JPH08306748A - 半導体素子の検査方法およびそれを用いた半導体製造装置 - Google Patents

半導体素子の検査方法およびそれを用いた半導体製造装置

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JPH08306748A
JPH08306748A JP10845495A JP10845495A JPH08306748A JP H08306748 A JPH08306748 A JP H08306748A JP 10845495 A JP10845495 A JP 10845495A JP 10845495 A JP10845495 A JP 10845495A JP H08306748 A JPH08306748 A JP H08306748A
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semiconductor
probe
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semiconductor element
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JP10845495A
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Tomohiro Taira
朋博 平
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
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Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブ検査のスループットを向上する半導
体素子の検査方法およびそれを用いた半導体製造装置を
提供する。 【構成】 ウェハに形成された半導体素子に対して、プ
ローブを接触させてプローブ検査を行うプローブカード
を備えたメモリテスタ1と、メモリテスタ1と接続され
かつ救済データファイルを収容する記憶装置2を備えた
ホストコンピュータ3と、ホストコンピュータ3と接続
されかつ救済可能不良素子に救済処理を行うビット救済
部4とから構成され、ウェハ上の全ての半導体素子に対
して第1のプローブ検査を行い、前記救済データファイ
ルの救済データを用いて、救済可能不良素子に救済処理
を行った後、前記救済データファイルを用いて、救済処
理後の救済可能不良素子だけに対して第2のプローブ検
査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造技術におい
て、半導体ウェハ(以降、単にウェハという)に形成さ
れた半導体素子のプローブ検査に関し、特に、プローブ
検査のスループット向上を図る半導体素子の検査方法お
よびそれを用いた半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】ウェハに形成された半導体素子の検査では
プローバを用いて検査を行う。
【0004】まず、最初に1回目の検査である第1のプ
ローブ検査でウェハ上の全ての半導体素子の検査を行
い、その後、第1のプローブ検査の結果に基づいて、救
済可能不良素子に対して救済処理を行う。
【0005】ここで、救済可能不良素子の救済処理時に
使用する救済データは、救済処理後に不要となるため消
去する。
【0006】さらに、救済可能不良素子の救済処理後
に、2回目の検査である第2のプローブ検査を行う。
【0007】この時、第2のプローブ検査においても、
第1のプローブ検査と同様に全ての半導体素子に対して
検査を行う。
【0008】また、第1および第2のプローブ検査にお
けるそれぞれの検査結果は、別々の記録媒体(例えば、
フロッピーディスク)などに記録され、各々のデータを
合成する際には、他の演算装置上で合成する。
【0009】なお、プローブ検査を行うプローバについ
ては、工業調査会発行「電子材料」1993年11月号
別冊、平成5年11月20日発行、193頁〜197頁
に紹介されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術においては、第1および第2のプローブ検査で両方と
もウェハ上の全ての半導体素子に対して検査を行う。し
たがって、第2のプローブ検査でも良品素子や不良素子
に対して検査を行うことから、重複した検査が多数あ
り、プローブ検査のスループット向上を妨げていること
が問題とされる。
【0011】また、第1および第2のプローブ検査にお
けるそれぞれの検査結果のデータを合成する際にも、別
々の記録媒体を他の演算装置上で合成するため、前記同
様に検査のスループット向上を図れないことが問題とさ
れる。
【0012】そこで、本発明の目的は、プローブ検査の
スループットを向上する半導体素子の検査方法およびそ
