JPH08311320A - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH08311320A
JPH08311320A JP11983395A JP11983395A JPH08311320A JP H08311320 A JPH08311320 A JP H08311320A JP 11983395 A JP11983395 A JP 11983395A JP 11983395 A JP11983395 A JP 11983395A JP H08311320 A JPH08311320 A JP H08311320A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難燃性に優れ、かつ色調安定性、耐スチーム
性、耐熱安定性等にも優れたポリカーボネート樹脂組成
物を提供する。 【構成】 (A)芳香族ポリカーボネート(PC)10
0重量部に対し、(B)リン含有量2〜200ppmに
相当する量のペンタエリスリトールフォスファイト化合
物および(C)アルカリ金属および/またはアルカリ土
類金属含有量5〜1000ppmに相当する量のソルト
系難燃剤を含有し、かつ、ペンタエリスリトールフォス
ファイト化合物中のリン含有量に対するソルト系難燃剤
中のアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属含有
量の割合[(C)/(B)]が30以下であることを特
徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート樹脂組
成物に関し、さらに詳しくは難燃性に優れ、かつ色調安
定性、耐スチーム性、耐熱安定性等に優れたポリカーボ
ネート樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【発明の背景】ポリカーボネート樹脂は、機械的強度
(特に、耐衝撃特性)、電気的特性、透明性などに優
れ、ガラス代替材料、エンジニアリングプラスチックと
して、OA機器、電気・電子機器分野、自動車分野、建
築分野等様々な分野において幅広く利用されている。そ
して、これらの利用分野の中には、OA機器、電気・電
子機器分野を中心として、高度の難燃性を要求される分
野がある。ポリカーボネート樹脂は、各種熱可塑性樹脂
の中では酸素指数が高く、一般的に自己消火性を有する
樹脂である。
【0003】しかしながら、OA機器、電気・電子機器
分野、その他の各種用途における安全上の要求を満たす
ために、更に難燃性を高めた樹脂組成物が強く求められ
ている。また、難燃性を高めるだけでなく、成形品の色
調安定性、耐スチーム性、耐熱安定性等の一層の向上の
要請もある。
【0004】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂の難燃性能改善を
目的として、金属塩系の難燃剤を配合した例としては、
特公昭47−40445号公報および特公昭57−28
425号公報記載のものが知られている。特公昭47−
40445号公報記載のポリカーボネートの製造方法
は、約4乃至8個の炭素原子を有するペルフルオル−ア
ルカリ−乃至は−アンモニウムスルフォネートを耐炎剤
としてポリカーボネートに添加して、難燃化されたポリ
カーボネート樹脂を得るものである。
【0005】また、特公昭57−28425号公報記載
の難燃性ポリカーボネート組成物では、金属塩系難燃剤
として、置換および非置換脂肪族およびオレフィンスル
ホン酸の金属塩、およびこれらの混合物を添加してい
る。ここで使用する金属塩はアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属伝またはこれらの金属塩の混合物である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような金属塩系難燃剤は、ポリカーボネート樹脂の難燃
性を改善するが、金属(イオン)を含むため、成形機滞
留時の熱安定性が悪く、成形中にΔYI(イエローイン
デックス)増加等のポリカーボネート樹脂の色調悪化、
分子量低下等成形品に問題が生じていた。また、耐スチ
ーム性については、Δヘイズ(曇価)が大きく、成形品
外観に問題が生じる。
【0007】そこで、本発明は、上記現状の下、難燃性
に優れ、かつ成形品の色調安定性、耐スチーム性、耐熱
安定性等も優れたポリカーボネート樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、種々の金属塩系(ソルト系)難燃剤
と特定の化合物を様々な割合で配合したポリカーボネー
ト樹脂組成物の難燃性、その他の物性を検討した。その
