JPH08308943A - 生体用光線照射装置及びそのランプ - Google Patents

生体用光線照射装置及びそのランプ

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JPH08308943A
JPH08308943A JP7279831A JP27983195A JPH08308943A JP H08308943 A JPH08308943 A JP H08308943A JP 7279831 A JP7279831 A JP 7279831A JP 27983195 A JP27983195 A JP 27983195A JP H08308943 A JPH08308943 A JP H08308943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠赤外から可視光を含んで近紫外に至る光線
を照射でき、しかも安全性及び保守性上有利な応用範囲
の広い生体用光線照射装置を提供する。 【解決手段】 近紫外領域から遠赤外領域にわたるスペ
クトルを有する光線を発光源から生体へ照射するよう
に、発光源として、白熱発光源と、発光管中の気体の放
電発光により少なくとも近紫外領域から可視領域にわた
り連続するスペクトルを有する放電発光を行う放電発光
源とをスタンドに位置調整可能に取付けたハウジング内
に双方の照射光が混合されるように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体、畜産動物の
治療或は美容や保健、娯楽を目的として光線を照射する
ための生体用光線照射装置及びそのランプに関するもの
である。
【従来の技術】この種の装置としては、例えば特開平1
−221179号公報等によりカーボンのアーク放電を
発光源にした治療器が周知であり、広く家庭保健器具と
して使用されている。このカーボンアーク放電光は、赤
外線或は遠赤外線治療器及び紫外線治療器に対して、太
陽光に近い光スペクトル範囲を有することにより所謂総
合光線特性を呈する。これにより、赤外線〜遠赤外領域
における温熱作用や近紫外領域でのビタミンD合成作
用、皮膚への作用に加え、可視領域の優れた自然治癒力
の活性化効果が利用でき、これらの相乗作用によって種
々の疾患の治療或は健康の保持に適用可能となる。可視
光については、赤領域は鎮痛、消炎、解毒、循環改善等
に、黄領域は深部に対する作用が比較的強いために新陳
代謝の促進、消炎、硬結の吸収等に、青〜紫領域は慢性
的疾患、特に麻痺性の疾患や皮膚疾患等にそれぞれ有効
である。このような特性に応じてカーボンに種々の金属
もしくは金属塩を混入させて用意しておき、発生するス
ペクトルを疾患に応じて適宜選択させることも行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカーボンアーク放電式の生体用光線照射装置を使用
する場合、アーク放電を安定させるために放電間隙の調
整が頻繁に必要となり、また5〜6時間ごとにカーボン
の取り替えが必要であり、使用上の簡便さに欠ける問題
がある。さらに、カーボンの燃焼かすによる汚染のため
にフロントガラス等の光学系を使うことができず、した
がって赤熱したカーボンが折損、或は飛ぶことによる火
傷、火災等の事故につながったり、下方へ向けての照射
も不可能である。加えて、室内空気の汚染が長時間にな
ると、治療者の健康上或は呼吸器系疾患の患者にとって
問題となる可能性がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、遠赤外
から可視光を含んで近紫外に至る光線を照射でき、しか
も安全性及び保守上も有利な応用範囲の広い生体用光線
照射装置及びそのランプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的の達成に際し
て、光線治療用の標準的なカーボンアーク放電のスペク
トルを解析すると、図20に示すように、波長の増加に
伴って単調に発光強度が増加するバックグラウンドと金
属塩に由来する線スペクトルもしくは線近似の幅狭のス
ペクトルが重なった特性になる。一方、図21は黒体輻
射のスペクトル特性を示すもので、この特性と照合する
と、カーボンアーク放電は、カーボンロッドの先端の赤
熱した個所での黒体温度約3000Kのスペクトルに相
当するバックグラウンド成分に、紫外線から可視光線領
域について原子スペクトルの特徴を残した幅狭のスペク
トルが重畳するような特性になることが解る。但し、カ
ーボンアーク放電の特性は、図示の標準的な特性に対し
てカーボンの種類、放電状態等により変化するが、いず
れにしても可視領域から波長が短くなるのに伴って徐々
にスペクトル強度が低下すると共に、線もしくは線近似
のスペクトルが重畳した特性になる。
【0006】そこで、本発明はこのようなスペクトル特
性が、黒体輻射を行う白熱発光と、発光管での原子発光
による紫外線から可視光領域の放電発光との合成により
得られる可能性があるのに着眼したもので、請求項1に
より、近紫外領域から遠赤外領域にわたるスペクトルを
