JPH08311923A - 走行減速機取付部のシール構造 - Google Patents

走行減速機取付部のシール構造

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JPH08311923A
JPH08311923A JP14133895A JP14133895A JPH08311923A JP H08311923 A JPH08311923 A JP H08311923A JP 14133895 A JP14133895 A JP 14133895A JP 14133895 A JP14133895 A JP 14133895A JP H08311923 A JPH08311923 A JP H08311923A
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JP
Japan
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ring
casing
flange
seal
speed reducer
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Withdrawn
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JP14133895A
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English (en)
Inventor
Norio Fukushima
則男 福嶋
Yoshiya Fukuya
淑也 福家
Katsuo Nagao
活雄 長尾
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールの着脱が容易で、さらに態様によって
はシール部の密閉性が十分確保できる。 【構成】 機体本体に固定された機体側ケーシング3
と、それに対してスプロケット10側に回転可能に固定さ
れたスプロケット側ケーシング2との間を密封する走行
減速機取付部のシール構造において、前記ケーシング
2,3のいずれか一方に、他方のケーシング3,2に対
向するリング4を脱着自在に固着し、該リング4と他方
ケーシング3,2との対向部にシール17を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧ショベル等建設
機械における走行減速機取付部のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は建設機械の一例である油圧ショベ
ルの概略図を示し、1は走行減速機を示す。走行減速機
1の取付部は、図7のように構成されている。
【0003】すなわち、走行減速機1は、スプロケット
10とピン11を介してクローラ12と噛み合い回転するスプ
ロケット側ケーシング2と、それに対向するようにトラ
ックフレーム15に固定され固定側となる機体側ケーシン
グ3とに取り付けられる。
【0004】そして、スプロケット側ケーシング2と機
体側ケーシング3との対向部には隙間5が形成されてし
まうが、この隙間5から走行減速機1内部に、ダスト、
雨水、河川からの飛散水等が浸入することを防ぎ、また
水没時の浸水あるいは走行減速機1内部の歯車および軸
受等の潤滑油が外部へ漏洩することを防止するために、
Oリング7と高精度に仕上げられた高い硬度を有する摺
動面を持った金属リング8とで構成されたシール6を、
スプロケットホイール側ケーシング2と機体側ケーシン
グ3との対向部の隙間5と、空間部13との間に取り付
け、走行減速機1内部を密封化している。
【0005】前記シール6は、2個のOリング7a,7b
と2個の金属リング 8a,8bで構成され、金属リング8
a,8bとケーシングおよび壁面との間に押し付けられ圧
入されたOリング7a,7bの押圧力で、2個の金属リン
グ8a,8bの内側の高精度に仕上げられた双方の摺動面
の密着により、シール機能が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記シール
6は両ケーシング2,3の対向部の内部に取り付けられ
る構造となっており、しかも両ケーシング2,3はボル
ト14を介して各々固定されるため、シール6の脱着には
少なくとも走行減速機1内部の各ボルト14を脱着しなけ
ればならない。またそれにともない、内部の潤滑油の抜
き取りやベアリングの脱着等、複雑な作業をも要するこ
とになり、このため、従来の走行減速機取付部のシール
構造では、シール6の着脱の容易化が一つの課題となっ
ていた。
【0007】また、泥水や泥土の作業中には、上記シー
ル6に水圧や土圧が作用しそれによる大荷重が作用した
場合に、Oリング7が走行減速機1内部の空間部13側へ
押されて変形する結果、2枚の金属リング8a,8bの接
触面が離れたり、またそれぞれのケーシング2,3の軸
変位に対してシール6 の金属リング8の接触面が追従
せず、シール部にすき間が発生し密閉性が著しく損なわ
れることになっていた。また、泥水部走行時に泥がすき
間を経てシール6に浸入し、Oリング7と金属リング8
の間に詰まりOリング7の移動を生じて、やはり上記と
同様にシール部にすき間が生じることになっていた。
