JP3120932B2 - 光学的情報装置 - Google Patents
光学的情報装置Info
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- JP3120932B2 JP3120932B2 JP05296657A JP29665793A JP3120932B2 JP 3120932 B2 JP3120932 B2 JP 3120932B2 JP 05296657 A JP05296657 A JP 05296657A JP 29665793 A JP29665793 A JP 29665793A JP 3120932 B2 JP3120932 B2 JP 3120932B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラックを有する情報記
録媒体に対して情報信号の記録と再生の内の少なくとも
1つを行う光学的情報装置に関する。
録媒体に対して情報信号の記録と再生の内の少なくとも
1つを行う光学的情報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク駆動装置においては、光ディ
スクの情報記録媒体上に光スポットを集光して情報記録
媒体上のトラックに対して情報の記録と再生の内の少な
くとも1つを行っている。近年、光ディスク駆動装置に
対する高速アクセスの要求は、大きなものがある。この
ため、現在では、光ディスク駆動装置は、シーク時に情
報記録媒体からの反射光よりトラック横断本数(光スポ
ツトが横断するトラックの本数)を計数し、その計数結
果に基づいて所定のトラックをアクセスする、いわゆる
ダイレクトシーク方式をとるのが一般的である。
スクの情報記録媒体上に光スポットを集光して情報記録
媒体上のトラックに対して情報の記録と再生の内の少な
くとも1つを行っている。近年、光ディスク駆動装置に
対する高速アクセスの要求は、大きなものがある。この
ため、現在では、光ディスク駆動装置は、シーク時に情
報記録媒体からの反射光よりトラック横断本数(光スポ
ツトが横断するトラックの本数)を計数し、その計数結
果に基づいて所定のトラックをアクセスする、いわゆる
ダイレクトシーク方式をとるのが一般的である。
【0003】図3は一般的な光ディスク駆動装置を示
す。光ディスク1は、溝状のトラックがスパイラル状に
設けられ、スピンドルモータ2により回転させられる。
この光ディスク1は、ISO規格に準拠したもので、1
セクタ毎にそのID部とデータ部との間にミラー部が設
けてあり、このミラー部で溝が途切れた構造になってい
る。光ピックアップ3においては、光源である半導体レ
ーザ4から出射された光は、コリメータレンズ5により
平行光とされ、ビームスプリッタ6及び1/4波長板7
を経て対物レンズ8により光ディスク1の情報記録媒体
上に光スポットとして集光される。
す。光ディスク1は、溝状のトラックがスパイラル状に
設けられ、スピンドルモータ2により回転させられる。
この光ディスク1は、ISO規格に準拠したもので、1
セクタ毎にそのID部とデータ部との間にミラー部が設
けてあり、このミラー部で溝が途切れた構造になってい
る。光ピックアップ3においては、光源である半導体レ
ーザ4から出射された光は、コリメータレンズ5により
平行光とされ、ビームスプリッタ6及び1/4波長板7
を経て対物レンズ8により光ディスク1の情報記録媒体
上に光スポットとして集光される。
【0004】光ディスク1の情報記録面からの反射光
は、対物レンズ8及び1/4波長板7を経てビームスプ
リッタ6により反射され、2分割受光素子9により受光
される。2分割受光素子9の各分割部分からの出力信号
は、各々アンプ10,11を通って加算回路12及び減
算回路13に供給されて加算及び減算が行われ、加算回
路12の出力信号は再生信号として出力される。減算回
路13の出力信号はトラックエラー信号として出力さ
れ、トラッキング制御回路14は減算回路13からのト
ラックエラー信号により光ピックアップ3内のトラッキ
ングアクチュエータ15を駆動してトラッキングアクチ
ュエータ15が対物レンズ8を光ディスク1の半径方向
へ駆動することにより、光スポツトを情報記録媒体上の
トラックに追従させてトラッキングを行う。
は、対物レンズ8及び1/4波長板7を経てビームスプ
リッタ6により反射され、2分割受光素子9により受光
される。2分割受光素子9の各分割部分からの出力信号
は、各々アンプ10,11を通って加算回路12及び減