有する光線を発光源から生体の治療部位に照射するよう
になった光線治療器において、発光源として、白熱発光
源と、発光管中の気体の放電発光により少なくとも近紫
外領域から可視領域にわたり連続するスペクトルを有す
る放電発光を行う放電発光源とを、スタンドに位置調整
可能に取付けたハウジング内に白熱発光源及び放電発光
源の照射光が混合されるように設けたことを特徴とす
る。
【0007】請求項1において、白熱発光源は遠赤外領
域から可視領域或は近紫外領域にわたるスペクトルを含
む連続スペクトル光を放射する。その際、白熱発光源の
固有の性質により可視領域において波長が短くなるのに
伴ってスペクトル強度は徐々に低下し、近紫外領域では
一層低下或は零になる。一方、放電発光源は、遠赤外領
域よりも波長の短い可視領域及び近紫外領域において線
スペクトル、僅かに幅の広い線近似のスペクトル又はよ
り幅の広いバンド(帯)スペクトル、或はこの各バンド
スペクトルのすそ部分が低いレベルで順に重なって連続
する準連続スペクトルの発光を行い得る。したがって、
白熱発光源の波長が短くなるのに伴ってスペクトル強度
が低下する領域の発光が、放電発光源の発光により補償
されることにより、遠赤外線領域から近紫外領域にわた
り少なくとも炭素アークランプに類似したスペクトル特
性の混合光線の照射が行われる。照射方向はハウジング
の位置調整で設定される。光線平均照射光密度の照度を
通常と同様に200mW/cm2 〜10mW/cm2
して治療部位に照射される。炭素アークランプにおいて
は空中放電により金属原子密度を余り高くできず、した
がって金属由来のスペクトルは幅が余り広がらず、原子
スペクトルの特徴を残した線もしくは線近似のスペクト
ルが重畳するのに対して、封入ガス放電の発光により、
その封入圧力に応じて原子スペクトルと異る幅の広いバ
ンドスペクトル乃至準連続スペクトルの重畳による補償
が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の一実
施形態による2灯式の生体用光線照射装置について説明
する。図1において、2は、前部に開口部を備えたハロ
ゲンランプ用ハウジング10及びメタルハライドランプ
用ハウジング20を取付けるスタンドである。このスタ
ンドは、基部2aに立設された垂直ロッド2bに、水平
ロッド2dを備えたスライダ2cをガイドさせて構成さ
れている。スライダ2cの高さ位置は、つまみ3のねじ
込みによりロックされる。水平ロッド2dの両側に立設
されたスリーブ2eには、回転軸2fが回転自在に挿入
されると共に、その上端部の縦溝2gにハウジング1
0、20の底部に下設された脚部12が前後に回転自在
にヒンジされ、その前後の回転位置がつまみ13のねじ
込みによりロックされるようになっている。尚、スタン
ドは平坦台に置く構造でなく、ベッドのフレーム等にク
リップ、ねじ等で取付ける構造にすることも考えられ
る。
【0009】図2において、ハウジング10は、その円
筒状前部に、照射部位の面積に応じて照射口10aの開
口度を調整する可変アパーチャ15を備えたハウジング
アタッチメント14が着脱自在に係合されると共に、放
物面状の背面には反射面17が形成され、両側に設けら
れたソケット19にその焦点位置を横断するように15
0Wの両口金タイプのハロゲンランプ16が装着されて
いる。可変アパーチャ15は、それぞれ枢支された複数
枚の羽根15a及びガイド溝15dを形成された回転板
15bとを有し、各羽根に裏面へ向けて突設されたガイ
ドピン15cをガイド溝15dに係入させて回転板15
bを所定範囲で回転させることにより開口度を調整する
ように、カメラの絞り機構と同様な構造に構成されてい
る。
【0010】図3において、ハウジング20は、背面に
放物面状の反射面27が形成されると共に、円筒状前部
に、可変アパーチャ15と、放電中心部の高輝度の発光
を減衰させるように、細いロッド21aで支持されたグ
レアキャップ21及び300nmより短波長の有害な紫
外線をカットするパイレックス(7740)の厚さ5m
mの紫外線カットガラス板22とを備えたハウジングア
タッチメント24が着脱自在に係合されている。両側に
設けられたソケット29には、反射面27の焦点位置を
横断するように、光輝度放電ランプ(HIDランプ)と
して三菱オスラム(株)製、形式HQI-TS150W/WDLの15
0W、両口金タイプ、色温度3000Kのメタルハライ
ドランプ26が装着されている。
【0011】基部2aには、つまみ5の調整により、ハ
ロゲンランプ16の入力電圧を調整する可変変圧器或は
点弧角の制御により入力電流を調整するトライアックを
用いた調光器と、動作をオンオフさせるスイッチ7のオ
ンに応答してつまみ6の設定に対応した時間だけ作動さ
せるタイマと、メタルハライドランプ26の始動回路及
び安定器とが収納されている。
【0012】このように構成された生体用光線照射装置
の動作は、次の通りである。双方のハウジング10、2
0はスライダ2cにより高さ位置を調整され、回転軸2
fにより水平面で角度調整され、さらに脚12により上
下に回転調整され、高さ及び上下角度の調整位置をつま
み3、13でロックできる。これにより、被照射者の所
