JPH08308459A - 散布装置 - Google Patents

散布装置

Info

Publication number
JPH08308459A
JPH08308459A JP11673995A JP11673995A JPH08308459A JP H08308459 A JPH08308459 A JP H08308459A JP 11673995 A JP11673995 A JP 11673995A JP 11673995 A JP11673995 A JP 11673995A JP H08308459 A JPH08308459 A JP H08308459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
nozzle
vehicle
motion
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11673995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Mori
良幸 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OLYMPIA KOGYO KK
Original Assignee
OLYMPIA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OLYMPIA KOGYO KK filed Critical OLYMPIA KOGYO KK
Priority to JP11673995A priority Critical patent/JPH08308459A/ja
Publication of JPH08308459A publication Critical patent/JPH08308459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬液を散布する散布装置に於て、移動体及び
ノズルの往復運動速度を走行車両の走行速度に呼応させ
る。 【構成】 支持体2、揺動体3、移動体4、ノズル5、
運動変換機6とで構成し、とりわけ支持体2に対して走
行方向軸9廻りに揺動可能な揺動体3を設けると共に、
走行車両50の走行輪55の回転運動を移動体4の往復
移動に変換する運動変換機6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば農作業や園芸等
に用いられて薬液を散布する散布装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の散布装置としては、例え
ば実開平7−17080号に記載されたものが知られて
いる。これは、基本的には、走行車両の車体に設けられ
た支持体と、支持体に対して走行直角方向に移動可能に
設けられた移動体と、移動体に設けられたノズルと、走
行車両の原動機の回転運動を移動体の往復運動に変換す
る運動変換機と、から構成されている。ところが、この
様なものは、走行車両の原動機の回転運動を移動体の往
復運動に変換する運動変換機を用いているので、専用の
駆動機が不要であるものの、移動体及びノズルの往復運
動速度を走行車両の走行速度に呼応させる事ができなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その
目的とする処は、移動体及びノズルの往復運動速度を走
行車両の走行速度に呼応させる事ができる散布装置を提
供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の散布装置は、基
本的には、走行車両の車体に設けられた支持体と、支持
体に対して走行方向軸廻りに揺動可能に設けられた揺動
体と、揺動体に対して走行直角方向に移動可能に設けら
れた移動体と、移動体に設けられたノズルと、走行車両
の走行輪の回転運動を移動体の往復運動に変換する運動
変換機と、から構成した事に特徴が存する。
【0005】
【作用】走行車両は、原動機の動力が走行輪に伝達され
てこれが回転される事に依り走行方向へ走行される。走
行輪の回転運動は、運動変換機に依り往復運動に変換さ
れ、移動体が支持体に対して走行直角方向に往復移動さ
れ、ノズルも同様に往復移動される。ノズルが往復移動
されるので、散布範囲が拡大される。運動変換機に依り
走行輪の回転運動を移動体及びノズルの往復運動に変換
しているので、移動体及びノズルの往復運動が走行輪の
回転数、つまり走行車両の走行速度に呼応したものにな
る。走行路面が水平でなく左右に傾斜している場合は、
走行車両及び支持体が同様に傾斜される。然しながら、
揺動体は、丁度振子の様に、自重に依り走行方向軸廻り
に揺動されて常に垂直状態に保たれる。揺動体が常に垂
