JPH08309632A - ロータリテーブル - Google Patents

ロータリテーブル

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JPH08309632A
JPH08309632A JP11304695A JP11304695A JPH08309632A JP H08309632 A JPH08309632 A JP H08309632A JP 11304695 A JP11304695 A JP 11304695A JP 11304695 A JP11304695 A JP 11304695A JP H08309632 A JPH08309632 A JP H08309632A
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rotary table
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rotary
hole
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Masaichi Matsumoto
政一 松本
Takami Nakazono
隆美 中薗
Shingo Oda
新吾 織田
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Nikken Kosakusho Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリジョイントを有するロータリテーブ
ルのコンパクト化並びに組み付け作業の容易化である。 【構成】 ロータリジョイントを構成するセンターシャ
フト11及びディストリビュータ10と、回転テーブル
2の内側筒形部3を、テーブル本体1内の貫通孔1a内
で順次嵌合している。テーブル本体1の貫通孔1a内に
回転自在に装着された回転テーブル2の中央孔2a内
に、下側からディストリビュータ10を、上側からセン
ターシャフト11を挿入して、それぞれテーブル本体1
と回転テーブル2に固定する。これにより、組付け作業
が簡単になると共に、ロータリジョイントの後付けを、
ユーザー側でも簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ロータリテーブル本
体にロータリジョイントを組み込むことにより、回転テ
ーブルの回転にかかわらず、外部から供給される空,油
圧を、テーブル面に形成された空,油圧出口へと供給す
ることができる形式のロータリテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、実公平6−39864号
公報の第4図並びに第1図に記載されたロータリテーブ
ルがあり、前者は、本願の図3に示すように、テーブル
本体31と、回転テーブル32と、該回転テーブル32
に下方突出状に固定された筒形のスピンドル33と、ス
ピンドル33の内周に固定されると共にテーブル面と面
一に揃えられた軸状のセンターキャップ36を備えてお
り、回転テーブル32はスピンドル33及びキャップ3
6と共に回転自在にテーブル本体31に支持されてい
る。
【0003】テーブル本体31の下部であって、スピン
ドル33と対応する位置に、ロータリジョイント40と
して、ディストリビュータ41とこれの外周に嵌合する
筒形のバルブ42が設けられている。ディストリビュー
タ41は、センターキャップ36の通路36aと連通す
る通路41aを有すると共に、その外周には上記通路4
1aと連通する環状溝41bを所定数有し、一方、バル
ブ42には、上記環状溝41bと対応する位置に空,油
圧投入用開口部42aが形成されている。回転テーブル
32は、ウォームギヤ45からウォームホイール32b
を介して回転する。
【0004】後者には、本願の図4に示すように、ロー
タリジョイント40をロータリテーブル本体51内に収
めた構成が記載されている。すなわち、空,油圧投入用
開口部50をロータリテーブル本体51に形成して、ロ
ータリテーブル本体51内に上記開口部50に連通する
通路52を有する軸状のディストリビュータ53を固定
すると共に、該ディストリビュータ53の外周に、回転
テーブル55に固定される中空スピンドル56を嵌合し
ている。そして、スピンドル56の内周に形成された環
状溝57とディストリビュータ53の外周に形成した開
口部58により、ロータリジョイト40を構成してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者、図3に示すロー
タリテーブルでは、ロータリジョイント40がテーブル
本体31の下側に突出するように配置されているので、
据え付け位置におのずと制限ができ、また、テーブル本
体31の裏側にロータリジョイト40があると、空,油
圧供給源と接続をする作業が困難である。
【0006】一方、後者、図4に示すロータリテーブル
では、スピンドル56を上方からテーブル本体51内に
挿入後、スピンドル56の上側に回転テーブル55を被
せてスピンドル56にボルト等で固定する構造であるの
で、ロータリジョイント40を構成する一方の部品であ