算回路13に供給されて加算及び減算が行われ、加算回
路12の出力信号は再生信号として出力される。減算回
路13の出力信号はトラックエラー信号として出力さ
れ、トラッキング制御回路14は減算回路13からのト
ラックエラー信号により光ピックアップ3内のトラッキ
ングアクチュエータ15を駆動してトラッキングアクチ
ュエータ15が対物レンズ8を光ディスク1の半径方向
へ駆動することにより、光スポツトを情報記録媒体上の
トラックに追従させてトラッキングを行う。
【0005】また、シークモータ16は光ピックアップ
3を光ディスク1の半径方向にシークし、トラック横断
検出回路17は減算回路13からのトラックエラー信号
のゼロクロス位置を検出して光スポットがトラックを横
断したか否かを検出する。トラック横断本数計数回路1
8はトラック横断検出回路17の出力信号を計数するこ
とにより、光スポットがトラックを横断した本数を計数
する。シーク時には、トラック横断本数計数回路18で
計数したトラック横断本数を目標トラックまでのトラッ
ク本数から減ずることにより、シークすべき残りのトラ
ック本数が計算される。
3を光ディスク1の半径方向にシークし、トラック横断
検出回路17は減算回路13からのトラックエラー信号
のゼロクロス位置を検出して光スポットがトラックを横
断したか否かを検出する。トラック横断本数計数回路1
8はトラック横断検出回路17の出力信号を計数するこ
とにより、光スポットがトラックを横断した本数を計数
する。シーク時には、トラック横断本数計数回路18で
計数したトラック横断本数を目標トラックまでのトラッ
ク本数から減ずることにより、シークすべき残りのトラ
ック本数が計算される。
【0006】また、特開平2ー137129号公報に
は、光ディスク駆動装置において、トラック横断信号に
よって光スポツトのトラック横断を検知し、この検知結
果からトラック横断周期を検出してこのトラック横断周
期に基づいて、上記トラック横断が検知できなかったこ
とを検出し、トラック横断が検知できなかった場合に疑
似トラック横断信号を発生してこの疑似トラック横断信
号によりトラック横断本数を正確に計数するようにした
ものが記載されている。この他にもトラック横断本数の
誤計数を防止する様々な方法が提案されている。
は、光ディスク駆動装置において、トラック横断信号に
よって光スポツトのトラック横断を検知し、この検知結
果からトラック横断周期を検出してこのトラック横断周
期に基づいて、上記トラック横断が検知できなかったこ
とを検出し、トラック横断が検知できなかった場合に疑
似トラック横断信号を発生してこの疑似トラック横断信
号によりトラック横断本数を正確に計数するようにした
ものが記載されている。この他にもトラック横断本数の
誤計数を防止する様々な方法が提案されている。
【0007】また、光メモリシンポジウム’86では、
情報記録媒体に3つの光スポットを同時に照射して3系
統のトラック信号を得、それらの加減算からオフセット
のないトラック信号を生成する「新しいトラッキングサ
ーボ方式 差動プッシュプル法」が提案された。
情報記録媒体に3つの光スポットを同時に照射して3系
統のトラック信号を得、それらの加減算からオフセット
のないトラック信号を生成する「新しいトラッキングサ
ーボ方式 差動プッシュプル法」が提案された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記光ディスク駆動装
置で上記ISO規格の光ディスクを使用する場合には、
シーク時に光スポットがちょうどミラー部の上を通過す
ると、トラックがそのミラー部で途切れているためにト
ラック横断検出回路17によるトラックの横断検出がで
きず、トラック横断本数計数回路18でトラック横断本
数を誤って計数してしまうという問題がある。
置で上記ISO規格の光ディスクを使用する場合には、
シーク時に光スポットがちょうどミラー部の上を通過す
ると、トラックがそのミラー部で途切れているためにト
ラック横断検出回路17によるトラックの横断検出がで
きず、トラック横断本数計数回路18でトラック横断本
数を誤って計数してしまうという問題がある。
【0009】また、光ディスク上に傷や汚れなどの欠陥
があると、その部分で2分割受光素子9の出力信号が低
下するために、トラックが無いにも拘らず光スポットが
トラックを横断したかのようにトラック横断本数計数回
路18がトラック横断本数の計数を誤って行ってしまう
