JP2014175699A - パケットリプレイ装置およびパケットリプレイ方法 - Google Patents

パケットリプレイ装置およびパケットリプレイ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度良好なパケットリプレイを可能とする。
【解決手段】パケットリプレイ装置101が、ネットワーク上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組をパケット収集装置より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を記憶装置106の各ルール407に照合し、キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性の条件に対応する実行条件の情報を、キャプチャパケットの属性情報に対応付けて記憶装置106に格納する解析処理と、ネットワークにおけるノードとしてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、記憶装置106に格納してあるキャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケットリプレイ装置およびパケットリプレイ方法に関するものであり、具体的には、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイを可能とする技術に関する。
複数のノードで構成され、各ノードが連携して処理を行う計算機システムにおいては、以前に計算機システムが処理した内容を再度処理させたい場合がある。例えば、ある計算機ノードで発生した問題を再現したい場合がそれに該当する。この場合、バグ等の要因によって、計算機システムが想定外の動作をした場合、問題点の確認や修正後のテストを目的とする。こうした例では、再度処理する期間が短期で、その処理内容の種類やデータ数も少数である。また他にも、ある計算機ノードの後継ノードを開発した際に、これまでと同様の処理を行うか確認する場合が存在する。こうした例では、再度処理する期間が長期で、その処理内容の種類やデータ数も大量となる。
上述したような再処理に際しては、起因となっている或いは対象となっている計算機ノードは1つもしくはごく少数であるにも関わらず、再処理のためには計算機システム全体で同じ処理を実行せねばならず、処理実行のための各種コストが高くなるという問題がある。また、再処理対象の計算機システムが現在も所定のサービスを運用中である場合、再処理のためにサービスを停止せねばならず、サービスのクオリティに大きな影響を与えるといった問題も存在する。
そこで用いられる技術がパケットのリプレイ技術である。このリプレイに当たっては、まず計算機システム内の計算機ノード間でやりとりされている通信パケットを予めキャプチャし、記録しておく。そして、ある計算機ノードで再処理を行う場合、対象の計算機ノード(対象ノード)と、リプレイを行う計算機ノード(リプレイノード)のみを用意する。リプレイノードは複数の計算機ノードを模擬し、予め記録してある通信パケットのうち対象ノードが以前に受信していたパケットを生成し送信するとこで、キャプチャ時と同様の通信を再現する。
一般的なリプレイでは、通信パケットとその送信時刻とを関係付けて記録しておき、ここで記録された際と同様の時間間隔でのリプレイを実現する。こうした従来のリプレイ技術については以下のものが提案されている。すなわち、通信パケットを記録する際に、各計算機ノードの各パケット送信時における時刻情報と共に、受信パケット量を記録し、これを利用する方式(特許文献1参照)などが提案されている。
また、各ノード間の通信における要求(リクエスト)と応答(レスポンス)をペアとし、対象ノードが要求を送信したならば、リプレイノードが応答を送信する方式(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2010−205011号公報 特開2008−97457号公報
一方、パケットリプレイ装置においては、パケットを送信するだけではなく、パケットを受信して適切な応答を返信する機能が求められている。なぜならば、通信では要求と応答のような対となるやり取りが盛んに行われており、単純に時刻情報やデータ量等のみに基づいてパケットを送信するリプレイでは、再現性の低い不適切なやり取りとなるからである。また、要求と応答の内容はリプレイ開始から普遍ではなく、リプレイの進捗や時間の経過によって変化しうる。例えば、要求に応じて銀行口座の残高を応答するようなリプレイにおいては、同じ要求がなされたとしても、それまでの一連の取引内容(例:引きだし額や振込額)や取引時間帯別の手数料優遇、或いは時間経過に伴う利息作用等により残高は変化し、応答の内容が自ずと異なることとなる。
つまり、パケットの送受信を再現するパケットリプレイにおいて、時刻情報などに基づいた従来手法にて応答処理を行った場合、再現したパケット送受信の正確性は低下し、効率的で良好な精度のリプレイは達成されない。
そこで本発明の目的は、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイを可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のパケットリプレイ装置は、ネットワーク上の他装置と通信を行う通信装置と、ネットワーク上で授受されるパケット間の関係性の条件と、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件とを対応付けて規定したルールを格納した記憶装置と、ネットワーク上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組を、パケットの収集装置より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を、前記記憶装置の各ルールに照合して、前記キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性の条件に対応する前記実行条件の情報を、前記キャプチャパケットの前記属性情報に対応付けて記憶装置に格納する解析処理と、前記ネットワークにおけるノードとしてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、前記記憶装置に格納してある前記キャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた前記実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する応答処理とを実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
