JPH083062B2 - 陰極で析出可能な合成樹脂を含有する水性電気浸漬ラツカー浴及び電気伝導性基材の被覆法 - Google Patents

陰極で析出可能な合成樹脂を含有する水性電気浸漬ラツカー浴及び電気伝導性基材の被覆法

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JPH083062B2 JP63505861A JP50586188A JPH083062B2 JP H083062 B2 JPH083062 B2 JP H083062B2 JP 63505861 A JP63505861 A JP 63505861A JP 50586188 A JP50586188 A JP 50586188A JP H083062 B2 JPH083062 B2 JP H083062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極で析出可能な合成樹脂を含有する水性電
気浸漬ラツカー浴に関する。
陽イオン性の電気浸漬ラツカー塗布(KTL)は、殊に
下塗り用、特に、陽イオン性基を有する水で希釈可能な
合成樹脂が直流に依り電気伝導性の車体上に塗布される
自動車下塗りの分野で、屡々使用されるラツカー塗布法
である。
前記の型の電気浸漬ラツカー浴は、例えば次の特許明
細書に明らかにされている:米国特許(US-PS)第37998
54号明細書;米国特許(US-PS)第3984299号明細書;米
国特許(US-PS)第4031050号明細書;米国特許(US-P
S)第4252703号明細書;米国特許(US-PS)第4332711号
明細書、西ドイツ国特許(DE-PS)第3108073号明細書、
西ドイツ国特許(DE-PS)第2701002号明細書、欧州特許
機構(EP)第4090号明細書、欧州特許機構(EP)第1246
3号明細書、欧州特許機構(EP)第59895号明細書、西ド
イツ国特許公開公報(DE-OS)第3103642号明細書、西ド
イツ国特許公開公報(DE-OS)第3215891号明細書。
この種のラツカー系を用いて質的に優れたラツカー塗
布を達成することができる。しかしながら、焼付けラツ
カー薄膜において、当業者に周知の表面障害(特にクレ
ーター)が屡々生じる。この表面障害の原因は、電気浸
漬ラツカーに使用される成分(いわゆる系内在原因)の
性質にあるのかもしれない。しかしながら大抵の場合に
は、電気浸漬ラツカー浴中に持ち込まれる不純物が前記
の表面障害の出現の原因である。このような不純物の例
としては、深絞り脂肪(Tiefziehfette)、腐食防止脂
肪、継ぎ目パツキング材料、グリース等が挙げられる。
ラツカー原料の析出の際にこの不純物は薄膜中に一緒
に取り込まれる。次いでラツカー薄膜の焼付けの際に、
ラツカーバインダーと不純物との間に非相容性に基づく
前記の表面障害が起りうる。
添加剤の添加による表面障害の出現を抑制する一連の
試みが公知である。すなわち電気浸漬ラツカーに例えば
シリコン油を添加することができる。この方法により確
かに表面障害は排除され得るが、ほとんどの場合接着障
害に帰因すべき被覆塗布されたラツカー層(例えば充填
料及び被覆ラツカー)で問題が生じる。
更に、適当な有機樹脂により電気浸漬ラツカー浴の汚
染抵抗を改善することが試みられた。特開昭61-115974
号明細書に、二量体の脂肪酸で変性されたポリエポキシ
ド樹脂とポリオキシアルキレンポリアミンとからなる反
応生成物が記載されている。この生成物はKTL−原料の
クレーター傾向を抑制するという。欧州特許機構(EP-
A)第70550号明細書には、ポリエポキシド樹脂と一級ア
ミン基を有するポリオキシアルキレンポリアミンとの反
応生成物が記載されている。この原料も電気的に析出さ
れたラツカー薄膜をクレーター傾向の消去又は少なくと
も減少により改善するという。しかしこれらの生成物も
填料及び被覆ラツカーについての持続的な中間接着問題
を起す。
本発明の基礎となる課題は、請求範囲第1項の上位概
念による新規の水性電気浸漬ラツカー浴の供与にある。
特に公知技術水準の前記の問題を克服もしくは減少させ
なければならない。
この課題は、陰極で析出可能な合成樹脂を含有する水
性電気浸漬ラツカー浴の供与によつて驚異的に解明さ
れ、これは、それが一般式CH2=CH−O−R〔式中Rは
2〜4個のC−原子を有するアルキル基を表わす〕のア
ルキルビニルエーテルのホモ−又はコポリマーを含有す
ることを特徴とする。
実際には本発明により達成される利点は、本発明によ
る電気浸漬ラツカー浴が、被覆塗布されたラツカー層に
おいて接着問題を生じることなく、表面障害を示さない
もしくは僅かしか示さないラツカー薄膜を供与すること
にある。本発明による電気浸漬ラツカー浴は驚異的に卓
越した汚染抵抗を示し、すなわち焼付け薄膜の良好な表
面特性は、表面障害をひきおこす物質が本発明による電
気浸漬ラツカー浴中に取り込まれる場合でも、保持され
ている。
本発明による電気浸漬ラツカー浴は、電気浸漬ラツカ
ー浴の製造に適当な全ての陰極で析出可能な異種−又は
自己網状化合成樹脂を原則的に含有してよい。
しかしながら、陽イオン性のアミン変性エポキシド樹
脂を陰極で析出可能な合成樹脂として含有する電気浸漬
ラツカー浴が有利である。自己−並びに異種網状化陽イ
オン性アミン変性エポキシド樹脂は公知である。異種網
状化陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂を有利に使用
する。
陽イオン性のアミン変性エポキシド樹脂とは、 (A)場合により変性されたポリエポキシド (B)一級及び/又は二級アミンもしくはその塩及び/
又は三級アミンの塩及び場合により (C)ポリオール、ポリカルボン酸、ポリアミン又はポ
リスルフイド よりなる陽イオン性の反応生成物である。
ポリエポキシドとは、分子中に2個又はそれ以上のエ
ポキシド基を含有する化合物である。
陽イオン性のアミン変性エポキシド樹脂の製造のため
に、成分(A)として、分子中に2個又はそれ以上のエ
ポキシド基を有する全ての化合物が適用である。分子中
に2個のエポキシド基を有しかつ高々750、有利に400〜
500の比較的に低い分子量を有するような化合物が有利
である。
特に有利な(A)−成分は、 (a)エポキシド当量2000以下を有するジエポキシド化
合物又はジエポキシド化合物の混合物と、 (b)所定の反応条件下でエポキシド基に対して単官能
的に反応する、1個のフエノール−又はチオール基を有
する化合物又はそのような化合物の混合物との反応によ
り製造可能である化合物であり、この際、成分(a)及
