JPH08306898A - 固体撮像素子モジュール及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子モジュール及びその製造方法

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JPH08306898A
JPH08306898A JP7111921A JP11192195A JPH08306898A JP H08306898 A JPH08306898 A JP H08306898A JP 7111921 A JP7111921 A JP 7111921A JP 11192195 A JP11192195 A JP 11192195A JP H08306898 A JPH08306898 A JP H08306898A
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JP
Japan
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solid
peripheral portion
opening
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ccd
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JP7111921A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ando
鉄男 安藤
Tetsuo Komatsu
哲郎 小松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CCDの受光性能を低下させることなく、受光
素子を気密封止できるCCDモジュールを提供するこ
と。 【構成】テープキャリア基材71の一方の面上に形成さ
れ、デバイスホール72の周縁部にその先端を配置した
リード73と、テープキャリア基材71の上記一方の面
側で、かつ、デバイスホール72に対応して配置され、
中央部に受光素子22を有し、周辺部に電極23を有す
るCCD20と、CCD20の上記周辺部とテープキャ
リア基材71のデバイスホール72の上記周縁部とを気
密接着する異方性導電ペースト80と、リード73とC
CD20の電極23とを導通する異方性導電ペースト8
0と、テープキャリア基材71の他方の面側に配置され
デバイスホール72を気密に蓋する光学ガラス30とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超小型マイクロカメラ
用のCCD等の固体撮像素子が実装された固体撮像素子
モジュール及びその製造方法に関し、特に固体撮像素子
の受光性能を低下させずにごみ付着等を防止できるもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は従来の固体撮像素子モジュール
の一つであるCCDモジュール10を図25におけるZ
−Z線で切断し、矢印方向に見た断面図であり、図25
は一部切欠して示す斜視図である。このようなCCDモ
ジュール10は超小型マイクロカメラ等に搭載されてい
る。
【0003】CCDモジュール10は、後述する受光素
子22を図24中上側に向けて配置されたCCD20
と、このCCD20の受光面側に所定間隔だけ離れて平
行に配置された光学ガラス30と、CCD20と光学ガ
ラス30との間に設けられCCD20を気密封止するた
めの紫外線硬化樹脂40と、TAB(Tape Automated B
onding)テープ50を備えている。
【0004】CCD20は、矩形状の平板に形成された
CCD基板21と、このCCD基板21の図24中上面
に設けられた複数の受光素子22と、これら複数の受光
素子22にそれぞれ接続された電極23と、これら電極
23上にそれぞれ配置されたバンプ24と、受光素子2
2上面に設けられ受光素子22に効率よく集光するため
のマイクロレンズ25とを備えている。
【0005】TABテープ50は、テープキャリア基材
51と、このテープキャリア基材51上に形成され図2
4中下方に配置された基板(不図示)に接続されたリー
ド52と、このリード52の先端に設けられたフライン
グインナリード53を備えている。
【0006】このようなCCDモジュール10は、次の
ような工程で組み立てられている。すなわち、CCD2
0の電極23をバンプ24を介してフライングインナリ
ード53の先端53aにはんだ付け等により接続した
後、CCD20のマイクロレンズ25等へのごみ付着を
防止するために、CCD10の図24中上面にわたり紫
外線硬化樹脂40を塗布し、気密封止する。次に紫外線
硬化樹脂40の図24中上側に光学ガラス30を貼り合
わせ、光学ガラス30に紫外線光を照射し紫外線硬化樹
脂40を硬化させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のC
CDモジュールにあっては次のような問題があった。す
なわち、CCD20のマイクロレンズ25は気密封止の
ための紫外線硬化樹脂40で覆われているため、マイク
ロレンズ25によるマイクロレンズ効果が薄れ、CCD
20の受光性能が低下するという問題があった。
【0008】また、CCD20の電極23上にバンプ2
4を設ける必要があるため、バンプ24の形成工程にお
いて、CCD20のマイクロレンズ25上へごみが付着
する機会が多くなり、モジュール不良率が高くなるとい
う問題もあった。
【0009】そこで本発明は、固体撮像素子の受光性能
を低下させることなく、受光素子を気密封止できる固体
撮像素子モジュール及びその製造方法を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、所定の
大きさの開口部を有するキャリアテープと、このキャリ
アテープの一方の面に形成され、上記開口部の周縁部に
その先端を配置したリードと、上記キャリアテープの上
記一方の面側で、かつ、上記開口部に対応して配置さ
れ、その中央部に上記開口部より狭い受光部を有すると
ともに、上記受光部の周辺部に電極を有する固体撮像素
子と、この固体撮像素子の上記周辺部と上記キャリアテ
