JPH08308776A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JPH08308776A JPH08308776A JP5571096A JP5571096A JPH08308776A JP H08308776 A JPH08308776 A JP H08308776A JP 5571096 A JP5571096 A JP 5571096A JP 5571096 A JP5571096 A JP 5571096A JP H08308776 A JPH08308776 A JP H08308776A
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- inner pipe
- conductive wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伸縮自在でかつ内部に導電線を有する延長管
を備えた電気掃除機において、その延長管内の導電線の
損傷を防止するとともに、導電線が掃除作業の邪魔にな
らないようにする。 【解決手段】 内管106の軸方向に内管側収納部10
6bを設け、外管105の軸方向にも外管収納部105
b を設ける。各収納部105b,106b 内には導電線1
08を配している。収納部106b から導出した導電線
108は収納部105bの開口部111からその内部に
導入される。収納部105b 内には導電線108が撓む
部分を収納する空間112を形成し、内管106を外管
105内を移動させて導電線に撓み部分が発生しても、
この空間112にその撓み部分を収納することができ
る。
を備えた電気掃除機において、その延長管内の導電線の
損傷を防止するとともに、導電線が掃除作業の邪魔にな
らないようにする。 【解決手段】 内管106の軸方向に内管側収納部10
6bを設け、外管105の軸方向にも外管収納部105
b を設ける。各収納部105b,106b 内には導電線1
08を配している。収納部106b から導出した導電線
108は収納部105bの開口部111からその内部に
導入される。収納部105b 内には導電線108が撓む
部分を収納する空間112を形成し、内管106を外管
105内を移動させて導電線に撓み部分が発生しても、
この空間112にその撓み部分を収納することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホースと床ノズル
とを接続する、伸縮自在でかつ内部に導電線を有する延
長管を備えた電気掃除機に関する。
とを接続する、伸縮自在でかつ内部に導電線を有する延
長管を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の延長管は実開昭61
−164649号公報に示す構造のものがある。この延
長管の構成を図8および図9により説明する。図におい
て、3は内管4と外管5とからなる伸縮自在な延長管で
ある。9は両端にプラグ10、11を有する延長コード
で、一方のプラグ10を吸込具の接続部に、他方のプラ
グ11を手元スイッチ部の接続部にそれぞれ接続するこ
とにより、吸込具側と掃除機本体側とを手元スイッチ部
を介して電気的に接続する。また、延長コード9はカー
ル加工によりコイル部9a を設けており、このコイル部
9a は常時収縮状態にあって外力により伸長される構成
である。12は内管4に装着したコードクリップ、13
は外管5と一体若しくは別体のコードクリップであり、
上記延長コード9はコイル部9a を境にしてその両端部
側をコードクリップ12、13に係止保持することによ
り内・外管4、5にそれぞれ支持される。
−164649号公報に示す構造のものがある。この延
長管の構成を図8および図9により説明する。図におい
て、3は内管4と外管5とからなる伸縮自在な延長管で
ある。9は両端にプラグ10、11を有する延長コード
で、一方のプラグ10を吸込具の接続部に、他方のプラ
グ11を手元スイッチ部の接続部にそれぞれ接続するこ
とにより、吸込具側と掃除機本体側とを手元スイッチ部
を介して電気的に接続する。また、延長コード9はカー
ル加工によりコイル部9a を設けており、このコイル部
9a は常時収縮状態にあって外力により伸長される構成
である。12は内管4に装着したコードクリップ、13
は外管5と一体若しくは別体のコードクリップであり、
上記延長コード9はコイル部9a を境にしてその両端部
側をコードクリップ12、13に係止保持することによ
り内・外管4、5にそれぞれ支持される。
【0003】そして上記構成において、延長管3は通
常、図8に示すように内・外管4、5を収縮した状態で
収納保管されており、この時延長コード9のコイル部9
a は収縮した状態で延長管に沿って位置している。次に
延長管3を使用する場合、ロック釦14を操作して図9
に示すように内・外管4、5を伸長するものであり、こ
の時延長コード9のコイル部9a も伸長される。このよ
うに、延長管3の伸長、収縮状態に応じて延長コード9
が伸縮するように構成していた。
常、図8に示すように内・外管4、5を収縮した状態で
収納保管されており、この時延長コード9のコイル部9
a は収縮した状態で延長管に沿って位置している。次に
延長管3を使用する場合、ロック釦14を操作して図9
に示すように内・外管4、5を伸長するものであり、こ
の時延長コード9のコイル部9a も伸長される。このよ
うに、延長管3の伸長、収縮状態に応じて延長コード9
が伸縮するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の構成で
は、延長コード9が延長管3の外周側に露出した状態で
取り付けられていたので、掃除作業中に延長コード9が
物に引っかかり易く、掃除作業性が悪かった。また、延
長コード9に外力が加わり、延長コード9の耐久性にも
課題を有していた。
は、延長コード9が延長管3の外周側に露出した状態で
取り付けられていたので、掃除作業中に延長コード9が
物に引っかかり易く、掃除作業性が悪かった。また、延
長コード9に外力が加わり、延長コード9の耐久性にも
課題を有していた。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、掃除作業性に支
障が生じず、かつ延長管の伸縮操作に対する導電線の耐
久性を高めた電気掃除機を提供することを目的とする。
障が生じず、かつ延長管の伸縮操作に対する導電線の耐
久性を高めた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、伸縮自在な延長管を、外管と、この外管内を
軸方向に移動自在に配した内管と、この内管の軸方向に
配した導電線収納用の内管側収納部と、前記外管の軸方
