JPH0830982A - トラック計数装置 - Google Patents

トラック計数装置

Info

Publication number
JPH0830982A
JPH0830982A JP15571894A JP15571894A JPH0830982A JP H0830982 A JPH0830982 A JP H0830982A JP 15571894 A JP15571894 A JP 15571894A JP 15571894 A JP15571894 A JP 15571894A JP H0830982 A JPH0830982 A JP H0830982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
value
counting
record carrier
count
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15571894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Naito
雄一 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15571894A priority Critical patent/JPH0830982A/ja
Publication of JPH0830982A publication Critical patent/JPH0830982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録担体上のトラック数の計数に誤動作発生
要因があっても、正確な精度及び信頼性の高いトラック
数を計数できることを目的とする。 【構成】 記録担体107と、光束発生手段109と、
移動手段133と、Rf、Ts1、Ts2信号等の信号
生成手段と、これらを2値化する2値化手段140〜1
42と、それぞれの計数手段(142〜144)と、こ
の計数手段から得られる計数値により記録担体の条件に
基づいて所定計算値、即ち絶対値結果、又は最大値又は
最小値、又は平均値等を得る計算手段122とを具備
し、移動手段による記録担体上の横断トラック数を計数
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数トラックを有する
記録担体に対して、トラック横断信号からトラック数を
計数するトラック計数装置に関し、特にシーク時の光カ
ード上のトラック横断信号からトラック数を計数するト
ラック計数装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来、光を用いて情報を記録し、また記録
されている情報を読み出す記録媒体の形態としては、デ
ィスク状、カード状、テープ状等の各種のものが知られ
ている。これらの光学的情報記録媒体には、記録及び再
生の可能なものや、再生のみ可能なもの等がある。特
に、記録媒体としての光カードは製造の容易さ、携帯性
のよさ、アクセス性のよさなどの特徴から用途が拡大さ
れて行くと考えられている。そして、この光カードを対
象とする光学的情報記録再生装置としては種々のものが
提供されている。
【0003】こうした光学的情報記録再生装置では、常
にオートトラッキング(AT)制御、オートフォーカシ
ング(AF)制御を行ないつつ記録、再生が行なわれ
る。また、記録媒体への情報の記録は記録情報に従って
変調され、微小スポット状に絞られた光ビームで情報ト
ラックを走査することにより行なわれ、光学的に検出可
能な情報ピット列として一連の情報が記録される。更
に、記録媒体からの情報の再生は、該媒体に記録が行な
われない程度の一定パワーの光ビームスポットで、情報
トラックの情報ピット列を走査し、該媒体から反射光、
または透過光を検出することにより行なわれる。
【0004】図11はこうした情報の記録/再生方式の
代表的な例を示した図である。図11の装置では、半導
体レーザ101の発光光束はコリメータレンズ102で
平行光線とされ、これが回析格子103で複数光束に分
割される。そして、この分割された光束は偏光ビームス
プリッタ104を直進し、1/4波長板105で直線偏
光を円偏光に変換し、更に対物レンズ106を介して光
カード107上に集光される。光カード107からの反
射光は、対物レンズ106、1/4波長板105、偏光
ビームスプリッタ104、トーリックレンズ108を経
由して光検出器109へ集光、入射する。この時、回析
格子103で分割された光束のうち0次回析光を用いて
記録、再生、及びオートフォーカシング制御(AF制
御)が行なわれ、また±1次回析光を用いてオートトラ
ッキング制御(AT制御)が行なわれる。AF制御は非
点収差方式で、AT制御は3ビーム方式で行なわれる。
【0005】図12(A)は光カードの概略的平面図で
ある。光カード107には情報記録再生トラックが多数
平行に配列されており、ここではその一部がT1、T
2、T3として示されている。このトラックはトラッキ
ングトラックtt1〜tt4で区分されている。トラッ
キングトラックtt1〜tt4は、溝又はトラックT1
〜T3とは反射率の異なる物質で形成され、トラッキン
グ信号を得るガイドとしてしようされる。図12(A)
はまたトラックT3に情報を記録、又は再生する例を示
している。この例では、記録、再生、AF制御用の0次
回析光110はトラックT3上に、AT制御用の±1次
回析光111、112は各々トラッキングtt3、tt
4に照射される。そして、その回析光111、112か
らの反射光により後述するトラッキング信号を得て、0
次回析光110が正しくトラックT3上を走査する様に
制御される。各回析光110、111、112は、同一
の位置関係を保ったまま光カード配送機構で光カード1
07上を図面上左右に走査する。又は、光カード107
を移動させずに、光学系を移動してトラックを走査す
る。
【0006】この走査方式には、光学系を動かす方式と
光カードを動かす方式とがあるが、どちらの方式であっ
ても、光学系と光カードは相対往復運動をするために、
光カード両端に一定速度でない部分が生じる。この様子
を示したのが図12(B)である。図12(B)の横軸
は光カードの左右方向を表わし、縦軸は走査速度を表わ
している。通常、光カード107の中央部の定速走査領
域が記録領域として使用され、この両端に反転領域とし
て加減速領域が配置される。
【0007】図13は、図12(A)の各回析光110
〜112の部分拡大図である。記録、再生、AF制御用
の0次回析光110は、AT制御用±1次回析光11
1、112の中心に位置し、トラックT3の中心を走査
する。斜線部113a、b、cは、0次回析光110に
よる記録列で、一般的にはピットと呼ばれている。ピッ
ト113a、b、cは周辺と反射率が異なる為、再度弱
い光スポット110で走査すると0次回析光110の反
射光はピット113a、b、cで変調され、再生信号が
得られる。尚、tt3、tt4は隣接するトラッキング
トラックである。図14は、図11に示した光検出器1
09の詳細と信号処理回路を示した回路図である。図に
おいて、光検出器109は4分割光センサ114、光セ
ンサ115、116の合計6ケの光センサから構成され
ている。また、光スポット110a、111a、112
aは、各々図12(A)、図13における各回析光11
0、111、112の反射光を表わす。光スポット11
0aは4分割光センサ114上に集光され、光スポット
111a、112aは各々光センサ115、116上に
集光される。
【0008】4分割光センサ114の各方向のセンサ出
力は、加算回路117、118で各々加算される。加算
回路117、118の出力は同じく加算回路121で加
算され、情報再生信号RFとして再生される。即ち、R
Fは4分割光センサ114に集光する光スポット110
aの全てに相当する。又、加算回路117、118の出
力は差動回路120で減算され、フォーカシング制御信
号Afとなる。即ち、Afは4分割光センサ114の各
対角方向の和同士の差分である。この非点収差方式は文
献に詳しいのでここでは省略する。光センサ115、1
16の出力は、差動回路119で減算され、トラッキン
グ制御信号Atと成る。通常、このAtが零になる様に
制御され、これによって光スポットを情報トラックに追
従して走査させるためのトラッキング制御が行なわれ
る。
【0009】光カード上の目標トラックへ光学系を位置
づけるシーク方式としては、光スポットが光カード上の
トラックを横切るときに生じるトラック横断信号を計数