ープの上記開口部の上記周縁部とを気密接着する手段
と、上記キャリアテープの上記リードと上記固体撮像素
子の上記電極とを導通する手段と、上記キャリアテープ
の他方の面側に配置され上記開口部を気密に蓋する光学
ガラスとを備えるようにした。
【0011】請求項2に記載された発明は、所定の大き
さの開口部を有するキャリアテープと、このキャリアテ
ープの一方の面に形成され、上記開口部の周縁部からそ
の先端を突出するように配置したリードと、上記キャリ
アテープの上記一方の面側で、かつ、上記開口部に対応
して配置され、その中央部に上記開口部より狭い受光部
を有するとともに、上記受光部の周辺部に電極を有する
固体撮像素子と、この固体撮像素子の上記周辺部と上記
キャリアテープの上記開口部の上記周縁部とを気密接着
する手段と、上記キャリアテープの上記リードと上記固
体撮像素子の上記電極とを導通する手段と、上記キャリ
アテープの他方の面側に配置され上記開口部を気密に蓋
する光学ガラスとを備えるようにした。
【0012】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1または2に記載された発明において、上記気密接着
する手段及び上記導通する手段は、上記キャリアテープ
の上記開口部の上記周縁部とこの周縁部と対向する上記
固体撮像素子の上記周辺部との間に周状に設けられた異
方性導電部材であることが好ましい。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、請求
項1または2に記載された発明において、上記気密接着
する手段は、上記キャリアテープの上記開口部の上記周
縁部とこの周縁部と対向する上記固体撮像素子の上記周
辺部との間に周状に設けられた樹脂であり、上記接続す
る手段は、上記電極とこの電極と対向する上記リードの
先端との間に設けられた導電部材であることが好まし
い。
【0014】請求項5に記載された発明によれば、請求
項4に記載された発明において、上記樹脂及び上記導電
部材は硬化温度が150℃以下であることが好ましい。
請求項6に記載された発明によれば、請求項1乃至5の
いずれかに記載された発明において、上記リードの先端
にバンプが設けられていることが好ましい。
【0015】請求項7に記載された発明によれば、請求
項1乃至5のいずれかに記載された発明において、上記
電極にバンプが設けられていることが好ましい。請求項
8に記載された発明は、請求項1または2に記載された
固体撮像素子モジュールの製造方法において、上記開口
部の上記他方の面側の周縁部に上記光学ガラスを気密に
接着する光学ガラス接着工程と、上記固体撮像素子を上
記周辺部と上記キャリアテープの上記開口部に対応する
部分に設けてその周辺部を封止する固体撮像素子接続工
程とを具備するようにした。
【0016】請求項9に記載された発明によれば、請求
項8に記載された発明において、上記固体撮像素子接続
工程は、上記キャリアテープの上記開口部の上記周縁部
又は上記固体撮像素子の上記周辺部に異方性導電部材を
周状に形成する異方性導電部材形成工程と、上記キャリ
アテープの上記リードに上記固体撮像素子の上記電極を
位置決めする位置決め工程と、上記異方性導電部材を加
熱・加圧して上記リードと上記電極とを導通する加熱・
加圧工程とを具備することが好ましい。
【0017】請求項10に記載された発明によれば、請
求項8に記載された発明において、上記固体撮像素子接
続工程は、上記キャリアテープの上記開口部の上記周縁
部又は上記固体撮像素子の上記周辺部に樹脂を周状に形
成する樹脂形成工程と、上記電極又は上記リードの先端
との間に導通部材を設ける導通工程とを具備することが
好ましい。
【0018】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。すなわち、請求項1に記載された発明によれば、固
体撮像素子モジュールとして、所定の大きさの開口部を
有するキャリアテープの一方の面に形成され、開口部の
周縁部にその先端を配置したリードと、キャリアテープ
の一方の面側で、かつ、開口部に対応して配置され、そ
の中央部に上記開口部より狭い受光部を有するととも
に、上記受光部の周辺部に電極を有する固体撮像素子
と、キャリアテープの他方の面側に配置され上記開口部
を気密に蓋する光学ガラスとを備え、固体撮像素子の周
辺部とキャリアテープの開口部の周縁部とを気密接着
し、キャリアテープのリードと固体撮像素子の電極とを
導通するようにした。このため、固体撮像素子と光学ガ
ラスとの間に気密な空間を形成することができ、受光部
に透明樹脂を塗布することなく、外部からのごみ付着を
防止することができる。したがって、固体撮像素子の受
光性能を低下させることがない。
【0019】請求項2に記載された発明によれば、固体
撮像素子モジュールとして、所定の大きさの開口部を有
するキャリアテープの一方の面に形成され、上記開口部
の周縁部からその先端を突出するように配置したリード
と、キャリアテープの一方の面側で、かつ、開口部に対
応して配置され、その中央部に上記開口部より狭い受光
部を有するとともに、上記受光部の周辺部に電極を有す
る固体撮像素子と、キャリアテープの他方の面側に配置
され上記開口部を気密に蓋する光学ガラスとを備え、固
体撮像素子の周辺部とキャリアテープの開口部の周縁部
とを気密接着し、キャリアテープのリードと固体撮像素
子の電極とを導通するようにした。このため、固体撮像
素子と光学ガラスとの間に気密な空間を形成することが
でき、受光部に透明樹脂を塗布することなく、外部から
のごみ付着を防止することができる。したがって、固体
撮像素子の受光性能を低下させることがない。
【0020】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1または2に記載された発明において、キャリアテー
プの開口部の周縁部と固体撮像素子の周辺部との間に周
状に異方性導電部材を設けたので、一種類の部材で気密
接着及び導通を行うことができる。
【0021】請求項4に記載された発明によれば、請求
項1または2に記載された発明において、キャリアテー
プの開口部の周縁部とこの周縁部と対向する固体撮像素
子の周辺部との間に周状に設けられた樹脂で気密接着