向に配した導電線収納用の外管側収納部とから構成し、
前記内管側収納部から導出した導電線を前記外管側収納
部内に導入する構成とするとともに、前記内管を外管内
で移動させると導電線が撓むまたは伸縮する構成とし、
前記外管側収納部には前記導電線が撓むまたは伸縮する
ための空間部を形成したもので、延長管を縮めるために
内管を外管内に収納する方向に移動させると、内管側収
納部から導出した導電線が、外管側収納部に設けた空間
部内で撓むまたは縮むように作用するので、延長管の伸
縮操作により導電線に無理な力が加わることを防止で
き、その耐久性を向上させることができ、また、導電線
が延長管の外に露出した状態でないので、掃除作業性も
良好となる。さらに、導電線が撓むまたは縮むために充
分な大きさの空間を外管側収納部に形成しているので、
導電線を撓ませるまたは縮ませる必要のない内管側収納
部の大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部を含め
た内管の外径を不用意に大きくすることも避けられる。
本発明は、伸縮自在な延長管を、外管と、この外管内を
軸方向に移動自在に配した内管と、この内管の軸方向に
配した導電線収納用の内管側収納部と、前記外管の軸方
向に配した導電線収納用の外管側収納部とから構成し、
前記内管側収納部から導出した導電線を前記外管側収納
部内に導入する構成とするとともに、前記内管を外管内
で移動させると導電線が撓むまたは伸縮する構成とし、
前記外管側収納部には前記導電線が撓むまたは伸縮する
ための空間部を形成したもので、延長管を縮めるために
内管を外管内に収納する方向に移動させると、内管側収
納部から導出した導電線が、外管側収納部に設けた空間
部内で撓むまたは縮むように作用するので、延長管の伸
縮操作により導電線に無理な力が加わることを防止で
き、その耐久性を向上させることができ、また、導電線
が延長管の外に露出した状態でないので、掃除作業性も
良好となる。さらに、導電線が撓むまたは縮むために充
分な大きさの空間を外管側収納部に形成しているので、
導電線を撓ませるまたは縮ませる必要のない内管側収納
部の大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部を含め
た内管の外径を不用意に大きくすることも避けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
掃除機本体と、一端側が掃除機本体と接続されるホース
と、このホースの他端側と吸込具とを接続する延長管と
を備え、前記延長管は、外管と、この外管内を軸方向に
移動自在に配した内管と、この内管の軸方向に配した導
電線収納用の内管側収納部と、前記外管の軸方向に配し
た導電線収納用の外管側収納部とからなり、前記内管側
収納部から導出した導電線を前記外管側収納部内に導入
する構成とするとともに、前記内管を外管内で移動させ
ると導電線が撓むまたは伸縮する構成とし、前記外管側
収納部には前記導電線が撓むまたは伸縮するための空間
部を形成したもので、延長管を縮めるために内管を外管
内に収納する方向に移動させると、内管側収納部から導
出した導電線が、外管側収納部の空間部で撓むまたは縮
み、また、延長管を伸長するために内管を外管内から引
き出す方向に移動させると、外管収納部内の導電線の撓
み部分または縮み部分が延ばされ、円滑に導電線を引き
出すことができる。また、導電線が撓むまたは縮むため
に充分な大きさの空間を外管側収納部に形成しているの
で、導電線を撓ませるまたは縮ませる必要のない内管側
収納部の大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部を
含めた内管の外径を不用意に大きくすることも避けられ
る。また、内管側収納部を内管の内周側に形成すれば、
内管の外径が大きくなることがないが、内管の通風路面
積が内管側収納部を大きくした分だけ小さくなるので、
掃除性能に影響を与えてしまうので、内管側収納部を小
さくする必要があった。
掃除機本体と、一端側が掃除機本体と接続されるホース
と、このホースの他端側と吸込具とを接続する延長管と
を備え、前記延長管は、外管と、この外管内を軸方向に
移動自在に配した内管と、この内管の軸方向に配した導
電線収納用の内管側収納部と、前記外管の軸方向に配し
た導電線収納用の外管側収納部とからなり、前記内管側
収納部から導出した導電線を前記外管側収納部内に導入
する構成とするとともに、前記内管を外管内で移動させ
ると導電線が撓むまたは伸縮する構成とし、前記外管側
収納部には前記導電線が撓むまたは伸縮するための空間
部を形成したもので、延長管を縮めるために内管を外管
内に収納する方向に移動させると、内管側収納部から導
出した導電線が、外管側収納部の空間部で撓むまたは縮
み、また、延長管を伸長するために内管を外管内から引
き出す方向に移動させると、外管収納部内の導電線の撓
み部分または縮み部分が延ばされ、円滑に導電線を引き
出すことができる。また、導電線が撓むまたは縮むため
に充分な大きさの空間を外管側収納部に形成しているの
で、導電線を撓ませるまたは縮ませる必要のない内管側
収納部の大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部を
含めた内管の外径を不用意に大きくすることも避けられ
る。また、内管側収納部を内管の内周側に形成すれば、
内管の外径が大きくなることがないが、内管の通風路面
積が内管側収納部を大きくした分だけ小さくなるので、
掃除性能に影響を与えてしまうので、内管側収納部を小
さくする必要があった。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
における外管側収納部に形成した空間部に導電線を導入
するための案内手段を、前記空間部の導電線導入用の開
口部より内周側に延設し、導電線の軸方向の移動を空間
部内への移動方向に変換するもので、延長管を伸縮する
ために内管を外管内で移動させると、案内手段により導
電線の移動方向を空間部側に変更することができる。
における外管側収納部に形成した空間部に導電線を導入
するための案内手段を、前記空間部の導電線導入用の開
口部より内周側に延設し、導電線の軸方向の移動を空間
部内への移動方向に変換するもので、延長管を伸縮する
ために内管を外管内で移動させると、案内手段により導
電線の移動方向を空間部側に変更することができる。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、請求項
1、2における導電線を可撓性を有するフラットケーブ
ルとしたもので、導電線を薄いフラットケーブルとする
ことで、導電線を内管側収納部あるいは外管側収納部の
高さ方向を小さくすることができ、例えば、内管側収納