して、目標トラックをシークする方式がある。この方式
は外部スケールを基準として光学系を目標トラックへ位
置づける方式よりも一度で精度良く目標トラックに位置
づけることが可能である。
【0010】図15は光カード107をキャリッジ13
4に装着し、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称
す)133を使用して光カード107上のトラックと直
角の方向に、光学系に対して、相対的に移動させ、トラ
ック横断信号を計数することにより目標トラックをシー
クする方式によるトラック計数装置のトラッキング制御
系、VCM133の位置制御及び駆動系のブロック図で
ある。
【0011】この制御系について詳述すると、符号12
2は装置の各部を制御する主制御回路(以下、MPUと
称する)、123は図11の光検出器109と信号処理
回路から得られた図14のトラッキング制御信号Atを
ある適切なしきい値でパルス化し、トラック横断パルス
信号を生成する2値化回路、125はMPU122が出
力するディジタル信号をアナログ信号に変換しVCM1
33の駆動信号を生成するD/A変換器、127はVC
M133の駆動信号の位相補償を行う位相補償器、12
8はMPU122の指示により光カード107を装着す
るキャリッジ134の移動方向に対してVCM133の
駆動電圧の極性切り換え回路であり、(+)の極性でL
方向へ、(−)の極性でRの方向へキャリッジ134が
移動するようになっている。
【0012】また、符号129はトラッキング制御信号
Atの低周波成分を取り出しVCM133の位置制御信
号を生成する低域通過フィルタ(以下、LPFと称す
る)、130はVCM133の位置制御信号を位相補償
する位相補償器である。
【0013】符号131はMPU122の指示により、
極性切り換え回路128の出力((ロ)側)と位相補償
器130の出力((イ)側)、すなわちVCM133の
駆動信号と位置制御信号を切り換える切り換えスイッ
チ、132は切り換えスイッチ131の出力を電力増幅
するドライバである。
【0014】符号135はトラッキング制御信号Atの
位相補償を行う位相補償器、136はMPU122の指
示により位相補償器135の出力((ハ)側)と接地さ
れている(ニ)側を切り換える切り換えスイッチであ
り、トラッキング制御時は(ハ)側が、シーク時には
(ニ)側が選択される。137は切り換えスイッチ13
6の出力を電力増幅するドライバ、138は対物レンズ
106をトラックと直角方向に移動させるためのトラッ
キングアクチュエータのATコイルである。
【0015】図15のトラック計数装置における目標ト
ラックへのシーク動作を図16のフローチャート及び図
17のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0016】初期状態は光スポットがトラックTN上に
位置し、対物レンズ106は図示していないフォーカシ
ング制御回路により光カード107上に合焦状態にあ
り、かつ切り換えスイッチ136は(ハ)側に、切り換
えスイッチ131は(イ)側に切り換えられ、トラック
TNにトラッキング制御及び位置制御が行われているも
のとする。
【0017】図示していない上位CPUがトラックTN
からR方向にN本目のトラックT0へのシーク命令をM
PU122に出すと(S0)、MPU122は目標トラ
ックカウント値をNとし(S1)、Nに応じた減速開始
トラックカウント値NFを算出する(S2)。
【0018】次に、MPU122はトラックカウント変
数TCに0を設定し(S3)、キャリッジ134をR方
向へ送るために極性切り換え器128の極性を(−)側
に切り換え、切り換えスイッチ136を(ハ)側から
(ニ)側へ切り換えトラッキング制御を切り、切り換え
スイッチ131を(イ)側から(ロ)側へ切り換え、V
CM133の位置制御系から駆動系に切り換える(S
4)。
【0019】そして、MPU122はVCM133を駆
動するために必要な電圧に対応するディジタル値をA/
D変換器125に出力する(S5)。VCM133がR
方向に動き出すと、光スポットがトラックを横切り始め
るため、At信号は図17(e)のような波形となる。
このAt信号は2値化回路123において図17(f)
のようにパルス化され、MPU122に入力される。
【0020】MPU122はこのパルスの立ち上がりを
検知すると(S6)、トラックカウント変数TCを1だ
けインクリメントし(S7)、TCが減速開始トラック
カウント値NFに一致していなければ、再びステップS
6に戻り、トラック横断パルス信号の立ち上がりを検知
するまで待つ。
【0021】そして、トラックカウント変数TCが減速
開始トラックカウント値NFに一致したことを検知する
と(S8)、トラックカウント変数TCに応じてD/A
変換器125に出力するディジタル値を減少させてい
き、VCM133の減速を行う(S9〜S12)。
【0022】トラックカウント変数TCがNとなる図1
7のA点に到達すると、切り換えスイッチ136を
(ニ)側から(ハ)側に切り換えてトラッキング制御を
行い、目標トラックT0に引き込ませる(S13)。続
いて、切り換えスイッチ131を(ロ)側から(イ)側
に切り換えて、VCM133の位置制御を行い(S1
4)、シーク動作を終了する(S15)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ーク動作例では、図18(a)のようにトラックT2上
の+1次回析光111が横切る位置に、光を吸収するよ
うな欠陥やゴミ、傷があると疑似的なトラック横断信号
がトラッキング制御信号Atに生じてしまう。このレベ
ルが2値化回路のしきい値を越えるレベルであると、同
図A点においてトラック横断パルス信号が生じ、MPU
122はこれを誤カウントしてしまう。
【0024】その結果、目標トラックT0よりも手前の
トラックT1を誤シークしてしまうという欠点がぁっ
た。
【0025】同様に、上記シーク動作例では、図19
(a)のようなトラックT2からT1にかけて、−1次
回析光が横切る位置に光を吸収するような大きな欠陥や
ゴミ、傷があると、同図(d)Ts2信号のA点とB点
に本来2つのトラック横断信号が生じなければならない
のに、1つのトラック横断信号しか生じていない。
【0026】この結果、Ts1信号とTs2信号の差分
を取ったAt信号(同図(e))を2値化回路123で
パルス化を行ったAtパルス信号(同図(f))のA点
及びB点にはトラック横断パルス信号が生じないため、
目標トラックT0よりもR方向のトラックに誤シークし
てしまうという欠点もあった。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によるトラック計
数装置は、上記欠点を解決するために成されたもので、
複数の記録トラックを有する記録担体と、複数の光束を
発生する光束発生手段と、記録担体または光束発生手段
をトラック方向と直角な方向に相対的に移動させる移動
手段と、光束発生手段から得られる複数の光束を記録担
体に照射することによって得られる記録担体からの反射
光の光量に応じた信号を生成する複数の信号生成手段と
を備え、さらに、記録担体と光束発生手段とを移動手段
の移動により得られた複数の信号生成手段の信号をそれ
ぞれ2値化する複数の2値化手段と、複数の2値化手段
から得られる2値化信号をそれぞれ計数する複数の計数
手段と、複数の計数手段から得られる計数値により記録
担体の条件に基づいて所定計算値を得る計算手段とを具
備し、計算手段の計算値に基づいて、記録担体または光
束発生手段を移動手段により移動させたときの横断トラ
ック数を計数することを特徴とする。
【0028】また、本発明によるトラック計数装置は、
上記計算手段が、複数の計数手段から得られる計数値の
多数決を取ることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明によるトラック計数装置
は、上記計算手段が、複数の計数手段から得られる計数
値の平均値を求めることを特徴とする。
【0030】さらにまた、本発明によるトラック計数装
置は、上記計算手段が、複数の計数手段から得られる計
数値の最大値と最小値を除いた計数値から平均値を求め
ることを特徴とする。
【0031】加えて、本発明によるトラック計数装置
は、上記計算手段が、複数の計数手段から得られる計数
値の最大値及び最小値を検知する検知手段と、事前の横
断トラック計数値の結果から最大値あるいは最小値のい
