JPH08309986A - インクジェット式プリントヘッド - Google Patents

インクジェット式プリントヘッド

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JPH08309986A
JPH08309986A JP12547695A JP12547695A JPH08309986A JP H08309986 A JPH08309986 A JP H08309986A JP 12547695 A JP12547695 A JP 12547695A JP 12547695 A JP12547695 A JP 12547695A JP H08309986 A JPH08309986 A JP H08309986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
heat generating
nozzle
substrate
generating portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP12547695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Hagiwara
良広 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP12547695A priority Critical patent/JPH08309986A/ja
Publication of JPH08309986A publication Critical patent/JPH08309986A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字の高速化に伴うちり等の発生を防止で
き、高速駆動及び印字品質の向上を図れるインクジェッ
ト式プリントヘッドを提供すること。 【構成】 基板8上には電極部に接続された発熱部4
と、インク供給のための貫通孔16が備えられていると
共に、流路形成部材14を介して発熱部4に対応したノ
ズル部を有するノズルプレートが備えられている。流路
形成部材14によってノズルプレートと基板8との間に
はインク導入路18が区画形成されており、インク導入
路18の向きO2 は、リフィル時の跳ね返りインクがノ
ズル部から吐出しないように発熱部4の中心O1 から所
定寸法d分ずらされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット式プリ
ントヘッドに係り、特にインクを吐出させて印字を行な
うインクジェット式プリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット式プリン
トヘッドとしては、いわゆるサイドシュート型のプリン
トヘッドが知られている。図4乃至図6(図4において
ノズルプレートを除去したB部拡大図)にその一例を示
す。
【0003】この図4乃至図6において、符号34は基
板を示す。この基板34上には、インクを部分的に沸騰
させてバブルを発生させる複数の発熱部30と,この各
発熱部30を個別に通電発熱させるための複数の電極3
2とを備えている。更に、基板34上には、ノズル部3
6を有するノズルプレート38が流路形成部材40を介
して積層されている。
【0004】また、基板34上には、ノズル部36にイ
ンクを供給するための貫通孔42が設けられ、当該貫通
孔42からノズル部36へインクを導くためのインク導
入部44が、前述したノズルプレート38と基板34と
の間に形成されている。
【0005】そして、かかる従来例では、図5から明ら
かなように、貫通孔42からのインクが発熱部30の中
心に向かって直線的に流入する形状,即ちインク導入部
44の中心線と発熱部30の中心部とが一致するように
形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のイ
ンクジェット方式のプリンタにおいては、高速駆動に際
しては、通常、インクのリフィル速度を上げるという手
法が導入されている。
【0007】しかしながら、特にサイドシュート型イン
クジェットプリンタにおいて、インクのリフィル速度の
みが上がっていくと別の弊害が起きる。
【0008】即ち、図6に示すように、サイドシュート
型インクジェットプリンタでは、リフィルしてきたイン
クはノズル部表面にリフィルされるまでに、発熱部30
の表面付近において流れ方向が約90度曲がる。このと
き、流路壁に衝突したインクは跳ね返って飛散するが、
流路壁への衝突が強いほど跳ね返りも大きくなり、つい
にはノズル部36の表面より飛び出してしまうという現
象が生じる。
【0009】この飛び出したインクは非常に速度の遅い
飛翔滴46となって着滴し、所謂「ちり」となるか、又
は飛翔はしないもののそのままノズルプレート表面に
「溢れインク48」として溜まり、次の吐出インクを引
き寄せて吐出方向の不良を引き起こす。これらの現象は
実際に確認されており、これらは従来より印字速度をあ
げる際の大きな課題の一つとなっていた。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特にリフィル速度を上げてもインクの跳ね返
りによる不要吐出を有効に防止し、これによって印字品
質の向上を図り得るインクジェット式プリントヘッドを
提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、インクを部分的に沸騰させてバブルを発生させる複
数の発熱部と,この各発熱部を個別に通電発熱させるた
めの複数の電極とを有する基板を備え、この基板上に、
発熱部に対応して設けられたノズル部を有するノズルプ
レートが流路形成部材を介して装備されている。又、ノ
ズル部にインクを供給する貫通孔を基板上に設け、ノズ
ルプレートと基板との間には、前述した貫通孔からノズ
ル部へインクを案内するインク導入路が流路形成部材に
より区画形成されている。そして、インク導入路による
インクの導入方向から幾分ずれた位置に、前述した発熱
部およびノズル部を配置する、という構成を採ってい
る。
【0012】請求項2記載の発明では、インク導入路
を、発熱部の一端部に沿って形成すると共に、このイン
ク導入路の間口を、発熱部側に位置するインク導入路の
幅よりも大きく設定する、という構成を採っている。
【0013】請求項3記載の発明では、インク導入路
を、発熱部の一端部に沿って形成すると共に、このイン
ク導入路の間口の前述した発熱部側の角部を切除する、
という構成を採っている。これによって前述した目的を
達成しようとするものである。
【0014】