し、電極とリードの先端との間に設けられた導電部材で
導通したので、接続荷重を小さくすることができる。
【0022】請求項5に記載された発明によれば、請求
項4に記載された発明において、樹脂及び導電部材の硬
化温度を150℃以下としたので、固体撮像素子に与え
る影響を最小限に抑えることができる。
【0023】請求項6に記載された発明によれば、請求
項1乃至5のいずれかに記載された発明において、リー
ドの先端にバンプが設けられているので、固体撮像素子
の電極にバンプを形成する工程が不要となり、受光部に
ごみが付着する機会を減らすことができる。
【0024】請求項7に記載された発明によれば、請求
項1乃至5のいずれかに記載された発明において、電極
にバンプが設けられているので、リードにバンプを形成
する工程を省略できる。
【0025】請求項8に記載された発明によれば、請求
項1または2に記載された固体撮像素子モジュールの製
造方法において、開口部の他方の面側の周縁部に光学ガ
ラスを気密に接着し、固体撮像素子を周辺部とキャリア
テープの開口部に対応する部分に設けてその周辺部を封
止するようにしたので、固体撮像素子と光学ガラスとの
間に気密な空間を形成することができ、受光部に透明樹
脂を塗布することなく、外部からのごみ付着を防止する
ことができる。したがって、固体撮像素子の受光性能を
低下させることがない。
【0026】請求項9に記載された発明によれば、請求
項8に記載された発明において、キャリアテープの開口
部の周縁部又は固体撮像素子の上記周辺部に異方性導電
部材を周状に形成し、キャリアテープのリードに固体撮
像素子の電極を位置決めし、異方性導電部材を加熱・加
圧してリードと電極とを導通するようにして、固体撮像
素子を接続するようにしたので、同時に、かつ一種類の
部材で気密接着及び導通を行うことができる。
【0027】請求項10に記載された発明によれば、請
求項8に記載された発明において、キャリアテープの開
口部の周縁部又は固体撮像素子の周辺部に樹脂を周状に
形成し、電極とリードの先端との間に導通部材を設ける
ようにして固体撮像素子を接続するようにしたので、接
続荷重を小さくできる。
【0028】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る固体撮像素
子モジュールとしてのCCDモジュール60を図2にお
けるX−X線に沿って切断した断面図、図2はCCDモ
ジュール60を一部切欠して示す斜視図である。これら
の図において、図24および図25と同一機能部分には
同一符号が付されている。
【0029】図1及び図2に示すようにCCDモジュー
ル60は、後述する受光部としての受光素子22を図1
中上側に向けて配置された固体撮像素子としてのCCD
20と、このCCD20の図1中上方に所定間隔だけ離
れて平行に配置された光学ガラス30と、TAB(Tape
Automated Bonding)テープ70を備えている。なお、
図1中80は異方性導電部材としての異方性導電ペース
ト、81は接着剤、82は紫外線硬化樹脂を示してい
る。但し、これら異方性導電ペースト80、接着剤8
1、紫外線硬化樹脂82は図2では省略する。
【0030】CCD20は、矩形状のCCD基板21
と、このCCD基板21の図1中上面に設けられ後述す
るデバイスホール72に対応して配置された複数の受光
素子22の周辺部に設けられるとともに、これら複数の
受光素子22にそれぞれ接続された電極23と、これら
電極23上にそれぞれ配置されたバンプ24と、受光素
子22上面に設けられ受光素子22に効率よく集光する
ためのマイクロレンズ25とを備えている。
【0031】TABテープ70は、キャリアテープとし
てのテープキャリア基材71と、このテープキャリア基
材71に設けられ、上記CCD20の受光素子22が設
けられた範囲よりも僅かに大きいデバイスホール72
(開口部)と、テープキャリア基材71上に形成され上
記デバイスホール72の周縁部にその先端73aを配置
したリード73を備えている。なお、TABテープ70
は供給された状態では図3に示すように形成されてお
り、部分的にホール71aが設けられている。このた
め、光学ガラス30及びCCD20が取り付けられた
後、図3中二点鎖線Rの箇所で切断することにより、不
要部分が切除され、テープキャリア基材71が分離され
る。このため、CCDカメラ内に組み込む際等にテープ
キャリア基材71が設けられていないリード73の部分
は折り曲げ容易となっている。また、リード73の他端
(不図示)は図1中下方に配置された基板(不図示)に
接続されている。
【0032】一方、異方性導電ペースト80はデバイス
ホール72の一方側の面の周縁部にロの字状に塗布され
ており、紫外線硬化樹脂82はデバイスホール72の他
方側の面の周縁部にロの字状に塗布されているため、空
気の通流部分がなくなり、キャビティCは気密状態に保
たれている。また、異方性導電ペースト80は電極23
とリード73の先端73aとを導通している。
【0033】このようなCCDモジュール60は、図4
の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられる。
すなわち、図4の(a)に示すようにTABテープ70
のテープキャリア基材71側にロの字状に紫外線硬化樹
脂82を塗布する。次に図4の(b)に示すように、T
ABテープ70を光学ガラス30上に紫外線硬化樹脂8
2を介してデバイスホール72を塞ぐようにして載置す
る。続いて、光学ガラス30側から紫外線を照射して紫
外線硬化樹脂82を硬化し、気密接着する。さらに、図
4の(c)及び図5に示すようにリード73の先端73
aを含むようにしてデバイスホール72の周縁部にロの
字状に異方性導電ペースト80を塗布する。
【0034】図4の(d)に示すようにCCD20を受
光素子22が設けられた面を図4中下方に向け、受光素
子22をデバイスホール72に対応させるとともに、リ
ード73の先端73aがそれぞれ所定の電極23に対応
するようにTABテープ70上に載置する。なお、CC
D20の電極23には予めバンプ24が形成されてい
る。ここで、CCD20を図示しないCCDチップ加熱
機構により加熱するとともに図4の(d)中矢印P方向
