JP2006059370A - アプリケーション統合管理システム、装置及びプログラム、並びに統合セッション管理サーバ、システム、プログラム及びサーバ筐体、並びに通信システム、セッション制御サーバ、及び統合アプリケーションサーバ - Google Patents

アプリケーション統合管理システム、装置及びプログラム、並びに統合セッション管理サーバ、システム、プログラム及びサーバ筐体、並びに通信システム、セッション制御サーバ、及び統合アプリケーションサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】新たなアプリケーションを容易に追加するとともに、ユーザ側で任意のアプリケーションを選択可能とする。
【解決手段】複数のクライアント5−1〜Mと、複数のアプリケーションサーバ3−1〜Nと、統合サービスへ参加するクライアントを制御する管理装置10と、を備え、クライアント5−1〜Mは、複数のサービスに対応する複数のアプリケーションクライアントの統合サービスへの参加を制御するクライアント管理部50−1〜Nを有し、このクライアント管理部は、統合サービスで使用するアプリケーションと、統合サービスに参加するクライアントをそれぞれ選択し、管理装置10に統合サービスの開始要求を送信し、管理装置10は、クライアント管理部からの統合サービスの開始要求に基づいて、選択されたアプリケーションサーバに対して、サービスを開始するよう指令する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアプリケーションを連携して利用する対話型システムの改良に関する
TV会議やチャットなどの対話型システムでは、サーバとクライアントの間で画像デー
タ、音声データ、テキストデータをそれぞれ処理するアプリケーションを介して予め設定
した制御シーケンスにより送受信を行っている。
このようなシステムとしては、複数のアプリケーションで構成されるシステムに対して統
一的な制御インターフェースを提供するものが知られている(例えば、特許文献1)。
サーバとクライアントにそれぞれ、予め所定のアプリケーションをインストールしておき
、全てのアプリケーションが揃ってから初めて対話型のセッションを開始することができ
る。
特開平9−114759号
しかしながら、上記従来例では、システムの設計時に決定した制御シーケンスでサーバ
とクライアント間のアプリケーションが通信を行うため、機能の拡張などで新たなアプリ
ケーションを追加しようとしても、設計当初に定めた制御シーケンスを満足しないアプリ
ケーションは追加することが極めて困難である。
さらに、上記従来例では、個々のアプリケーションのリソース(回線、ディスク等)使用
率を管理するだけであり、アプリケーションセッションの連携は管理しないので、複数の
アプリケーションセッションを連携させることが難しい、という問題があるのに加え、複
数のアプリケーションソフトウェアにイベントを分配する通知を行う際には通知先アプリ
ケーションソフトウェアを手動で設定する必要があるため、システムの管理に要する労力
が大きくなる、という問題があった。
そして、クライアントを操作するユーザは、システムに参加するに当たって、予め定め
られた複数のアプリケーションを全て利用する必要があり、ユーザ側で利用したいアプリ
ケーションを取捨選択することができない、という問題があった。さらに,複数のアプリ
ケーションを同時に使用しているという状況を,他のユーザが知る手段がないという問題
も存在した。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、新たなアプリケーションを容易
に追加するとともに、ユーザ側で任意のアプリケーションを選択可能とすることを目的と
する。さらにサーバ側でユーザのアプリケーション利用状況を管理し,これをプレゼンス
情報としてユーザに提供することを目的とする。
本発明は、それぞれサービスを提供する複数のアプリケーションサーバと、前記アプリ
ケーションサーバからサービスを受ける複数のクライアントと、前記クライアントからの
統合サービスの開始要求に基づいて、前記アプリケーションサーバがクライアントに提供
するサービスと、統合サービスへ参加するクライアントを制御する管理装置と、を備え、
前記クライアントは、前記複数のサービスに対応する複数のアプリケーションクライアン
トと、これら複数のアプリケーションクライアントの統合サービスへの参加を制御するク
ライアント管理部を有し、このクライアント管理部は、前記統合サービスで使用するアプ
リケーションと、統合サービスに参加するクライアントをそれぞれ選択し、前記管理装置
に統合サービスの開始要求を送信し、前記管理装置は、前記クライアント管理部からの統
合サービスの開始要求に基づいて、前記選択されたアプリケーションに対応するサービス
を提供するアプリケーションサーバに対して、前記選択された参加クライアントに対して
前記サービスを開始するよう指令する統合サービス制御部と、を有し、前記アプリケーシ
ョンサーバは、前記統合サービス制御部からの指令に基づいて、前記選択された参加クラ
イアントのクライアント管理部に対して、サービスの開始をそれぞれ通知する。
また、ユーザのアプリケーション利用状況をサーバに登録し、管理する。
したがって、本発明は、統合サービスにより複数の端末間で情報交換を行う場合、特に
リアルタイムで情報交換を行う場合に、管理装置とクライアントのクライアント管理部で
、複数のアプリケーションサーバのサービスを制御するので、アプリケーション統合管理
システムの構成を柔軟に行うことができる。
特に、クライアント側で任意にアプリケーションを選択して統合サービスを受けること
ができるので、ユーザは利用したいアプリケーションで統合サービスを受けることができ
、また、管理装置側では提供するアプリケーションの追加や変更を随時行うことが可能と
なって、自由度の高い統合サービスを提供することが可能となる。
また、ユーザのアプリケーション利用状況をサーバで管理できる。さらにこの情報を別の
ユーザに提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用するシステムの一例を示し、TV会議やテキストチャットなど複数
のアプリケーションを連携させて複数のクライアント(ユーザ)同士の情報交換(会議や
学習など)を行う統合システムの構成図である。
<全体構成>
統合システムを制御するアプリケーション統合管理システム1は、複数のアプリケーシ
ョンサーバ3−1〜3−Nを後述するアプリケーション統合制御プロトコルにより管理す
るアプリケーション統合管理装置10と、アプリケーションサーバ3−1〜3−Nとクラ
イアント5−1〜5−Mとのセッション情報を記録するセッション情報管理装置11、各
クライアント5−1〜5−Mからの要求に応じてユーザ認証を行う認証装置12と、各ク
ライアント5−1〜5−Mを利用するユーザの情報を管理するユーザ情報管理装置13と
からなり、これらの装置はネットワーク20で接続される。ここで、セッションとは、複
数の端末間で行う情報交換のことをいい、主にリアルタイムでの情報交換のことを言う。
さらに、このネットワーク20は、アプリケーションサーバ3−1〜3−Nに接続され
た内部ネットワーク2と接続されて、アプリケーション統合管理システム1は各アプリケ
ーションサーバ3−1〜3−Nを統合的に管理する。そして、各アプリケーションサーバ
3−1〜3−Nは、アプリケーション統合管理装置10の下で、外部ネットワーク4を介
してクライアント5−1〜5−M(具体的にはアプリケーション統合クライアント51−
1〜51−M)と通信を行い、各アプリケーションによりサービスを提供する。
各サービスを提供する複数のアプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、例えば、アプ
リケーションサーバ3−1で画像と音声によるTV会議サービスを行うアプリケーション
APL1が実行され、アプリケーション3−Nでは、テキストデータをユーザ同士で交換
または配信するテキストチャットのサービスを提供するアプリケーションAPLNが実行
され、他のアプリケーションサーバでは、プレゼンテーションデータ(図形などを含むデ
ータ)を交換または配信するサービスを実行するアプリケーション、あるいはCADデー
タを交換または配信するサービスを実行するアプリケーション等が実行される。
なお、ここでは、説明を簡易にするために、ひとつのアプリケーションサーバでひとつ
のアプリケーションが実行される場合を示したが、ひとつのアプリケーションサーバで複
数のアプリケーションを実行してもよい。同様に、アプリケーション統合管理システムは
、アプリケーション統合管理装置10、セッション情報管理装置11、認証装置12、ユ
ーザ情報管理装置13をそれぞれ独立したサーバで構成した場合を示したが、ひとつのサ
ーバで各装置の機能を実行してもよい。
次に、複数のクライアント5−1〜5−Mは、外部ネットワーク4を介してアプリケー
ション統合管理システム1の下でアプリケーションサーバ3−1〜3−Nからサービスの
提供を受ける。
クライアント5−1〜5−Mは、各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nの機能を利用
する(サービスを受ける)ための複数のアプリケーションクライアント(図中APL1〜
N)50−1〜50−Nと、各アプリケーションクライアント50−1〜50−Nを統合
し、アプリケーション統合管理装置10との間でアプリケーション統合制御プロトコルを
処理するアプリケーション統合クライアント51−1〜51−Mを備える。また、クライ
アント5−1から5−Mは図示しない入力装置及び表示装置を備える。
ここで、クライアント5−1〜5−Mは、全て同一のアプリケーションクライアント5
0−1〜50−Nを備える必要はなく、TV会議などシステムに必須のアプリケーション
クライアントと、ユーザの申し込み等により任意に選択した任意アプリケーションアプリ
ケーションクライアントから構成され、必須のアプリケーションクライアント以外は、ユ
ーザ毎にアプリケーションクライアントの環境を異なるように設定することができる。
<機能概要>
次に、アプリケーション統合管理システム1の全体的な機能について説明すると、アプ
リケーション統合管理装置10は、アプリケーション統合制御プロトコルにより、各アプ
リケーションサーバ3−1〜3−Nのセッション制御(起動、終了など)を行い、各クラ
イアント5−1〜5−Mのユーザに要求されたアプリケーションのサービスを提供する。
そして、アプリケーション統合管理装置10は、アプリケーションやシステムのエラーの
発生を検出し、エラーの発生時にはクライアント5−1〜5−Mのユーザにエラーを通知
する。
そして、後述するように、アプリケーション統合管理装置10は、各アプリケーション
サーバ3−1〜3−Nのアプリケーションを管理するアプリケーション情報DB(データ
ベース)を備えており、このアプリケーション情報DBにアプリケーションの情報を追加
することにより新たなアプリケーション(例えば、図中APL N+1)を任意の時点で
追加することができる。
アプリケーション統合管理装置10の下でクライアント5−1〜5−Mのアプリケーシ
ョンクライアント5−1〜5−Mを制御するアプリケーション統合クライアント51−1
〜51−Mは、任意の時点で新たなアプリケーション(例えば、図中APL N+1)を
追加することができる。なお、各アプリケーションクライアント50−1〜50−Nは、
プラグイン形式などで実装することができる。
そして、各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nとクライアント5−1〜5−Mのア
プリケーションクライアント51−1〜51−Mは互いに干渉せず、例えば、アプリケー
ションサーバ3−1は、クライアント5−1〜5−Mのアプリケーションクライアント5
1−1(図中APL1)のみを制御し、他のアプリケーションクライアントの挙動は関知
しない。
<各装置の詳細>
次に、各装置の詳細について以下に説明する。
まず、図2はアプリケーション統合管理装置10の詳細な構成を示し、(A)はハードウ
エアを主体とした機能ブロック図を示し、(B)はアプリケーション統合管理装置10に
備えたアプリケーション情報DB105のデータ構成の説明図を示し、(C)はアプリケ
ーション統合管理装置10に備えたアプリケーションポリシーDB106のデータ構成の
説明図を示す。
図2(A)において、アプリケーション統合管理装置(サーバ)10は、バス107に
接続されたCPU101、メモリ102、ハードディスク103、ネットワークインター
フェース104を有し、ネットワークインターフェース104のパケット送受信部104
1を介してネットワーク20と通信を行う。
ハードディスク103には、各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nで実行されるア
プリケーションに関する情報を記述したアプリケーション情報DB105と、複数のアプ
リケーション同士の連携関係を記述したアプリケーションポリシーDB106が格納され
、メモリ102上にロードされたアプリケーション統合プログラム108により読み書き
が行われる。
メモリ102上のアプリケーション統合プログラム108は、アプリケーション統合制
御プロトコル1081により、上述のようにアプリケーションサーバ3−1〜3−Nの制
御を行い、また、通信監視タイマ1082によりアプリケーションサーバ3−1〜3−N
とクライアント5−1〜5−M間のセッションを監視し、エラーの発生を検知する。
次に、図2(B)はアプリケーション情報DB105のデータ構成を示す。このデータ
ベースの各レコードは、アプリケーションの名称と、統合セッション(統合サービス)に
必須のアプリケーションか、任意のアプリケーションかを識別する種別と、このアプリケ
ーションを実行するアプリケーションサーバ3−1〜3−Nのアドレスと、アプリケーシ
ョンを特定するための識別子のブロック(またはフィールド)から構成されている。この
アプリケーション識別子は、後述するセッション情報管理やアプリケーションポリシーの
ために用いられる。
次に、図2(C)はアプリケーションポリシーDB106のデータ構成を示す。このデ
ータベースの各レコードは、ポリシーを識別するためのIDと、統合システムへの招集ま
たは統合システムからの退出などの種別を示すポリシー種別と、このポリシー種別に応じ
て連携すべきアプリケーションの識別子が主体となっており、さらに、ポリシーを管理す
るためのIDを示すexit1と、退出状況と、退出すべきアプリケーション名などのブ
ロックから構成される。なお、退出すべきアプリケーション1、2は、連携が必要なアプ
リケーション識別子1〜Nのうち、アプリケーション1またはアプリケーション2に設定
されたアプリケーションが終了したときには、統合システムから退出することを定義する
ものである。つまり、あるアプリケーションが終了すると、クライアント5間の情報交換
が難しくなるため、統合システムから退出せざるを得なくなる。例えば、画像の配信、交
換を行うアプリケーションと音声を配信、交換するアプリケーションが連携しているとき
、音声の配信、交換を行うアプリケーションのみが終了してしまうと、TV会議上の会話
が成立しないので、あるアプリケーションが機能するために必要なアプリケーションが停
止した場合には、機能的に従属するアプリケーションを停止させるのである。
このアプリケーションポリシーDB106には、セッションの開始または終了等のセッ
ションの状態に応じて、サービスの開始または終了を連携すべきアプリケーションの情報
が格納される。
次に、図3はクライアント5−1〜5−Mがシステムへ参加する際に、ユーザの認証を
行う認証装置12の詳細な構成を示す。
認証装置(サーバ)12は、バス126に接続されたCPU121、メモリ122、ハー
ドディスク123、ネットワークインターフェース124を有し、ネットワークインター
フェース124のパケット送受信部1241を介してネットワーク20と通信を行う。
ハードディスク123には、ユーザ毎に認証状態を記録する認証DB125が格納され
、メモリ122上にロードされた認証プログラム127により読み書きが行われる。
メモリ122上の認証プログラム128は、クライアント5−1〜5−Mからの認証情報
(ユーザ名、パスワードなど)に基づいて、ユーザ情報管理装置13からユーザ情報を読
み込んで、認証情報が正しいか否かを判定する認証機能128を実行する。この認証機能
128は、正しく認証ができた際にはユーザ名と、認証を行った時刻を一対のレコードと
して認証DB125に書き込む。また、認証機能128は認証の結果をアプリケーション
統合管理装置10へ通知する。また、認証機能128には通信監視タイマ129を有し、
タイムアウトなどの通信エラーを検知する。
次に、図4はクライアント5−1〜5−Mがシステムへ参加する際の、ユーザ情報を管
理するユーザ情報管理装置13の詳細な構成を示し、(A)はハードウェアを主体とした
機能ブロック図を示し、(B)はユーザ情報管理装置13に備えたユーザ情報DB135
のデータ構成の説明図を示す。
図4(A)において、ユーザ情報管理装置(サーバ)13は、バス136に接続された
CPU131、メモリ132、ハードディスク133、ネットワークインターフェース1
34を有し、ネットワークインターフェース134のパケット送受信部1341を介して
ネットワーク20と通信を行う。
ハードディスク133には、ユーザ毎の情報を設定したユーザ情報DB135が格納さ
れ、メモリ132上にロードされたユーザ情報DBプログラム137により読み書きが行
われる。また、ユーザ情報DBプログラム137は通信監視タイマ128を有し、タイム
アウトなどの通信エラーを検知する。
次に、図4(B)はユーザ情報DB135のデータ構成を示す。このデータベースの各
レコードは、ユーザ名、パスワード、このユーザが利用可能なアプリケーションの識別子
を示すアプリケーションリストと、各アプリケーション毎に予め設定されたアプリケーシ
ョンサーバ3−1〜3−Nでのアカウントのリストから構成される。
ユーザ情報DBプログラム137は、認証装置12からの要求に応じてユーザ名とパス
ワードの読み出し、送信を行い、アプリケーション統合管理装置10からの要求に応じて
、ユーザ名に応じて利用可能なアプリケーションとアプリケーションサーバ3−1〜3−
Nのアカウントを通知する。
なお、このユーザ情報は、ユーザがシステムへの参加を申請した時点などで設定されたも
のである。
次に、図5はアプリケーション統合管理装置10の指令によりアプリケーションサーバ
3−1〜3−Nとクライアント5−1〜5−M間のセッション情報を管理するセッション
情報管理装置11の詳細な構成を示し、(A)はハードウェアを主体とした機能ブロック
図を示し、(B)はセッション情報管理装置11に備えたセッション情報DB118のデ
ータ構成の説明図を示す。
図5(A)において、セッション情報管理装置(サーバ)11は、バス115に接続さ
れたCPU111、メモリ112、ハードディスク113、ネットワークインターフェー
ス114を有し、ネットワークインターフェース114のパケット送受信部1141を介
してネットワーク20と通信を行う。
ハードディスク113には、ユーザ毎の情報を設定したユーザ情報DB118が格納さ
れ、メモリ112上にロードされたセッション情報DBプログラム116により読み書き
が行われる。また、セッション情報DBプログラム116は通信監視タイマ117を有し
、タイムアウトなどの通信エラーを検知する。
次に、図5(B)はユーザ情報DB118のデータ構成を示す。このデータベースの各
レコードは、アプリケーションサーバ3−1〜3−Nとの間でセッションを確立したユー
ザのIDと、セッションの開始時刻、セッションの終了時刻、セッションを一意に特定す
るためのセッションIDと、セッションを確立したアプリケーション情報から構成される
。このアプリケーション情報は、図示のようにセッションを確立したアプリケーションの
数に応じたブロックからなり、各ブロックは上記アプリケーション情報DB105のアプ
リケーション種別と、アプリケーション毎のセッションに対して付したアプリケーション
セッションIDと、セッションに参加した利用者のリストから構成される。
セッション情報DBプログラム116は、アプリケーション統合管理装置10からのセ
ッションの開始または終了の通知があると、その時点(例えば、パケットに付された時刻
やシステム時刻)を開始時刻または終了時刻としてセッション情報DB118に記録する
。また、セッションIDは、後述するようにアプリケーション統合管理装置10から付与
されたものであり、アプリケーションセッションIDは、アプリケーションサーバ3−1
〜3−Nが付与した所定の番号(例えば、シリアル番号など)で構成される。
セッション情報管理装置11では、アプリケーションサーバ3−1〜3−Nとクライア
ント5−1〜5−Mの間でセッションの変化がある度に、時刻とアプリケーション情報が
記録されていく。
次に、図6はアプリケーション統合管理装置10の下でクライアント5−1〜5−Mに
サービスを提供するアプリケーションサーバ3−1〜3−Nの詳細な構成を示す。なお、
アプリケーションサーバ3−1〜3−Nはそれぞれ同様に構成されるので、これらアプリ
ケーションサーバ3−1〜3−Nの総称を図示のようにアプリケーションサーバ3とし、
内部の構成を示した。以下の説明では、アプリケーションサーバの全体について説明する