ずれかの値をとる判定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0032】加えてまた、本発明によるトラック計数装
置は、上記判定手段が、記録担体を本発明のトラック計
数装置に挿入した最初に記録担体または光束発生手段を
移動手段により移動させたときの横断トラック数を計数
した値に基づいて判定することを特徴とする。
【0033】加えてさらに、本発明によるトラック計数
装置は、上記判定手段が、当該移動手段の移動直前に、
記録担体または光束発生手段をトラック方向と直角の方
向に相対的に移動させたとき得られた横断トラック計数
値に基づいて判定することを特徴とする。
【0034】また、本発明によるトラック計数装置は、
複数の記録トラックを有する記録担体と、複数の光束を
発生する光束発生手段と、記録担体または光束発生手段
をトラック方向と直角な方向に相対的に移動させる移動
手段と、光束発生手段から得られる複数の光束を記録担
体に照射することによって得られる記録担体からの反射
光の光量に応じた信号を生成する複数の信号生成手段と
を備え、記録担体と光束発生手段とを移動手段の移動に
より得られた複数の信号生成手段の信号をそれぞれ2値
化する複数の2値化手段と、複数の2値化手段から得ら
れる2値化信号をそれぞれ計数する複数の計数手段と、
複数の計数手段から得られる計数値から多数決を求める
多数決手段と、計数値から最大値及び最小値を判別する
判別手段と、計数値からそれらの平均値を求める平均値
手段と、多数決手段と判別手段と平均値手段とを、当該
移動手段の動作直前の移動手段の前記計数手段の計数値
に基づいて切り換える切り換え手段と、この切り換え手
段により選択された多数決手段あるいは判別手段あるい
は平均値手段により移動手段による横断トラック数を計
数手段の計数にて行わせることを特徴とする。
【0035】更にまた、本発明によるトラック計数装置
は、上記切り換え手段が、記録担体を当該トラック計数
装置に挿入した最初に記録担体または光束発生手段を移
動手段により移動させたときの横断トラック数を計数し
た値に基づいて切り換えることを特徴とする。
【0036】更に加えて、本発明によるトラック計数装
置は、上記切り換え手段が、当該移動手段の移動直前
に、記録担体または光束発生手段をトラック方向と直角
の方向に相対的に移動させたとき得られた横断トラック
計数値に基づいて切り換えることを特徴とする。
【0037】
【作用】故に、この発明の構成は、特に図1に示すブロ
ック図により成り、本発明によるトラック計数装置は、
例えば光カード等の複数の記録トラックを有する記録担
体と、例えば光学系による複数の光束を発生する光束発
生手段と、この記録担体または光束発生手段をトラック
方向と直角な方向に相対的に移動させる例えばキャリッ
ジやボイスコイルモータ等を含む移動手段と、光束発生
手段から得られる複数の光束を記録担体に照射すること
によって得られる記録担体からの反射光の光量に応じた
信号を生成する複数の信号生成手段とを備えた基本的構
成に加えて、さらに、記録担体と光束発生手段とを移動
手段の移動により得られた複数の信号生成手段の信号を
それぞれ2値化して、これらの2値化した2値化信号を
複数の計数手段によりそれぞれ計数した計数値を得て、
これらの計数値により記録担体の、特に欠陥条件に基づ
いて計算手段により所定の計算値を得、この計算値に基
づいて、記録担体または光束発生手段を移動手段により
移動させたときの横断トラック数を計数するように作用
するものである。
【0038】また、上記計算手段は、複数の計数手段か
ら得られる計数値の多数決を取るように作用するもので
ある。
【0039】さらに、上記計算手段は、複数の計数手段
から得られる計数値の平均値を求めるように作用するも
のである。
【0040】さらにまた、上記計算手段は、複数の計数
手段から得られる計数値の最大値と最小値を除いた計数
値から平均値を求めるように作用するものである。
【0041】加えて、上記計算手段は、複数の計数手段
から得られる計数値の最大値及び最小値を検知し、事前
の横断トラック計数値の結果から判定手段により最大値
あるいは最小値のいずれかの値をとるように作用するも
のである。
【0042】加えてまた、上記判定手段は、記録担体を
本発明のトラック計数装置に挿入した最初に記録担体ま
たは光束発生手段を移動させたときの横断トラック数を
計数した値に基づいて判定するように作用するものであ
る。
【0043】加えてさらに、上記判定手段は、当該移動
手段の移動直前に、記録担体または光束発生手段をトラ
ック方向と直角の方向に相対的に移動させたとき得られ
た横断トラック計数値に基づいて判定するように作用す
るものである。
【0044】また、本発明によるトラック計数装置の構
成は、複数の記録トラックを有する記録担体と、複数の
光束を発生する光束発生手段と、記録担体または光束発
生手段をトラック方向と直角な方向に相対的に移動させ
る移動手段と、光束発生手段から得られる複数の光束を
記録担体に照射することによって得られる記録担体から
の反射光の光量に応じた信号を生成する信号生成手段と
を備えたことを基本的構成とし、記録担体と光束発生手
段とのいずれかを移動手段の移動により得られた複数の
信号生成手段の信号をそれぞれ2値化手段により2値化
し、これらの2値化手段から得られる2値化信号をそれ
ぞれ計数手段により計数し、これらの計数手段から得ら
れる計数値について多数決手段により多数決結果を得
て、又はこれらの計数値から判別手段により最大値及び
最小値を判別して、又は計数値から平均値手段によりそ
れらの平均値を求めて、こうしてこれらの結果のいずれ
かについて、当該移動手段の動作直前の移動手段の前記
計数手段の計数値を基礎として切り換え手段によって切
り換え、この切り換え手段により選択された多数決手段
あるいは判別手段あるいは平均値手段により移動手段に
よる横断トラック数を計数手段の計数に基づいて行わせ
るように作用するものである。
【0045】更にまた、上記切り換え手段は、記録担体
を当該トラック計数装置に挿入した最初に記録担体また
は光束発生手段を移動手段により移動させたときの横断
トラック数を計数した値に基づいて切り換えるように作
用するものである。
【0046】更に加えて、上記切り換え手段は、当該移
動手段の移動直前に、記録担体または光束発生手段をト
ラック方向と直角の方向に相対的に移動させたとき得ら
れた横断トラック計数値に基づいて切り換えるように作
用するものである。
【0047】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0048】まず、本発明のトラック計数装置の一実施
例を図1に示して説明する。図1には、本発明の要部の
トラッキング制御系、VCMの位置制御系及び駆動系の
構成を示している。ここでは、図9に示した装置と同一
部分は、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図1において、符号145、146は光センサ115及
び116の出力TS1及びTS2信号を適切なゲインで
増幅する増幅器、符号139〜141は適切なしきい値
でRf、Ts1及びTs2信号をパルス化する2値化回
路、符号142〜144はパルス化されたRf、Ts1
及びTs2信号を計数するカウンタである。MPU12
2は、トラッキング信号Atの2値化信号を取り込むと
共に、カウンタ142〜144のカウント値を入力し
て、以下に説明する種々の制御を行なう。
【0049】[A.実施例1]次に、本実施例1の動作
を図2に示すフローチャート及び図3、図4のタイミン
グチャートを参照して説明する。
【0050】初期状態は、図14をも参照しつつ、光カ
ード107をトラック計数装置に挿入し、載置されてい
るローディング機構により、キャリッジ134も上に光
カード107を装着する。そして、光スポットが光カー
ド内のトラックTN上に位置して照射され、反射された
光スポット110a〜112aは、各センサを照射す
る。そして、4分割センサ114からのピックアップ信
号は、加算回路117、118で加算出力され、この各
出力の差信号は、オートフォーカシング制御信号Afと
してフォーカシング制御回路の動作を制御し、光カード
107上に対物レンズ106が合焦状態にある。また、
切り換えスイッチ136は(ハ)側に、切り換えスイッ
チ131は(イ)側に接続され、トラックTNにトラッ
キング制御及び位置制御が行われているものとする。
【0051】MPU122に接続された図示していない
上位CPUが、トラックTNからR方向にN本目のトラ
ックT0へのシーク命令をMPU122に出すと(S2