望の部位に、つまみ6で設定した時間だけ双方の光線が
混合されて治療部位に照射される。
【0013】図4はこのような混合照射光線のスペクト
ル特性を示すもので、点線はメタルハライドランプ26
が点灯されない場合のスペクトル特性を示す。つまり、
白熱発光源としてのハロゲンランプ16のスペクトルは
可視領域において徐々に短波長になるのに伴いスペクト
ル強度が低下するのに対して、メタルハライドランプ2
6によりその低下する領域が有効に補償されることが解
る。また、図20の炭素アークランプの特性と比較する
と、短波長側に向って単調に減少するバックグラウンド
に原子スペクトルの特徴を残したスペクトルが重なるの
に対して、図4の混合スペクトルでは白熱光のバックグ
ラウンドに重る放電光のスペクトルはバンド状に幅が広
く、かつ互に重なって連続的なすそを形成している。こ
の混合光線は適用範囲が広く、種々の疾患に対して適用
できるが、赤から長波長側に比較的強いハンドが複数個
存在するために、鎮痛、消炎などに特に優れた効果を呈
する。
【0014】一方、可視領域の細胞への直接的作用の例
として、細胞増殖及びDNA或はRNAの合成の促進に
効果があることが明らかにされている。即ち、Soviet J
ounal of Quantum Electronics、 vol.10 p.p 1771-177
6、1983には、ヒトの細胞に対するDNA、RNA合成の
作用スペクトルの測定を光の2種類の線量について行っ
た結果が、図22に示すように発表されている。この作
用スペクトルは300〜450nm、600〜700n
m及び750〜850nmの領域に広がった複数のバン
ド状を呈している。即ち、炭素アーク光源は必ずしもこ
のような生体側の感受性に充分に対応し得ないが、図4
のスペクトル幅は、原子が高温になる程高速で移動する
ことによるドプラー効果と、放電プラズマ圧力が高くな
ると原子間の衝突及び相互作用幅が広がることに起因し
て、単なる原子スペクトルよりも広がり、したがってそ
のすそ部分も含めて図22の作用スペクトルに充分に重
なることができ、効率の良い治療効果を可能にする。
【0015】つまみ5の操作によりハロゲンランプ16
の入力電力を定格電力より下げる範囲で調整することに
より、温感効果を伴う波長領域の発光強度を被照射者に
心地良さを与えるように調整して、交感神経の緊張を緩
和させて副交感神経を優位にして治療効果を高めること
ができる。つまり、自律神経系の機能によって最大の治
療効果を被照射者に発揮させ得る。因に、カーボンアー
クランプの場合、入力を調整するとアーク放電自体を安
定的に維持させ得ず、したがって発光強度の充分な調整
は困難である。さらに、それぞれの可変アパーチャ15
の調整により、照射距離に応じて変化する照射面積を調
整できる。一方、例えば麻痺又は皮膚疾病用に短波長光
の成分を多くしたい場合には、ハウジングアタッチメン
ト24を取外し、例えば三菱オスラム(株)製、150
Wの形式HQI-TS150W/NDLのメタルハライドランプに正面
から交換する。図5は、この場合のスペクトル特性を混
合スペクトルは実線で、その非点灯時のスペクトル特性
は点線で示すもので、青〜近紫外領域の強度が強くなっ
ている。
【0016】尚、前述の実施形態の150W定格のハロ
ゲンランプの調光を行い、フィラメント温度を下げて
(2500K)、HIDランプとして同じ外形構造の1
50Wの高圧ナトリウムランプを同一ハウジング、同一
安定器で使うことができる。図6は、その混合スペクト
ルを実線で、その非点灯時のスペクトル特性を点線で示
す。この混合光には黄色から橙色の領域に強いバンドス
ペクトルが生じるために深部消炎や、硬結の吸収、新陳
代謝を高める等の目的に利用できる。HIDランプに限
らず、高周波やマイクロ波放電による光源を利用した場
合にもHIDランプの場合と同様のスペクトル特性を得
ることができる。この場合、電源を含めた装置の構造が
複雑になり、また電波障害の対策が場合により必要とな
る。
【0017】さらに、別種のHIDランプとして、外管
の背面に反射面及び蛍光体が2層にコーティングされた
松下電気産業(株)、形式BHRF100-110V、160Wのバラス
トレスの反射型蛍光水銀ランプを使用することもでき
る。このランプの場合、外管の内部にバラストとしてタ
ングステンフィラメントが電極と直列に接続されると共
に、グロー放電用のフィラメントとバイメタルスイッチ
による始動回路が内蔵されることにより、基部2a内の
始動回路及び安定器は廃止できる。そして、蛍光体は水
銀放電による紫外線を近紫外線を残して可視光に変換
し、図7に示すスペクトル特性が得られる。即ち、前述
のメタルハライドランプ26に比べて近紫外領域から可
視領域に至る準連続スペクトル特性のレベルが低いため
に、図20に示した炭素アークのスペクトル特性に近似
することが解る。
【0018】図8はガリウムのハライドランプのスペク
トルである。鋭いピークが多数みられるが各々すその部
分が広がって互に重なりあって近紫外から可視領域をカ
バーする準連続的なスペクトルを形成している。白熱光
源との混合によってカーボンアークに対してスペクトル