ことがあり、光ディスク上のID部のプリビットでも同
様にトラック横断本数計数回路18がトラック横断本数
の計数を誤って行ってしまう。このようなトラック横断
本数の誤計数が起こると、その誤計数分だけのトラック
横断を行う必要が生ずるため、その分アクセスに時間が
かかる結果となる。
があると、その部分で2分割受光素子9の出力信号が低
下するために、トラックが無いにも拘らず光スポットが
トラックを横断したかのようにトラック横断本数計数回
路18がトラック横断本数の計数を誤って行ってしまう
ことがあり、光ディスク上のID部のプリビットでも同
様にトラック横断本数計数回路18がトラック横断本数
の計数を誤って行ってしまう。このようなトラック横断
本数の誤計数が起こると、その誤計数分だけのトラック
横断を行う必要が生ずるため、その分アクセスに時間が
かかる結果となる。
【0010】また、上記特開平2ー137129号公報
記載の光ディスク駆動装置や、トラック横断本数の誤計
数を防止する様々な方法では、トラック横断本数の誤計
数を十分に防止することはできない。本発明は、上記欠
点を改善し、正確にトラック横断本数を計数することが
できる光学的情報装置を提供することを目的とする。
記載の光ディスク駆動装置や、トラック横断本数の誤計
数を防止する様々な方法では、トラック横断本数の誤計
数を十分に防止することはできない。本発明は、上記欠
点を改善し、正確にトラック横断本数を計数することが
できる光学的情報装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トラックを有する情報記録
媒体上にn個の光スポツトを集光手段により集光し、こ
の集光手段を前記情報記録媒体の半径方向に移動させる
とともに、前記情報記録媒体からの反射光によってトラ
ック横断信号を生成し、このトラック横断信号によって
前記トラックの横断本数を計数し、トラックを有する情
報記録媒体に対して情報信号の記録と再生の内の少なく
とも1つを行う光学的情報装置において、前記情報記録
媒体からの各反射光によってn系統のトラック横断信号
を生成するトラック横断信号生成手段と、前記n系統の
トラック横断信号からトラック横断をそれぞれ計数して
n種類のトラック横断本数を得、このn種類のトラック
横断本数の平均値を最終的なトラック横断本数として求
めるトラック横断本数計算手段とを備えたものである。
め、請求項1記載の発明は、トラックを有する情報記録
媒体上にn個の光スポツトを集光手段により集光し、こ
の集光手段を前記情報記録媒体の半径方向に移動させる
とともに、前記情報記録媒体からの反射光によってトラ
ック横断信号を生成し、このトラック横断信号によって
前記トラックの横断本数を計数し、トラックを有する情
報記録媒体に対して情報信号の記録と再生の内の少なく
とも1つを行う光学的情報装置において、前記情報記録
媒体からの各反射光によってn系統のトラック横断信号
を生成するトラック横断信号生成手段と、前記n系統の
トラック横断信号からトラック横断をそれぞれ計数して
n種類のトラック横断本数を得、このn種類のトラック
横断本数の平均値を最終的なトラック横断本数として求
めるトラック横断本数計算手段とを備えたものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、トラック横断信号生
成手段が情報記録媒体からの各反射光によってn系統の
トラック横断信号を生成する。トラック横断本数計算手
段は、そのn系統のトラック横断信号からトラック横断
をそれぞれ計数してn種類のトラック横断本数を得、こ
のn種類のトラック横断本数の平均値を最終的なトラッ
ク横断本数として求める。
成手段が情報記録媒体からの各反射光によってn系統の
トラック横断信号を生成する。トラック横断本数計算手
段は、そのn系統のトラック横断信号からトラック横断
をそれぞれ計数してn種類のトラック横断本数を得、こ
のn種類のトラック横断本数の平均値を最終的なトラッ
ク横断本数として求める。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示し、図3と同
一部分には同一符号が付してある。
一部分には同一符号が付してある。
【0022】この第1実施例は請求項1記載の発明の実
施例である。第1実施例は、前述した光ディスク駆動装
置において、3ビームを形成するための回折格子19が
コリメータレンズ5とビームスプリッタ6との間に設け
られ、コリメータレンズ5からの光ビームが回折格子1