これによれば、時間や受信内容等によって内容が変化するような応答の正確性の高い模擬、すなわちパケットリプレイが可能となり、ソフトウェア試験の効率化が期待できる。従って、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイが可能となる。
また、本発明のパケットリプレイ方法は、ネットワーク上の他装置と通信を行う通信装置と、ネットワーク上で授受されるパケット間の関係性と、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件とを対応付けて規定したルールを格納した記憶装置とを備えた情報処理装置が、ネットワーク上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組を、パケットの収集装置より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を、前記記憶装置の各ルールに照合して、前記キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性に対応する前記実行条件の情報を、前記キャプチャパケットの前記属性情報に対応付けて記憶装置に格納する解析処理と、前記ネットワークにおけるノードとしてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、前記記憶装置に格納してある前記キャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた前記実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する応答処理とを実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイが可能となる。
本実施形態のパケットリプレイ装置の構成例を示す図である。 本実施形態のパケットリプレイ装置を含むパケット収集環境例を示す図である。 本実施形態のパケットリプレイ装置を含むパケットリプレイ環境例を示す図である。 本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における関係性ルールの例を示す図である。 本実施形態における出力画面例1を示す図である。 本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例4を示すフロー図である。 本実施形態における比較ルールの例を示す図である。 本実施形態における通信変換情報の例を示す図である。 本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例5を示すフロー図である。 本実施形態における出力画面例2を示す図である。 本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例3を示すシーケンス図である。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のパケットリプレイ装置101のシステム構成図であり、図2は本実施形態のパケットリプレイ装置101を含むパケット収集環境201の例を示す図であり、図3は、本実施形態のパケットリプレイ装置101を含むパケットリプレイ環境206の例を示す図である。
図1に示すパケットリプレイ装置101は、ある計算機システムでやり取りされていたパケットの情報をパケット収集装置203より受け取り、計算機システム内の任意の個数の計算機ノード202を模擬してパケット情報をリプレイするための装置である。また、こうしたパケットリプレイ装置101は、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイを可能とするコンピュータシステムである。
図2にて示すように、パケット収集環境201では、各計算機ノード202はネットワーク204を介して相互に通信を行っている。この場合、パケット収集装置203は計算機ノード202とネットワーク204との間に設置され、その通信内容すなわちパケットを取得し、パケット情報205、すなわちキャプチャパケットの情報としてパケットリプレイ装置101へ送付する。パケットリプレイ装置101は、こうして得たキャプチャパケットの情報等に基づいて解析処理を実行する。一方、パケットリプレイ環境206においては、パケットリプレイ装置101が、上述の解析処理の結果に基づいて、計算機ノード202を模してパケットの送受信を実行することとなる。
こうした本実施形態におけるパケットリプレイ装置101のハードウェア構成は以下の如くとなる。パケットリプレイ装置101は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶装置で構成される記憶装置106、RAMなど揮発性記憶装置で構成されるメモリ104、メモリ104ないし記憶装置106に保持されるプログラム108を読み出して実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPU105(演算装置)、ユーザとの間でのデータ入出力を担うユーザインターフェイス107、ネットワークと接続し他装置との通信処理を担うネットワークインターフェイス103、を備える。