結果、ポリカーボネートに、ソルト系難燃剤および特定
の化合物を特定の割合で添加することにより、目的とす
る性質を備えたポリカーボネート樹脂組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、(A)芳香族ポリカ
ーボネート(PC)100重量部に対し、(B)リン含
有量2〜200ppmに相当する量の式(IV)
【化7】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アルキル基置換シクロア
ルキル基、アリール基またはアルキル基置換アリール基
を示す。)で表されるペンタエリスリトールフォスファ
イト化合物および(C)アルカリ金属および/またはア
ルカリ土類金属含有量5〜1000ppmに相当する量
のソルト系難燃剤を含有し、かつ、ペンタエリスリトー
ルフォスファイト化合物中のリン含有量に対するソルト
系難燃剤中のアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属含有量の割合[(C)/(B)]が30以下である
ことを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を
提供するものである。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明の樹脂組成物の構成成分(A)〜(C)について説
明する。
【0011】(A)ポリカーボネート樹脂(PC) 本発明の樹脂組成物を構成する(A)成分である芳香族
ポリカーボネート(PC)としては、種々のものが挙げ
られるが、好ましくは下記一般式(I)で表される構造
の繰り返し単位を有する重合体である。
【0012】
【化8】 [式中、X1およびX2は、同一であっても、異なってい
てもよく、それぞれハロゲン原子(例えば、塩素、臭
素、フッ素、沃素)またはC1〜C8アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、アミル基、i−アミル基、ヘキシル基
等)である。aおよびbは、それぞれX1およびX2の置
換数を表し、それぞれ0または1〜4の整数である。な
お、aおよび/またはbが2〜4の整数である場合、複
数のX1および/またはX2は、同一であっても、異なっ
ていてもよい。Yは、単結合;C1〜C8アルキレン基
(例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基、ペンテリレン基、へキシレン基等)、C2
8アルキリデン基(例えば、エチリデン基、i−プロ
ピリデン基等)、C5〜C15シクロアルキレン基(例え
ば、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等)、C
5〜C15シクロアルキリデン基(例えば、シクロペンチ
リデン基、シクロヘキシリデン基等);−S−、−SO
2−、−O−または−CO−結合;または式(II-1)
【化9】 若しくは式(II-2)
【化10】 で表される結合を示す。]
【0013】上記重合体は、通常、一般式(III)
【化11】 (式中、X1、X2、a、bおよびYは、前記定義のとお
りである。)で表される二価フェノールと、ホスゲン、
炭酸エステル化合物等のカーボネート前駆体とを反応さ
せることによって容易に製造することができる。
【0014】すなわち、例えば塩化メチレン等の溶媒中
において、公知の酸受容体や分子量調節剤の存在下、二
価フェノールと、ホスゲン等のカーボネート前駆体との
反応により、あるいは溶媒の存在下または不存在下に二
価フェノールと、炭酸エステル化合物等のカーボネート
前駆体とのエステル交換反応などによって製造できる。
【0015】前記一般式(III)で表される二価フェノ
ールとしては、様々なものが挙げられるが、特に2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェ
ノールA〕が好ましい。ビスフェノールA以外の二価フ
ェノールとしては、ビスフェノールA以外のビス(4−
ヒドロキシフェニル)アルカン、1,1−(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン等およびビ
ス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンのようなハロゲン化ビスフェノール類等が
挙げられる。この他、二価フェノールとしては、ハイド
ロキノン等が挙げられる。これらの二価フェノールは、
それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用