9により回折されてビームスプリッタ6及び1/4波長
板7を経て対物レンズ8により光ディスク1の情報記録
媒体上に光スポットとして集光されることにより、光デ
ィスク1の情報記録媒体上に0次回折光による光スポッ
ト20と、+1次回折光による光スポット21と、−1
次回折光による光スポット22とが形成される。
施例である。第1実施例は、前述した光ディスク駆動装
置において、3ビームを形成するための回折格子19が
コリメータレンズ5とビームスプリッタ6との間に設け
られ、コリメータレンズ5からの光ビームが回折格子1
9により回折されてビームスプリッタ6及び1/4波長
板7を経て対物レンズ8により光ディスク1の情報記録
媒体上に光スポットとして集光されることにより、光デ
ィスク1の情報記録媒体上に0次回折光による光スポッ
ト20と、+1次回折光による光スポット21と、−1
次回折光による光スポット22とが形成される。
【0023】光ディスク1の情報記録媒体上の3つの光
スポット20〜22からの反射光は、対物レンズ8及び
1/4波長板7を経てビームスプリッタ6により反射さ
れ、検出レンズ23により集光されて2分割受光素子2
4〜26に入射する。この場合、2分割受光素子24は
情報記録媒体上の光スポット20からの反射光を受光
し、2分割受光素子25は情報記録媒体上の光スポット
21からの反射光を受光し、2分割受光素子26は情報
記録媒体上の光スポット22からの反射光を受光する。
2分割受光素子24〜26の各分割部分からの出力信
号は、各々アンプ27〜32を通して各2分割受光素子
24〜26毎に減算回路33〜35に供給されて減算が
行われ、その減算結果が図2(b)〜(d)に示すよう
なトラックエラー信号として3系統得られる。図示しな
いトラッキング制御回路は、周知の差動プッシュプル法
にて減算回路33〜35からの3系統のトラックエラー
信号を演算してその結果によりトラッキングアクチュエ
ータ15を駆動することによって、図2(a)に示すよ
うに光スポット20が光ディスク1のランド部36に追
従してその両側のグルーブ部37に光スポット21,2
2が追従するようにトラッキングを行う。
スポット20〜22からの反射光は、対物レンズ8及び
1/4波長板7を経てビームスプリッタ6により反射さ
れ、検出レンズ23により集光されて2分割受光素子2
4〜26に入射する。この場合、2分割受光素子24は
情報記録媒体上の光スポット20からの反射光を受光
し、2分割受光素子25は情報記録媒体上の光スポット
21からの反射光を受光し、2分割受光素子26は情報
記録媒体上の光スポット22からの反射光を受光する。
2分割受光素子24〜26の各分割部分からの出力信
号は、各々アンプ27〜32を通して各2分割受光素子
24〜26毎に減算回路33〜35に供給されて減算が
行われ、その減算結果が図2(b)〜(d)に示すよう
なトラックエラー信号として3系統得られる。図示しな
いトラッキング制御回路は、周知の差動プッシュプル法
にて減算回路33〜35からの3系統のトラックエラー
信号を演算してその結果によりトラッキングアクチュエ
ータ15を駆動することによって、図2(a)に示すよ
うに光スポット20が光ディスク1のランド部36に追
従してその両側のグルーブ部37に光スポット21,2
2が追従するようにトラッキングを行う。
【0024】また、減算回路33〜35からのトラック
エラー信号は光スポット20〜22のトラック横断を示
すトラック横断信号として第1のトラック横断検出計数
回路38〜第3のトラック横断検出計数回路40に入力
される。第1のトラック横断検出計数回路38は減算回
路33からのトラックエラー信号から光スポット20の
トラック横断を検出してそれを計数することによって光
スポット20の横断したトラックの本数を計数する。第
2のトラック横断検出計数回路39は減算回路34から
のトラックエラー信号から光スポット21のトラック横
断を検出してそれを計数することによって光スポット2
1の横断したトラックの本数を計数し、第3のトラック
横断検出計数回路40は減算回路35からのトラックエ
ラー信号から光スポット22のトラック横断を検出して
それを計数することによって光スポット22の横断した
トラックの本数を計数する。
エラー信号は光スポット20〜22のトラック横断を示
すトラック横断信号として第1のトラック横断検出計数
回路38〜第3のトラック横断検出計数回路40に入力
される。第1のトラック横断検出計数回路38は減算回