なお、記憶装置106には、関係性ルール407、パケットリスト500、比較ルール702、通信変換情報901が格納されている。そのうち、関係性ルール407は、ネットワーク上で授受されるパケット間の関係性の条件と、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件とを対応付けて規定したテーブルである。また、パケットリスト500は、パケットリプレイ装置101における解析処理の結果得られる、キャプチャパケットの各組に該当した関係性の条件に対応する実行条件(関係性ルール由来)の情報を、キャプチャパケットの属性情報に対応付けたテーブルである。また、比較ルール702は、パケットリプレイ装置101における応答処理に際し、送受信したパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、記憶装置106に格納してあるキャプチャパケットの属性情報(パケットリスト由来)とを照合して、属性情報が一致するものを特定する際に、一致の判定基準となるルールを記述したものである。また、通信変換情報901は、パケットリプレイに際しパケットの送受信を行う場合、例えば本来とは異なる送信先にパケットを送信する場合に、本来の送信先と変更した送信先とのアドレスの対応関係を規定したテーブルとなる。いずれのテーブル類についても詳細なデータ構造については後述する。
続いて、本実施形態のパケットリプレイ装置101が備える機能部について説明する。上述したように、以下に説明する機能部は、例えばパケットリプレイ装置101が備えるプログラム108を実行することで実装されるものと言える。本実施形態のパケットリプレイ装置101は、ネットワーク204上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組を、パケット収集装置203より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を、記憶装置106の関係性ルール407に照合して、キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性の条件に対応する実行条件の情報を、キャプチャパケットの属性情報に対応付けて記憶装置106のパケットリスト500に格納する解析処理部110を備えている。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置101は、ネットワーク204における計算機ノード202としてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、記憶装置106のパケットリスト500におけるキャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する応答処理部111を備えている。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、所定属性のパケットの送信処理ないし受信処理を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの送信ないし受信を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、所定属性のパケットの受信受付の開始また終了を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの受信受付の開始また終了を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、指定時刻の到来を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する指定時刻の到来を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、ユーザからの入力を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定するユーザからの入力を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、所定イベントからの所定時間の経過を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する、所定イベントからの所定時間の経過を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
また、上述のパケットリスト500における実行条件が、所定イベントの所定発生回数の達成を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであるとしてもよい。この場合、パケットリプレイ装置101における応答処理部111は、上述の実行条件が規定する所定イベントの所定発生回数の達成を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。
以下、本実施形態におけるパケットリプレイ方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するパケットリプレイ方法に対応する各種動作は、上述のパケットリプレイ装置101がメモリ104ないし記憶装置106から読み出して実行するプログラム108によって実現される。そして、このプログラム108は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は、本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例1を示すフロー図であり、パケットリプレイ装置101における解析処理部110の処理を示すフローとなる。
