JPH08307544A

JPH08307544A - 通信会議システム

Info

Publication number: JPH08307544A
Application number: JP7105707A
Authority: JP
Inventors: Minoru Torii; 稔鳥居
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1995-04-28
Filing date: 1995-04-28
Publication date: 1996-11-22

Abstract

(57)【要約】【目的】共通しないアプリケーションの起動を防ぐ。【構成】通信会議の接続当初、通信端末１０は、自分
のアプリケーション能力を通信相手端末（例えば、端末
１２）に通知する。通信端末１２は、端末１０からのア
プリケーション能力を自身のアプリケーション能力と比
較し、共通するアプリケーション能力を記憶装置に記憶
すると共に、モニタ画面に表示する。通信端末１２はま
た、共通に利用できるアプリケーション能力を通信相手
である通信端末１０に伝達する。端末１０，１２で、あ
るアプリケーションの起動操作に対して、そのアプリケ
ーション能力が共通アプリケーション能力に含まれない
場合、その旨をユーザに警告する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通信回線を介して接続
する複数の通信端末間でテレビ会議（又はビデオ会議）
を行なう通信会議システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータの低価
格化と処理能力の急速な向上により、汎用のパーソナル
・コンピュータをベースとした通信会議、例えば、テレ
ビ会議（又はビデオ会議）が現実的なものになってき
た。パーソナル・コンピュータはまた、周知の通り、予
めハードディスク装置などにインストールしておくこと
で、各種のアプリケーション・ソフトウエアを任意に実
行可能であり、また、アプリケーション・ソフトウエア
の共有機能を利用することにより、特定のコンピュータ
にインストールされているアプリケーション・ソフトウ
エアを、ネットワーク接続する他のコンピュータ上で実
行できる。

【０００３】テレビ会議の補助的なツールとして例え
ば、接続する複数の通信端末のモニタ画面上でに同じ画
像を表示し、どの通信端末でもその表示データを編集で
きる「ホワイトボード」が知られている。このソフトウ
エア「ホワイトボード」は、これを利用しようとする全
ての通信端末にインストールされているか、全ての通信
端末で利用可能なように共有化されていなければならな
い。

【０００４】また、文書、図形及び表計算結果などを同
時に見ながら会議を進めたい場合、その文書、図形及び
表計算結果等のデータ・ファイルを各通信端末に送付す
るか又は共有化し、文書などを各通信端末のモニタ画面
に表示させるのが便利である。この場合、それらを作成
したアプリケーション・ソフトウエア（互換性のあるソ
フトウエアを含む。）が、各通信端末にインストールさ
れているか、又は、全ての通信端末で利用可能なように
共有化されていなければならない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】アプリケーション・ソ
フトウエアが共有化されていない場合、又は共有化が実
質的に困難な場合、必要とされるアプリケーション・ソ
フトエアが、全ての通信端末にインストールされていな
ければならない。換言すると、何れかの通信端末にイン
ストールされていないアプリケーション・ソフトウエア
で作成されたデータは、会議資料としてモニタ画面に表
示できない。

【０００６】しかし、従来例では、相手端末にどのアプ
リケーション・ソフトウエアがインストールされている
かを確認する術がなく、ユーザが直前に電話などで確認
しておくしかなかった。

【０００７】テレビ会議システムでは、基本的な機能と
は別に、付加的な機能がオプションとして提供されるこ
とがある。従って、同じメーカにより提供される通信端
末及びソフトウエアを使用していても、ある通信端末に
はインストールされている機能又はソフトウエアが他の
通信端末でにインストールされていないことがありう
る。従来例では、このような通信端末間の機能又はソフ
トウエアの相違を事前に確認する手段が用意されていな
いので、これについても、ユーザが自ら電話など確認す
るしかないが、内部に隠れた機能などの場合には、試行
してみて始めて、共通利用できないことが判明すること
がある。

【０００８】このような問題は、２者間の通信会議のみ
ならず、３者以上の間での通信会議でも同様であるが、
基本的には２者間の問題に集約される。

【０００９】本発明は、通信相手の保有するアプリケー
ション・ソフトウエアを含む相手能力を容易に確認でき
る通信会議システムを提示することを目的とする。

【００１０】本発明はまた、相互に共通に保有する能力
のみを使用する通信会議システムを提供することを目的
とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明では、通信会議を
構成する各通信端末の保有するアプリケーション能力を
相互に比較して、共通のアプリケーション能力を抽出す
る。抽出されたアプリケーション能力はモニタ画面に表
示される。共通のアプリケーション能力に該当しないア
プリケーションの選択操作に対して、ユーザに警告す
る。