にCCD20を加圧する。これにより、異方性導電ペー
スト80が硬化して、電極23とリード73の先端73
aとが導通するとともに、キャビティCが気密封止され
る。さらに、図4の(e)に示すように異方性導電ペー
スト80の外周にロの字状に接着剤81を塗布し、CC
D20をTABテープ70に接着する。
【0035】このように構成されたCCDモジュール6
0であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び異
方性導電ペースト80によって気密封止されている。こ
のため、本CCD20のマイクロレンズ25上に紫外線
硬化樹脂等の透明樹脂によって封止することなく外部か
らのごみ付着を防止できる。したがって、マイクロレン
ズ25の機能を十分に発揮することができる。
【0036】一方、異方性導電膜80を用いることによ
り、CCD20とTABテープ70との気密接着及び導
通を同時に、かつ同一部材を用いて行うことができる。
図6は本発明の第2実施例に係る固体撮像素子モジュー
ルとしてのCCDモジュール90の断面図である。この
図において、図1と同一機能部分には同一符号が付され
ている。したがって、重複する部分の説明は省略する。
【0037】本第2実施例が上述した第1実施例と異な
る点は、CCD20の電極23にバンプ24が設けられ
ている代りに、TABテープ70のリード73の先端7
3aに予めバンプ74が形成されている点にある。な
お、リード73の先端73aにバンプ74を形成する方
法としては、リード73の先端73aに部分メッキをす
る方法や、リード73をエッチングにより先端73a以
外の部分を薄くする方法等がある。
【0038】このようなCCDモジュール90は、図7
の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられる。
すなわち、図7の(a)に示すようにTABテープ70
のテープキャリア基材71側にロの字状に紫外線硬化樹
脂82を塗布する。次に図7の(b)に示すように、T
ABテープ70を光学ガラス30上に紫外線硬化樹脂8
2を介してデバイスホール72を塞ぐようにして載置す
る。続いて、光学ガラス30側から紫外線を照射して紫
外線硬化樹脂82を硬化し、気密接着する。さらに、図
7の(c)及び図8に示すようにリード73の先端73
aを含むようにデバイスホール72の周縁部にロの字状
に異方性導電ペースト80を塗布する。なお、リード7
3の先端73aには予めバンプ74が形成されている。
【0039】図7の(d)に示すようにCCD20を受
光素子22が設けられた面を図7中下方に向け、受光素
子22をデバイスホール72に対応させるとともに、リ
ード73の先端73aがそれぞれ所定の電極23に対応
するようにTABテープ70上に載置する。ここで、C
CD20を図示しないCCDチップ加熱機構により加熱
するとともに図7の(d)中矢印P方向にCCD20を
加圧する。これにより、異方性導電ペースト80が硬化
して、電極23とリード73の先端73aとが導通する
とともに、キャビティCが気密封止される。さらに、図
7の(e)に示すように異方性導電ペースト80の外周
にロの字状に接着剤を塗布し、CCD20をTABテー
プ70に接着する。
【0040】このように構成されたCCDモジュール9
0であると、上述した第1実施例と同様の効果があると
ともに、TABテープ70のリード73の先端73a上
に予めバンプ74を形成するようにしている。このた
め、CCD20の電極23上にバンプ24を形成する工
程が不要となり、この工程においてマイクロレンズ25
等にごみが付着して、モジュール不良率が高くなること
を防止できる。
【0041】なお、上述した第1実施例及び第2実施例
では、CCD20の電極23とTABテープ70のリー
ド73の先端73aとを接続する異方性導電部材として
異方性導電ペースト80を用いたが、シート状の異方性
導電フィルムを用いても同様の効果が得られる。
【0042】図9は本発明の第3実施例に係る固体撮像
素子モジュールとしてのCCDモジュール100を示す
断面図である。この図において、図1と同一機能部分に
は同一符号が付されている。したがって、重複する部分
の説明は省略する。
【0043】本第3実施例が上述した第1実施例と異な
る点は、異方性導電ペースト80を用いる代りに、導電
ペースト83及び樹脂84を用いた点にある。すなわ
ち、CCD20の電極23とTABテープ70のリード
73の先端73aとの接続は導電ペースト83によって
行われ、キャビティCの気密封止は電極23の外周にロ
の字状に設けられた樹脂84によって行われる。
【0044】このようなCCDモジュール100は、図
10の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられ
る。すなわち、図10の(a)に示すようにTABテー
プ70のテープキャリア基材71側にロの字状に紫外線
硬化樹脂82を塗布する。次に図10の(b)に示すよ
うにTABテープ70をデバイスホール72を塞ぐよう
に光学ガラス30上に紫外線硬化樹脂82を介して載置
し、光学ガラス30側から紫外線を照射して紫外線硬化
樹脂82を硬化し、気密接着する。さらに、図10の
(c)及び図11に示すようにリード73の先端73a
に導電ペースト83を塗布する。なお、導電ペースト8
3の硬化温度は150℃以下に設定されている。
【0045】図10の(d)に示すようにCCD20を
受光素子22が設けられた面を図10中下方に向け、受
光素子22をデバイスホール72に対応させるととも
に、リード73の先端73aがそれぞれ所定の電極23
に対応するようにTABテープ70上に載置する。な
お、CCD20の電極23には予めバンプ24が形成さ
れている。ここで、CCD20を図示しないCCDチッ
プ加熱機構により150℃で加熱するとともに図10の
(d)中矢印P方向にCCD20を加圧する。これによ
り、導電ペースト83が硬化して、電極23とリード7
3の先端73aとが導通するとともに、キャビティCが
気密封止される。このとき、必要な加熱温度及び加圧荷
重共に異方性導電ペースト80よりも低く、かつ小さい
もので良い。さらに、図10の(e)に示すように電極