れを用いた半導体製造装置を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、本発明の半導体素子の検査方法
は、ウェハに形成された半導体素子を検査する第1のプ
ローブ検査を行い、前記第1のプローブ検査の結果に基
づいて、前記半導体素子が良品素子であることを示す良
品データと前記半導体素子が不良素子であることを示す
不良品データと前記半導体素子が救済可能不良素子であ
ることを示す救済データとからなる素子救済手段を形成
し、前記素子救済手段を用いて次工程で検査する半導体
素子を選択し、前記次工程において、選択した半導体素
子だけを検査する第2のプローブ検査を行うものであ
る。
【0016】また、本発明の半導体素子の検査方法は、
ウェハに形成された半導体素子を検査する第1のプロー
ブ検査を行い、前記第1のプローブ検査の結果に基づい
て、前記半導体素子が良品素子であることを示す良品デ
ータと前記半導体素子が不良素子であることを示す不良
品データと前記半導体素子が救済可能不良素子であるこ
とを示す救済データとからなる素子救済手段を形成し、
前記救済データを用いて前記救済可能不良素子に救済処
理を行い、前記素子救済手段を用いて救済処理後の救済
可能不良素子だけを検査する第2のプローブ検査を行う
ものである。
【0017】さらに、本発明の半導体素子の検査方法
は、前記第1のプローブ検査において、前記半導体素子
を不良素子と判別した際の検査の種類を示す検査データ
を、前記素子救済手段に収容するものである。
【0018】また、本発明の半導体素子の検査方法は、
前記第2のプローブ検査終了後、前記素子救済手段を消
去するものである。
【0019】ここで、本発明の半導体素子の検査方法
は、前記第1または第2のプローブ検査において、一度
に複数個の半導体素子を検査するものである。
【0020】なお、本発明の半導体製造装置は、前記ウ
ェハに形成された半導体素子に対して、前記第1または
第2のプローブ検査を行う検査部と、前記検査部と接続
されかつ前記素子救済手段を収容する情報記録部を備え
た演算部と、前記演算部と接続されかつ前記救済可能不
良素子に救済処理を行う救済処理部とを有するものであ
る。
【0021】
【作用】上記した手段によれば、第1のプローブ検査の
結果に基づいて、半導体素子が良品素子であることを示
す良品データと半導体素子が不良素子であることを示す
不良品データと半導体素子が救済可能不良素子であるこ
とを示す救済データとからなる素子救済手段を形成し、
前記素子救済手段を用いて第2のプローブ検査を行うこ
とにより、次工程で検査する半導体素子を選択すること
ができ、第2のプローブ検査において、選択した半導体
素子だけを検査することができる。
【0022】その結果、第2のプローブ検査では、重複
した検査を省略することが可能になる。
【0023】なお、第2のプローブ検査の際に、救済可
能不良素子を選択することにより、救済処理を行った救
済可能不良素子だけを検査することができる。
【0024】さらに、第1のプローブ検査において半導
体素子を不良素子と判別した際の検査の種類を示す検査
データを素子救済手段に収容することにより、第1のプ
ローブ検査と第2のプローブ検査とを合成した結果を出
力することができる。
【0025】これにより、第2のプローブ検査時には検
査を行わない不良素子における第1のプローブ検査の結
果を第2のプローブ検査の結果と合成して出力すること
ができる。
【0026】また、第1のプローブ検査において良品素
子と判別した半導体素子についても、前記検査データと
同様のデータを素子救済手段に収容することにより、第
2のプローブ検査時には検査を行わない良品素子の第1
のプローブ検査の結果を第2のプローブ検査の結果と合
成して出力することができる。
【0027】さらに、第2のプローブ検査終了後、前記
素子救済手段を消去することにより、メモリを不必要に
使用することを防止できる。
【0028】また、第1または第2のプローブ検査にお
いて、一度に複数個の半導体素子を検査することによ
り、プローブ検査のスループット向上をさらに図ること
ができる。
【0029】なお、本発明の半導体製造装置は、ウェハ
に形成された半導体素子に対して、前記第1または第2
のプローブ検査を行う検査部と、検査部と接続されかつ
素子救済手段を収容する情報記録部を備えた演算部と、
演算部と接続されかつ前記救済可能不良素子に救済処理
を行う救済処理部とからなることにより、演算部を介し
て検査部と救済処理部とが接続されているため、前記素
子救済手段の情報の転送を素早く、簡単に行うことがで
きる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0031】図1は本発明の半導体製造装置の構造の一
実施例を示す構成概念図、図2は本発明の半導体製造装
置のプローブカードの構造の一実施例を示す部分断面
図、図3は本発明の半導体素子の検査方法における工程
の一実施例を示すフローチャート、図4は本発明の半導
体素子の検査方法における素子救済手段の活用状況の一
実施例を示す概念図、図5は本発明の半導体素子の検査