特性が改善された発光源となる。
【0019】図9は、紫外線カットフィルタを前置する
ことにより300nmより短波長側をカットした、ウシ
オ電気、UM-102の高圧水銀ランプのスペクトル特性を示
すもので、線近似もしくはバンドスペクトルを発生して
いる。白熱光源との混合によって図20のようなカーボ
ンアークと類似のスペクトルが得られる。生体への作用
スペクトルの波長領域は、治療目的に応じて変化する可
能性があり、前述の種々のランプを所望により放電発光
原子を選択できる。通常市販のメタルハライドランプは
演色性を工夫した照明用であり、したがって今後一層究
明が期待される種々の疾病に対する近紫外領域から可視
領域中の有効なスペクトル波長に対応して特有のハロゲ
ン化合物の混合組み合せを封入することが考えられる。
例えば、麻痺性の慢性疾患には、青乃至紫領域が有効と
されており、この治療のためにはガリウム、インジュウ
ム等のヨウ化物を主成分として封入し、その封入圧力を
調整することにより、効率良く対応する幅の広い高強度
のバンドスペクトルを発生するように構成する。
【0020】さらに、ピークが535nmのTl、58
9nmのNa、多線発光のSc、Dy、Th、或は多線
発光や連続分子発光スペクトルのSn、Ho、Tm、L
i等のハロゲン化物を組合せることにより、発光スペク
トが少なくとも近紫外領域から可視領域にわたり分布
し、かつ種々の波長領域にピークを有する疾病に最適化
したランプの開発が可能である。
【0021】図10及び図11は、2灯共通光軸式の生
体用光線照射装置の実施形態を示す。ハウジング32の
背面には、2段の放物面状の反射面35、35aが形成
されている。反射面35の焦点に位置するように、その
両側に設けられたソケット33には、三菱HQI−T
S、70W/WDLの70W、色温度3000Kの両口
金タイプのメタルハライドランプ30が装着されてい
る。反射面35aのソケット36には、その焦点に位置
するように12V、50Wのハロゲンランプ31が装着
されている。ハウジング32には、先端部に照射口34
aを形成された集光器34が着脱自在に係合し、かつ紫
外線カットガラス板22を取付けられた円筒状のハウジ
ングアタッチメント32aが着脱自在に係合されてい
る。
【0022】ハウジング32のスタンドは、図11に示
すように、前述したスタンド2のスライダ2cに突設さ
れた水平ロッド2hに形成されたスリーブ2eに、回転
軸2fを回転自在に挿入させると共に、その上端部の縦
溝2gにハウジング32の脚部39を前後に回転自在に
ヒンジされ、その前後の回転位置をつまみ13でロック
するように構成する。
【0023】これにより、双方のランプ30、31は照
射方向に揃うように配置され、ハロゲンランプ31の照
射光はメタルハライドランプ30を透光する。ハロゲン
ランプ31は低電圧型であるために所定のパワーに対し
てフィラメント、即ち管を小形にでき、背後の小形の反
射面35aから照射口34aに向けて有効に反射され
る。メタルハライドランプ30も反射面35、35aで
反射され、双方の発光の反射光及び直射光が照射光軸を
共通にして、集光器34の形状及びハウジング32及び
ハウジングアタッチメント32aの長さに応じて20度
前後の照射角で照射される。メタルハライドランプ30
を交換する場合にはハウジングアタッチメント32aを
取外し、ハロゲンランプ31はメタルハライドランプ3
0を取外した状態で取外す。ハウジングが1つであるの
で、図1の装置に比べて被照射部への配光に無理がなく
照射距離も短くできるために、相対的に低出力のランプ
で充分な照度を得ることができる。良好な治療効果を得
るのに必要な被照射面積にわたり200mW/cm2
10mW/cm2 の平均照射光密度が容易に得られる。
【0024】尚、ハウジングアタッチメント32aの略
全長にわたり、図10Bに示すように、光軸方向に平坦
な反射板37bを格子状に組み合せることにより、多数
の光軸方向のスロット37aを有するルーバ37を挿入
することも考えられる。これにより、各スロット37a
に浅い角度で入射した照射光はその壁面で1回もしくは
複数回反射されることにより、照射口34aから大きく
拡散するのが抑制され、しかもこのような複数回反射に
より一層均一に双方の発光が混合される。さらに、ハウ
ジングアタッチメント32aにおいて、大きさの異る照
射口を有する集光器と交換したり、代わりに可変アパー
チャを使うことも可能である。
【0025】図12は、2灯共通光軸式の生体用光線照
射装置の別の実施形態を示す。同図Aでは、例えば前述
のハウジングアタッチメント32aが前部の開口部に装
着されたハウジング42において、リフレクタ45を備
え、かつ放射状のロッド48により支持されたソケット
43に、低電圧型の12V、50Wのハロゲンランプ4
0が装着され、背後の放物面状反射面に取付けられたソ
ケット46には松下電気産業(株)製、100Wの形式
MT100E−D/PGによる色温度6000Kの片口金タイプの
メタルハライドランプ41が放物面の焦点に位置するよ
うに取付けられている。これにより、双方の発光が光軸
を共通にして照射口から放射され、リフレクタ45及び