23の外周にロの字状に樹脂84を塗布し、CCD20
をTABテープ70に気密接着する。
【0046】このように構成されたCCDモジュール1
00であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び
樹脂84によって気密封止されている。このため、CC
D20のマイクロレンズ25上に紫外線硬化樹脂等の透
明樹脂によって封止することなく外部からのごみ付着を
防止できる。したがって、マイクロレンズ25の機能を
十分に発揮することができる。
【0047】一方、異方性導電ペースト80に比べて接
続の際に必要な加熱温度及び加圧荷重共に低く、かつ小
さいもので良いため、CCD20への熱による影響や、
電極23に亀裂が入ることがない。したがって、モジュ
ール不良率をさらに低減できる。
【0048】図12は本発明の第4実施例に係る固体撮
像素子モジュールとしてのCCDモジュール110の縦
断面図である。この図において、図1と同一機能部分に
は同一符号が付されている。
【0049】図12に示すようにCCDモジュール11
0は、後述する受光部としての受光素子122を図12
中上側に向けて配置された固体撮像素子としてのCCD
120と、このCCD120の図12中上方に所定間隔
だけ離れて平行に配置された光学ガラス30と、TAB
(Tape Automated Bonding)テープ130を備えてい
る。なお、図12中80は異方性導電部材としての異方
性導電ペースト、81は接着剤、82は紫外線硬化樹脂
を示している。
【0050】CCD120は、矩形状のCCD基板12
1と、このCCD基板121の図12中上面に設けられ
後述するデバイスホール72に対応して配置された複数
の受光素子122の周辺部に設けられるとともに、これ
ら複数の受光素子122にそれぞれ接続された電極12
3と、これら電極123上にそれぞれ配置されたバンプ
124と、受光素子122上面に設けられ受光素子12
2に効率よく集光するためのマイクロレンズ125とを
備えている。
【0051】TABテープ130は、キャリアテープと
してのテープキャリア基材131と、このテープキャリ
ア基材131に設けられ、上記CCD120の受光素子
122が設けられた範囲よりも僅かに大きいデバイスホ
ール132(開口部)と、テープキャリア基材131上
に形成され上記デバイスホール132の周縁部にその先
端133aを配置したリード133を備えている。な
お、リード133の他端(不図示)は図12中下方に配
置された基板(不図示)に接続されている。
【0052】一方、異方性導電ペースト80はデバイス
ホール132の一方側の面の周縁部にロの字状に塗布さ
れており、紫外線硬化樹脂82はデバイスホール132
の他方側の面の周縁部にロの字状に塗布されているた
め、キャビティCは気密状態に保たれている。また、異
方性導電ペースト80は電極123とリード133の先
端133aとを導通している。
【0053】このように構成されたCCDモジュール1
10であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び
異方性導電ペースト80によって気密封止されている。
このため、本CCD120のマイクロレンズ125上に
紫外線硬化樹脂等の透明樹脂によって封止することなく
外部からのごみ付着を防止できる。したがって、マイク
ロレンズ125の機能を十分に発揮することができる。
【0054】一方、異方性導電膜80を用いることによ
り、CCD120とTABテープ130との気密接着及
び導通を同時に、かつ同一部材を用いて行うことができ
る。図13は本発明の第5実施例に係る固体撮像素子モ
ジュールとしてのCCDモジュール111を示す断面図
である。この図において、図12と同一機能部分には同
一符号が付されている。したがって、重複する部分の説
明は省略する。
【0055】本第5実施例が上述した第1実施例と異な
る点は、異方性導電ペースト80を用いる代りに、導電
ペースト83及び樹脂84を用いた点にある。すなわ
ち、CCD120の電極123とTABテープ130の
リード133の先端133aとの接続は導電ペースト8
3によって行われ、キャビティCの気密封止は電極12
3の外周にロの字状に設けられた樹脂84によって行わ
れる。
【0056】このように構成されたCCDモジュール1
11であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び
樹脂84によって気密封止されている。このため、CC
D120のマイクロレンズ125上に紫外線硬化樹脂等
の透明樹脂によって封止することなく外部からのごみ付
着を防止できる。したがって、マイクロレンズ125の
機能を十分に発揮することができる。
【0057】一方、異方性導電ペースト80に比べて接
続の際に必要な加熱温度及び加圧荷重共に低く、かつ小
さいもので良いため、CCD120への熱による影響
や、電極123に亀裂が入ることがない。したがって、
モジュール不良率をさらに低減できる。
【0058】図14は本発明の第6実施例に係る固体撮
像素子モジュールとしてのCCDモジュール140を図
15におけるY−Y線に沿って切断した断面図、図15
はCCDモジュール140を一部切欠して示す斜視図で
ある。これらの図において、図1および図2と同一機能
部分には同一符号が付されている。
【0059】図14及び図15に示すようにCCDモジ
ュール140は、後述する受光部としての受光素子22
を図14中上側に向けて配置された固体撮像素子として
のCCD20と、このCCD20の図14中上方に所定
間隔だけ離れて平行に配置された光学ガラス30と、T
AB(Tape Automated Bonding)テープ150を備えて
いる。なお、図14中80は異方性導電部材としての異
方性導電ペースト、81は接着剤、82は紫外線硬化樹
脂を示している。但し、これら異方性導電ペースト8
0、接着剤81、紫外線硬化樹脂82は図15では省略
する。
【0060】CCD20は、矩形状のCCD基板21
と、このCCD基板21の図14中上面に設けられ後述
するデバイスホール152に対応して配置された複数の
受光素子22の周辺部に設けられるとともに、これら複
数の受光素子22にそれぞれ接続された電極23と、こ
