JPH08307598A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH08307598A JPH08307598A JP11473995A JP11473995A JPH08307598A JP H08307598 A JPH08307598 A JP H08307598A JP 11473995 A JP11473995 A JP 11473995A JP 11473995 A JP11473995 A JP 11473995A JP H08307598 A JPH08307598 A JP H08307598A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光電変換素子を複数の反射鏡とレンズを取り
付けたブロックに対して組み付けるとき、煩雑な調整作
業を行なわなくても精度良く組み付けられるようにす
る。 【構成】 樹脂によって一体成形された光学フレーム2
に第1〜3反射鏡とレンズをそれぞれ直接位置決めして
取り付け、光電変換素子1aを光電変換素子基板1上に
直接搭載し、光学フレーム2に設けた一対の突起部2a
に光電変換素子基板1の一対の位置決め用孔1bをそれ
ぞれ嵌合させて、光学フレーム2に光電変換素子基板1
を装着する。
付けたブロックに対して組み付けるとき、煩雑な調整作
業を行なわなくても精度良く組み付けられるようにす
る。 【構成】 樹脂によって一体成形された光学フレーム2
に第1〜3反射鏡とレンズをそれぞれ直接位置決めして
取り付け、光電変換素子1aを光電変換素子基板1上に
直接搭載し、光学フレーム2に設けた一対の突起部2a
に光電変換素子基板1の一対の位置決め用孔1bをそれ
ぞれ嵌合させて、光学フレーム2に光電変換素子基板1
を装着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿に記載された情
報の画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像読取装置
に関する。
報の画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像の読取部に対して光を
照射する光源と、光電変換素子と、画像の読取部に照射
された光の反射光を光電変換素子へ導く複数の反射鏡
と、その複数の反射鏡によって導かれた反射光を光電変
換素子に収束させるレンズを備えた画像読取装置では、
光電変換素子を取り付けた基板を上記反射鏡やレンズを
取り付けたブロックにネジ止めしていた(例えば、特開
昭60−4368号,特開平4−117757号,実開
平4−50968号公報参照)。
照射する光源と、光電変換素子と、画像の読取部に照射
された光の反射光を光電変換素子へ導く複数の反射鏡
と、その複数の反射鏡によって導かれた反射光を光電変
換素子に収束させるレンズを備えた画像読取装置では、
光電変換素子を取り付けた基板を上記反射鏡やレンズを
取り付けたブロックにネジ止めしていた(例えば、特開
昭60−4368号,特開平4−117757号,実開
平4−50968号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読取装置では、光電変換素子を取り付けた基板を複
数の反射鏡やレンズを取り付けたブロックにネジ止めす
るときに、それぞれの位置を調整しながら取り付けなけ
ればならないので、組み付け作業に大変手間がかかると
いう問題があった。
画像読取装置では、光電変換素子を取り付けた基板を複
数の反射鏡やレンズを取り付けたブロックにネジ止めす
るときに、それぞれの位置を調整しながら取り付けなけ
ればならないので、組み付け作業に大変手間がかかると
いう問題があった。
【0004】また、部品の精度がバラつくと原稿の画像
の読み取り開始位置がバラつき、原稿の画像を読み取っ
たときに必要な部分の画像が欠落したり不要な部分の画
像が読み取られたりしてしまうので、部品の精度を高め
て原稿の画像の読み取り開始位置がバラつきを解消する
と部品の製作コストが上昇してしまうという問題があっ
た。
の読み取り開始位置がバラつき、原稿の画像を読み取っ
たときに必要な部分の画像が欠落したり不要な部分の画
像が読み取られたりしてしまうので、部品の精度を高め
て原稿の画像の読み取り開始位置がバラつきを解消する
と部品の製作コストが上昇してしまうという問題があっ
た。
【0005】さらに、原稿の読取部に光を照射する光源
の取り付け位置がバラつくと読取部に照射する光の光量
が少なくなって原稿から読み取った画像の画質が劣化す
るので、原稿の読取部に一定光量の光が照射されるよう
に調整しなければならないが、その調整作業に大変手間
がかかるという問題があった。
の取り付け位置がバラつくと読取部に照射する光の光量
が少なくなって原稿から読み取った画像の画質が劣化す
るので、原稿の読取部に一定光量の光が照射されるよう
に調整しなければならないが、その調整作業に大変手間
がかかるという問題があった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、光電変換素子を複数の反射鏡とレンズを取り付
けたブロックに対して組み付けるとき、煩雑な調整作業
を行なわなくても精度良く組み付けられるようにするこ
とを目的とする。また、その組み付けによって生じた原
稿の画像の読み取り開始位置のズレを容易に修正するこ
とができるようにすることを目的とする。
であり、光電変換素子を複数の反射鏡とレンズを取り付
けたブロックに対して組み付けるとき、煩雑な調整作業
を行なわなくても精度良く組み付けられるようにするこ
とを目的とする。また、その組み付けによって生じた原
稿の画像の読み取り開始位置のズレを容易に修正するこ
とができるようにすることを目的とする。
【0007】さらに、光源を複数の反射鏡とレンズを取
り付けたブロックに対して組み付けるときに原稿の読取
部に一定光量の光が照射されるように組み付け位置を容
易に修正できるようにすることを目的とする。
り付けたブロックに対して組み付けるときに原稿の読取
部に一定光量の光が照射されるように組み付け位置を容
易に修正できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による画像読取
装置は、上記の目的を達成するため、原稿の画像の読取
