる。更に、上向き溝形部が水平
姿勢となっているか否かを水平検定具により確認するこ
とができる。
方へ張り出した張出片に、長手方向に間隔を開けて2箇
所ずつねじ穴を形成し、これら4箇所のねじ穴に各々4
本の高さ調整ボルトを螺合しているで、型枠の上縁部が
傾斜している場合、或いは型枠の上縁部に凹凸がある場
合でも、4本の高さ調整ボルトを適宜に締付ける方向又
は緩める方向に回動することにより、上向き溝形部を水
平姿勢にすることができる。更に、上向き溝形部が水平
姿勢となっているか否かを水平検定具により確認するこ
とができる。
【0013】請求項2記載のアンカーボルトの植込み治
具によると、水平検定具が、上向き溝形部の底面とブリ
ッジ片の間に挿入される側面視方形の透明枠の底片に一
対のボルト挿通孔に対応する一対の切込部を形成してい
るので、一対のボルト挿通孔にロックナット等でアンカ
ーボルトを締結した際に、一対の切込部にアンカーボル
トを挿通させ、この状態で透明枠の上面に付した十字線
が張出片に付した縦墨線及び横墨線に対して一致させる
ことにより、上向き溝形部に対して透明枠を位置決めす
ることができる。
具によると、水平検定具が、上向き溝形部の底面とブリ
ッジ片の間に挿入される側面視方形の透明枠の底片に一
対のボルト挿通孔に対応する一対の切込部を形成してい
るので、一対のボルト挿通孔にロックナット等でアンカ
ーボルトを締結した際に、一対の切込部にアンカーボル
トを挿通させ、この状態で透明枠の上面に付した十字線
が張出片に付した縦墨線及び横墨線に対して一致させる
ことにより、上向き溝形部に対して透明枠を位置決めす
ることができる。
【0014】また、水準器を透明枠の内面に固定してい
るので、透明枠を上向き溝形部の底面とブリッジ片の間
に挿入する際に、水準器が、上向き溝形部の側片やブリ
ッジ片に引っ掛かることがない。また、上向き溝形部が
水平姿勢をとっているか否かを確認する際に、水準器を
透明枠の上方から透過して見ることができる。
るので、透明枠を上向き溝形部の底面とブリッジ片の間
に挿入する際に、水準器が、上向き溝形部の側片やブリ
ッジ片に引っ掛かることがない。また、上向き溝形部が
水平姿勢をとっているか否かを確認する際に、水準器を
透明枠の上方から透過して見ることができる。
【0015】請求項3記載の型枠定規によると、張出片
と型枠の上縁部の間に介在して型枠の上縁部を下面に沿
わせて位置決めする一対の水平片を、互いに所定間隔を
開けて平行となるように連結部材で連結しているので、
熟練した作業員でなくても、一対の型枠を互いに所定間
隔を開けて平行に対面させることができる。
と型枠の上縁部の間に介在して型枠の上縁部を下面に沿
わせて位置決めする一対の水平片を、互いに所定間隔を
開けて平行となるように連結部材で連結しているので、
熟練した作業員でなくても、一対の型枠を互いに所定間
隔を開けて平行に対面させることができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込
み治具及び型枠定規について図1乃至図5に基づいて説
明する。従来と同様の構成については同符号を付して詳
細な説明を省略する。
み治具及び型枠定規について図1乃至図5に基づいて説
明する。従来と同様の構成については同符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0017】図1及び図2に示すように、該実施例のア
ンカーボルトの植込み治具Aは、底面1aに長手方向に
間隔を開けて一対のボルト挿通孔1bを形成した上向き
溝形部1と、該上向き溝形部1の両側片1cの上端に掛
け渡されたブリッジ片2と、前記上向き溝形部1の両側
片1cの上端から外方へ張り出し長手方向に間隔を開け
て2個ずつ溶接ナット3aを設けた一対の張出片3と、
これら一対の張出片3の4個の溶接ナット3aに各々螺
合した4本の高さ調整ボルト4と、前記一対の張出片3
を型枠Bの上縁部に位置決めするボルト5と、前記上向
き溝形部1の底面1aが水平姿勢をとることを検する水
平検定具6とを備えたものである。
ンカーボルトの植込み治具Aは、底面1aに長手方向に