部を内管外周面をカバー体で覆って構成する場合、その
カバー体が内管外周面より突出する量を小さくできる。
1、2における導電線を可撓性を有するフラットケーブ
ルとしたもので、導電線を薄いフラットケーブルとする
ことで、導電線を内管側収納部あるいは外管側収納部の
高さ方向を小さくすることができ、例えば、内管側収納
部を内管外周面をカバー体で覆って構成する場合、その
カバー体が内管外周面より突出する量を小さくできる。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、請求項
1、2における導電線の一部を伸縮自在な部材で構成す
るとともに、この伸縮自在な部分を空間部内に配設した
ものである。この構成によれば、導電線の一部を伸縮部
材、例えば導電線の一部に伸縮自在なカール部を形成す
ることにより、内管を外管内に収納する方向に移動させ
る場合には内管側収納部から導出する導電線が外管の奥
側に移動し、この奥側に移動した長さ分、外管側収納部
内の導電線の伸縮部分が伸長する。逆に内管を外管内か
ら引き出す方向に移動させる場合には、内管側収納部か
ら導出する導電線が外管側収納部の導電線の導入側に移
動するので、この近づいた長さだけ導電線の伸縮部分が
縮むとともに、その縮み力が導電線を確実に外管側収納
部内に向くように曲げる。
1、2における導電線の一部を伸縮自在な部材で構成す
るとともに、この伸縮自在な部分を空間部内に配設した
ものである。この構成によれば、導電線の一部を伸縮部
材、例えば導電線の一部に伸縮自在なカール部を形成す
ることにより、内管を外管内に収納する方向に移動させ
る場合には内管側収納部から導出する導電線が外管の奥
側に移動し、この奥側に移動した長さ分、外管側収納部
内の導電線の伸縮部分が伸長する。逆に内管を外管内か
ら引き出す方向に移動させる場合には、内管側収納部か
ら導出する導電線が外管側収納部の導電線の導入側に移
動するので、この近づいた長さだけ導電線の伸縮部分が
縮むとともに、その縮み力が導電線を確実に外管側収納
部内に向くように曲げる。
【0011】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
〜4における内管の外周面の軸方向に複数の凹部または
凸部を形成し、外管には内管の複数の凹部あるいは凸部
と係合し、内管の伸縮移動を規制する係止体を設けたも
ので、内管の外周面に形成した複数の凹部あるいは凸部
に、外管に設けた係止体を係合させ、内管が外管内から
引き出された状態を維持させる。よって、内管に軸方向
の力が作用しても、内管の引き出し状態が変化すること
はない。
〜4における内管の外周面の軸方向に複数の凹部または
凸部を形成し、外管には内管の複数の凹部あるいは凸部
と係合し、内管の伸縮移動を規制する係止体を設けたも
ので、内管の外周面に形成した複数の凹部あるいは凸部
に、外管に設けた係止体を係合させ、内管が外管内から
引き出された状態を維持させる。よって、内管に軸方向
の力が作用しても、内管の引き出し状態が変化すること
はない。
【0012】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
〜5における内管の外周側の一部に軸方向に延びる突出
部あるいは溝部を形成し、前記外管の内周側には内管の
突出部あるいは溝部を軸方向に案内する案内部を形成
し、前記突出部あるいは溝部と前記案内部とで前記内管
が外管に対し回るのを防止する回り防止機構を構成した
もので、内管の外周側の一部に形成した突出部あるいは
溝部を、外管の内周側に設けた案内部で軸方向に移動さ
せることができ、この突出部あるいは溝部と案内部とで
内管が外管に対し回るのを防止する。
〜5における内管の外周側の一部に軸方向に延びる突出
部あるいは溝部を形成し、前記外管の内周側には内管の
突出部あるいは溝部を軸方向に案内する案内部を形成
し、前記突出部あるいは溝部と前記案内部とで前記内管
が外管に対し回るのを防止する回り防止機構を構成した
もので、内管の外周側の一部に形成した突出部あるいは
溝部を、外管の内周側に設けた案内部で軸方向に移動さ
せることができ、この突出部あるいは溝部と案内部とで
内管が外管に対し回るのを防止する。
【0013】本発明の請求項7記載の発明は、請求項6
における突出部を、内管の肉厚を大きくすることにより
形成し、かつこの突出部分に複数の凹部を形成したもの
で、回り止め機能を果たす内管側の突出部が肉厚で、し
かも、軸方向に延設しているので、内管の強度を高める
ことができる。さらに補強した肉圧部分に外管の係止体
と係合する凹部を設けているので、凹部により内管の強
度が低下することを防止できる。
における突出部を、内管の肉厚を大きくすることにより
形成し、かつこの突出部分に複数の凹部を形成したもの
で、回り止め機能を果たす内管側の突出部が肉厚で、し
かも、軸方向に延設しているので、内管の強度を高める
ことができる。さらに補強した肉圧部分に外管の係止体
と係合する凹部を設けているので、凹部により内管の強
度が低下することを防止できる。
【0014】本発明の請求項8記載の発明は、請求項1
〜5における内管側収納部を、内管の外周面より外周方
向に突出する中空の突出部とし、外管の内周側には内管
の突出部を軸方向に案内する案内部を形成し、前記突出
部と案内部とで前記内管が外管に対し回るのを防止する
回り防止機構を構成したもので、この突出部と案内部と
で内管が外管に対し回るのを防止する。
〜5における内管側収納部を、内管の外周面より外周方
向に突出する中空の突出部とし、外管の内周側には内管
の突出部を軸方向に案内する案内部を形成し、前記突出
部と案内部とで前記内管が外管に対し回るのを防止する
回り防止機構を構成したもので、この突出部と案内部と
で内管が外管に対し回るのを防止する。
【0015】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4
により説明する。まず、掃除機の全体構成を図3により
説明する。図に示すように、電動送風機を内蔵する掃除
機本体101の吸込口にホース102の端部を接続し、
ホース102の他端側に設けた手元操作部103により
掃除機本体101内の電動送風機の運転等を操作する。
ホース102内には導電線を配し、手元操作部103と
掃除機本体101とを電気的に接続している。
により説明する。まず、掃除機の全体構成を図3により
説明する。図に示すように、電動送風機を内蔵する掃除
機本体101の吸込口にホース102の端部を接続し、
ホース102の他端側に設けた手元操作部103により
掃除機本体101内の電動送風機の運転等を操作する。
ホース102内には導電線を配し、手元操作部103と
掃除機本体101とを電気的に接続している。