とき、図6のようにアプリケーションサーバ3とし、個々のアプリケーションサーバにつ
いて説明するときにはアプリケーションサーバ3−1〜3−Nとする。
アプリケーションサーバ3は、バス305に接続されたCPU301、メモリ302、
ハードディスク303、ネットワークインターフェース304を有し、ネットワークイン
ターフェース304のパケット送受信部3041を介してネットワーク20と通信を行う
メモリ302上には、所定のサービスを提供するアプリケーションプログラム306が
ロードされるとともに実行されている。このアプリケーションプログラム306には、ア
プリケーション統合管理装置10やクライアント5−1〜5−Mからの要求(サービス開
始要求や終了要求等)に応じて、サービスの開始または終了を管理する呼状態管理部30
7と、アプリケーション統合管理装置10やクライアント5−1〜5−Mのアプリケーシ
ョン統合クライアント51−1〜51−Mとの通信(アプリケーション制御プロトコル)
を処理するアプリケーション制御プロトコル処理部309と、タイムアウトなどを監視す
るための通信監視タイマ309を有する。
アプリケーションサーバ3は、後述するように、アプリケーション統合管理装置10か
らのサービス開始依頼(以下、セッション招集依頼とする)に基づいて、クライアント5
−1〜5−Mのアプリケーション統合クライアント51−1〜51−Mに対してセッショ
ン招集を通知し、アプリケーション統合クライアント51−1〜51−Mは各クライアン
ト5−1〜5−Mの対応するアプリケーションを起動して、クライアント5−1〜5−M
とのセッションを確立し、サービスの提供を行うのである。
次に、図7はアプリケーション統合管理装置10の下でアプリケーションサーバ3−1
〜3−Nからサービスを受けるクライアント5−1〜5−Mの詳細な構成を示す。なお、
クライアント5−1〜5−Mはそれぞれ同様に構成されるので、これらクライアント5−
1〜5−Mの総称を図示のようにクライアント5とし、内部の構成を示した。以下の説明
では、クライアントの全体について説明するとき、図7のようにクライアント5とし、個
々のクライアントについて説明するときにはクライアント5−1〜5−Mとする。
クライアント5は、バス505に接続されたCPU501、メモリ502、ハードディ
スク503、ネットワークインターフェース504を有し、ネットワークインターフェー
ス504のパケット送受信部5041を介してネットワーク20と通信を行う。
メモリ502上には、アプリケーション統合クライアント51−1〜51−M(以下、
この総称をアプリケーション統合クライアント51とする)がロードされており、外部ネ
ットワーク4を介してアプリケーション統合管理システム1との間でアプリケーション統
合制御プロトコルにより通信を行う。
アプリケーション統合クライアント51は、アプリケーション統合管理装置10からの
許可または要求や指令に応じて、クライアント5にインストールされているアプリケーシ
ョンクライアント50−1〜50−Nを選択的に起動する。各アプリケーションクライア
ント50−1〜50−Nは、アプリケーション統合クライアント51の指令に応じてハー
ドディスク503からメモリ502へロードされてもよいし、メモリ502上に常駐して
もよい。
これらアプリケーションクライアント50−1〜50−Nは、アプリケーション統合ク
ライアント51の制御の下で起動または終了が行われる。また、メモリ502上にはタイ
ムアウトなどを監視するための通信監視タイマ507を有する。
<システム全体の動作>
次に、複数のアプリケーションを連携させる統合システムの全体の動作について、以下
に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
{1−1。ログイン及び単独アプリケーションの起動}
まず、クライアント5が統合システムにログインを行って、アプリケーションを起動す
るまでの制御シーケンスについて図8のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、S1でクライアント5はアプリケーション統合管理システム1の認証装置12に対
して、ログイン要求を行う。具体的には、図示のパケットPF1を認証装置12へ送信す
る。このログイン要求パケットPF1は、IPヘッダ以降に、パケット種別としてログイ
ン要求を示す情報と、統合システムのセッションIDと、クライアント5を利用するユー
ザ名及びパスワードを含む。
S2では、このログイン要求パケットPF1を受信した認証装置12が、ユーザ情報管
理装置13に対して、要求のあったユーザの認証情報の照合を要求する。この認証情報の
照合要求は、図示のパケットPF2をユーザ情報管理装置13へ送信することで行われる
この認証情報照合要求パケットPF2は、IPヘッダ以降に、パケット種別として認証
情報の照合を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、クライアント5
を利用するユーザ名及びパスワードを含む。
S3では、この認証情報照合要求パケットPF2を受信したユーザ情報管理装置13は
、ユーザ情報DB135を検索して該当するユーザ情報が正当であるか否かを判定し、照
合結果を生成して認証装置12に返信する。この返信は、図示のパケットPF3を認証装
置12へ送信することで行われる。この返信パケットは認証情報照合完了パケットPF3
であり、IPヘッダ以降に、パケット種別として認証情報の照合完了を示す情報(識別子
)と、統合システムのセッションIDと、クライアント5を利用するユーザ名及びパスワ
ードに、照合結果を示す応答コードを付加したものである。この応答コードは、ログイン
の成功または失敗のいずれかを示す識別子で構成される。
次に、S4では、認証情報の照合結果が正当であれば、認証装置12はアプリケーショ
ン統合管理装置10に対して現在利用可能なアプリケーションサーバ3−1〜3−Nのリ
ストを要求する。この要求は、アプリケーション情報送信依頼パケットPF27にて行わ
れ、このパケットは、IPヘッダ以降に、パケット種別としてアプリケーション情報要求
と認証情報の照合完了を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDからなる
このアプリケーション情報送信依頼パケットPF27を受信したアプリケーション統合
管理装置10は、アプリケーション情報DB105を参照して、利用可能なアプリケーシ
ョンサーバ3−1〜3−Nのリストを生成し、認証装置12へ返信する。
この返信は、アプリケーション情報パケットPF28にて行われ、このパケットは、I
Pヘッダ以降に、パケット種別としてアプリケーション情報を示す情報(識別子)と、統
合システムのセッションID、上記生成したアプリケーションサーバのリストに応答コー
ドを付加したものからなる。この応答コードは、アプリケーションサーバのリストの取得
に成功したか、あるいはエラーがあったか否かを示す識別子で構成される。
アプリケーション情報DBパケットPF28を受信した認証装置12は、クライアント
5に対してログインの完了と共に、利用可能なアプリケーションサーバリストを含むログ
イン完了通知パケットPF5を送信する。このログイン完了通知パケットPF5は、IP
ヘッダ以降に、パケット種別としてログイン完了を示す情報(識別子)と、統合システム
のセッションID、上記生成したアプリケーションサーバのリストと、上記応答コードを
付加したものからなる。
ログインの完了通知パケットPF5を受信したクライアント5は、アプリケーションサ
ーバのリストから、クライアント5側で選択した所定のアプリケーションサーバに対して
セッションの開始を要求し、サービスの提供を受ける。
{1−2。ログイン及び単独アプリケーションの起動}
上記図8の制御シーケンスに代わって、利用可能なアプリケーションサーバ3−1〜3
−Nのリスト要求を、図9に示すように、認証装置12に代わってクライアント5が要求
するようにしてもよい。
図9のS1〜S3は、上記図8のS1〜S3と同様であり、認証装置12とユーザ情報
管理装置13での認証を上述のように行う。そして、認証装置12はS10にてクライア
ント5に対し、ログインの完了を通知する。このログイン完了通知は図示のパケットPF
4によって行われる。このログイン完了通知パケットPF4は、IPヘッダ以降に、パケ
ット種別としてログイン完了を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと
、上記応答コードを付加したものからなる。
次に、S11でログイン完了通知を受信したクライアント5は、アプリケーション統合
管理装置10に対して、上記図8と同様のアプリケーション情報送信依頼パケットPF2
7を送信する。
S12ではアプリケーション情報送信依頼パケットPF27を受信したアプリケーショ
ン統合管理装置10は、アプリケーション情報DB105を参照して、利用可能なアプリ
ケーションサーバ3−1〜3−Nのリストを生成し、上記図8と同様のアプリケーション
情報DBパケットPF28を送信する。
アプリケーション情報DBパケットPF28を受信したクライアント5は、アプリケー
ションサーバのリストを抽出し、クライアント5側で選択した所定のアプリケーションサ
ーバに対してセッションの開始を要求し、単独でサービスの提供を受けることができる。
上記図8のように、認証情報の照合完了後には、認証装置12がアプリケーション統合
管理装置10に対してアプリケーション情報の送信依頼を行ってもよいし、図9のように
、クライアント5が認証装置12からの認証情報の照合完了結果を付加したパケットPF
27をアプリケーション統合管理装置10へ送信してもよい。アプリケーション統合管理
装置10は、パケット種別としてアプリケーション情報要求と認証情報の照合完了を示す
情報(識別子)が含まれていれば、この情報を信頼してアプリケーションリストを送信す
るのである。
{1−3。統合セッションの開始}
次に、複数のクライアント5で複数のアプリケーションを連携させて情報の交換を行う
統合システム(以下、統合セッションとする)の開始について、図10のタイミングチャ
ートを参照しながら説明する。
以下に示す例は、クライアント5−1が統合セッションの招集(開始)を要求し、各アプ
リケーションサーバ3−1〜3−Nと各クライアント5との間で統合セッションの開始す
るまでの手順を示す。
まず、S21でクライアント5−1はアプリケーション統合管理装置10に対して統合セ
ッションの招集要求を行う。
この統合セッションの招集要求は、図25に示すパケットPF6をクライアント5−1
が送信する。このパケットPF6には、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セッ
ション招集要求を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、招集を要求
する参加者(ユーザ)のリストと、使用するアプリケーションクライアント50−1〜5
0−Nのリスト、並びにアプリケーションクライアント50−1〜50−Nの種別のリス
トを含む。統合システムのセッションIDはクライアントがシステム内で一意となるよう
に生成する。
つまり、統合セッションの招集に先だって、クライアント5−1のユーザは、参加者と
使用するアプリケーションクライアント50−1〜50−Nを指定しておく。そして、招
集要求時には、アプリケーション統合クライアント51−1が、参加者リストと使用アプ
リケーションリストを生成し、アプリケーション統合管理装置10へパケットPF6を送
信する。
統合セッションの招集要求を受けたアプリケーション統合管理装置10は、認証装置1
2に対してクライアント5−1のユーザの認証状況について通知の依頼を図25のパケッ
トPF7を用いて行う(S22)。認証装置12は、上記図8または図9で示したように
予め認証を行っておき、認証DB123を参照して認証情報の照合が正当であるか否かを
判定し、該当ユーザの認証状況が正当であるか否かを図25のパケットPF8を用いてア
プリケーション統合管理装置10へ通知する(S23)。
認証状況の通知を受けたアプリケーション統合管理装置10は、認証状況が正当であれ
ば、ユーザ情報管理装置13に対してクライアント5−1のユーザ情報の通知を図25の
パケットPF9を用いて要求する(S24)。
このパケットPF9には、IPヘッダ以降に、パケット種別としてユーザ情報送信依頼
を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、クライアント5−1の参加
者リストに記載された招集を要求するユーザ名のリストと、クライアント5−1が指定し
た使用するアプリケーションの識別子のリストを含む。アプリケーションの識別子のリス
トは、図2のアプリケーション情報DB105のアプリケーション識別子に対応している
ユーザ情報管理装置13は、アプリケーション統合管理装置10からのユーザ情報の要
求に応じて、受信したパケットPF9から統合セッションに参加するユーザ名ごとに利用
可能アプリケーションとアプリケーションサーバのアカウントを取得する。そして、パケ
ットPF9から抽出した使用するアプリケーションの識別子のリストと。利用可能なアプ
リケーションの照合を行い、各ユーザのアプリケーション毎に利用の可否を示す応答コー
ドを作成し、図25のパケットPF10により、ユーザ情報をアプリケーション統合管理
装置10へ送信する。このパケットPF10は、IPヘッダ以降に、パケット種別として
ユーザ情報を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、統合セッション
に参加可能なユーザ名のリストと、クライアント5−1が指定した使用するアプリケーシ
ョンの識別子のリストと、各アプリケーションのアプリケーションサーバ3−1〜3−N
のアカウントのリストと、上述の各ユーザのアプリケーション毎の応答コードを含む。
アプリケーション統合管理装置10は、パケットPF10の応答コードに問題がなけれ
ば、統合セッションを開始するため参加者(クライアント5)とアプリケーションサーバ
3−1〜3−NとのアプリケーションセッションIDを生成するとともに、統合セッショ
ン召集要求(S21)に含まれる統合セッションIDを用いて、セッション情報管理装置
11に対して、セッション情報の登録依頼を行う(S26)。
この登録依頼は、図25のパケットPF11により行われ、IPヘッダ以降に、パケッ
ト種別としてセッション情報の登録依頼を示す情報(識別子)と、クライアントから指定
のあった統合システムのセッションIDと、統合セッションに参加するユーザ名のリスト
と、使用アプリケーションのセッションIDのリストと、アプリケーションの種別を示す
情報を含む。
セッション情報管理装置11は、図5に示したセッション情報DB118へ、統合セッ
ションを要求したユーザ名(ユーザID)に、開始時刻と統合セッションID、アプリケ
ーションの種別毎に、アプリケーションのセッションIDと参加者リストを記録する。記
録が完了すると、セッション情報管理装置11はアプリケーション統合管理装置10に対
して、セッション情報の登録完了を、図25のパケットPF12により通知する(S27
)。
セッション情報の登録完了通知を受けたアプリケーション統合管理装置10は、使用す
るアプリケーションに対応する各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nに対して、それ
ぞれセッションの招集を要求する(S28−1〜28−N)。
このセッションの招集要求は、図25のパケットPF13により行われ、IPヘッダ以
降に、パケット種別としてセッション招集依頼を示す情報(識別子)と、統合システムの
セッションIDと、アプリケーションのセッションIDと、統合セッションに参加するユ
ーザ名のリストを含む。
このセッションの招集要求を受けたアプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、それぞ
れ参加するクライアント5に対してセッションの招集を通知し、各クライアント5は参加
を返信する。
例えば、アプリケーションサーバ3−1と3−Nがセッションの招集を行う場合には、
まず、アプリケーションサーバ3−1が、クライアント5−1に対してセッションの招集
を通知する(S29−1)。クライアント5−1は、これに応じて参加を返信し、アプリ
ケーションセッションを確立する(S30−1)。
同様に、アプリケーションサーバ3−1が、クライアント5−Mに対してセッションの
招集を通知する(S29−M)。クライアント5−Mは、これに応じて参加を返信し、ア
プリケーションセッションを確立する(S30−M)。
アプリケーションサーバ3−1は、参加者の全てのセッションを確立すると、アプリケ
ーション統合管理装置10に対してアプリケーション1のセッションの招集が完了したこ
とを通知する(S31)。この通知は、図25のパケットPF14により行われ、IPヘ
ッダ以降に、パケット種別としてセッション招集完了を示す情報(識別子)と、統合シス
テムのセッションIDと、アプリケーションのセッションIDと、セッション確立の有無
を示す応答コードを含む。なお、この応答コードには、セッションの招集に応じないクラ
イアント5があった場合に、エラーを示す情報を含む。
アプリケーションサーバ3−Nも、上記S29−1からS31と同様に、クライアント
5−1〜5−Mに対してセッションの招集を通知し(S32−1〜M)、参加の応答を受
信する(S33−1〜M)。
アプリケーションサーバ3−Nは、参加者の全てとセッションを確立すると、アプリケ
ーション統合管理装置10に対してアプリケーションNのセッションの招集が完了したこ
とを通知する(S35)。
そして、統合セッションで使用するアプリケーションサーバ3−1〜3−Nの全てが、
全ての参加者である各クライアント5−1〜5−Mとセッションの招集が完了すると、各
クライアント5−1〜5−Mに対して統合セッションのセッション招集完了を通知する(
S36−1〜36−M)。この通知は、図26のパケットPF15とPF16により行わ
れ、パケットPF15は、統合セッションの招集完了のみを通知し、パケットPF16は
、参加者リストとアプリケーション毎のセッションID及びアプリケーション種別を含む
以上のシーケンスで、統合セッションの招集が行われ、クライアント5−1が要求した
参加者とアプリケーションにより、統合セッションが開始され、複数のユーザ間で複数の
アプリケーションを連携させて情報の交換をリアルタイムで行う。
{1−4。統合セッションからの退出}
次に、クライアント5の一つが統合セッションから退出する場合について、図11のタ
イムチャートを参照しながら説明する。この例では、クライアント5−Mが統合セッショ
ンから退出する場合を示す。
クライアント5−Mはアプリケーション統合管理装置10に対して、統合セッションから
の退出を図26のパケットPF17により要求する(S40)。このパケットPF17は
、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セッションからの退出要求を示す情報(識
別子)と、統合システムのセッションIDと、ユーザ名からなる。
退出要求を受信したアプリケーション統合管理装置10は、統合セッションからの退出
を受け付けた通知を、クライアント5−Mへ送信する(S41)。この処理は図26のパ
ケットPF18により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セッションか
らの退出受付を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、応答コードを
含む。
次に、アプリケーション統合管理装置10は、現在の統合セッションで使用しているア
プリケーションサーバ3−1〜3−Nに対して、クライアント5−Mのユーザがアプリケ
ーションセッションから退出する依頼を通知する(S42−1〜N)。
この処理は図26のパケットPF19により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別
として統合セッションからの退出依頼を示す情報(識別子)と、統合システムのセッショ
ンIDと、アプリケーションのセッションIDと、退出を要求するユーザのリストを含む
各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、この退出要求に基づいて、パケットPF
19のユーザリストに記載されたクライアント5−Mへセッションからの退出を通知し、
クライアント5−Mからの応答を待つ。
例えば、アプリケーションサーバ3−1では、クライアント5−Mにアプリケーション
セッションからの退出を通知し(S43)、クライアント5−Mはこれに返信してアプリ
ケーションサーバ3−1とのセッションを終了する(S44)。
同様に、アプリケーションサーバ3−Nでは、クライアント5−Mにアプリケーション
セッションからの退出を通知し(S45)、クライアント5−Mはこれに返信してアプリ
ケーションサーバ3−1とのセッションを終了する(S46)。
各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、要求されたユーザの退出が完了すると、
アプリケーション統合管理装置10へ各アプリケーションセッションから指定のユーザが
退出したことを通知する(S47−1〜S47−N)。この処理は図26のパケットPF
20により行われる。パケットPF20は、IPヘッダ以降に、パケット種別としてセッ