【作用】インクが高速でリフィルされた場合、インク供
給流路部内を流れてきたインクはノズル部とは離れた位
置で一旦流路壁にぶつかり、その後、その運動エネルギ
ーが急速に減衰して静かにノズル部表面までリフィルし
ていく。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0016】ここで、図2はインク吐出側からみた正面
図を示し、図1乃び図3は図2内のノズルプレート12
部分を除去した場合のA部の一部を示す拡大部分説明図
である。
【0017】この図1乃至図3において、符号8は基板
を示す。この基板8上には、インクを部分的に沸騰させ
てバブルを発生させる複数の発熱部4と,この各発熱部
4を個別に通電発熱させるための複数の電極6とを備え
ている。更に、基板8上には、ノズル部10を有するノ
ズルプレート12が流路形成部材14を介して積層され
ている。
【0018】また、基板8上には、ノズル部10にイン
クを供給するための貫通孔16が設けられ、該貫通孔1
6から発熱部4およびノズル部10へインクを導くため
のインク導入部18が、前述したノズルプレート12と
基板8との間に設けられている。ここで、貫通孔16は
図示しないインク貯蔵部に連通されている。
【0019】インク導入路18は、前述した発熱部4の
一端部に沿って形成されている。そして、インク導入路
18の間口の前述した発熱部側の角部が切除され、これ
によって、このインク導入路18の間口は、発熱部4側
に位置するインク導入路18部分の幅よりも大きく設定
されている。
【0020】これを更に詳述すると、図1に示すよう
に、インク導入部18は、貫通孔16に対してほぼ直角
に設けられた直角壁20と、発熱部4側が狭くなる傾斜
壁22を備えており、傾斜壁22の内方端22aと、発
熱部4の直角壁20寄りの側端4aとが略一致するよう
に形成されている。
【0021】そして、発熱部4の中心O1 と、インク供
給流路部18の向き,即ちインク供給流路部18を通っ
て発熱部4へ流入するインク流れの中心O2 は所定寸法
d分(所定のオフセット量)ずらされて設定されてい
る。
【0022】このため、図3(インクの跳ね返りを水平
投射的に表した側面図)に示すように、インクのリフィ
ル速度を上げた際、インク供給流路部18を通って発熱
部4へ流入するインク流れFは、これに直交する流路壁
24に一旦衝突する。このとき、跳ね返りインクfは四
方に飛び散るが、発熱部4の中心を通って跳ね返る場合
のインクgに比べてノズル部10から離れているので、
壁面抵抗によって運動エネルギーが急速に減衰し、ノズ
ル部10から飛び出すことのない状態で且つノズル部1
0の表面から溢れることのない状態で静かにノズル部1
0の表面にリフィルする。
【0023】発熱部4の中心とのずれ寸法dは、リフィ
ルの高速化を維持する観点から、跳ね返りインクfがノ
ズル部10から突出しない最小距離が望ましい。
【0024】また、インク供給流路部18は、傾斜壁2
2によって発熱部4側の巾を狭くしているので、この形
状によってリフィルの高速化が発現される。
【0025】ここで、上記実施例では各構成要素を特定
の形状・配置形態で示したが、これに限定される趣旨で
はなく、上述のノズル部10からの跳ね返りインクの飛
び出し防止機能及びリフィルの高速化を同時に達成し得
る範囲で適宜に設計変更可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インク
の高速リフィルの際にも不要滴の吐出によるチリの発生
やノズル部表面へのインク溢れによる飛翔滴の方向性不
良を有効に防止することができ、印字速度を高速化して
且つ印字品質の向上を図り得るという従来にない優れた
インクジェット式プリントヘッドを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェット式プ
リントヘッドのノズルプレートを除去した部分を示す拡
大部分説明図である。
【図2】図1の拡大部分説明図の構成を含むインクジェ
ット式プリントヘッドのインク吐出側から見た正面図で
ある。
【図3】図1におけるインクの跳ね返り状態を示す要部
拡大説明図である。
【図4】従来例を示すインク吐出側から見た正面図であ
る。
【図5】図4にてノズルプレートを除去したB部の一部
を示す拡大説明図である。
【図6】図4におけるCーC線に沿った拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
4 発熱部 4a 側端 6 電極 8 基板 10 ノズル部 12 ノズルプレート 14 流路形成部材 16 貫通孔 18 インク導入路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを部分的に沸騰させてバブルを発
    生させる複数の発熱部と,この各発熱部を個別に通電発
    熱させるための複数の電極とを有する基板を備え、この
    基板上に、前記発熱部に対応して設けられたノズル部を
    有するノズルプレートを流路形成部材を介して装備し、
    前記ノズル部にインクを供給する貫通孔を前記基板上に
    設け、前記ノズルプレートと前記基板との間に、前記貫
    通孔から前記ノズル部へインクを案内するインク導入路
    を前記流路形成部材により区画形成して成るインクジェ
    ットプリントヘッドにおいて、 前記インク導入路によるインクの導入方向から幾分ずれ
    た位置に、前記発熱部および前記ノズル部を配置したこ
    とを特徴とするインクジェット式プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク導入路を、前記発熱部の一端
    部に沿って形成すると共に、このインク導入路の間口
    を、前記発熱部側に位置するインク導入路の幅よりも大
    きく設定したことを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット式プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 前記インク導入路を、前記発熱部の一端
    部に沿って形成すると共に、このインク導入路の間口の
    前記発熱部側の角部を切除したことを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット式プリントヘッド。
JP12547695A 1995-05-24 1995-05-24 インクジェット式プリントヘッド Pending JPH08309986A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980707