【0008】この発明は、従来技術の以上のような問題
に鑑み創案されたもので、シールの着脱が容易で、さら
に態様によってはシール部の密閉性が十分確保できる走
行減速機取付部のシール構造を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
走行減速機取付部のシール構造は、機体本体に固定され
た機体側ケーシングと、それに対してスプロケット側に
回転可能に固定されたスプロケット側ケーシングとの間
を密封する走行減速機取付部のシール構造において、前
記ケーシングのいずれか一方に、他方のケーシングに対
向するリングを脱着自在に固着し、該リングと他方ケー
シングとの対向部にシールを配置したことを特徴とす
る。
【0010】またこの構成において、前記リングの対向
部に周方向に沿った切欠を形成し、該切欠内に、その内
周側と外周側の双方に突出するフランジを有し、かつ該
フランジ外面中央に凹部が形成される金属リングを、前
記凹部に潤滑材を充填しつつ、そのフランジ外面を前記
他方ケーシングに対する対向当接面として配置するとと
もに、その金属リングの内周面及び外周面と前記切欠内
面との間に、切欠外方に向かって押圧するOリングを圧
入して配置し、さらに他方ケーシングのうち、前記フラ
ンジ外面が当接する部分にリングを配置してもよく、さ
らに前記他方のケーシングに配置されるリングとして、
前記フランジ外面の対向当接面よりその幅が大きいもの
を用いてもよい。
【0011】
【作用】本発明におけるシールは、機体側ケーシングま
たはスプロケット側ケーシングとのいずれか一方に固着
される外周リングと、他方のケーシングとの対向部に配
置されるので、そのシールを外すときは、前記リングの
みを解放すればよい。すなわち、従来のようにスプロケ
ット側ケーシングと機体側ケーシングとの分離、内部の
潤滑油の抜き取り、ベアリングの取り外し等の工程をと
もなうことなく、シールの脱着が行える。
【0012】また、前記リングの対向部に周方向に沿っ
た切欠を形成し、該切欠内に、その内周側と外周側の双
方に突出するフランジを有し、かつ該フランジ外面中央
に凹部が形成される金属リングを、前記凹部に潤滑材を
充填しつつ、そのフランジ外面を前記他方ケーシングに
対する対向当接面として配置するとともに、その金属リ
ングの内周面及び外周面と前記切欠内面との間に、切欠
外方に向かって押圧するOリングを圧入して配置し、さ
らに他方ケーシングのうち、前記フランジ外面が当接す
る部分にリングを配置した構成の場合、Oリングの切欠
外方への押圧力が金属リングに内外周面の双方から作用
し、そのフランジ外面が他方のケーシングのリングに圧
接されて密着する。その際、フランジ両端はその内周側
と外周側の両方へ拡がる方向に押圧される。すなわち、
フランジの内周側と外周側の両端側の2箇所で他方ケー
シングのリングと密着してシール機能を果たしている。
したがって、シール部である金属リングの外周側または
内周側のいずれか側に大荷重がかかって軸変位が発生し
ても、少なくとも前記フランジの一方側端部は接触状態
を維持しているので、他方ケーシングとの接触は解放さ
れず、よってシールの密閉性はそのまま維持され、また
外部からの泥水、泥土等異物のシール部への浸入も未然
に防げるので、これによってもシールの密閉性はそのま
ま維持される。さらに、前記金属リングのフランジは、
走行減速機の内側と外側を向くことになるため、外部か
ら内部への泥土砂の浸入防止、内部から外部への潤滑油
の漏洩防止の効果を向上させている。
【0013】前記他方のケーシングに配置されるリング
として、前記フランジ外面の対向当接面よりその幅が大
きいリングを用いた構成の場合、スプロケットより作用
する外力によって両ケーシングが相対運動によって移動
しても、シール部である前記金属リングのフランジ外面
と他方ケーシングのリングとは接触が解放されず、密閉
性を損なうことがない。
【0014】
【実施例】本発明の具体的実施例を図面に基づき説明す
る。なお、以下に示す実施例は本発明の一例であり、本
発明の構成の範囲内であれば他の種々の具体的態様がと
りうることはいうまでもない。
【0015】図1ないし図3は第1実施例を示し、その
うち図1は油圧ショベルにおける走行減速機取付部の部
分側断面図、図2は図1中フローティングシール周辺を
拡大した側断面図、図3は金属リングとOリングの概要
を示した部分斜視図である。図中、1は走行減速機、2
はスプロケット側ケーシング、3は機体側ケーシング、
4は外周リング、9は潤滑油、10はスプロケット、12は
クローラ、17はシールを各示す。
【0016】走行減速機1は、図1に示すように、スプ
ロケット10とピン11を介してクローラ12と噛み合い回転
するスプロケット側ケーシング2と、それに対向する、
トラックフレーム15に固定され固定側となる機体側ケー
シング3とに取り付けられている。
【0017】機体側ケーシング3の外周側には、図2に
示すように、スプロケット側ケーシング2に対向する円
環状の外周リング4が、スプロケット側ケーシング2と
の間に隙間5を有しつつ、ボルト16によりトラックフレ
ーム15を介して機体側ケーシング3とともに脱着自在に
固着されている。外周リング4の外周側対向面には、ス
プロケット側ケーシング2対向面に形成される段部に対