部に対して光を照射する光源と、光電変換素子と、上記
読取部に照射された上記光の反射光を上記光電変換素子
へ導く複数の反射鏡と、その複数の反射鏡によって導か
れた反射光を上記光電変換素子に収束させるレンズを備
えている。
装置は、上記の目的を達成するため、原稿の画像の読取
部に対して光を照射する光源と、光電変換素子と、上記
読取部に照射された上記光の反射光を上記光電変換素子
へ導く複数の反射鏡と、その複数の反射鏡によって導か
れた反射光を上記光電変換素子に収束させるレンズを備
えている。
【0009】さらに、樹脂によって一体成形された光学
フレームに上記複数の反射鏡とレンズとをそれぞれ直接
位置決めして取り付けると共に、上記光電変換素子を基
板上に直接搭載し、上記光学フレームに上記基板を装着
するときの位置決め用嵌合部をその光学フレームとその
基板とにそれぞれ設けたものである。
フレームに上記複数の反射鏡とレンズとをそれぞれ直接
位置決めして取り付けると共に、上記光電変換素子を基
板上に直接搭載し、上記光学フレームに上記基板を装着
するときの位置決め用嵌合部をその光学フレームとその
基板とにそれぞれ設けたものである。
【0010】また、上記光学フレームに設けた位置決め
用嵌合部を上記基板の長手方向に間隔を置いて形成した
一対の突起にし、上記基板に設けた位置決め用嵌合部を
上記一対の各突起にそれぞれ嵌合する一対の孔又は凹部
にするとよい。
用嵌合部を上記基板の長手方向に間隔を置いて形成した
一対の突起にし、上記基板に設けた位置決め用嵌合部を
上記一対の各突起にそれぞれ嵌合する一対の孔又は凹部
にするとよい。
【0011】さらに、原稿の先端を検知する原稿先端検
知手段と、その手段によって原稿の先端が検知されてか
らその原稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するま
での原稿搬送モータのパルス数をカウントするカウント
手段と、その手段によってカウントされたパルス数を原
稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離のデ
ータとして記憶する記憶手段を設けるとよい。
知手段と、その手段によって原稿の先端が検知されてか
らその原稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するま
での原稿搬送モータのパルス数をカウントするカウント
手段と、その手段によってカウントされたパルス数を原
稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離のデ
ータとして記憶する記憶手段を設けるとよい。
【0012】さらにまた、上記光学フレームに上記光源
を固定位置可変に装着すると共に、上記記憶手段に記憶
されているデータに基づいて、上記原稿先端の検知位置
から読み取り開始位置までの距離を表示する表示手段を
設け、その表示内容に応じて上記光源の固定位置を変え
られるようにするとよい。
を固定位置可変に装着すると共に、上記記憶手段に記憶
されているデータに基づいて、上記原稿先端の検知位置
から読み取り開始位置までの距離を表示する表示手段を
設け、その表示内容に応じて上記光源の固定位置を変え
られるようにするとよい。
【0013】
【作用】この発明による画像読取装置は、樹脂で一体成
形された光学フレームに複数の反射鏡とレンズをそれぞ
れ直接位置決めして取り付けると共に、基板上に光電変
換素子を直接搭載して、光学フレームと基板にそれぞれ
設けた位置決め用嵌合部を嵌合させて基板を光学フレー
ムに装着するので、煩雑な調整工程を行なわなくても光
電変換素子を搭載した基板を光学フレームに精度良く取
り付けることができ、震動などによって光電変換素子基
板が光学フレームに対して移動して傾いたりズレたりす
ることを防止することができる。
形された光学フレームに複数の反射鏡とレンズをそれぞ
れ直接位置決めして取り付けると共に、基板上に光電変
換素子を直接搭載して、光学フレームと基板にそれぞれ
設けた位置決め用嵌合部を嵌合させて基板を光学フレー
ムに装着するので、煩雑な調整工程を行なわなくても光
電変換素子を搭載した基板を光学フレームに精度良く取
り付けることができ、震動などによって光電変換素子基
板が光学フレームに対して移動して傾いたりズレたりす
ることを防止することができる。
【0014】また、光学フレームに設けた位置決め用嵌
合部を基板の長手方向に間隔を置いて形成した一対の突
起にし、基板に設けた位置決め用嵌合部を一対の各突起
にそれぞれ嵌合する一対の孔又は凹部にすれば、基板上
に設けた位置決め用嵌合部が障害となって光電変換素子
を直接搭載し難くなることを防止することができる。
合部を基板の長手方向に間隔を置いて形成した一対の突
起にし、基板に設けた位置決め用嵌合部を一対の各突起
にそれぞれ嵌合する一対の孔又は凹部にすれば、基板上
に設けた位置決め用嵌合部が障害となって光電変換素子
を直接搭載し難くなることを防止することができる。
【0015】したがって、光電変換素子を乗せた光電変
換素子基板を光学フレームに組み付ける際に、光電変換
素子基板の位置決め用孔を光学フレームの突起部に嵌合
させることよって位置決めができるので、煩雑な調整工
程を行なわなくても光電変換素子基板を光学フレームに
精度良く取り付けることができ、震動などによって光電
変換素子基板が移動することがなくなる。
換素子基板を光学フレームに組み付ける際に、光電変換
素子基板の位置決め用孔を光学フレームの突起部に嵌合
させることよって位置決めができるので、煩雑な調整工
程を行なわなくても光電変換素子基板を光学フレームに
精度良く取り付けることができ、震動などによって光電
変換素子基板が移動することがなくなる。
【0016】さらに、原稿の先端を検知してからその原
稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するまでの原稿
搬送モータのパルス数をカウントし、そのカウントされ
たパルス数を原稿先端の検知位置から読み取り開始位置
までの距離のデータとして記憶すれば、そのデータに基
づいて原稿の画像の読み取り開始位置を必要な画像が正
しく読み取れる位置に調整することができる。
稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するまでの原稿