【0016】手元操作部103には伸縮自在な延長管1
04が接続され、この延長管104は図4に示すよう
に、手元操作部103側に接続される外管105と、外
管105内を軸方向に移動自在に挿入される内管106
からなり、内管106の端部は電動ブラシを内蔵した床
ノズル107が接続されている。延長管104にも軸方
向に導電線を配して手元操作部103から床ノズル10
7の電動ブラシに電力を供給する構成となっている。
04が接続され、この延長管104は図4に示すよう
に、手元操作部103側に接続される外管105と、外
管105内を軸方向に移動自在に挿入される内管106
からなり、内管106の端部は電動ブラシを内蔵した床
ノズル107が接続されている。延長管104にも軸方
向に導電線を配して手元操作部103から床ノズル10
7の電動ブラシに電力を供給する構成となっている。
【0017】手元操作部103側と接続される接続部1
05a側には電気接続する端子105cが設けられ、外管
105の軸方向に延設した外管側収納部105b内の導
電線と電気的に接続されている。また、内管106の接
続部106aには床ノズル107と電気的に接続される
端子(図示せず)を備えており、内管106の軸方向に
延設した内管側収納部106b内の導電線は接続部10
6aの端子と電気的に接続されている。このように、延
長管104に配した導電線により手元操作部と床ノズル
との間で電力供給するようにしているが、この導電線は
電力供給以外に手元操作部103と床ノズル107間と
の信号線としても利用できる。
05a側には電気接続する端子105cが設けられ、外管
105の軸方向に延設した外管側収納部105b内の導
電線と電気的に接続されている。また、内管106の接
続部106aには床ノズル107と電気的に接続される
端子(図示せず)を備えており、内管106の軸方向に
延設した内管側収納部106b内の導電線は接続部10
6aの端子と電気的に接続されている。このように、延
長管104に配した導電線により手元操作部と床ノズル
との間で電力供給するようにしているが、この導電線は
電力供給以外に手元操作部103と床ノズル107間と
の信号線としても利用できる。
【0018】次に、延長管の詳細な構成を図1及び図2
により説明する。内管106の外周面の一部には軸方向
に導電線108を配している。この導電線108はその
外周側が保護カバー109で覆われている。すなわち、
本実施例では内管側収納部106bを保護カバー109
で構成している。この保護カバー109は内管106の
外周方向に突出した状態で、かつ、導電線108が配設
される方向、すなわち内管106の軸方向に延びてい
る。保護カバー109の端部上面には導電線108を導
出する開口部110を設けている。開口部110から導
出した導電線108は外管105の端部E側の上面に開
口した開口部111から空間部112内に導入される。
により説明する。内管106の外周面の一部には軸方向
に導電線108を配している。この導電線108はその
外周側が保護カバー109で覆われている。すなわち、
本実施例では内管側収納部106bを保護カバー109
で構成している。この保護カバー109は内管106の
外周方向に突出した状態で、かつ、導電線108が配設
される方向、すなわち内管106の軸方向に延びてい
る。保護カバー109の端部上面には導電線108を導
出する開口部110を設けている。開口部110から導
出した導電線108は外管105の端部E側の上面に開
口した開口部111から空間部112内に導入される。
【0019】空間部112から接続部105aに向かっ
て外管側収納部105bが設けられ、空間部112およ
び外管側収納部105bは外管105の外周面を軸方向
に覆う外管カバー113で構成されており、導電線10
8の他端側108aは端子105cに接続されている。導
電線108は撓み部B,C が空間部112内に位置してい
る。この導電線108に撓み部を設ける理由は、内管1
06を外管105内で軸方向に移動させることで、導電
線108の必要な長さが変わるのを撓み部分で吸収する
ためである。
て外管側収納部105bが設けられ、空間部112およ
び外管側収納部105bは外管105の外周面を軸方向
に覆う外管カバー113で構成されており、導電線10
8の他端側108aは端子105cに接続されている。導
電線108は撓み部B,C が空間部112内に位置してい
る。この導電線108に撓み部を設ける理由は、内管1
06を外管105内で軸方向に移動させることで、導電
線108の必要な長さが変わるのを撓み部分で吸収する
ためである。
【0020】また、内管106の外周面に設けた保護カ
バー109は、図2に示すように外管105の内周面側
に設けた溝部114に案内され、内管106を軸方向に
は移動できるが、径方向に回転することができないよう
にし、内管106の回り止めの機能を果たしている。
バー109は、図2に示すように外管105の内周面側
に設けた溝部114に案内され、内管106を軸方向に
は移動できるが、径方向に回転することができないよう
にし、内管106の回り止めの機能を果たしている。
【0021】さらに、内管106の外周面で、導電線1
08を配していない外周面に、軸方向に沿って間隔をあ
けて複数の凹部115を設け、外管105の端部Eで、
かつ内管106の凹部115と対向する部分に開口部1
16を設け、この開口部116内に配したボールまたは
ピン117が内管106の凹部115にはまり、内管1
06の軸方向の移動を阻止する構成である。内管106
を軸方向に移動させる際には、操作体118をスプリン
グ119に抗して矢印方向にスライドさせ、操作体11
8の端部に取り付けた押さえ具120を移動させ、ボー
ルまたはピン117が外周方向に移動できるようにし、
ボールまたはピン117が内管106の凹部115を乗
り越え、内管106を軸方向に移動できるようにする。
ボールまたはピン117、押さえ具120で内管106
の伸縮を規制する係止体を構成している。
08を配していない外周面に、軸方向に沿って間隔をあ
けて複数の凹部115を設け、外管105の端部Eで、
かつ内管106の凹部115と対向する部分に開口部1
16を設け、この開口部116内に配したボールまたは
ピン117が内管106の凹部115にはまり、内管1
06の軸方向の移動を阻止する構成である。内管106
を軸方向に移動させる際には、操作体118をスプリン
グ119に抗して矢印方向にスライドさせ、操作体11
8の端部に取り付けた押さえ具120を移動させ、ボー
ルまたはピン117が外周方向に移動できるようにし、
ボールまたはピン117が内管106の凹部115を乗
り越え、内管106を軸方向に移動できるようにする。
ボールまたはピン117、押さえ具120で内管106