び(b)はモル比10:1〜1:1、有利に4:1〜1.5:1で使用
され、かつ成分(a)と成分(b)の反応は100〜190℃
で、場合により触媒の存在で実施される(西ドイル国特
許公開(DE-OS)第3518770号公報参照)。
他の特に有利な(A)−成分は、100〜195℃で、場合
により触媒の存在で実施され、1個のアルコール性OH−
基、1個のフエノール性OH−基か又は1個のSH−基を有
する単官能的反応性の開始剤により開始される、場合に
より少なくとも1種のモノエポキシド化合物と一緒の、
ジエポキシド化合物及び/又はジエポキシド化合物の混
合物の重付加により、ジエポキシド化合物及び開始剤が
モル比2:1〜10:1で構成されているエポキシド樹脂に製
造可能である化合物である(西ドイツ国特許公開(DE-O
S)第3518732号公報参照)。
特に有利な(A)−成分の製造のためにかつ同様に自
体(A)−成分として使用可能であるポリエポキシド
は、ポリフエノール及びエピハロヒドリンから製造され
るポリフエノールのポリグリシジルエーテルである。ポ
リフエノールとしては、例えば極めて特に有利にビスフ
エノールA及びビスフエノールFを使用することができ
る。更に4,4′−ジヒドロキシ−ベンジフエノン、ビス
−(4−ヒドロキシフエニル)−1,1−エタン、ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−1,1−イソブタン、ビス
−(4−ヒドロキシ−t−ブチルフエニル)−2,2−プ
ロパン、ビス−(2−ヒドロキシナフチル)−メタン、
1,5−ジヒドロキシ−ナフタリン及びフエノール性のノ
ボラツク樹脂も適用である。他の適当なポリエポキシド
は、多価アルコール、例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プ
ロピレングリコール、1,4−プロピレングリコール、1,5
−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グ
リセリン及びビス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル
−)2,2−プロパンのポリグリシドエーテルである。
ポリカルボン酸、例えば修酸、コハク酸、グルタル
酸、テレフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸、二
量化されたリノール酸のポリグリシジルエステルを使用
することもできる。典型的な例はグリシジルアジペート
及びグリシジルフタレートである。
更に、ヒダントインエポキシド、エポキシド化された
ポリブタジエン及びオレフイン系不飽和脂肪族化合物の
エポキシド化によつて得られるポリエポキシド化合物が
適当である。
変性されたポリエポキシドとは、反応性基の一部が変
性化合物と反応されているポリエポキシドである。
変性化合物の例として次のものが挙げられる: a)カルボキシル基含有の化合物、例えば飽和又は不飽
和モノカルボン酸(例えば安息香酸、亜麻仁油脂肪酸、
2−エチルヘキサン酸、ベルサチツク酸(Versaticsu
re))、種々の鎖長の脂肪族、環状脂肪族及び/又は芳
香族ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、セバシン酸、
イソフタル酸又は二量体の脂肪酸)、ヒドロキシアルキ
ルカルボン酸(例えば乳酸、ジメチロールプロピオン
酸)並びにカルボキシル基含有のポリエステル又は b)アミノ基含有の化合物、例えばジエチルアミン又は
エチルヘキシルアミン又は二級アミノ基を有するジアミ
ン、例えばN,N′−ジアルキルアルキレンジアミン、例
えばジメチルエチレンジアミン、N,N′−ジアルキル−
ポリオキシアルキレンアミン、例えばN,N′−ジメチル
−ポリオキシプロピレンジアミン、シアンアルキル化さ
れたアルキレンジアミン、例えばビス−N,N′−シアン
エチル−エチレンジアミン、シアンアルキル化されたポ
リオキシアルキレンアミン、例えばビス−N,N′−シア
ンエチルポリオキシプロピレンジアミン、ポリアミノア
ミド、例えばベルスアミド(Versamide)、特にジアミ
ン(例えばヘキシメチレンジアミン)、ポリカルボン
酸、特に二量体脂肪酸及びモノカルボン酸、特に脂肪酸
よりなる末端位のアミノ基を含有する反応生成物、又は
ジアミノヘキサン1モルとモノグリシジルエーテル又は
モノグリシジルエステル、殊にα−分枝鎖の脂肪酸、例
えばベルサチツク酸のグリシジルエステル2モルとの反
応生成物、又は c)ヒドロキシル基含有の化合物、例えばネオペンチル
グリコール、ビス−エトキシル化のネオペンチルグリコ
ール、ヒドロキシピバリン酸−ネオペンチルグリコール
エステル、ジメチルヒダントイン−N,N′−ジエタノー
ル、ヘキサンジオール−1,6、ヘキサンジオール−2,5、
1,4−ビス−(ヒドロキシメチル)−シクロヘキサン、
1,1−イソプロピリデン−ビス−(p−フエノキシ)−
2−プロパノール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリツト又はアミノアルコール、例えばトリエタノー
ルアミン、メチルジエタノールアミン又はヒドロキシ基
含有のアルキルケチミン、例えばアミノメチルプロパン
ジオール−1,3−メチル−イソブチルケチミン又はトリ
ス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタン−シクロヘキ
サノンケチミン並びに同様に種々の官能性及び分子量の
ポリグリコールエーテル、ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオー
ル、ポリカプロラクタムポリオール又は d)ナトリウムメチラートの存在でエポキシド樹脂のヒ
ドロキシル基とエステル交換される飽和又は不飽和脂肪
酸メチルエステル。
成分(B)としては、一級及び/又は二級アミンもし
くはその塩及び/又は三級アミンの塩を使用することが
でき、この際、二級アミンが特に有利な成分(B)であ
る。
アミンは水溶性化合物が有利である。そのようなアミ
ンの例はモノ−及びジアルキルアミン、例えばメチルア
ミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、
ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、
メチルブチルアミン等である。同様にアルカノールアミ
ン、例えばメチルエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン等が適当である。更にジアルキルアミンアルキルアミ