搬送モータのパルス数をカウントし、そのカウントされ
たパルス数を原稿先端の検知位置から読み取り開始位置
までの距離のデータとして記憶すれば、そのデータに基
づいて原稿の画像の読み取り開始位置を必要な画像が正
しく読み取れる位置に調整することができる。
【0017】さらにまた、その記憶されている距離のデ
ータに基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位
置までの距離を表示して、その表示内容に応じて光学フ
レームに装着する光源の固定位置を変えられるようにす
れば、光学フレームに装着する光源の固定位置を原稿の
読取部に対して常に一定光量の光が照射されるように調
整することができ、原稿から読み取る画像の画質を劣化
させずに済む。
ータに基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位
置までの距離を表示して、その表示内容に応じて光学フ
レームに装着する光源の固定位置を変えられるようにす
れば、光学フレームに装着する光源の固定位置を原稿の
読取部に対して常に一定光量の光が照射されるように調
整することができ、原稿から読み取る画像の画質を劣化
させずに済む。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である画像
読取装置の分解斜視図、図2はそのA−A線に沿う断面
図、図3はその光電変換素子基板1の平面図である。図
4は図1に示した画像読取装置を組み込んだファクシミ
リ装置の内部構成を示す図、図5はそのファクシミリ装
置の主要な機能を示すブロック図、図6はそのファクシ
ミリ装置の操作部の平面図である。
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である画像
読取装置の分解斜視図、図2はそのA−A線に沿う断面
図、図3はその光電変換素子基板1の平面図である。図
4は図1に示した画像読取装置を組み込んだファクシミ
リ装置の内部構成を示す図、図5はそのファクシミリ装
置の主要な機能を示すブロック図、図6はそのファクシ
ミリ装置の操作部の平面図である。
【0019】この画像読取装置は、図1及び図2に示す
ように、原稿の画像の読取部に対して光を照射する光源
であるLEDアレイ3と、光電変換素子1aを直接搭載
した光電変換素子基板(SBU)1と、原稿の読取部に
照射された光の反射光を光電変換素子1aへ導く第1〜
3の反射ミラー(反射鏡)7〜9と、その第1〜3の反
射ミラー7〜9によって導かれた反射光を光電変換素子
1aに収束させるレンズ6を備えている。
ように、原稿の画像の読取部に対して光を照射する光源
であるLEDアレイ3と、光電変換素子1aを直接搭載
した光電変換素子基板(SBU)1と、原稿の読取部に
照射された光の反射光を光電変換素子1aへ導く第1〜
3の反射ミラー(反射鏡)7〜9と、その第1〜3の反
射ミラー7〜9によって導かれた反射光を光電変換素子
1aに収束させるレンズ6を備えている。
【0020】光学フレーム2は一体樹脂成形されてお
り、原稿幅の反射光を光電変換素子1aまで導くと共に
その光電変換素子1aの長手方向の幅まで収束させる第
1〜3の反射ミラー7〜9とレンズ6と、コンタクトガ
ラス10を直接位置決めして取り付けられるように構成
している。
り、原稿幅の反射光を光電変換素子1aまで導くと共に
その光電変換素子1aの長手方向の幅まで収束させる第
1〜3の反射ミラー7〜9とレンズ6と、コンタクトガ
ラス10を直接位置決めして取り付けられるように構成
している。
【0021】そして、その光学フレーム2に第1〜3の
反射ミラー7〜9とレンズ6をそれぞれ直接位置決めし
て取り付ける。したがって、複数の反射ミラーとレンズ
のそれぞれの配置を正確にし、その相対精度を確保して
容易に組み付けることができる。
反射ミラー7〜9とレンズ6をそれぞれ直接位置決めし
て取り付ける。したがって、複数の反射ミラーとレンズ
のそれぞれの配置を正確にし、その相対精度を確保して
容易に組み付けることができる。
【0022】また、印刷技術の向上によって基板上に光
電変換素子1aを精度良く直接搭載することができるよ
うになり、図3に示すように、光電変換素子基板1上の
位置決め用(基準)孔1bから光電変換素子1aまでの
寸法Xを±0.05mm以下の公差に保つように光電変換
素子基板1上に光電変換素子1aを精度良く直接搭載し
ている。
電変換素子1aを精度良く直接搭載することができるよ
うになり、図3に示すように、光電変換素子基板1上の
位置決め用(基準)孔1bから光電変換素子1aまでの
寸法Xを±0.05mm以下の公差に保つように光電変換
素子基板1上に光電変換素子1aを精度良く直接搭載し
ている。
【0023】さらに、光学フレーム2には光電変換素子
基板1を装着するときの位置決め用嵌合部である一対の
突起部2a,2aを光電変換素子基板1の長手方向に間
隔を置いて形成している。さらにまた、光電変換素子基
板1には光学フレーム2の一対の突起部2a,2aにそ
れぞれ嵌合する孔である一対の位置決め用孔1b,1b
を設けている。
基板1を装着するときの位置決め用嵌合部である一対の
突起部2a,2aを光電変換素子基板1の長手方向に間
隔を置いて形成している。さらにまた、光電変換素子基
板1には光学フレーム2の一対の突起部2a,2aにそ
れぞれ嵌合する孔である一対の位置決め用孔1b,1b
を設けている。
【0024】そして、光電変換素子基板1の一対の位置
決め用孔1b,1bを光学フレーム2のそれぞれの突起
部2aに嵌め込み、光電変換素子基板1に設けた一対の
ネジ固定用孔1c,1cにそれぞれ通したネジ5で光学
フレーム2に設けたネジ孔2bにネジ止めする。したが
って、光学フレーム2に対して光電変換素子基板1を位
置決めして固定することができ、光学フレーム2に対し
て光電変換素子基板1の取り付け位置を調整しながら組
み付ける必要がなくなる。
決め用孔1b,1bを光学フレーム2のそれぞれの突起
部2aに嵌め込み、光電変換素子基板1に設けた一対の
ネジ固定用孔1c,1cにそれぞれ通したネジ5で光学
フレーム2に設けたネジ孔2bにネジ止めする。したが
って、光学フレーム2に対して光電変換素子基板1を位
置決めして固定することができ、光学フレーム2に対し
て光電変換素子基板1の取り付け位置を調整しながら組