の伸縮を規制する係止体を構成している。
【0022】121は内管106の端部Dに設けた環状
のパッキンで、外管105の内周面に接触する。122
は外管105の端部Eに設け、内管106の外周面に接
触する環状のパッキンで、空気漏れを防止するものであ
る。
のパッキンで、外管105の内周面に接触する。122
は外管105の端部Eに設け、内管106の外周面に接
触する環状のパッキンで、空気漏れを防止するものであ
る。
【0023】以上のように構成された延長管の動作につ
き説明する。まず、延長管を伸ばしたい場合には、操作
体118を操作し、ボールまたはピン117が内管10
6の凹部を乗り越えることができるようにし、内管10
6を外管105から引き出す。所定の長さ内管106を
引き出すと、ボールまたはピン117と内管106の凹
部とがはまりあい、内管106をその引きだした長さで
固定する。
き説明する。まず、延長管を伸ばしたい場合には、操作
体118を操作し、ボールまたはピン117が内管10
6の凹部を乗り越えることができるようにし、内管10
6を外管105から引き出す。所定の長さ内管106を
引き出すと、ボールまたはピン117と内管106の凹
部とがはまりあい、内管106をその引きだした長さで
固定する。
【0024】内管106を引き出すと内管106の端部
Dが外管105の端部E側に移動するので、導電線108
の撓み部分、特にB部分の撓み量が大きくなる。開口部
111より下方に延設した傾斜部(案内手段)123を
設けることにより、導電線108の軸方向の移動を空間
部112に向かう方向に変化させることができるので、
導電線108を空間部112内にスムーズに導入するこ
とができ、導電線108が内管106と外管105との
間に挟まることもなく、長期にわたり導電線108の損
傷を防止できる。
Dが外管105の端部E側に移動するので、導電線108
の撓み部分、特にB部分の撓み量が大きくなる。開口部
111より下方に延設した傾斜部(案内手段)123を
設けることにより、導電線108の軸方向の移動を空間
部112に向かう方向に変化させることができるので、
導電線108を空間部112内にスムーズに導入するこ
とができ、導電線108が内管106と外管105との
間に挟まることもなく、長期にわたり導電線108の損
傷を防止できる。
【0025】なお、内管106が外管105から抜け落
ちることがないように、内管106の端部D側の外周に
突出するストッパー124と外管105の開口部111
の下方に突出させたストッパー125とが互いに当接す
るようにしている。
ちることがないように、内管106の端部D側の外周に
突出するストッパー124と外管105の開口部111
の下方に突出させたストッパー125とが互いに当接す
るようにしている。
【0026】次に、延長管を収納する場合には、上述し
た操作と逆に、操作体118を操作し、内管106を外
管105内に移動させて収納すれば良い。この場合、内
管106の端部Dが外管105の開口部111と離れる
方向に移動していき、空間部112内の撓んだ導電線1
08が次第に延び開口部111から導出される。このよ
うにして、導電線108の長さを内管106の移動、す
なわち延長管の伸縮にあわせて変化させることができ、
また、導電線108は外管105、内管106の外周側
に露出することがなく、導電線108が物や手に引っか
かり掃除作業性を悪化させることがないことはもとよ
り、導電線に引っ張り力が加わり、断線することを防止
することができる。
た操作と逆に、操作体118を操作し、内管106を外
管105内に移動させて収納すれば良い。この場合、内
管106の端部Dが外管105の開口部111と離れる
方向に移動していき、空間部112内の撓んだ導電線1
08が次第に延び開口部111から導出される。このよ
うにして、導電線108の長さを内管106の移動、す
なわち延長管の伸縮にあわせて変化させることができ、
また、導電線108は外管105、内管106の外周側
に露出することがなく、導電線108が物や手に引っか
かり掃除作業性を悪化させることがないことはもとよ
り、導電線に引っ張り力が加わり、断線することを防止
することができる。
【0027】また、導電線108を可撓性を有するフラ
ットケーブルとするので、空間部112の高さを小さく
することができ、外管105の外径を大きくする必要が
なくなり、握り易い延長管を提供することができる。な
お、本実施例では、導電線にフラットケーブルを用いた
例を示したが、通常のリード線でもよく、要は撓み可能
な導電線であれば良い。
ットケーブルとするので、空間部112の高さを小さく
することができ、外管105の外径を大きくする必要が
なくなり、握り易い延長管を提供することができる。な
お、本実施例では、導電線にフラットケーブルを用いた
例を示したが、通常のリード線でもよく、要は撓み可能
な導電線であれば良い。
【0028】また、導電線108を配設するための保護
カバー109を利用して内管106の回り止めを行うの
で、内管106に新たに回り止め用の突出部を形成する
こともなく、内管106の加工性、生産性を高めること
ができる。また、不用意に内管106を回転させていま
うことがないので、導電線108にねじれ力等の無理な
力が加わることなく、導電線108の損傷を防止でき
る。
カバー109を利用して内管106の回り止めを行うの
で、内管106に新たに回り止め用の突出部を形成する
こともなく、内管106の加工性、生産性を高めること
ができる。また、不用意に内管106を回転させていま
うことがないので、導電線108にねじれ力等の無理な
力が加わることなく、導電線108の損傷を防止でき
る。
【0029】さらに、内管106の外周面の軸方向に複
数の凹部115を設けて操作体118により内管106
の引き出し長さを一定に保つことができるようにしてい
るので、掃除作業中に延長管を縮めるための外力が加わ
ったとしても、内管106が急激に外管105内に入り
込むことを防止でき、急激に内管106と外管105と
の間の導電線108に力が加わり断線するのを防止でき
る。
数の凹部115を設けて操作体118により内管106
の引き出し長さを一定に保つことができるようにしてい
るので、掃除作業中に延長管を縮めるための外力が加わ
ったとしても、内管106が急激に外管105内に入り
込むことを防止でき、急激に内管106と外管105と
の間の導電線108に力が加わり断線するのを防止でき
る。
【0030】また、導電線108が撓むために充分な大
きさの空間を外管側収納部105bに形成しているの
で、導電線108を撓ませる必要のない内管側収納部1
06bの大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部1
06bを含めた内管106の外径を不用意に大きくする