ソケット43はランプ41の放電発光のグレアキャップ
機能を果たす。図13はこの生体用光線照射装置のスペ
クトル特性を示すもので、実線は混合スペクトル、点線
はハロゲンランプ40のみ、一点鎖線は白昼の太陽光の
スペクトルに近い6000Kの黒体輻射のスペクトルで
ある。色温度が6000K〜6500Kの場合、光は青
色の光を多く含むために、慢性化した局所的なコリやマ
ヒに対して局所に限定した照射を行うと非常に効果があ
る。また広い範囲の適度の強度の照射は日光浴のように
快適な感覚を与え、健康保持に有効である。
【0026】同図Bでは白熱球が逆向きに取付けられて
いる。即ち、リフレクタ44を備えたハウジング42a
に、放電管41aのソケットが固定された基部42bが
ねじ止めされる。ハウジング42aの開口部には、前述
のように放射状のロッド48aにより支持されたソケッ
ト43に、低電圧型の12V、50Wのリフレクタ45
付のハロゲンランプ40が逆向きに装着されている。放
電管41aとして、岩崎電気製のメタルハライドランプ
である70WのMT70SDW(3500K)、MT7
0W(4500K)及びMT70D(6500K)の色
温度の異る3種類或は同一管球及び口金の高圧ナトリウ
ムランプNHT70SDX(2500K)を症状に応じ
て選択的に使用可能である。これらの口金は普通の家庭
用白熱球のE26型であり、ランプ交換は非常に簡単で
ある。これらのランプ内には、爆発時の危険防止のため
の強化ガラス円管が配置されているためハウジング42
aの開口部にパイレックスガラスを配置する必要がな
く、ハウジング42aの熱負荷が小さく、装置構成を簡
単にできる。ハロゲンランプ40は、放電管41aへ光
放射され、リフレクタ44によって再放射される。ハウ
ジング42aの全長をできるだけ短くしてハロゲンラン
プ40をリフレクタ44に接近させ、さらに双方のリフ
レクタ44、45を粗面にして乱反射させることによ
り、小形に構成されると共に2種類のランプ光は均一に
混合され得る。
【0027】図14は白熱発光源と放電発光源を1個の
ハイブリッドランプとして一体化した生体用光線照射装
置の発光源用ランプの実施形態を示す。このランプ50
は、外管50aに例えばメタルハライドランプ用発光管
51を収納して、支持部材52で中心部に支持すると共
に、発光管51内の両側の電極からは導体57、58が
導出され、モリブデン箔53を介してピン57a、58
aに接続している。発光管51の周囲には、タングステ
ンフィラメント55が配置されると共に、その一端は導
体56で導体58に接続し、他方の導体59をモリブデ
ン箔53を介してピン59aに接続している。
【0028】このランプは、1灯式の生体用光線照射装
置を構成するように、例えば図11に示すようなハウジ
ング32に、その構造を1個の片口金用ソケットが取付
けられるように変形して装着する。この場合、基部2a
からピン57aを共通にし、ピン59aには調光器の出
力が供給され、ピン58aは基部2a内の安定器及び始
動回路に接続する。
【0029】さらに、ランプ50は、図15に示すよう
に、脚部69によりスタンドに支持され、かつ筒状ハウ
ジングアタッチメント60aを着脱自在に取付けられる
ハウジング60に装着することも考えられる。ハウジン
グ60の背面には球面状の反射面61が形成され、その
球心にランプ50が配置されると共に、側面の対向位置
にランプ50用ソケット62及びその着脱時に開放され
る蓋63が設けられている。ハウジング60には、紫外
線をカットする光学ガラスBK−7による焦点調整用レ
ンズ65〜67が収納され、途中に概略的に示す可変ア
パーチャ15が取付けられている。この種のレンズの採
用により、紫外線カットフィルタは不要になる。最前部
のレンズ67は、周知のカメラのレンズ機構のように、
ハウジングアタッチメント60aの光軸に沿ってスライ
ド可能にガイドされたレンズ支持リング(図示せず)に
取付けられると共に、このリングに突設されたピン67
aが、ハウジングアタッチメント60aの外側に回転自
在に取付けられた操作リング68の繰出しカム溝68a
に係入している。これにより、操作リング68を回転さ
せると、ピン67aが光軸方向へ形成されたガイド溝6
0bに沿って前後に連動してスライドし、したがって焦
点が球心に一致するレンズ65で平行になり、レンズ6
6を出て焦点を結んだ混合照射光のスポットサイズが調
整される。可変アパーチャ15によってもこのようなス
ポットサイズ及び光量が調整可能である。カーボンアー
クランプの場合、汚染のためにレンズ系の採用は困難で
あった。
【0030】図16はハイブリッドランプとして一体化
した生体用光線照射装置用ランプの別の実施形態を示
す。このランプ70は、隔離面72aで2分割された石
英の発光管72を安全のために外管71に収納して構成
されている。一方の管部分にはタングステンフィラメン
ト73が収納されて、12V、50Wのハロゲンランプ
部70aが形成され、他方の管部分には希土類のハロゲ
ン化物を主成分とする放電発光用ガスが一対の電極74
と共に封入されてメタルハライドランプ部70bが形成
されている。タングステンフィラメント73及び電極7
