JPH08306668A - アッシング方法 - Google Patents

アッシング方法

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JPH08306668A
JPH08306668A JP7135849A JP13584995A JPH08306668A JP H08306668 A JPH08306668 A JP H08306668A JP 7135849 A JP7135849 A JP 7135849A JP 13584995 A JP13584995 A JP 13584995A JP H08306668 A JPH08306668 A JP H08306668A
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JP
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ashing
gas
alcohol
plasma
oxygen gas
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JP7135849A
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Shuichi Yoshihara
秀一 吉原
Junichi Taniguchi
淳一 谷口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02057Cleaning during device manufacture
    • H01L21/02068Cleaning during device manufacture during, before or after processing of conductive layers, e.g. polysilicon or amorphous silicon layers
    • H01L21/02071Cleaning during device manufacture during, before or after processing of conductive layers, e.g. polysilicon or amorphous silicon layers the processing being a delineation, e.g. RIE, of conductive layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチング処理で使用した塩素系ガスが残留
しないようにアッシング工程で除去し、その後の工程で
アルミニム配線層に腐食が生じないようにするアッシン
グ方法を提供する。 【構成】 プラズマエッチング装置とインラインで接続
されたプラズマアッシング装置を使用して、アルミニウ
ム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハをア
ッシングする際に、反応ガスとして酸素ガスに加えてCH
3OH 、C2H5OH、n−C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選
択した少なくとも1種類のアルコールのガスを使用し、
アルコールガスと酸素ガスとの流量比率が1:1から
1:5の範囲にあり、アッシングチャンバの圧力が20
0Pa(1.5Torr)以上であり、温度が200°C から
270°C の範囲にある条件でアッシングを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチング装置とイン
ラインで接続されたアッシング装置を使用して、アルミ
ニウム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハ
にアッシング処理を施す際のアッシング方法に関し、更
に詳細には、後続の工程でアルミニム配線層に腐食が発
生しないように改良したアッシング方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、アルミニム配線層をパターニ
ングする際には、プラズマエッチング装置にて、アルミ
ニム配線層を有するウェハに塩素系ガスを使用したプラ
ズマエッチング処理を施し、次いでプラズマエッチング
装置とインラインで接続されたプラズマアッシング装置
を使用して、ウェハにプラズマアッシング処理を施して
ホトレジストをドライ状態で除去している。更に、詳し
く言えば、図1に示すようなプラズマエッチング装置と
プラズマアッシング装置(二点鎖線で囲んだ部分)とを
インライン接続で組み合わせて、エッチング処理とアッ
シング処理とを連続して行っている。図1に示すシステ
ムでは、プラズマエッチング装置とプラズマアッシング
装置とはインラインで接続されていて、プラズマエッチ
ング装置からウェハを搬送するに際し、大気と接触する
ことがないように構成されている。
【0003】プラズマエッチング装置10は、マイクロ
波プラズマエッチング装置であって、ベルジャ12で区
画されたエッチング室14内に反応ガスを流入させつ
つ、マグネトロン16から発生したマイクロ波を導入し
てエッチング室14内でプラズマを発生させ、それによ
り電極18上に置かれたウェハをエッチングする装置で