ことも避けられる。また、内管側収納部106bを内管
106の内周側に形成すれば、内管106の外径が大き
くなることがないが、導電線108が撓むための空間を
確保しようとすると内管106の通風路面積が内管側収
納部106bを大きくした分だけ小さくなるので、掃除
性能に影響を与えてしまうので、内管側収納部106b
を小さくする必要があった。したがって、外管側収納部
105b内に導電線108を撓ませる空間を設けること
で、内管106の内周側に内管側収納部106bを設け
る場合には通風路面積を確保して掃除性能を低下させる
ことがなく、また、内管106の外周側に内管側収納部
106bを設ける場合には内管106から突出する量、
すなわち内管側収納部106bの高さを低く抑えること
ができ、内管106の外観性を高めるとともに、内管1
06を伸縮する際または床ノズルが壁に衝突した際に内
管側収納部106bに加わる力が突出量が小さい分だけ
小さくなり、内管側収納部106bの強度を確保するた
めにその肉厚等を厚くする必要もない。
きさの空間を外管側収納部105bに形成しているの
で、導電線108を撓ませる必要のない内管側収納部1
06bの大きさは極力小さく構成でき、内管側収納部1
06bを含めた内管106の外径を不用意に大きくする
ことも避けられる。また、内管側収納部106bを内管
106の内周側に形成すれば、内管106の外径が大き
くなることがないが、導電線108が撓むための空間を
確保しようとすると内管106の通風路面積が内管側収
納部106bを大きくした分だけ小さくなるので、掃除
性能に影響を与えてしまうので、内管側収納部106b
を小さくする必要があった。したがって、外管側収納部
105b内に導電線108を撓ませる空間を設けること
で、内管106の内周側に内管側収納部106bを設け
る場合には通風路面積を確保して掃除性能を低下させる
ことがなく、また、内管106の外周側に内管側収納部
106bを設ける場合には内管106から突出する量、
すなわち内管側収納部106bの高さを低く抑えること
ができ、内管106の外観性を高めるとともに、内管1
06を伸縮する際または床ノズルが壁に衝突した際に内
管側収納部106bに加わる力が突出量が小さい分だけ
小さくなり、内管側収納部106bの強度を確保するた
めにその肉厚等を厚くする必要もない。
【0031】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図5により説明する。なお、上記第1の実施例と同一
構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。本
実施例では、空間部112内の導電線108の一部に伸
縮部分108bを設けている点で相違し、この伸縮部分
108bも外管側収納部105b内に配している。この
伸縮部分108bはリード線をコイル状に形成した例で
示しているが、この構成以外にも伸縮自在な導電線であ
れば良い。
を図5により説明する。なお、上記第1の実施例と同一
構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。本
実施例では、空間部112内の導電線108の一部に伸
縮部分108bを設けている点で相違し、この伸縮部分
108bも外管側収納部105b内に配している。この
伸縮部分108bはリード線をコイル状に形成した例で
示しているが、この構成以外にも伸縮自在な導電線であ
れば良い。
【0032】上記構成では、内管106を引き出す際に
は内管106の導電線引き出し用の開口部110が外管
105の導電線引き込み用の開口部111に近づき、そ
の近づいた長さ分、伸縮部分108bが縮まり、あるい
は伸縮部分108bと撓み部分Bとの両方で吸収する。特
に、撓みでもその長さを吸収しようとする場合には、撓
み部分が確実に空間112内に入り込むようにすること
が重要である。そのため傾斜部123を設け、撓み部分
を空間部112内に入り込み易くし、しかも、伸縮部分
108bが導電線108を矢印方向に引っ張るので、よ
りスムーズに撓み部を空間112内に位置させることが
できる。
は内管106の導電線引き出し用の開口部110が外管
105の導電線引き込み用の開口部111に近づき、そ
の近づいた長さ分、伸縮部分108bが縮まり、あるい
は伸縮部分108bと撓み部分Bとの両方で吸収する。特
に、撓みでもその長さを吸収しようとする場合には、撓
み部分が確実に空間112内に入り込むようにすること
が重要である。そのため傾斜部123を設け、撓み部分
を空間部112内に入り込み易くし、しかも、伸縮部分
108bが導電線108を矢印方向に引っ張るので、よ
りスムーズに撓み部を空間112内に位置させることが
できる。
【0033】また、内管106を外管105内に収納す
る際には、内管106の導電線引き出し用の開口部11
0が外管105の導電線引き込み用の開口部111から
離れるので、その離れた長さ分だけ伸縮部分108bが
伸びる、あるいは伸縮部分108bと撓み部分Bとの両方
で吸収する。
る際には、内管106の導電線引き出し用の開口部11
0が外管105の導電線引き込み用の開口部111から
離れるので、その離れた長さ分だけ伸縮部分108bが
伸びる、あるいは伸縮部分108bと撓み部分Bとの両方
で吸収する。
【0034】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図6、図7により説明する。上記第1の実施例と同一構
成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。図6
において、内管131の外周の一部に突出部132を形
成し、外管の内周面にはこの突出部132とはまり合う
案内部を形成することにより内管131の回り止めを行
うことができる。この突出部132は軸方向に延設し、
しかも、この突出部132は肉厚なので、この突部13
2に外管に設けた係止体と係合する凹部115を複数設
ける。また、このように構成された内管131は図7に
示すように外管105内に移動自在に配設されている。
図6、図7により説明する。上記第1の実施例と同一構
成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。図6
において、内管131の外周の一部に突出部132を形
成し、外管の内周面にはこの突出部132とはまり合う
案内部を形成することにより内管131の回り止めを行
うことができる。この突出部132は軸方向に延設し、
しかも、この突出部132は肉厚なので、この突部13
2に外管に設けた係止体と係合する凹部115を複数設
ける。また、このように構成された内管131は図7に
示すように外管105内に移動自在に配設されている。