み付ける必要がなくなる。
【0025】なお、上記一対の位置決め用孔1b,1b
の一方を長孔にして対応する突起部2aと嵌合させたと
きの遊びを設ければ、光電変換素子基板1を光学フレー
ム2にスムーズに装着することができる。さらに、光学
フレーム2には、光源であるLEDアレイ3を搭載した
ブラケット4をネジ止めするための一対のネジ固定用孔
2d,2dと、LEDアレイ3を装着するときの位置決
め用嵌合部である一対の突起部2c,2cを設けてい
る。
の一方を長孔にして対応する突起部2aと嵌合させたと
きの遊びを設ければ、光電変換素子基板1を光学フレー
ム2にスムーズに装着することができる。さらに、光学
フレーム2には、光源であるLEDアレイ3を搭載した
ブラケット4をネジ止めするための一対のネジ固定用孔
2d,2dと、LEDアレイ3を装着するときの位置決
め用嵌合部である一対の突起部2c,2cを設けてい
る。
【0026】さらにまた、ブラケット4には、そのブラ
ケット4を光学フレーム2にネジ止めするためのネジ5
を通す一対のネジ固定用孔4a,4aと、光学フレーム
2の一対の突起部2c,2cにそれぞれ嵌合させてブラ
ケット4を光学フレーム2に対して固定位置を可変にす
る一対の位置可変用孔25,25を設けている。したが
って、光学フレーム2に対してLEDアレイ3の固定位
置を容易に変えることができる。
ケット4を光学フレーム2にネジ止めするためのネジ5
を通す一対のネジ固定用孔4a,4aと、光学フレーム
2の一対の突起部2c,2cにそれぞれ嵌合させてブラ
ケット4を光学フレーム2に対して固定位置を可変にす
る一対の位置可変用孔25,25を設けている。したが
って、光学フレーム2に対してLEDアレイ3の固定位
置を容易に変えることができる。
【0027】このようにして、光電変換素子1aを乗せ
た光電変換素子基板1を光学フレーム2に組み付けると
き、オシロスコープを用いて光電変換素子1aの出力を
見ながら光電変換素子基板1の位置調整を行なってネジ
止めする必要が無くなり、組み付け性を向上させること
ができる。したがって、各部品を組み付けるときに面倒
な調整工程を行なわずに、それぞれの部品の位置の寸法
精度が確保されるように組み付けることができ、組立工
程を短時間で能率良く行なうことができる。
た光電変換素子基板1を光学フレーム2に組み付けると
き、オシロスコープを用いて光電変換素子1aの出力を
見ながら光電変換素子基板1の位置調整を行なってネジ
止めする必要が無くなり、組み付け性を向上させること
ができる。したがって、各部品を組み付けるときに面倒
な調整工程を行なわずに、それぞれの部品の位置の寸法
精度が確保されるように組み付けることができ、組立工
程を短時間で能率良く行なうことができる。
【0028】なお、上述の実施例では光学フレーム2に
設けた位置決め用嵌合部を一対の突起にし、光電変換素
子基板1に設けた位置決め用嵌合部をその突起にそれぞ
れ嵌合する一対の孔にした場合について説明したが、光
電変換素子基板1に設ける位置決め用嵌合部をその突起
にそれぞれ嵌合する凹部にしてもよい。また、光電変換
素子基板1の位置決め用嵌合部を一対の突起にし、光学
フレーム2にはその突起にそれぞれ嵌合する一対の孔又
は凹部を設けるようにしてもよい。
設けた位置決め用嵌合部を一対の突起にし、光電変換素
子基板1に設けた位置決め用嵌合部をその突起にそれぞ
れ嵌合する一対の孔にした場合について説明したが、光
電変換素子基板1に設ける位置決め用嵌合部をその突起
にそれぞれ嵌合する凹部にしてもよい。また、光電変換
素子基板1の位置決め用嵌合部を一対の突起にし、光学
フレーム2にはその突起にそれぞれ嵌合する一対の孔又
は凹部を設けるようにしてもよい。
【0029】次に、図1に示した画像読取装置を、図4
に示すようにファクシミリ装置に組み込む。このファク
シミリ装置は、画像読取装置50と、分離ゴム11,原
稿検知センサ12,分離ローラ13,原稿搬送ローラ1
4,開閉カバー15,上カバー16,メイン基板17,
電源18,プラテンローラ19,サーマルヘッド20,
記録紙21,記録紙カバー22,及びベースカバー23
からなる。
に示すようにファクシミリ装置に組み込む。このファク
シミリ装置は、画像読取装置50と、分離ゴム11,原
稿検知センサ12,分離ローラ13,原稿搬送ローラ1
4,開閉カバー15,上カバー16,メイン基板17,
電源18,プラテンローラ19,サーマルヘッド20,
記録紙21,記録紙カバー22,及びベースカバー23
からなる。
【0030】このファクシミリ装置は、図5に示すよう
に、原稿の画像を読み取る画像読取装置50と、このフ
ァクシミリ装置の各種の制御プログラムを格納したRO
M53と、原稿の先端を検知する原稿検知センサ12
と、原稿搬送ローラ14等のローラを回転させる原稿搬
送モータ24を備えている。
に、原稿の画像を読み取る画像読取装置50と、このフ
ァクシミリ装置の各種の制御プログラムを格納したRO
M53と、原稿の先端を検知する原稿検知センサ12
と、原稿搬送ローラ14等のローラを回転させる原稿搬
送モータ24を備えている。
【0031】また、原稿の先端が検知されてからその原
稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するまでの原稿
搬送モータ24のパルス数をカウントするカウンタ54
と、各種の処理の作業エリアとして使用すると共に、カ
ウンタ54によってカウントされたパルス数を原稿先端
の検知位置から読み取り開始位置までの距離のデータと
して記憶するRAM52を備えている。
稿が搬送されて読み取り開始位置に到達するまでの原稿
搬送モータ24のパルス数をカウントするカウンタ54
と、各種の処理の作業エリアとして使用すると共に、カ
ウンタ54によってカウントされたパルス数を原稿先端
の検知位置から読み取り開始位置までの距離のデータと
して記憶するRAM52を備えている。
【0032】さらに、表示各種のメッセージと共に、R
AM52に記憶されているデータに基づいて原稿先端の
検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示する液
晶ディスプレイ等のオペポートである表示部51と、こ
のファクシミリ装置全体の制御処理と共に、上記パルス
数カウントと距離の表示を制御する処理を司る制御回路