ある。
【0004】プラズマアッシング装置20は、マイクロ
波プラズマアッシング装置であって、ベルジャ22で区
画されたアッシング室24内に反応ガスを流入させつ
つ、マグネトロン26から発生したマイクロ波を導入し
てアッシング室24内でプラズマを発生させ、それによ
り電極28上に置かれたウェハをアッシングする装置で
ある。プラズマエッチング装置10とプラズマアッシン
グ装置20とは搬送管路30によりインラインで接続さ
れていて、プラズマエッチング装置からプラズマアッシ
ング装置には、例えば図示した搬送ロボット32により
移送されている。エッチング室14、搬送管路30及び
アッシング室24は、真空ポンプにより吸引されていて
所定の真空圧に維持されている。
【0005】前の工程でウェハ面上にアルミニム配線層
が形成されたウェハは、パターニングのため、プラズマ
エッチング装置10にて反応ガスとして塩素系ガスを使
用してエッチングされる。次いで、ウェハは、プラズマ
アッシング装置20にてアッシングガスとして酸素ガス
を使用して又は酸素ガスにメタノールガスを加えた混合
ガスを使用してアッシングされている。従来のアッシン
グ処理は、アッシング室24内の圧力が0.8Torrから
1.0Torrの範囲、酸素ガスとメタノールガスとの混合
比率が5:1位の条件で行われ、ウェハ一枚当たり約8
0秒間のアッシング時間を要していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアッ
シング方法では、アルミニム配線層のパターニングのた
めのホトレジストが完全には除去されず、図2(a)に
示すようにアルミニム配線層の側壁にサイドウォール状
に残留し、残留ホトレジスト内にエッチングに使用した
塩素系ガスが包含されていることが多い。アッシング処
理の後、ウェハが、例えばアンロードカセットに収納さ
れて次に工程に移送される間に、残留ホトレジスト中の
塩素系ガスが大気中の水蒸気と化学反応を行ってアルミ
ニム配線層を電気化学的に腐食し、例えば図2(b)に
示すような孔食を引き起こすことがしばしば生じ、半導
体装置の品質管理上で問題となっていた。この現象は、
半導体装置製造工場の周りの環境的雰囲気、天候等にも
左右され、特に大気の湿度の高い時にはこの現象が著し
かった。
【0007】そこで、本発明の目的は、エッチング処理
で使用した塩素系ガスが残留しないようにアッシング工
程で除去し、その後の工程でアルミニム配線層に腐食が
発生しないようにしたアッシング方法を提供することで
ある。
【0008】本発明者等は、プラズマアッシング装置の
アッシング室の圧力を高くして、メタノールガスの分圧
を高くすることに着目した。これにより、アッシング室
内のメタノールガスの分子数が増加して、電子との衝突
確率が高くなり、ラジカルもそれだけ多量に生成される
ことになる。そのラジカルが残留塩素成分と反応するこ
とにより、塩素成分を除去できるのではないかと考え、
次に説明するような実験を行った。
【0009】実験例1 1)次の条件でウェハ面上にアルミニム配線層(Al:
99%−Si:1%)を有するウェハを図1に示すプラ
ズマエッチング装置にてエッチングし、そのウェハをア
ッシング処理の試料ウェハとした。 エッチング条件 圧力:2.1Pa(16mTorr) ステージ温度:25°C RF出力:50W ガス流量:BCl3 :90sccm/Cl2 :60sccm アノード電流:300mA 2)次いで、次の条件で試料ウェハにプラズマアッシン
グ装置でアッシング処理を施した。 アッシング条件 圧力:133Pa(1.0Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :300sccm/CH3 OH:60sccm アノード電流:420mA 3)アッシング処理直後の試料ウェハと、温度23°C
、湿度60%の恒温槽に2時間放置した試料ウェハ、
4時間放置した試料ウェハ及び24時間放置した試料ウ
ェハのそれぞれについて腐食状態を観察し、表1の実験
例1に示す結果を得た。表1に示したアッシング時間
は、約2.2μm 厚さのホトレジスト層をアッシングす
るのに要した時間である。
【表1】
【0010】表1から表3で、腐食状態は、試料ウェハ
当たりの腐食発生箇所の数/試料ウェハ当たりの腐食発
生チップの数で表現され、例え実験例1の2時間放置後
の試料ウェハでは、試料ウェハ当たりの腐食発生箇所の
数は3個で、試料ウェハ当たりの腐食発生チップの数は
2個である。また、評価欄の○は評価が可であることを
示し、×は評価が不可であることを示している。
【0011】実験例2〜5 次いで、アッシング条件の圧力を173Pa(1.3Tor
r)、213Pa(1.6Torr)、257Pa(1.9Tor
r)、293Pa(2.2Torr)に上昇させたことを除い
て、実験例1と同じ条件でエッチングを施して得た試料
ウェハに同じ条件でアッシング処理を施し、実験例1と
同様にして試料の腐食状態を観察し、その結果を表1に
示した。
【0012】その結果、圧力1.6Torrを含み1.6To
rr以上の圧力でアッシング処理を行うと試料ウェハには
アルミニム配線層の腐食が24時間放置後でも発生しな
いことが判った。
【0013】実験例6 アルミニム配線層のアルミニム表面を酸素で酸化してア
ルミニムを不動態化すれば腐食しないのではないかと考