4からは発光管72の支持機能を有するリード線76が
モリブデン箔を介して導出され、外管71のステム部に
溶着されたモリブデン箔75を介してそれぞれ一対のピ
ン78に接続されている。メタルハライドランプ部70
bは70W、4300Kで、電極74間の間隙は10m
m程度、タングステンフィラメント73及び電極74の
間隙は15mm程度である。したがって、外形も小形に
一体化され、かつ通常の照射距離に対して互に近接して
実質上点光源となる。このように構成されたランプ70
は、例えば図11のハウジング32或は図15のハウジ
ング60を両口金型に変形して装着する。
【0031】また、別の実施形態として、前述のハロゲ
ンランプ部70a及びメタルハライドランプ部70b
は、互に独立の2個の石英の管として構成し、外管71
に並置して収納することもできる。
【0032】図17Aは、白熱発光フィラメント及び放
電電極を共通の発光管に収納したハイブリッド式の生体
用光線照射装置用ランプの実施形態を示す。放電発光ガ
スを封入された共通の発光管90に、熱陰極型の放電電
極として機能し、かつ互に対向する一対のタングステン
フィラメント92が収納され、発光管90の支持機能を
有するリード線96が、外管91のステム部に溶着され
たモリブデン箔93を介してそれぞれ一対のピン94に
接続されている。このランプは、例えば図示のように近
接導体99を備えたハウジングに装着し、ピン94を通
して磁気漏れ変成器97によりタングステンフィラメン
ト92間に放電電圧を印加すると共に、その両側の巻線
により給電されるトライアック利用の調光器98により
タングステンフィラメント92を給電する。これによ
り、ラピッドスタート型蛍光ランプのように、始動時に
タングステンフィラメント92の加熱により熱電子が発
生し、非基準電位側の近接導体99の部分から基準電位
側の部分に向けて微放電が延び、次いで主放電が開始さ
れる。主放電の開始後は調光器98により、所定の範囲
で白熱光成分の調整が可能となる。
【0033】図17Bは同図Aの一対のタングステンフ
ィラメント92の一方を導体電極95で置換して、一本
の導線96aを導入した複合ランプを示すもので、交流
又は直流電圧で駆動可能である。トリガ及び電源回路9
7によりトリガ電圧で放電が始動されると共に、放電電
圧が印加される。また、調光器98により熱陰極用タン
グステンフィラメント92が電圧調整可能に給電され
る。
【0034】図18はハイブリッド式の一体化したさら
に別の実施形態による発光源用ランプの原理的な構成を
示す。このランプ100では、外管103に、50Wの
白熱発光用フィラメント102が、150Wのバラスト
レス水銀ランプ用の発光管101と共に収納されてい
る。さらに、外管103内において、その一方の電極1
04に放電電流の安定器用タングステンフィラメント1
06が直列接続し、両側の電極104間に始動極108
及び始動抵抗109が接続されている。これにより、周
知のように始動時にタングステンフィラメント106及
び始動抵抗109を通して始動極108への電圧印加で
発光し、次いで電極104間で主放電が惹起されると共
に、タングステンフィラメント106が安定器として機
能する。このタングステンフィラメントも10W前後の
白熱発光を行うが、フィラメント102は50Wで相対
的に充分大きな発光を行い、かつ独立に調光器に接続可
能である。本発明では、白熱発光源と放電発光源の電力
比は、前述の実施例に記載のように、前者の電力が後者
の電力と同程度から1/5程度の範囲で所期のスペクト
ル特性が得られることが確認されている。図1の2灯2
光軸式の場合、混合調整のために電力調整し易い白熱発
光源の電力を比較的大きくしておく方が好ましいが、前
述のハイブリッドランプの場合、光軸が揃い易いために
白熱発光源の電力は標準的には放電発光源の電力に対し
て同程度よりも小さい範囲に設定するのが好ましい。
尚、調光器が付属する場合には、この範囲を設定を前提
にさらに広い範囲にわたり可変調整される。
【0035】図19は、カテーテル式の生体用光線照射
装置を示す。通気口111を備えたハウジング110に
球面鏡113と、その球心に配置された前述のハイブリ
ット式の1個の生体用光線照射装置の発光源用ランプ1
15と、ファン112と、ハウンジング前面に取付けら
れたファイバ束であるライトガイド117の入口へラン
プ115の照射光を集光させるレンズ系114、116
とが収納されている。ライトガイド117にはコネクタ
118を通して可撓性の光ガイドチューブであるカテー
テル119が取付けられるようになっている。その先端
部には、絞り、スポット調整レンズ、フィルタ、偏光素
子等が必要により組込まれたヘッド120が取付けられ
ている。これにより、カテーテル119にヘッド120
をガイドさせることにより、咽喉、又は胃腸へ挿入する
ことが可能となる。尚、2灯式の場合には、ライトガイ
ド117を分岐形に置換し、それぞれの入口へ白熱発光
源及び放電発光源のランプからそれぞれのレンズ系を通
して集光させ、双方の混合光線をカテーテル119を通
してヘッド120へ導光させる。因に、カーボンアーク