55を備えている。この制御回路55はCPUによって
実現され、上記RAM52,ROM53,カウンタ54
と共にメイン基板17上に搭載されている。
AM52に記憶されているデータに基づいて原稿先端の
検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示する液
晶ディスプレイ等のオペポートである表示部51と、こ
のファクシミリ装置全体の制御処理と共に、上記パルス
数カウントと距離の表示を制御する処理を司る制御回路
55を備えている。この制御回路55はCPUによって
実現され、上記RAM52,ROM53,カウンタ54
と共にメイン基板17上に搭載されている。
【0033】このファクシミリ装置を組み立てた後、サ
ービスモードによる初期設定によって原稿検知センサ1
2から画像読み取り開始位置(スキャンライン)までの
距離を任意に設定することができる。図6に示すよう
に、このファクシミリ装置の操作部のスタートキー60
とストップキー61を同時に押しながらファクシミリ装
置の電源を投入すると、サービスモードが立ち上がる。
ービスモードによる初期設定によって原稿検知センサ1
2から画像読み取り開始位置(スキャンライン)までの
距離を任意に設定することができる。図6に示すよう
に、このファクシミリ装置の操作部のスタートキー60
とストップキー61を同時に押しながらファクシミリ装
置の電源を投入すると、サービスモードが立ち上がる。
【0034】その後、ファンクションキー62を押し、
テンキー63によって「12」を入力すると原稿検知セ
ンサ12からスキャンラインYまでの距離設定モードに
入る。そして、先端部が黒い指定原稿をセットし、読み
取り開始のためにスタートキー60を押す。すると、セ
ットされた原稿が搬入されて、原稿の先端を原稿検知セ
ンサ12が検出すると、カウンタ54の動作を開始し、
原稿搬送モータ24のパルス数をカウントする。
テンキー63によって「12」を入力すると原稿検知セ
ンサ12からスキャンラインYまでの距離設定モードに
入る。そして、先端部が黒い指定原稿をセットし、読み
取り開始のためにスタートキー60を押す。すると、セ
ットされた原稿が搬入されて、原稿の先端を原稿検知セ
ンサ12が検出すると、カウンタ54の動作を開始し、
原稿搬送モータ24のパルス数をカウントする。
【0035】その後、原稿の先端がスキャンラインYを
通過すると、光電変換素子1aの出力が白出力(ハイレ
ベル)から黒出力(ローレベル)に変化するので、この
ときにカウンタ54を停止させて、カウント数を原稿検
知センサ12からスキャンラインYまでの距離のデータ
としてRAM52に記憶する。これでサービスモードの
初期設定を終了する。
通過すると、光電変換素子1aの出力が白出力(ハイレ
ベル)から黒出力(ローレベル)に変化するので、この
ときにカウンタ54を停止させて、カウント数を原稿検
知センサ12からスキャンラインYまでの距離のデータ
としてRAM52に記憶する。これでサービスモードの
初期設定を終了する。
【0036】そして、次回からのノーマルモードでの画
像送信操作時には、サービスモードで記憶した距離のデ
ータを初期値として設定し、原稿の先端を検知してから
その距離に達したときに画像の読み取りを開始する。す
なわち、原稿の画像の読み取り時には、このRAM52
に記憶したデータに基づいて原稿読み取り開始位置を調
整して画像の読み取りを行なう。
像送信操作時には、サービスモードで記憶した距離のデ
ータを初期値として設定し、原稿の先端を検知してから
その距離に達したときに画像の読み取りを開始する。す
なわち、原稿の画像の読み取り時には、このRAM52
に記憶したデータに基づいて原稿読み取り開始位置を調
整して画像の読み取りを行なう。
【0037】したがって、ファクシミリ装置の組み立て
後に、原稿の読み取り有効領域を大きく設定することが
でき、原稿の読み取る必要のない部分の読み取りを行な
わないようにすることができ、原稿の必要な部分のみを
読み取るようにすることができ、無駄な読み取り動作を
行なわずに済む。
後に、原稿の読み取り有効領域を大きく設定することが
でき、原稿の読み取る必要のない部分の読み取りを行な
わないようにすることができ、原稿の必要な部分のみを
読み取るようにすることができ、無駄な読み取り動作を
行なわずに済む。
【0038】このようにして、ファクシミリ装置に組み
付けた後に原稿検知センサ12からスキャンラインYま
での距離を求めて記憶し、原稿の画像読み取り時にはそ
の記憶した距離のデータに基づいて読み取り開始位置を
調整して正確に設定することができるため、光電変換素
子基板1と光学フレーム2の部品精度を必要以上に高め
なくてもスキャンラインYの位置の精度を十分確保する
ことができるので、部品のコストダウンを図ることがで
きる。
付けた後に原稿検知センサ12からスキャンラインYま
での距離を求めて記憶し、原稿の画像読み取り時にはそ
の記憶した距離のデータに基づいて読み取り開始位置を
調整して正確に設定することができるため、光電変換素
子基板1と光学フレーム2の部品精度を必要以上に高め
なくてもスキャンラインYの位置の精度を十分確保する
ことができるので、部品のコストダウンを図ることがで
きる。
【0039】次に、初期設定モード時にカウントした原
稿搬送モータ24のパルス数に基づいて、原稿検知セン
サ12からスキャンラインYまでの距離を表示部51に
表示し、その表示内容に基づいてLEDアレイ3の固定
位置を変えるときの処理について説明する。まず、原稿
先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示
するときの処理について説明する。
稿搬送モータ24のパルス数に基づいて、原稿検知セン
サ12からスキャンラインYまでの距離を表示部51に
表示し、その表示内容に基づいてLEDアレイ3の固定
位置を変えるときの処理について説明する。まず、原稿
先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示
するときの処理について説明する。
【0040】図7は、原稿先端の検知位置から読み取り
開始位置までの距離を表示するときの処理を示すフロー
チャートである。この処理は、ステップ(図中「S」で
示す)1で原稿有無センサがONになったか否を判断し
て、ONになったらステップ2へ進んでスタートボタン