るスピンドル56は、回転テーブル55の装着前あるい
は装着時に装着しておかなければならない。したがっ
て、ロータリジョイント40の後付けを行うとしても、
回転テーブル55を一旦取り外してから行わなければな
らず、ユーザー側で行うには非常に困難である。
【0007】本願発明の目的は、ロータリテーブルのコ
ンパクト化を図ると共に、回転テーブル装着後に、ロー
タリジョイントを構成するディストリビュータとセンタ
ーシャフトを上下から簡単に着脱できるようにして、ロ
ータリジョイントを簡単に後付けすることができるロー
タリテーブルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】本願発明は、空,油圧投入用開口部を有す
ると共に中央に貫通孔を有するテーブル本体と、テーブ
ル本体に回転可能に支持されると共に貫通孔に回転可能
に嵌合する内側筒形部を有する回転テーブルと、上記
空,油圧投入用開口部に連通する通路を有し、テーブル
本体下面から挿入されると共に上記内側筒形部の中央孔
に嵌合してテーブル本体に固定される筒形のディストリ
ビュータと、空,油圧用回路及び出口を有し、回転テー
ブルの中央孔に上面から挿入されて該回転テーブルに固
定され、上記ディストリビュータの内周面に回転可能に
嵌合するセンターシャフトとを備え、ディストリビュー
タの内周面とセンターシャフトの外周面とに、ロータリ
ジョイント用環状溝とロータリジョイント用開口部を形
成してディストリビュータとセンターシャフトの通路間
を連通している。
【0009】
【作用】回転テーブル動作時は、テーブル本体及びこれ
に固定されたディストリビュータに対して、回転テーブ
ル及びセンターシャフトが一体的に回転する。
【0010】空,油圧供給源からテーブル本体の空,油
圧投入開口部に供給された空気あるいは油は、ディスト
リビュータ内の通路を通り、環状溝及びジョイント用開
口部を介してセンターシャフト内の通路に入り、上端出
口から所定の被供給部に供給される。
【0011】センターシャフトとディストリビュータの
通路間は、環状溝により、いかなる回転位置への回転に
かかわらず常時連通し、空気または油は遮断されること
なく、出口に供給される。
【0012】組み付ける場合には、テーブル本体に回転
テーブルを組み込み、その後、ディストリビュータを下
方から、センターシャフトを上方から中央孔内に組み込
んで、それぞれテーブル本体と回転テーブルに固定す
る。
【0013】
【実施例】図1は、本願発明を適用したロータリテーブ
ルであり、中央貫通孔1aを有するテーブル本体1と、
内外二重に筒形部3,4を有すると共に内側筒形部3内
に貫通状の中央孔2aを有する回転テーブル2と、下端
フランジ部10aを有する筒形のディストリビュータ1
0と、上端フランジ部11aを有するセンターシャフト
11からなっている。
【0014】テーブル本体1は、複数の空,油圧投入用
開口部14a(図2)及びこれに連通する空,油圧投入
用通路14bを有しており、下面には、貫通孔1aの下
端と連続するフランジ部収納用の大径の凹部1bが形成
されている。
【0015】テーブル本体1の内部には、回転テーブル
駆動用のウォーム8が回転駆動自在に支持されており、
該ウォーム8はステップモータ等、図示しない駆動源に
連動連結している。
【0016】なお、上記空,油圧投入用開口部14a
は、本体側面と共に下面にも形成されており、本実施例
では、下方の開口部14aにプラグ16で栓をすること
により、側方の開口部14aのみを利用している。
【0017】回転テーブル2は、スラスト軸受5及びロ
ーラ軸受6を介してテーブル本体1に回転可能に支持さ
れている。内側筒形部3はテーブル本体1の貫通孔1a
に径方向の隙間を隔てて挿通されており、外側筒形部4
には、前記ウォーム8に噛み合うウォームホイール4a
が形成されている。
【0018】ディストリビュータ10は、テーブル本体
1の下面から貫通孔1a内の内側筒形部3の内周面、す
なわち中央孔2a内に、径方向の隙間を隔てて挿入され
ている。下端フランジ部10aはテーブル本体1の下面
凹部1b内に収納され、ボルト12により本体1に固着
されている。下端フランジ部10aには、前記テーブル
本体1の空,油圧投入用通路14bに連通する通路15
aが形成され、該通路15aは、ディストリビュータ1
0の筒形部分の周壁内を上方に延びる複数の縦向き通路
15bに連通し、各縦向き通路15bは、ディストリビ
ュータ内周面に形成された複数の環状溝15cにそれぞ
れ連通している。環状溝15cは、上下に等間隔をおい
て複数個(たとえば6個)形成されており、各環状溝1
5cの上下にはOリング19がそれぞれ嵌着され、各環
状溝15cをシールしている。
【0019】なお、前記テーブル本体1の通路14bと
ディストリビュータ10の通路15aとの接続部は、通
路14bの下向き開口端と通路15aの上向き開口端と
が重ね合わされている。
【0020】センターシャフト11は、上端フランジ部
11aの下側に頭部11bと軸本体部分11cを一体に
有しており、フランジ部11aは中央孔2aの上端拡大
凹部2b内に嵌合すると共に回転テーブル上端面と面一
に揃えられ、ボルト26により回転テーブル2に固定さ
れている。
【0021】頭部11bは回転テーブル2の中心孔2a