0)、MPU122は目標トラックカウント値をNとし
(S21)、カウント値Nに応じた減速開始トラックカ
ウント値NFを算出する(S22)。
【0052】次に、MPU122は、カウンタ142〜
144のカウンタ値及びトラックカウント変数TCに対
して、各々0にリセットする(S23)。そしてキャリ
ッジ134をR方向へ送るために、極性切り換え器12
8の極性を(−)側に切り換え、また切り換えスイッチ
136を(ハ)側から(ニ)側へ切り換えてトラッキン
グ制御のループをオフとし、さらに切り換えスイッチ1
31を(イ)側から(ロ)側へ切り換え、VCM133
について位置制御系から駆動系に切り換える(S2
4)。
【0053】そして、MPU122はVCM133を駆
動するために必要な電圧に対応するディジタル値をD/
A変換器125に入力することによってVCM133が
R方向に動き出す(S25)。そうすると、光スポット
の0次回析光110と±1次回析光111、112がト
ラックを横切り始めるため、RF、TS1、TS2信号
が図3(b)、(c)、(d)のような各トラック横断
信号となる。これらの各信号は2値化回路139、14
0、141においてパルス化され、カウンタ142、1
43、144によってトラックカウントが行われる。
【0054】こうして、MPU122はカウンタ14
2、143、144のカウント値のリードを行う(S2
6)。そして、MPU122でそれぞれのカウント値に
対して多数決演算が行われ、カウンタの多数決結果がト
ラックカウント変数TCと比較される(S27)。ここ
で、カウンタの多数決結果がトラックカウント変数TC
と同じであれば、再びステップS26に戻りカウンタ1
42、143、144のカウント値のリードを行う。多
数決が取れない場合も同じく再びステップS26に戻
る。もしカウンタの多数決結果がトラックカウント変数
TCより大きくなっていたら、TCにカウンタの多数決
結果を代入し(S28)、TCが減速開始トラックカウ
ント値NFと比較され(S29)、TCがNFより小さ
ければ再びステップS26に戻り、カウンタ142、1
43、144のカウント値のリードを行う。
【0055】そして、トラックカウント変数TCが目標
トラックカウント値Nの大きさに応じて算出された減速
開始トラックカウント値NFになると、上記と同様にト
ラックカウントを行いながら、TCに応じてD/A変換
器125に入力するディジタル値を減少させていき、V
CM133の減速を行う(S30)。
【0056】ここで、図3(a)に示すように、トラッ
クT2上の+1次回析光111が横切る位置に、光を吸
収するような欠陥やゴミ、傷があると同図(c)の20
1部のような疑似的なトラック横断信号がTs1信号に
生じるため、At信号にも同図(e)の202部のよう
な疑似信号が生じてしまう。このレベルが2値化回路の
しきい値を越えるレベルであると、同図(g)のTs1
パルス信号の203部のようなトラック横断パルス信号
が生じてしまう。このような状態については、つぎに示
す動作を行う。
【0057】まず、図3のA点で、カウンタ142、1
43、144のカウント値をリードする(S31)と、
全てのカウント値がN−3である。従って、ここでの多
数決結果はN−3となる。次に、同図B点でカウンタを
リードしたときはカウンタ142、143のカウント値
はN−2であり、カウンタ144のカウント値はN−3
であるので、ここでの多数決結果はN−2となる(S3
2)。C点においては、Ts1信号に疑似トラック横断
パルス信号203が生じるため、E点ではカウンタ14
3のカウント値が目標トラックカウント数Nに等しくな
るが、この時の多数決結果がN−2であるので、まだシ
ーク動作は終了しない(S32)。
【0058】結局、Ts2のトラック横断パルス信号の
カウンタ144のカウント値がNとなるH点で、多数決
結果がN、つまりトラックカウント変数TCがNとなる
(S33)。そして、MPU122がTC=Nとなった
ことを検知すると(S34)、切り換えスイッチ136
を(ニ)側から(ハ)側に切り換えてトラッキング制御
を行い、目標トラック(T0)に引き込ませる(S3
5)。続いて、切り換えスイッチ131を(ロ)側から
(イ)側に切り換えて、VCM133の位置制御を行い
(S36)、シーク動作を終了する(S37)。
【0059】また、図4(a)に示すように、−1次回
析光112とが横切る位置に、トラックT2からT1に
かけて光を吸収する欠陥やゴミ、傷があると、同図
(d)のTs2信号の204部のように、本来2つのト
ラック制御信号が生じなければならないのに1つのトラ
ック横断信号しか生じない。その結果、同図(h)のT
s2パルス信号の206部のようなトラック横断パルス
信号が生じる。このような状態において上記実施例では
次のように動作する。
【0060】まず、図4のA点で、カウンタ142、1
43、144のカウント値をリードする(S31)と、
全てのカウント値がN−3である。従って、ここでの多
数決結果はN−3となる。次に、同図B点でカウンタを
リードしたときはカウンタ142、143のカウント値
はN−2であり、カウンタ144のカウント値はN−3
であるので、ここでの多数決結果はN−2となる(S3
2)。C点においては、Ts2信号に疑似トラック横断
パルス信号206が生じるが、カウント値の多数決を取
るので、他の2信号が正常であれば影響はない。
【0061】結局、Rfトラック横断パルス信号のカウ
ンタ142のカウント値が目標トラックカウント数Nに
等しくなるF点で、多数決結果がN、つまりトラックカ
ウント変数TCが多数決結果Nとなる(S33)。そし
て、MPU122がTC=Nとなったことを検知すると
(S34)、切り換えスイッチ136を(ニ)側から
(ハ)側に切り換えてトラッキングサーボ系のループを
クローズドして、トラッキング制御を行い、目標トラッ
ク(T0)に引き込ませる(S35)。続いて、切り換
えスイッチ131を(ロ)側から(イ)側に切り換え
て、VCM133の減速駆動状態を止めてから位置制御
を行い(S36)、シーク動作を終了する(S37)。
【0062】上記例ではシーク動作をR方向について説
明したが、L方向へのシーク動作においても同様な動作
を行う。
【0063】上記実施例1では、ボイスコイルモータ
(VCM)133を使用して、光カードを載置したキャ
リッジ134を光カード107上のトラック列方向の直
角方向に光学系に対して相対的に移動させる例を示した
が、光学系をトラックと直角方向にキャリッジ134に
対して相対的に移動させても良い。
【0064】また、上記実施例1では、キャリッジ13
4を移動させる手段として、ボイスコイルモータ133
を使用した例を示したが、パルスモータや超音波モー
タ、リニアモータ等を使用しても良い。
【0065】更に、上記実施例1では、トラック横断信
号を計数するカウンタとして初期値を0としてカウント
アップするカウンタの例を示したが、初期値にトラック
カウント値Nを設定してカウントダウンするカウンタと
しても良く、またトラック横断信号を直接、MPUでカ
ウントしても良い。
【0066】また、上記実施例1で、多数決結果をトラ
ックカウント変数TCと比較したが、多数決を行って,
nトラックカウントする毎に少数側となるカウンタのカ
ウント値を多数側のカウンタのカウント値にリセット
し、再びトラックカウントを行っても良い。ただ、この
際、nカウントは目標カウント値Nより小である。
【0067】[B.実施例2]次に、本発明の実施例2
について説明する。この実施例2の構成は、実施例1で
示した図1の構成と略同じであるが、その動作が異なる
ので、図5に示すフローチャート及び図6、図7のタイ
ミングチャートを参照して説明する。尚、実施例1で説
明した図2〜図4と同等部分については同一符号を付
し、実施例1で説明した重複部分の説明を避け、異なる
部分について、特に詳細に説明する。
【0068】図5において、ステップS20〜S23は
実施例1と同様であり、カウンタ142〜144のカウ
ント値及びトラックカウント変数TCを0にリセットし
(S23)、このシーク動作の直前に行われたシークに
おける目標トラックと実際にシークされたトラックとの
誤差から各カウンタの最小値をトラックカウント値とす
るか最大値をトラックカウント値とするかを選択する
(S41)。この後ステップS24〜S26へと進む。
【0069】ステップS26では、カウンタ142〜1
44によってトラックカウントが行われ、MPU122
は夫々のカウント値のリードを行い、更に、それぞれの
カウント値を比較してカウント値の最小値または最大値