の生体用光線照射装置では、レンズ、ライトガイド等の
光学系が汚染されるために、このような装置を構成する
ことは実際上困難である。この装置は局所的な創傷や炎
症の治療に適している。また、口腔内への照射、手術に
よる切口の治癒等へ応用ができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、近紫外領域か
ら遠赤外領域にわたる太陽光に対応したスペクトル範囲
の発光スペクトルを白熱発光源と放電発光源とに分担し
て発生させることにより、カーボンのアーク放電を利用
する必要がなくなる。したがって、5〜6時間ごとにカ
ーボンの取り替えが不要になる。空中放電に起因する室
内空気の汚染及び火傷、火災等の問題が一掃され、レン
ズ系が採用可能になるために照射光束の調整も可能とな
り、火傷部位の治療の際にも必要によりその大きさに応
じて細いビームに絞ることもできる。反射鏡も清掃の必
要なく利用でき、効率を向上させ得る。放電発光に対す
る白熱発光の光量比が調整可能となる。市販のランプを
利用することもできる。放電原子の選択或はその封入圧
力の調整により、スペクトル特性を調整又は改善するこ
とができる。カーボンアーク放電の線スペクトルよりも
幅の広い帯スペクトルの発生が可能であり、治療に有効
な波長領域に対応するスペクトルの幅を広げ得ることに
より、効率の良い治療が可能になる。適性位置に配置さ
れたスタンドに取付けられたハウジングの位置調整で、
白熱発光源及び放電発光源の混合光線を治療部位にそれ
ぞれの光源の電力に応じて適正な照度で照射できる。
【0037】請求項2の発明によれば、2種類のランプ
の選択により、目的に応じて放電発光及び白熱発光の光
量比並に近紫外領域及び可視領域における使用スペクト
ル波長が調整可能となる。カーボンアークの場合、空中
放電のために上下の照射方向の調整に制約があったのに
対してハウジングの自由な角度調整可能となる。請求項
3の発明によれば、2種類のランプの選択により、放電
発光及び白熱発光の光量比、上下の照射角度並に使用ス
ペクトル波長が調整可能になると共に、光照射方向の調
整操作が容易になり、構造的にも嵩ばらなくなる。
【0038】請求項4の発明によれば、1個のランプに
より白熱光線及び放電光線を発生可能となり、ランプ構
造が嵩ばらなくなり、取扱いも簡単になる。集光及び配
光のための光学系の採用が容易となる。被照射者に対す
る位置或は角度の調整が一層自由になる。このようなラ
ンプは、請求項7の外管を共通にしたり、或は請求項8
又は9の発光管内で白熱発光する構造で実現される。
【0039】請求項5の発明によれば、白熱発光の強度
が簡単に被照射者の感性に応じて調整可能となり、被照
射者の緊張を緩和させることによる自律神経系の機能に
よって治療効果を有効に発揮させ得る。温熱効果の少な
い短波長領域の治療効果を良好に保持した状態で、白熱
発光を自在に調整できる。
【0040】請求項6の発明によれば、ハウジング内に
光学系を問題なく収納できることにより、可撓性のカテ
ーテルから照射可能にするカテーテル式の生体用光線照
射装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による生体用光線照射装置
の斜視図である。
【図2】同装置の白熱発光源用ハウジングの縦断面図で
ある。
【図3】同装置の放電発光源用ハウジングの縦断面図で
ある。
【図4】同装置のスペクトル特性を示す図である。
【図5】別のメタルハライドランプを採用した生体用光
線照射装置のスペクトル特性を示す図である。
【図6】高圧ナトリウムランプを採用した生体用光線照
射装置のスペクトル特性を示す図である。
【図7】反射型蛍光水銀ランプを採用した生体用光線照
射装置のスペクトル特性を示す図である。
【図8】ガリウムのハライドランプのスペクトル特性を
示す図である。
【図9】高圧水銀ランプのスペクトル特性を示す図であ
る。
【図10】ハウジングを1個にした生体用光線照射装置
の実施形態を示すもので、同図Aはそのハウジングの縦
断面図、同図Bはその変形例の横断面図である。
【図11】図10による生体用光線照射装置の斜視図で
ある。
【図12】ハウジングを1個にした生体用光線照射装置
の別の実施形態の要部の縦断面図である。
【図13】図12よる生体用光線照射装置のスペクトル
特性を示す図である。
【図14】本発明の実施形態によるハイブリッド式の生
体用光線照射装置用ランプの縦断面図である。
【図15】図14によるランプが装着されたハウジング
の原理構成を示す側面図である。
【図16】別の実施形態によるハイブリッド式ランプの
縦断面図である。
【図17】発光管を共通にするハイブリッド式ランプの
実施形態の縦断面図である。
【図18】さらに別の実施形態によるハイブリッド式ラ
ンプの原理構成を示す図である。
【図19】カテーテル式の生体用光線照射装置の概略構
成を示す断面図である。
【図20】炭素アーク放電の標準的なスペクトル特性を
示す図である。
【図21】黒体輻射体のスペクトル特性を示す図であ
る。
【図22】生体に対する作用スペクトル特性を示すもの
で、同図AはDNA合成促進、同図BはRNA合成促進