ション退出完了を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、アプリケー
ションのセッションIDと、統合セッションから退出するユーザ名のリストと、退出の状
況を示す応答コードを含む。
統合セッションで使用する全てのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nから退出完了
通知を受信すると、アプリケーション統合管理装置10は、セッション情報管理装置11
にセッション情報の更新を依頼する(S48)。この処理は図26のパケットPF21に
より行われる。パケットPF21は、IPヘッダ以降に、パケット種別としてセッション
情報の更新依頼を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、操作の種別
(追加または削除)、操作対象となるユーザのリスト、同じくアプリケーションのセッシ
ョンIDリスト、アプリケーションの種別リストを含む。
このパケットPF21を受信したセッション情報管理装置11は、図5のセッション情
報DB118を検索し、ユーザのリストに該当するユーザIDを検索して終了時刻を設定
し、次に、各ユーザの情報から該当するアプリケーションのセッションIDを検索して、
上記ユーザリストに記載されたユーザを利用者リストから削除する。
セッション情報管理装置11は、セッション情報DB118の更新が完了すると、アプ
リケーション統合管理装置10に対して更新完了の通知を行う(S49)。この処理は、
図26のパケットPF22により行われる。パケットPF22は、IPヘッダ以降に、パ
ケット種別としてセッション情報の更新完了を示す情報(識別子)と、統合システムのセ
ッションIDと、この統合セッションで使用中のアプリケーションセッションIDリスト
、アプリケーションの種別リストと、更新結果を示す応答コードを含む。
以上の処理により、あるユーザが統合セッションから退出すると、各アプリケーション
サーバ3−1〜3−Nでセッションの終了が行われ、その後、アプリケーション統合管理
装置10の指令に基づいて、セッション情報DB118が更新され、退出したユーザID
のセッション情報DB118には、終了時刻が記載されて、一連の統合セッションが終了
したことが記録される。
{1−5。アプリケーションセッションからの退出}
次に、あるクライアント5が特定のアプリケーションのみについて、利用を中止したい
場合には、図12に示すタイムチャートにより処理が行われる。この処理は、例えば、T
V会議の統合セッション等において、ネットワークの応答速度やクライアント5の負荷な
どにより動画のアプリケーションのみを利用中止したい場合に行うことができる。
あるクライアント5は、アプリケーション統合管理装置10に対して、ユーザが指定し
たアプリケーションセッションからの退出を図27のパケットPF30により要求する(
S51)。このパケットPF30は、クライアント5のアプリケーション統合クライアン
ト51で生成され、IPヘッダ以降に、パケット種別としてアプリケーションセッション
からの退出要求を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、退出するア
プリケーションのリストと、要求を行ったユーザ名からなる。なお、クライアント5とア
プリケーション統合管理システム1間の通信は、アプリケーション統合クライアント51
により行われる。
退出要求を受信したアプリケーション統合管理装置10は、アプリケーションセッショ
ンからの退出を受け付けた通知を、クライアント5へ送信する(S52)。この処理は図
27のパケットPF31により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別としてアプリケ
ーションセッションからの退出受付を示す情報(識別子)と、統合システムのセッション
IDと、応答コードを含む。
次に、アプリケーション統合管理装置10は、アプリケーションポリシーDB106を
参照して、上記S51で指定されたアプリケーションと他のアプリケーションの連携関係
を調べる。ユーザが指定したアプリケーションのセッションを終了すると、他のアプリケ
ーションのセッションも終了させる関係がある場合(図2(C)のアプリケーション1と
2)は、一方のアプリケーションの退出要求があると、他方のアプリケーションの退出要
求も行う。
ここでは、クライアント5のユーザがアプリケーション1の退出を指示した場合を示す

アプリケーション統合管理装置10は、アプリケーション1、2のサービスを提供するア
プリケーションサーバ3−1と3−2に対して、クライアント5のユーザがアプリケーシ
ョンセッションから退出する依頼を通知する(S53−1、S53−2)。
これらの処理は上記図27のパケットPF30により行われる。各アプリケーションサ
ーバ3−1〜3−Nは、このセッションの退出要求に基づいて、パケットPF30のユー
ザリストに記載されたユーザのクライアント5へ、アプリケーションセッションからの退
出を通知し、クライアントからの応答を待つ。
例えば、アプリケーションサーバ3−1では、クライアント5にアプリケーションセッ
ションからの退出を通知し(S54−1)、クライアント5はこれに返信してアプリケー
ションサーバ3−1とのセッションを終了する(S55−1)。
同様に、アプリケーションサーバ3−2では、クライアント5にアプリケーションセッ
ションからの退出を通知し(S54−2)、クライアント5はこれに返信してアプリケー
ションサーバ3−2とのセッションを終了する(S55−2)。
各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、要求されたユーザの退出が完了すると、
アプリケーション統合管理装置10へ各アプリケーションセッションから指定のユーザが
退出したことを通知する(S56−1〜S56−2)。この処理は上述したように、アプ
リケーションセッションIDと、セッションから退出するユーザ名のリストを含む図26
のパケットPF20により行われる。
指定されたアプリケーションセッションに対応する全てのアプリケーションサーバ3−
1〜3−Nから退出完了通知を受信すると、アプリケーション統合管理装置10は、セッ
ション情報管理装置11にセッション情報の更新を依頼する(S57)。この処理は上述
した図26のパケットPF21により行われる。
このパケットPF21を受信したセッション情報管理装置11は、図5のセッション情
報DB118を検索し、ユーザのリストに該当するユーザIDを検索して、該当するアプ
リケーションのセッションIDを消去するとともに、アプリケーションのセッションID
に対応する利用者リストから51で要求を出したユーザを削除する。
セッション情報管理装置11は、セッション情報DB118の更新が完了すると、アプ
リケーション統合管理装置10に対して更新完了の通知を行う(S58)。この処理は、
上述した図26のパケットPF22により行われる。
以上の処理により、あるユーザが指定したアプリケーションセッションから退出(アプ
リケーションの利用中止)すると、各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nでセッショ
ンの終了が行われ、その後、アプリケーション統合管理装置10の指令に基づいて、セッ
ション情報DB118が更新され、退出したユーザIDのセッション情報DB118には
アプリケーションのセッションIDが消去され、他のユーザのアプリケーションのセッシ
ョンIDに対応する利用者リストから、アプリケーションセッション中止を申し出たユー
ザ名が削除される。
そして、アプリケーション統合管理装置10は、アプリケーション同士の連携関係を常
時監視し、一方のアプリケーションの退出要求があったときに、他方のアプリケーション
の退出が必要な場合には、アプリケーションポリシーDB106の設定に基づいて、自動
的に連携関係のあるアプリケーションのセッションも終了させることができるので、クラ
イアント5とアプリケーションサーバ3−1〜3−N間で、不要なセッションが維持され
るのを防ぐことができる。
{1−6。統合セッションの終了}
次に、利用しているユーザが一人になった場合など、統合セッションが機能しなくなっ
たときには、アプリケーション統合管理装置10は統合セッションの終了を行う。この統
合セッションの終了について、図13のタイムチャートを参照しながら説明する。
利用者が一人になるなど、所定の条件が成立したときには、アプリケーション統合管理装
置10は統合セッションを終了するため、統合セッションで使用していたアプリケーショ
ンセッションを終了させる。
このため、アプリケーション統合管理装置10は、セッション情報管理装置11のセッ
ション情報DB118から、該当するユーザIDとアプリケーションのセッションIDを
取得してから処理を開始する。
まず、統合セッションでしていたアプリケーションサーバ3−1〜3−Nに対して、最
後のユーザとなったクライアント5−1がアプリケーションセッションから退出する依頼
を通知する(S61−1〜61−N)。
これらの処理は上記図27のパケットPF30により行われる。各アプリケーションサ
ーバ3−1〜3−Nは、このセッションの退出要求に基づいて、パケットPF30のユー
ザリストに記載されたユーザのクライアント5へ、セッションからの退出を通知し、クラ
イアントからの応答を待つ。
例えば、アプリケーションサーバ3−1では、クライアント5−1にアプリケーション
セッションからの退出を通知し(S62)、クライアント5−1はこれに返信してアプリ
ケーションサーバ3−1とのセッションを終了する(S63)。
同様に、アプリケーションサーバ3−Nでは、クライアント5−1にアプリケーション
セッションからの退出を通知し(S64)、クライアント5はこれに返信してアプリケー
ションサーバ3−Nとのセッションを終了する(S65)。
各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、最後のユーザの退出が完了すると、アプ
リケーション統合管理装置10へ各アプリケーションセッションから指定のユーザが退出
したことを通知する(S66−1〜S66−N)。この処理は上述したように、アプリケ
ーションセッションIDと、セッションから退出するユーザ名のリストを含む図26のパ
ケットPF20により行われる。
終了させる統合セッションで使用していた全てのアプリケーションサーバ3−1〜3−
Nから退出完了通知を受信すると、アプリケーション統合管理装置10は、セッション情
報管理装置11にセッション情報の更新を依頼する(S67)。この処理は上述した図2
6のパケットPF21により行われる。
このパケットPF21を受信したセッション情報管理装置11は、図5のセッション情
報DB118を検索し、ユーザのリストに該当するユーザIDを検索して、該当するユー
ザIDの終了時刻に時刻を設定し統合セッションの終了を記録する。
セッション情報管理装置11は、セッション情報DB118の更新が完了すると、アプ
リケーション統合管理装置10に対して更新完了の通知を行う(S58)。この処理は、
上述した図26のパケットPF22により行われる。
以上の処理により、利用者が一人になるなど統合セッションを終了させる必要がある場
合には、アプリケーション統合管理装置10が、統合セッションIDに対応するアプリケ
ーションセッションを全て終了させ、最後の利用者のセッション情報に統合セッションの
使用終了を記録して統合セッションを終了する。
{1−7。統合セッション開始時のエラー(クライアント側必須アプリケーション)}
次に、統合セッションの開始時にクライアント5側で、統合セッションに不可欠の必須
アプリケーションにエラーが発生した場合について、図14のタイムチャートを参照しな
がら説明する。
上記図10で示したように、S21〜S27の手順で統合セッションの開始が行われた
後、アプリケーション統合管理装置10は図14のS71−1〜Nで示すように、統合セ
ッションで使用するアプリケーションに対応した各アプリケーションサーバ3−1〜3−
Nに対してセッションの招集依頼を発行する。この招集依頼は、上記図10のS28−1
〜S28−Nと同様に行われる。
セッションの招集要求を受けたアプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、それぞれ参
加するクライアント5−1〜5−Mに対してセッションの招集を通知し、各クライアント
5は参加を返信し、アプリケーションのセッションを確立する。
例えば、必須アプリケーションを提供するアプリケーションサーバ3−1と3−Nがセ
ッションの招集を行う場合には、まず、アプリケーションサーバ3−1が、クライアント
5−1に対してセッションの招集を通知する(S72−1)。クライアント5−1は、こ
れに応じて参加を返信し、アプリケーションのセッションを確立する(S73−1)。
同様に、アプリケーションサーバ3−1が、クライアント5−Mに対してセッションの
招集を通知する(S72−M)。クライアント5−Mは、これに応じて参加を返信し、ア
プリケーションのセッションを確立する(S73−M)。
アプリケーションサーバ3−1は、参加者の全てのアプリケーションセッションを確立
すると、アプリケーション統合管理装置10に対してアプリケーション1のセッションの
招集が完了したことを通知する(S74)。この通知は、上述の図10のS31と同様に
して、図25のパケットPF14により行われる。
次に、アプリケーションサーバ3−Nが、クライアント5−1に対してセッションの招
集を通知する(S75−1)。クライアント5−1は、これに応じて参加を返信し、アプ
リケーションセッションを確立する(S76−1)。
同様に、アプリケーションサーバ3−Nが、クライアント5−Mに対してセッションの
招集を通知する(S75−M)。クライアント5−Mは、この通知に対して不参加を通知
したり、またはクライアント5−Mのアプリケーションクライアント50−Nがタイムア
ウトする(S76−M)。なお、クライアント5−Mからの不参加の通知は、クライアン
トアプリケーションを監視するアプリケーション統合クライアント51−Mの処理により
、アプリケーション統合管理システム側に通知される。
不参加またはタイムアウトを検出したアプリケーションサーバ3−Nは、アプリケーシ
ョン統合管理装置10へクライアント5−Mでエラーが発生したことを通知する(S77
)。この通知は、図25のパケットPF23により行われ、IPヘッダ以降に、パケット
種別としてセッション招集エラーを示す情報(識別子)と、統合システムのセッションI
Dと、アプリケーションのセッションIDと、エラーがクライアント5側とアプリケーシ
ョンサーバ側のどちらで生じたのかを示すエラー種別と、エラーが発生したクライアント
5のユーザリストと、アプリケーション種別を含む。ここで、アプリケーション種別が必
須であることから、各クライアント5は統合セッションを開始できないことを検知できる
。なお、ユーザリストには複数のユーザ名を設定することができる。
ここで、アプリケーション統合管理装置10は、エラーが発生したアプリケーションサ
ーバ3−Nの種別について、アプリケーション情報DB105を参照し、該当するアプリ
ケーションが必須であるか否かを判定する。
必須のアプリケーションであれば、エラーが発生したクライアント5−Mは、統合セッ
ションには参加できないので、既にアプリケーションセッションを確立したアプリケーシ
ョンサーバ3−1に対して、クライアント5−Mを強制的に統合セッションから退出させ
る依頼を送出する(S78)。
この処理は、図26のパケットPF24により行われ、このパケットPF24は、IP
ヘッダ以降に、パケット種別として統合セッションからの強制退出を示す情報(識別子)
と、統合システムのセッションIDと、対象となるアプリケーションセッションIDと、
エラーが発生したユーザリストと、アプリケーション種別を含む。
次に、この強制退出依頼を受信したアプリケーションサーバ3−1は、パケットPF2
4のユーザリストに含まれるユーザのクライアント5−Mに対して、強制退出要求を送信
する。この処理は、図26のパケットPF17と同様のパケットを用いて行われる。
この強制退出要求を受信したクライアント5−Mのアプリケーション統合クライアント
51−Mは、強制退出の受諾をアプリケーションサーバ3−1に対して送信すると共に、
アプリケーションサーバ3−1は、クライアント5−Mとのアプリケーションセッション
を終了する。
次に、アプリケーションサーバ3−1は、アプリケーション統合管理装置10に対して
クライアント5−Mの強制退出が完了したことを通知する(S81)。この通知は、図2
6のパケットPF25により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セッシ
ョンからの強制退出完了を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、強
制退出の対象となったアプリケーションセッションIDと、エラーが発生したユーザリス
トと、応答コードとを含む。
アプリケーション統合管理装置10は、強制退出完了通知を受信すると、統合セッショ
ンの招集にエラーが生じたことを各クライアント5に通知する(S82)。この通知は、
図26のパケットPF26により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セ
ッションの招集エラーが発生したことを示す情報(識別子)と、統合システムのセッショ
ンIDと、エラーがクライアント5側とアプリケーションサーバ側のいずれで発生したか
を識別するエラー種別と、エラーが発生したユーザリストと、応答コードとを含む。
この後、アプリケーション統合管理装置10は、上記図11に示したS48、S49と
同様に、セッション情報管理装置11に対して、クライアント5−Mのユーザを除いて、
要求のあった参加者により統合セッションを開始したことをセッション情報DB118に
記録するように要求し(S83)、セッション情報管理装置11はセッション情報DB1
18の更新が完了すると、アプリケーション統合管理装置10にセッション情報の更新完
了を通知する(S83)。
こうして、クライアント5側で必須のアプリケーションにエラーが生じた場合には、該
当するクライアント5が既に確立したアプリケーションセッションを強制的に終了させる
と共に、統合セッションに参加する他のユーザに対してエラーが発生したユーザリストを
通知し、必須アプリケーションのアプリケーションセッションを確立できたクライアント
5同士で統合セッションを開始することになる。
{1−8。統合セッション開始時のエラー(サーバ側必須アプリケーション)}
次に、統合セッションの開始時にアプリケーションサーバ側で、統合セッションに不可
欠の必須アプリケーションにエラーが発生した場合について、図15のタイムチャートを
参照しながら説明する。
上記図10で示したように、S21〜S27の手順で統合セッションの開始が行われた
後、アプリケーション統合管理装置10は図15のS71−1〜Nで示すように、統合セ
ッションで使用するアプリケーションに対応した各アプリケーションサーバ3−1〜3−
Nに対してセッションの招集依頼を発行する。この招集依頼は、上記図10のS28−1
〜S28−Nと同様に行われる。
セッションの招集要求を受けたアプリケーションサーバ3−1〜3−Nは、それぞれ参
加するクライアント5−1〜5−Mに対してセッションの招集を通知し、各クライアント
5は参加を返信し、アプリケーションのセッションを確立する。
ここでは、アプリケーションサーバ3−1と3−Nが必須アプリケーションを提供する場
合を示し、アプリケーションサーバ3−Nにエラーが発生した場合を例示する。
まず、アプリケーションサーバ3−1は、上記図14のS72−1〜M、S73−1〜
M、S74と同様にして、クライアント5−1〜Mとアプリケーションのセッションを確
立し、アプリケーション統合管理装置10に対してアプリケーション1のセッションの招
集が完了したことを通知する。
次に、必須アプリケーションを提供するアプリケーションサーバ3−Nが、アプリケー
ション統合管理装置10からのセッションの招集依頼に対して、異常が発生したためにエ
ラーを送信する(S280)。なお、エラー通知の代わりに、アプリケーション統合管理
装置10のセッションの招集依頼(S71−N)に対する応答(招集完了通知)がタイム
アウトとなった場合も同様である。
ここで、アプリケーション統合管理装置10は、エラーが発生したアプリケーションサ
ーバ3−Nの種別について、アプリケーション情報DB105を参照し、該当するアプリ
ケーションが必須であるか否かを判定する。
必須のアプリケーションであれば、統合セッションは開始できないので、既にクライア
ント5とアプリケーションセッションを確立したアプリケーションサーバ3−1に対して
、この統合セッションから強制退出するよう依頼する(S281)。この処理は、上述し
た図26のパケットPF24により行われる。
アプリケーションサーバ3−1は、パケットPF24のユーザリストに基づいて、この
統合セッションに参加しているクライアント5−1〜5−Mに対して、強制退出するよう
要求する(S282、S284)。
各クライアント5はアプリケーションサーバ3−1の指示に応じて、強制退出を受諾し
、アプリケーションサーバ3−1は各クライアント5とのアプリケーションセッションを
終了する(S283、S285)。
