JPH11320877A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH11320877A
JPH11320877A JP13363298A JP13363298A JPH11320877A JP H11320877 A JPH11320877 A JP H11320877A JP 13363298 A JP13363298 A JP 13363298A JP 13363298 A JP13363298 A JP 13363298A JP H11320877 A JPH11320877 A JP H11320877A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
chamber
common
common ink
jet head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13363298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyokore Ikeda
潔是 池田
Noboru Oishi
登 大石
Hideyuki Kobayashi
秀幸 小林
Shigeki Koido
重規 小井戸
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通インク室の側部におけるインク内の気泡
の付着を防止してインク吐出不良を防止する。 【解決手段】 インクジェットヘッドの共通インク室4
内の中央部11aに突起10を設け、中央部11aにお
けるインクの流れ抵抗を大きくし、両側部11bのイン
クの流速を速くする。これにより共通インク室4の両側
部11bにおける気泡の側壁への付着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通インク室を通
じてインクをインク加圧室へ供給し、印字を行うインク
ジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタに搭載
されるインクジェットヘッドでは共通インク室を有し、
共通インク室から複数のインク加圧室へインクを分配供
給するようにしており、インク加圧室の先端部にインク
を吐出するノズルが形成されている。プリンタが稼働中
は、共通インク室から各インク加圧室を経てノズルに至
るすべてのインクの流路はインクで満たされている。印
字時には印字信号にしたがってインク加圧室でインクに
圧力が加えられ、インクはノズルからインク滴となって
吐出される。圧力を発生させる手段としては、圧電素子
の変形によるものや、発熱体によりインクを突沸させ、
発生した気泡によるもの等がある。インク滴が吐出され
ると、インク加圧室内は負圧となり、共通インク室から
インク加圧室内へインクが流れ、補充される。
【0003】一般にインクジェットヘッドでは、インク
流路内に気泡が存在するとインク滴の吐出の際に以下の
問題が生ずる。なおここでいう気泡は、上述の発熱体に
よるインクの突沸で発生する気泡とは別のものである。
即ち、定常的にインク内に存在する気泡が、もしインク
加圧室内に存在する場合には、印字時にインクを加圧し
ても気泡が圧縮性流体であるため気泡だけが圧縮されイ
ンクそのものには十分な加圧が行われず、インク滴がノ
ズルから吐出されないことがある。したがって気泡がイ
ンク加圧室内にある場合にとくに問題となるが、共通イ
ンク室もしくは共通インク室にインクを供給するインク
タンクからのインクの流路に気泡が存在する場合でも、
インクの流れがインク加圧室へ向かっているので、気泡
の存在は問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】問題の気泡は、インク
タンクを交換した際にインクタンク内のインクを共通イ
ンク室へ吸引する場合などに発生する。共通インク室は
インクを複数のインク加圧室へ供給するために、例え
ば、インク加圧室側に広がった放射状のインク流路が形
成されている。この放射状流路を流れるインクの流速に
関して、放射状流路の中央部付近を流れるインクの流速
は速く、放射状流路の両側部を流れるインクの流速は中
央部付近に較べて遅い。インクの流速が遅いと、インク
が流れていく際にインク内の気泡が流路の側壁に付着す
る。流路の側壁に付着した気泡が多くなると、あるきっ
かけで側壁に付着した気泡がまとめて印字中にインク加
圧室内へ流されていき、インク滴の吐出不良を惹き起こ
す。即ち、放射状流路の両側部からインクが供給される
インク加圧室に対応するノズルからインク滴の吐出不良
が発生しやすいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、流入口から共通インク
室内に流入されるインクが共通インク室内を流れて複数
のインク加圧室に供給されるインクジェットヘッドにお
いて、前記共通インク室内の中央付近におけるインクの
流れ抵抗を大きくしたものである。
【0006】上述の解決手段によれば、共通インク室の
両側部付近におけるインクの流速が速くなるので、イン
クが両側部を流れる際にインク内の気泡が流路の側壁に
付着しにくくなり、したがって気泡がまとまってインク
加圧室に入らないので、両側部からインクが供給される
インク加圧室に対応するノズルからのインク滴の吐出不
良を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。図1は本発明に係る第1
の実施の形態におけるインクジェットヘッドの要部を示
す斜視図、図2は第1の実施の形態のインクジェットヘ
ッドを示す斜視図である。
【0008】図1、図2において、インクジェットヘッ
ド1は、共通インク保持部2と個別インク保持部3とか
ら成り、共通インク保持部2には共通インク室4が形成
されている。個別インク保持部3には複数のインク加圧
室5が形成され、各インク加圧室5の下端部にはノズル
6が形成されている。共通インク保持部2にはインクの
流入口7が形成され、この流入口7を通して図示しない
インクタンクからインクが共通インク室4内に流入され
る。
【0009】共通インク室4は、平面略三角形になって
おり、個別インク保持部3に対向する面に開口部8を有
する。この開口部8に対向するように各インク加圧室5
が並設されており、すべてのインク加圧室5にインクが
供給されるようになっている。プリンタの稼働中は、共
通インク室4内に満ちているインクは、放射状に流れて
各インク加圧室5に流れ込む。
【0010】共通インク室4の底面9上の中央部には、