この場合、解析処理部110は、パケット収集装置203から得たキャプチャパケットの組に関する情報、すなわちパケット情報205から、ネットワーク204のプロトコルや通信レイヤごとの情報を切り分けて属性情報として抽出し(s100)、これに識別子となるパケット識別子を付与してパケット解析情報を作成する(s101)。作成したパケット解析情報は算定用の一時的なものであるため、メモリ104に一旦格納される。
また、解析処理部110は、メモリ104に格納した上述のパケット解析情報を読み取り、記憶装置106が保持する関係性ルール407に照合し、キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定する(s102)。解析処理部110は、該当関係性の条件に対応する実行条件の情報を、上述のパケット識別子と共にキャプチャパケットの属性情報に対応付け、パケットリスト500として記憶装置106に格納する(s103)。
上述の処理は、各キャプチャパケットの組毎に関係性ルール407の各々を照合することになるため、図5に示すフローのごとく、キャプチャパケットの組毎(s401)に、関係性ルール407への照合を繰り返し実行する(s402)、各ループが実行される。こうした図5のフローにおいて、上述の解析処理部110は、キャプチャパケットの組を構成する一方のキャプチャパケットを「比較対象パケット」とし、他方のキャプチャパケットを入力パケットとして、処理を実行する。
この場合、解析処理部110は、比較対象パケットと入力パケットのそれぞれの情報であるパケット情報205から、ネットワーク204のプロトコルや通信レイヤごとの情報を切り分けて属性情報として抽出する。例えば、比較対象パケットの属性情報として、パケットのメッセージ部から「情報参照要求」の情報を抽出したとする。また、入力パケットの属性情報として、上述の比較対象パケットに対する「情報通知」の情報を抽出したとする。また、関係性ルール407において、図6にて示すように、「関係性ルール#1」として、「比較対象パケットが“情報参照要求”の送信に該当し、かつ、入力パケットが“比較対象パケットに対する情報通知”の受信に該当する」とのパケット間の関係性の条件を規定したとする。
この場合、解析処理部110は、上述の関係性ルール407を用いることで、比較対象パケットと入力パケットとの関係性として、上述の「関係性ルール#1」を特定することが出来る(s403、s404:Y)。この場合、解析処理部110は、関係性ルール407において、この「関係性ルール#1」に対応付けて規定されている、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件として、「受付開始条件:比較対象パケット送信後、受付終了条件:受付開始から00:00:05(5秒)」なる情報を特定し、これを、上述の比較対象パケット及び入力パケットの組、すなわちキャプチャパケットの組のパケット識別子と属性情報に対応付けて、パケットリスト500に格納する(s405)。
なお、上述のステップs403、s404の処理において、比較対象パケットと入力パケットとの関係性を特定出来なかった場合(s403、s404:N)、解析処理部110は、関係性ルール407からデフォルトの設定情報408を読み出して、これを上述の比較対象パケット及び入力パケットの組、すなわちキャプチャパケットの組の属性情報に対応付けて、パケットリスト500に格納する(s406)。
また、比較対象とするパケットは、基本的には各解析の開始までに得ていたパケット解析情報全てだが、パケットリプレイ装置101の解析処理部110が、予めユーザ指定を受けておいた時間帯やアドレス情報を用いて対象を絞り込むとしてもよい。
こうして生成されるパケットリスト500は、図7に示すようにユーザインターフェイス107にて出力し、ユーザによる閲覧や修正等に供する事が出来る。
図7に示す例では、パケットリスト500である受信パケット一覧501と、この受信パケット一覧501に含まれる受信パケット502および送信パケット503の組(比較対象パケットおよび入力パケットの組)のうちユーザ指定を受けたものについて、プロトコルや通信レイヤの各情報すなわち属性情報の詳細表示たるパケット情報507とを合わせて示している。
パケットリスト500たる受信パケット一覧501は、上述のパケット識別子520が付与されたレコードの集合体となっている。また、各レコード含まれる受信パケット502は、リプレイ時にパケットリプレイ装置101による受信を見込まれているパケット情報である。また同様に、送信パケット503はリプレイ時にパケットリプレイ装置101による送信を見込まれているパケット情報であり、受信パケット502と対になることで、受信に対するレスポンスとしての送信を実現する。つまりこの対が、キャプチャパケットの組に対応する。なお、受信のみ行うようなリプレイでは受信パケット502に対する送信パケット503は存在しない。
また、受付開始条件504は受信パケット502の受付を開始する条件であり、その条件には、リプレイ開始や他パケット情報の送受信といったトリガと、トリガから開始までの時間間隔等が指定されている。また、受付終了条件505は受信パケット502の受付を終了する条件であり、その条件は受付開始条件504と同様である。これら受付開始条件504、受付終了条件505は、上述したように、パケットリプレイを実行する際の実行条件となる。
また、処理回数506は、該当する受信パケットを何回受信した際に受付処理を終了させるかを示す値であり、受付終了条件505の一部と見なせる。処理回数506には、受信回数によっては受付を終了しないよう「無限回」といった値を設定してもよい。
一方、パケット情報507は、受信パケット502および送信パケット503の詳細内容を示す情報であり、ユーザが閲覧および修正するための情報となる。このうち、プロトコル部分508は、IPやTCPに代表される通信プロトコルに関する情報(送信元、送信先の各IPアドレスや、使用プロトコル、ポート番号等)が含まれている。また、メッセージ部分509はアプリケーションレベルでやり取りされているメッセージの内容である。プロトコル部分508およびメッセージ部分509双方において、内容を手動およびプログラムなどによる自動で修正してもよい。