この統合セッションに参加する全てのユーザとアプリケーションセッションを終了した
アプリケーションサーバ3−1は、アプリケーション統合管理装置10に対して、強制退
出完了を上記図26のパケットPF25により通知する(S286)。
このパケットPF25受信したアプリケーション統合管理装置10は、統合セッション
の収集に失敗したことを各クライアント5に通知する(S287)。この通知は、図26
のパケットPF27により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別として統合セッショ
ンの招集失敗を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDを含む。
この通知により、各クライアント5のアプリケーション統合クライアント51−1〜Mは
、統合セッションが開始できなかったことを検知し、ユーザに伝達することができる。
次に、アプリケーション統合管理装置10は、図10のS26、S27にて作成したセ
ッション情報DB118のセッション情報を無効とするため、この統合セッションIDの
記録を削除するようセッション情報管理装置11に依頼する(S288)。
この処理は図27のパケットPF32により行われ、IPヘッダ以降に、パケット種別
としてセッション情報削除依頼を示す情報(識別子)と、統合システムのセッションID
とを含む。
そして、セッション情報管理装置11は、この統合セッションIDの記録を削除すると、
削除完了をアプリケーション統合管理装置10へ通知する(S289)。
こうして、必須のアプリケーションを提供するアプリケーションサーバにエラーが生じ
た場合は、クライアント5が既に確立したアプリケーションセッションを強制的に終了さ
せると共に、セッション情報を削除して統合セッションを終了することになる。
{1−9。統合セッション開始時のエラー(クライアント側任意アプリケーション)}
次に、統合セッションの開始時にクライアント5側で、統合セッションで任意に使用可
能なアプリケーションにエラーが発生した場合について、図16のタイムチャートを参照
しながら説明する。
統合セッションを開始するに当たって、アプリケーション統合管理装置10が各アプリ
ケーションサーバ3−1〜3−Nにセッションの招集依頼を送信し(S71−1〜N)、
アプリケーションサーバ3−1が各クライアント51−1〜Mとアプリケーションセッシ
ョンを確立し(S72−1〜M、S73−1〜M)、アプリケーション統合管理装置10
へセッションの招集完了を通知するまで(S74)は、上記図10及び図14と同様に行
われる。
次に、任意アプリケーションを提供するアプリケーションサーバ3−Nが、クライアン
ト5−1に対してセッションの招集を通知する(S75−1)。クライアント5−1は、
これに応じて参加を返信し、任意のアプリケーションセッションを確立する(S76−1
)。
アプリケーションサーバ3−Nが、クライアント5−Mに対してセッションの招集を通
知する(S75−M)。クライアント5−Mは、この通知に対して不参加を通知したり、
またはクライアント5−Mのアプリケーションクライアント50−Nがタイムアウトする
(S90)。なお、クライアント5−Mからの不参加の通知は、クライアントアプリケー
ションを監視するアプリケーション統合クライアント51−Mの処理により、アプリケー
ション統合管理システム側に通知される。
不参加またはタイムアウトを検出したアプリケーションサーバ3−Nは、アプリケーシ
ョン統合管理装置10へクライアント5−Mでエラーが発生したことを通知する(S91
)。この通知は、上記図25のパケットPF23により行われる。
ここで、アプリケーション統合管理装置10は、エラーが発生したアプリケーションサ
ーバ3−Nの種別について、アプリケーション情報DB105を参照し、該当するアプリ
ケーションが必須であるか任意であるかを判定する。
任意のアプリケーションであるので、クライアント5−Mは、エラーが発生した任意アプ
リケーションを除いて統合セッションに参加することができる。
アプリケーション統合管理装置10は、各クライアント5に対して、統合セッションの
招集にエラーが生じたことを各クライアント5に通知する(S92)。この通知は、上述
の図26のパケットPF26により行われ、パケット種別として統合セッションの招集エ
ラーが発生したことを示す情報(識別子)と、統合システムのセッションIDと、エラー
がクライアント5側とアプリケーションサーバ側のいずれで発生したかを識別するエラー
種別と、エラーが発生したユーザリストと、アプリケーション種別を含む。ここで、アプ
リケーション種別が任意であることから、任意アプリケーションによって、エラーユーザ
リストにある参加者とは情報交換できないことを検知できる。
この後、アプリケーション統合管理装置10は、上記図11に示したS48、S49と
同様に、セッション情報管理装置11に対して、クライアント5−Mのユーザのみが任意
アプリケーション(アプリケーションサーバ3−N)を利用せず、要求のあった参加者に
より統合セッションを開始したことをセッション情報DB118に記録するように要求し
(S83)、セッション情報管理装置11はセッション情報DB118の更新が完了する
と、アプリケーション統合管理装置10にセッション情報の更新完了を通知する(S83
)。
こうして、クライアント5側で任意のアプリケーションにエラーが生じた場合には、該
当するクライアント5のみが、任意のアプリケーションサーバ3−Nとアプリケーション
セッションを確立しないまま統合セッションを開始する。ただし、統合セッションに参加
する他のユーザに対してエラーが発生したユーザリストを通知し、任意アプリケーション
を除いて、全ユーザ間で統合セッションを開始することになる。
{1−10。統合セッション開始時のエラー(サーバ側任意アプリケーション)}
次に、統合セッションの開始時にアプリケーションサーバ側で、統合セッションに任意
に利用可能なアプリケーションにエラーが発生した場合について、図17のタイムチャー
トを参照しながら説明する。ここでは、アプリケーションサーバ3−Nは任意のアプリケ
ーションサーバとする。
統合セッションを開始するに当たって、アプリケーション統合管理装置10が各アプリ
ケーションサーバ3−1〜3−Nにセッションの招集依頼を送信し(S71−1〜N)、
アプリケーションサーバ3−1が各クライアント51−1〜Mとアプリケーションセッシ
ョンを確立し(S72−1〜M、S73−1〜M)、アプリケーション統合管理装置10
へセッションの招集完了を通知するまで(S74)は、上記図10及び図15と同様に行
われる。
次に、必須アプリケーションを提供するアプリケーションサーバ3−Nが、アプリケー
ション統合管理装置10からのセッションの招集依頼に対して、異常が発生したためにエ
ラーを送信する(S100)。なお、エラー通知の代わりに、アプリケーション統合管理
装置10のセッションの招集依頼(S71−N)に対する応答(招集完了通知)がタイム
アウトとなった場合も同様である。
ここで、アプリケーション統合管理装置10は、エラーが発生したアプリケーションサ
ーバ3−Nの種別について、アプリケーション情報DB105を参照し、該当するアプリ
ケーションが必須であるか任意であるかを判定する。
任意のアプリケーションであれば、統合セッションを開始できるが、アプリケーション
サーバ3−Nのサービスは利用できないので、アプリケーション統合管理装置10は、各
クライアント5に対して、統合セッションの招集にエラーが生じたことを各クライアント
5に通知する(S101)。この通知は、上述の図26のパケットPF26により行われ
、パケット種別として統合セッションの招集エラーが発生したことを示す情報(識別子)
と、統合システムのセッションIDと、エラーがクライアント5側とアプリケーションサ
ーバ側のいずれで発生したかを識別するエラー種別(ここではサーバ側)と、エラーが発
生したユーザリストと、アプリケーション種別を含む。ここで、各クライアント5のアプ
リケーション統合クライアント51では、アプリケーション種別が任意であることから、
アプリケーションセッションのない任意アプリケーションによって参加者同士で情報交換
できないことを検知できる。
この後、アプリケーション統合管理装置10は、上記図11に示したS48、S49と
同様に、セッション情報管理装置11に対して、アプリケーションサーバ3−Nの任意ア
プリケーションを利用せず、その他の要求のあった任意のアプリケーションにより統合セ
ッションを開始したことをセッション情報DB118に記録するように要求し(S102
)、セッション情報管理装置11はセッション情報DB118の更新が完了すると、アプ
リケーション統合管理装置10にセッション情報の更新完了を通知する(S103)。
こうして、アプリケーションサーバ側で任意のアプリケーションにエラーが生じた場合
には、該当する任意のアプリケーションサーバ3−Nとアプリケーションセッションを確
立しないまま統合セッションを開始する。ただし、アプリケーションセッションを確立し
ている任意のアプリケーションサーバは利用することができる。
以上、図14〜図17で示したように、アプリケーション統合管理装置10は、エラー
が発生した側がクライアント5とアプリケーションサーバのいずれであるか、また、必須
のアプリケーションか任意のアプリケーションのいずれであるかを判定し、エラー種別と
エラーの発生場所に応じて最適の処理を適用し、必須のアプリケーションを提供するアプ
リケーションサーバでエラーが発生したときにのみ統合セッションを開始しないが、その
他の場合では可能な構成で統合セッションを開始することができる。
<各装置における制御の詳細>
{2−1。認証装置}
次に、認証装置12で行われる制御の一例について、図18のフローチャートを参照し
ながら説明する。このフローチャートは、所定の周期で実行されるものである。
S111でパケット受信ループを開始して、外部ネットワーク4または内部ネットワーク
2からのパケットを受信する。
S112では、受信したパケットがクライアント5からのログイン要求であるか否かを
判定し、ログイン要求であればS116に進み、ユーザ情報管理装置13へ認証情報照合
を要求する(図8、図9のS2)。
一方、受信したパケットがログイン要求でなければS113に進んで、ユーザ情報管理装
置13からの認証情報照合完了のパケットであるかを判定する。認証情報照合完了であれ
ばS117に進んで、認証情報DB125にユーザ名と認証時刻を記録してから、クライ
アント5にログインの完了を通知する(図9のS10)。
受信したパケットが認証情報照合完了でなければ、S114へ進んで、アプリケーショ
ン統合管理装置10からの認証状況通知依頼であるか否かを判定する。認証状況通知依頼
であれば、認証情報DB125を検索してユーザ名と認証時刻から認証状況通知をアプリ
ケーション統合管理装置10へ送信する(図10のS23)。
そして、S115にてパケット受信ループを終了する。
以上の処理により、ログイン要求に対してユーザ情報管理装置13との間で認証情報照
合を行ってクライアント5へ通知し、また、アプリケーション統合管理装置10からの認
証状況通知依頼に応じて認証情報DBの検索を行って、認証状況の通知を行う。
{2−2。ユーザ情報管理装置}
次に、ユーザ情報管理装置13で行われる制御の一例について、図19のフローチャー
トを参照しながら説明する。このフローチャートは、所定の周期で実行されるものである

S122でパケット受信ループを開始して、外部ネットワーク4または内部ネットワーク
2からのパケットを受信する。
S123では、認証装置12からの認証情報照合要求を受信したか否かを判定し、認証
情報照合要求のパケットPF2であれば、S126へ進みユーザ情報DB135を検索し
てユーザ名とパスワードが正しいか否かを判定する。ユーザ名とパスワードが一致すれば
、S127へ進んで、認証装置12へ認証情報照合完了を通知する(図8のS3)。一方
、ユーザ名とパスワードが一致しない場合には、S129へ進んで、認証情報照合完了パ
ケットPF3の応答コードにエラーを記載して、認証装置12へ送信する。
上記S123で、受信したパケットが認証情報照合要求でない場合には、S124へ進
み、アプリケーション統合管理装置10からのユーザ情報送信依頼(図10のS24)で
あるか否かを判定し、ユーザ情報送信依頼の場合には、S128へ進んで、ユーザ情報D
B135を検索して、ユーザ名に対応するアプリケーションリストやアカウントリストを
、アプリケーション統合管理装置10へ送信する(図10のS25)。
以上の処理の後、S125でパケット受信ループを終了する。
{2−3。アプリケーション統合管理装置}
次に、アプリケーション統合管理装置10で行われる制御の一例について、図20、図
21のフローチャートを参照しながら説明する。これらのフローチャートは、所定の周期
で実行されるもので、図20は正常な状態の処理を行うフローチャートで、図21はシス
テムのいずれかに異常がある場合の処理を行うサブルーチンのフローチャートである。
まず、図20のS131では、パケット受信ループを開始して、外部ネットワーク4ま
たは内部ネットワーク2からのパケットを受信する。
S132では、クライアント5から統合セッションの開始要求を受信したか否かを判定し
、受信した場合にはS144へ進んで認証装置12へ認証状況の通知依頼(図10のS2
2)を送信してから、S143からパケット受信ループを終了する。
次に、S133では認証装置12から認証状況の通知(図10のS23)を受信したか
否かを判定し、受信した場合には、S145に進んで認証状況の通知からユーザが認証済
みであるかを判定する。認証済みの場合にはS146に進み、ユーザ情報管理装置13に
ユーザ情報の送信依頼(図10のS24)を送信する。一方、ユーザが認証済みでない場
合には、各クライアント5に対して統合セッションの招集失敗を通知し、S143からパ
ケット受信ループを終了する。
次に、S134では、ユーザ情報管理装置13からユーザ情報を受信(図10のS25
)したか否かを判定する。ユーザ情報を受信した場合には、セッション情報管理装置11
にセッション情報の登録依頼(図10のS26)を行う。そして、S143よりパケット
受信ループを終了する。
次に、S135では、セッション情報の登録完了(図10のS27)を受信したか否か
を判定する。セッション情報登録完了を受信した場合には、S149に進み統合セッショ
ンで使用するすべてのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nに対して招集を依頼(S2
8−1〜N)してから、S143でパケット受信ループを終了する。
S136では、各アプリケーションサーバ3−1〜3−Nからセッション招集完了を受
信(図10のS31、S35)したか否かを判定する。セッション招集完了を受信した場
合には、S150に進み、統合セッションで使用するすべてのアプリケーションサーバ3
−1〜3−Nについて、招集完了したかを判定する。使用するすべてのアプリケーション
サーバ3−1〜3−Nについて招集完了していればS151に進み、統合セッションの招
集完了を各クライアント5に通知する(図10のS36−1)。そして、S152では統
合セッションIDを招集したユーザ以外のクライアント5に通知し(図10のS36−M
)、その後S143からパケット受信ループを終了する。
S137では、認証装置12からアプリケーション情報送信依頼(図8のS4)を受信
したか否かを判定する。受信した場合には、S153に進みアプリケーション情報DB1
05を参照し、要求されたアプリケーション情報を通知し、その後パケット受信ループを
終了する(S143)。
S138では、クライアント5からアプリケーションセッション退出要求(図12のS
51)を受信したか否かを判定する。受信した場合には、S154でアプリケーションセ
ッション退出要求受付をクライアント5に送信した後、S155で退出要求のあったアプ
リケーションセッションに関連するすべてのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nに対
して、アプリケーションセッション退出を要求する(図12のS53−1、53−2)。
その後、パケット受信ループを終了する(S143)。
S139では、クライアント5から統合セッションの退出要求を受信したか否かを判定
する。受信した場合には、S156で統合セッション退出要求受付をクライアント5に送
信した後、S157で統合セッションで使用中のアプリケーションセッションに関連する
すべてのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nに対して、アプリケーションセッション
退出を要求する(図11のS42−1〜42−N)。その後、パケット受信ループを終了
する(S143)。
S140では、統合セッションで使用していたすべてのアプリケーションサーバ3−1
〜3−Nから退出完了通知を受信したか否かを判定する。受信した場合にはS158で、
すべてのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nから退出完了通知を受信したか否かを判
定する。すべてのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nから受信した場合には、S15
9に進みセッション情報管理装置11に、セッション情報更新依頼を送信し、その後パケ
ット受信ループを終了する(S143)。
S141では、セッション情報管理装置11からセッション情報更新完了通知を受信し
たか否かを判定する。受信した場合には、S160で現在の統合セッションの参加者が1
名であるかを判定する。1名であれば統合セッションを終了するため、S161に進み、
最後のユーザを統合セッションで使用中の全アプリケーションサーバ3−1〜3−Nから
退出させ、セッション情報更新依頼をセッション情報管理装置11に依頼し、パケット受
信ループを終了する(S143)。
S142では、図21に示すエラー処理を行ってからパケット受信ループを終了する。
次にS142のエラー処理について、図21を参照しながら説明する。
まず、S171では、セッション招集エラーを受信したか否かを判定する。受信した場合
にはS174に進み、受信したパケットから抽出したエラーの種別より、エラーの発生が
アプリケーションサーバ3−1〜3−Nであるかを判定する。アプリケーションサーバの
場合にはS175に進み、クライアント5の場合にはS178へ進む。
S175ではアプリケーションサーバが必須アプリケーションであるか否かを判定し、
必須アプリケーションであればS176に進んで、統合セッションで使用中の全アプリケ
ーションサーバに全ユーザの強制退出依頼を送信(図15のS281)し、サブルーチン
を終了する。ただし、エラーが発生したアプリケーションサーバについては送信しない。
一方、S175の判定でアプリケーション種別が任意であれば、S177に進み、統合
セッションを招集したクライアント5に任意アプリケーションのアプリケーションサーバ
にエラーの発生したことを通知(図17のS101)し、サブルーチンを終了する。
一方、S174の判定でエラーの発生がクライアント5の場合のS178では、S17
9に進んでアプリケーションが必須アプリケーションであるか否かを判定する。必須アプ
リケーションであればS180に進んで、統合セッションで使用するすべてのアプリケー
ションサーバ3−1〜3−Nにエラーの発生したユーザの強制退出依頼(図14のS78
)を送信し、サブルーチンを終了する。任意アプリケーションの場合には上記S177の
処理を行う。
S173では、強制退出が完了したか否かを判定する。受信した場合にはS181に進
み、処理中のエラーの種別がサーバで、かつ、アプリケーションが必須アプリケーション
であるかを判定する。サーバかつ必須アプリケーションの場合にはS182で、統合セッ
ションを招集したクライアント5に招集失敗を通知(図15のS287)し、S183で
セッション情報管理装置11に統合セッションの情報について削除依頼を行い(図15の
S288)、サブルーチンを終了する。
一方、S181の判定がエラーの種別がサーバ、かつ、必須アプリケーションではない
場合にはS184に進み、各クライアント5に統合セッション招集エラー通知(図14の
S82、図16のS92)を送信する。そしてS185でセッション情報管理装置11に
セッション情報更新を依頼してサブルーチンを終了する。
{2−4。セッション情報管理装置認証装置}
次に、セッション情報管理装置11で行われる制御の一例について、図22のフローチ
ャートを参照しながら説明する。このフローチャートは、所定の周期で実行されるもので
ある。
S191でパケット受信ループを開始して、外部ネットワーク4または内部ネットワーク
2からのパケットを受信する。
S192では、アプリケーション統合管理装置10からセッション情報登録依頼(図1
0のS26)を受信したか否かを判定する。セッション情報登録依頼であれば、S196
に進んで、セッション情報DB113に、ユーザIDやセッションの開始時刻や終了時刻
など、各種情報を記録してからアプリケーション統合管理装置10へセッション情報登録
完了通知を送信する(図10のS27)。
S192でセッション情報登録依頼でない場合には、S193に進んで、受信したパケ
ットがアプリケーション統合管理装置10からのセッション情報更新依頼(図11のS4
8)であるか否かを判定する。受信したパケットがセッション情報更新依頼であれば、S