突起10が設けてある。ここで中央部というのは、図1
における開口部8の左右方向における中央部11aをい
い、その側部11bをインク流路11の側部とする。突
起10はインク流路11の中央部11aに設けられ、平
面略三角形をしており、中央部11aを流れるインクの
流路抵抗として作用する。本実施の形態では、共通イン
ク室4は平面略三角形となっており、インクは放射状に
流れるが、共通インク室の形状については、開口部8か
ら各インク加圧室5にインクを供給するものであれば平
面略三角形状に限られるものではない。
【0011】次に、第1の実施の形態のインクジェット
ヘッドにおけるインクの流れについて図3を加えて説明
する。図3は第1の実施の形態における共通インク室内
のインクの流れを示す説明図である。ここでは例えばイ
ンクタンクを交換した直後に、共通インク室4内とイン
ク加圧室5内をインクで満たすために吸引動作を行う場
合で説明する。
【0012】インクタンク内のインクは流入口7から共
通インク室4へ流入する。図示しない吸引機構により各
インク加圧室5のノズル6を介して共通インク室4内の
インクをインク加圧室5方向へ吸引すると、共通インク
室4内のインクは、インク流路11を図3に矢印で示す
ように流れる。このときインク流路の中央部11aを流
れようとするインクは、突起10により両方の側部11
b方向へ流れ込み、両側部11bのインクの流速が速く
なる。この結果、側部11bにおいてインク内の気泡が
あってもその速い流速により共通インク室4の側壁に付
着しない。
【0013】突起10の背後においては、インクは中央
部11aに流れ込み、両側部11bとほぼ同程度の流速
でインク加圧室5へ流れ込む。即ち、突起10は、イン
ク流路11の中央部11aと側部11bとで同程度の流
速が得られるような形状および位置に配設される。
【0014】なお上記実施の形態では、インクの流れ抵
抗になるものとして突起10を形成したが、共通インク
室4の上面にまで達する柱状のものを設けるようにして
もよい。
【0015】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は第2の実施の形態の要部を示す斜視図、図5
は第2の実施の形態における共通インク室内のインクの
流れを示す説明図である。
【0016】図4において、第2の実施の形態の共通イ
ンク室21の底面には傾斜部22a、22bが形成され
ている。傾斜部22a、22bはインク流路11の中心
部11aを境にして両方の側部11b方向へ下がってい
くように形成されている。
【0017】第2の実施の形態におけるインクの流れを
説明すると、図5において、共通インク室21内のイン
クは、インク流路11を図に矢印で示すように流れる。
即ち、共通インク室21が空の状態からインクを吸引す
る場合は、インクタンクから流入されたインクは、その
自重によりインク流路の中央部11aから側部11bの
方向へ流れる。
【0018】また共通インク室21が満杯の状態でイン
クが吸引される場合は、インク流路11の中央部11a
の高さが側部11bの高さより小さく、中央部11aの
方が流れ抵抗が大きいので、インク流路の中央部11a
を流れようとするインクは、傾斜部22a、22bによ
り側部11b方向へ流れ込み、側部11bのインクの流
速が速くなる。この結果、側部11bにおいてインク内
の気泡があってもその速い流速により共通インク室4の
側壁に付着しない。
【0019】なお傾斜部22a、22bの傾きはインク
流路の中央部11aと側部11bとで流速が同程度にな
るように設定される。
【0020】第2の実施の形態の変型例として、例えば
図6に示すように、共通インク室の上面と底面の両方に
傾斜部を設けるようにしてもよい。図6において、共通
インク室21の上面には傾斜部23a、23bが形成さ
れている。これによりインク流路の中心部11aの高さ
は、側部11bの高さにより小さくなり、中心部11a
におけるインクの流れ抵抗は側部11bに比して大きく
なっている。この変型例によれば、インク流路の側部1
1bのインクの流速をより大きく変えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インク流路の中央部の流れ抵抗を大きくしたこと
により、側部のインクの流速を速くでき、これによりイ
ンク内の気泡が共通インク室の側壁に付着しないように
したので、気泡のインク加圧室への流入によるインク吐
出不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態のインクジェットヘッドを示
す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態におけるインクの流れを示す
説明図である。
【図4】第2の実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態におけるインクの流れを示す
説明図である。
【図6】第2の実施の形態の変型例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 4 共通インク室 5 インク加圧室 10 突起 11a 中央部 11b 側部 22a、22b 傾斜部 23a、23b 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小井戸 重規 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口から共通インク室内に流入される
    インクが共通インク室内を流れて複数のインク加圧室に
    供給されるインクジェットヘッドにおいて、 前記共通インク室内の中央付近におけるインクの流れ抵
    抗を大きくしたことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記共通インク室の中央付近に突状部材
    を設けることにより該中央付近の流れ抵抗を大きくした
    請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記共通インク室の中央付近の高さを両
    側部の高さより小さくすることにより該中央付近の流れ
    抵抗を両側部付近より大きくした請求項1記載のインク
    ジェットヘッド。
JP13363298A 1998-05-15 1998-05-15 インクジェットヘッド Withdrawn JPH11320877A (ja)

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