JPH08309619A - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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JPH08309619A
JPH08309619A JP13844795A JP13844795A JPH08309619A JP H08309619 A JPH08309619 A JP H08309619A JP 13844795 A JP13844795 A JP 13844795A JP 13844795 A JP13844795 A JP 13844795A JP H08309619 A JPH08309619 A JP H08309619A
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JP
Japan
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cutting
groove
rake face
chips
cutting face
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JP13844795A
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JP2936219B2 (ja
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Keiji Tanaka
計司 田中
Hiromitsu Ishikura
弘光 石倉
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TANI TEC KK
Tanitec Corp
Original Assignee
TANI TEC KK
Tanitec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、一般鋼材のみならず難切削鋼材
を確実に高速でもって切断加工せしめることが出来る丸
鋸を提供するものである。 【構成】 丸鋸を構成する各超硬チップ13の第1すく
い面15と第2すくい面16との間に所要幅の溝17が
形成されている。そして、第1すくい面15より削り出
された高温状態下にある切粉Vの接触を溝17でもって
分断せしめ、刃先にかかる切粉Vの力を分散せしめると
共に、溝17内に放熱せしめたのち第2すくい面16に
接触せしめることが出来るのみならず、第2すくい面1
6自体も切削時に発生する摩擦熱の伝導が抑制されるた
め、切粉Vを第2すくい面16に沿ってスム−ズに排出
せしめることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般鋼材のみならず
高クロム鋼材などの難切削鋼材を好適に切断加工せしめ
ることが出来る丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、超硬チップを備えた丸鋸としては、実開昭60−
48916号公報、あるいは特開昭56−27727号
公報などに記載のものが提案されており、一般鋼材に対
しては高速でもって十分な切断効果を発揮せしめること
が出来るものである。ところで、高クロム鋼材、ステン
レス鋼材、高マンガン鋼材、あるいは高アルミ鋼材など
の難切削鋼材は、一般に熱伝導率が小さいのみならず、
加工硬化性が大であり、しかも、ねばりが非常に大きい
ものである。このため、かかる難切削鋼材を従来の超硬
チップ付き丸鋸でもって高速切削せしめたさいには、刃
先温度が上昇して切粉が溶着し、これに起因して切粉の
喰い込みやチップすくい面の凝着剥離を生起せしめ、ひ
いては、刃先の欠損などを生じて使用不能となりやすい
ものである。特に、切粉の溶着は、最も温度が上昇する
超硬チップ先端の第1すくい面に生起しやすいものであ
る。
【0003】かかる従来の問題点を解決するものとして
種々の提案がなされているが、その一例として特公平6
−20663号公報記載のものが知れており、これを図
5、及び図6に基づいて説明する。即ち、同図中、1は
円板状とされた取付け孔付き台金、2は該台金1の外周
縁に定ピッチ毎に形成された刃体、3は該各刃体2に取
付けられた超硬チップである。4は超硬チップ3を構成
するチップ本体、5は該チップ本体4の頂部前面に形成
された傾斜面状の第1すくい面、6は該第1すくい面5
に接続すべくチップ本体4の前面に形成された第2すく
い面、7は該第2すくい面6に所要の段差でもって連接
された段部である。8は第1すくい面5の両側に切欠き
形成された面取部、9はチップ本体4の頂部に後傾状に
形成された逃げ面、10は超硬チップ3の切削方向に沿
って該逃げ面9に形成された切屑分割用溝である。その
他、11は刃体2を構成する刃底、12は同背部、Vは
切粉を示す。
【0004】上述の如く構成された従来例は、超硬チッ
プ3の第1すくい面5で削り出された切粉Vを第2すく
い面6に沿わせつつ段部7でもって持ち上げ、刃底11
に拘束されることなく滑らかな流れでもって渦巻き状に
巻回しつつ排出せしめることが出来るため、難切削鋼材
を高速切削せしめたさいにおいても、刃先に切粉Vを溶
着せしめることなく凝着剥離の発生を防止することが出
来るものである。
【0005】しかしながら、上記の従来例は、第1すく
い面5に連続して第2すくい面6が連接形成されている
から、切削時に発生する高温の摩擦熱は放熱されること
なく第1すくい面5を介して第2すくい面6に伝導し、
第2すくい面6をも高温化せしめやすいものである。こ
のため、切粉V自体が高温に発熱していることとも相ま
って第1すくい面5と第2すくい面6に熱亀裂が発生し
やすくなり、刃先に欠損などが生じて使用不能となりや
すく、また、場合によっては切粉Vが刃先に溶着するお
それがあり、必ずしも満足すべき切断効果を期待しずら
いものである。なお、第2すくい面6に対する切粉Vの
接触を少くすべく第2すくい面6を小さくすることが考
えられるが、あまり小さくすると段部7に切粉Vが強く
当って刃先に不必要な力が働き、早期に欠けを発生せし
めやすいため、所定以上に小さくすることは出来ないも
のである。
【0006】この発明は、従来の問題点を一挙に解決
し、一般鋼材のみならず難切削鋼材を確実に高速でもっ
て切断加工せしめることが出来る丸鋸を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、円板
状とされた台金1の外周縁に刃体2が定ピッチ毎に形成
されると共に、該各刃体2には各々超硬チップ13が取
付けられてなる丸鋸において、上記各超硬チップ13を
構成する第1すくい面15と第2すくい面16との間に