間隔を開けて一対のボルト挿通孔1bを形成した上向き
溝形部1と、該上向き溝形部1の両側片1cの上端に掛
け渡されたブリッジ片2と、前記上向き溝形部1の両側
片1cの上端から外方へ張り出し長手方向に間隔を開け
て2個ずつ溶接ナット3aを設けた一対の張出片3と、
これら一対の張出片3の4個の溶接ナット3aに各々螺
合した4本の高さ調整ボルト4と、前記一対の張出片3
を型枠Bの上縁部に位置決めするボルト5と、前記上向
き溝形部1の底面1aが水平姿勢をとることを検する水
平検定具6とを備えたものである。
【0018】前記ブリッジ片2は、図3によく表れてい
るように、平面視形状が略十字形の薄肉鋼板を前記一対
の張出片3に溶接したものであり、その上面に前記一対
のボルト挿通孔1bの中心を結ぶ縦墨線2a及び該縦墨
線2aに直交し一対のボルト挿通孔1bの間隔を2等分
する横墨線2bを付し、前記縦墨線2aと横墨線2bの
交点を貫通してピンホール8aを設けると共に、前記横
墨線2bの途中に対応する部分を切除してスリット状の
開口8bを設けている。前記ブリッジ片2の両側部に
は、前記縦墨線2aに奥端を一致させたV形の切込部9
aが形成されている。また、前記ブリッジ片2の両端部
は前記一対の張出片3の先端部まで達しており、これら
ブリッジ片2の両端部及び張出片3の先端部には、前記
縦墨線2bに奥端を一致させたV形の切込部9bが形成
されている。
るように、平面視形状が略十字形の薄肉鋼板を前記一対
の張出片3に溶接したものであり、その上面に前記一対
のボルト挿通孔1bの中心を結ぶ縦墨線2a及び該縦墨
線2aに直交し一対のボルト挿通孔1bの間隔を2等分
する横墨線2bを付し、前記縦墨線2aと横墨線2bの
交点を貫通してピンホール8aを設けると共に、前記横
墨線2bの途中に対応する部分を切除してスリット状の
開口8bを設けている。前記ブリッジ片2の両側部に
は、前記縦墨線2aに奥端を一致させたV形の切込部9
aが形成されている。また、前記ブリッジ片2の両端部
は前記一対の張出片3の先端部まで達しており、これら
ブリッジ片2の両端部及び張出片3の先端部には、前記
縦墨線2bに奥端を一致させたV形の切込部9bが形成
されている。
【0019】前記張出片3は、長手方向に等間隔毎に複
数のピン穴7を穿孔している。前記溶接ナット3aは、
前記張出片3に穿孔されたボルト挿通孔(図示せず)に
対応して設けられている。前記高さ調整ボルト4は、そ
の下端4aが前記張出片3に穿孔されたボルト挿通孔を
経て前記張出片3の下方へ突出した状態で、前記溶接ナ
ット3aに上下方向に変位自在に螺合している。
数のピン穴7を穿孔している。前記溶接ナット3aは、
前記張出片3に穿孔されたボルト挿通孔(図示せず)に
対応して設けられている。前記高さ調整ボルト4は、そ
の下端4aが前記張出片3に穿孔されたボルト挿通孔を
経て前記張出片3の下方へ突出した状態で、前記溶接ナ
ット3aに上下方向に変位自在に螺合している。
【0020】前記水平検定具6は、図2及び図4によく
表れているように、側面視方形の透明枠10の底片10
aに前記一対のボルト挿通孔1bに対応する一対の切込
部6aを形成し、前記透明枠10の上片10bに前記縦
墨線2a及び横墨線2bに対応する十字線11を付する
と共に、前記透明枠10の内面に水準器12a,12b
及び補強リブ6bをそれぞれ固定したものである。前記
透明枠10は、水準器12a,12bを作業員が上方か
ら容易に確認できるように、透明のアクリル樹脂から構
成されている。
表れているように、側面視方形の透明枠10の底片10
aに前記一対のボルト挿通孔1bに対応する一対の切込
部6aを形成し、前記透明枠10の上片10bに前記縦
墨線2a及び横墨線2bに対応する十字線11を付する
と共に、前記透明枠10の内面に水準器12a,12b
及び補強リブ6bをそれぞれ固定したものである。前記
透明枠10は、水準器12a,12bを作業員が上方か
ら容易に確認できるように、透明のアクリル樹脂から構
成されている。
【0021】前記水準器12aは、前記上向き溝形部1
の底面1aが前記縦墨線2aの方向に水平姿勢をとるこ
とを検するものであり、前記水準器12bは、前記底面