ン、例えばジメチルアミンエチルアミン、ジエチルアミ
ノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン等が
適当である。大抵の場合に、低分子アミンを使用する
が、高分子モノアミンを使用することも可能である。
一級及び二級アミン基を有するポリアミンをそのケチ
ミンの形でエポキシド基と反応させることができる。ケ
チミンはポリアミンから公知方法で製造される。
アミンは更に他の基を含有してもよいが、それはアミ
ンとエポキシド基との反応を妨げてはならずかつ反応混
合物のゲル化を生じさせてもいけない。
水希釈性及び電気的析出に必要な電荷は、水溶性の酸
(例えば硼酸、蟻酸、乳酸、有利に酢酸)でのプロトン
化(Protonisierung)により又は同様にオキシラン基と
アミンの塩との反応により発生され得る。
アミンの塩としては、三級アミンの塩を使用できる。
アミン−酸塩のアミン成分は、非置換であるか又はヒ
ドロキシル−アミンの場合におけるように置換されてい
てよいアミンであり、この際この置換基はアミン−酸塩
とポリエポキシドとの反応を妨げてはならずかつ反応混
合物をゲル化させてはならない。有利なアミンは三級ア
ミン、例えばジメチルエタノールアミン、トリエチルア
ミン、トリメチルアミン、トリイソプロピルアミン等で
ある。他の適当なアミンの例は、米国特許(US-PS)第3
839252号明細書中の第5欄、第3行〜第7欄、第42行に
挙げられている。
成分(C)としてはポリオール、ポリカルボン酸、ポ
リアミン又はポリスルフイドもしくはこれらの物質群の
化合物よりなる混合物を使用する。
該当するポリオールはジオール、トリオール及び高級
ポリマーのポリオール、例えばポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオールを包含する。
成分(C)に適当なポリアルキレンエーテルポリオー
ルは、一般式: HO−(CHR)nm−OH 〔式中Rは水素又は場合により種々の置換基を有する低
級アルキル基であり、nは2〜6かつmは3〜50である
か又は更により高い〕に相応する。例はポリ(オキシテ
トラメチレン)グリコール及びポリ(オキシエチレン)
グリコールである。
環状ポリオール、例えばビスフエノールAと酸化エチ
レンと又は酸化エチレンと3〜8個のC−原子を有する
アルキレンオキシドよりなる混合物との反応により得ら
れるポリエーテルポリオールを成分(C)として使用す
る場合には、特に有利な陽イオン性のアミン変性エポキ
シド樹脂が得られる(欧州特許機構(EP-A)第74634号
明細書参照)。
ポリエステルポリオールを同様にポリマーのポリオー
ル成分として使用することができる。ポリエステルポリ
オールは、有機ポリカルボン酸又はその無水物を、一級
のヒドロキシル基を含有する有機ポリオールでポリエス
テル化(Polyveresterung)することにより製造するこ
とができる。ポリカルボン酸及びポリオールは通例脂肪
族又は芳香族ジカルボン酸及びジオールである。
ポリエステルの製造のために使用されるジオールは、
アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ブ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール及び他のグ
リコール、例えばシクロヘキサンジメタノールを包含す
る。
ポリエステルの酸成分は、まず第1に、分子中に2〜
18個の炭素原子を有する低分子のカルボン酸又はその無
水物よりなる。適当な酸は例えばフタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
マレイン酸及びグルタル酸である。これらの酸の代り
に、それらの無水物を、それが存在する限り、使用する
こともできる。
更に、ラクトンから誘導されるポリエステルポリオー
ルを成分(C)として使用することもできる。この生成
物はε−カプロラクトンとポリオールとの反応によつて
得られる。このような生成物は、米国特許(US-PS)第3
169945号明細書に記載されている。
この反応によつて得られるポリラクトンポリオールは
1個の末端位のヒドロキシル基の存在及びラクトンから
誘導される反復性のポリエステル成分を特徴とする。こ
の反復性の分子成分は式: 〔式中nは少なくとも4、有利に4〜6でありかつ置換
基は水素、アルキル基、シクロアルキル基又はアルコキ
シル基である〕に相応する。
成分(C)としては、分子量350以下の脂肪族及び/
又は脂環系の多官能アルコール又はカルボン酸も使用さ
れる。これは特に少なくとも1個のネオ構造(Neo−str
uktur)を有する分枝鎖の脂肪族鎖を有利に有する。
適当な化合物は次の一般式に相応する: 〔式中、 Y=OH,COOH a=0;1 X=(CH2)n b=0;1 1=0−10 m,n=1−10 R1,R2,R3=H、1〜5個のC−原子を有するアルキル基
を表わす〕。
例として次のものが挙げられる:ジオール、例えばエ
チレングリコール、ジグリコール、ジプロピレングリコ
ール、ジブチレングリコール、トリグリコール、1,2−
プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2,2−ジメ
チル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−
プロパンジオール、2−メチル−2−エチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プ
ロパンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロ
パンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、2,3−ブタンジオール、2−エチル−1,4−ブタン
ジオール、2,2−ジエチル−1,3−ブタンジオール、ブテ
ン−2−ジオール−1,4、1,2−ペンタンジオール、1,5
−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ジメチ
ル−2,5−ヘキサンジオール、1,3−オクタンジオール、
4,5−ノナンジオール、2,10−デカンジオール、2−ヒ
ドロキシエチルヒドロキシアセテート、2,2−ジメチル
−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジメチルヒドロキシ
プロピオネート、2−メチル−2−プロピル−3−ヒド