方法における第1と第2のプローブ検査の合成時の素子
救済手段の活用状況の一実施例を示す概念図、図6は本
発明の半導体素子の検査方法に用いる救済データの一実
施例を示すデータフォーマット図である。
【0032】まず、本実施例の半導体製造装置の構成に
ついて説明すると、ウェハ10に形成された半導体素子
11に対して、プローブ12を接触させてプローブ検査
を行うプローブカード15を備えたメモリテスタ1(検
査部)と、メモリテスタ1と接続されかつ素子救済手段
である救済データファイル24を収容する記憶装置2
(情報記録部)を備えたホストコンピュータ3(演算
部)と、ホストコンピュータ3と接続されかつ救済可能
不良素子に救済処理22を行うビット救済部4(救済処
理部)とから構成されている。
【0033】ここで、検査部であるメモリテスタ1は専
用回線5などによって演算部であるホストコンピュータ
3に接続されており、さらに、ビット救済部4とホスト
コンピュータ3とは光ファイバケーブル6などによって
接続されている。
【0034】また、別のビット救済部4もホストコンピ
ュータ3に接続されている。
【0035】なお、メモリテスタ1とホストコンピュー
タ3とビット救済部4とはネットワークによって接続さ
れている。
【0036】さらに、ホストコンピュータ3は各ケーブ
ルの中継点となるトランシーバ7、データの入出力点と
なるターミネータ9あるいは工場内の生産技術事務所な
どの端末装置8ともネットワークによって接続されてい
る。
【0037】また、メモリテスタ1には、ウェハ10に
形成された半導体素子11のプローブ検査を行うプロー
ブカード15が取り付けられている。
【0038】ここで、プローブカード15は、エポキシ
系の樹脂などから形成されたプローブカード基板14と
半導体素子11の電極に接触させるプローブ12とプロ
ーブ12を保持するプローブ保持部13とから構成され
ている。
【0039】なお、本実施例で取り上げたプローブカー
ド15はワイヤ式のものであるが、その方式は他のもの
でもよい。さらに、半導体素子11の検査は、プローブ
カード15などを用いて一度に複数個の半導体素子11
を検査するものであっても、マニュアル式などによって
半導体素子11を1個ずつ検査するものであってもよ
い。
【0040】また、素子救済手段である救済データファ
イル24は、ウェハ10に形成された全ての半導体素子
11をプローブ検査する第1のプローブ検査21を行っ
た後に形成するものであり、半導体素子11が良品素子
であることを示す良品データ27と半導体素子11が不
良素子であることを示す不良品データ28と半導体素子
11が救済可能不良素子であることを示す救済データ2
6とから構成されている。
【0041】ここで、救済データ26、良品データ27
および不良品データ28のデータフォーマットについて
説明すると、その形式は、図6に示すような複数桁の英
数字や文字などによって表され、例えば、救済データ2
6については、XおよびYはウェハ10上の半導体素子
11の位置座標、LおよびMは半導体素子11の救済す
る配線のアドレス、Nは入力制限のない補助データ部を
示す。
【0042】また、良品データ27は、例えば、救済デ
ータ26において、LおよびMの項目を削除したもので
あり、さらに、不良品データ28は、例えば、救済デー
タ26において、Nの補助データ部にだけ所定の数値を
入力したものである。
【0043】ただし、不良品データ28は、数値を全く
入力しないものであってもよい。
【0044】次に、本実施例の半導体素子の検査方法に
ついて説明する。
【0045】まず、検査部であるメモリテスタ1におい
て、ウェハ10に形成された全ての半導体素子11を検
査する第1のプローブ検査21を行い、各々の半導体素
子11について、良品素子か不良素子か救済可能不良素
子かを判別する。
【0046】ここで、第1のプローブ検査21の結果に
基づいて、救済データ26と良品データ27と不良品デ
ータ28とからなる救済データファイル24(素子救済
手段)を形成し、情報記録部である記憶装置2に一時的
に保存(収容)する。
【0047】その後、救済処理部であるビット救済部4
において、救済データファイル24の救済データ26を
用いて、救済可能不良素子の救済処理22を行う。
【0048】続いて、救済データファイル24を半導体
素子11のデータファイルとして用いることにより、次
工程で検査する半導体素子11を選択することができ、
選択した半導体素子11だけについて、メモリテスタ1
で第2のプローブ検査23を行う。これにより、救済処
理22を行った救済可能不良素子が良品素子に修復され
ているか否かを判別する。
【0049】すなわち、本実施例においては、救済デー
タファイル使用29により、救済データ26を用いて、
前記救済可能不良素子に救済処理22を行い、その後、
救済データファイル使用29によって、救済可能不良素
子を選択することにより、救済処理後の救済可能不良素
子だけを検査する第2のプローブ検査23を行う。