直状態に保たれるので、走行路面の傾斜に関係なく、ノ
ズルからの散布状態を一定にする事ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の実施例に係る散布装置を適用
した走行車両を示す斜視図。図2は、走行輪付近の運動
変換機を示す要部正面図である。散布装置1は、支持体
2、揺動体3、移動体4、ノズル5、運動変換機6とか
らその主要部が構成されて居り、歩行式の走行車両50
に適用される。走行車両50は、車体51と、これの後
側に設けられたエンジン等の原動機52と、これからの
動力を変速するトランスミッション53と、これからの
動力を断続する左右のクラッチ54と、車体51の前側
下部に回転可能に設けられてクラッチ54からの動力に
依り回転される左右の走行輪(クローラ)55と、車体
51の前側上部に設けられて薬液が貯溜されたタンク5
6と、車体51の後側上部に設けられて原動機52に依
り駆動されてタンク56の薬液を加圧するピストン型等
のポンプ57とを備えている。前記原動機52とトラン
スミッション53とクラッチ54と走行輪55は、走行
装置を為していると共に、原動機52とタンク56とポ
ンプ57は、動力噴霧装置を為している。走行輪55
は、クラッチ54に連繋された後側の駆動輪58と、前
側の従動輪59と、中程の前後の転輪60と、これらに
掛渡された履帯61とから成っている。支持体2は、走
行車両50の車体51に設けられたもので、この例で
は、車体51の前側に着脱可能に立設されたスタンド7
と、これの前側に上下調整可能に設けられた板状のベー
ス8とから成っている。揺動体3は、支持体2に対して
走行方向軸廻りに揺動可能に設けられたもので、この例
では、上下方向に長尺な板状を呈してベース8の前側に
位置され、上側がベース8の上側に走行方向(前後方
向)の支軸9に依り着脱可能に枢結され、丁度振子の様
に、自重に依り自然に揺動して常に垂直状態を為す様に
してある。移動体4は、揺動体3に対して走行直角方向
に移動可能に設けられたもので、この例では、上下方向
に長尺な板状を呈して揺動体3の前側に位置され、揺動
体3に対して上下動可能に設けられている。つまり、移
動体4は、揺動体3に設けられた左右一対で上下に六組
(四組が大きく、二組が小さい)のガイド板10と、小
さい方のガイド板10の前側に着脱可能に設けられた上
下の押え板11に依り上下動可能に案内される。ノズル
5は、移動体4に設けられたもので、この例では、揺動
アーム12とノズルブラケット13とクランプ14を介
して設けられ、左右一対のものが上下に四組合計八つあ
る。各揺動アーム12は、基端が移動体4に前後方向の
支軸15に依り枢結され、中程には左右方向に長い長孔
16が穿設されてこれには大きい方のガイド板10に設
けた前後方向の支軸17が遊嵌され、移動体4が上下動
される事に依り前後方向軸廻りに俯仰される。ノズルブ
ラケット13は、L型片とこれの一片に突設した短軸と
から成り、短軸とは直交する前後方向の支軸18に依り
他片が揺動アーム12の先端に枢結されている。クラン
プ14は、ノズルブラケット13の短軸とノズル5の軸
部に跨がってこれらを挾持するものである。而して、ノ
ズル5は、支軸18廻りに回動できると共に、ノズルブ
ラケット13の短軸廻りにも回動でき、任意の方向に角
度調節できる様になって居り、ホース19を介してポン
プ57の吐出口に接続されている。運動変換機6は、走
行車両50の走行輪55の回転運動を移動体4の往復移
動に変換するもので、この例では、一方(左側)の走行
輪55の駆動輪(スプロケット)58にボルト20に依
り取付けられたクランク21と、これの偏心位置に基端
が左右方向のクランプピン(支点ボルト)22に依り枢
結されて履帯61に干渉しない様に設けられたクランク
アーム23と、ワイヤの両端がクランクアーム23の先
端と移動体4の上側に止結されると共にチューブの両端
が駆動輪58近傍の車体51と上部の押え板11に固定
されて揺動体3の揺動に支障がない様に設けられたワイ
ヤチューブ(プッシュプルケーブル)24と、移動体4
の下側と下部の押え板11との間に介設されて移動体4
を常時上昇させるべく付勢する引張型のスプリング25
とから成り、駆動輪58の回転運動を移動体4の昇降運
動に変換する様にしている。
【0007】次に、この様な構成に基づいて作用を述解
する。走行車両50は、原動機52の動力がトランスミ
ッション53並びに左右のクラッチ54を介して左右の
走行輪55に伝達されてこれが回転される事に依り走行
方向へ走行される。走行輪55の外幅は、比較的小さい
ので、幅の狭い畝溝走行が行なえる。走行輪55の駆動
輪58の回転運動は、運動変換機6のクランク21とク
ランクアーム23とワイヤチューブ24とスプリング2
5に依り直線往復運動に変換され、移動体4が揺動体3