応する複数段部が形成され、前記隙間5は鍵状ラビリン
ス隙間となっている。外周リング4の略中央の対向部に
は、その周方向に沿って切欠部28が形成され、そこにシ
ール部17が配置される。切欠部28は開口部側が広角とな
るテーパが形成される。
【0018】シール部17は、金属リング19とゴム製Oリ
ング18とからなり、金属リング19は、図3に示すよう
に、一端面側に外周側に突出するフランジ26aを有する
もの19aと、同じく一端面側に内周側に突出するフラン
ジ26bを有するもの19bとが、周面で重なった状態でその
両他端を止め金20で固定されてなる。またいずれの金属
リング19a,19bも、ウエブとフランジ26a,26bとが直交す
るものでなく、ウエブが途中で傾斜してフランジ26a,26
bに突出する形状となっており、したがって両者が固定
された状態では、フランジ外面27の中央に凹部が形成さ
れる。このような金属リング19は、そのフランジ外面27
を前記スプロケット側ケーシング2対向面に対向させ
て、前記切欠部28内に配置されるが、それとともに金属
リング19の外周面29及び内周面30と切欠部28開口側内面
との間にそれぞれOリング18が圧入される。切欠部28開
口部は上述のように広角テーパとなっているので、Oリ
ング18により金属リング19はそのフランジ26が突出する
方向、すなわち切欠部28外方に向かう方向に押圧され
る。また、その状態では、金属リング19のフランジ26a
端部は走行減速機1の外方側、フランジ26b端部は内方
側に向いて配置されることになる。
【0019】前記スプロケット側ケーシング2のうち、
前記金属リング19のフランジ外面27a,27bに対する当接
部分に相当する部分には、図2に示すように、それぞれ
周方向に沿って切欠溝が形成され、そこにその対向面が
摺動面となるリング21a,21bがそれぞれ配置される。こ
の切欠溝の幅、すなわちリング21a,21bの対向面の幅
(L2)は、フランジ27a,27bの対向当接面の幅(L1
より大きいものとなっている。また、両リング21a,21b
の間には、給油道22に連通している空隙口31が形成され
ており、給油道22はスプロケット側ケーシング2の外周
面に貫通し、その貫通口にはプラグ23が嵌着される。こ
の貫通口から潤滑材を注入すれば、潤滑材は給油道22、
空隙口31を経て前記金属リング19のフランジ外面27中央
の凹部内に充填される。
【0020】図4及び図5は第2実施例を示し、そのう
ち図4は走行減速機取付部のうちシール部の部分側断面
図、図5は金属リングとOリングの概要を示した部分斜
視図である。この例では、図示のように機体側ケーシン
グ3に形成される切欠部28内の構成のみ異なっている。
すなわち、そこに配置される金属リング19として、一端
面側に内周側と外周側とのいずれにも突出するフランジ
26a,bを有する、すなわち前記実施例の金属リング19a,1
9bの2つが一体的になった構造のものが用いられてい
る。したがって、この例では前記止め金20が不要である
が、金属リング19の他端には凹部が形成され、その凹部
と切欠部内底面の間にはゴム製Oリング25が配置され
て、金属リング19にそれが切欠外方に向かう作用を付与
している。
【0021】次に、以上のような実施例の作用効果を説
明する。
【0022】上記実施例では、シール部17が、スプロケ
ット側ケーシング2と機体側ケーシング3に直接当接し
て配置されるのでなく、機体側ケーシング3に脱着自在
に固着された外周リング4と、スプロケット側ケーシン
グ2との対向部に配置されるので、そのシール部17を外
すときは、ボルト16を外して前記外周リング4を解放す
ればよい。すなわち、従来のようにスプロケット側ケー
シング2と機体側ケーシング3との分離、内部の潤滑油
の抜き取り、ベアリングの取り外し等の工程をともなう
ことなく、シール部17の脱着が行える。
【0023】また、上記実施例のシール部17では、Oリ
ング18の切欠外方への押圧力が金属リング19に内外周面
の双方から作用し、そのフランジ外面27a,27bがスプロ
ケット側ケーシング2のリング21a,21bに圧接されて密
着する。その際、フランジ両端26a,26bは走行減速機1
の外方と内方の両方へ拡がる方向に押圧される。すなわ
ち、このシール部17では、フランジ両端26a,26b側の2
箇所、しかも走行減速機1の外方と内方との2箇所でス
プロケット側ケーシング2の前記リング21a,21bと密着
してシール機能を果たしている。したがって、シール部
17である金属リング19の外周側または内周側のいずれか
側に大荷重がかかって軸変位が発生しても、少なくとも
前記フランジ26a,26bの一方は接触状態を維持している
ので、いずれかのリング21a,21bとの接触は解放され
ず、よってシールの密閉性はそのまま維持され、また外
部からの泥水、泥土等異物のシール部17への浸入も未然
に防げるので、これによってもシールの密閉性はそのま
ま維持される。例えば、泥水、泥土中で作業を行う際、
シール部17に水圧や土圧が作用し、Oリング18a,18bが
走行減速機1内部に押される場合で、金属リング19の外
周側フランジ26aの外面27aの接触が離れたとしても、内
周側フランジ26bの外面27bは接触を保っていることにな