ロキシプロピル−2−メチル−2−プロピルヒドロキシ
プロピオネート、4,4′−メチレンビスシクロヘキサノ
ール及び4,4′−イソプロピリデンビスシクロヘキサノ
ール。若干の有利なジオールは2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシ−プロピル−2,2−
ジメチルヒドロキシプロピオネート及び4,4′−イソプ
ロピリデンビスシクロヘキサノール。
カルボン酸としては多数のジカルボン酸、例えば修
酸、マロン酸、2,2−ジメチルマロン酸、コハク酸、グ
ルタン酸、アジピン酸、ヘキサヒドロフタル酸、マレイ
ン酸、フマル酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、イタコン酸、シトラコン酸及びメサコ
ン酸が該当する。
有利に使用されるジカルボン酸は、例えば2,2−ジメ
チルマロン酸及びヘキサヒドロフタル酸である。
長鎖のジカルボン酸を成分(C)として使用すること
もできる。この例は二量体脂肪酸、例えば二量体のリノ
ール酸である。
成分(C)として適当なポリアミンは、例えば一級ジ
アミン及びモノエポキシドの反応により得ることができ
る。生成した二級の置換ジアミンはエポキシド樹脂を適
当な方法で変性する。
成分(C)として一級−三級ジアミン又はアルカノー
ルアミン、例えばアミノエタノール又はアミノプロパノ
ールを使用することもできる。
多官能性SH−化合物としては有機ジハロゲニドとナト
リウムポリスルフイドとの反応生成物がこれに該当す
る。他のSH−化合物は例えばヒドロキシル基含有の直鎖
のポリエステル、ポリエーテル又はポリウレタンとメル
カプトカルボン酸、例えばメルカプト酢酸、2−メルカ
プトプロピオン酸、3−メルカプト−プロピオン酸、メ
ルカプト酪酸等との反応生成物である。
極めて特に有利な電気浸漬ラツカー浴は、陽イオン性
のアミン変性エポキシド樹脂として、(A)ポリエポキ
シド、(B)一級及び/又は二級アミンもしくはその塩
及び/又は三級アミンの塩及び(C)−ポリオール、特
にポリエステル−及び/又はポリエーテルポリオールよ
りなる反応生成物を使用する場合に得られる。
陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂は異種網状化合
成樹脂として並びに自己網状化合成樹脂として使用でき
る。自己網状化陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂は
例えば陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂の化学的変
性によつて得ることができる。自己網状化系は、例えば
陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂を、1分子当り平
均して1個の遊離のイソシアネート基を有しかつその遮
断されたイソシアネート基が高められた温度ではじめて
脱遮断(entblockt)される部分的遮断のポリイソシア
ネートと反応させることによつて得ることができる。
有利な電気浸漬ラツカー浴は、陰極で析出可能な合成
樹脂として異種網状化の陽イオン性アミン変性エポキシ
ド樹脂を適当な網状化剤と組合せて使用する場合に得ら
れる。
適当な網状化剤の例は、フエノプラスト、多官能性の
マンニツヒ塩基、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、遮断されたポリイソシアネート及び少なくとも2個
の一般式:R1−O−CO−の基を含有する化合物である。
基R1は次のものを表わす: R1=R2−O−CO−CH2−,R3−CHOH−CH2−,R4−CHOR5
−CHOH−CH2− R2=アルキル R3=H,アルキル,R6−O−CH2−又はR6−CO−O−CH2− R4=H又はアルキル R5=H,アルキル又はアリール R6=アルキル,シクロアルキル又はアリール 有利な電気浸漬ラツカー浴は、網状化剤として遮断さ
れたポリイソシアネート及び/又は少なくとも2個の一
般式:R1−O−CO−の基を含有する化合物を使用する場
合に得られる。
遮断されたポリイソシアネートとしては、イソシアネ
ート基が1個の化合物と反応している任意のポリイソシ
アネートを使用することができ、従つて生成した遮断さ
れたポリイソシアネートはヒドロキシル−及びアミノ基
に対して室温では安定であるが、高めた温度、通例、約
90℃〜約300℃の範囲では反応する。遮断されたポリイ
ソシアネートの製造の際には網状化に適当な任意な有機
ポリイソシアネートを使用することができる。約3〜3
6、特に約8〜約15個の炭素原子を有するイソシアネー
トが有利である。適当なジイソシアネートの例は、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、2,4−トルイレン−ジイ
ソシアネート、2、6−トルイレンジイソシアネート及
び1−イソシアナトメチル−5−イソシアナト−1,3,3
−トリメチルシクロヘキサンである。より高いイソシア
ネート官能性のポリイソシアネートを使用することもで
きる。その例は三量体化のヘキサメチレンジイソシアネ
ート及び三量体化のイソホロンジイソシアネートであ
る。更にポリイソシアネートの混合物を使用することも
できる。本発明において網状化剤としてこれに該当する
有機ポリイソシアネートは、例えばポリエーテルポリオ
ール又はポリエステルポリオールを含むポリオールから
誘導されるプレポリマーであつてもよい。
ポリイソシアネートの遮断のために、任意の適当な脂
肪族、環状脂肪族又は芳香族のアルキルモノアルコール
を使用することができる。その例は脂肪族アルコール、
例えばメチル−、エチル−、クロルエチル−、プロピル
−、ブチル−、アミル−、ヘキシル−、ヘプチル−、オ
クチル−、ノニル−、3,3,5−トリメチルヘキシル−、
デシル−及びラウリルアルコール;環状脂肪族アルコー
ル、例えばシクロペンタノール及びシクロヘキサノー
ル;芳香族アルキルアルコール、例えばフエニルカルビ
ノール及びメチルフエニルカルビノールである。
他の適当な遮断剤はヒドロキシルアミン、例えばエタ
ノールアミン、オキシム、例えばメチルエチルケトンオ
キシム、アセトンオキシム及びシクロヘキサノンオキシ
ム又はアミン、例えばジブチルアミン及びジイソプロピ
ルアミンである。前記のポリイソシアネート及び遮断剤
は適当な量比で前記の部分的遮断化のポリイソシアネー
トの製造に使用することもできる。
少なくとも2個の一般式R1−O−CO−の基を含有する
化合物の例は、ビス−(カルボアルコキシメチル)アゼ