えて、酸素ガスによるアフタートリートメントを試み
た。そこで、実験例1と同じ条件でエッチングを施して
得た試料に実験例1と同じ条件のアッシング処理を施
し、引き続き酸素ガス単味の反応ガスを使用して次の条
件でアフタートリートメントを施した。尚、アフタート
リートメントする前の試料ウェハは、実験例1と同じア
ッシング処理をした試料ウェハであるから、評価が×の
ものである。 アフタートリートメントの条件 圧力:133Pa(1.0Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :360sccm アノード電流:420mA トリートメント時間:30sec アフタートリートメント処理直後の試料ウェハと、温度
23°C 、湿度60%の恒温槽に2時間放置した試料ウ
ェハ、4時間放置した試料ウェハ及び24時間放置した
試料ウェハのそれぞれについて腐食状態を観察し、表2
の実験例6に示す結果を得た。
【表2】
【0014】実験例7及び8 次いで、アッシング条件の圧力を173Pa(1.3Tor
r)及び213Pa(1.6Torr)に変えたことを除い
て、実験例6と同じ条件でアフタートリートメント処理
を施し、実験例6と同様にして試料の腐食状態を観察
し、その結果を表2に示した。
【0015】以上の実験から、酸素ガス単味によるアフ
タートリートメントでは、腐食を防止することができな
いことがが判った。
【0016】実験例9 1)実験例1と同じ条件でエッチングを施して得た試料
にプラズマアッシング装置にて次に示す条件でアッシン
グ処理を施した。 アッシング条件 圧力:133Pa(1.0Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :300sccm/CH3 OH:60sccm アノード電流:420mA アッシング時間:84sec 2)次いで、次に示す条件でアフタートリートメントを
行った。 アフタートリートメントの条件 圧力:213Pa(1.6Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :80sccm/CH3 OH:80sccm アノード電流:420mA トリートメント時間:10sec アフタートリートメント処理直後の試料ウェハと、温度
23°C 、湿度60%の恒温槽に2時間放置した試料ウ
ェハ、4時間放置した試料ウェハ及び24時間放置した
試料ウェハのそれぞれについて腐食状態を観察し、表3
の実験例9に示す結果を得た。
【表3】
【0017】実験例10及び11 次いで、アフタートリートメント時間をを20sec 及び
30sec に変えたことを除いて、実験例9と同じ条件で
アフタートリートメント処理を施し、実験例9と同様に
して試料の腐食状態を観察し、その結果を表3に示し
た。
【0018】以上の実験から、酸素ガス単味によるアフ
タートリートメントでは、腐食を防止することができな
かったが、メタノールガスを酸素ガスに加えることによ
り有効に腐食を防止できることが判った。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以上の実験結果に基づいて、本発明に係るアッシン
グ方法は、プラズマエッチング装置とインラインで接続
されたプラズマアッシング装置を使用して、アルミニウ
ム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハをア
ッシングする際に、反応ガスとして酸素ガスに加えてCH
3OH 、C2H5OH、n−C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選
択した少なくとも1種類のアルコールのガスを使用し、
アルコールガスと酸素ガスとの流量比率が1:2から
1:5の範囲にあり、アッシングチャンバの圧力が20
0Pa(1.5Torr)以上であり、温度が200°C から
270°C の範囲にある条件でアッシングを施すことを
特徴としている。
【0020】アルコールガスとしては、メタノールガス
が好適である。また、好適には、圧力は210Pa(1.
6Torr)以上である。アッシングに要する時間も通常の
アッシング時間と同じであって、90秒前後でよい。本
発明方法は、主として実験例1から5の結果に基づいて
いる。アルコールガスと酸素ガスとの流量比率が1:2
以上としたのは、1:2以下ではレジスト膜の除去性が
悪くなるからである。エッチングの際に使用される塩素
系ガスとしては、例えばCCl4、CCl4+Cl2 、SiCl4 、BC
l3等である。また、アルミニム配線層の材料は、アルミ
ニム単体に加えてAlとSi等のアルミニム合金も含む。
【0021】本発明に係る別のアッシング方法は、プラ
ズマエッチング装置とインラインで接続されたプラズマ
アッシング装置を使用して、アルミニウム配線層を塩素
系ガスによりエッチングしたウェハをアッシングする際
に、反応ガスとして酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5OH、
n−C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選択した少なくと
も1種類のアルコールのガスを使用し、アルコールガス
と酸素ガスとの流量比率が1:2.5から1:10の範
囲にあり、アッシングチャンバの圧力が200Pa(1.