いてもよい。
【0016】炭酸エステル化合物としては、ジフェニル
カーボネート等のジアリールカーボネート;ジメチルカ
ーボネート、ジエチルカーボネート等のジアルキルカー
ボネートが挙げられる。
【0017】なお、本発明の(A)成分であるポリカー
ボネートの重合においては、分子量調節剤を用いること
ができる。分子量調節剤としては、通常、カーボネート
の重合に用いられるものでよく、各種のものを用いるこ
とができる。具体的には、例えば、一価フェノールであ
るフェノール、p−クレゾール、p−tert−ブチル
フェノール、p−tert−オクチルフェノール、p−
クミルフェノール、ブロモフェノール、トリブロモフェ
ノール、ノニルフェノール等が挙げられる。
【0018】本発明の樹脂組成物の(A)成分である芳
香族ポリカーボネートは、前記の二価フェノールの1種
を用いたホモポリマーであってもよく、また2種以上を
用いたコポリマーであってもよい。さらに、多官能性芳
香族化合物を上記2価フェノールと併用して得られる熱
可塑性ランダム分岐ポリカーボネート樹脂であってもよ
い。
【0019】また、数平均重合度5以上のオルガノシロ
キサンブロックからなるポリカーボネート−ポリオルガ
ノシロキサン共重合体であってもよい。
【0020】さらには、これら各種のポリカーボネート
樹脂の2種以上の混合物であってもよい。
【0021】本発明において用いられる(A)成分のポ
リカーボネート樹脂は、機械的強度および成形性の点か
ら、その粘度平均分子量は、10,000〜100,0
00のものが好ましく、特に15,000〜40,00
0のものが好適である。
【0022】本発明の樹脂組成物の(A)成分として好
適に用いられる市販の芳香族ポリカーボネートとして
は、例えばタフロン FN3000A、FN2500
A、FN2200A、FN1900A、FN1500A
(商品名、出光石油化学社製)等が挙げられる。
【0023】(B)ペンタエリスリトールフォスファイ
ト化合物(PEP) 本発明の組成物に添加される成分(B)であるペンタエ
リスリトールフォスファイト化合物(PEP)は、リン
系酸化防止剤であると同時に、後述する成分(C)のソ
ルト系難燃剤中に含まれるアルカリ金属および/または
アルカリ土類金属を包接して、これらの触媒作用を失活
させる機能を有するものと考えられる。
【0024】本発明において用いられるペンタエリスリ
トールフォスファイト化合物(PEP)は、一般式(I
V)
【化12】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アルキル基置換シクロア
ルキル基、アリール基またはアルキル基置換アリール基
を示す。)で表される化合物である。具体的には、下記
構造式で示される化合物を例示することができる。
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】
【化16】 および
【0029】
【化17】
【0030】上記化合物のうち、市販のペンタエリスリ
トールフォスファイト化合物(PEP)であるアデカス
タブPEP−36、PEP−24GおよびPEP−8
(いずれも旭電化工業社製)(それぞれ上記化合物(IV
a)、(IVb)および(IVe)に相当)が好ましく、アデ
カスタブPEP−36が特に好ましい。
【0031】なお、本発明におけるペンタエリスリトー
ルフォスファイト化合物(PEP)は、1種のみで用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0032】(C)ソルト系難燃剤 本発明において、ポリカーボネート樹脂に難燃性を付与
する成分(C)であるソルト系難燃剤としては、有機ア
ルカリ金属塩および/または有機アルカリ土類金属塩が
用いられる。この有機アルカリ金属塩や有機アルカリ土
類金属塩としては、各種のものがあるが、少なくとも一
つの炭素原子を有する有機酸または有機酸エステルのア
ルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である。
【0033】本発明におけるソルト系難燃剤は、1種の
みで用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0034】ここで、有機酸または有機酸のエステル
は、有機スルホン酸、有機カルボン酸、有機リン酸エス
テルなどである。すなわち、難燃剤(C)において、有
機スルホン酸、有機カルボン酸が金属塩を形成してお
り、有機リン酸エステルが金属塩を形成している。一
方、これら有機酸または有機酸エステルとともに金属塩
を形成するアルカリ金属は、ナトリウム、カリウム、リ
チウム、セシウムなどであり、またアルカリ土類金属