レート、ビス−(カルボアルコキシメチル)セバセー
ト、ビス−(カルボアルコキシメチル)アジペート、ビ
ス−(カルボアルコキシメチル)デカネート、ビス−
(カルボアルコキシメチル)テレフタレート、ビス−
(2−ヒドロキシブチル)−アセレート及びビス−(2
−ヒドロキシエチル)テレフタレートである。
網状化剤は、陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂に
対して5〜60重量%、有利に20〜40重量%の量で通例使
用される。
説明されている電気浸漬ラツカー浴が一般式CH2=CH
−O−R〔式中Rは2〜4個のC−原子を有するアルキ
ル基を表わす〕のアルキルビニルエーテルのホモ−又は
コポリマーを含有することが本発明の重要なことであ
る。
このようなホモ−もしくはコポリマーは、場合により
他の共重合可能なモノマーと一緒にアルキルビニルエー
テルの重合によつて製造される。重合は、良く知られた
方法によつて、殊にカチオン的に行なわれる。
一般式CH2=CH−O−R〔式中Rは2〜4個のC−原
子を有するアルキル基、有利にエチル基を表わす〕のア
ルキルビニルエーテル80〜100重量%を、場合により、
共重合可能なモノマーもしくは共重合可能なモノマー混
合物20重量%までと一緒に重合させることによつて得ら
れるホモ−もしくはコポリマーが有利である。
得られるポリマーの平均分子量(重量平均)は5・10
2〜1・105g/モルの範囲、殊に1・103〜5・104g/モル
の範囲になければならない。
前記の平均分子量は例えばゲルパーミエーシヨンクロ
マトグラフイーにより、例えば次の条件下で調査するこ
とができる: カラム型:PL予備カラム(Vorsule)を伴う、カラム原
料としてスチロール及びジビニルベンゾールを基礎とす
る網状化ポリマーを有する2個のカラム(PS−ゲル5μ
ミツクスド(mixed)カラム、製造者:ポリマー・ラボ
ラトリーズ(Polymer Laboratories));2個の前記のカ
ラムの寸法:300×7.5mm。
検出器型:RI(リフレクシヨン・インデツクス(Refract
ion index))検出器、クナウエル・デイフエレンテイ
アルリフレクトメーター(Knauer Differentialrefrakt
ometer)、段階8 移動相 :テトラヒドロフラン 試験濃度:テトラヒドロフラン中約2% 注入試料容量:50μl 試料流率:0.8ml/分 検 定 :約600〜400000の公知の分子量(Molmasse)
を有する10種のポリスチロール標準、線回帰に依る検定
直線の線引き。
有利に使用されるアルキルビニルエーテルモノマーは
エチル−及び(イソ−)プロピルビニルエーテルであ
り、エチルビニルエーテルが特に有利に使用される。
エチルビニルエーテルのホモポリマーを含有する電気
浸漬ラツカー浴が極めて特に有利である。
アルキルビニルエーテルと共重合可能なモノマーの例
として、スチロール及びアルキル(メタ)アクリレー
ト、例えばエチル(メタ)アクリレート及びメチル(メ
タ)アクリレートが挙げられる。
本発明による電気浸漬ラツカー浴は一般に良く知られ
た方法により製造される。陰極で析出可能な合成樹脂の
合成は良く知られた方法により(例えば西ドイツ国特許
(DE-PS)第2701002号明細書及び先に引用した特許明細
書参照)有機溶剤中で行なわれる。そうして得られる合
成樹脂溶液もしくは−分散液を中性化された形で水相に
変える。
顔料を殊に顔料ペーストの形で陰極で析出可能な樹脂
の水性分散液に加入する。
顔料ペーストの製造は一般に公知でありかつこの際詳
説する必要はない(D.H.パルカー(Parker)、プリンシ
プルス・オブ・サーフエス・コーテイング・テクノロジ
イ(Principles of Surface Coating Fechnology)、イ
ンターサイエンス・パブリツシヤーズ(Intersience Pu
blishers)、ニユーヨーク(1965);R.L.ヤーテス(Yat
es)、エレクトロペインテイング(Electropaintin
g)、ロバート・ドラツパー社(Robet Draper Ltd.)、
テデイングトン(Teddington)/英国(1966);H.F.ペ
イネ(Payne)、オルガニツク・コーテイング:テクノ
ロジイ(Organic Coating Technology)、第2巻、ウイ
リー・アンド・ソンズ(Wiley and Sons)、ニユーヨー
ク(1961)参照)。
顔料ペーストの製造のために、例えば四級アンモニウ
ム基を含有するエポキシド−アミン付加体を使用する。
顔料ペーストは、電気浸漬ラツカーに適当な全ての顔
料を原則的に含有してもよい。一般に二酸化チタンが唯
一の又は主な白色顔料である。しかし他の白色顔料又は
体質顔料(Streckmittel)、例えば酸化アンチモン、酸
化亜鉛、塩基性炭酸鉛、塩基性硫酸鉛、炭酸バリウム、
磁器、粘土、炭酸カルシウム、珪酸アルミニウム、二酸
化珪素、炭酸マグネシウム及び珪酸マグネシウムを使用
することもできる。着色顔料として例えばカドミウム・
エロー、カドミウムレツド、媒、フタロシアニンブル
ー、クロム・エロー、トルイジルレツド及び水和化(hy
dradisiert)酸化鉄を使用することができる。
顔料ペーストは顔料のほかになお軟化剤、填料、湿潤
剤等を含有してよい。
顔料ペーストは、完成した電気浸漬ラツカー浴が析出
に必要な特性を示すような量で、陰極で析出可能な合成
樹脂の水性分散液に添加される。大抵の場合、顔料及び
陰極で析出可能な合成樹脂の間の量比は0.05〜0.5であ
る。
本発明により使用されるアルキルビニルエーテルホモ
−又は−コポリマーを電気浸漬ラツカー浴に加入するた
めに多数の可能性がある。本発明により使用されるアル
キルビニルエーテルホモ−又は−コポリマーは殊に顔料
ペースト中に又は有機性の合成樹脂溶液もしくは−分散
液中に加入される。この際説明されているポリマーを適
当な溶剤(例えばブタノール、酢酸エチル、ブチルグリ
コール、メチルイソブチルケトン又は石油ベンジン(Te
stbenzin))中に溶かすことが有利であり得る。多くの
場合には、乳化剤を併用することが有利であり得る。
原則的には、本発明により使用されるアルキルビニル
エーテルホモ−又は−コポリマを製造の各時点及び同様
に電気浸漬ラツカー浴の完成後も電気浸漬ラツカー浴に
配合することができる。
本発明により使用されるアルキルビニルエーテルホモ
−又は−コポリマーは、完成した電気浸漬ラツカー浴が
アルキルビニルエーテルホモ−又は−コポリマー殊に10
〜10000ppm、特に有利に100〜1500ppm、極めて特に有利