5Torr)以下であって、温度が200°C から270°
C の範囲の条件で第1次アッシングを施し、次いで、前
記アルコールガスの酸素ガスに対する流量比率が酸素ガ
スの1.0に対してアルコールガスが0.5以上であ
り、アッシングチャンバの圧力が200Pa(1.5Tor
r)以上であり、温度が200°C から270°C の範
囲にある条件で少なくとも10秒間第2次アッシングを
施すことを特徴としている。本発明方法は、実験例9か
ら11の結果に基づいている。アルコールガスと酸素ガ
スとの流量比率が1:10ないしその近辺になると、若
干の腐食が生じるが、次の工程で十分に除去されること
ができる。第1次アッシングでは主としてホトレジスト
層を除去し、第2次アッシングでは主として残留塩素系
ガスを除去する。好適には、アルコールガスは、メタノ
ールガスである。また、第2次アッシングの圧力は、好
適には210Pa(1.6Torr)以上である。
【0022】本発明に係る更に別のアッシング方法は、
プラズマエッチング装置とインラインで接続されたプラ
ズマアッシング装置を使用して、アルミニウム配線層を
塩素系ガスによりエッチングしたウェハをアッシングす
る際に、反応ガスとして酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5
OH、n−C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選択した少な
くとも1種類のアルコールのガスを使用し、アルコール
ガスの酸素ガスに対する流量比率が酸素ガスの1.0に
対して0.5以上であり、アッシングチャンバの圧力が
200Pa(1.5Torr)以下であり、温度が200°C
から270°C の範囲にある条件でアッシングを施すこ
とを特徴としている。
【0023】本発明方法は、実験例6から8及び実験例
9から11の結果に基づき、アッシングチャンバの圧力
が200Pa(1.5Torr)以下であっても、メタノール
ガスの酸素ガスに対するガス比率を高くすることによ
り、残留塩素成分を除去できることに着目して、完成さ
れたものである。好適には、アルコールガスはメタノー
ルガスである。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明する。以下の実施例は、実際の半導体装置の生産ラ
インでのアッシング処理に本発明方法を適用した例であ
る。
【0025】図1に示すプラズマエッチング装置にて次
のエッチング条件でウェハ面上にアルミニム配線層(A
l:99%−Si:1%)を有するウェハをエッチング
した。次いで、図1に示すインラインプラズマアッシン
グ装置を使用して、次に条件で2回のステップでアッシ
ング処理をウェハに施した。 1)エッチング条件 圧力:2.1Pa(16mTorr) ステージ温度:25°C RF出力:50W ガス流量:BCl3 :90sccm/Cl2 :60sccm アノード電流:300mA 2)第1次アッシング処理の条件 圧力:253Pa(1.9Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :300sccm/CH3 OH:60sccm アノード電流:420mA アッシング時間:100sec 3)第2次アッシング処理の条件 圧力:213Pa(1.6Torr) ステージ温度:250°C ガス流量:O2 :80sccm/CH3 OH:80sccm アノード電流:420mA アッシング時間:20sec
【0026】以上のように本発明方法を工業的規模で適
用した結果は、図3に示されている。図3によれば、従
来の方法によるアッシング処理が行われていた或る年の
6月までは、毎月、特に湿潤な4月及び6月には、多数
のウェハに腐食が発生し、腐食の発生件数も多かった
が、上述の本発明方法を実施したその年の7月以降には
腐食は発生していないことが判る。よって、本発明方法
の有効性が工業的な規模で実証されたことになる。本発
明方法によれば実施例1の第1次アッシング処理だけで
十分に腐食を防止できたが、実際の生産ラインに適用す
ることを考えて、本実施例では、第1次アッシング処理
に加えて第2次アッシング処理を行った。第1次アッシ
ングでは、主としてホトレジストを除去することを目的
とし、第2次アッシングでは、主として残留塩素系ガス
を除去することを目的としている。尚、第2次アッシン
グの条件で長時間アッシング処理を施しても、アッシン
グレートが遅いため、ホトレジストが残留することもあ
り得る。
【0027】
【発明の効果】本発明方法は、プラズマエッチング装置
にインラインで接続されたプラズマアッシング装置を使
用して、アルミニウム配線層を塩素系ガスによりエッチ
ングしたウェハをアッシングする際に、反応ガスとして
酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5OH、n−C3H7OH及びi−
C3H7OHのうちから選択した少なくとも1種類のアルコー
ルのガスを使用し、(1)アルコールガスと酸素ガスと
の流量比率が1:1から1:5の範囲にあり、アッシン
グチャンバの圧力が200Pa(1.5Torr)以上であ
り、温度が200°C から270°C の範囲にある条件
でアッシングを施すことをにより、又は(2)アルコー
ルガスと酸素ガスとの流量比率が1:2.5から1:5
の範囲にあり、アッシングチャンバの圧力が200Pa