【００１２】

【作用】上記手段により、通信会議で、通信相手と共通
するアプリケーション能力を容易に知ることができるよ
うになる。また、共通のアプリケーション能力に該当し
ないアプリケーションの選択操作に対して、ユーザに警
告するので、共通のアプリケーション能力に該当しない
アプリケーションを実行することによるエラーを未然に
防止できる。

【００１３】

【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。

【００１４】図１は本発明の一実施例の概略構成ブロッ
ク図を示す。本実施例では、３つの通信端末１０，１
２，１４が、通信網１６を介して相互に接続する。通信
網１６は例えば、ＩＳＤＮ回線、ＰＳＴＮ回線、ＬＡＮ
（ローカル・エリア・ネットワーク）又はＷＡＮ（ワイ
ド・エリア・ネットワーク）などからなる。

【００１５】通信端末１０は、図２及び図３に示す制御
手順等に従って端末１０の全体を制御するＣＰＵ２０
と、ディスプレイ・モニタ２２と、テレビ会議用ソフト
ウエアを含む種々のソフトウエア、及び自端末１０にイ
ンストールされているアプリケーション・ソフトウエア
の名称及びバージョンの情報からなるアプリケーション
能力を記憶する記憶装置２４、マウス及びキーボードな
どからなる操作装置２６、並びに、通信網１６との接続
及び通信網１６を介した通信を制御する通信制御装置２
８からなる。

【００１６】通信端末１２，１４も基本的に、通信端末
１０と同じ構成からなる。

【００１７】以下、本実施例の動作を説明する。ここで
は、端末１０を主体として端末１２，１４を相手に通信
会議を行なうものとする。図２は、通信会議の開始前
に、互いのアプリケーション能力を交換する動作で、自
分のアプリケーション能力を送信する側のフローチャー
ト、図３は、通信相手からアプリケーション能力を受信
する側のフローチャートである。以下では、通信端末１
０が通信端末１２との間で通信会議を行なうものとす
る。勿論、通信端末１４との間、又は通信端末１２及び
同１４との間でもよい。

【００１８】通信端末１０のＣＰＵ２０は、通信会議の
接続当初に、記憶装置２４から自分のアプリケーション
能力を獲得する（Ｓ１）。そして、ＣＰＵ２０は、獲得
したアプリケーション能力を通信制御装置２８及び通信
網１６を介して通信相手の通信端末（ここでは、通信端
末１２）に送信する（Ｓ２）。

【００１９】通信端末１２は、通信相手（ここでは通信
端末１０）からのアプリケーション能力を受信し（Ｓ２
１）、自身のアプリケーション能力と比較して（Ｓ２
２）、共通するアプリケーション能力を記憶装置に記憶
すると共に、モニタ画面に表示する（Ｓ２３）。モニタ
画面の表示例を図４に示す。通信端末１２はまた、共通
に利用できるアプリケーション能力を通信相手である通
信端末１０に伝達する（Ｓ２３）。

【００２０】これらのアプリケーション能力の比較の後
では、各通信端末１０，１２のユーザは、互いに共通な
アプリケーション能力のみを選択できるように制限され
る。この機能は、例えば、図５に示すようにして実現さ
れる。

【００２１】例えば、通信端末１０において、あるアプ
リケーションを起動するユーザの操作があると（Ｓ３
１）、ＣＰＵ２０は、そのアプリケーションと同じ又は
互換性のある能力を通信相手が具備するかどうかを確認
する（Ｓ３２）。共通なものであれば（Ｓ３２）、その
アプリケーションを起動し（Ｓ３３）、共通のものでな
ければ（Ｓ３２）、共通でないことを示す警告メッセー
ジを映像及び／又は音声により出力して（Ｓ３４）、そ
のアプリケーションの起動を中止する（Ｓ３５）。

【００２２】アプリケーションが共通することの確認
（Ｓ３２）を必要な都度、相手端末に問い合わせる構成
にした場合には、通信会議の接続当初に共通するアプリ
ケーション能力を確認する処理を省略できることは明ら
かであるが、それにも関わらず、操作性を考慮すれば接
続当初の確認動作は、非常に有効である。