路33からのトラックエラー信号から光スポット20の
トラック横断を検出してそれを計数することによって光
スポット20の横断したトラックの本数を計数する。第
2のトラック横断検出計数回路39は減算回路34から
のトラックエラー信号から光スポット21のトラック横
断を検出してそれを計数することによって光スポット2
1の横断したトラックの本数を計数し、第3のトラック
横断検出計数回路40は減算回路35からのトラックエ
ラー信号から光スポット22のトラック横断を検出して
それを計数することによって光スポット22の横断した
トラックの本数を計数する。
【0025】ここで、図2から明らかなように、光ピッ
クアップ3が光ディスク1の半径方向にシークした場合
に光スポット20〜22が各々横断するトラックの数は
互いに等しい。よって、減算回路33〜35からの3系
統のトラックエラー信号よりそれぞれ求められるトラッ
ク横断本数は誤計数がない場合には同一になる。トラッ
ク横断本数決定回路41は、トラック横断検出計数回路
38〜40の出力信号をもとに最終的なトラック横断本
数を計算し、すなわち、トラック横断検出計数回路38
〜40で計数したトラック横断本数(累積数)の平均値
を計算することにより最終的なトラック横断本数を求め
る。例えば、ある時点までにトラック横断検出計数回路
38が計数したトラック横断本数をx、トラック横断検
出計数回路39が計数したトラック横断本数をy、トラ
ック横断検出計数回路40が計数したトラック横断本数
をzとすれば、トラック横断本数決定回路41はx,
y,zの平均値を求めて四捨五入し、その結果を、その
時点までの最終的なトラック横断本数とする。
クアップ3が光ディスク1の半径方向にシークした場合
に光スポット20〜22が各々横断するトラックの数は
互いに等しい。よって、減算回路33〜35からの3系
統のトラックエラー信号よりそれぞれ求められるトラッ
ク横断本数は誤計数がない場合には同一になる。トラッ
ク横断本数決定回路41は、トラック横断検出計数回路
38〜40の出力信号をもとに最終的なトラック横断本
数を計算し、すなわち、トラック横断検出計数回路38
〜40で計数したトラック横断本数(累積数)の平均値
を計算することにより最終的なトラック横断本数を求め
る。例えば、ある時点までにトラック横断検出計数回路
38が計数したトラック横断本数をx、トラック横断検
出計数回路39が計数したトラック横断本数をy、トラ
ック横断検出計数回路40が計数したトラック横断本数
をzとすれば、トラック横断本数決定回路41はx,
y,zの平均値を求めて四捨五入し、その結果を、その
時点までの最終的なトラック横断本数とする。
【0026】この第1実施例では、トラック横断検出計
数回路38〜40で各光スポット20〜22のトラック
横断を検出してそれらの本数を各々計数し、トラック横
断本数決定回路41でこれらのトラック横断本数の平均
値を計算することにより最終的なトラック横断本数を求
めるので、トラック本数計数の冗長度を利用して正確な
トラック横断本数を求めることができ、トラック横断本
数の誤計数を十分に防止することができて高速アクセス
を実現できる。しかも、トラック横断本数の平均値を求
める計算が容易であるため、簡易な構成で正確なトラッ
ク横断本数を求めることができる。
数回路38〜40で各光スポット20〜22のトラック
横断を検出してそれらの本数を各々計数し、トラック横
断本数決定回路41でこれらのトラック横断本数の平均
値を計算することにより最終的なトラック横断本数を求
めるので、トラック本数計数の冗長度を利用して正確な
トラック横断本数を求めることができ、トラック横断本
数の誤計数を十分に防止することができて高速アクセス
を実現できる。しかも、トラック横断本数の平均値を求
める計算が容易であるため、簡易な構成で正確なトラッ
ク横断本数を求めることができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】なお、上記実施例は差動プッシュプル法の
構成に基づくものであるが、マルチビーム方式の光ディ
スク駆動装置等でも本発明を容易に実現できることは明
らかである。
構成に基づくものであるが、マルチビーム方式の光ディ
スク駆動装置等でも本発明を容易に実現できることは明
らかである。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、トラックを有する情報記録媒体上にn個の光スポツ