【0050】さらに、第2のプローブ検査23の検査終
了後、救済データファイル消去25を行う。これは、第
2のプローブ検査23の検査終了後に、メモリ不足を防
止するため、素子救済手段である救済データファイル2
4を消去するものである。
【0051】また、第2のプローブ検査23終了後、第
1のプローブ検査21の結果と第2のプローブ検査23
の結果とを合わせた検査結果を出力する場合には、第1
のプローブ検査21において、半導体素子11を不良素
子と判別した際の検査の種類を示す不良カテゴリデータ
30(検査データ)を素子救済手段である救済データフ
ァイル24に追加して収容しておく。
【0052】すなわち、その一例として、不良素子と判
別した際の検査の種類をAなどのように記号化(文字
化)した不良カテゴリデータ30に置き換え、不良品デ
ータ28の補助データ部に、不良カテゴリデータ30で
あるAを入力することにより、救済データファイル24
に収容しておく。なお、良品素子および救済可能不良素
子についても、良品データ27の補助データ部に良品素
子の場合&などを、また、救済データ26の補助データ
部に救済可能不良素子の場合#などを入力しておく。
【0053】これにより、第2のプローブ検査23終了
後、第1のプローブ検査21の結果と第2のプローブ検
査23の結果とを合わせた検査結果を、前記A、前記&
または前記#などの文字や記号に置き換えた形式でウェ
ハマップに出力することができる。
【0054】さらに、第2のプローブ検査23を行って
いる時に、第1のプローブ検査データ出力31として、
第1のプローブ検査21の結果を前記と同様の形式で出
力することもできる。
【0055】次に、本実施例の半導体素子の検査方法お
よびそれを用いた半導体製造装置によれば、以下のよう
な効果が得られる。
【0056】すなわち、第1のプローブ検査21の結果
に基づいて、半導体素子11が良品素子であることを示
す良品データ27と半導体素子11が不良素子であるこ
とを示す不良品データ28と半導体素子11が救済可能
不良素子であることを示す救済データ26とからなる救
済データファイル24(素子救済手段)を形成し、救済
データファイル24を用いて第2のプローブ検査23を
行うことにより、次工程で検査する半導体素子11を選
択することができ、第2のプローブ検査23において選
択した半導体素子11だけを検査することができる。
【0057】その結果、第2のプローブ検査23では、
重複した検査を省略することができ、プローブ検査のス
ループット向上を図ることが可能になる。
【0058】なお、第2のプローブ検査23の際に、救
済可能不良素子を選択することにより、救済処理22を
行った救済可能不良素子だけを検査することができる。
【0059】したがって、第2のプローブ検査23にお
いては、良品素子および不良素子の検査を省略すること
ができるため、前記同様に、プローブ検査のスループッ
ト向上を図ることが可能になる。
【0060】さらに、第1のプローブ検査21において
半導体素子11を不良素子と判別した際の検査の種類を
示す不良カテゴリデータ30(検査データ)を、救済デ
ータファイル24における不良品データ28の補助デー
タ部に記号化または文字化して入力することにより、第
1のプローブ検査21と第2のプローブ検査23とを合
成した結果を出力することができる。
【0061】したがって、第2のプローブ検査23の際
には検査を行わない不良素子の第1のプローブ検査21
の結果を、第2のプローブ検査23の結果と合成して出
力することができる。
【0062】また、第1のプローブ検査21において良
品素子と判別した半導体素子11についても、良品デー
タ27の補助データ部に不良カテゴリデータ30と同様
の記号化または文字化されたデータを入力することによ
り、第2のプローブ検査23の際には検査を行わない良
品素子の第1のプローブ検査21の結果を第2のプロー
ブ検査23の結果と合成して出力することができる。さ
らに、第2のプローブ検査23の際に、第1のプローブ
検査21の結果を出力することができる。
【0063】ここで、第2のプローブ検査23の終了
後、救済データファイル24を消去することにより、メ
モリを不必要に使用することを防止できる。
【0064】また、第1のプローブ検査21あるいは第
2のプローブ検査23において、一度に複数個の半導体
素子11を検査することにより、プローブ検査のスルー
プット向上をさらに図ることができる。
【0065】なお、本実施例の半導体製造装置は、ウェ
ハ10に形成された半導体素子11に対して、第1のプ
ローブ検査21または第2のプローブ検査23を行うメ
モリテスタ1と、メモリテスタ1と接続されかつ救済デ
ータファイル24を収容する記憶装置2を備えたホスト
コンピュータ3と、ホストコンピュータ3と接続されか
つ救済可能不良素子に救済処理22を行うビット救済部
4とからなることにより、ホストコンピュータ3を介し
てメモリテスタ1とビット救済部4とが接続されている
ため、救済データファイル24内の情報の転送を素早
く、簡単に行うことができる。