が選択される。そして、このカウンタの最小値または最
大値がトラックカウント変数TCと比較され(S4
2)、トラックカウント変数TCと同じか小さければ、
再びステップS26に戻り、カウンタ142〜144の
カウント値のリードを行なう。もし、カウンタの最小値
または最大値がトラックカウント変数TCより大きくな
っていたら、TCにカウンタの最小値または最大値を代
入し(S43)、そのTCがステップS22で求めた減
速開始トラックカウント値NFと比較される等の、ステ
ップS29〜S31に進む。
【0070】次に、ステップS44、45について、特
に図6、図7を参照して説明する。図6(a)に示すよ
うに、トラックT2上の0次回析光110と+1次回析
光111とが横切る位置に、光を吸収するような欠陥や
ゴミ、傷があると、同図(b)RF信号の207部や同
図(c)Ts1信号の208部のような信号波形をRF
信号やTS1信号に得て、結局、疑似的なトラック横断
信号がトラッキング制御信号Atに生じてしまう。この
レベルが2値化回路のしきい値を超えるレベルである
と、同図(f)RFパルス信号のB点における209部
や、同図(g)Ts1パルス信号のA点における210
部のようなトラック横断パルス信号が生じる。
【0071】しかし、例えば、トラックカウント値をカ
ウンタの最小値と選択すれば、Ts2のトラック横断信
号には疑似トラック横断信号は生じないので、同図のA
点でのカウント値がN−3となり、同図のB点ではN−
2となる。
【0072】従って、Ts1のトラック横断パルス信号
のカウンタ143のカウント値がNとなる同図のC点で
の最小値は、Ts2のトラック横断パルス信号のカウン
タ144のカウント値はN−2であるので、シーク動作
は終了しない。同様に、Rfのトラック横断パルス信号
のカウンタ143のカウント値がNとなる同図のD点で
の最小値は、Ts2のトラック横断パルス信号のカウン
タ144のカウント値がN−2であるので、この点でも
シーク動作は終了しない。
【0073】すなわち、ステップS31では、カウンタ
142〜144によってトラックカウントが行われ、M
PU122は夫々のカウント値のリードを行い、更に、
それぞれのカウント値を比較してカウント値の最小値ま
たは最大値が選択される。そして、このカウンタの最小
値または最大値がトラックカウント変数TCと比較され
(S44)、トラックカウント変数TCと同じか小さけ
れば、再びステップS31に戻り、カウンタ142〜1
44のカウント値のリードを行なう。もし、カウンタの
最小値または最大値がトラックカウント変数TCより大
きくなっていたら、TCにカウンタの最小値または最大
値を代入し(S45)、そのTCが目標カウント値Nと
比較される(S34)。
【0074】結局、Ts2のトラック横断パルス信号の
カウンタ144のカウント値がNとなる同図のE点で、
トラックカウント変数TCはNとなる。そして、MPU
122がステップS34においてTC=Nとなったこと
を検知すると、ステップS35へ移行する。その後、ス
テップS36、S37を進み、シーク動作を終了する。
こうして、トラックT0上の情報をピックアップして行
くのである。
【0075】また、図7(a)に示すような、0次回析
光110と−1次回析光112とが横切る位置に、トラ
ックT2からT1にかけて光を吸収する欠陥やゴミ、傷
があると仮定する。この場合、同図(b)Rf信号の2
11部や同図(d)Ts2信号の212部のように、本
来2つのトラック横断信号が生じなければならないのに
1つのトラック横断信号しか生じない。その結果、同図
(f)Rfパルス信号のB点の213部や同図(h)T
s1パルス信号のC点の214部のようなトラック横断
パルス信号が生じる。
【0076】しかし、トラックカウント値をカウンタの
最大値と選択すれば、Ts1のトラック横断信号には本
来のトラック横断信号が生じるので、同図のE点でカウ
ンタの最大値がNとなる。そして、MPU122がステ
ップS34において、TC=Nとなったことを検知する
と、ステップS35へ移行し、その後、ステップS3
6、S37を進み、シーク動作を終了する。
【0077】尚、上記実施例2では、3つの0次、±1
次回析光の反射量を表わす信号のカウント値の最小値又
は最大値をトラックカウント値としたが、上記3つの信
号の内2つの信号のカウント値の最小値又は最大値をト
ラックカウント値としても良い。
【0078】[C.実施例3]次に、本発明の実施例3
について説明する。この実施例3の構成は、実施例1で
示した図1の構成と略同じであるが、その動作が異なる
ので、図8に示すフローチャート及び図9のタイミング
チャートを参照しつつ説明する。尚、実施例1で説明の
図2〜図4と同等部分については同一符号を付し、実施
例1で説明した重複部分の説明を避け、異なる部分につ
いて、特に詳細に説明する。
【0079】図8において、ステップS20〜S26は
実施例1と同様である。
【0080】ステップS26では、カウンタ142〜1
44によってトラックカウントが行われ、MPU122
は夫々カウント値のリードを行う。そして、MPU12
2でそれぞれのカウント値に対して平均値が求められ、
カウント値の平均値がトラックカウント変数と比較され
る(S51)。ここで、カウンタの平均値がトラックカ
ウント変数TCと同じになるまで、再びステップS26
に戻り、カウンタ142、143、144のカウント値
のリードを行う。もし、カウンタの平均値がトラックカ
ウント変数TCより大きくなっていたら、TCにカウン
タの平均値を代入し(S52)、TCがステップS22
で求めた減速開始トラックカウント値NFと比較され
(S29)、その後ステップS30、S31へと進めら
れる。
【0081】ここで、図9(a)に示すように、トラッ
クT2からT1にかけて0次回析光110が横切る位置
の215部や、トラックT2上の+1次回析光111が
横切る位置の216部のように、光を吸収又は乱反射す
るような欠陥やゴミ、傷があると、同図(b)RF信号
の217部や同図(c)Ts1信号の218部のような
信号波形をRF信号やTS1信号に得て、結局、疑似的
なトラック横断信号がトラッキング制御信号At(同図
(e))に生じてしまう。このAt信号のレベルが2値
化回路のしきい値を超えるレベルであると、同図(f)
RFパルス信号のD点における219部や、同図(g)
Ts1パルス信号のB点における220部のようなトラ
ック横断パルス信号が生じる。
【0082】この場合、図9のA点で、カウンタ14
2、143、144をリードする(S26)と、全ての
カウント値がN−3である。従って、ここでのカウンタ
の平均値はN−3となる。B点において、Ts1パルス
信号に疑似トラック横断パルス信号220が生じるた
め、((N−2)+(N−1)+(N−3))/3=N
−2であり、またC点でカウンタ143のカウント値が
目標トラックカウント数Nに等しくなるが、この時のカ
ウンタの平均値が、((N−2)+N+(N−2))/
3=N−(4/3)であるので、まだシーク動作は終了
しない。よって、この場合、ステップS30に戻る。
【0083】すなわち、ステップS31では、カウンタ
142〜144によってトラックカウントが行われ、M
PU122は夫々のカウント値のリードを行い、更に、
それぞれのカウント値からそれらの平均値を求め、この
平均値がトラックカウント変数TCと比較され(S5
3)、トラックカウント変数TCと同じか小さければ、
再びステップS31に戻り、カウンタ142〜144の
カウント値のリードを行なう。もし、カウント値からの
平均値がトラックカウント変数TCより大きくなってい
たら、TCにカウント値からの平均値を代入し(S5
4)、そのTCが目標カウント値Nと比較される(S3
4)。
【0084】結局、Ts2のトラック横断パルス信号の
カウンタ144のカウント値がNとなるE点で、カウン
タの平均値が((N−1)+(N+1)+N)/3=
N、つまり、トラックカウント変数TCがNとなる(S
34)。そして、MPU122がTC=Nとなったこと
を検知すると(S34)、ステップS35へ移行する。
その後、ステップS36、S37へ進み、シーク動作を
終了する。
【0085】上記実施例では、R方向への例を示した
が、L方向へのシーク動作は、カウンタをリードする順
番がR方向へのシーク動作における順番とは逆になり、
カウンタ144、143、142の順でリードが行わ
れ、R方向と同様にトラックカウントが行われる。
【0086】以上の実施例3では、0次、±1次回析光
の反射光量を表わす3つの信号のカウント値の平均値を
トラックカウント値としたが、複数のカウント値の最大