に150〜500ppmを含有するような量で本発明による電気
浸漬ラツカー浴中に加入される(ppm=parts per milli
onの記載は重量部に対している)。
種々のアルキルビニルエーテルホモ−又は−コポリマ
ーの混合物を使用することもできることは勿論である。
アルキルビニルエーテルホモ−又は−コポリマーの表
面障害阻止作用は特に驚異的であり、それというのも過
去にこの目的のために使用された原料は一般にその化学
的構造から由来する表面効果性を有するからである。屡
々、界面活性剤、例えばポリエチレンオキシド変性のシ
リコン又は極めて僅少の表面張力約20〜25mN/mを有する
原料が問題となる。しかしながら本発明により使用され
るアルキルビニルエーテルホモ−又は−コポリマーは、
界面活性剤の構造も作用も示さず並びに有機性原料には
通例の表面張力の値約32mN/mを有する。
本発明による電気浸漬ラツカー浴は、陰極で析出可能
な合成樹脂、顔料ペースト及びアルキルビニルエーテル
ホモ−又は−コポリマーのほかになお他の常用の添加
剤、例えば添加溶剤、抗酸化剤、界面活性剤等を含有し
てよい。
本発明による電気浸漬ラツカー浴の固体は殊に7〜35
重量部、特に有利に12〜25重量部である。電気浸漬ラツ
カー浴のpH−値は4〜8、殊に5〜7.5である。
本発明による電気浸漬ラツカー浴は、任意の電気伝導
性基材の被覆に、しかも特に金属、例えば鋼、アルミニ
ウム、銅等の被覆に使用することができる。
本発明は、電気伝導性基材の被覆法にも関し、この方
法では、 (1)基材を、少なくとも1種の陰極で析出可能な合成
樹脂を含有する水性の電気浸漬ラツカー浴中に浸漬し、 (2)基材を陰極として接続し、 (3)直流により薄膜を基質上に析出させ、 (4)基材を電気浸漬ラツカーから取り出し、 かつ (5)析出したラツカー薄膜を焼付ける。
この方法は、水性電気浸漬ラツカー浴が一般式CH2=C
H−O−R〔式中Rは2〜4個のC−原子を有するアル
キル基を表わす〕のアルキルビニルエーテルのホモ−又
はコポリマーを含有することを特徴とする。
電気浸漬ラツカー浴は電気伝導性の陽極とかつ陰極と
して接続された電気伝導性の基材とを接触させる。陽極
及び陰極の間に電流が流れる際に、堅固に付着するラツ
カー薄膜が陰適上に析出される。
電気浸漬ラツカー浴の温度は15〜35℃、有利に20〜30
℃でなければならない。
かけられる電圧は大きな範囲で変動してよくかつ例え
ば2〜1000ボルトであつてよい。しかし典型的には、50
〜500ボルトで作業する。電流密度は通例約10〜100アン
ペア/m2である。析出の経過中は電流密度は降下に傾
く。
析出後、被覆対象物を洗浄しかつ焼付けのために準備
する。
析出したラツカー薄膜を通例130〜200℃の温度で10〜
60分間の時間に渡り、殊に150〜180℃で15〜30分間の時
間に渡り焼付けする。
本発明は、また、陰極析出可能な合成樹脂を含有する
水性の電気浸漬ラツカー浴のための添加剤として一般式
CH2=CH−O−R〔式中Rは2〜4個のC−原子を有す
るアルキル基を表わす〕のアルキルビニルエーテルのホ
モ−又はコポリマーの使用に関する。このアルキルビニ
ルエーテルホモ−もしくは−コポリマーの添加により、
表面障害の発生が抑制される。
本発明を次の実施例で詳説する。「部」及び「パーセ
ント」についての全ての記載は、他の記載のない限り、
重量−記載である。
1.陽イオン性アミン変性エポキシド樹脂を基礎とする水
性合成樹脂分散液の製造 1.1 欧州特許機構(EP-A)第70550号明細書の例Bに依
る分散液の製造 1)シエル・ヒエミー(Shell Chemie)のエポキシド樹
脂、エポキシド当量188 2)インテロツクス・ケミカル(Interox Chemical)の
ポリエステルジオール 3)MIBKとn−ブタノール(9:1)とよりなる混合物中
に固体70%まで溶かされた、ブチルグリコールキヤツプ
(−verkappung)を有するトルイレンジイソシアネート
をベースとし、トリメチロールプロパンと3:1の割合で
の反応によるイソシアネート網状化剤 4)ガイギー・アミン(Geigy Amin)C(ガイギー・イ
ンダストリアル・ケミカルズ(Geigy Industrial Chemi
cals))120部、スルフイノール(Surfynor)104(エア
ー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Products a
nd Chemicals))120部、ブチルグリコール120部及び氷
酢酸19部を有する脱イオン水221部を基礎とする乳化剤
混合物。
MIBK=メチルイソブチルケトン 製造過程 エピコート829、カパ200及びキシロールを反応容器中
に前もつて装入しかつN2−保護気体下で210℃に加熱す
る。次いで半時間、水を循環除去する(ausgekreise
n)。次いで装入物を150℃に冷却し、ビスフエノールA
及びジメチルベンジルアミン1.6部を添加する。次いで1
80℃に加熱しかつこの温度を半時間保つ。次いで130℃
に冷却しかつジメチルベンジルアミン残量を加える。次
いで温度2 1/2時間保ち、次いでイソシアネート網状化
剤、ジケチミン及びN−メチルエタノールアミンを添加
しかつ次いで温度を半時間110℃に保つ。次いでヘキシ
ルグリコールを添加する。次いで反応混合物を、氷酢酸
及び乳化剤混合物を含有する脱イオン水中に分散させ
る。引続き、易揮発性の有機溶剤を除去するために、真
空にする。固体36%を調整する。
1.2 西ドイツ国特許(DE-A)第3108073号明細書の例2
に依る分散液の製造 反応容器中に、アラルジツト(Araldit)GY2600(エ
ポキシド当量EEW=188、チバ−ガイギー(Ciba-Geigy)
のビスフエノールAを基礎とするエポキシド樹脂)1093
部、ネオペンチルグリコール151部及びジメチルベンジ
ルアミン4.9部を前もつて装入する。温度を131℃に上げ
かつEEW415が達成されるまで保つ。次いでカパ200(1.1
参照)398部及び更にジメチルベンジルアミン3.8部を添
加する。温度を131℃で、EEW1030が達成されるまで保
つ。次いで網状化剤(1.1参照)1274部及び例4で同様
に記載されるジケチミン112部並びにN−メチルエタノ
ールアミン86部を添加しかつ温度を1時間112℃で保
つ。次いでフエノキシプロパノール135部及びメトキシ
プロパノール40部を添加混合しかつ15分間混合する。こ
の樹脂溶液を水3247部、氷酢酸23.5部及び乳化剤混合物
(1.1参照)21部中に分散させる。
引続き真空中で低沸騰の溶剤を除去しかつ固体35%を