【0066】その結果、プローブ検査のスループット向
上を図ることができる。
【0067】さらに、メモリテスタ1、ホストコンピュ
ータ3、ビット救済部4あるいは各事務所などにおける
端末装置8とがネットワークによって接続されているこ
とにより、前記同様、情報の転送を素早く、簡単に行う
ことができ、その結果、プローブ検査のスループット向
上を図ることができる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0069】例えば、前記実施例で説明した第1のプロ
ーブ検査と第2のプローブ検査とは、その内容は同じも
のであるが、第2のプローブ検査の内容が第1のプロー
ブ検査の内容を含んだそれ以上のものである場合には、
第1のプローブ検査と第2のプローブ検査とで、その内
容が異なっていてもよい。
【0070】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0071】(1).第1のプローブ検査の結果に基づ
いて、半導体素子が良品素子であることを示す良品デー
タと半導体素子が不良素子であることを示す不良品デー
タと半導体素子が救済可能不良素子であることを示す救
済データとからなる素子救済手段を形成し、前記素子救
済手段を用いて第2のプローブ検査を行うことにより、
次工程で検査する半導体素子を選択することができ、第
2のプローブ検査において、選択した半導体素子だけを
検査することができる。
【0072】その結果、第2のプローブ検査では、重複
した検査を省略することができ、プローブ検査のスルー
プット向上を図ることが可能になる。
【0073】(2).第2のプローブ検査の際に、救済
可能不良素子を選択することにより、救済処理を行った
救済可能不良素子だけを検査することができる。
【0074】したがって、第2のプローブ検査において
は、良品素子および不良素子の検査を省略することがで
きるため、前記同様に、プローブ検査のスループット向
上を図ることが可能になる。
【0075】(3).第1のプローブ検査において半導
体素子を不良素子と判別した際の検査の種類を示す検査
データを素子救済手段に収容することにより、第1のプ
ローブ検査と第2のプローブ検査とを合成した結果を出
力することができる。これにより、第2のプローブ検査
時には検査を行わない不良素子における第1のプローブ
検査の結果を、第2のプローブ検査の結果と合成して出
力することができる。
【0076】(4).第1のプローブ検査において良品
素子と判別した半導体素子についても、前記検査データ
と同様のデータを素子救済手段に収容することにより、
第2のプローブ検査時には検査を行わない良品素子の第
1のプローブ検査の結果を、第2のプローブ検査の結果
と合成して出力することができる。さらに、第2のプロ
ーブ検査時に、第1のプローブ検査の結果を出力するこ
とができる。
【0077】(5).第2のプローブ検査終了後、前記
素子救済手段を消去することにより、メモリを不必要に
使用することを防止できる。
【0078】(6).第1または第2のプローブ検査に
おいて、一度に複数個の半導体素子を検査することによ
り、プローブ検査のスループット向上をさらに図ること
ができる。
【0079】(7).本発明の半導体製造装置は、ウェ
ハに形成された半導体素子に対して、前記第1または第
2のプローブ検査を行う検査部と、検査部と接続されか
つ素子救済手段を収容する情報記録部を備えた演算部
と、演算部と接続されかつ前記救済可能不良素子に救済
処理を行う救済処理部とからなることにより、演算部を
介して検査部と救済処理部とが接続されているため、前
記素子救済手段の情報の転送を素早く、簡単に行うこと
ができる。
【0080】その結果、プローブ検査のスループット向
上を図ることができる。
【0081】(8).検査部、演算部、救済処理部ある
いは各事務所などにおける端末装置とがネットワークに
よって接続されていることにより、情報の転送を素早
く、簡単に行うことができ、その結果、プローブ検査の
スループット向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置の構造の一実施例を示
す構成概念図である。
【図2】本発明の半導体製造装置のプローブカードの構
造の一実施例を示す部分断面図である。
【図3】本発明の半導体素子の検査方法における工程の
一実施例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の半導体素子の検査方法における素子救
済手段の活用状況の一実施例を示す概念図である。
【図5】本発明の半導体素子の検査方法における第1と
第2のプローブ検査の合成時の素子救済手段の活用状況
の一実施例を示す概念図である。
【図6】本発明の半導体素子の検査方法に用いる救済デ
ータの一実施例を示すデータフォーマット図である。
【符号の説明】