れら電極23上にそれぞれ配置されたバンプ24と、受
光素子22上面に設けられ受光素子22に効率よく集光
するためのマイクロレンズ25とを備えている。
【0061】TABテープ150は、キャリアテープと
してのテープキャリア基材151と、このテープキャリ
ア基材151に設けられ、上記CCD20の受光素子2
2が設けられた範囲よりも僅かに大きいデバイスホール
152(開口部)と、テープキャリア基材151上に形
成され上記デバイスホール152の周縁部にその先端1
53aを配置したリード153を備えている。なお、本
実施例で用いるTABテープ150にはTABテープ7
0のようなホールが形成されていない。また、リード1
53の他端(不図示)は図14中下方に配置された基板
(不図示)に接続されている。
【0062】一方、異方性導電ペースト80はデバイス
ホール152の一方側の面の周縁部にロの字状に塗布さ
れており、紫外線硬化樹脂82はデバイスホール152
の他方側の面の周縁部にロの字状に塗布されているた
め、キャビティCは気密状態に保たれている。また、異
方性導電ペースト80は電極23とリード153の先端
153aとを導通している。
【0063】このようなCCDモジュール140は、図
16の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられ
る。すなわち、図16の(a)に示すようにTABテー
プ150のテープキャリア基材151側にロの字状に紫
外線硬化樹脂82を塗布する。次に図16の(b)に示
すように、TABテープ150を光学ガラス30上に紫
外線硬化樹脂82を介してデバイスホール152を塞ぐ
ようにして載置する。続いて、光学ガラス30側から紫
外線を照射して紫外線硬化樹脂82を硬化し、気密接着
する。さらに、図16の(c)及び図17に示すように
リード153の先端153aを含むようにしてデバイス
ホール152の周縁部にロの字状に異方性導電ペースト
80を塗布する。
【0064】図16の(d)に示すようにCCD20を
受光素子22が設けられた面を図16中下方に向け、受
光素子22をデバイスホール152に対応させるととも
に、リード153の先端153aがそれぞれ所定の電極
23に対応するようにTABテープ150上に載置す
る。なお、CCD20の電極23には予めバンプ24が
形成されている。ここで、CCD20を図示しないCC
Dチップ加熱機構により加熱するとともに図16の
(d)中矢印P方向にCCD20を加圧する。これによ
り、異方性導電ペースト80が硬化して、電極23とリ
ード153の先端153aとが導通するとともに、キャ
ビティCが気密封止される。さらに、図16の(e)に
示すように異方性導電ペースト80の外周にロの字状に
接着剤81を塗布し、CCD20をTABテープ150
に接着する。
【0065】このように構成されたCCDモジュール1
40であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び
異方性導電ペースト80によって気密封止されている。
このため、本CCD20のマイクロレンズ25上に紫外
線硬化樹脂等の透明樹脂によって封止することなく外部
からのごみ付着を防止できる。したがって、マイクロレ
ンズ25の機能を十分に発揮することができる。
【0066】一方、異方性導電膜80を用いることによ
り、CCD20とTABテープ150との気密接着及び
導通を同時に、かつ同一部材を用いて行うことができ
る。図18は本発明の第7実施例に係る固体撮像素子モ
ジュールとしてのCCDモジュール160の断面図であ
る。この図において、図14と同一機能部分には同一符
号が付されている。したがって、重複する部分の説明は
省略する。
【0067】本第7実施例が上述した第6実施例と異な
る点は、CCD20の電極23にバンプ24が設けられ
ている代りに、TABテープ150のリード153の先
端153aに予めバンプ154が形成されている点にあ
る。なお、リード153の先端153aにバンプ154
を形成する方法としては、リード153の先端153a
に部分メッキをする方法や、リード153をエッチング
により先端153a以外の部分を薄くする方法等があ
る。
【0068】このようなCCDモジュール160は、図
19の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられ
る。すなわち、図19の(a)に示すようにTABテー
プ150のテープキャリア基材151側にロの字状に紫
外線硬化樹脂82を塗布する。次に図19の(b)に示
すように、TABテープ150を光学ガラス30上に紫
外線硬化樹脂82を介してデバイスホール152を塞ぐ
ようにして載置する。続いて、光学ガラス30側から紫
外線を照射して紫外線硬化樹脂82を硬化し、気密接着
する。さらに、図19の(c)及び図20に示すように
リード153の先端153aを含むようにデバイスホー
ル152の周縁部にロの字状に異方性導電ペースト80
を塗布する。なお、リード153の先端153aには予
めバンプ154が形成されている。
【0069】図19の(d)に示すようにCCD20を
受光素子22が設けられた面を図19中下方に向け、受
光素子22をデバイスホール152に対応させるととも
に、リード153の先端153aがそれぞれ所定の電極
23に対応するようにTABテープ150上に載置す
る。ここで、CCD20を図示しないCCDチップ加熱
機構により加熱するとともに図19の(d)中矢印P方
向にCCD20を加圧する。これにより、異方性導電ペ
ースト80が硬化して、電極23とリード153の先端
153aとが導通するとともに、キャビティCが気密封
止される。さらに、図19の(e)に示すように異方性
導電ペースト80の外周にロの字状に接着剤を塗布し、
CCD20をTABテープ150に接着する。
【0070】このように構成されたCCDモジュール1
60であると、上述した第1実施例と同様の効果がある
とともに、TABテープ150のリード153の先端1
53a上に予めバンプ154を形成するようにしてい
る。このため、CCD20の電極23上にバンプ24を
形成する工程が不要となり、この工程においてマイクロ
レンズ25等にごみが付着して、モジュール不良率が高