1aが前記横墨線2bの方向に水平姿勢をとることを検
するものである。これらの水準器12a,12bについ
ては、周知のものであるため構造を表す詳細な図示を省
略したが、例えば、透明なアクリル樹脂からなる長方形
のパッケージの内部に中央部が上方へ湾曲した空洞部を
形成し、この空洞部に有色の液体と気泡を密封したもの
が挙げられる。
の底面1aが前記縦墨線2aの方向に水平姿勢をとるこ
とを検するものであり、前記水準器12bは、前記底面
1aが前記横墨線2bの方向に水平姿勢をとることを検
するものである。これらの水準器12a,12bについ
ては、周知のものであるため構造を表す詳細な図示を省
略したが、例えば、透明なアクリル樹脂からなる長方形
のパッケージの内部に中央部が上方へ湾曲した空洞部を
形成し、この空洞部に有色の液体と気泡を密封したもの
が挙げられる。
【0022】前記型枠Bは、図1及び図3によく表れて
いるように、長方形の鋼板13の上縁に水平方向に延び
るフランジ13aを形成し、該フランジ13aに長手方
向に所定間隔毎にピン穴13bを穿孔したものである。
図3に示す型枠定規Cは、長手方向に所定間隔毎に複数
のピン穴14aを穿孔した一対の水平片14を、互いに
所定間隔を開けて平行となるように連結部材15で連結
したものである。
いるように、長方形の鋼板13の上縁に水平方向に延び
るフランジ13aを形成し、該フランジ13aに長手方
向に所定間隔毎にピン穴13bを穿孔したものである。
図3に示す型枠定規Cは、長手方向に所定間隔毎に複数
のピン穴14aを穿孔した一対の水平片14を、互いに
所定間隔を開けて平行となるように連結部材15で連結
したものである。
【0023】以下、この発明の一実施例のアンカーボル
トの植込み治具A及び型枠定規Cを使用した施工手順に
ついて説明する。先ず、図3に示すように、一対の型枠
Bのフランジ13aの上面に前記型枠定規Cの一対の水
平片14を沿わせ、図2に示すように、前記一対の型枠
Bのピン穴13bと前記型枠定規Cのピン穴14aとを
一致させ、これらのピン穴13b,14aにボルト5の
ねじ部を落とし込むようにする。これによって、前記一
対の型枠Bは互いに所定間隔を開けて平行に対面した状
態で位置決めされることになる。
トの植込み治具A及び型枠定規Cを使用した施工手順に
ついて説明する。先ず、図3に示すように、一対の型枠
Bのフランジ13aの上面に前記型枠定規Cの一対の水
平片14を沿わせ、図2に示すように、前記一対の型枠
Bのピン穴13bと前記型枠定規Cのピン穴14aとを
一致させ、これらのピン穴13b,14aにボルト5の
ねじ部を落とし込むようにする。これによって、前記一
対の型枠Bは互いに所定間隔を開けて平行に対面した状
態で位置決めされることになる。
【0024】次に、図3に示すように、前記上向き溝形
部1の一対のボルト挿通孔1bに1本ずつアンカーボル
トDを下方から挿通すると共に、これら2本のアンカー
ボルトDを2組のロックナット15a,15bによって
前記上向き溝形部1の底面1aに各々締結する。そし
て、図1に示すように、2本のアンカーボルトDと共に
前記上向き溝形部1を前記一対の型枠Bの間に進入させ
て、前記張出片3のピン穴7と、前記型枠B及び型枠定
規Cのそれぞれのピン穴13b,14aとを一致させ、
これらのピン穴7,13b,14aにボルト5のねじ部
を落とし込むようにする。これによって、前記一対の型
枠Bに対してアンカーボルトの植込み治具Aを位置決め
し、同時に、前記一対の型枠Bに対して前記一対のアン
カーボルトDを位置決めすることができる。
部1の一対のボルト挿通孔1bに1本ずつアンカーボル
トDを下方から挿通すると共に、これら2本のアンカー
ボルトDを2組のロックナット15a,15bによって
前記上向き溝形部1の底面1aに各々締結する。そし
て、図1に示すように、2本のアンカーボルトDと共に
前記上向き溝形部1を前記一対の型枠Bの間に進入させ
て、前記張出片3のピン穴7と、前記型枠B及び型枠定
規Cのそれぞれのピン穴13b,14aとを一致させ、
これらのピン穴7,13b,14aにボルト5のねじ部
を落とし込むようにする。これによって、前記一対の型