(1.5Torr)以下であって、温度が200°C から2
70°C の範囲の条件で第1次アッシングを施し、次い
で、前記アルコールガスの酸素ガスに対する流量比率が
酸素ガスの1.0に対してアルコールガスが0.5以上
であり、アッシングチャンバの圧力が200Pa(1.5
Torr)以上であり、温度が200°C から270°C の
範囲にある条件で少なくとも10秒間第2次アッシング
を施すことにより、又は(3)アルコールガスの酸素ガ
スに対する流量比率が酸素ガスの1.0に対して0.6
以上であり、アッシングチャンバの圧力が200Pa
(1.5Torr)以下であり、温度が200°C から27
0°C の範囲にある条件でアッシングを施すことによ
り、アルミニム配線層に付着したホトレジスト層に残留
している塩素系ガスを除去し、以後の工程でウェハのア
ルミニム配線層に腐食が生じないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマエッチング装置及びそれにインライン
で接続されているプラズマアッシング装置の構成を示す
模式図である。
【図2】図2(a)はアルミニム配線層にホトレジスト
が残留している様子を示す模式図であり、図2(b)は
アルミニム配線層が腐食した様子を示す模式図である。
【図3】本発明方法の効果を示す棒グラフである。
【符号の説明】
10 プラズマエッチング装置 12 ベルジャ 14 エッチング室 16 マグネトロン16 18 電極 20 プラズマアッシング装置 22 ベルジャ 24 アッシング室 26 マグネトロン 28 電極 30 搬送管路 32 搬送ロボット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマエッチング装置とインラインで
    接続されたプラズマアッシング装置を使用して、アルミ
    ニウム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハ
    をアッシングする際に、 反応ガスとして酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5OH、n−
    C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選択した少なくとも1
    種類のアルコールのガスを使用し、アルコールガスと酸
    素ガスとの流量比率が1:2から1:5の範囲にあり、
    アッシングチャンバの圧力が200Pa(1.5Torr)以
    上であり、温度が200°C から270°C の範囲にあ
    る条件でアッシングを施すことを特徴とするアッシング
    方法。
  2. 【請求項2】 前記アルコールガスがメタノールガスで
    あることを特徴とする請求項1に記載のアッシング方
    法。
  3. 【請求項3】 プラズマエッチング装置とインラインで
    接続されたプラズマアッシング装置を使用して、アルミ
    ニウム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハ
    をアッシングする際に、 反応ガスとして酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5OH、n−
    C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選択した少なくとも1
    種類のアルコールのガスを使用し、アルコールガスと酸
    素ガスとの流量比率が1:2.5から1:10の範囲に
    あり、アッシングチャンバの圧力が200Pa(1.5To
    rr)以下であって、温度が200°C から270°C の
    範囲の条件で第1次アッシングを施し、 次いで、前記アルコールガスの酸素ガスに対する流量比
    率が酸素ガスの1.0に対してアルコールガスが0.5
    以上であり、アッシングチャンバの圧力が200Pa
    (1.5Torr)以上であり、温度が200°C から27
    0°C の範囲にある条件で少なくとも10秒間第2次ア
    ッシングを施すことを特徴とするアッシング方法。
  4. 【請求項4】 前記アルコールガスがメタノールガスで
    あることを特徴とする請求項3に記載のアッシング方
    法。
  5. 【請求項5】 プラズマエッチング装置とインラインで
    接続されたプラズマアッシング装置を使用して、アルミ
    ニウム配線層を塩素系ガスによりエッチングしたウェハ
    をアッシングする際に、 反応ガスとして酸素ガスに加えてCH3OH 、C2H5OH、n−
    C3H7OH及びi−C3H7OHのうちから選択した少なくとも1
    種類のアルコールのガスを使用し、アルコールガスの酸
    素ガスに対する流量比率が酸素ガスの1.0に対して
    0.5以上であり、アッシングチャンバの圧力が200
    Pa(1.5Torr)以下であり、温度が200°C から2
    70°C の範囲にある条件でアッシングを施すことを特
    徴とするアッシング方法。
  6. 【請求項6】 前記アルコールガスがメタノールガスで
    あることを特徴とする請求項5に記載のアッシング方
    法。
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