値と最小値を除いた信号のカウント値を平均値としてト
ラックカウント値としてもよく、シーク動作を確実に動
作させるために、3ケ以上の光スポットを用いてトラッ
クジャンプ動作を行う場合に有効である。
【0087】また、上記3つの信号の内2つの信号のカ
ウント値の平均値をトラックカウント値としても良い場
合がある。
【0088】[D.実施例4]上記各実施例では、R
f、Ts1及びTs2信号に生じるトラック横断信号を
それぞれパルス化し、カウンタによってそれぞれのトラ
ック横断パルス信号をカウントし、それらのカウント値
の多数決結果や、最大値又は最小値や、平均値をトラッ
クカウント値とする方法を示した。
【0089】これらのうち、多数決結果をトラックカウ
ント値とする方法は、図3や図4に示すように、0次回
析光と±1次回析光の3つの回析光の内の1つの回析光
が横切る位置にのみ、光を吸収、乱反射するような欠陥
等がある場合、つまり2つ以上のカウンタ値が一致して
いるときには特に有効である。
【0090】しかし、2つの回析光が横切る位置に光を
吸収するような欠陥がある場合は、多数決結果が欠陥の
影響のあるカウンタのカウント値となってしまうので有
効ではない。このような場合、その欠陥がトラック間に
跨がるくらいの大きさの時は最大値を、トラック間隔よ
りも小さい時は最小値をトラックカウント値とする方法
が有効である。
【0091】しかし、カウント値の最大値あるいは最小
値をトラックカウント値とする方法も、0次回析光と±
1次回析光の3つの回析光それぞれが横切る位置に、ラ
ンダムに光を吸収するような欠陥等がある場合には有効
ではない。このような場合、カウント値の平均値をトラ
ックカウント値とする方法により真値に近付けることが
できる。
【0092】しかしながら、0次回析光と±1次回析光
の3つの回析光の内の1つ又は2つの回析光が横切る位
置にのみ、光を吸収するような欠陥などが多数ある場合
には、かえってカウント誤差が大きくなり有効でないこ
ともある。このような場合は、上記の多数決結果あるい
は最大値又は最小値をトラックカウント値とする方法が
有効である。
【0093】このように、各方法には個々の光カードの
欠陥の状態により有効でなくなる場合が生じるという問
題が生じる。
【0094】本発明による実施例4では、このような問
題を解消するためになされたものであり、目標トラック
をシークする時に、光カード上の光を吸収するような欠
陥やゴミ、傷等によって起きるトラック数の誤カウント
を少なくし、トラックカウントの精度を上げることがで
きるようにしたトラック計数装置について、以下に説明
する。
【0095】この実施例4の構成は,実施例1で示した
図1による構成と略同じであるが、その動作が異なるの
で、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
尚、実施例1で説明の図2〜図4と同等部分については
同一符号を付し、実施例1で説明した重複部分の説明を
避け、異なる部分について、特に詳細に説明する。
【0096】まず、光カード107をトラック計数装置
に挿入すると、具備されたローディング機構により、キ
ャリッジ134に装着し、対物レンズ106がオートフ
ォーカシング制御回路により光カード107上のL側
(図6(A)光カード107の上部左側)の初期位置に
おいて合焦状態に制御される(S60)。
【0097】また、切り換えスイッチ136は(ハ)側
に、切り換えスイッチ131は(イ)側に接続され、ト
ラックTNにトラッキング制御及び位置制御が行われて
いるものとする(S60)。
【0098】MPU122は、予め全トラックシーク動
作を行わせるため、カウンタ142、143、144の
カウンタ値を0にリセットし(S61)、キャリッジ1
34をR方向へ送るために極性切り換え器128の極性
を(−)側に切り換え、また切り換えスイッチ136を
(ハ)側から(ニ)側へ切り換えトラッキング制御を切
り、切り換えスイッチ131を(イ)側から(ロ)側へ
切り換え、VCM133を位置制御系から駆動系に切り
換える(S62)。
【0099】そして、MPU122は、全トラックを横
断したことを示す位置センサにより検知されるまで、V
CM133を駆動するのに必要な電圧に対応するディジ
タル値をD/A変換器125に入力する(S63)。
【0100】VCM133が駆動し始めると、0次回析
光110と±1次回析光111、112がトラックを横
切り始め、Rf、Ts1、Ts2信号にトラック横断信
号が生じる。これらの各信号は、2値化回路139、1
40、141においてパルス化され、カウンタ142、
143、144によって横断トラック数のカウントが行
われる。
【0101】そして、位置センサが全トラックを横断し
たことを検知すると、VCM133を停止させる(S6
3)。
【0102】MPU122は、まずこのカウンタ14
2、143、144の全てのカウント値が、光カードの
所定トラック数とされる既知の全トラック数に一致して
いるかどうかを判定する(S64)。ステップS64の
比較結果がYES であれば、次回以降のシーク時のトラッ
クカウントは各カウント値の多数決結果をトラックカウ
ント値として行うことにする(S71)。比較結果がYE
S ということは、光カードに欠陥やゴミ、傷等がないこ
とを示していると仮定したものである。そして、ステッ
プS64の比較結果がNOであるなら、カウンタ142、
143、144の内いずれか2つのカウント値が既知で
ある全トラック数に一致しているかどうかを判定する
(S65)。この比較結果がYES であれば、ステップS
64と同様に次回以降のシーク時のトラックカウントは
各カウンタのカウント値の多数決結果をトラックカウン
ト値として行うことにする(S72)。そうすると、ス
テップS71も同様に、多数決結果をトラックカウント
値とした実施例1で説明した図2のフローチャートに従
って動作する。この場合、例えば図3、図4に示すよう
な欠陥等が光カード上にあると予想できる。
【0103】そして、ステップS65の比較結果がNOで
あるなら、カウンタ142、143、144の内いずれ
か1つのカウント値が、既知である全トラック数に一致
しているかどうかの比較を行う(S66)。この比較結
果がYES であれば、ステップS67へ分岐し、この比較
結果がNOであればステップS69へ分岐する。
【0104】ステップS67では、全トラック数と一致
するカウンタのカウント値が各カウント値の中で最大値
であるか否かを比較判定する。そして、各カウント値中
の最大値が全トラック数と一致する場合に、この比較結
果がYES となり、次回以降のシーク時のトラックカウン
トは各カウンタのカウント値の内の最大値をトラックカ
ウント値として行うことにする(S73)。そして、こ
の比較結果がNOであるならばステップS68の比較を行
う。
【0105】ステップS68では、全トラック数と一致
するカウンタのカウント値が各カウンタのカウント値の
中で最小値であるか否かを比較判定する。そして、各カ
ウント値中の最小値が全トラック数と一致する場合に、
即ちこの比較結果がYES となり、次回以降のシーク時の
トラックカウントは各カウンタのカウント値の内の最小
値をトラックカウント値として行うことにする(S7
4)。
【0106】上記ステップS73、S74での動作は、
最大値又は最小値をトラックカウント値とした実施例2
で説明した図5のフローチャートに従って動作する。こ
の場合、例えば図6、図7に示すような欠陥等が光カー
ド上にあると予想できる。
【0107】そして、このステップS68での比較結果
がNOであるならば、次回以降のシーク時のトラックカウ
ントは、各カウンタのカウント値の平均値をトラックカ
ウント値として行うことにする(S75)。このステッ
プS75での動作は、各カウンタのカウント値の平均値
をトラックカウント値とした実施例3で説明した図5の
フローチャートに従って動作する。この場合、例えば図
9に示すような欠陥等が光カード上にあると予想でき
る。
【0108】一方、ステップS69では、カウンタ14
2、143、144のいずれのカウント値も既知である
全トラック数と一致しないのであるから、このカウント
値の全てが、既知である全トラック数より大きいかどう
かを比較判定する。この比較結果がYES であれば、次回
以降のシーク時のトラックカウントは各カウンタのカウ
ント値の内の最小値をトラックカウント値として行うこ
とにする(S76)。この場合の態様としては、例えば
図6に示す欠陥等がトラックT2で−1次回析光112
の部分まで長い場合がある。