枠Bに対してアンカーボルトの植込み治具Aを位置決め
し、同時に、前記一対の型枠Bに対して前記一対のアン
カーボルトDを位置決めすることができる。
【0025】続いて、前記水平検定具6を、前記上向き
溝形部1の底面1aとブリッジ片2の間に進入させる。
この場合、図1及び図4に示すように、前記一対の切込
部6aに前記2本のアンカーボルトDを各々挿通させ、
前記ロックナット15aの上面に前記透明枠10の底片
10aを載置するようにする。一方、前記十字線11の
交点が前記縦墨線2a及び横墨線2bの真下に位置する
ことを前記ブリッジ片2のピンホール8a及び開口8b
から作業員が目視で確認し、更に前記十字線11がV形
の切込部9a,9bの奥端に一致することを確認する。
溝形部1の底面1aとブリッジ片2の間に進入させる。
この場合、図1及び図4に示すように、前記一対の切込
部6aに前記2本のアンカーボルトDを各々挿通させ、
前記ロックナット15aの上面に前記透明枠10の底片
10aを載置するようにする。一方、前記十字線11の
交点が前記縦墨線2a及び横墨線2bの真下に位置する
ことを前記ブリッジ片2のピンホール8a及び開口8b
から作業員が目視で確認し、更に前記十字線11がV形
の切込部9a,9bの奥端に一致することを確認する。
【0026】そして、前記水平検定具6の水準器12
a,12bを確認しながら、前記4本の高さ調整ボルト
4をそれぞれ適宜に締付ける方向又は緩める方向に回動
して、各高さ調整ねじ4の下端4aの前記張出片3の下
方への突出寸法を増減することにより、前記上向き溝形
部1の底面1aを水平姿勢にする。この状態で、前記一
対の型枠Bの上方に張られた水糸16,17の交点の真
下に、それぞれ前記ブリッジ片2の上面に付した縦墨線
2a及び横墨線2bが一致するように、前記一対の型枠
Bの全体と共に前記アンカーボルトの植込み治具Aを移
動させる。これによって、前記一対のアンカーボルトD
を所望の位置に設置でき、しかも、前記一対のアンカー
ボルトDを鉛直方向に沿って直立させることができる。
上述のようにしてアンカーボルトD及び型枠Bの位置決
めが完了した後は、従来の施工手順と重複するため説明
を省略する。
a,12bを確認しながら、前記4本の高さ調整ボルト
4をそれぞれ適宜に締付ける方向又は緩める方向に回動
して、各高さ調整ねじ4の下端4aの前記張出片3の下
方への突出寸法を増減することにより、前記上向き溝形
部1の底面1aを水平姿勢にする。この状態で、前記一
対の型枠Bの上方に張られた水糸16,17の交点の真
下に、それぞれ前記ブリッジ片2の上面に付した縦墨線
2a及び横墨線2bが一致するように、前記一対の型枠
Bの全体と共に前記アンカーボルトの植込み治具Aを移
動させる。これによって、前記一対のアンカーボルトD
を所望の位置に設置でき、しかも、前記一対のアンカー
ボルトDを鉛直方向に沿って直立させることができる。
上述のようにしてアンカーボルトD及び型枠Bの位置決
めが完了した後は、従来の施工手順と重複するため説明
を省略する。
【0027】尚、前記高さ調整ボルト4については特に
限定されるれのではないが、作業員が工具等を使用する
ことなく容易に回動できるように、蝶ねじを適用するの
が好ましい。また、前記アンカーボルトの植込み治具
A,型枠B及び型枠定規Cを位置決めする位置決め具と
してボルト5を適用したが、前記張出片3の下面にピン
等を固定するようにしてもよく、或いは、ボルト5に代
えて前記張出片3及び型枠Bのフランジ13aを上下方
向に挟持するクリップ等を適用してもよい。また、前記
一対の型枠B同士を位置決めするのに型枠定規Cを使用
したが、作業員が熟練者であれば前記型枠定規Cを使用
することなく一対の型枠B同士を目測により位置決め
し、前記張出片3を前記型枠Bのフランジ13aにボル
ト5により直接位置決めするようにしてもよい。
限定されるれのではないが、作業員が工具等を使用する
ことなく容易に回動できるように、蝶ねじを適用するの
が好ましい。また、前記アンカーボルトの植込み治具
A,型枠B及び型枠定規Cを位置決めする位置決め具と
してボルト5を適用したが、前記張出片3の下面にピン