197へ進みセッション情報DB113のユーザIDを検索して、該当するレコードの情
報を更新して、アプリケーション統合管理装置10に更新完了を通知する(図11のS4
9)。
上記S193の判定で、セッション情報更新依頼でなかった場合には、S194に進み
、アプリケーション統合管理装置10からのセッション情報削除依頼(図15のS288
)のパケットであるか否かを判定する。セッション情報削除依頼を受信した場合には、S
198へ進み、セッション情報DB118から要求された統合セッションIDのレコード
を削除する。そして、セッション情報削除完了通知(図15のS289)をアプリケーシ
ョン統合管理装置10へ送信する。
上記処理が終了した後は、S195にてパケット受信ループを終了する。
以上の処理により、セッション情報管理装置11は、アプリケーション統合管理装置1
0の下でクライアント5とのアプリケーションセッションの開始、終了を行うアプリケー
ションサーバ3−1〜3−Nのセッション情報を管理する。
{2−5。クライアント}
次に、クライアント5で行われる制御の一例について、図23のフローチャートを参照
しながら説明する。
まず、S200では、アプリケーション統合管理システム1へのログインを受け付けたか
否かを判定し、ログインを受け付けていなければユーザからのログインを待機する一方、
ログインを受け付けた場合には、S201に進んで認証装置12へログイン要求を送信す
る(図8のS1)。
この後、S202では認証装置12からのログイン完了通知(図8のS6)を待って、
ログインに成功したかを判定し、成功していなければパスワードが不正またはIDが不正
であると判定してS200へ戻り、成功していればS203へ進む。
S203では、クライアント5の図示しない入力装置(キーボードやマウス)などから
統合セッションに参加するユーザのリスト及び統合セッションで使用するアプリケーショ
ンのリストが入力されるまで待機する。
S204では、入力された情報がアプリケーション統合クライアント51の終了要求以
外であるかを判定し、終了要求以外であればS205へ進む一方、終了要求であればその
まま処理を終了する。
S205では、上記ログイン完了通知、ユーザリスト、アプリケーションリストに基づ
いて、アプリケーション統合管理装置10へ統合セッションの開始要求を送信する(図1
0のS21)。
次に、S206ではアプリケーションリストで指定したアプリケーションサーバ3−1
〜3−Nからの応答(図10のS29−1〜M)を受信したか否かを判定する。
ユーザが指定したアプリケーションリストのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nが
応答していない場合には、S214でクライアント5の図示しない表示装置などにより、
ユーザにアプリケーションサーバ3−1〜3−Nのタイムアウトを通知し、S203へ戻
る。
アプリケーションサーバ3−1〜3−Nからの応答を受信した場合には、S207に進
み、アプリケーション統合管理装置10から統合セッション招集失敗の通知(図15のS
287)を受信したか否かを判定する。統合セッション招集失敗の通知を受信した場合に
はS215へ進み、ユーザにエラーが生じたことを通知してからS203へ戻る。
一方、統合セッション招集失敗の通知を受信していない場合には、S208に進み、図示
しない表示装置などでユーザに統合セッションが開始したことを通知する。
次に、S209ではアプリケーションサーバ3−1〜3−Nからの強制退出要求(図1
5のS282)を受信したか否かを判定する。強制退出要求があった場合には必須アプリ
ケーションのアプリケーションサーバに異常などが生じた場合であるので、S218に進
み、統合セッションの終了をユーザに通知し、その後S203に戻る。
一方、強制退出要求を受信していない場合では、S210に進み、ユーザの意志などに
基づいて統合セッションをするか否かを判定する。ユーザが統合セッションの維持を望ま
ない場合にはS217に進んで、アプリケーション統合管理装置10に対して統合セッシ
ョン退出要求(図11のS40)を送信し、その後S218にてユーザに統合セッション
の終了を通知した後S203へ戻る。
ユーザが統合セッションの維持を望む場合には、S211に進んで単独アプリケーショ
ンセッションを維持するか否かを判定し、単独アプリケーションセッションを維持しない
場合には、S216へ進んで図12で示したように、単独アプリケーションセッションの
退出を要求する。その後、S209へ戻る。
一方、単独アプリケーションセッションを維持するとした場合には、S212へ進んで
、統合セッションが終了したか否かを判定する。統合セッションが終了した場合には、S
213へ進み、統合セッションが維持される場合にはS209へ戻る。
S213では、クライアントの終了要求を受け付けたか否かを判定する。終了要求を受
け付けた場合には、そのまま処理を終了する。終了要求が無い場合ではS203に復帰す
る。
以上の処理により、アプリケーションサーバ3−1〜3−Nのうち必須アプリケーショ
ンに関するものが正常であれば、統合セッションを開始し、他のクライアント5との間で
複数のアプリケーションサーバを介してリアルタイムで情報交換を行う。
必須アプリケーションに関するアプリケーションサーバ3−1〜3−Nに異常が生じた
場合など、アプリケーション統合管理装置10が統合セッションを終了させる場合には、
ユーザに通知した上で、統合セッションを終了する。
{2−6。GUI}
図24は、クライアント5における入力画面の一例を示す図で、(A)は上記図23の
S203で表示される入力画面で、(B)は統合セッション名と使用するアプリケーショ
ンの設定画面で、(C)は統合セッションへの参加申し込み画面である。
(A)では、ユーザが希望する統合セッションへの参加者を、複数設けられたフィール
ド2031へ任意入力することができる。そして、統合セッションで使用するアプリケー
ションの種類をチェックボックス2032から選択することができる。
(B)では、統合セッションの名称をフィールド2033へ任意に入力することができ
る。また、この統合セッションで使用するアプリケーションをチェックボックス2034
から選択することができる。
(C)では、選択した統合セッションへ参加する際に、フィールド2035へ参加する
ユーザ名を入力できる。
図28は、アプリケーション統合管理システム1に、課金情報端末14を設けた例を示
し、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
図29は課金管理端末14の構成とセッション情報管理装置11の構成を示す。セッシ
ョン情報管理装置11は、前記第1実施形態と同様であり、セッション情報送受信部11
8を明示した点が異なるだけである。
課金管理端末14は、バス145に接続されたCPU141、メモリ142、ハードデ
ィスク143、ネットワークインターフェース144を有し、ネットワークインターフェ
ース144のパケット送受信部1441を介してネットワーク20と通信を行う。
ハードディスク143には、ユーザ毎の課金情報を記録する課金情報DB150が格納
され、メモリ142上にロードされた課金情報DBプログラム146により読み書きが行
われる。課金情報DBプログラム146は、セッション情報管理装置11からユーザ毎の
利用時間を取得するセッション情報取得部147と、予め設定した時間単価などに基づい
て課金額を演算する課金額計算部148と、タイムアウトなどの通信エラーを検知するた
めの通信監視タイマ117を有する。
図30は、課金管理端末14とセッション情報管理装置11の通信処理を示すタイムチ
ャートで、課金管理端末14が所定のタイミングでセッション情報管理装置11に対して
セッション情報送信依頼を要求する(S230)。セッション情報管理装置11は、ユー
ザID毎に統合セッションの開始時刻、終了時刻、統合セッションIDを記載したセッシ
ョン情報を課金管理端末14へ返信する。
課金管理端末14は、開始時刻、終了時刻に基づいてユーザ毎の利用時間を集計し、ア
プリケーション統合管理システム1の利用の対価を演算する。
なお、課金管理端末14は図31で示すように、アプリケーション統合管理システム1の
外側となる内部ネットワーク20に配置してもよいし、あるいは、外部ネットワーク4に
配置してもよい。
図32は、上記第1または第2実施形態のシステムに、アプリケーションを新規に追加
する様子を示す。最初に、システムにアプリケーションサーバN+1(図中3−N+1)
を増設する。システム管理者はサーバの増設連絡を受け、アプリケーションサーバN+1
に関する情報をアプリケーション統合管理装置10のアプリケーション情報DBに格納す
る。必要な情報はアプリケーション名(アプリケーションN+1)、アプリケーション種
別(ホワイトボード)、サーバアドレス(ZZZ)、アプリケーション識別子(WB)であ
る。アプリケーションの追加を知ったユーザはアプリケーションクライアントN+1(図
中50−N+1)をインストールする。
この時点でユーザはアプリケーションN+1を含めた統合セッションを召集可能である
。図33で示すように、上記図10のS21〜S28−Nと同様に、アプリケーションN
+1を含めた統合セッションをクライアントが開始すると、認証等の必要な初期化処理を
経た後にアプリケーション統合管理装置10はアプリケーションN+1を含むアプリケー
ションサーバにセッション召集依頼(図中S28−1〜S28−N+1)を送信し、統合
セッションに関する情報をセッション情報管理装置11のセッション情報DBに格納する
次に、図34はブレードサーバにおけるシステムの実施の一例を示す。ブレードサーバ
は複数の装置を単一の筐体6として管理できる装置であり、図34では認証装置12とア
プリケーション統合管理装置10、ユーザ情報管理装置13−1とセッション情報管理装
置11−1をそれぞれ対にして2枚のブレードで管理し、その他アプリケーションサーバ
としてTV会議サーバ3−1、メディアサーバ3−2、チャットサーバ3−3、SIP(
Session Initiation Protocol)サーバ3−4、プレゼンスサーバ(ユーザのプレゼンス
や情報獲得のための設定条件などを認識・保持)3−5に一枚ずつブレードを割り当てて
いる。なお、各ブレードは筐体6のソケット60に収装される。
ブレードサーバの特色に負荷分散に適しているという点が上げられる。例えば、この種
のシステムにおいては収容人数が重要な性能指標として用いられることが多いが、これは
ユーザ情報管理装置13−1、セッション情報管理装置1−11の処理能力に依存する。
システムの実装にブレードを用いると、ユーザ情報管理装置13−1、セッション情報管
理装置13−1の処理能力を超える収容人数を実現する場合には、ユーザ情報管理装置1
3−2、セッション情報管理装置11−2に新規にブレードを一枚割り当てればよい。
また、システムに新規アプリケーションを追加する際にもブレードを追加するだけで対
処可能である。例えば、システムにホワイトボード機能を追加するには、図34に示すよ
うにホワイトボードサーバ(3−N+1)を新規ブレードとして追加すればよい。尚、ブ
レードとは、それぞれCPU、記憶装置、及び入出力インタフェースを備えた基盤のこと
であり、ブレードサーバの筐体には、ブレードのそれぞれの入出力インタフェース同士を
接続可能なスイッチ部が備わっている。
なお、上記実施形態では、内部ネットワーク2に複数のアプリケーションサーバ3−1
〜3−Nが接続された例を示したが、これらのアプリケーションサーバ3−1〜3−Nを
外部ネットワーク4を介して分散配置してもよい。
また、上記実施形態では、内部ネットワーク2と外部ネットワーク4を分離したが、ア
プリケーション統合管理システム1と各アプリケーションサーバ3−1〜3−N及びクラ
イアント5−1〜5−Mが同一のネットワークに接続されてもよい。
また、上記外部ネットワーク4はインターネットやWAN、LAN等で構成することがで
き、また、上記内部ネットワーク2は、WANやLAN等で構成することができる。
次に,発明の第3の実施形態を示す。図35は複数のアプリケーションを連携させて複
数のクライアント(ユーザ)同士の情報交換を行う統合システムにおいて,プレゼンスサ
ーバによるプレゼンス情報管理を実現するシステム構成図である。システムは複数のアプ
リケーションサーバA2−1〜A2−Nを前述のアプリケーション統合プロトコルにより
管理するアプリケーション統合管理サーバA1と,SIPメッセージによる呼制御を行う
SIPサーバA3,プレゼンス情報を管理するプレゼンスサーバA4,ユーザにアプリケ
ーションの機能を提供するクライアント1(AC−1)〜AC−Mおよびユーザにプレゼ
ンス情報の閲覧機能を提供するプレゼンスクライアントAC−Pによって構成される。ク
ライアント1(AC−1)〜AC−Mは,各アプリケーションの機能を提供するアプリケ
ーション(以後APLと略記)1クライアント〜APL Nクライアントと,各APLク
ライアントを統合管理するアプリケーション統合クライアントから成る。これらのシステ
ム構成要素はネットワークA5により相互接続される。図36はシステムに課金サーバA
6を含めた場合のシステム構成図であり,課金サーバA6以外の構成要素は図35と同様
である。
プレゼンス情報をユーザが利用するためには,統合セッションの制御状況をプレゼンス
サーバに登録する必要がある。登録の方法には(1)アプリケーション統合管理サーバが
プレゼンスサーバに登録する,(2)SIPサーバがアプリケーション統合管理プロトコ
ルメッセージを監視して,アプリケーション統合管理サーバに代わってプレゼンス情報を
登録する,(3)アプリケーション統合セッションに関する情報をSIPサーバがプレゼ
ンスサーバに転送し,プレゼンスサーバ側でプレゼンス情報を生成する,の3通りがある
図37は統合セッション制御時に,アプリケーション統合管理サーバA1がプレゼンス
サーバA4にプレゼンス情報を登録する場合の図である。統合セッションの制御は,クラ
イアント1(AC−1)のアプリケーション統合クライアントが統合セッション召集,も
しくは退出要求を,SIPサーバA3を経由して,アプリケーション統合管理サーバA1
へ送信することにより始まる(N1−01)。要求を受信したSIPサーバA3は,メッ
セージをアプリケーション統合管理サーバA1に中継する(N1−03)。アプリケーシ
ョン統合管理サーバA1は要求の内容を解析し,管理下のアプリケーションサーバA2−
1〜A2−Nにセッション召集,もしくは退出要求を送信する(N1−05,07)。同
時にアプリケーション統合管理サーバA1は,アプリケーション統合管理プロトコル中の
セッションに関する情報から参加者のリスト,およびセッションの状態がどのように変化
するかを算出し,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバA3経由でプレゼンスサーバA
4に送信する(N1−09,11)。プレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス
情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンスクライアントに通知するため
に,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(N1−13
)。
SIPサーバがプレゼンス情報を算出する機能を備えている場合,SIPサーバがアプ
リケーション統合管理プロトコルを監視して,プレゼンス情報の登録を行う。図38はS
IPサーバがプレゼンス情報を登録する場合の図である。クライアント1(AC−1)の
アプリケーション統合クライアントは統合セッション召集,もしくは退出要求を,SIP
サーバA3を経由して,アプリケーション統合管理サーバA1へ送信する(N2−01,
03)。アプリケーション統合管理サーバA1は要求の内容を解析し,管理下のアプリケ
ーションサーバA2−1〜A2−Nにセッション召集,もしくは退出要求を送信する(N
2−05,07)。SIPサーバA3は統合セッション召集,または退出要求を中継する
際,統合セッションに発生する変化を抽出し,これをプレゼンス情報に変換して,統合プ
レゼンス情報をプレゼンスサーバA4に送信する(N2−09)。プレゼンスサーバA4
は,更新のあったプレゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンス
クライアントに通知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC
−Pに送信する(N2−11)。
SIPサーバがプレゼンス情報を算出する機能を備えていない場合でも,アプリケーシ
ョン統合管理プロトコルのメッセージ中から,統合セッションに関する情報を抽出し,こ
れをプレゼンスサーバに送信することにより,プレゼンスサーバ側でプレゼンス情報の算
出を行うことが可能である。図39はプレゼンスサーバがプレゼンス情報を計算する場合
の図である。クライアント1(AC−1)のアプリケーション統合クライアントは統合セ
ッション召集,もしくは退出要求を,SIPサーバA3を経由して,アプリケーション統
合管理サーバA1へ送信する(N3−01,03)。アプリケーション統合管理サーバA
1は要求の内容を解析し,管理下のアプリケーションサーバA2−1〜A2−Nにセッシ
ョン召集,もしくは退出要求を送信する(N3−05,07)。SIPサーバA3は統合
セッション召集,または退出要求を中継する際,統合セッションに関する情報を抽出する
。SIPサーバは抽出した情報を加工せずに,統合セッション情報としてプレゼンスサー
バA4に送信する(N3−09)統合セッション情報を受信したプレゼンスサーバA4は
,これを統合プレゼンス情報に変換し,更新のあったプレゼンス情報のうち,ユーザが通
知を要求している情報をプレゼンスクライアントに通知するために,統合プレゼンス情報
通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(N3−11)。
プレゼンス情報の変化は統合セッションにおいて,単独のアプリケーションセッション
の状態が変化した場合,例えばアプリケーション1のみ退出した場合にも発生し得る。そ
の際のプレゼンス情報の登録には,前述したように3つの方法がある。
図41はアプリケーションセッション制御時に,アプリケーション統合管理サーバA1
がプレゼンスサーバA4にプレゼンス情報を登録する場合の図である。クライアント1(
AC−1)のアプリケーション統合クライアントが,例えばAPL1セッション召集,もしく
は退出要求を,SIPサーバA3を経由して,アプリケーション統合管理サーバA1へ送
信する(N4−01,03)。アプリケーション統合管理サーバA1は要求の内容を解析
し,アプリケーションサーバA2−1にセッション召集,もしくは退出要求を送信する(
N4−05)。同時にアプリケーション統合管理サーバA1は,アプリケーション統合管
理プロトコル中のセッションに関する情報から参加者のリスト,およびセッションの状態
がどのように変化するかを算出し,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバA3経由でプ
レゼンスサーバA4に送信する(N4−07,09)。プレゼンス情報が変化するのはア
プリケーション1のセッションのみであるが,アプリケーション1は統合セッションの一
部であるため,統合プレゼンス情報として扱われる。プレゼンスサーバA4は,更新のあ
ったプレゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンスクライアント
に通知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信す
る(N4−11)。
図41はSIPサーバがプレゼンス情報を登録する場合の図である。クライアント1(
AC−1)のアプリケーション統合クライアントはAPL1セッション召集,もしくは退出
要求を,SIPサーバA3を経由して,アプリケーション統合管理サーバA1へ送信する
(N5−01,03)。アプリケーション統合管理サーバA1は要求の内容を解析し,ア
プリケーションサーバA2−1にセッション召集,もしくは退出要求を送信する(N5−
05)。SIPサーバA3はAPL1セッション召集,または退出要求を中継する際,統合セ
ッションに発生する変化を抽出し,これをプレゼンス情報に変換して,統合プレゼンス情
報をプレゼンスサーバA4に送信する(N5−07)。プレゼンスサーバA4は,更新の
あったプレゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンスクライアン
トに通知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信
する(N5−09)。
図42はプレゼンスサーバがプレゼンス情報を計算する場合の図である。クライアント
1(AC−1)のアプリケーション統合クライアントはAPL1セッション召集,もしくは退
出要求を,SIPサーバA3を経由して,アプリケーション統合管理サーバA1へ送信す
る(N6−01,03)。アプリケーション統合管理サーバA1は要求の内容を解析し,
アプリケーションサーバA2−1にセッション召集,もしくは退出要求を送信する(N6
−05)。SIPサーバA3はAPL1セッション召集,または退出要求を中継する際,統合
セッションに関する情報を抽出する。SIPサーバは抽出した情報を加工せずに,統合セ