に嵌合し、軸本体部分11cは、ディストリビュータ1
0の内周面に上記0リング19を介して液密状態でかつ
回転可能に嵌合している。
【0022】センターシャフト11内には、上端に出口
21aを有する複数の縦向き通路(回路)21が、同一
円周上等間隔をおいて形成されており、該通路21は前
記環状溝15cと同数に揃えられると共に、それぞれ対
応する環状溝15cの位置(高さ)まで下方に延び、径
方向の外方に向けてジョイント用開口部21bが形成さ
れ、対応する環状溝15cに連通している。
【0023】内側筒形部3の下端部と本体1の間には、
摺動シール22及びスラスト軸受23が介装されてい
る。
【0024】作動を説明する。ウォーム8の回転によ
り、ウォームホイール4aを介して回転テーブル2に回
転力が伝達され、本体1及びディストリビュータ10に
対して、回転テーブル2及びセンターシャフト11は一
体的に所定角度回転する。
【0025】空,油圧供給源から本体1の空,油圧投入
開口部14aに供給された空気あるいは油は、通路14
bからディストリビュータ10内の通路15a,15b
を通り、各環状溝15cに供給され、各環状溝15c及
びジョイント用開口部21bからセンターシャフト11
内の対応する縦向き通路21に入り、上端出口21aか
ら所定の被供給部に供給される。
【0026】センターシャフト11の各縦向き通路21
の下端開口部は、ディストリビュータ10の各環状溝1
5cに対応しているので、回転テーブル2及びセンター
シャフト11がいかなる回転位置に回転しても、空気あ
るいは油は遮断されることなく、常に出口21aに供給
される。
【0027】組み付ける場合には、テーブル本体1の貫
通孔1a内に、回転テーブル2を上方から組み込み、そ
の後、中央孔2a内に、ディストリビュータ10を下方
から、センターシャフト11を上方から組み込んで、ボ
ルト12,26によりそれぞれ本体1と回転テーブル2
に固定する。
【0028】
【別の実施例】
(1)環状溝15cをセンターシャフト11に形成し、
開口部21bをディストリビュータ10に形成してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)ロータリジョイントを構成するセンターシャフト
11及びディストリビュータ10と、回転テーブル2の
内側筒形部3を、テーブル本体1内の貫通孔1a内で順
次嵌合しているので、ロータリテーブル全体をコンパク
トにすることができる。
【0030】(2)テーブル本体1の貫通孔1a内に回
転自在に装着された回転テーブル2の内側筒形部3の中
央孔2a内に、下側からディストリビュータ10を、上
側からセンターシャフト11を挿入して、それぞれテー
ブル本体1と回転テーブル2に固定するので、組付け作
業が簡単になると共に、装着状態の回転テーブル2を脱
着することなく、後からディストリビュータ10及びセ
ンターシャフト11を組み付けることができる。すなわ
ち、回転テーブル組み付け後のロータリジョイントの後
付けを、ユーザー側でも簡単に行うことができる。ま
た、これにより、ロータリテーブルの標準化を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用したロータリテーブルの縦断
面図である。
【図2】 図1のロータリテーブルの分解斜視略図であ
る。
【図3】 従来例の縦断面図である。
【図4】 別の従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 テーブル本体 2 回転テーブル 2a 中央孔 3 内側筒形部 10 ディストリビュータ 11 センターシャフト 14a 空,油圧投入用開口部 14b 空,油圧投入用通路 15a,15b 通路 15c 環状溝 21 通路 21a 出口 21b ジョイント用開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空,油圧投入用開口部を有すると共に中
    央に貫通孔を有するテーブル本体と、 テーブル本体に回転可能に支持されると共に貫通孔に回
    転可能に嵌合する内側筒形部を有する回転テーブルと、 上記空,油圧投入用開口部に連通する通路を有し、テー
    ブル本体下面から挿入されると共に上記内側筒形部の中
    央孔に嵌合してテーブル本体に固定される筒形のディス
    トリビュータと、 空,油圧用回路及び出口を有し、回転テーブルの中央孔
    に上面から挿入されて該回転テーブルに固定され、上記
    ディストリビュータの内周面に回転可能に嵌合するセン
    ターシャフトとを備え、 ディストリビュータの内周面とセンターシャフトの外周
    面とに、ロータリジョイント用環状溝とロータリジョイ
    ント用開口部を形成してディストリビュータとセンター
    シャフトの通路間を連通していることを特徴とするロー
    タリテーブル。
JP11304695A 1995-05-11 1995-05-11 ロータリテーブル Expired - Lifetime JP2930889B2 (ja)

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