等を固定するようにしてもよく、或いは、ボルト5に代
えて前記張出片3及び型枠Bのフランジ13aを上下方
向に挟持するクリップ等を適用してもよい。また、前記
一対の型枠B同士を位置決めするのに型枠定規Cを使用
したが、作業員が熟練者であれば前記型枠定規Cを使用
することなく一対の型枠B同士を目測により位置決め
し、前記張出片3を前記型枠Bのフランジ13aにボル
ト5により直接位置決めするようにしてもよい。
【0028】また、間仕切基礎(図示せず)が完成した
際に、前記水平検定具6を間仕切基礎の天端に載置する
ことにより、間仕切基礎の天端が水平になっているか否
かを確認することができる。この場合、間仕切基礎に植
え込まれた一対のアンカーボルトDをそれぞれ一対の切
込部6aに挿通させて、この状態で前記水平検定具6の
十字線11と前記水糸16,17が一致するか否かを確
かめることにより、一対のアンカーボルトDが所望の位
置に植え込まれているか否かを判定できる。更に、透明
枠10の底片10a又は上片10bに、前記水糸16,
17に直交する方向にミリ単位で目盛りを付することに
より、間仕切基礎に実際に埋め込まれているアンカーボ
ルトDの位置が、前記水糸16,17に対して何ミリず
れているかを測定できる。
際に、前記水平検定具6を間仕切基礎の天端に載置する
ことにより、間仕切基礎の天端が水平になっているか否
かを確認することができる。この場合、間仕切基礎に植
え込まれた一対のアンカーボルトDをそれぞれ一対の切
込部6aに挿通させて、この状態で前記水平検定具6の
十字線11と前記水糸16,17が一致するか否かを確
かめることにより、一対のアンカーボルトDが所望の位
置に植え込まれているか否かを判定できる。更に、透明
枠10の底片10a又は上片10bに、前記水糸16,
17に直交する方向にミリ単位で目盛りを付することに
より、間仕切基礎に実際に埋め込まれているアンカーボ
ルトDの位置が、前記水糸16,17に対して何ミリず
れているかを測定できる。
【0029】更にまた、前記水糸16,17を所定のレ
ベルに水平に張る作業を容易化するために、図5に示す
ように、底面18aに一対のボルト挿通孔19aを穿孔
し一側片18bにスリット状の切込部19bを設けた溝
形掛止具18を準備し、前記一対のボルト挿通孔19a
に外周基礎(図示せず)に植込まれた2本のアンカーボ
ルトDをそれぞれ挿通し、前記切込部19bに前記水糸
16,17の端部を掛止するようにしてもよい。
ベルに水平に張る作業を容易化するために、図5に示す
ように、底面18aに一対のボルト挿通孔19aを穿孔
し一側片18bにスリット状の切込部19bを設けた溝
形掛止具18を準備し、前記一対のボルト挿通孔19a
に外周基礎(図示せず)に植込まれた2本のアンカーボ
ルトDをそれぞれ挿通し、前記切込部19bに前記水糸
16,17の端部を掛止するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載のアンカーボルトの植込み
治具によれば、型枠の上縁部よりも天端が低く位置する
間仕切基礎等にアンカーボルトを植込む場合に、型枠の
上縁部と略同レベルの高さに張られた水糸に対して縦墨
線及び横墨線が比較的接近できる。従って、水糸に縦墨
線及び横墨線を正確に一致させることができるので、上
向き溝形部の一対のボルト挿通孔にロックナット等で締
結したアンカーボルトを所望の位置に正確且つ容易に植
え込むことができる。
治具によれば、型枠の上縁部よりも天端が低く位置する
間仕切基礎等にアンカーボルトを植込む場合に、型枠の
上縁部と略同レベルの高さに張られた水糸に対して縦墨
線及び横墨線が比較的接近できる。従って、水糸に縦墨
線及び横墨線を正確に一致させることができるので、上
向き溝形部の一対のボルト挿通孔にロックナット等で締
結したアンカーボルトを所望の位置に正確且つ容易に植
え込むことができる。
【0031】また、型枠の上縁部が傾斜している場合、
或いは型枠の上縁部に凹凸がある場合でも、上向き溝形
部が水平姿勢になっているか否かを水平検定具で確認し
ながら、4本の高さ調整ボルトを適宜に締付ける方向又
は緩める方向に回動することにより、上向き溝形部を水