は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウムなどである。特に、ナトリウム、カリウム、セシウ
ムなどのアルカリ金属塩が好ましく用いられる。また、
その有機酸の塩は、フッ素、塩素、臭素のようなハロゲ
ンによって置換されていてもよい。
【0035】上記各種の有機アルカリ金属塩やアルカリ
土類金属塩の中では、例えば、有機スルホン酸の場合、
一般式(V) (Ck2k+1SO3sM (V) (式中、kは1〜10の整数を示し、Mはリチウム、ナ
トリウム、カリウム、セシウムなどのアルカリ金属、ま
たはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウムなどのアルカリ土類金属を示し、sはMの原子価を
示す。)で表されるパーフルオロアルカンスルホン酸の
アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩が好ましく用いら
れる。これらの化合物としては、例えば特公昭47−4
0445号公報に記載されているものがこれに該当す
る。
【0036】上記一般式(V)で示されるパーフルオロ
アルカンスルホン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土
類金属塩は、そのパーフルオロアルカンスルホン酸部分
が、例えばパーフルオロメタンスルホン酸、パーフルオ
ロエタンスルホン酸、パーフルオロプロパンスルホン
酸、パーフルオロブタンスルホン酸、パーフルオロメチ
ルブタンスルホン酸、パーフルオロヘキサンスルホン
酸、パーフルオロヘプタンスルホン酸、パーフルオロオ
クタンスルホン酸などによって構成されているものが好
ましく、特に、これらのスルホン酸のカリウム塩が好ま
しい。
【0037】その他、2,5−ジクロロベンゼンスルホ
ン酸、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸、ジ
フェニルスルホン−3−スルホン酸、ジフェニルスルホ
ン−3,3’−ジスルホン酸、ナフタレントリスルホン
酸などの有機スルホン酸のアルカリ金属塩やアルカリ土
類金属塩などが挙げられる。
【0038】また、有機カルボン酸のアルカリ金属塩ま
たはアルカリ土類金属塩としては、例えば、パーフルオ
ロギ酸、パーフルオロメタンカルボン酸、パーフルオロ
エタンカルボン酸、パーフルオロプロパンカルボン酸、
パーフルオロブタンカルボン酸、パーフルオロメチルブ
タンカルボン酸、パーフルオロヘキサンカルボン酸、パ
ーフルオロヘプタンカルボン酸、パーフルオロオクタン
カルボン酸などのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩が用いられる。アルカリ金属またはアルカリ土類金
属の種類は、前記と同じである。
【0039】さらに、有機リン酸エステルのアルカリ金
属塩またはアルカリ土類金属塩としては、一般式(VI)
【化18】 (式中、R3およびR4は、それぞれ独立してアルキル
基、ハロゲン置換アルキル基、アリール基またはハロゲ
ン置換アリール基を示し、また両者が直接またはアルキ
レン基を介して互いに結合していてもよいし、互いに結
合して1個の縮合環を形成していてもよい。)で表され
る有機リン酸エステルの水酸基中の水素原子をアルカリ
金属またはアルカリ土類金属で置換した化合物が用いら
れる。
【0040】このような有機リン酸エステルのアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、例えば(p
−t−ブチルフェニル)リン酸エステル、ジ(p−クミ
ルフェニル)リン酸エステル、ジ(臭素化フェニル)リ
ン酸エステル等のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩などが挙げられる。
【0041】次に、本発明の樹脂組成物を構成する各成
分の配合割合について説明する。本発明のポリカーボネ
ート樹脂組成物においては、成分(B)であるペンタエ
リスリトールフォスファイト化合物(PEP)は、成分
(A)であるポリカーボネート樹脂100重量部に対し
て、リン含有量2〜200ppm、好ましくは5〜10
0ppmに相当する量で配合される。リン含有量が2p
pmより少ないと色調安定性、耐スチーム性の改善効果
が得られず、また200ppmを超えると耐スチーム性
が低下する。
【0042】成分(C)であるソルト系難燃剤は、成分
(A)であるポリカーボネート樹脂100重量部に対し
て、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属含有