ッション情報としてプレゼンスサーバA4に送信する(N6−07)統合セッション情報
を受信したプレゼンスサーバA4は,これを統合プレゼンス情報に変換し,更新のあった
プレゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンスクライアントに通
知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(
N6−09)。
システムに新規にアプリケーションサーバの追加を行ったり,あるいはユーザが契約更
新により利用可能なアプリケーションの種類を増やしたりする場合にも,プレゼンス情報
の更新が発生する。図43はアプリケーション種別が増加した場合の図である。クライア
ント1(AC−1)はアプリケーション種別登録を,SIPサーバA3を経由してアプリ
ケーション統合管理サーバA1に送信する(N7−01,03)。アプリケーション統合
管理サーバA1は,ユーザの使用可能なアプリケーションが増加したことを検出し,これ
をプレゼンスサーバA4に通知する。この操作によるプレゼンス情報の変化は,ユーザが
参加中の統合セッションとは独立した事象であるため,アプリケーション統合管理サーバ
A1は,この情報をAPLプレゼンス情報として,SIPサーバA3経由でプレゼンスサ
ーバA4に送信する(N7−05,07)。プレゼンスサーバA4は,更新のあったプレ
ゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求している情報をプレゼンスクライアントに通知す
るために,APLプレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(N
7−09)。アプリケーションプレゼンス情報の登録についても,統合プレゼンス情報の
登録と同様に,SIPサーバによる登録,及びプレゼンスサーバによる算出の3つの手段
を用いることが可能である。
また、システムからアプリケーションサーバを削除したり、あるいはユーザが契約更新
により利用可能なアプリケーションの種類を減らしたりする場合にも、上記の追加の場合
と同様の手順でプレゼンス情報を更新する。ただし、アプリケーションサーバの削除の場
合は、プレゼンス情報を更新する前にそのアプリケーションサーバを使っているユーザが
いないことを確認する手順を行ってもよい。
プレゼンス情報の変化は,統合セッション制御時のみならず,図8,図9のようにアプ
リケーション単独でセッション制御を行った場合にも発生する。図44はアプリケーショ
ンセッション制御時のプレゼンス情報通知の図である。クライアント1(AC−1)は,
APL1セッション召集,または終了要求をアプリケーション1サーバA2−1に送信す
る(N8−01)。アプリケーション1サーバA2−1は,メッセージを解析して,クラ
イアントAC−Mに要求を中継する(N8−03)。要求を受信したクライアントAC−
Mは,要求の内容に応じてアプリケーション1参加,または退出メッセージを,アプリケ
ーション1サーバA2−1経由でクライアント1(AC−1)に返信する(N8−05,
07)。アプリケーション1セッションの制御を終えたアプリケーション1サーバA2−
1は,プレゼンス情報の変化を計算する。ここで発生するプレゼンス情報の変化は統合セ
ッションには依存しないため,アプリケーション1サーバA2−1は,APLプレゼンス
情報をSIPサーバA3経由でプレゼンスサーバA4に送信する(N8−09,11)。
プレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報のうち,ユーザが通知を要求して
いる情報をプレゼンスクライアントに通知するために,APLプレゼンス情報通知をプレ
ゼンスクライアントAC−Pに送信する(N8−13)。
次に,プレゼンス情報管理における各サーバの機能ブロック図を示す。図45はアプリ
ケーション統合管理サーバA1の機能ブロック図である。アプリケーション統合管理サー
バA1はネットワークインターフェースA1−1,CPUA1−2,ハードディスクA1
−3,メモリA1−4,バスA1−5の基本ハードウェアを備える。ネットワークインタ
ーフェースA1−1はさらに,アプリケーション統合管理プロトコル,プレゼンス制御プ
ロトコルのメッセージを受信するためのメッセージ送受信部A1−10を備える。ハード
ディスクA1−3には,アプリケーション情報DB(A1−30),アプリケーションポ
リシーDB(A1−31),セッション情報DB(A1−32),ユーザ情報DB(A1
−33)を含む。これらの各種DBの構成は,アプリケーション情報DB(A1−30)
については図2の(B),アプリケーションポリシーDB(A1−31)については図2
の(C),セッション情報DB(A1−32)については図5の(B),ユーザ情報DB
(A1−33)については図4の(B)に,それぞれ示されている。また,メモリA1−
4上のアプリケーション統合プログラムA1−40には,セッションの統合制御を行うア
プリケーション統合制御プロトコルA1−400,プレゼンス情報の制御を行うプレゼン
ス制御プロトコルA1−401,ユーザの認証を行う認証機能A1−402,セッション
の関連付けを管理するセッション情報管理機能A1−403,ユーザ情報を管理するユー
ザ情報管理機能A1−404,通信のタイムアウトを監視する通信監視タイマA1−40
5がモジュールとして存在する。
図46はアプリケーションサーバA2の機能ロック図である。アプリケーションサーバ
A2はネットワークインターフェースA2−E1,CPUA2−2,ハードディスクA2
−3,メモリA2−4,バスA2−5の基本ハードウェアを備える。ネットワークインタ
ーフェースA2−E1はさらに,アプリケーション統合管理プロトコル,プレゼンス制御
プロトコルのメッセージを受信するためのメッセージ送受信部A2−10を備える。メモ
リA2−4上のアプリケーションプログラムA2−40には,アプリケーションの呼制御
を行う呼状態管理部A2−400およびアプリケーション制御プロトコルA2−401,
プレゼンス情報の制御を行うプレゼンス制御プロトコルA2−402,通信のタイムアウ
トを監視する通信監視タイマA2−403がモジュールとして存在する。
図47はSIPサーバA3の機能ブロック図である。SIPサーバA3はネットワーク
インターフェースA3−E1,CPUA3−E2,ハードディスクA3−3,メモリA3
−4,バスA3−5の基本ハードウェアを備える。ネットワークインターフェースA3−
E1はさらに,SIP,プレゼンス制御プロトコルのメッセージを受信するためのメッセ
ージ送受信部A3−10を備える。メモリA3−4上のSIP呼処理プログラムA3−4
0には,SIPメッセージの処理を行うSIP処理部A3−400,統合セッション情報
からプレゼンス情報を算出するプレゼンス情報生成部A3−401,プレゼンス情報の制
御を行うプレゼンス制御プロトコルA3−402,通信のタイムアウトを監視する通信監
視タイマA3−403がモジュールとして存在する。
図48はプレゼンスクライアントACPの機能ブロック図である。プレゼンスクライア
ントACPはネットワークインターフェースACP−1,CPUACP−2,ハードディ
スクACP−3,メモリACP−4,バスACP−5の基本ハードウェアを備える。ネッ
トワークインターフェースACP−1はさらに,SIP,プレゼンス制御プロトコルのメ
ッセージを受信するためのメッセージ送受信部ACP−10を備える。メモリACP−4
上のプレゼンスクライアントプログラムACP−40には,SIPメッセージの処理を行
うSIP処理部ACP−400,プレゼンス情報の制御を行うプレゼンス制御プロトコル
ACP−401,通信のタイムアウトを監視する通信監視タイマACP−402,個々の
ユーザのプレゼンス情報を格納するユーザプレゼンス情報DB(ACP−403),複数
のユーザで構成されるグループのプレゼンス情報を格納するグループプレゼンス情報DB
(ACP−404)がモジュールとして存在する。ユーザプレゼンス情報DB(ACP−
403)には,ユーザ名と各アプリケーションのプレゼンス情報のリストが含まれている
。また,グループプレゼンス情報DB(ACP−404)には,グループを識別する統合
セッションID,グループが使用中のアプリケーションリスト,グループを構成する参加
者リストが含まれている。これらのデータベースはユーザ数の規模に応じて,ハードディ
スクACP−3に格納することも可能である。
図49はプレゼンスサーバA4の機能ブロック図である。プレゼンスサーバA4はネッ
トワークインターフェースA4−E1,CPUA4−E2,ハードディスクA4−3,メ
モリA4−4,バスA4−5の基本ハードウェアを備える。ネットワークインターフェー
スA4−E1はさらに,SIP,プレゼンス制御プロトコルのメッセージを受信するため
のメッセージ送受信部A4−10を備える。メモリA4−4上のプレゼンスサーバプログ
ラムA4−40には,SIPメッセージの処理を行うSIP処理部A4−400,プレゼ
ンス情報の制御を行うプレゼンス制御プロトコルA4−401,通信のタイムアウトを監
視する通信監視タイマA4−402がモジュールとして存在する。また,ハードディスク
A4−3には個々のユーザのプレゼンス情報を格納するユーザプレゼンス情報DB(A4
−30),複数のユーザで構成されるグループのプレゼンス情報を格納するグループプレ
ゼンス情報DB(A4−31)がある。ユーザプレゼンス情報DB(ACP−403)に
は,ユーザ名と各アプリケーションのプレゼンス情報のリストが含まれている。また,グ
ループプレゼンス情報DB(ACP−404)には,グループを識別する統合セッション
ID,グループが使用中のアプリケーションリスト,グループを構成する参加者リストが
含まれている。これらのデータベースはユーザ数の規模に応じて,メモリA4−4に格納
することも可能である。
次に,プレゼンス管理の詳細シーケンスを示す。図50は統合セッション召集において
,アプリケーション統合管理サーバがプレゼンス情報を登録する場合のシーケンス図であ
る。クライアント1(AC−1)はSIPサーバA3を経由して,統合セッション召集要
求をアプリケーション統合管理サーバA1に送信する(S1−01)。統合セッション召
集要求を受信したアプリケーション統合管理サーバA1は,メッセージの内容を解析し,
管理下のアプリケーションサーバA2−1〜A2−Nに対してセッション召集依頼を送信
する(S1−04,07)。さらにアプリケーション統合管理サーバA1は,統合セッシ
ョン召集要求に含まれる情報から,統合プレゼンス情報を算出し,統合プレゼンス情報登
録をSIPサーバA3経由でプレゼンスサーバA4に送信する(S1−10,13)。統
合プレゼンス情報登録の内容を図64のAPF−01に示す。統合プレゼンス情報登録は
,送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(統合プレゼンス情報登録),統合セッ
ションID,ユーザ名,使用アプリケーションリスト,各アプリケーションのプレゼンス
情報リストを要素として含む。このメッセージは統合セッション召集要求で指定された各
ユーザに対して送信を行う。統合プレゼンス情報登録を受信したプレゼンスサーバA4は
,メッセージを解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報を格納す
る。次に,同一統合セッションIDをプレゼンス情報に含むユーザの集合を算出して,グ
ループプレゼンス情報DBに統合セッションID,使用アプリケーションリスト,参加者
リストをグループプレゼンス情報として格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終
えたプレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知するために,
統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S1−16)。
統合プレゼンス情報通知の内容を図64のAPF−03に示す。統合プレゼンス情報通知
は送信元アドレス,宛先アドレス,メッセージ種別(統合プレゼンス情報通知),統合セ
ッションID,ユーザ名,使用アプリケーションリスト,各アプリケーションのプレゼン
ス情報リストを要素として含む。以後,セッション1召集(S1−19)から統合セッシ
ョンID通知(S1−52)までの処理は,図10のセッション1召集(S29−1)か
ら統合セッションID通知(S36−M)と同様である。
図51は統合セッション召集において,SIPサーバがプレゼンス情報を登録する場合の
シーケンス図である。クライアント1(AC−1)はSIPサーバA3を経由して,統合
セッション召集要求をアプリケーション統合管理サーバA1に送信する(S2−01)。
統合セッション召集要求を受信したアプリケーション統合管理サーバA1は,メッセージ
の内容を解析し,管理下のアプリケーションサーバA2−1〜A2−Nに対してセッショ
ン召集依頼を送信する(S2−04,07)。これと並行してSIPサーバA3は,統合セッ
ション召集要求に含まれる情報から,統合プレゼンス情報を算出し,統合プレゼンス情報
登録をプレゼンスサーバA4に送信する(S2−10)。このメッセージは統合セッショ
ン召集要求で指定された各ユーザに対して送信を行う。統合プレゼンス情報登録を受信し
たプレゼンスサーバA4は,メッセージを解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザ
のプレゼンス情報を格納する。次に,同一統合セッションIDをプレゼンス情報に含むユ
ーザの集合を算出して,グループプレゼンス情報DBに統合セッションID,使用アプリ
ケーションリスト,参加者リストをグループプレゼンス情報として格納する。プレゼンス
情報の各DBへの格納を終えたプレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報を
ユーザに通知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに
送信する(S2−13)。以後,セッション1召集(S2−16)から統合セッションI
D通知(S2−49)までの処理は,図10のセッション1召集(S29−1)から統合
セッションID通知(S36−M)と同様である。
図52は統合セッション召集において,プレゼンスサーバがプレゼンス情報を生成する
場合のシーケンス図である。クライアント1(AC−1)はSIPサーバA3を経由して
,統合セッション召集要求をアプリケーション統合管理サーバA1に送信する(S3−0
1)。統合セッション召集要求を受信したアプリケーション統合管理サーバA1は,メッ
セージの内容を解析し,管理下のアプリケーションサーバA2−1〜A2−Nに対してセ
ッション召集依頼を送信する(S3−04,07)。これと並行してSIPサーバA3は,統
合セッション召集要求に含まれる統合セッション情報を抽出してプレゼンスサーバA4に
送信する(S3−10)。統合セッション情報の内容を図64のAPF−05に示す。統
合プレゼンス情報通知は送信元アドレス,宛先アドレス,メッセージ種別(統合セッショ
ン情報),統合セッションID,ユーザ名,使用アプリケーションリスト,統合セッショ
ン処理種別を要素として含む。統合セッション処理種別は,統合セッションの処理が召集
,追加,退出,終了のいずれであるかを示す。統合セッション情報を受信したプレゼンス
サーバA4は,メッセージを解析し,プレゼンス情報の計算を行った後に,ユーザプレゼ
ンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報を格納する。次に,同一統合セッションIDを
プレゼンス情報に含むユーザの集合を算出して,グループプレゼンス情報DBに統合セッ
ションID,使用アプリケーションリスト,参加者リストをグループプレゼンス情報とし
て格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終えたプレゼンスサーバA4は,更新の
あったプレゼンス情報をユーザに通知するために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンス
クライアントAC−Pに送信する(S3−13)。以後,セッション1召集(S3−16
)から統合セッションID通知(S3−49)までの処理は,図10のセッション1召集
(S29−1)から統合セッションID通知(S36−M)と同様である。
図53はアプリケーションセッション退出処理において,アプリケーション統合管理サ
ーバがプレゼンス情報を登録する場合のシーケンス図である。クライアント1(AC−1
)はSIPサーバA3を経由して,APL1セッション退出要求をアプリケーション統合管理
サーバA1に送信する(S4−01)。APL1セッション退出要求を受信したアプリケー
ション統合管理サーバA1は,メッセージの内容を解析し,クライアント1(AC−1)
にはAPL1セッション退出受付を,アプリケーション1サーバA2−1に対してセッショ
ン1退出依頼を送信する(S4−04,07)。さらにアプリケーション統合管理サーバ
A1は,統合セッション召集要求に含まれる情報から,統合プレゼンス情報を算出し,統
合プレゼンス情報登録をSIPサーバA3経由でプレゼンスサーバA4に送信する(S4
−10,13)。このメッセージは統合セッション召集要求で指定された各ユーザに対し
て送信を行う。統合プレゼンス情報登録を受信したプレゼンスサーバA4は,メッセージ
を解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報を格納する。次に,同
一統合セッションIDをプレゼンス情報に含むユーザの集合を算出して,グループプレゼ
ンス情報DBに統合セッションID,使用アプリケーションリスト,参加者リストをグル
ーププレゼンス情報として格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終えたプレゼン
スサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知するために,統合プレゼン
ス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S4−16)。以後,セッシ
ョン1退出(S4−19)からセッション1退出完了通知(S4−25)までの処理は,
図12のセッション1退出(S54−1)からセッション1退出完了通知(S56−1)
と同様である。
図54はアプリケーションセッション退出処理において,SIPサーバがプレゼンス情報
を登録する場合のシーケンス図である。クライアント1(AC−1)はSIPサーバA3
を経由して,APL1セッション退出要求をアプリケーション統合管理サーバA1に送信する
(S5−01)。APL1セッション退出要求を受信したアプリケーション統合管理サーバ
A1は,メッセージの内容を解析し,クライアント1(AC−1)にはAPL1セッション
退出受付を,アプリケーション1サーバA2−1に対してセッション1退出依頼を送信す
る(S5−04,07)。これと並行してSIPサーバA3は,統合セッション召集要求
に含まれる情報から統合プレゼンス情報を算出し,統合プレゼンス情報登録をプレゼンス
サーバA4に送信する(S5−10)。このメッセージは統合セッション召集要求で指定
された各ユーザに対して送信を行う。統合プレゼンス情報登録を受信したプレゼンスサー
バA4は,メッセージを解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報
を格納する。次に,同一統合セッションIDをプレゼンス情報に含むユーザの集合を算出
して,グループプレゼンス情報DBに統合セッションID,使用アプリケーションリスト
,参加者リストをグループプレゼンス情報として格納する。プレゼンス情報の各DBへの
格納を終えたプレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知する
ために,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S5−
13)。以後,セッション1退出(S5−16)からセッション1退出完了通知(S5−
22)までの処理は,図12のセッション1退出(S54−1)からセッション1退出完
了通知(S56−1)と同様である。
図55はアプリケーションセッション退出処理において,プレゼンスサーバがプレゼン
ス情報を生成する場合のシーケンス図である。クライアント1(AC−1)はSIPサー
バA3を経由して,APL1セッション退出要求をアプリケーション統合管理サーバA1に送
信する(S6−01)。APL1セッション退出要求を受信したアプリケーション統合管理
サーバA1は,メッセージの内容を解析し,クライアント1(AC−1)にはAPL1セッ
ション退出受付を,アプリケーション1サーバA2−1に対してセッション1退出依頼を
送信する(S6−04,07)。これと並行してSIPサーバA3は,統合セッション召
集要求に含まれる統合セッション情報をプレゼンスサーバA4に送信する(S6−10)
。統合プレゼンス情報登録を受信したプレゼンスサーバA4は,メッセージを解析し,ユ
ーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報を格納する。次に,同一統合セッシ
ョンIDをプレゼンス情報に含むユーザの集合を算出して,グループプレゼンス情報DB