調整する。
2.顔料ペーストの製造 2.1 粘性樹脂(Reibharz)の製造 エポキシド当量890を有するビスフエノールAを基礎
とする市販のエポキシド樹脂953部に、ブチルグリコー
ル800部を加える。混合物を80℃に加熱する。次いで樹
脂溶液に、ジエタノールアミン101部及び80%の水性乳
酸120部よりなる反応生成物221部を加える。酸価が1以
下に降下するまで、反応を80℃で実施する。
2.2 顔料ペーストの製造 粘性樹脂1800部を脱イオン水2447部と共に前もつて装
入しかつメチルイソブチルケトン中のエチルビニルエー
テルホモポリマー(平均分子量(重量平均)103〜104
の50%の溶液175gと激しく混合する。引続きTiO22460
部、珪酸アルミニウムを基礎とする体質顔料590部、珪
酸鉛135部、煤37部及びカプリル酸鉛25部を混合する。
この混合物を粉砕器中でヘグマン(Hegman)−細度5〜
7に粉砕する。次いで、所望のペースト粘度を達成する
ために、脱イオン水1255部を加える。
3.本発明による電気浸漬ラツカー浴及び析出物の調製 1.1もしくは1.2による分散液500重量部に2による顔
料ペースト196部を加えかつ脱イオン水で浴固体20重量
%に調整する。ラツカー薄膜の析出は燐酸亜鉛化の金属
板上に2分間300Vで行なう。浴温は27℃である。薄膜を
180℃で20分間焼付ける。電気浸漬ラツカー浴1:2.2によ
るペーストを有する 1.1による分散液 電気浸漬ラツカー浴2:2.2によるペーストを有する 1.1による分散液、しかしエチルビニルエーテルホモ
ポリマー無し 電気浸漬ラツカー浴3:2.2によるペーストを有する 1.2による分散液 電気浸漬ラツカー浴4:2.2によるペーストを有する 1.2による分散液、しかしエチルビニルエーテルホモ
ポリマー無し。
析出結果電気浸漬ラツカー浴 1 2 3 4 層厚(μm) 19 19 32 32 経過1) 1.0 1.5 1.0 1.5 クレーター/dm2 0.0 0.5 0.0 2.0 ところで、この薄膜を市販の水性填料(Wasserflle
r)及び白色アルキド被覆ラツカーでラツカー塗布しか
つ発汗−定常−空気調節装置(Schwitzwasser-Konstant
-Klima)中で240時間試験した。次いで薄膜の接着性を
格子断片及び試験片剥離(Tessabriβ)により試験し
た。電気浸漬ラツカー浴 1 2 3 4 接着2) 0.5 0.5 0.0 0.5 引続きKTL−浴を0.1%ASTM−油で汚染した。油を1日
以内でかき混ぜた。次いで前記のように浴から析出させ
た。電気浸漬ラツカー浴 1 2 3 4 クレーター/dm2 0 >50 0 >50 1)経過:0〜5(良好−悪い) 2)評点0〜5(良好−悪い) 4.アルキルビニルエーテルのホモ−又はコポリマーを含
有する水性合成樹脂分散液の製造 4.1 ヘキシルグリコール76.5gの添加後に、更に付加的
にエチルビニルエーテルホモポリマー(平均分子量(重
量平均)103〜104)11.2gを添加するという違いを伴
い、1.1の通り。
4.2 メトキシプロパノール40部の添加後に、更に付加
的にエチルビニルエーテルホモポリマー(平均分子量
(重量平均)103〜104)15.6gを添加するという違いを
伴い、1.2の通り。
5.顔料ペーストの製造 2.1及び2.2に記載した通りだが、エチルビニルエーテ
ルホモポリマーの添加無し。
6.本発明による電気浸漬ラツカー浴及び析出物の調製 4.1もしくは4.2による分散液500重量部に、5に依る
顔料ペースト196部を加えかつ脱イオン水で浴固体20重
量%に調整する。ラツカー薄膜の析出を燐酸亜鉛化の金
属板上に2分間300Vで行なう。浴温は27℃である。薄膜
を180℃で20分間焼付ける。
電気浸漬ラツカー浴5:5に依るペーストを有する 1.1による分散液 電気浸漬ラツカー浴6:5に依るペーストを有する 4.1による分散液 電気浸漬ラツカー浴7:5に依るペーストを有する 1.2による分散液 電気浸漬ラツカー浴8:5に依るペーストを有する 4.2による分散液 析出結果電気浸漬ラツカー浴 5 6 7 8 層厚(μm) 19 20 34 34 経過1) 1.0 1.0 0.5 0.5 クレーター/dm2 0.5 0 3 0 ところで、この薄膜を市販の水性填料及び白色アルキ
ド被覆ラツカーでラツカー塗布しかつ発汗−定常−空気
調節装置中で240時間試験した。次いで薄膜の接着性を
格子断片及び試験片剥離に依り試みた。電気浸漬ラツカー浴 5 6 7 8 接着2) 0.5 0.5 0 0 引続きKTL−浴を0.1%ASTM−油で汚染した。油を1日
以内で混入攪拌した。次いで前記のように浴からの析出
を行つた。電気浸漬ラツカー浴 5 6 7 8 クレーター/dm2 >50 0.5 >50 0 1)経過:0〜5(良好−悪い) 2)評点0〜5(良好−悪い) 7.陽イオン性のアミン変性エポキシド樹脂を基礎とする
水性合成樹脂分散液の製造 7.1 アミン変性エポキシド樹脂の製造 反応容器中に、エピコート10011)1780g、ドデシルフ
エノール280g及びキシロール105gを前もつて装入しかつ
窒素雰囲気下で120℃で溶かす。引続き弱真空下で痕跡
量の水を十分に循環することによつて除去する。次いで
N,N−ジメチル−ベンジルアミン3gを添加し、反応混合
物を180℃に加熱しかつエポキシド当量(EEW)が1162に
上昇するまでこの温度を約3h保つ。次いで冷却しかつす
みやかにヘキシルグリコール131g、ジエタノールアミン
131g及びキシロール241gを添加する。その際温度はやや
上昇する。次いで反応混合物を90℃に冷却しかつ更に希
釈するためにブチルグリコール183g及びイソブタノール
293gを添加する。温度が70℃に降下する際に、N,N−ジ
メチルアミノプロピルアミン41gを添加し、この温度を3
h保ちかつ取り出す。
樹脂は固体含量(Festgehalt)70.2%及び塩基含量
(Basengehalt)0.97ミリ当量/グラムを有する。
7.2 網状化剤の製造 反応容器中に、窒素雰囲気下で、イソシアヌレート生
成を経て三量体化されたヘキサメチレンジイソシアネー
2)488g及びメチルイソブチルケトン170gを前もつて装
入しかつ50℃に加熱する。次いで、内部温度が60〜70℃
で保たれるように、ジ−n−ブチルアミン312gを滴加す
る。添加の終了後に、更に1h75℃で攪拌しかつ引続きn
−ブタノール30gで希釈しかつ冷却する。網状化剤は固
体含量79.6g(130℃で1h)及びアミン価KOH 5mg/g以下
を有する。
1)エポキシド当量500を有するシエル社(Fa.Shell)