量5〜1000ppm、好ましくは20〜500ppm
に相当する量で配合される。アルカリ金属および/また
はアルカリ土類金属含有量が、5ppmより少ないと、
得られる樹脂組成物の必要な難燃性能が得られず、また
1000ppmを超えて添加してもそれ以上の難燃性能
の向上は得られない。
【0043】また(C)ソルト系難燃剤中のアルカリ金
属および/またはアルカリ土類金属含有量と(B)ペン
タエリスリトールフォスファイト化合物(PEP)中の
リン含有量との割合[(C)/(B)]は、30以下で
なければならず、好ましくは20以下である。(C)/
(B)が30を超えると、ソルト系難燃剤中のアルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属が多くなって、そ
の触媒作用を抑えることができなくなり、従来の金属塩
系難燃剤のみを添加することにより難燃化されたポリカ
ーボネート樹脂の問題点を解決できない。
【0044】本発明の樹脂組成物は、流動性、耐衝撃
性、外観改善、帯電防止、耐候性改善、剛性改善等の目
的で、上記(A)〜(C)成分以外に、適宜任意成分を
添加することができる。本発明の樹脂組成物に添加しう
る任意成分としては、例えば脂肪族カルボン酸エステル
系やパラフィン系等の外部滑剤、離型剤、帯電防止剤、
ポリアミドポリエーテルブロック共重合体(永久帯電防
止性能付与剤)、ベンゾトリアゾール系やベンゾフェノ
ン系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系の光安定
剤、剛性改善のためのガラス繊維、着色剤等が挙げられ
る。任意成分の配合量は、本発明の樹脂組成物の特性が
維持される範囲であれば特に制限はない。
【0045】次に、本発明の樹脂組成物の製造方法につ
いて説明する。本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A)、(B)および(C)を上記割合で、さらに必要
に応じて用いられる各種任意添加成分を適当な割合で配
合し、混練することにより得られる。このときの配合お
よび混練は、通常用いられている機器、例えばリボンブ
レンダー、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、
ドラムタンブラー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリ
ュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機等を用い
る方法で行うことができる。混練の際の加熱温度は、通
常240〜340℃の範囲で適宜選択される。
【0046】
【実施例】本発明を実施例および比較例を示してより具
体的に説明する。実施例1〜6および比較例1〜5 下記表1に示す割合で各成分を配合し、押出機(機種
名:VS40、田辺プラスチック機械社製)に供給し、
320℃で混練し、ペレット化した。
【0047】得られたペレットを80℃で12時間乾燥
した後、射出成形機(機種名:IS25 EP、東芝社
製)を用いて成形温度320℃で射出成形して、35m
m×25mm×3mmの試験片(△ヘイズ及びYI測定
に使用)および126mm×13mm×3mmの試験片
(限界酸素指数測定に使用)を得た。
【0048】得られた試験片の性能を各種試験によって
評価し、その結果を表1に示した。なお、用いた材料お
よび性能評価方法は、表1の後に示した。
【0049】
【表1】
【0050】表中の組成欄における数値は重量部を示
し、(B)成分および(C)成分における( )内の数
値はそれぞれリン含有量およびアルカリ金属および/ま
たはアルカリ土類金属含有量をppmで示す。
【0051】表1において、各記号は以下のものを示し
ている。
【0052】(A)PC:ポリカーボネート(商品名:
タフロン FN3000A、出光石油化学社製、分子量
30000)
【0053】(B)PEP(ペンタエリスリトールフォ
スファイト化合物) PEP−36(商品名、旭電化社製)、構造式
【化19】 PEP−8(商品名、旭電化社製)、構造式
【化20】 PEP−24G(商品名、旭電化社製)、構造式
【化21】
【0054】(本発明外成分):リン系酸化防止剤 Irgafos 168(商品名、チバガイギー社
製)、構造式
【化22】 スミライザ−TNP(商品名、住友化学社製)、構造式
【化23】
【0055】これらの本発明外成分は、ペンタエリスリ
トール構造を有さず、従って(B)成分であるペンタエ
リスリトールフォスファイト(PEP)に含まれないリ
ン系酸化防止剤であり、本発明の(B)成分であるペン
タエリスリトールフォスファイト化合物との比較のため