【0109】そして、ステップS69での比較結果がNO
であるならば、ステップS70の比較を行う。
【0110】ステップS70では、カウンタ142、1
43、144の全てのカウント値が既知である全トラッ
ク数より小さいかどうかを比較判定する。この比較結果
がYES であれば、次回以降のシーク時のトラックカウン
トは各カウンタのカウント値の内の最大値をトラックカ
ウント値として行うことにする(S77)。そして、こ
の比較結果がNOであるならば、次回以降のシーク時のト
ラックカウントは各カウンタのカウント値の平均値をト
ラックカウント値として行うことにする(S78)。こ
のステップS78での動作は、各カウンタのカウント値
の平均値をトラックカウント値とした実施例3で説明し
た図5のフローチャートに従って動作する。
【0111】シーク動作は、図12(A)における光カ
ード107の左側に限らず右側でも行われる。そこで、
続いて右側でのトラックカウント方法を決定するため、
光学系を光カード107の同図左側から右側に移動させ
て、図10のフローチャートに従って、全トラック数の
シークを行い、次回以降の光カード107の右側でのシ
ーク動作におけるトラックカウント方法を上記と同様に
行なう。
【0112】上記実施例4においては、光カード107
をトラック計数装置に挿入し、ローディング機構により
キャリッジ134に装着した後に、全トラックシーク動
作を行わせ、各カウンタのカウント結果から、次回以降
のシークにおけるトラックカウント方法を選択したが、
毎回のシーク結果から次回のシークにおけるトラックカ
ウント方法を選択しても良い。そうすれば、その度ごと
に欠陥等の態様が異なる場合に、適切なトラックカウン
ト方法が適用されて、誤差のない正確で信頼性の高いト
ラックカウントを達成できる。
【0113】更に、上記実施例4では、キャリッジ13
4を移動させる手段として、ボイスコイルモータ133
を使用した例を示したが、パルスモータや超音波モー
タ、リニアモータ等を使用しても良い。
【0114】更に、上記実施例4では、トラック横断信
号を計数するカウンタとして初期値を0としてカウント
アップするカウンタの例を示したが、初期値にトラック
カウント値Nを設定してカウントダウンするカウンタと
しても良く、またトラック横断信号を直接、MPUでカ
ウントしても良いことは,他の実施例と同様に、有効で
ある。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
0次回析光が4分割光センサに集光する全光量を示すR
F信号と、±1次回析光が光センサに集光する全光量を
示すTs1、Ts2信号とにおけるトラック横断パルス
信号をそれぞれカウントし、カウンタの多数決結果をト
ラックカウント値とすることで、トラック上の光を吸収
または乱反射する欠陥やゴミ、傷による誤カウントが少
なくなり、目標トラックへのシークの精度を上げること
ができるという効果がある。
【0116】また、上記3種類の信号のカウンタのカウ
ント値の最小値又は最大値をトラックカウント値とする
ことで、特に、光カード上の欠陥が、トラック間に跨が
る位の大きさの時は最大値を、トラック間隔よりも小さ
い時は最小値を選択することで正確なシーク動作を行え
る。また、2つの光スポットを横切る欠陥があった場合
や2つの光スポットに対し1トラック以上にわたって横
切るトラック上の光を吸収または乱反射する欠陥やゴ
ミ、傷があった場合にも誤動作のないトラックカウント
を達成できる。
【0117】更に、上記3種類の信号のカウンタのカウ
ント値の平均値をトラックカウント値とすることで、特
に、0次回析光が1トラック全体に且つ−1次回析光が
1トラック内の一部に、光カード上に欠陥があった場合
に、誤動作のないトラックカウントを達成できる。
【0118】また、光カード上の欠陥やゴミ、傷等の条
件が種々異なるので、シーク動作の開始の際、あらかじ
め光カード上の欠陥やゴミ、傷等の状態を把握してお
き、上記3種類の信号のカウンタのカウント値を多数決
結果による方法を用いるか、最小値又は最大値による方
法を用いるか、又は平均値による方法を用いるか、を選
択するので、そのいずれかの方法でシーク動作を行なわ
せ、目標トラックへのシークの精度を極めて高くするこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトラック計数装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明による一実施例の一連の動作を説明する
フローチャートである。
【図3】本発明による一実施例において、トラック上に
欠陥等があるときに、光ピットがトラックを横断したと
きの各信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明による一実施例において、トラック上に
欠陥等があるときに、光ピットがトラックを横断したと
きの各信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明による一実施例の一連の動作を説明する
フローチャートである。
【図6】本発明による一実施例において、トラック上に
欠陥等があるときに、光ピットがトラックを横断したと
きの各信号のタイミングチャートである。
【図7】本発明による一実施例において、トラック上に
欠陥等があるときに、光ピットがトラックを横断したと
きの各信号のタイミングチャートである。
【図8】本発明による一実施例の一連の動作を説明する
フローチャートである。
【図9】本発明による一実施例において、トラック上に
欠陥等があるときに、光ピットがトラックを横断したと
きの各信号のタイミングチャートである。
【図10】本発明による一実施例の一連の動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】一般的な光カードの記録再生装置の光学系を
示した図である。
【図12】光カードの記録面及びこの記録面と光カード
上を走査する光スポットの走査速度の関係を示した図で
ある。
【図13】光カードに記録されたピット及びこのピット
上を走査する光スポットを示した図である。
【図14】光検出器及び信号処理回路を示したブロック
図である。
【図15】トラック計数装置の従来例を示すブロック図
である。
【図16】従来例の一連のシーク動作を説明するフロー
チャートである。
【図17】従来例において、光ピットがトラックを横断
したときの各信号のタイミングチャートである。
【図18】従来例において、トラック上に欠陥等がある
ときに、光ピットがトラックを横断したときの各信号の
タイミングチャートである。
【図19】従来例において、トラック上に欠陥等がある
ときに、光ピットがトラックを横断したときの各信号の
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 光源 4 対物レンズ 9 RF1ディテクタ 10 RF2ディテクタ 11 サーボディテクタ 12 増幅回路 13 位相補償回路 14 ループスイッチ 15 駆動回路 16 アクチュエータ 17 CPU 18 D/Aコンバータ 19 プリフォーマット検出部 20 A/Dコンバータ 122 MPU 123 2値化回路 128 極性切換器 131 切り換えスイッチ 133 VCM 136 切り換えスイッチ 138 ATコイル 139〜141 2値化回路 142〜144 カウンタ 145、146 増幅器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録トラックを有する記録担体
    と、 複数の光束を発生する光束発生手段と、 前記記録担体または前記光束発生手段を前記トラック方
    向と直角な方向に相対的に移動させる移動手段と、 前記光束発生手段から得られる複数の光束を前記記録担
    体に照射することによって得られる前記記録担体からの
    反射光の光量に応じた信号を生成する複数の信号生成手
    段とを備えたトラック計数装置において、 前記記録担体と前記光束発生手段とを前記移動手段の移
    動により得られた前記複数の信号生成手段の信号をそれ
    ぞれ2値化する複数の2値化手段と、 前記複数の2値化手段から得られる2値化信号をそれぞ
    れ計数する複数の計数手段と、 前記複数の計数手段から得られる計数値により前記記録
    担体の条件に基づいて所定計算値を得る計算手段とを具
    備し、 前記計算手段の計算値に基づいて、前記記録担体または
    前記光束発生手段を前記移動手段により移動させたとき