る。さらに、前記金属リング19のフランジ26a,26bは、
走行減速機1の内側と外側を向くことになるため、外部
から内部への泥土砂の浸入防止、内部から外部への潤滑
油の漏洩防止の効果を向上させている。
【0024】また上記実施例では、前記フランジ外面27
a,27bに対して対向当接面となるリング21a,21bの幅(L
2)が、フランジ27a,27bの対向当接面の幅(L1)より
大きいものとなっているので、スプロケット10より作用
する外力によって両ケーシング2,3が相対運動によっ
て移動しても、シール部17である前記金属リング19のフ
ランジ外面27a,27bとリング21a,21bとは接触が解放され
ず、密封性を損なうことがない。
【0025】また、スプロケット側ケーシング2には前
記フランジ外面27の凹部に通じる給油道22が連通されて
いるので、常時は、プラグ23から注入された潤滑材で対
向部摺動面を潤滑することになるが、外部より摺動面を
通過して前記凹部に泥水、土砂が浸入した場合や、内部
より潤滑油が漏洩した場合は、プラグ23を解放すること
によってそれらを外部へ排出することができるものとな
っている。
【0026】さらに本実施例では、スプロケット側ケー
シング2と外周リング4の対向部外周側が、適度な隙間
5を有した鍵状ラビリンス構造となっているため、車輌
本体が泥水、泥土、細粒土状の路面を走行して泥水、泥
土、細粒土状を掻き上げた場合でも、その隙間5の奥ま
での浸入が困難となっている。
【0027】なお、上記実施例では外周リング4を機体
側ケーシング3に間接的に固着する構成としてあるが、
これは直接固着する構成としても、またスプロケット側
ケーシング2に固着して上記のようなシール部の構成を
とってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る走行
減速機取付部のシール構造によれば、シールの着脱が容
易で、さらに態様によっては機体外の諸条件の変化に対
しシール部が柔軟に対応し、その密閉性が十分に確保で
きるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る油圧ショベルにおける走行減
速機取付部の側断面図である。
【図2】図1中シール周辺を拡大した側断面図である。
【図3】外周リングの概要を示した部分斜視図である。
【図4】第2実施例に係る油圧ショベルにおける走行減
速機取付部のシール周辺の側断面図である。
【図5】図4中の外周リングの概要を示した部分斜視図
である。
【図6】建設機械の一例である油圧ショベルの概略図で
ある。
【図7】従来の走行減速機取付部の構造を示す側断面図
である。
【符号の説明】
1 走行減速機 2 スプロケット側ケーシング 3 機体側ケーシング 4 外周リング 5 隙間 6 シール 7 Oリング 8 金属リング 9 潤滑材 10 スプロケット 11 ピン 12 クローラ 13 空間部 14 ボルト 15 トラックフレーム 16 ボルト 17 シール部 18 Oリング 19 金属リング 20 止め金 21 リング 22 給油道 23 プラグ 24,25 Oリング 26 フランジ 27 フランジ外面 28 切欠部 29 フランジ外周面 30 フランジ内周面 31 空隙口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体本体に固定された機体側ケーシング
    と、それに対してスプロケット側に回転可能に固定され
    たスプロケット側ケーシングとの間を密封する走行減速
    機取付部のシール構造において、前記ケーシングのいず
    れか一方に、他方のケーシングに対向するリングを脱着
    自在に固着し、該リングと他方ケーシングとの対向部に
    シールを配置したことを特徴とする走行減速機取付部の
    シール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の走行減速機取付部のシール構
    造において、前記リングの対向部に周方向に沿った切欠
    を形成し、該切欠内に、その内周側と外周側の双方に突
    出するフランジを有し、かつ該フランジ外面中央に凹部
    が形成される金属リングを、前記凹部に潤滑材を充填し
    つつ、そのフランジ外面を前記他方ケーシングに対する
    対向当接面として配置するとともに、その金属リングの
    内周面及び外周面と前記切欠内面との間に、切欠外方に
    向かって押圧するOリングを圧入して配置し、さらに他
    方ケーシングのうち、前記フランジ外面が当接する部分
    にリングを配置したことを特徴とする請求項1の走行減
    速機取付部のシール構造。
  3. 【請求項3】 請求項2の走行減速機取付部のシール構
    造において、前記他方のケーシングに配置されるリング
    として、前記フランジ外面の対向当接面よりその幅が大
    きいものを用いたことを特徴とする請求項2の走行減速
    機取付部のシール構造。
JP14133895A 1995-05-17 1995-05-17 走行減速機取付部のシール構造 Withdrawn JPH08311923A (ja)

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