に用いたものである。
【0056】(C)ソルト系難燃剤 パーフルオロブタンスルホン酸カリウム(商品名:メガ
ファックF114、大日本インキ化学工業社製)、構造
式:C49SO3K ジフェニルスルホン−3−スルホン酸カリウム(商品
名:KSS、UCB社製)、構造式
【化24】
【0057】[性能評価方法]Δヘイズ(曇価) :JIS K7105に準拠(スチー
ムテスター使用、120℃、24時間、3mm厚試験
片)、単位:% Δヘイズ値は、通常、樹脂の曇りの程度を示す値であ
る。本試験においては、樹脂にスチームを当てる(加速
劣化試験として)ことによって生じる曇りの程度を、耐
スチーム性能を示す指標として用いるものであり、その
数値が低い程、耐スチーム性が高いことを意味する。但
し、Δヘイズは、他の性能も考慮して相対的に評価され
るべき値であり、また製品の用途により要求される値の
範囲も異なり、一概にある特定の値の範囲が好ましいと
言えるものではない。
【0058】YI(イエローインデックス):JIS
K7105に準拠(340℃で、成形機に20分間滞留
させる前後でYIを測定し、初期YI値および滞留後Y
I値として示した。) YI値が大きいほど、樹脂の黄変の度合いが強いことを
示し、また、初期YIと滞留後YIとの差が大きい程、
色調安定性が悪いことを示す。
【0059】限界酸素指数:JIS K7201に準拠
(試験条件:126mm×13mm×3mmの試験片使
用) 限界酸素指数とは、上記試験条件下において、被験材料
が燃焼を維持するのに必要な最低酸素濃度を空気中の容
量%で示した値である。この値が大きいほど、その材料
の難燃性能が高いことを示す。ポリカーボネート樹脂の
難燃性能は、その使用目的にもよるが、通常、30〜4
0%程度で満足される。
【0060】表1の結果から、本発明の樹脂組成物であ
る実施例1〜6の組成物は、難燃性のみでなく、耐スチ
ーム性、色調安定性に優れていることがわかる。すなわ
ち、成分(A)のポリカーボネートに成分(B)のペン
タエリスリトールフォスファイト化合物(PEP)およ
び成分(C)のソルト系難燃剤を加えた実施例1〜6の
組成物は、限界酸素指数が34〜37と高く、難燃性に
優れている。また、Δヘイズはパーフルオロブタンスル
ホン酸カリウム添加では低く抑えられ、ジフェニルスル
ホン−3−スルホン酸カリウム添加ではペンタエリスリ
トールフォスファイト化合物(PEP)を加えた場合、
C/B=30以下で効果があり、C/B=20以下でさ
らに効果があり、耐スチーム性も優れる。さらに、初期
YIが3.4〜4.6と小さく、ΔYI(すなわち初期
YIと滞留後YIの差)も小さいので、色調およびその
安定性に優れている。
【0061】これに対し、比較例1〜5の樹脂組成物で
は、難燃性能は満足されるものの、本発明の目的とする
その他の性能の全てを改善することはできないことがわ
かる。
【0062】すなわち、比較例1の樹脂組成物は、本発
明の(B)成分であるペンタエリスリトールフォスファ
イト化合物(PEP)も他のリン系酸化防止剤も添加さ
れておらず、Δヘイズ値が90と大きく、耐スチーム性
が劣っている。さらに、初期YIが6.7と高く、色調
についても問題がある。
【0063】比較例2の樹脂組成物は、本発明の(B)
成分であるペンタエリスリトールフォスファイト化合物
(PEP)以外のリン系酸化防止剤を添加したものであ
る。Δヘイズ値が90と高く、耐スチーム性が劣ってお
り、また、初期YI値が5.1であるのに対し、滞留後
YI値が11.5と大きく、成形時の加熱により色調が
大きく変化しており、色調安定性も劣っている。
【0064】比較例3の樹脂組成物の比較例3同様、本
発明の(B)成分であるペンタエリスリトールフォスフ
ァイト化合物(PEP)以外の酸化防止剤を添加したも
のである。Δヘイズ値は3と低く、耐スチーム性には優
れているが、初期YI値が5.0であるのに、滞留後Y
I値は15.0と3倍になっており、色調安定性が劣っ
ている。
【0065】比較例4の樹脂組成物は、本発明の(B)
成分であるペンタエリスリトールフォスファイト化合物
(PEP)の添加量が、本発明の配合範囲((A)成分
であるポリカーボネート100重量部に対し、リン含有
量2〜200ppmに相当する量)よりも多く添加され
ているものである。ペンタエリスリトールフォスファイ
ト化合物(PEP)が多すぎると、色調安定性は優れて
いるが、Δヘイズ値が90と大きく、耐スチーム性が低
下する。
【0066】比較例5の樹脂組成物では、C/Bが30
以上でソルト系難燃剤過多のため、△ヘイズが大きく、
耐スチーム性が低下し、初期YI、滞留後YIも大き