に対して走行直角方向である上下方向に直線往復移動さ
れ、揺動アーム12を介してノズル5が前後方向軸廻り
に俯仰される。この時、原動機52に依りポンプ57が
駆動されると、タンク56の薬液がポンプ57→ホース
19→ノズル5を経て左右側方へ噴射される。ノズル5
が前後方向軸廻りに俯仰、つまり上下方向に揺動される
ので、霧粒に運動エネルギーが与えられて充分に拡散さ
れ、例えば茄子、トマト、キュウリ等の立木作物の葉裏
への薬液の付着が良くなる。又、噴霧状態が二重になる
為、むら散布にならずに均等散布が行なえ、従来慣行散
布(ノズルを手に持ち散布する)と同等の防除効果が期
待できる。ノズル5が前後方向軸廻りに俯仰されるの
で、ノズル5の散布範囲を大きくする事ができる。移動
体4には、複数のノズル5が設けられているので、これ
らを同時に往復移動させる事ができ、それだけ構造が簡
単になる。走行輪55の駆動輪58の回転運動を運動変
換機6に依り移動体4及びノズル5の往復運動に変換し
ているので、移動体4及びノズル5の往復運動が走行輪
55の回転数、つまり走行車両50の走行速度に呼応し
たものになる。従って、走行車両50の走行速度が遅い
場合は、ノズル5の俯仰速度が遅くなると共に、走行車
両50の走行速度が速い場合は、ノズル5の俯仰速度が
速くなる。走行輪55の駆動輪58から動力を取出して
いるので、例えば走行輪55の転輪60から動力を取出
す場合に比べて確実に動力を取出す事ができる。つま
り、走行車両50が畝間を走行していてここに水溜りが
あっても、転輪60の様にスリップする事がなく、ノズ
ル5の動きが悪くなったり、動かなくなる事を防止でき
る。走行路面が水平でなく左右に傾斜している場合は、
走行車両50及び支持体2が同様に傾斜される。然しな
がら、揺動体3は、丁度振子の様に、自重に依り走行方
向軸である支軸9廻りに自然に揺動されて常に垂直状態
に保たれる。揺動体3が常に垂直状態に保たれるので、
走行路面の傾斜に関係なく、ノズル5からの散布状態を
一定にする事ができる。支持体2に対して走行方向軸9
廻りに揺動可能な揺動体3を設けたので、ノズル5や揺
動体3が走行車両50の両側に位置する立木作物等に引
っ掛かったり当たったりして所謂これらに側方外力が作
用しても、揺動体3が揺動する事に依りこの外力を緩衝
する事ができ、ノズル5や揺動体3の損傷を防止する事
ができる。揺動体3は、支持体2に対して単一の支軸9
に依り着脱可能に枢結されているので、揺動体3以降の
ものを簡単に着脱でき、栽培用ハウスへの出入れを容易
にする事ができる。
【0008】尚、移動体4は、先の実施例では、上下方
向に移動可能であったが、これに限らず、例えば左右方
向に移動可能であったり、上下方向と左右方向との間の
斜め方向に移動可能であっても良い。ノズル5は、先の
実施例では、八つであったが、これに限らず、例えばこ
れ以外でも良い。ノズル5は、先の実施例では、揺動ア
ーム12を介して移動体4に設けたが、これに限らず、
例えば揺動アーム12を省略して移動体4に直接設けて
も良い。運動変換機6は、先の実施例では、クランク2
1及びクランクアーム23を駆動輪58に設けたが、こ
れに限らず、例えば従動輪59や転輪60に設けても良
い。運動変換機6は、先の実施例では、クランクピン2
2の位置が不変であったが、これに限らず、例えばクラ
ンクピン22の位置を可変できる様にしても良い。この
様にすれば、往復移動量を可変できる。運動変換機6
は、先の実施例では、クランク21やクランクアーム2
3を設けたが、これに限らず、例えばこれらを省略して
ワイヤチューブ24のワイヤの一端をクランプピン22
に依り直接駆動輪58の偏心位置に枢結しても良い。走
行車両50は、先の実施例では、タンク56とポンプ5
7を備えたものであったが、これに限らず、例えばこれ
らを省略したものやタンク56のみを省略したものやタ
ンク56のみを省略してこれの代わりにホースリールを
備えたものでも良い。走行輪55は、先の実施例では、
クローラであったが、これに限らず、例えばタイヤ(車
輪)でも良い。この場合、運動変換機6のクランク21
及びクランクアーム23を、このタイヤに設ける。
【0009】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 支持体、揺動体、移動体、ノズル、運動変換機
とで構成し、とりわけ支持体に対して走行方向軸廻りに
揺動可能な揺動体を設けると共に、走行車両の走行輪の
回転運動を移動体の往復移動に変換する運動変換機を設
けたので、移動体及びノズルの往復運動速度を走行車両
の走行速度に呼応させる事ができる。 (2) 支持体に対して走行方向軸廻りに揺動可能な揺
動体を設けたので、走行車両が左右に傾斜しても、揺動
体が自重に依り自然に揺動して常に垂直状態に保たれ、
走行車両の傾斜に関係なく、ノズルからの噴射状態が定