    の横断トラック数を計数することを特徴とするトラック
    計数装置。
  2. 【請求項2】 前記計算手段は、前記複数の計数手段か
    ら得られる計数値の多数決を取ることを特徴とする請求
    項1記載のトラック計数装置。
  3. 【請求項3】 前記計算手段は、前記複数の計数手段か
    ら得られる計数値の平均値を求めることを特徴とする請
    求項1記載のトラック計数装置。
  4. 【請求項4】 前記計算手段は、前記複数の計数手段か
    ら得られる計数値の最大値と最小値を除いた計数値から
    平均値を求めることを特徴とする請求項3記載のトラッ
    ク計数装置。
  5. 【請求項5】 前記計算手段は、前記複数の計数手段か
    ら得られる計数値の最大値及び最小値を検知する検知手
    段と、事前の横断トラック計数値の結果から最大値ある
    いは最小値のいずれかの値をとる判定手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のトラック計数装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、前記記録担体を前記ト
    ラック計数装置に挿入した最初に前記記録担体または前
    記光束発生手段を前記移動手段により移動させたときの
    横断トラック数を計数した値に基づいて判定することを
    特徴とする請求項5記載のトラック計数装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、当該移動手段の移動直
    前に、前記記録担体または前記光束発生手段をトラック
    方向と直角の方向に相対的に移動させたとき得られた横
    断トラック計数値に基づいて判定することを特徴とする
    請求項5記載のトラック計数装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録トラックを有する記録担体
    と、 複数の光束を発生する光束発生手段と、 前記記録担体または前記光束発生手段を前記トラック方
    向と直角な方向に相対的に移動させる移動手段と、 前記光束発生手段から得られる複数の光束を前記記録担
    体に照射することによって得られる前記記録担体からの
    反射光の光量に応じた信号を生成する複数の信号生成手
    段とを備えたトラック計数装置において、 前記記録担体と前記光束発生手段とを前記移動手段の移
    動により得られた前記複数の信号生成手段の信号をそれ
    ぞれ2値化する複数の2値化手段と、 前記複数の2値化手段から得られる2値化信号をそれぞ
    れ計数する複数の計数手段と、 前記複数の計数手段から得られる計数値から多数決を求
    める多数決手段と、 前記計数値から最大値及び最小値を判別する判別手段
    と、 前記計数値からそれらの平均値を求める平均値手段と、 前記多数決手段と前記判別手段と前記平均値手段とを、
    当該移動手段の動作前の前記移動手段の前記計数手段の
    計数値に基づいて切り換える切り換え手段と、 前記切り換え手段により選択された前記多数決手段ある
    いは前記判別手段あるいは前記平均値手段により前記移
    動手段による横断トラック数を前記計数手段の計数にて
    行わせることを特徴とするトラック計数装置。
  9. 【請求項9】 前記切り換え手段は、前記記録担体を前
    記トラック計数装置に挿入した最初に前記記録担体また
    は前記光束発生手段を前記移動手段により移動させたと
    きの前記横断トラック数を計数した値に基づいて切り換
    えることを特徴とする請求項8記載のトラック計数装
    置。
  10. 【請求項10】 前記切り換え手段は、当該移動手段の
    移動直前に、前記記録担体または前記光束発生手段をト
    ラック方向と直角の方向に相対的に移動させたとき得ら
    れた横断トラック計数値に基づいて切り換えることを特
    徴とする請求項9記載のトラック計数装置。
JP15571894A 1994-07-07 1994-07-07 トラック計数装置 Pending JPH0830982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15571894A JPH0830982A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 トラック計数装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15571894A JPH0830982A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 トラック計数装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0830982A true JPH0830982A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15611976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15571894A Pending JPH0830982A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 トラック計数装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830982A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100237914B1 (ko) 광 디스크 장치
JPS6010429A (ja) 光デイスク装置
EP0390977B1 (en) Servo system for a disc player
EP0388519A2 (en) Method for setting the loop gain of servo loops in a disc player
JPH02101637A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3109708B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
US5018123A (en) Optical information recording medium and method for recording information on said medium and reproducing information therefrom
CN100394490C (zh) 光盘装置、环路增益设定方法和环路增益设定程序
JPH05298717A (ja) 光学ヘッドアクセス制御装置
KR20030005380A (ko) 디스크드라이브장치와 정보독출방법
US7385895B2 (en) Method of discriminating optical disc type and apparatus thereof
JPH0830982A (ja) トラック計数装置
JP2685637B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
KR0144271B1 (ko) 콤팩트 디스크의 기록밀도 판별방법
JP2912981B2 (ja) 光学情報記録再生装置
JPH077528B2 (ja) 光学式情報記録装置
JPS63167430A (ja) 光学デイスク再生装置
JPH0628697A (ja) 光ディスクプレーヤ
EP0383562B1 (en) Optical information recording and/or reproducing apparatus with device for prohibiting movement of optical head
JP2815111B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3529896B2 (ja) 光ディスク装置
JP2656811B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3120932B2 (ja) 光学的情報装置
JPS6171423A (ja) 光学式デイスク再生装置のレンズ位置検出回路
KR0135864B1 (ko) 광픽업 및 이 광픽업의 트랙횡단신호 검출방법