に統合セッションID,使用アプリケーションリスト,参加者リストをグループプレゼン
ス情報として格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終えたプレゼンスサーバA4
は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知するために,統合プレゼンス情報通知を
プレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S6−13)。以後,セッション1退出(
S6−16)からセッション1退出完了通知(S6−22)までの処理は,図12のセッ
ション1退出(S54−1)からセッション1退出完了通知(S56−1)と同様である
図56はユーザが新規にアプリケーション種別を登録する場合のシーケンスである。ユ
ーザはクライアント1(AC−1)からAPL種別登録要求をアプリケーション統合管理
サーバA1に送信する(S7−01)。APL種別登録要求の内容を図64のAPF−1
3に示す。APL種別登録要求は送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(APL
種別登録要求),統合セッションID,ユーザ名,追加するアプリケーションのリスト,
各アプリケーション用アカウントのリストを要素として含む。APL種別登録要求を受信
したアプリケーション統合管理サーバA1は,クライアント1(AC−1)にAPL種別
登録完了を返信する(S7−04)。APL種別登録完了の内容を図64のAPF15に
示す。APL種別登録完了は,送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(APL種
別登録完了),統合セッションID,応答コードを要素として含む。さらにアプリケーシ
ョン統合管理サーバA1は,プレゼンスサーバに新規にアプリケーションが追加されたこ
とを通知するために,APLプレゼンス情報登録をSIPサーバA3経由で送信する(S
7−07,10)。APLプレゼンス情報登録の内容を図64のAPF−07に示す。A
PLプレゼンス情報登録は,送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(APLプレ
ゼンス情報登録),ユーザ名,使用アプリケーションリスト,プレゼンス情報リストを要
素として含む。APLプレゼンス情報登録を受信したプレゼンスサーバA4は,メッセー
ジを解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプレゼンス情報を格納する。プレゼ
ンス情報の各DBへの格納を終えたプレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情
報をユーザに通知するために,APLプレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC
−Pに送信する(S7−13)。APLプレゼンス情報登録の内容を図64のAPF−0
9に示す。APLプレゼンス情報登録は,送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別
(APLプレゼンス情報通知),ユーザ名,使用アプリケーションリスト,プレゼンス情
報リストを要素として含む。
図57はアプリケーションセッションを単独で開始する際の詳細シーケンスである。こ
のケースではアプリケーションクライアントが直接アプリケーションサーバにセッション
召集を要求するため,メッセージはアプリケーション統合管理サーバ,SIPサーバを経
由しない。このため,アプリケーションサーバがプレゼンス情報の登録を行うこととなる
。最初にクライアント1(AC−1)が,アプリケーション1サーバA2−1にAPL1
セッション召集を送信する(S8−01)。アプリケーション1サーバA2−1はメッセ
ージの宛先がクライアントM(AC−M)であることを識別し,メッセージを中継する(
S8−04)。APL1セッション召集を受信したクライアントM(AC−M)は,AP
L1セッション参加をアプリケーション1サーバA2−1経由でクライアント1(AC−
1)に返信する(S8−07,10)。アプリケーション1の召集,参加メッセージの中
継を行ったアプリケーション1サーバA2−1は,セッションの処理状況からプレゼンス
情報を計算して,APLプレゼンス情報登録をSIPサーバA3経由でプレゼンスサーバ
A4に送信する(S8−13,16)。アプリケーションセッションを単独で制御する場
合には,アプリケーションは統合セッションとの関連を持たないため,プレゼンス情報の
登録はAPLプレゼンス情報登録によって行う。APLプレゼンス情報登録を受信したプ
レゼンスサーバA4は,メッセージを解析し,ユーザプレゼンス情報DBに各ユーザのプ
レゼンス情報を格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終えたプレゼンスサーバA
4は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知するために,APLプレゼンス情報通
知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S8−19)。
図58は統合セッション開始において,複数のドメインのプレゼンスサーバにプレゼン
ス情報を通知する場合の詳細シーケンスである。クライアント1(AC−1)の統合セッ
ション召集要求(S9−01)から各アプリケーションサーバへのセッション召集依頼(
S9−04,07)までの処理は図50のS1−01〜S1−07と同様である。アプリ
ケーション統合管理サーバA1は,ドメイン1のSIPサーバA3−1を経由して統合プ
レゼンス情報登録を送信する。ドメイン1にあるプレゼンスサーバA4−1へは,SIP
サーバA3−1がメッセージを直接中継する(S9−10,13)。ドメイン2のプレゼ
ンスサーバA4−2については,ドメイン1のSIPサーバA3−1はメッセージを直接
中継することはできないが,宛先のSIP−URLがドメイン2宛てであるため,SIP
サーバA3−1はドメイン2を管理するSIPサーバA3−2へメッセージを中継する(
S9−16,19)。ドメイン1のSIPサーバA3−1から統合プレゼンス情報登録を
受信したドメイン2のSIPサーバA3−2は,メッセージが自ドメイン宛てであること
を識別し,ドメイン2のプレゼンスサーバA4−2へこれを中継する(S9−22)。
図59は統合セッションに途中でアプリケーションセッションを追加する場合の詳細シ
ーケンスである。クライアント1(AC−1)はSIPサーバA3を経由して,APL1
セッション追加要求をアプリケーション統合管理サーバA1に送信する(S10−01)
。APLセッション追加要求の内容を図64のAPF−11に示す。APLセッション追
加要求は,送信元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(APLセッション追加要求)
,統合セッションID,参加者リスト,追加アプリケーションリスト,追加アプリケーシ
ョン種別リストを要素として含む。要素に統合セッションIDを含むのは,既存のどの統
合セッションにアプリケーションを追加するかを指定するためである。APL1セッショ
ン追加要求を受信したアプリケーション統合管理サーバA1は,メッセージの内容を解析
し,アプリケーションサーバA2−1に対してセッション召集依頼を送信する(S10−
04)。さらにアプリケーション統合管理サーバA1は,統合セッション召集要求に含ま
れる情報から,統合プレゼンス情報を算出し,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバA
3経由でプレゼンスサーバA4に送信する(S10−07,10)。このメッセージは統
合セッション召集要求で指定された各ユーザに対して送信を行う。統合プレゼンス情報登
録を受信したプレゼンスサーバA4は,メッセージを解析し,ユーザプレゼンス情報DB
に各ユーザのプレゼンス情報を格納する。
次に,同一統合セッションIDをプレゼンス情報に含むユーザの集合を算出して,グル
ーププレゼンス情報DBに統合セッションID,使用アプリケーションリスト,参加者リ
ストをグループプレゼンス情報として格納する。プレゼンス情報の各DBへの格納を終え
たプレゼンスサーバA4は,更新のあったプレゼンス情報をユーザに通知するために,統
合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントAC−Pに送信する(S10−13)。
以後,セッション1召集(S10−16)からセッション1召集完了(S10−28)ま
での処理は,図50のセッション1召集(S1−19)からセッション1召集完了(S1
−31)と同様である。最後にアプリケーション統合管理サーバA1は,APL1セッシ
ョン追加完了をクライアント1(AC−1)に送信する(S10−31)。APLセッシ
ョン追加完了の内容を図64のAPF−13に示す。APLセッション追加完了は,送信
元アドレス,宛先アドレス,パケット種別(APLセッション追加完了),統合セッショ
ンID,応答コードを要素として含む。
次に,統合セッション制御下のプレゼンス情報管理における,各サーバのフローチャー
トを示す。図60はアプリケーション統合管理サーバのフローチャートである。アプリケ
ーション統合管理サーバは起動時に初期化処理を行い,パケット受信ループを開始させる
(AF1−01,04)。パケット受信ループにおいて統合セッション召集要求を受信し
た場合(AF1−07),統合セッション召集要求に含まれるユーザの統合セッションの
プレゼンス情報を通話中に設定して,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバに送信する
(AF1−28)。統合セッション退出要求を受信した場合(AF1−10),統合セッ
ション退出要求に含まれるユーザの統合セッションのプレゼンス情報をアイドル(待ち受
け中)に設定して,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバに送信する(AF1−31)
。APLセッション退出要求を受信した場合(AF1−13),APLセッション退出要
求に含まれるユーザの,当該アプリケーションの状態をアイドルに設定して,統合プレゼ
ンス情報登録をSIPサーバに送信する(AF1−34)。APLセッション追加要求を
受信した場合(AF1−16),追加対象のアプリケーションサーバにセッション召集依
頼を送信(AF1−37)した後に,APLセッション追加要求に含まれるユーザの当該
アプリケーションの状態を通話中に設定して,統合プレゼンス情報登録をSIPサーバに
送信する(AF1−40)。APL種別登録要求を受信した場合(AF1−19),ユー
ザ情報DBにアプリケーションとアプリケーションアカウントの追加を行い(AF1−4
3),クライアントにAPL種別登録完了を返信する(AF1−46)。
その後,追加されたアプリケーションのプレゼンス情報をオフラインに設定して,AP
Lプレゼンス情報登録をSIPサーバに送信する(AF1−49)。パケット受信ループ
はアプリケーション統合管理サーバのシャットダウン時に終了し(AF1−22),パケ
ット受信ループを停止させた後にアプリケーション統合管理サーバは機能を停止する(A
F1−25)。
図61はアプリケーションサーバのフローチャートである。アプリケーションサーバは
起動時に初期化処理を行い,パケット受信ループを開始させる(AF2−01,04)。
パケット受信ループにおいて,クライアントからセッション召集を受信した場合(AF2
−07),セッション召集に含まれるユーザの,当該アプリケーションの状態を通話中に
設定して,APLプレゼンス情報登録をSIPサーバに送信する(AF2−19)。クラ
イアントからセッション終了を受信した場合(AF2−10),セッション召集に含まれ
るユーザの,当該アプリケーションの状態をアイドルに設定して,APLプレゼンス情報
登録をSIPサーバに送信する(AF2−22)。パケット受信ループはアプリケーショ
ンサーバのシャットダウン時に終了し(AF2−13),パケット受信ループを停止させ
た後にアプリケーションサーバは機能を停止する(AF1−16)。
図62はSIPサーバのフローチャートである。SIPサーバは起動時に初期化処理を
行い,パケット受信ループを開始させる(AF3−01,04)。SIPサーバの動作は
,SIPサーバがプレゼンス情報の生成機能を備えているか否かで2つに大別される。ま
ずプレゼンス情報生成機能を備えている場合の動作を示す。 パケット受信ループにおい
て統合セッション召集要求を受信した場合(AF3−07),統合セッション召集要求に
含まれるユーザの統合セッションのプレゼンス情報を通話中に設定して,統合プレゼンス
情報登録をプレゼンスサーバに送信する(AF3−28)。統合セッション退出要求を受
信した場合(AF3−10),統合セッション退出要求に含まれるユーザの統合セッショ
ンのプレゼンス情報をアイドルに設定して,統合プレゼンス情報登録をプレゼンスサーバ
に送信する(AF3−34)。APLセッション退出要求を受信した場合(AF3−13
),APLセッション退出要求に含まれるユーザの,当該アプリケーションの状態をアイ
ドルに設定して,統合プレゼンス情報登録をプレゼンスサーバに送信する(AF3−40
)。APLセッション追加要求を受信した場合(AF3−16),APLセッション追加
要求に含まれるユーザの当該アプリケーションの状態を通話中に設定して,統合プレゼン
ス情報登録をプレゼンスサーバに送信する(AF3−46)。プレゼンス情報の生成機能
を備えていない場合は,いずれのメッセージを受信した場合においても,メッセージ中の
統合セッション制御情報を抽出し,これを加工せずにプレゼンスサーバに送信する(AF
3−49)。パケット受信ループはSIPサーバのシャットダウン時に終了し(AF3−
19),パケット受信ループを停止させた後にSIPサーバは機能を停止する(AF3−
22)。
図63はプレゼンスサーバのフローチャートである。プレゼンスサーバは起動時に初期
化処理を行い,パケット受信ループを開始させる(AF4−01,04)。パケット受信
ループにおいて統合セッション情報を受信した場合(AF4−07),統合プレゼンス情
報を算出して各種DBにプレゼンス情報を格納した後(AF4−22),統合プレゼンス
情報通知をプレゼンスクライアントに送信する(AF4−25)。ただし,この処理はプ
レゼンスサーバがプレゼンス情報生成機能を備えている場合にのみ行われる。統合プレゼ
ンス情報登録を受信した場合(AF4−13),各種DBにプレゼンス情報を格納した後
に,統合プレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントに送信する(AF4−25)。A
PLプレゼンス情報登録を受信した場合(AF4−16),各種DBにプレゼンス情報を
格納した後に,APLプレゼンス情報通知をプレゼンスクライアントに送信する(AF4
−28)。パケット受信ループはプレゼンスサーバのシャットダウン時に終了し(AF4
−16),パケット受信ループを停止させた後にプレゼンスサーバは機能を停止する(A
F4−19)。
次に,プレゼンス情報を表示する手段について説明する。図65,66はプレゼンスク
ライアントの図である。図65は個々のユーザのプレゼンス情報を表示する部分であり,
ユーザ名(G1−01,04)と,ユーザが利用可能な各アプリケーションのプレゼンス
情報(G1−02,05)を要素として含む。さらに,ユーザが統合セッションにより複
数のアプリケーションを同時に使用している場合,どのアプリケーションが統合セッショ
ン中で使用されているのかを,アプリケーションの組として表示する機能(G1−03)
を備える。アプリケーションの組は一意な識別子で表示され,識別子をクリックなどの手
段で操作すると,図66に示す統合セッションによるグループプレゼンス情報の詳細が示
される。グループプレゼンス情報の表示画面は,識別子名(G2−01),参加者リスト
(G2−02),使用アプリケーションリスト(G2−03)を要素として含む。
以上のように、本発明に係るアプリケーション統合管理システムでは、アプリケーショ
ン統合管理装置とアプリケーション統合クライアントで、アプリケーションサーバ側とク
ライアント側のアプリケーションの制御を行うことができるので、複数のユーザ間で複数
のアプリケーションを連携させて情報交換を行うTV会議システムや教育システムなどに
適用することができる。
本発明の一実施形態を示すアプリケーション統合管理システムのブロック図。 アプリケーション統合管理装置を示し、(A)は構成を示すブロック図、(B)は、アプリケーション情報データベースの構成を示すブロック図、(C)はアプリケーションポリシーデータベースを示すブロック図。 認証装置の構成を示すブロック図。 ユーザ情報管理装置を示し、(A)は構成を示すブロック図、(B)はユーザ情報データベースの構成を示すブロック図。 セッション情報管理装置を示し、(A)は構成を示すブロック図、(B)はセッション情報データベースの構成を示すブロック図。 アプリケーションサーバの構成を示すブロック図。 クライアントの構成を示すブロック図。 クライアントのログインからアプリケーションサーバの単独起動までのタイムチャート。 同じく、クライアントのログインからアプリケーションサーバの単独起動までの他の例を示すタイムチャート。 統合セッションを開始する場合のタイムチャート。 統合セッションからクライアントが退出する場合のタイムチャート。 アプリケーションセッションからクライアントが退出する場合のタイムチャート。 統合セッションを終了する場合のタイムチャート。 一部のクライアントで必須アプリケーションに関するエラーが発生した場合のタイムチャート。 一部のアプリケーションサーバで必須アプリケーションに関するエラーが発生した場合のタイムチャート。 一部のクライアントで任意アプリケーションに関するエラーが発生した場合のタイムチャート。 一部のアプリケーションサーバで任意アプリケーションに関するエラーが発生した場合のタイムチャート。 認証装置における制御の一例を示すフローチャート。 ユーザ情報管理装置における制御の一例を示すフローチャート。 アプリケーション統合管理装置における制御の一例を示すフローチャート。 同じく、アプリケーション統合管理装置のエラー処理のサブルーチンの一例を示すフローチャート。 セッション情報管理装置における制御の一例を示すフローチャート。 クライアントにおける制御の一例を示すフローチャート。 クライアントにおける入力画面の一例を示し、(A)はセッション招集の画面を、(B)はセッションの設定画面を、(C)はセッション参加申し込みの画面を示す。 アプリケーション統合管理システムとクライアントとの通信で使用されるパケットの例を示す説明図。 同じく、アプリケーション統合管理システムとクライアントとの通信で使用されるパケットの例を示す説明図。 同じく、アプリケーション統合管理システムとクライアントとの通信で使用されるパケットの例を示す説明図。 第2の実施形態を示す、アプリケーション統合管理システムのブロック図。 同じく、課金管理端末とセッション情報管理装置の構成を示すブロック図。 課金に関するタイムチャート。 他の例を示す、アプリケーション統合管理システムのブロック図。 アプリケーション統合管理システムのブロック図で、アプリケーションサーバを追加する様子を示す。 同じく、アプリケーション統合管理システムにアプリケーションサーバを追加した場合のタイムチャートを示す。 アプリケーション統合管理システムにブレードを適用した場合の説明図。 本発明の一実施形態を示すアプリケーション統合管理システムのネットワーク構成図 課金サーバを含んだアプリケーション統合管理システムのネットワーク構成図。 統合セッション召集・退出時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図1。 統合セッション召集・退出時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図2。 統合セッション召集・退出時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図3。 統合セッションにて使用中のアプリケーションセッション終了時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図1。 統合セッションにて使用中のアプリケーションセッション終了時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図2。 統合セッションにて使用中のアプリケーションセッション終了時のプレゼンス情報登録の様子を示すネットワーク構成図3。 アプリケーション種別登録の様子を示すネットワーク構成図。 アプリケーションセッションを単独で召集,終了させる様子を示すネットワーク構成図。 プレゼンス登録機能を含めたアプリケーション統合管理サーバの機能ブロック図。 プレゼンス登録機能を含めたアプリケーションサーバの機能ブロック図。 SIPサーバの機能ブロック図。 プレゼンスクライアントの機能ブロック図。 プレゼンスサーバの機能ブロック図。 統合セッション開始時のシーケンス図1。 統合セッション開始時のシーケンス図2。 統合セッション開始時のシーケンス図3。 アプリケーションセッション退出時のシーケンス図1。 アプリケーションセッション退出時のシーケンス図2。 アプリケーションセッション退出時のシーケンス図3。 アプリケーション種別登録時のシーケンス図。 アプリケーションセッション単独召集時のシーケンス図。 複数ドメインにまたがる統合セッション開始時のシーケンス図。 アプリケーションセッション追加時のシーケンス図。 アプリケーション統合管理サーバのプレゼンス登録機能のフローチャート。 アプリケーションサーバのプレゼンス登録機能のフローチャート。 SIPサーバのフローチャート。 プレゼンスサーバのフローチャート。 プレゼンス登録機能に関するパケットフォーマット。 プレゼンスクライアントのGUIの図1。 プレゼンスクライアントのGUIの図2。