続いて、上述したように解析処理部110によって生成された受信パケット一覧501(パケットリスト500)を用いて、応答処理部111が実際にパケットリプレイを実行する際の処理の流れについて説明する。図8は本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例4を示すフロー図であり、図9は本実施形態における比較ルールの例を示す図である。この場合、パケットリプレイ装置101の応答処理部111は、受信パケット一覧501の各レコードに基づき、現在の状況601が「受付中」であるパケットの組について、ネットワーク204からパケットを受信する(s300)。例えば、受信パケット一覧501のレコードのうち、パケット識別子“#1”のレコードにて、受付開始条件504は「起動後3秒」であるから、当該パケットリプレイ装置101の起動から3秒後に、上述ステップs300のパケット受信を開始する。
続いて、応答処理部111は、ステップs300で受信したパケットからプロトコル及び通信レイヤの属性情報すなわちパケット情報205を得て、このパケット情報205と、上述のパケット識別子“#1”のレコードにて規定する受信パケット502の情報(受信パケット一覧501に格納されたキャプチャパケットの属性情報)とを照合して、それらが比較ルール702を満たす条件で一致するか判定する(s301)。
ステップs301の判定の結果、パケット情報205と受信パケット502の情報とが一致、すなわち二つのパケットが一致していた場合(s302:Y)、応答処理部111は、ステップs300で受信したパケットに対する応答として送信すべきパケットがあるか、上述のパケット識別子“#1”のレコードにて規定する送信パケット503の情報を読み取って確認する(s303)。応答として送信すべきパケットがある場合(s303:Y)、その受信パケット502の情報が規定する内容および宛先のパケットを生成し、送信処理する(s304)。
なお、ステップs304においてパケットを生成、送信する際に、本来の宛先すなわち所定の計算機ノード202に宛ててではなく、業務に影響が出ない他の計算機ノード宛てにパケット送信を行うとしてもよい。この場合、応答処理部111は、図10に示すような通信変換情報901を用い、該当パケットの宛先を変換元情報904のそれぞれに照合し、該当する変換元情報904が特定できた場合、この変換元情報904に対応付いている変換先情報905を新たな宛先としてパケットに設定し、送信を行う。勿論、パケットの受信時にも、受信パケットの送信先を変換元情報904のそれぞれに照合し、該当する変換元情報904が特定できた場合、この変換元情報904に対応付いている変換先情報905を新たな受信元としてパケットに設定し、受信を行うことも出来る。こうした通信変換情報901は、IPやTCPといったプロトコル902ごとに、アドレスやポート番号等のパラメータ903、変換元情報904、変換先情報905、といった変換ルールの各レコードが記述されている。
以上のパケットリプレイ処理の実行後は、該当処理をトリガとして、受信パケット一覧501の他レコードにおける状態、すなわち受付開始条件504や受付終了条件505の状態が変化する可能性がある。そのため応答処理部111は、パケット状態チェック処理(s325)を行う。図11に基づき、このパケット状態チェック処理について説明する。
図11は本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例5を示すフロー図である。ここでは、パケット一覧501の各レコードに規定された受信パケット502に関して、それまで受付未開始であったが、上述のステップs304までの処理により受付開始条件504を満たすこととなったか否かを判定することとなる。そのため、そのような判定対象となる受信パケット502を、(未だ受付開始状態ではなく)待機状態のパケットであるとして、待機パケットと称する。
ここで応答処理部111は、待機状態の各パケットに対してはループを用いて以降の処理を繰り返し実行するものとする。応答処理部111は、上述のステップs304の処理による、パケットの送受信や受付開始、終了等の事象(或いはユーザ入力や装置、アプリの起動等も含む)と、待機パケットに関する受付開始条件504とを照合することで、受付開始条件が満たされたか判定する(s321)。
受付開始条件が満たされた待機パケットに関しては(s321:Y)、応答処理部111は、受信パケット一覧501の該当レコードにおける、現在の状態601を「未開始」から「受付中」に更新し(s322)、パケットの受信処理を開始する。
一方、応答処理部111は、「受付中」となったパケットに関してはループを用いて以降の処理を繰り返し実行するものとする。ここで応答処理部111は、「受付中」であるパケットに関して、新たに受付終了条件が満たされたかどうか、その後(ステップs322以降)に別途実行された上述のステップs304の処理による、パケットの送受信や受付開始、終了等の事象(或いはユーザ入力や装置、アプリの起動等も含む)と、待機パケットに関する受付終了条件505とを照合することで判定する(s323)。
受付終了条件が満たされた「受付中」パケットに関しては(s323:Y)、応答処理部111は、受信パケット一覧501の該当レコードにおける、現在の状態601を「受付中」から「終了」に更新し(s324)、パケットの受信処理を終了する。なお、上述の二つのループ処理は実行順序が入れ替わっても構わない。以上の処理の結果、受信パケット一覧501における現在の状態601の変更が発生した場合(s325:Y)、それをトリガとしてさらに状態の変更が発生する可能性があるため、応答処理部111は処理をステップs321に戻し、上述の処理を再実行する。