1 メモリテスタ(検査部) 2 記憶装置(情報記録部) 3 ホストコンピュータ(演算部) 4 ビット救済部(救済処理部) 5 専用回線 6 光ファイバケーブル 7 トランシーバ 8 端末装置 9 ターミネータ 10 ウェハ(半導体ウェハ) 11 半導体素子 12 プローブ 13 プローブ保持部 14 プローブカード基板 15 プローブカード 21 第1のプローブ検査 22 救済処理 23 第2のプローブ検査 24 救済データファイル(素子救済手段) 25 救済データファイル消去 26 救済データ 27 良品データ 28 不良品データ 29 救済データファイル使用 30 不良カテゴリデータ(検査データ) 31 第1のプローブ検査データ出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 H01L 27/04 T 21/822

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブを用いる半導体素子の検査方法
    であって、 半導体ウェハに形成された半導体素子を検査する第1の
    プローブ検査を行い、前記第1のプローブ検査の結果に
    基づいて、前記半導体素子が良品素子であることを示す
    良品データと前記半導体素子が不良素子であることを示
    す不良品データと前記半導体素子が救済可能不良素子で
    あることを示す救済データとからなる素子救済手段を形
    成し、 前記素子救済手段を用いて、次工程で検査する半導体素
    子を選択し、 前記次工程において、選択した半導体素子だけを検査す
    る第2のプローブ検査を行うことを特徴とする半導体素
    子の検査方法。
  2. 【請求項2】 プローブを用いる半導体素子の検査方法
    であって、 半導体ウェハに形成された半導体素子を検査する第1の
    プローブ検査を行い、 前記第1のプローブ検査の結果に基づいて、前記半導体
    素子が良品素子であることを示す良品データと前記半導
    体素子が不良素子であることを示す不良品データと前記
    半導体素子が救済可能不良素子であることを示す救済デ
    ータとからなる素子救済手段を形成し、 前記救済データを用いて、前記救済可能不良素子に救済
    処理を行い、 前記素子救済手段を用いて、救済処理後の救済可能不良
    素子だけを検査する第2のプローブ検査を行うことを特
    徴とする半導体素子の検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体素子の検
    査方法であって、前記第1のプローブ検査において、前
    記半導体素子を不良素子と判別した際の検査の種類を示
    す検査データを、前記素子救済手段に収容することを特
    徴とする半導体素子の検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の半導体素子
    の検査方法であって、前記第2のプローブ検査終了後、
    前記素子救済手段を消去することを特徴とする半導体素
    子の検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の半導体
    素子の検査方法であって、前記第1または第2のプロー
    ブ検査において、一度に複数個の半導体素子を検査する
    ことを特徴とする半導体素子の検査方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の半
    導体素子の検査方法を用いた半導体製造装置であって、 前記半導体ウェハに形成された半導体素子に対して、前
    記第1または第2のプローブ検査を行う検査部と、 前記検査部と接続され、かつ前記素子救済手段を収容す
    る情報記録部を備えた演算部と、 前記演算部と接続され、かつ前記救済可能不良素子に救
    済処理を行う救済処理部とを有することを特徴とする半
    導体製造装置。
JP10845495A 1995-05-02 1995-05-02 半導体素子の検査方法およびそれを用いた半導体製造装置 Pending JPH08306748A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002332881A (ja) * 2001-04-26 2002-11-22 Man B & W Diesel As 内燃機関を制動及び逆転させるためのプロセス
SG117490A1 (en) * 2004-04-23 2005-12-29 Systems On Silicon Mfg Co Pte A method for detecting probing stripes
US7544522B2 (en) 2004-06-09 2009-06-09 Renesas Technology Corp. Fabrication method of semiconductor integrated circuit device

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