平姿勢にすることができる。従って、上向き溝形部のボ
ルト挿通孔にロックナット等で締結されたアンカーボル
トを鉛直方向に沿った直立姿勢にすることが容易であ
る。
或いは型枠の上縁部に凹凸がある場合でも、上向き溝形
部が水平姿勢になっているか否かを水平検定具で確認し
ながら、4本の高さ調整ボルトを適宜に締付ける方向又
は緩める方向に回動することにより、上向き溝形部を水
平姿勢にすることができる。従って、上向き溝形部のボ
ルト挿通孔にロックナット等で締結されたアンカーボル
トを鉛直方向に沿った直立姿勢にすることが容易であ
る。
【0032】請求項2記載のアンカーボルトの植込み治
具によれば、一対のボルト挿通孔にロックナット等でア
ンカーボルトを締結した際に、一対の切込部にアンカー
ボルトを挿通させ、この状態で透明枠の上面に付した十
字線が張出片に付した縦墨線及び横墨線に対して一致さ
せることにより、上向き溝形部に対して透明枠を正確に
位置決めすることができる。
具によれば、一対のボルト挿通孔にロックナット等でア
ンカーボルトを締結した際に、一対の切込部にアンカー
ボルトを挿通させ、この状態で透明枠の上面に付した十
字線が張出片に付した縦墨線及び横墨線に対して一致さ
せることにより、上向き溝形部に対して透明枠を正確に
位置決めすることができる。
【0033】また、水準器を透明枠の内面に固定してい
るので、透明枠を上向き溝形部の底面とブリッジ片の間
に挿入する際に、水準器が、上向き溝形部の側片やブリ
ッジ片に引っ掛かることがないので、取扱に便利であ
る。また、水準器を透明枠の上方から透過して見ること
ができるので、上向き溝形部の底面が水平姿勢であるこ
とを水準器により確認する際に、作業員等が透明枠の側
方から水準器を覗き込む必要がなく迅速且つ容易に施工
することができる。
るので、透明枠を上向き溝形部の底面とブリッジ片の間
に挿入する際に、水準器が、上向き溝形部の側片やブリ
ッジ片に引っ掛かることがないので、取扱に便利であ
る。また、水準器を透明枠の上方から透過して見ること
ができるので、上向き溝形部の底面が水平姿勢であるこ
とを水準器により確認する際に、作業員等が透明枠の側
方から水準器を覗き込む必要がなく迅速且つ容易に施工
することができる。
【0034】請求項3記載のアンカーボルトの植込み治
具によれば、型枠の上縁部を、互いに所定間隔を開けて
平行となるように連結片で連結された一対の水平片によ
り位置決めできるので、熟練した作業員でなくても、一
対の型枠を互いに所定間隔を開けて平行に対面させるの
が容易である。
具によれば、型枠の上縁部を、互いに所定間隔を開けて
平行となるように連結片で連結された一対の水平片によ
り位置決めできるので、熟練した作業員でなくても、一
対の型枠を互いに所定間隔を開けて平行に対面させるの
が容易である。
【図1】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込み
治具及び型枠定規の使用状態を示す縦断面図。
治具及び型枠定規の使用状態を示す縦断面図。
【図2】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込み
治具及び型枠定規の使用状態を示す横断面図。
治具及び型枠定規の使用状態を示す横断面図。
【図3】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込み
治具の要部及び型枠定規の使用状態を示す分解斜視図。
治具の要部及び型枠定規の使用状態を示す分解斜視図。
【図4】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込み
治具を構成する水平検定具の使用状態を示す分解斜視
図。
治具を構成する水平検定具の使用状態を示す分解斜視
図。
【図5】この発明の一実施例のアンカーボルトの植込み
治具及び型枠定規に組み合わせて使用する溝形掛止具の
使用状態を示す分解斜視図。
治具及び型枠定規に組み合わせて使用する溝形掛止具の
使用状態を示す分解斜視図。
【図6】従来例のアンカーボルトの植込み治具の使用状
態を示す分解斜視図。