【0035】この構成により凹部115を設けても内管
131の強度を確保でき、掃除作業時に延長管に力が加
わっても、内管131が十分な強度であるので、内管1
31を外管から多く引きだした状態でも変形することが
防止できる。なお、このような内管132では、導電線
108を内管131の内周面側に配し、さらに導電線1
08を保護カバー133で覆うことで、内管132内の
圧損を低減でき、また、導電線に内管132内を通過す
る塵埃が堆積するのを防止できる。
131の強度を確保でき、掃除作業時に延長管に力が加
わっても、内管131が十分な強度であるので、内管1
31を外管から多く引きだした状態でも変形することが
防止できる。なお、このような内管132では、導電線
108を内管131の内周面側に配し、さらに導電線1
08を保護カバー133で覆うことで、内管132内の
圧損を低減でき、また、導電線に内管132内を通過す
る塵埃が堆積するのを防止できる。
【0036】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなとおり、本発
明の請求項1記載の発明によれば、延長管を構成する外
管及び内管に軸方向に延設した導電線の収納部を設けて
いるので、内管および外管の外周側に導電線が露出する
ことがないため、掃除作業中に導電線が引っかかること
がなく、掃除作業が良好で、また、導電線の断線といっ
た損傷もない。また、延長管を伸長するために内管を外
管内で移動させ、導電線に撓み部分または伸縮部分が発
生しても、外管側収納部に設けた空間部に前記導電線の
撓み部分または伸縮部分を収納する構成なので、導電線
が内管の移動の障害となることを防止できる。特に、外
管側収納部内に導電線の撓みまたは伸縮部分を収納する
空間を形成したことにより、内管を大きくすることなく
通風路面積を確保できるとともに、内管側収納部が受け
る外力が小さく、内管側収納部の破損を防止することが
できる。
明の請求項1記載の発明によれば、延長管を構成する外
管及び内管に軸方向に延設した導電線の収納部を設けて
いるので、内管および外管の外周側に導電線が露出する
ことがないため、掃除作業中に導電線が引っかかること
がなく、掃除作業が良好で、また、導電線の断線といっ
た損傷もない。また、延長管を伸長するために内管を外
管内で移動させ、導電線に撓み部分または伸縮部分が発
生しても、外管側収納部に設けた空間部に前記導電線の
撓み部分または伸縮部分を収納する構成なので、導電線
が内管の移動の障害となることを防止できる。特に、外
管側収納部内に導電線の撓みまたは伸縮部分を収納する
空間を形成したことにより、内管を大きくすることなく
通風路面積を確保できるとともに、内管側収納部が受け
る外力が小さく、内管側収納部の破損を防止することが
できる。
【0037】本発明の請求項2記載の発明によれば、延
長管の伸縮動作により導電線が撓むことがあっても、案
内手段が導電線の移動方向を空間部側に確実に変更する
ことができるので、導電線は確実かつスムーズに空間部
内で撓み、損傷などの心配はない。
長管の伸縮動作により導電線が撓むことがあっても、案
内手段が導電線の移動方向を空間部側に確実に変更する
ことができるので、導電線は確実かつスムーズに空間部
内で撓み、損傷などの心配はない。
【0038】本発明の請求項3記載の発明によれば、導
電線を可撓性を有するフラットケーブルとしているの
で、空間部の高さを小さくすることができ、外管の外径
を大きくする必要がなくなり、握り易い延長管を提供す
ることができるとともに、小型・軽量化が図れ、使い勝
手を向上できる。
電線を可撓性を有するフラットケーブルとしているの
で、空間部の高さを小さくすることができ、外管の外径
を大きくする必要がなくなり、握り易い延長管を提供す
ることができるとともに、小型・軽量化が図れ、使い勝
手を向上できる。
【0039】本発明の請求項4記載の発明によれば、導
電線の一部を伸縮部材とすることにより、延長管を伸ば
す際には導電線の伸縮する部分が縮み、延長管を縮める
際には導電線の伸縮する部分が伸びるとともに、その縮
み力が導電線を確実に撓ませる方向に作用するので、確
実に導電線を撓ませて内管の移動の障害となることを防
止できる。
電線の一部を伸縮部材とすることにより、延長管を伸ば
す際には導電線の伸縮する部分が縮み、延長管を縮める
際には導電線の伸縮する部分が伸びるとともに、その縮
み力が導電線を確実に撓ませる方向に作用するので、確
実に導電線を撓ませて内管の移動の障害となることを防
止できる。
【0040】本発明の請求項5記載の発明によれば、内
管の外周面の軸方向に沿って間隔をあけて複数の凹部あ
るいは凸部を設けて内管の引き出し長さを一定に保つこ
とができるようにしているので、掃除作業中に延長管を
縮めるための外力が加わったとしても、内管が急激に外
管内に入り込むことを防止でき、急激に内管と外管との
間の導電線に力が加わり断線するのを防止できる。
管の外周面の軸方向に沿って間隔をあけて複数の凹部あ
るいは凸部を設けて内管の引き出し長さを一定に保つこ
とができるようにしているので、掃除作業中に延長管を
縮めるための外力が加わったとしても、内管が急激に外
管内に入り込むことを防止でき、急激に内管と外管との
間の導電線に力が加わり断線するのを防止できる。
【0041】本発明の請求項6記載の発明によれば、内
管の外周側の一部に形成した突出部あるいは溝部と、外
管の内周側に設けた案内部とで内管の回り止めを行うの
で、不用意に内管を回転させてしまうことがないので、
導電線にねじれ力等の無理な力が加わることなく、導電
線の損傷を防止できる。内管に突出部を形成した場合に
は内管の強度を高め、掃除作業中に内管を物に当ててし
まってもその変形を防止でき、内管の変形により延長管
が伸縮できなくなるのを防止できる。
管の外周側の一部に形成した突出部あるいは溝部と、外
管の内周側に設けた案内部とで内管の回り止めを行うの
で、不用意に内管を回転させてしまうことがないので、
導電線にねじれ力等の無理な力が加わることなく、導電
線の損傷を防止できる。内管に突出部を形成した場合に
は内管の強度を高め、掃除作業中に内管を物に当ててし
まってもその変形を防止でき、内管の変形により延長管
が伸縮できなくなるのを防止できる。
【0042】本発明の請求項7記載の発明によれば、回
り止め機能を果たす内管側の突出部が肉厚で、しかも、
軸方向に延設しているので、内管の強度を高めることが
できる。さらに補強した肉圧部分に外管の係止体と係合
する凹部を設けているので、凹部により内管の強度が低
下することを防止できる。
り止め機能を果たす内管側の突出部が肉厚で、しかも、
軸方向に延設しているので、内管の強度を高めることが
できる。さらに補強した肉圧部分に外管の係止体と係合
する凹部を設けているので、凹部により内管の強度が低