常化され、所望の散布を行なう事ができる。 (3) 支持体に対して走行方向軸廻りに揺動可能な揺
動体を設けたので、ノズルや揺動体が走行車両の両側に
位置する立木作物等に引っ掛かったり当たったりして所
謂これらに側方外力が作用しても、揺動体が揺動する事
に依りこの外力を緩衝する事ができ、ノズルや揺動体の
損傷を防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る散布装置を適用した走行
車両を示す斜視図。
【図2】走行輪付近の運動変換機を示す要部正面図。
【符号の説明】
1…散布装置、2…支持体、3…揺動体、4…移動体、
5…ノズル、6…運動変換機、7…スタンド、8…ベー
ス、9,15,17,18…支軸、10…ガイド板、1
1…押え板、12…揺動アーム、13…ノズルブラケッ
ト、14…クランプ、16…長孔、19…ホース、20
…ボルト、21…クランク、22…クランクピン、23
…クランクアーム、24…ワイヤチューブ、25…スプ
リング、50…走行車両、51…車体、52…原動機、
53…トランスミッション、54…クラッチ、55…走
行輪、56…タンク、57…ポンプ、58…駆動輪、5
9…従動輪、60…転輪、61…履帯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両の車体に設けられた支持体と、
    支持体に対して走行方向軸廻りに揺動可能に設けられた
    揺動体と、揺動体に対して走行直角方向に移動可能に設
    けられた移動体と、移動体に設けられたノズルと、走行
    車両の走行輪の回転運動を移動体の往復運動に変換する
    運動変換機と、から構成した事を特徴とする散布装置。
JP11673995A 1995-05-16 1995-05-16 散布装置 Pending JPH08308459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11673995A JPH08308459A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11673995A JPH08308459A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 散布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08308459A true JPH08308459A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14694595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11673995A Pending JPH08308459A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08308459A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210008448U (zh) 一种角度可调节的摇臂式“v”字形双喷头施药机构
CN201470516U (zh) 一种喷枪摆幅机构及喷洒机
JPH08308459A (ja) 散布装置
JPH10248468A (ja) 薬液散布装置の噴霧ノズル上下動構造
JPH0525728Y2 (ja)
JP3483009B2 (ja) ノズル回動防除機
JPH0819362A (ja) 散布装置
JP3466260B2 (ja) 自走式防除機のノズル揺動機構
JP3009801B2 (ja) 防除ノズルの左右傾斜構造
JPH072063Y2 (ja) 自走散布車
CN220310734U (zh) 一种自走式喷杆喷雾机的喷杆结构
JPH07241154A (ja) 自走式防除機のノズル揺動機構
JPH10213202A (ja) 揺動ストローク往復動機
JPH065478U (ja) 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置
KR100480431B1 (ko) 자동방제장치
CN221864350U (zh) 一种基于生防菌剂施用的智能化农业装置
CN117242970B (zh) 一种用于矿山灌草种植的水肥灌溉装置及灌溉方法
CN2405431Y (zh) 田林自动宽幅喷洒喷药机
CN114451194B (zh) 一种大棚灌溉装置
JP3430465B2 (ja) 自走式防除機の薬剤散布量均等化機構
JP3466257B2 (ja) 防除機のノズル揺動量調節機構
JP2867355B2 (ja) 防除機
JPH06253712A (ja) 防除ノズルの揺動機構
JPH031084Y2 (ja)
JP2565116Y2 (ja) 散布機