がONになったか否かを判断して、ONになったらステ
ップ3へ進んで原稿搬送ローラを駆動させて原稿を搬送
し、ステップ4へ進む。
開始位置までの距離を表示するときの処理を示すフロー
チャートである。この処理は、ステップ(図中「S」で
示す)1で原稿有無センサがONになったか否を判断し
て、ONになったらステップ2へ進んでスタートボタン
がONになったか否かを判断して、ONになったらステ
ップ3へ進んで原稿搬送ローラを駆動させて原稿を搬送
し、ステップ4へ進む。
【0041】ステップ4では、原稿先端検知センサがO
Nになったか否かを判断して、ONになったらステップ
5へ進んで原稿搬送モータのパルス数のカウントを開始
し、ステップ6へ進んで原稿先端が読み取り開始位置に
達したか否かを判断する。
Nになったか否かを判断して、ONになったらステップ
5へ進んで原稿搬送モータのパルス数のカウントを開始
し、ステップ6へ進んで原稿先端が読み取り開始位置に
達したか否かを判断する。
【0042】ステップ6の判断で、原稿先端が読み取り
開始位置に到達したらパルス数のカウントを停止し、ス
テップ7へ進んで原稿先端を検知してからその先端が読
み取り開始位置に到達するまでのパルス数のデータを記
憶し、そのデータに基づいて原稿先端の検知位置から読
み取り開始位置までの距離を求めて表示し、この処理を
終了する。
開始位置に到達したらパルス数のカウントを停止し、ス
テップ7へ進んで原稿先端を検知してからその先端が読
み取り開始位置に到達するまでのパルス数のデータを記
憶し、そのデータに基づいて原稿先端の検知位置から読
み取り開始位置までの距離を求めて表示し、この処理を
終了する。
【0043】なお、上述の処理では、原稿搬送モータの
パルス数をカウントしたが、原稿の先端を検知してから
原稿の読み取り開始位置に到達するまでの時間を、例え
ば内蔵のタイマによってカウントし、そのカウント値に
基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位置まで
の距離を求めて表示するようにしてもよい。
パルス数をカウントしたが、原稿の先端を検知してから
原稿の読み取り開始位置に到達するまでの時間を、例え
ば内蔵のタイマによってカウントし、そのカウント値に
基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位置まで
の距離を求めて表示するようにしてもよい。
【0044】次に、その表示内容に基づいてLEDアレ
イ3の固定位置を変えるときの操作について説明する。
図8は、光学フレーム2に対するLEDアレイ3の固定
位置を可変させるときの説明図である。LEDアレイ3
を搭載したブラケット4には一対の位置可変用孔25を
設けており、その位置可変用孔25は光学フレーム2に
設けた突起部にそれぞれ嵌合させて位置決めをする3個
所の位置決め端25a〜25cを備えている。
イ3の固定位置を変えるときの操作について説明する。
図8は、光学フレーム2に対するLEDアレイ3の固定
位置を可変させるときの説明図である。LEDアレイ3
を搭載したブラケット4には一対の位置可変用孔25を
設けており、その位置可変用孔25は光学フレーム2に
設けた突起部にそれぞれ嵌合させて位置決めをする3個
所の位置決め端25a〜25cを備えている。
【0045】ブラケット4の位置可変用孔25の位置決
め端25aに突起部2cを嵌合させると、LEDアレイ
3を通常の位置に固定することができる。また、位置可
変用孔25の位置決め端25bに突起部2cを嵌合させ
ると、LEDアレイ3を退避させて光の照射位置が原稿
挿入口側にズレるように調節することができる。さら
に、位置可変用孔25の位置決め端25cに突起部2c
を嵌合させると、LEDアレイ3を迫り出させて光の照
射位置が原稿排出口側にズレるように調節することがで
きる。
め端25aに突起部2cを嵌合させると、LEDアレイ
3を通常の位置に固定することができる。また、位置可
変用孔25の位置決め端25bに突起部2cを嵌合させ
ると、LEDアレイ3を退避させて光の照射位置が原稿
挿入口側にズレるように調節することができる。さら
に、位置可変用孔25の位置決め端25cに突起部2c
を嵌合させると、LEDアレイ3を迫り出させて光の照
射位置が原稿排出口側にズレるように調節することがで
きる。
【0046】まず、表示内容を確認し、その表示された
原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離が
予め設定された基準範囲内であれば、図8の(a)に示
すように、位置可変用孔25の位置決め端25aに突起
部2cを嵌合させて位置決めし、ネジ固定用孔4aを通
したネジ5によって光学フレーム2にネジ止めして固定
する。
原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離が
予め設定された基準範囲内であれば、図8の(a)に示
すように、位置可変用孔25の位置決め端25aに突起
部2cを嵌合させて位置決めし、ネジ固定用孔4aを通
したネジ5によって光学フレーム2にネジ止めして固定
する。
【0047】また、表示内容を確認し、その表示された
原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離が
予め設定された基準範囲よりも小さければ、スキャンラ
イン(原稿読み取り開始位置)Yが原稿挿入口側にズレ
ているので、図8の(b)に示すように、位置可変用孔
25の位置決め端25bに突起部2cを嵌合させて位置
決めし、ネジ固定用孔4aを通したネジ5によって光学
フレーム2にネジ止めして固定する。
原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離が
予め設定された基準範囲よりも小さければ、スキャンラ
イン(原稿読み取り開始位置)Yが原稿挿入口側にズレ
ているので、図8の(b)に示すように、位置可変用孔
25の位置決め端25bに突起部2cを嵌合させて位置
決めし、ネジ固定用孔4aを通したネジ5によって光学
フレーム2にネジ止めして固定する。
【0048】さらに、表示内容を確認し、その表示され
た原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離