下することを防止できる。
【0043】本発明の請求項8記載の発明によれば、導
電線を配設するための保護カバーを利用して内管の回り
止めを行うので、内管に新たに回り止め用の突出部を形
成することもなく、内管の加工性、生産性を高めること
ができる。また、不用意に内管を回転させてしまうこと
がないので、導電線にねじれ力等の無理な力が加わるこ
となく、導電線の損傷を防止できる。
電線を配設するための保護カバーを利用して内管の回り
止めを行うので、内管に新たに回り止め用の突出部を形
成することもなく、内管の加工性、生産性を高めること
ができる。また、不用意に内管を回転させてしまうこと
がないので、導電線にねじれ力等の無理な力が加わるこ
となく、導電線の損傷を防止できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の延長
管の要部断面図
管の要部断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】同電気掃除機の側面図
【図4】同延長管の側面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の延長
管の要部断面図
管の要部断面図
【図6】(a) 本発明の第3の実施例を示す延長管におけ
る内管の要部断面図 (b) 同図(a) のF−F断面図
る内管の要部断面図 (b) 同図(a) のF−F断面図
【図7】同延長管の要部断面図
【図8】従来の電気掃除機の延長管の収納状態を示す側
面図
面図
【図9】同電気掃除機の延長管の伸長状態を示す側面図
105 外管 105b 外管側収納部 106 内管 106b 内管側収納部 108 導電線 108b 伸縮部分 109 保護カバー(突出部) 112 空間部 114 凹部(案内部) 115 凹部 117 ボールまたはピン(係止体) 120 押さえ具(係止体) 123 傾斜部(案内手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周防 和馬 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 恩田 雅一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北村 秀典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 掃除機本体と、一端側が掃除機本体と接
続されるホースと、このホースの他端側と床ノズルとを
接続する延長管とを備え、前記延長管は、外管と、この
外管内を軸方向に移動自在に配した内管と、この内管の
軸方向に配した導電線収納用の内管側収納部と、前記外
管の軸方向に配した導電線収納用の外管側収納部とから
なり、前記内管側収納部から導出した導電線を前記外管
側収納部内に導入する構成とするとともに、前記内管を
外管内で移動させると導電線が撓むまたは伸縮する構成
とし、前記外管側収納部には前記導電線が撓むまたは伸
縮するための空間部を形成した電気掃除機。 - 【請求項2】 外管側収納部に形成した空間部に導電線
を導入するための案内手段を、前記空間部の導電線導入
用の開口部より内周側に延設し、導電線の軸方向の移動
を空間部内への移動方向に変換する請求項1記載の電気
掃除機。 - 【請求項3】 導電線は可撓性を有するフラットケーブ
ルとした請求項1または2記載の電気掃除機。 - 【請求項4】 導電線の一部を伸縮自在な部材で構成す
るとともに、この伸縮自在な部分を外管側収納部に設け
た空間部内に配設した請求項1または2記載の電気掃除
機。 - 【請求項5】 内管の外周面には軸方向に複数の凹部あ
るいは凸部を形成し、外管には内管の複数の凹部または
凸部と係合し、内管の移動を規制する係止体を設けた請
求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。 - 【請求項6】 内管の外周側の一部に軸方向に延びる突
出部あるいは凹部を形成し、前記外管の内周側には内管
の突出部あるいは凹部を軸方向に案内する案内部を形成
し、前記突出部あるいは凹部と前記案内部とで前記内管
が外管に対し回るのを防止する回り防止機構を構成した
請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。 - 【請求項7】 内管の外周側の一部に軸方向に延びる突
出部を形成し、外管の内周側には内管の突出部を軸方向
に案内する案内部を形成し、前記突出部と前記案内部と
で前記内管が外管に対し回るのを防止する回り防止機構
を構成し、前記突出部は内管の肉厚を大きくすることに
より形成し、この突出部に外管側の係止体と係合する複
数の凹部を設けた請求項5記載の電気掃除機。 - 【請求項8】 内管側収納部は内管の外周面より外周方
向に突出する突出部とし、前記外管の内周側には内管の
突出部を軸方向に案内する案内部を形成し、前記突出部
と案内部とで前記内管が外管に対し回るのを防止する回
り防止機構を構成した請求項1〜5のいずれか1項に記
載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5571096A JPH08308776A (ja) | 1995-03-14 | 1996-03-13 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-54416 | 1995-03-14 | ||
JP5441695 | 1995-03-14 | ||
JP5571096A JPH08308776A (ja) | 1995-03-14 | 1996-03-13 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308776A true JPH08308776A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=26395178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5571096A Pending JPH08308776A (ja) | 1995-03-14 | 1996-03-13 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308776A (ja) |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP5571096A patent/JPH08308776A/ja active Pending
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