【００２３】図２、図３及び図５では、ソフトウエアの
共通性に言及しているが、ファームウエア又はハードウ
エアの種々の機能についても同様であることは明らかで
ある。

【００２４】２端末間の通信を例に説明したが、３端末
以上の間での通信会議でも同様であることは明らかであ
る。３端末以上の場合、何れかの端末又はＭＣＵ等の多
地点間通信制御装置で共通アプリケーション能力を確認
し、その確認結果を他の端末に通知するのが便利であ
る。また、リング状又は鎖状のネットワークでは、隣の
端末からのアプリケーション能力と自身のアプリケーシ
ョン能力を比較し、その結果の共通アプリケーション能
力を更に隣の端末に通知するようにしても、全端末間で
共通するアプリケーション能力を知ることができる。

【００２５】

【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、ユーザの記憶又は知識に頼らずに
通信相手との間で共通する能力を予め確認できるので、
端末機能を効果的に活用できる。

【００２６】また、共通でない能力の利用が制限される
ので、例えば、共通でない能力の実行によるエラーを効
果的に回避できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。

【図２】アプリケーション能力の送信動作のフローチ
ャートである。

【図３】アプリケーション能力の受信動作のフローチ
ャートである。

【図４】共通アプリケーション能力の表示画面例であ
る。

【図５】アプリケーション起動処理のフローチャート
である。

【符号の説明】

１０，１２，１４：通信端末１６：通信網２０：ＣＰＵ２２：ディスプレイ・モニタ２４：記憶装置２６：操作装置２８：通信制御装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の通信会議端末を通信回線で接続
し、相互で各種アプリケーションを実行して通信会議端
末間で会議を行なう通信会議システムであって、当該通
信会議端末は、アプリケーション能力を他の通信会議端
末との間で送受信する送受信手段と、他の通信会議端末
からのアプリケーション能力を自身のアプリケーション
能力と比較する比較手段と、当該比較手段により抽出さ
れる共通のアプリケーション能力を表示する表示手段と
を具備することを特徴とする通信会議システム。
【請求項２】上記通信会議端末は更に、上記共通のア
プリケーション能力を記憶する記憶手段を具備する請求
項１に記載の通信会議システム。
【請求項３】上記通信会議端末は更に、上記共通のア
プリケーション能力以外のアプリケーションの起動操作
に対して警告する警告手段を具備する請求項１又は２に
記載の通信会議システム。
【請求項４】複数の通信会議端末を通信回線で接続
し、相互で各種アプリケーションを実行して通信会議端
末間で会議を行なう通信会議システムであって、当該通
信会議端末は、各通信会議端末が有するアプリケーショ
ン能力を管理装置に送信する送信手段を具備し、当該管
理装置は、当該通信会議端末からのアプリケーション能
力を受信する受信手段と、各通信会議端末からのアプリ
ケーション能力を比較し、共通のアプリケーション能力
を抽出する抽出手段と、当該抽出手段の抽出結果を当該
各通信会議端末に送信する抽出結果送信手段とを具備す
ることを特徴とする通信会議システム。
【請求項５】上記通信会議端末は更に、上記管理装置
からの共通アプリケーション能力の情報を記憶する記憶
手段と、それを表示する表示手段とを具備する請求項４
に記載の通信会議システム。
【請求項６】上記通信会議端末は更に、上記共通のア
プリケーション能力以外のアプリケーションの起動操作
に対して警告する警告手段を具備する請求項４又は５に
記載の通信会議システム。
【請求項７】上記管理装置は、上記通信会議端末の何
れかに設置される請求項４乃至６の何れか１項に記載の
通信会議システム。
【請求項８】複数の通信会議端末を通信回線で接続
し、相互で各種アプリケーションを実行して通信会議端
末間で会議を行なう通信会議システムであって、当該通
信会議端末は、アプリケーションの選択操作に対して、
通信相手が当該アプリケーションに対応する能力を具備
するかどうかを確認する能力確認手段と、当該能力確認
手段の確認結果に従い、通信相手が当該アプリケーショ
ンに対応する能力を具備しない場合に、その旨を警告す
る警告手段とを具備し、通信相手が当該アプリケーショ
ンに対応する能力を具備する場合には、当該アプリケー
ションの選択を有効化することを特徴とする通信会議シ
ステム。