く、色調安定性も劣る。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、(A)芳香族ポリカー
ボネート(PC)、(B)ペンタエリスリトールフォス
ファイト化合物(PEP)および(C)ソルト系難燃剤
を特定の割合で配合することにより、難燃性に優れ、か
つ色調安定性、耐スチーム性、耐熱安定性等にも優れた
ポリカーボネート樹脂組成物が提供された。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族ポリカーボネート(PC)
    100重量部に対し、(B)リン含有量2〜200pp
    mに相当する量の式(IV) 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ア
    ルキル基、シクロアルキル基、アルキル基置換シクロア
    ルキル基、アリール基またはアルキル基置換アリール基
    を示す。)で表されるペンタエリスリトールフォスファ
    イト化合物および(C)アルカリ金属および/またはア
    ルカリ土類金属含有量5〜1000ppmに相当する量
    のソルト系難燃剤を含有し、かつ、ペンタエリスリトー
    ルフォスファイト化合物中のリン含有量に対するソルト
    系難燃剤中のアルカリ金属および/またはアルカリ土類
    金属含有量の割合[(C)/(B)]が30以下である
    ことを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (B)式(IV)で表されるペンタエリス
    リトールフォスファイト化合物が 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 および 【化6】 からなる群より選ばれる請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (C)ソルト系難燃剤が少なくとも1つ
    の炭素原子を有する有機スルホン酸、有機カルボン酸お
    よび有機リン酸エステルのアルカリ金属塩および/また
    はアルカリ土類金属塩からなる群より選ばれる請求項1
    に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (C)ソルト系難燃剤が有機スルホン酸
    のアルカリ金属塩および/またはアルカリ土類金属塩で
    ある請求項3に記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (C)ソルト系難燃剤が一般式(V) (Ck2k+1SO3sM (V) (式中、kは1〜10の整数を示し、Mはアルカリ金属
    またはアルカリ土類金属を示し、sはMの原子価を示
    す。)で表されるパーフルオロアルカンスルホン酸のア
    ルカリ金属塩および/またはアルカリ土類金属塩である
    ことを特徴とする請求項4に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (C)ソルト系難燃剤が2,5−ジクロ
    ロベンゼンスルホン酸、2,4,5−トリクロロベンゼ
    ンスルホン酸、ジフェニルスルホン−3−スルホン酸、
    ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホン酸、ナフタ
    レントリスルホン酸のアルカリ金属塩およびアルカリ土
    類金属塩からなる群から選ばれる請求項4に記載の樹脂
    組成物。
  7. 【請求項7】 (A)芳香族ポリカーボネート(PC)
    100重量部に対し、(B)リン含有量5〜100pp
    mに相当する量のペンタエリスリトールフォスファイト
    化合物を含有することを特徴とする請求項1に記載の樹
    脂組成物。
  8. 【請求項8】 (A)芳香族ポリカーボネート(PC)
    100重量部に対し、(C)アルカリ金属および/また
    はアルカリ土類金属含有量20〜500ppmに相当す
    る量のソルト系難燃剤を含有することを特徴とする請求
    項1に記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 ペンタエリスリトールフォスファイト化
    合物中のリン含有量に対するソルト系難燃剤中のアルカ
    リ金属および/またはアルカリ土類金属含有量の割合
    [(C)/(B)]が20以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の樹脂組成物。
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