こうしたパケットリプレイの処理により、受信パケット一覧501の内容が変更されていく状況について説明する。図12は本実施形態における出力画面例2を示す図であり、具体的には、上述した受信パケット一覧501を構成する各レコード、すなわちリプレイ処理の対象となる一連のパケットの各組(パケット識別子“#1”〜)に関し、リプレイ実施状況を示す画面例である。ここで画面表示されているのは、図7で示した受信パケット一覧501と同じ構成のテーブルに、現在の状態601と現在処理回数603の各項目が追加されたテーブル600となる。
現在の状態601の値は、該当レコードに記述された該当パケットらに関するリプレイが現在どのような処理状態となっているかを表している。例えば、パケット識別子“#1”のレコードに関しては、現在の状態が「終了」となっている。これは、当該パケットリプレイ装置101の起動に伴い、受付開始条件504の「起動後3秒」との条件に従って、例えば送信パケット503に記述された所定パケットの送信を装置起動3秒後に「1回」行い、現在処理回数603にて分数“1(実際の処理回数)/1(回数上限値)”で示すごとく処理回数506で規定された回数上限“1”に達し、パケット受信の受付終了となった状態を示している。
同様に、パケット識別子“#2”のレコードに関しては、現在の状態が「終了」となっている。これは、上述のパケット識別子“#1”のレコードに対応したリプレイ処理によりパケット送信が行われたことに伴い、受付開始条件504の「#1送信」との条件に従って、例えば受信パケット502に記述された所定パケットの受信を「#1送信」を検知して5秒間だけ「1回」行い、現在処理回数603にて分数“1(実際の処理回数)/1(回数上限値)”で示すごとく処理回数506で規定された回数上限“1”に達し、パケット受信の受付終了となった状態を示している。
同様に、パケット識別子“#3”のレコードに関しては、現在の状態が「受付中」となっている。これは、上述のパケット識別子“#2”のレコードに対応したリプレイ処理によりパケット受信が行われたことに伴い、受付開始条件504の「#2開始」との条件に従って、例えば受信パケット502に記述された所定パケットの受信、ないし送信パケット503に記述された所定パケットの送信を、「#2開始を検知してから「2回」行い、現在処理回数603にて分数“2(実際の処理回数)/3(回数上限値)”で示すごとく処理回数506で規定された回数上限“3”に未達のため、パケット受信の受付中となった状態を示している。
同様に、パケット識別子“#4”のレコードに関しては、現在の状態が「未開始」となっている。これは、上述のパケット識別子“#3”のレコードに対応したリプレイ処理が未だ終了していないことに伴い、受付開始条件504の「#3終了」との条件に従って、リプライ処理を開始していない状態を示している。そのため、現在処理回数603にて分数“0(実際の処理回数)/3(回数上限値)”で示すごとく処理回数506で規定された回数上限“3”には未達となっている。このレコードでの受付終了条件は、下記のパケット識別子“#5”に関してパケット受信が行われたこと、すなわち「#5受信」を回数上限“3”回まで繰り返したこととなる。
同様に、パケット識別子“#5”のレコードに関しても、現在の状態が「未開始」となっている。これは、受付開始条件504の「時刻12:00:00」が到来していないことに伴い、リプライ処理を開始していない状態を示している。そのため、現在処理回数603にて分数“0(実際の処理回数)/3(回数上限値)”で示すごとく処理回数506で規定された回数上限“3”には未達となっている。このレコードでの受付終了条件は、ユーザインターフェイス107にて所定のユーザ入力を受けたこと、すなわち「ユーザ入力」を回数上限“3”回まで繰り返したこととなる。
また、こうしたテーブル600をユーザインターフェイス107で閲覧するユーザは、上述の現在の状態601の各欄におけるボタン602を押下することで、状態の変更を行うことが可能である。例えば、現在の状態601が“終了”であっても、“再開”のボタンが押下されると、パケットリプレイ装置101はこれを受けて、受付開始条件504に関わらず該当レコードに関するパケットリプレイの処理を再開する。同様に、現在の状態601が“受付中”であっても、“強制終了”のボタンが押下されると、パケットリプレイ装置101はこれを受けて、受付終了条件505に関わらず該当レコードに関するパケットリプレイの処理を終了する。また、現在の状態601が“未開始”であっても、“開始”のボタンが押下されると、パケットリプレイ装置101はこれを受けて、受付開始条件504に関わらず該当レコードに関するパケットリプレイの処理を開始する。
続いて、上述の図7および図12に示した受信パケット一覧501(パケットリスト500)の各レコードに基づいて行うリプレイ処理の連携具合について、シーケンス図に用いてあらためて説明する。図13は本実施形態におけるパケットリプレイ方法の処理手順例3を示すシーケンス図である。ここでは、上述のパケット識別子520(“#1”〜)に対応したリプレイ処理に、該当パケット識別子を付して示すこととする。
この場合、リプレイ処理#1(611)は、パケットリプレイ装置101の起動3秒後に受付を開始し、受信パケット#1を受信した際には応答として送信パケット#1を送信して処理を終了する。また、リプレイ処理#2(612)は、送信パケット#1送信後に受付を開始し、受信パケット#2を受信した後に処理を終了する。なお、終了条件として「開始から5秒」が指定されているため、受付を開始してから5秒間経過しても処理が終了していない場合、即ち、開始から5秒経過しても受信パケット#2を受信していない場合も処理を終了する。また、リプレイ処理#2(612)には送信パケットが指定されていないため、受信パケット#2の受信に対して応答パケットは送信しない。
また、リプレイ処理#3(613)は、リプレイ処理#2(612)の開始と同時に受付を開始する。受信パケット#3を受信した際には応答として送信パケット#3を送信して処理を終了するが、処理回数が3回と設定されているため、1回の送信では処理を終了せず、3回目の送信(616)が完了した時点で処理を終了する。