符号の説明
1 アプリケーション統合管理システム
3−1〜3−N アプリケーションサーバ
4 外部ネットワーク
5−1〜5−M クライアント
10 アプリケーション統合管理装置
11 認証装置
12 認証装置
13ユーザ情報管理装置
50−1〜50−N アプリケーションクライアント
51−1〜51−M アプリケーション統合クライアント。

Claims (33)

  1. 複数のアプリケーションを連携させて複数のクライアント間でリアルタイムで情報交換
    を行う統合サービスを提供するアプリケーション統合システムであって、
    複数のサービスを提供するアプリケーションサーバと、
    前記アプリケーションサーバからサービスを受ける複数のクライアントと、
    前記クライアントからの統合サービスの開始要求に基づいて、前記アプリケーションサ
    ーバがクライアントに提供するサービスと、統合サービスへ参加するクライアントを制御
    する管理装置と、を備え、
    前記クライアントは、
    前記複数のサービスに対応する複数のアプリケーションクライアントと、
    これら複数のアプリケーションクライアントの統合サービスへの参加を制御するクライ
    アント管理部を有し、
    このクライアント管理部は、前記統合サービスで使用するアプリケーションと、統合サ
    ービスに参加するクライアントをそれぞれ選択し、前記管理装置に統合サービスの開始要
    求を送信し、
    前記管理装置は、
    前記クライアント管理部からの統合サービスの開始要求に基づいて、前記選択されたア
    プリケーションに対応するサービスを提供するアプリケーションサーバに対して、前記選
    択された参加クライアントに対して前記サービスを開始するよう指令する統合サービス制
    御部と、を有し、
    前記アプリケーションサーバは、前記統合サービス制御部からの指令に基づいて、前記
    選択された参加クライアントのクライアント管理部に対して、サービスの開始をそれぞれ
    通知することを特徴とするアプリケーション統合管理システム。
  2. 前記アプリケーションサーバは、統合サービスに必須のサービスを提供する必須アプリ
    ケーションと、統合サービスで選択的に使用可能な任意のサービスを提供する任意アプリ
    ケーションとを備え、
    前記クライアントは、前記統合サービスに必須のサービスに対応するアプリケーション
    クライアントを備えると共に、前記任意のサービスに対応するアプリケーションクライア
    ントを選択的に備えたことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション統合管理シス
    テム。
  3. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントが選択したアプリケーションのうち、必
    須アプリケーションまたは任意アプリケーションによるサービスの提供が、全参加クライ
    アントで受けることができない場合には、各クライアントへエラーが発生したことをクラ
    イアントへ通知するとともに、所定のエラー処理を行うことを特徴とする請求項2に記載
    のアプリケーション統合管理システム。
  4. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントが選択したアプリケーションのうち、任
    意アプリケーションによるサービスの提供が受けられない参加クライアントがある場合に
    は、この任意アプリケーションのサービスから当該参加クライアントを除いてサービスを
    提供するとともに、各クライアントへエラーが発生したことをクライアントへ通知するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のアプリケーション統合管理システム。
  5. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントが選択したアプリケーションのうち、必
    須アプリケーションによるサービスの提供が受けられない参加クライアントがある場合に
    は、統合サービスの開始を中止するとともに、クライアントへエラーが生じたことを通知
    することを特徴とする請求項3に記載のアプリケーション統合管理システム。
  6. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントが選択したアプリケーションのうち、ア
    プリケーションサーバでサービスを提供できない任意アプリケーションがある場合には、
    この任意アプリケーションを除いて統合サービスを開始するとともに、クライアントへエ
    ラーが発生したことをクライアントへ通知することを特徴とする請求項3に記載のアプリ
    ケーション統合管理システム。
  7. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントが選択したアプリケーションのうち、ア
    プリケーションサーバでサービスを提供ができない必須アプリケーションがある場合には
    、統合サービスの開始を中止するとともに、クライアントへ統合サービスにエラーが生じ
    たことを通知することを特徴とする請求項3に記載のアプリケーション統合管理システム
  8. 前記統合サービス制御部が、統合サービスを開始するときに、この統合サービスに参加
    するクライアントのユーザに関する情報と、この統合サービスで使用するアプリケーショ
    ンに関する情報と、利用時間に関する情報を記録するセッション情報管理装置と、
    前記ユーザに関する情報に対応して、課金情報を演算する課金情報管理装置と、を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション統合管理システム。
  9. 前記課金情報管理装置を、前記セッション情報管理装置及び管理装置と同一のネットワ
    ークに配置したことを特徴とする請求項8に記載のアプリケーション統合管理システム。
  10. 前記課金情報管理装置を、外部ネットワークを介して前記セッション情報管理装置及び
    管理装と接続したことを特徴とする請求項8に記載のアプリケーション統合管理システム
  11. 複数のアプリケーションを連携させて複数のクライアント間でリアルタイムで情報交換
    を行う統合サービスを提供するサーバ装置であって、
    前記クライアントから、参加するクライアントと使用するアプリケーションを含む統合
    サービスの開始要求を受信すると、前記複数のアプリケーションを提供するアプリケーシ
    ョンサーバに対して、使用するアプリケーション毎に参加するクライアントへのサービス
    開始を指令する統合サービス開始部と、
    前記サービス開始指令に対応するアプリケーションサーバからの応答に基づいて、統合
    サービスの提供を制御する統合サービス制御部と、を備えたことを特徴とするサーバ装置
  12. 前記アプリケーションは、統合サービスに必須のサービスを提供する必須アプリケーシ
    ョンと、統合サービスで選択的に使用可能な任意のサービスを提供する任意アプリケーシ
    ョンとから構成され、
    前記統合サービス制御部は、前記統合サービスに必須のサービスに対応する必須アプリ
    ケーションを提供するアプリケーションサーバからエラーを示す情報を受信したときには
    、統合サービスの提供を中止することを特徴とする請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 前記統合サービス制御部は、前記クライアントから受信した使用アプリケーションのう
    ち、任意アプリケーションを提供するアプリケーションサーバからエラーを示す情報を受
    信したときには、この任意アプリケーションのサービスを統合サービスから除外すること
    を特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
  14. 複数のアプリケーションから受けるサービスを連携して他のクライアントとリアルタイ
    ムで情報交換を行うプログラムであって、
    前記情報交換で使用するアプリケーションと、情報交換を行うクライアントをそれぞれ
    選択する手段と、
    これら選択したアプリケーション及びクライアントとの情報交換の開始要求を送信する
    手段と、
    前記選択したアプリケーションからの応答を受信する手順と、
    前記選択したアプリケーションからの応答を全て受信したか否かを判定する手順と、
    この判定結果に基づいて、情報交換の開始の可否を判定する手順と、
    をコンピュータに機能させることを特徴とするプログラム。
  15. 前記情報交換の開始の可否を判定する手順は、選択したアプリケーションからの応答を
    全て受信したときに、情報交換の開始を判定することを特徴とするプログラム。
  16. 前記情報交換の開始の可否を判定する手順は、選択したアプリケーションの応答のうち
    、少なくとも一つからの応答が受信できない場合には、情報交換の中止を判定することを
    特徴とするプログラム。
  17. 複数のアプリケーションサーバと、該複数のアプリケーションサーバと接続された複数
    の端末と、にネットワークを介して接続された送受信部を備えた統合セッション管理サー
    バであって、
    さらにメモリと、CPUとを備え、
    上記送受信部は、1つの統合セッションIDと、該統合セッションIDに対応した複数
    の端末IDと、該統合セッションIDに対応した複数のアプリケーションIDとを上記端
    末から受信し、
    上記複数のアプリケーションIDと対応した複数のアプリケーションサーバに対して、
    上記統合セッションIDと、上記複数の端末IDとを送信することが可能であり、
    上記メモリは、上記複数のアプリケーションサーバと上記複数の端末との間の通信開始
    又は通信終了を示す情報を保持することが可能であることを特徴とする統合セッション管
    理サーバ。
  18. それぞれメモリとCPUと複数の端末に接続された送受信部とを有する、複数のアプリ
    ケーションサーバと、該アプリケーションサーバとも接続された統合セッション管理サー
    バを備えた統合セッション管理システムであって、
    上記統合セッション管理サーバの送受信部は、
    上記端末から、1つの統合セッションIDと、該統合セッションIDに対応した複数の
    端末IDと、該統合セッションに対応した複数のアプリケーションIDとを受信し、
    上記複数のアプリケーションIDと対応した複数のアプリケーションサーバに対して、
    上記統合セッションIDと、上記複数の端末IDとを送信することが可能であり、
    上記統合セッション管理サーバのメモリは、
    上記複数のアプリケーションサーバと上記複数の端末との間の通信開始又は通信終了を示
    す情報を保持することが可能であり、
    上記複数のアプリケーションIDと対応した複数のアプリケーションサーバの送受信部
    はそれぞれ、
    上記統合セッション管理サーバから上記統合セッションIDと、上記複数の端末IDと
    を受信し、上記複数の端末IDに対応した複数の端末に対して通信開始要求を送信するこ
    とが可能であることを特徴とする統合セッション管理システム。
  19. それぞれ複数のアプリケーションサーバと、統合セッション管理サーバとに接続された
    送受信部と、CPUとを備えた端末において、統合セッション開始方法を上記CPUに実
    行させることが可能なソフトウェアであって、
    1つの統合セッションIDと、該統合セッションIDに対応した複数のアプリケーショ
    ンサーバのIDと、該統合セッションIDに対応した複数の端末のIDを上記送受信部か
    ら送信するステップと、
    上記複数のアプリケーションIDに対応した複数のアプリケーションサーバのそれぞれ
    から、通信開始要求を上記送受信部が受信するステップとを有する統合セッション開始方
    法を上記CPUに実行させることを特徴とするソフトウェア。
  20. それぞれ複数のアプリケーションサーバと、統合セッション管理サーバとに接続された
    送受信部と、表示装置と、入力インタフェースと、CPUとを備えた端末において、統合
    セッション開始方法を上記CPUに実行させることが可能なソフトウェアであって、
    上記複数のアプリケーションサーバが提供可能な複数のアプリケーションを示す情報を
    上記表示装置に表示するステップと、
    上記入力インターフェースからの入力に基づいて選択された、上記複数のアプリケーシ
    ョンサーバが提供可能なアプリケーションから少なくとも1つのアプリケーションを表示
    するステップと、
    上記選択されたアプリケーションを提供する少なくとも1つのアプリケーションサーバ
    のIDを上記端末のIDとともに上記送受信部から上記統合セッション管理サーバに送信
    するステップとを有する統合セッション開始方法を上記CPUに実行させることを特徴と
    するソフトウェア。
  21. 複数のアプリケーションサーバと、該複数のアプリケーションサーバと接続された複数
    の端末と、にネットワークを介して接続された送受信部を有する統合セッション管理サー
    バであって、
    上記送受信部は、上記複数のアプリケーションサーバに加えて新たなアプリケーション
    サーバと接続可能であり、
    上記メモリは、
    上記複数のアプリケーションサーバの上記ネットワーク上のアドレスと、上記複数のア
    プリケーションサーバと上記複数の端末との間の通信開始又は通信終了を示す情報とを保
    持することが可能であり、
    さらに上記メモリは、
    上記新たなアプリケーションサーバの上記ネットワーク上のアドレスと、上記新たなア
    プリケーションサーバと上記複数の端末との間の通信開始又は通信終了を示す情報を記憶
    することが可能であることを特徴とする統合セッション管理サーバ。
  22. それぞれがCPU、記憶装置、及び入出力インタフェースを有する複数のサーバ基盤と
    、該複数のサーバ基盤を上記それぞれの入出力インタフェースを介して互いに接続可能な
    接続部とを備え、さらにネットワークを介して複数の端末に接続されたサーバ筐体であっ
    て、
    上記複数のサーバ基盤には、
    上記それぞれのCPUで実行可能なアプリケーションプログラムが記録されたメモリを
    それぞれ有する複数のアプリケーションサーバ基盤と、
    上記複数のアプリケーションサーバ基盤の情報を格納したメモリを有するアプリケーシ
    ョン統合管理基盤と、
    上記複数の端末の情報を格納したメモリを有する端末管理基盤とが含まれることを特徴
    とするサーバ筐体。
  23. 上記サーバ筐体の接続部にはさらに新たなサーバ基盤を接続可能なことを特徴とする請
    求項22記載のサーバ筐体。
  24. 複数のアプリケーションサーバ、統合アプリケーションサーバ、セッション制御サーバ
    、プレゼンス情報を管理するプレゼンスサーバ、及び複数の端末を備えた通信システムで
    あって、
    上記セッション制御サーバは、
    上記複数の端末のうちの一つの端末からセッション制御メッセージを受信する受信部と、
    上記セッション制御メッセージを上記統合アプリケーションサーバに送信する送信部とを
    有し、
    上記統合アプリケーションサーバは、
    上記セッション制御サーバから上記セッション制御メッセージを受信する受信部と、
    上記セッション制御メッセージにもとづいて上記複数のアプリケーションサーバのうち新
    たなセッション制御メッセージを送信する必要があるアプリケーションサーバを選択する
    制御部と、
    上記新たなセッション制御メッセージを上記選択されたアプリケーションサーバに送信す
    る送信部とを有し、
    上記プレゼンスサーバは、
    上記セッション制御メッセージの内容に従ってプレゼンス情報を更新する制御部を有す
    ることを特徴とする通信システム。
  25. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記セッション制御サーバは、
    さらに、上記セッション制御メッセージに従ってプレゼンス情報を作成し、上記プレゼ
    ンスサーバに送信し、
    上記プレゼンスサーバは、
    さらに、上記セッション制御メッセージから受信したプレゼンス情報に従って上記プレゼ
    ンス情報を更新することを特徴とする通信システム。
  26. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記セッション制御サーバは、
    さらに、上記セッション制御メッセージの一部の情報を抽出して、上記プレゼンスサー
    バに送信し、
    上記プレゼンスサーバは、
    さらに、上記セッション制御サーバから受信した情報に基づいて上記プレゼンス情報を
    更新することを特徴とする通信システム。
  27. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記統合アプリケーションサーバは、
    さらに、上記セッション制御メッセージに従ってプレゼンス情報を作成し、上記プレゼ
    ンスサーバに送信し、
    上記プレゼンスサーバは、
    さらに、上記統合アプリケーションサーバから受信したプレゼンス情報に従って上記プ
    レゼンス情報を更新することを特徴とする通信システム。
  28. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記セッション制御メッセージは、上記複数のアプリケーションサーバを用いた複数の
    セッションの開始または終了を要求する統合セッション制御メッセージであることを特徴
    とする通信システム。
  29. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記セッション制御メッセージは、 上記複数のアプリケーションサーバのうち一つの
    アプリケーションサーバを用いた一つのセッションの開始または終了を要求するセッショ
    ン制御メッセージであることを特徴とする通信システム。
  30. 請求項24記載の通信システムであって、
    上記プレゼンスサーバが更新するプレゼンス情報は、上記複数のアプリケーションサー
    バと上記複数の端末に関する統合プレゼンス情報であることを特徴とする通信システム。
  31. 複数のアプリケーションサーバを管理する統合アプリケーションサーバ、プレゼンス情
    報を管理するプレゼンスサーバ、及び複数の端末にそれぞれ接続されたセッション制御サ
    ーバであって、
    上記複数の端末のうち一つの端末からセッション制御メッセージを受信する受信部と、
    上記セッション制御メッセージを上記統合アプリケーションサーバに送信する送信部と
    を有し、
    さらに、上記セッション制御メッセージに基づいてプレゼンス情報作成し、上記プレゼ
    ンスサーバに送信することを特徴とするセッション制御サーバ。
  32. 請求項31記載のセッション制御サーバであって、
    上記プレゼンス情報を作成する代りに、上記セッション制御メッセージの一部の情報を
    抽出して、上記プレゼンスサーバに送信することを特徴とするセッション制御サーバ。
  33. 複数のアプリケーションサーバ、セッション制御サーバ、プレゼンスサーバ、及び複数
    の端末に接続された統合アプリケーションサーバであって、
    上記複数の端末のうち一つの端末から上記セッション制御サーバを介してセッション制
    御メッセージを受信する受信部と、
    上記セッション制御メッセージにもとづいて上記複数のアプリケーションサーバのうち
    新たなセッション制御メッセージを送信する必要があるアプリケーションサーバを選択す
    る制御部と、
    上記新たなセッション制御メッセージを上記選択されたアプリケーションサーバに送信
    する送信部を有し、
    さらに、上記セッション制御メッセージに基づいてプレゼンス情報を作成し、上記プレ
    ゼンスサーバに送信することを特徴とする統合アプリケーションサーバ。

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