が予め設定された基準範囲よりも大きければ、スキャン
ライン(原稿読み取り開始位置)Yが原稿排出口側にズ
レているので、図8の(c)に示すように、位置可変用
孔25の位置決め端25cに突起部2cを嵌合させて位
置決めし、ネジ固定用孔4aを通したネジ5によって光
学フレーム2にネジ止めして固定する。
た原稿先端の検知位置から読み取り開始位置までの距離
が予め設定された基準範囲よりも大きければ、スキャン
ライン(原稿読み取り開始位置)Yが原稿排出口側にズ
レているので、図8の(c)に示すように、位置可変用
孔25の位置決め端25cに突起部2cを嵌合させて位
置決めし、ネジ固定用孔4aを通したネジ5によって光
学フレーム2にネジ止めして固定する。
【0049】したがって、ファクシミリ装置に画像読取
装置を組み付けたときに読み取り開始位置がズレても、
そのズレの方向に合わせてLEDアレイ3の位置を調整
することができ、そのLEDアレイ3から照射される光
の光量がスキャンラインYで一定量以上になるように照
射位置をスキャンラインYに合わせることができる。
装置を組み付けたときに読み取り開始位置がズレても、
そのズレの方向に合わせてLEDアレイ3の位置を調整
することができ、そのLEDアレイ3から照射される光
の光量がスキャンラインYで一定量以上になるように照
射位置をスキャンラインYに合わせることができる。
【0050】このようにして、読み取り開始(スキャン
ライン)位置を基準位置に合わせるように構成し、光電
変換素子基板1の組み付け作業を著しく容易にし、LE
Dアレイ3の組み付け作業も容易に最適位置に取り付け
ることができる。
ライン)位置を基準位置に合わせるように構成し、光電
変換素子基板1の組み付け作業を著しく容易にし、LE
Dアレイ3の組み付け作業も容易に最適位置に取り付け
ることができる。
【0051】その際、LEDアレイ3の位置を最適位置
に設定しない場合には、少ない光量で読み取った画像の
画像処理を行なわなければならなくなり、SNが悪くな
って画質が著しく低下してしまうが、この実施例の画像
読取装置によればそのような事態を招くことがない。
に設定しない場合には、少ない光量で読み取った画像の
画像処理を行なわなければならなくなり、SNが悪くな
って画質が著しく低下してしまうが、この実施例の画像
読取装置によればそのような事態を招くことがない。
【0052】さらに、この実施例ではLEDアレイ3を
搭載したブラケット4に設けた位置可変用孔25の3個
の位置決め端25a〜25cにそれぞれ突起部2cを嵌
合させることによって、LEDアレイ3の固定位置設定
を段階的に調節することができ、LEDアレイ3の光の
照射位置を画像の読み取り開始位置に合うように容易に
調節して組み付けを行なえる。
搭載したブラケット4に設けた位置可変用孔25の3個
の位置決め端25a〜25cにそれぞれ突起部2cを嵌
合させることによって、LEDアレイ3の固定位置設定
を段階的に調節することができ、LEDアレイ3の光の
照射位置を画像の読み取り開始位置に合うように容易に
調節して組み付けを行なえる。
【0053】したがって、光電変換素子基板を固定する
ときに、オシロスコープ等を使用した調整工程が不要に
なり、原稿の有効面を大きく設定し易くなり、原稿面照
度が得られて画質を向上させることができる。
ときに、オシロスコープ等を使用した調整工程が不要に
なり、原稿の有効面を大きく設定し易くなり、原稿面照
度が得られて画質を向上させることができる。
【0054】この実施例の画像読取装置は、光電変換素
子を乗せた光電変換素子基板を光学フレームに組み付け
る際に、光電変換素子基板の位置決め用孔を光学フレー
ムの突起部に嵌合させることよって位置決めができるの
で、煩雑な調整工程を行なわなくても光電変換素子基板
を光学フレームに精度良く取り付けることができ、震動
などによって光電変換素子基板が移動することがなくな
る。
子を乗せた光電変換素子基板を光学フレームに組み付け
る際に、光電変換素子基板の位置決め用孔を光学フレー
ムの突起部に嵌合させることよって位置決めができるの
で、煩雑な調整工程を行なわなくても光電変換素子基板
を光学フレームに精度良く取り付けることができ、震動
などによって光電変換素子基板が移動することがなくな
る。
【0055】また、光電変換素子基板と複数の反射鏡と
レンズとを光学フレームに無調整によって固定すること
によってスキャンラインの読み取り開始位置がズレるこ
とがあっても、そのズレを容易に修正することができ、
原稿の読み取り位置がズレて必要な画像を読み取れなか
ったり不要な部分の画像を読み取ってしまうようなこと
がなくなる。
レンズとを光学フレームに無調整によって固定すること
によってスキャンラインの読み取り開始位置がズレるこ
とがあっても、そのズレを容易に修正することができ、
原稿の読み取り位置がズレて必要な画像を読み取れなか
ったり不要な部分の画像を読み取ってしまうようなこと
がなくなる。
【0056】さらに、その記憶されている距離のデータ
に基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位置ま
での距離を表示して、その表示内容に応じて光学フレー
ムに装着する光源の固定位置を変えられるので、スキャ
ンラインに対して光源の位置を容易に調整することがで
き、原稿の読取部に一定光量を照射することができ、読
み取り画像の画質を向上させることができる。
に基づいて原稿先端の検知位置から読み取り開始位置ま
での距離を表示して、その表示内容に応じて光学フレー
ムに装着する光源の固定位置を変えられるので、スキャ
ンラインに対して光源の位置を容易に調整することがで
き、原稿の読取部に一定光量を照射することができ、読
み取り画像の画質を向上させることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る画像読取装置によれば、光電変換素子を複数の反射鏡
とレンズを取り付けたブロックに対して組み付けると
き、煩雑な調整作業を行なわなくても精度良く組み付け
られるので、組立作業を短時間で能率良く行なうことが
できる。
る画像読取装置によれば、光電変換素子を複数の反射鏡
とレンズを取り付けたブロックに対して組み付けると
き、煩雑な調整作業を行なわなくても精度良く組み付け
られるので、組立作業を短時間で能率良く行なうことが
できる。