リプレイ処理#4(614)は、リプレイ処理#3(612)終了と同時に受付を開始し、受信パケット#4を受信した際には応答として送信パケット#4を送信して処理を終了する。
リプレイ処理#5(615)は、リプレイ環境での時刻が指定時刻である12:00:00となった時点で処理を開始し、受信パケット#5を受信した際には応答として送信パケット#5を送信する。リプレイ処理#5(615)は、リプレイ処理#3(613)と同様に処理回数が3回と設定されているため、送信パケット#5を3回送信した場合に処理を終了するが、終了条件としてユーザ入力も指定されているため、602に示したユーザ操作による終了も可能である。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、パケット授受の経緯や時間など種々の条件に応じて変化する状況を的確に踏まえ、精度良好なパケットリプレイが可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、所定属性のパケットの送信処理ないし受信処理を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの送信ないし受信を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、パケットの送信処理ないし受信処理を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、所定属性のパケットの受信受付の開始また終了を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの受信受付の開始また終了を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、パケットの受信受付の開始また終了を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、前記実行条件が規定する当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、指定時刻の到来を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定する指定時刻の到来を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、指定時刻の到来を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、ユーザからの入力を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定するユーザからの入力を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、ユーザからの入力を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、所定イベントからの所定時間の経過を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定する、所定イベントからの所定時間の経過を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、所定イベントからの所定時間の経過を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
また、本実施形態のパケットリプレイ装置において、記憶装置に格納された実行条件は、所定イベントの所定発生回数の達成を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、この場合、演算装置は、応答処理において、実行条件が規定する所定イベントの所定発生回数の達成を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、としてもよい。これによれば、所定イベントの所定発生回数の達成を契機とし、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了することが可能となり、実際のパケット授受の状況により合致した正確性の高いパケットリプレイが可能となる。
なお、パケットリプレイ装置の演算装置は、上述のルールにおける、パケット間の関係性の条件として、キャプチャパケットのヘッダ情報、ペイロード情報、及びキャプチャ時の時刻情報を任意に組み合わせたユーザ指定を入力装置を介して受け付けて、当該受け付けた情報群を上述の関係性の条件として記憶装置に格納するものとしてもよい。
また、パケットリプレイ装置の演算装置は、上述の解析処理の結果、記憶装置に格納した、関係性の条件に対応する実行条件の情報と、キャプチャパケットの属性情報とについて、所定の表示装置に出力して、ユーザからの更新指示を入力装置にて受け付け、当該受け付けた更新指示に応じて更新した内容で、関係性の条件に対応する実行条件の情報と、キャプチャパケットの属性情報とを対応付けて記憶装置に格納するとしてもよい。
また、パケットリプレイ装置の演算装置は、上述の応答処理において、送受信したパケットの属性情報と、記憶装置に格納してあるキャプチャパケットの属性情報とを照合した際、同じでなかった場合はその差異を、所定の表示装置に出力するとしてもよい。
101 パケットリプレイ装置
102 パケットリプレイ部
103 ネットワークインターフェイス(通信装置)
104 メモリ
105 CPU
106 記憶装置
107 ユーザインターフェイス
108 プログラム
110 解析処理部
111 応答処理部
120 プログラム
202 計算機ノード
203 パケット収集装置
204 ネットワーク
407 関係性ルール(ルール)
702 比較ルール
901 通信変換情報

Claims (9)

  1. ネットワーク上の他装置と通信を行う通信装置と、