に対するものである。
【符号の説明】
2 スタンド 10、20、32、42、60 ハウジング 16、31、40 ハロゲンランプ 26、30 41 メタルハライドランプ 50、70、100、115 ランプ 51、72、90、101 発光管 55、73、92 タングステンフィラメント 70a ハロゲンランプ部 70b メタルハライドランプ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近紫外領域から遠赤外領域にわたるスペ
    クトルを有する光線を発光源から生体へ照射する生体用
    光線照射装置において、発光源として、白熱発光源と、
    発光管中の気体の放電発光により少なくとも近紫外領域
    から可視領域にわたり連続するスペクトルを有する放電
    発光を行う放電発光源とを、スタンドに位置調整可能に
    取付けたハウジング内に前記白熱発光源及び前記放電発
    光源の照射光が混合されるように設けたことを特徴とす
    る生体用光線照射装置。
  2. 【請求項2】 ハウジング2個を共通のスタンドに光照
    射方向をそれぞれ調整可能に取付け、一方前記ハウジン
    グ内に白熱発光源用ランプを装着し、他方の前記ハウジ
    ング内に放電発光源用ランプを装着し、前記白熱発光源
    用ランプの電力が、前記放電発光源用ランプの電力と同
    程度乃至1/5の範囲に設定されていることを特徴とす
    る請求項1の生体用光線照射装置。
  3. 【請求項3】 ハウジング1個をスタンドに光照射方向
    を調整可能に取付け、前記ハウジング内に、1個の白熱
    発光源用ランプ及び1個の放電発光源用ランプを前記光
    照射方向に揃えて装着し、前記白熱発光源用ランプの電
    力が、前記放電発光源用ランプの電力と同程度乃至1/
    5の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1の
    生体用光線照射装置。
  4. 【請求項4】 ハウジング1個をスタンドに光照射方向
    を調整可能に取付け、前記ハウジング内に、共通の管内
    に白熱発光源及び放電発光源が構成された発光源用ラン
    プ1個を装着し、前記白熱発光源用ランプの電力が、前
    記放電発光源用ランプの電力と同程度乃至1/5の範囲
    に設定されていることを特徴とする請求項1の生体用光
    線照射装置。
  5. 【請求項5】 白熱発光源にその入力電力を調整する調
    光器を通して給電することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかの生体用光線照射装置。
  6. 【請求項6】 白熱発光源と、放電発光源とを可撓性光
    ガイド用カテーテルが導出されたハウジング1個に収納
    すると共に、ハウジング内に前記白熱発光源及び前記放
    電発光源の照射光を前記カテーテルの入口に集光させる
    光学系を収納したことを特徴とする請求項1の生体用光
    線照射装置。
  7. 【請求項7】 近紫外領域から遠赤外領域にわたるスペ
    クトルを有する光線を発光源から生体へ照射する生体用
    光線照射装置用ランプにおいて、発光源として、発光管
    中の気体の放電発光により少なくとも近紫外領域から可
    視領域にわたり連続するスペクトルを有する放電発光を
    行う放電発光源と、この放電発光源の電力と同程度乃至
    1/5の範囲の電力の白熱発光源とを1個のランプとし
    て構成するように、共通の1個の外管に前記白熱発光源
    用フィラメント及び前記発光管を収納すると共に、前記
    フィラメント及び前記発光管内の電極が互に独立に給電
    されるように前記フィラメント及び前記電極から導体が
    前記外管に導出されていることを特徴とする生体用光線
    照射装置のランプ。
  8. 【請求項8】 近紫外領域から遠赤外領域にわたるスペ
    クトルを有する光線を発光源から生体へ照射する生体用
    光線照射装置用ランプにおいて、発光源として、発光管
    中の気体の放電発光により少なくとも近紫外領域から可
    視領域にわたり連続するスペクトルを有する放電発光を
    行う放電発光源と、この放電発光源の電力と同程度乃至
    1/5の範囲の電力の白熱発光源とを1個のランプとし
    て構成するように、前記発光管に熱陰極型の前記放電発
    光源用電極として機能し、かつ互に対向する一対の前記
    白熱発光源用フィラメントを収納し、これらのフィラメ
    ントからそれぞれ一対の導体が前記発光管に導出されて
    いることを特徴とする生体用光線照射装置のランプ。
  9. 【請求項9】 互に対向する一対の白熱発光源用フィラ
    メントの一方を導体電極に置換すると共に、この導体電
    極から一本の導体が発光管に導出されていることを特徴
    とする請求項8の生体用光線照射装置のランプ。
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