【0058】また、その組み付けによって生じた原稿の
読み取り開始位置のズレを容易に修正することができる
ので、原稿の画像読み取り時の画像の欠落や未原稿部分
の画像の読み取りを防止することができる。
読み取り開始位置のズレを容易に修正することができる
ので、原稿の画像読み取り時の画像の欠落や未原稿部分
の画像の読み取りを防止することができる。
【0059】さらに、光源を複数の反射鏡とレンズを取
り付けたブロックに対して組み付けるとき、原稿の読取
部に一定光量の光が照射されるように組み付け位置を容
易に修正することができるので、原稿から読み取る画像
の画質を向上させることができる。
り付けたブロックに対して組み付けるとき、原稿の読取
部に一定光量の光が照射されるように組み付け位置を容
易に修正することができるので、原稿から読み取る画像
の画質を向上させることができる。
【図1】この発明の一実施例である画像読取装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示した画像読取装置のA−A線に沿う断
面図である。
面図である。
【図3】図1に示した画像読取装置の光電変換素子基板
1の平面図である。
1の平面図である。
【図4】図1に示した画像読取装置を採用したファクシ
ミリ装置の内部構成を示す図である。
ミリ装置の内部構成を示す図である。
【図5】図4に示したファクシミリ装置の主要な機能を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図6】図4に示したファクシミリ装置の操作部の平面
図である。
図である。
【図7】図4に示すファクシミリ装置における原稿先端
の検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示する
ときの処理を示すフローチャートである。
の検知位置から読み取り開始位置までの距離を表示する
ときの処理を示すフローチャートである。
【図8】光学フレーム2に対するLEDアレイ3の固定
位置を可変させるときの説明図である。
位置を可変させるときの説明図である。
1:光電変換素子基板 1a:光電変換素子 1b:位置決め用(基準)孔 1c:ネジ固定用孔 2:光学フレーム 2a,2c:突起部 2b,2d:ネジ孔 3:LEDアレイ 4:ブラケット 4a:ネジ固定用孔 5:ネジ 6:レンズ 7:第1の反射ミラー(反射鏡) 8:第2の反射ミラー 9:第3の反射ミラー 10:コンタクトガラス 11:分離ゴム 12:原稿検知センサ 13:分離ローラ 14:原稿搬送ローラ 15:開閉カバー 16:上カバー 17:メイン基板 18:電源 19:プラテンローラ 20:サーマルヘッド 21:記録紙 22:記録紙カバー 23:ベースカバー 24:原稿搬送モータ 25:位置可変用孔 50:画像読取装置 51:表示部 52:RAM 53:ROM 54:カウンタ 55:制御回路 60:スタートキー 61:ストップキー 62:ファンクションキー 63:テンキー
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿の画像の読取部に対して光を照射す
る光源と、光電変換素子と、前記読取部に照射された前
記光の反射光を前記光電変換素子へ導く複数の反射鏡
と、該複数の反射鏡によって導かれた反射光を前記光電
変換素子に収束させるレンズとを備えた画像読取装置に
おいて、 樹脂によって一体成形された光学フレームに前記複数の
反射鏡とレンズとをそれぞれ直接位置決めして取り付け
ると共に、前記光電変換素子を基板上に直接搭載し、前
記光学フレームに前記基板を装着するときの位置決め用
嵌合部を該光学フレームと該基板とにそれぞれ設けたこ
とを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、
前記光学フレームに設けた位置決め用嵌合部が前記基板
の長手方向に間隔を置いて形成した一対の突起であり、
前記基板に設けた位置決め用嵌合部が前記一対の各突起
にそれぞれ嵌合する一対の孔又は凹部であることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像読取装置にお
いて、 原稿の先端を検知する原稿先端検知手段と、該手段によ
って原稿の先端が検知されてから該原稿が搬送されて読
み取り開始位置に到達するまでの原稿搬送モータのパル
ス数をカウントするカウント手段と、該手段によってカ
ウントされたパルス数を原稿先端の検知位置から読み取
り開始位置までの距離のデータとして記憶する記憶手段
とを設けたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の画像読取装置において、 前記光学フレームに前記光源を固定位置可変に装着する
と共に、前記記憶手段に記憶されているデータに基づい
て、前記原稿先端の検知位置から読み取り開始位置まで
の距離を表示する表示手段を設け、その表示内容に応じ
て前記光源の固定位置を変えられるようにしたことを特
徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11473995A JPH08307598A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11473995A JPH08307598A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307598A true JPH08307598A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14645443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11473995A Pending JPH08307598A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08307598A (ja) |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP11473995A patent/JPH08307598A/ja active Pending
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