態を示す分解斜視図。
【図7】従来例のアンカーボルトの植込み治具の使用状
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
1 上向き溝形部 2 ブリッジ片 3a 溶接ナット(ねじ穴) 4 高さ調整ボルト 5 ボルト(位置決め具) 6 水平検定具 A アンカーボルトの植込み治具 C 型枠定規
Claims (3)
- 【請求項1】 底面に長手方向に間隔を開けて一対のボ
ルト挿通孔を形成した上向き溝形部と、該上向き溝形部
の両側片の上端に掛け渡され上面に前記一対のボルト挿
通孔の中心を結ぶ縦墨線及び該縦墨線に直交し一対のボ
ルト挿通孔の間隔を2等分する横墨線を付したブリッジ
片と、前記上向き溝形部の両側片の上縁から外方へ張り
出し長手方向に間隔を開けて2箇所ずつねじ穴を形成し
た一対の張出片と、これら一対の張出片の4箇所のねじ
穴に各々螺合した4本の高さ調整ボルトと、前記一対の
張出片を型枠の上縁部に位置決めする位置決め具と、前
記上向き溝形部の底面が水平姿勢をとることを検する水
平検定具とを備えたことを特徴とするアンカーボルトの
植込み治具。 - 【請求項2】 前記水平検定具は、前記上向き溝形部の
底面とブリッジ片の間に嵌入される側面視方形の透明枠
の底片に前記一対のボルト挿通孔に対応する一対の切込
部を形成し、前記透明枠の上面に前記縦墨線及び横墨線
に対応する十字線を付すると共に、前記透明枠の内面に
水準器を固定してなる請求項1記載のアンカーボルトの
植込み治具。 - 【請求項3】 請求項1の張出片と型枠の上縁部の間に
介在して、前記型枠の上縁部を下面に沿わせて位置決め
する一対の水平片を、互いに所定間隔を開けて平行とな
るように連結部材で連結したことを特徴とする型枠定
規。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12343595A JPH08312134A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | アンカーボルトの植込み治具及び型枠定規 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12343595A JPH08312134A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | アンカーボルトの植込み治具及び型枠定規 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312134A true JPH08312134A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14860513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12343595A Pending JPH08312134A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | アンカーボルトの植込み治具及び型枠定規 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255724A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Sekisui Chem Co Ltd | アンカーボルト付基礎構造の施工用治具 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP12343595A patent/JPH08312134A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255724A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Sekisui Chem Co Ltd | アンカーボルト付基礎構造の施工用治具 |
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