は所要幅の溝17が形成されてなることを要旨とするも
のである。
【0008】
【作用】第1すくい面15より削り出された高温状態下
にある切粉Vの接触を溝17でもって分断せしめ、刃先
にかかる切粉Vの力を分散せしめると共に、溝17内に
放熱せしめたのち第2すくい面16に接触せしめること
が出来るのみならず、第2すくい面16自体も切削時に
発生する摩擦熱の伝導が抑制されるため、切粉Vを第2
すくい面16に沿ってスム−ズに排出せしめることが出
来るものであって、ひいては、刃先に対する切粉Vの溶
着を有効に防止せしめて刃先の欠損を生起せしめること
なく難切削鋼材を常に確実に切断せしめることが出来
る。
【0009】
【実施例】以下に、この発明を図面に示す一実施例につ
いて説明する。13は各刃体2に取付けられた超硬チッ
プで、該超硬チップ13は丸鋸の中心線に対して取付け
角R2(0°〜+10°)でもって取付けられている。
14は超硬チップ13を構成するチップ本体、15は該
チップ本体14の頂部前面に形成された所定のすくい角
1(−15°〜−25°)・幅S1(0.1〜0.5m
m)を有する第1すくい面、17は該第1すくい面15
に連接して形成された略V字形状の溝で、該溝17は所
定の幅S2(0.6〜2.0mm)を有すると共に、そ
の両側溝面は後記する第2すくい面16に対して各々所
定の角度A(0°〜+30°)・B(−5°〜−30
°)、及び所定の溝深S4(0.1〜0.7mm)を有
し、かつ、第2すくい面16の延長線上にある第1すく
い面15下部面縁との段差S5(0〜0.5mm)を有
するものとされている。なお、上記溝17の幅S2
0.6mm以下で、かつ、溝深S4が0.1mm以下の
場合には、切粉Vの接触分断・放熱効果が少なく、ま
た、2.0mmを超える場合には再研磨性が悪くなる。
また、段差S5が0.5mm以上の場合には溝17の下
部面に切粉Vが強く当り、切粉Vの排出が困難となって
刃先に不要な力を作用せしめやすいものである。16は
溝17に連接して形成された第2すくい面で、該第2す
くい面16は前記超硬チップ13の取付け角R2と同じ
角度のすくい角R2(0°〜+10°)、および幅S
3(0.5mm以上)を有するものとされている。18
は前記第1すくい面15の両側に切欠き形成された面取
部、19はチップ本体14の頂部に形成された所定の逃
げ角R3(6°〜15°)を有する逃げ面、20は超硬
チップ13の切削方向に沿って該逃げ面19に形成され
た切屑分割用溝である。その他は従来例と同一であり、
同一符号は同一部分を示す。
【0010】上述の如く構成された実施例は、所要の機
械にセットせしめ、常法により高速回転せしめつつ、一
般鋼材や高クロム鋼などの難切削鋼材を切断加工せしめ
るとよい。そして、かかる切断加工時においては、図4
に示すように、超硬チップ13の第1すくい面15で削
り出された切粉Vの接触を溝17でもって分断せしめた
のち、第2すくい面16の上端縁でもって持ち上げつつ
第2すくい面16に沿って渦巻き状に巻回せしめて排出
せしめる。このさい、第1すくい面15より削り出され
た高温状態下にある切粉Vの接触は溝17により分断さ
れるため、その熱を溝17内に放熱せしめることが出来
るのみならず、かかる接触分断により刃先にかかる切粉
Vの力を分散せしめることが出来る。また、第2すくい
面16自体も切削時に発生する摩擦熱の伝導が溝17の
存在により抑制されやすく、ひいては、切粉Vの放熱と
も相まって切粉Vを第2すくい面16に沿ってスム−ズ
に排出せしめることができ、刃先に対する切粉Vの溶着
を有効に防止せしめて刃先の欠損を生起せしめることな
く、難切削鋼材をも高速切断し得る。
【0011】なお、上記実施例において、溝17の形状
は略V字形状に形成されているが、これに限定されるも
のでなく、所定の幅でもって湾曲状に形成せしめてもよ
いものである。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、超硬チ
ップ13を構成する第1すくい面15と第2すくい面1
6との間に所要幅の溝17が形成されているから、第1
すくい面15より削り出された高温状態下にある切粉V
の接触を溝17により分断せしめ、かかる接触分断によ
り刃先にかかる切粉Vの力を分散せしめることが出来る
と共に、切粉V自体の熱を溝17内に放熱せしめること
が出来るのみならず、第2すくい面16自体も切削時に
発生する第1すくい面15からの摩擦熱の伝導を抑制す
ることが出来るものであって、常に切粉Vを第2すくい
面16に沿って渦巻き状に巻回せしめつつスム−ズに排
出せしめることができ、ひいては、刃先に対する切粉V
の溶着を有効に防止せしめて刃先の欠損を生起せしめる
ことなく所要の難切削鋼材を高速でもって切断加工せし
めることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同一部拡大断面図である。
【図3】同超硬チップ13を示す一部拡大側面図であ
る。
【図4】同使用状態を示す一部拡大正面図である。
【図5】従来例の超硬チップ3を示す一部拡大側面図で
ある。
【図6】同使用状態を示す一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 台金 2 刃体 13 超硬チップ 14 チップ本体 15 第1すくい面 16 第2すくい面 17 溝 V 切粉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状とされた台金1の外周縁に刃体2が
    定ピッチ毎に形成されると共に、該各刃体2には各々超
    硬チップ13が取付けられてなる丸鋸において、上記各
    超硬チップ13を構成する第1すくい面15と第2すく
    い面16との間には所要幅の溝17が形成されてなるこ
    とを特徴とする丸鋸。
JP7138447A 1995-05-13 1995-05-13 丸 鋸 Expired - Lifetime JP2936219B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008006243A1 (fr) * 2006-07-04 2008-01-17 Shiqing Li Lame de scie
WO2022063552A1 (de) * 2020-09-22 2022-03-31 Robert Bosch Gmbh Sägeblatt sowie lochsäge

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357024U (ja) * 1986-09-30 1988-04-16

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