くなることを防止できる。
【0071】なお、上述した第1実施例及び第2実施例
では、CCD20の電極23とTABテープ150のリ
ード153の先端153aとを接続する異方性導電部材
として異方性導電ペースト80を用いたが、シート状の
異方性導電フィルムを用いても同様の効果が得られる。
【0072】図21は本発明の第8実施例に係る固体撮
像素子モジュールとしてのCCDモジュール170を示
す断面図である。この図において、図14と同一機能部
分には同一符号が付されている。したがって、重複する
部分の説明は省略する。
【0073】本第8実施例が上述した第6実施例と異な
る点は、異方性導電ペースト80を用いる代りに、導電
ペースト83及び樹脂84を用いた点にある。すなわ
ち、CCD20の電極23とTABテープ150のリー
ド153の先端153aとの接続は導電ペースト83に
よって行われ、キャビティCの気密封止は電極23の外
周にロの字状に設けられた樹脂84によって行われる。
【0074】このようなCCDモジュール170は、図
22の(a)〜(e)に示すような工程で組み立てられ
る。すなわち、図22の(a)に示すようにTABテー
プ150のテープキャリア基材151側にロの字状に紫
外線硬化樹脂82を塗布する。次に図22の(b)に示
すようにTABテープ150をデバイスホール152を
塞ぐように光学ガラス30上に紫外線硬化樹脂82を介
して載置し、光学ガラス30側から紫外線を照射して紫
外線硬化樹脂82を硬化し、気密接着する。さらに、図
22の(c)及び図23に示すようにリード153の先
端153aに導電ペースト83を塗布する。なお、導電
ペースト83の硬化温度は150℃以下に設定されてい
る。
【0075】図22の(d)に示すようにCCD20を
受光素子22が設けられた面を図22中下方に向け、受
光素子22をデバイスホール152に対応させるととも
に、リード153の先端153aがそれぞれ所定の電極
23に対応するようにTABテープ150上に載置す
る。なお、CCD20の電極23には予めバンプ24が
形成されている。ここで、CCD20を図示しないCC
Dチップ加熱機構により150℃で加熱するとともに図
22の(d)中矢印P方向にCCD20を加圧する。こ
れにより、導電ペースト83が硬化して、電極23とリ
ード153の先端153aとが導通するとともに、キャ
ビティCが気密封止される。このとき、必要な加熱温度
及び加圧荷重共に異方性導電ペースト80よりも低く、
かつ小さいもので良い。さらに、図22の(e)に示す
ように電極23の外周にロの字状に樹脂84を塗布し、
CCD20をTABテープ150に気密接着する。
【0076】このように構成されたCCDモジュール1
70であると、キャビティCは紫外線硬化樹脂82及び
樹脂84によって気密封止されている。このため、CC
D20のマイクロレンズ25上に紫外線硬化樹脂等の透
明樹脂によって封止することなく外部からのごみ付着を
防止できる。したがって、マイクロレンズ25の機能を
十分に発揮することができる。
【0077】一方、異方性導電ペースト80に比べて接
続の際に必要な加熱温度及び加圧荷重共に低く、かつ小
さいもので良いため、CCD20への熱による影響や、
電極23に亀裂が入ることがない。したがって、モジュ
ール不良率をさらに低減できる。なお、本発明は前記各
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0078】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、固
体撮像素子と光学ガラスとの間に気密な空間を形成する
ことができ、受光部に透明樹脂を塗布することなく、外
部からのごみ付着を防止することができる。したがっ
て、固体撮像素子の受光性能を低下させることがない。
【0079】請求項2に記載された発明によれば、固体
撮像素子と光学ガラスとの間に気密な空間を形成するこ
とができ、受光部に透明樹脂を塗布することなく、外部
からのごみ付着を防止することができる。したがって、
固体撮像素子の受光性能を低下させることがない。
【0080】請求項3に記載された発明によれば、一種
類の部材で気密接着及び導通を行うことができる。請求
項4に記載された発明によれば、電極とリードとの接続
荷重を小さくすることができる。
【0081】請求項5に記載された発明によれば、固体
撮像素子に与える影響を最小限に抑えることができる。
請求項6に記載された発明によれば、固体撮像素子の電
極にバンプを形成する工程が不要となり、受光部にごみ
が付着する機会を減らすことができる。
【0082】請求項7に記載された発明によれば、電極
にバンプが設けられているので、リードにバンプを形成
する工程を省略できる。請求項8に記載された発明によ
れば、固体撮像素子と光学ガラスとの間に気密な空間を
形成することができ、受光部に透明樹脂を塗布すること
なく、外部からのごみ付着を防止することができる。し
たがって、固体撮像素子の受光性能を低下させることが
ない。
【0083】請求項9に記載された発明によれば、一種
類の部材で、かつ同時に気密接着及び導通を行うことが
できる。請求項10に記載された発明によれば、電極と
リードとの接続荷重を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るCCDモジュールを
示す断面図。
【図2】同CCDモジュールを一部切欠して示す斜視
図。
【図3】同CCDモジュールに組み込まれたTABテー
プを示す平面図。
【図4】同CCDモジュールの製造工程を示す断面図。
【図5】同製造工程における異方性導電ペーストの塗布
範囲を示す平面図。
【図6】本発明の第2実施例に係るCCDモジュールを
示す断面図。
【図7】同CCDモジュールの製造工程を示す断面図。
【図8】同製造工程における異方性導電ペーストの塗布
範囲を示す平面図。
【図9】本発明の第3実施例に係るCCDモジュールを
示す断面図。
【図10】同CCDモジュールの製造工程を示す断面
図。
【図11】同製造工程における導電ペーストの塗布範囲
を示す平面図。
【図12】本発明の第4実施例に係るCCDモジュール
を示す断面図。
【図13】本発明の第5実施例に係るCCDモジュール