    ネットワーク上で授受されるパケット間の関係性の条件と、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件とを対応付けて規定したルールを格納した記憶装置と、
    ネットワーク上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組を、パケットの収集装置より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を、前記記憶装置の各ルールに照合して、前記キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性の条件に対応する前記実行条件の情報を、前記キャプチャパケットの前記属性情報に対応付けて記憶装置に格納する解析処理と、
    前記ネットワークにおけるノードとしてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、前記記憶装置に格納してある前記キャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた前記実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する応答処理とを実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とするパケットリプレイ装置。
  2. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、所定属性のパケットの送信処理ないし受信処理を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの送信ないし受信を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  3. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、所定属性のパケットの受信受付の開始また終了を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する所定属性を備えたパケットの受信受付の開始また終了を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  4. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する当該パケットリプレイ装置の起動、または当該パケットリプレイ装置内の所定プログラムの起動を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  5. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、指定時刻の到来を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する指定時刻の到来を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  6. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、ユーザからの入力を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定するユーザからの入力を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  7. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、所定イベントからの所定時間の経過を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する、所定イベントからの所定時間の経過を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  8. 前記記憶装置に格納された前記実行条件は、所定イベントの所定発生回数の達成を契機とした、パケットリプレイに関する所定処理の実行開始ないし実行終了を規定したものであり、
    前記演算装置は、前記応答処理において、前記実行条件が規定する所定イベントの所定発生回数の達成を契機として、該当実行条件における、パケットリプレイに関する所定処理の実行を開始ないし終了するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケットリプレイ装置。
  9. ネットワーク上の他装置と通信を行う通信装置と、ネットワーク上で授受されるパケット間の関係性と、当該関係性を備えたパケット授受を再現するパケットリプレイの実行条件とを対応付けて規定したルールを格納した記憶装置とを備えた情報処理装置が、
    ネットワーク上で授受されている一連のパケットの複製たるキャプチャパケットの組を、パケットの収集装置より取得し、各キャプチャパケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報を、前記記憶装置の各ルールに照合して、前記キャプチャパケットの組みに該当する関係性を特定し、該当関係性に対応する前記実行条件の情報を、前記キャプチャパケットの前記属性情報に対応付けて記憶装置に格納する解析処理と、
    前記ネットワークにおけるノードとしてパケットを送受信した際、該当パケットの含むプロトコル及び通信レイヤの属性情報と、前記記憶装置に格納してある前記キャプチャパケットの属性情報と照合して、属性情報が一致するキャプチャパケットに対応付けされた前記実行条件の情報を特定し、該当実行条件に応じてパケットリプレイを実行する応答処理とを実行する、
    ことを特徴とするパケットリプレイ方法。
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