のエポキシド樹脂。
2)イソシアネート当量193を有するバスフ社(BASF A
G)の市販品。
7.3 水性合成樹脂分散液の製造 7.1に依る樹脂1120g及び7.2による網状化剤420gを室
温で攪拌する。混合物が均質になつた(15分間)後に、
消泡剤溶液1)2.2g及び氷酢酸18gを混入攪拌しかつ脱イ
オン水678gを4回分以上に分けて添加する。引続き更に
脱イオン水1154gで少量ずつ希釈する。
得られる水性分散液から真空蒸留で低沸騰溶剤を除去
しかつ引続いて脱イオン水で固体33%に希釈する。
1)スルフイノール(Surfynor)(エアー・ケミカルス
(Air Chemicals)の市販品)、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル中50%の溶液。
8.顔料ペーストの製造 8.1 西ドイツ国特許公開(DE-OS)第3422457号公報に
よる粘性樹脂の製造 エポキシド当量485を有するビスフエノールA及びエ
ピクロルヒドリンを基礎とするジグリシジルエーテル64
0部及びエポキシド当量189を有するもの160部を100℃で
混合する。もう1つの容器にヘキサメチレンジアミン45
2部を前もつて装入し、100℃に加熱しかつ前記の熱いエ
ポキシド樹脂混合物720部を1時間以内に添加し、この
際温度を100℃で保つために、やや冷却しなければなら
ない。更に30分間後に、温度上昇及び減圧下で過剰のヘ
キサメチレンジアミンを留去し、この際最後に温度205
℃及び圧力30ミリバールを達成する。引続きステアリン
酸57.6部、二量体脂肪酸172.7部及びキシロール115部を
添加する。次いで生成した水を175〜180℃で90分間以内
で共沸留去する。引続きブチルグリコール58部及びイソ
ブタノール322部を添加する。生成物は固体含量70%及
び平板−円錐−粘度計(Platten-Kegel-Viskosimeter)
で75℃で測定した粘度2240mPasを有する。
8.2 顔料ペーストの製造 粘性樹脂586部を脱イオン水1162部及び氷酢酸22部と
共に前もつて装入しかつブチルグリコール中のエチルビ
ニルエーテルホモポリマー(平均分子量(重量平均)10
3〜104)の50%の溶液37部と激しく混合する。引続きTi
O2 880部、珪酸アルミニウムを基礎とする体質顔料250
部、珪酸鉛53部及び煤10部と混合する。この混合物を粉
砕器中でヘグマン−細度12μm以下に粉砕する。次い
で、所望のペースト粘度を達成するために、脱イオン水
を添加する。
9.本発明による電気浸漬ラツカー浴及び析出物の調製 7.3による分散液2200重量部に、8.2による顔料ペース
ト700部を加えかつ脱イオン水で浴固体20重量%に調整
する。ラツカー薄膜の析出は燐酸亜鉛化の金属板上に2
分間350Vで行なう。浴温は27℃である。薄膜を160℃で2
0分間焼付ける。電気浸漬ラツカー浴1:8.2によるペース
トを有する 7.3による分散液 電気浸漬ラツカー浴2:8.2によるペーストを有する 7.3による分散液、しかしエチルビニルエーテルホモ
ポリマー無し。
析出結果:電気浸漬ラツカー浴 1 2 層厚(μm) 20 20 経過1) 1.5 1.5 クレーター/dm2 0 0.5 ところで、この薄膜を市販の水性填料及び白色アルキ
ド被覆ラツカーで塗布しかつ発汗−定常−空気調節装置
中で240h試験した。次いで薄膜の接着性を格子断片及び
試験片剥離により試みた。電気浸漬ラツカー浴 1 2 接着1) 0.5 0.5 引続きKTL−浴を0.1%ASTM−油で汚染した。油を1日
以内で攪拌混合した。次いで前記のように浴から析出を
行なつた。電気浸漬ラツカー浴 1 2 クレーター/dm2 0 50 1)経過:評点0〜5(良好−悪い)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フオツベ,ヘルムート ドイツ連邦共和国 4400 ミユンスター リービツヒ ヴエーク 5 (72)発明者 アルルト,クラウス ドイツ連邦共和国 4403 ゼンデン メル シユヴイーゼ 41 (72)発明者 ヨウク,ヴアルター ドイツ連邦共和国 4400 ミユンスター グリユーナー ヴエーク 7 (72)発明者 ツイブラ,クラウス アメリカ合衆国 48034 ミシガン サウ スフイールド,ダブリユー.12 マイル ロード 25680 (56)参考文献 特開 昭61−141772(JP,A) 特開 昭62−4762(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極で析出可能な合成樹脂及び焼付けられ
    た電気浸漬ラッカー薄膜中で表面障害を起こさせる不純
    物を含有する水性の電気浸漬ラッカー浴においてこれ
    は、一般式:CH2=CH−O−R[式中Rは2〜4個のC
    −原子を有するアルキル基を表わす]のアルキルビニル
    エーテルのホモ−又はコポリマーを含有することを特徴
    とする、水性の電気浸漬ラッカー浴。
  2. 【請求項2】陰極析出可能な合成樹脂として、陽イオン
    性のアミン変性エポキシド樹脂を含有することを特徴と
    する、請求項1に記載の電気浸漬ラッカー浴。
  3. 【請求項3】(1)基材を、少なくとも1種の陰極析出
    可能な合成樹脂及び焼付けられた電気浸漬ラッカー薄膜
    中で表面障害を起こさせる不純物を含有する水性の電気
    浸漬ラッカー浴中に浸漬し、 (2)基材を陰極として接続し、 (3)直流によって薄膜を基材上に析出させ、 (4)基材を電気浸漬ラッカー浴から取り出し、 かつ (5)析出したラッカー薄膜を焼付けて、電気伝導性の
    基材を被覆する方法において、電気浸漬ラッカー浴は、
    一般式:CH2=CH−O−R[式中Rは2〜4個のC−原
    子を有するアルキル基を表わす]のアルキルビニルエー
    テルのホモ−又はコポリマーを含有することを特徴とす
    る、電気伝導性基材の被覆法。
  4. 【請求項4】電気浸漬浴は、陰極析出可能な合成樹脂と
    して陽イオン性のアミン変性エポキシド樹脂を含有する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
JP63505861A 1987-07-29 1988-07-08 陰極で析出可能な合成樹脂を含有する水性電気浸漬ラツカー浴及び電気伝導性基材の被覆法 Expired - Lifetime JPH083062B2 (ja)

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