を示す断面図。
【図14】本発明の第6実施例に係るCCDモジュール
を示す断面図。
【図15】同CCDモジュールを一部切欠して示す斜視
図。
【図16】同CCDモジュールの製造工程を示す断面
図。
【図17】同製造工程における異方性導電ペーストの塗
布範囲を示す平面図。
【図18】本発明の第7実施例に係るCCDモジュール
を示す断面図。
【図19】同CCDモジュールの製造工程を示す断面
図。
【図20】同製造工程における異方性導電ペーストの塗
布範囲を示す平面図。
【図21】本発明の第8実施例に係るCCDモジュール
を示す断面図。
【図22】同CCDモジュールの製造工程を示す断面
図。
【図23】同製造工程における導電ペーストの塗布範囲
を示す平面図。
【図24】従来のCCDモジュールを示す断面図。
【図25】同CCDモジュールを示す斜視図。
【符号の説明】
20,120…CCD 21,121…C
CD基板 22,122…受光素子 23,123…電
極 24,124…バンプ 25,125…マ
イクロレンズ 30…光学ガラス 60,90,100,110,111,140,16
0,170…CCDモジュール 70,150…TABテープ 71,151…テ
ープキャリア基材 72,152…デバイスホール 73,153…リ
ード 74,154…バンプ 80…異方性導電ペースト 81…接着剤 82…紫外線硬化
樹脂 83…導電ペースト 84…樹脂

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさの開口部を有するキャリアテ
    ープと、 このキャリアテープの一方の面に形成され、上記開口部
    の周縁部にその先端を配置したリードと、 上記キャリアテープの上記一方の面側で、かつ、上記開
    口部に対応して配置され、その中央部に上記開口部より
    狭い受光部を有するとともに、上記受光部の周辺部に電
    極を有する固体撮像素子と、 この固体撮像素子の上記周辺部と上記キャリアテープの
    上記開口部の上記周縁部とを気密接着する手段と、 上記キャリアテープの上記リードと上記固体撮像素子の
    上記電極とを導通する手段と、 上記キャリアテープの他方の面側に配置され上記開口部
    を気密に蓋する光学ガラスとを備えていることを特徴と
    する固体撮像素子モジュール。
  2. 【請求項2】所定の大きさの開口部を有するキャリアテ
    ープと、 このキャリアテープの一方の面に形成され、上記開口部
    の周縁部からその先端を突出するように配置したリード
    と、 上記キャリアテープの上記一方の面側で、かつ、上記開
    口部に対応して配置され、その中央部に上記開口部より
    狭い受光部を有するとともに、上記受光部の周辺部に電
    極を有する固体撮像素子と、 この固体撮像素子の上記周辺部と上記キャリアテープの
    上記開口部の上記周縁部とを気密接着する手段と、 上記キャリアテープの上記リードと上記固体撮像素子の
    上記電極とを導通する手段と、 上記キャリアテープの他方の面側に配置され上記開口部
    を気密に蓋する光学ガラスとを備えていることを特徴と
    する固体撮像素子モジュール。
  3. 【請求項3】上記気密接着する手段及び上記導通する手
    段は、上記キャリアテープの上記開口部の上記周縁部と
    この周縁部と対向する上記固体撮像素子の上記周辺部と
    の間に周状に設けられた異方性導電部材であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の固体撮像素子モジュ
    ール。
  4. 【請求項4】上記気密接着する手段は、上記キャリアテ
    ープの上記開口部の上記周縁部とこの周縁部と対向する
    上記固体撮像素子の上記周辺部との間に周状に設けられ
    た樹脂であり、 上記接続する手段は、上記電極とこの電極と対向する上
    記リードの先端との間に設けられた導電部材であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像素子モ
    ジュール。
  5. 【請求項5】上記樹脂及び上記導電部材は硬化温度が1
    50℃以下であることを特徴とする請求項4に記載の固
    体撮像素子モジュール。
  6. 【請求項6】上記リードの先端にバンプが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    固体撮像素子モジュール。
  7. 【請求項7】上記電極にバンプが設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の固体撮像
    素子モジュール。
  8. 【請求項8】上記開口部の上記他方の面側の周縁部に上
    記光学ガラスを気密に接着する光学ガラス接着工程と、 上記固体撮像素子を上記周辺部と上記キャリアテープの
    上記開口部に対応する部分に設けてその周辺部を封止す
    る固体撮像素子接続工程とを具備することを特徴とする
    請求項1または2に記載の固体撮像素子モジュールの製
    造方法。
  9. 【請求項9】上記固体撮像素子接続工程は、上記キャリ
    アテープの上記開口部の上記周縁部又は上記固体撮像素
    子の上記周辺部に異方性導電部材を周状に形成する異方
    性導電部材形成工程と、 上記キャリアテープの上記リードに上記固体撮像素子の
    上記電極を位置決めする位置決め工程と、 上記異方性導電部材を加熱・加圧して上記リードと上記
    電極とを導通する加熱・加圧工程とを具備することを特
    徴とする請求項8に記載の固体撮像素子モジュールの製
    造方法。
  10. 【請求項10】上記固体撮像素子接続工程は、上記キャ
    リアテープの上記開口部の上記周縁部又は上記固体撮像
    素子の上記周辺部に樹脂を周状に形成する樹脂形成工程
    と、 上記電極又は上記リードの先端との間に導通部材を設け
    る導通工程とを具備することを特徴とする請求項8に記
    載の固体撮像素子モジュールの製造方法。
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