トを集光手段により集光し、この集光手段を前記情報記
録媒体の半径方向に移動させるとともに、前記情報記録
媒体からの反射光によってトラック横断信号を生成し、
このトラック横断信号によって前記トラックの横断本数
を計数し、トラックを有する情報記録媒体に対して情報
信号の記録と再生の内の少なくとも1つを行う光学的情
報装置において、前記情報記録媒体からの各反射光によ
ってn系統のトラック横断信号を生成するトラック横断
信号生成手段と、前記n系統のトラック横断信号からト
ラック横断をそれぞれ計数してn種類のトラック横断本
数を得、このn種類のトラック横断本数をもとに最終的
なトラック横断本数を計算するトラック横断本数計算手
段とを備えたので、トラック本数計数の冗長度を利用し
て正確にトラック横断本数を計数することができ、高速
なアクセスを実現できる。さらに、前記トラック横断本
数計算手段が前記n種類のトラック横断本数の平均値を
最終的なトラック横断本数として求めるので、簡易な構
成で正確にトラック横断本数を計数することができる。
ば、トラックを有する情報記録媒体上にn個の光スポツ
トを集光手段により集光し、この集光手段を前記情報記
録媒体の半径方向に移動させるとともに、前記情報記録
媒体からの反射光によってトラック横断信号を生成し、
このトラック横断信号によって前記トラックの横断本数
を計数し、トラックを有する情報記録媒体に対して情報
信号の記録と再生の内の少なくとも1つを行う光学的情
報装置において、前記情報記録媒体からの各反射光によ
ってn系統のトラック横断信号を生成するトラック横断
信号生成手段と、前記n系統のトラック横断信号からト
ラック横断をそれぞれ計数してn種類のトラック横断本
数を得、このn種類のトラック横断本数をもとに最終的
なトラック横断本数を計算するトラック横断本数計算手
段とを備えたので、トラック本数計数の冗長度を利用し
て正確にトラック横断本数を計数することができ、高速
なアクセスを実現できる。さらに、前記トラック横断本
数計算手段が前記n種類のトラック横断本数の平均値を
最終的なトラック横断本数として求めるので、簡易な構
成で正確にトラック横断本数を計数することができる。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略図である。
【図2】同第1実施例を説明するための図である。
【図3】従来の光ディスク駆動装置を示す概略図であ
る。
る。
24〜26 2分割受光素子 33〜35 減算回路 38〜40 トラック横断検出計数回路 41 トラック横断本数決定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 21/08
Claims (1)
- 【請求項1】トラックを有する情報記録媒体上にn個の
光スポツトを集光手段により集光し、この集光手段を前
記情報記録媒体の半径方向に移動させるとともに、前記
情報記録媒体からの反射光によってトラック横断信号を
生成し、このトラック横断信号によって前記トラックの
横断本数を計数し、トラックを有する情報記録媒体に対
して情報信号の記録と再生の内の少なくとも1つを行う
光学的情報装置において、前記情報記録媒体からの各反
射光によってn系統のトラック横断信号を生成するトラ
ック横断信号生成手段と、前記n系統のトラック横断信
号からトラック横断をそれぞれ計数してn種類のトラッ
ク横断本数を得、このn種類のトラック横断本数の平均
値を最終的なトラック横断本数として求めるトラック横
断本数計算手段とを備えたことを特徴とする光学的情報
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05296657A JP3120932B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 光学的情報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05296657A JP3120932B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 光学的情報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153086A JPH07153086A (ja) | 1995-06-16 |
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