JPH08305Y2 - 電子基板用折畳みコンテナー - Google Patents
電子基板用折畳みコンテナーInfo
- Publication number
- JPH08305Y2 JPH08305Y2 JP7467689U JP7467689U JPH08305Y2 JP H08305 Y2 JPH08305 Y2 JP H08305Y2 JP 7467689 U JP7467689 U JP 7467689U JP 7467689 U JP7467689 U JP 7467689U JP H08305 Y2 JPH08305 Y2 JP H08305Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- electronic
- folding container
- side plates
- portions
- Prior art date
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- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
この考案は、各種の電子部品が組込まれた多数の電子
基板を、相互が接触しないように所要の間隔をおいて収
容する折畳みコンテナーに関する。
基板を、相互が接触しないように所要の間隔をおいて収
容する折畳みコンテナーに関する。
本出願人は、実願昭63-95579号(実開平2-17888号公
報)において上下枠の側面に、収容しようとする板体の
厚さに応じた所要の幅で、上下方向へ延びる多数のスリ
ットが形成された一対の第1のフレームと、該第1のフ
レームの上下端部に回動可能に支持されると共に、中間
部にて折曲可能に連結された一対の第2のフレームとか
らなる板体保持用のホルダを提案した。このホルダは、
前記第1及び第2のフレーム間に形成された空間内に対
し、例えば、電子部品が組込まれた電子基板を、前記ス
リットに係止して保持すると共に、未使用時には前記第
1及び第2のフレームとを近接するように折畳んでその
容積を低減している。
報)において上下枠の側面に、収容しようとする板体の
厚さに応じた所要の幅で、上下方向へ延びる多数のスリ
ットが形成された一対の第1のフレームと、該第1のフ
レームの上下端部に回動可能に支持されると共に、中間
部にて折曲可能に連結された一対の第2のフレームとか
らなる板体保持用のホルダを提案した。このホルダは、
前記第1及び第2のフレーム間に形成された空間内に対
し、例えば、電子部品が組込まれた電子基板を、前記ス
リットに係止して保持すると共に、未使用時には前記第
1及び第2のフレームとを近接するように折畳んでその
容積を低減している。
しかしながら、上記したホルダにあっては、前記第1
及び第2のフレームを所要の間隔をおいて保持するアー
ムの一端部を回動可能に支持すると共に、これらアーム
がほぼ一直線状になるように固定するアームの軸支構造
が複雑化し、該ホルダ自体が高コスト化する問題を有し
ている。また、収容しようとする板体の幅が変更になっ
たとき、前記第1及び第2のフレームとの間隔を設定す
る上記アームを交換する必要があるが、これらアームを
容易に交換することが困難であり、作業性が悪かった。
更に、折畳んだ状態では、その折畳み状態を保持するこ
とが不可能であり、折畳まれたホルダを移動させる際
に、作業性が悪かった。 本考案は、上記した従来の欠点を解決するために考案
されたものであり、その目的とするところは、組立状態
及び折畳み状態を確実に保持することができると共に、
収容しようとする基板の幅に応じて収容空間の幅を容易
に変更することが可能な電子基板用折畳みコンテナーを
提供することにある。
及び第2のフレームを所要の間隔をおいて保持するアー
ムの一端部を回動可能に支持すると共に、これらアーム
がほぼ一直線状になるように固定するアームの軸支構造
が複雑化し、該ホルダ自体が高コスト化する問題を有し
ている。また、収容しようとする板体の幅が変更になっ
たとき、前記第1及び第2のフレームとの間隔を設定す
る上記アームを交換する必要があるが、これらアームを
容易に交換することが困難であり、作業性が悪かった。
更に、折畳んだ状態では、その折畳み状態を保持するこ
とが不可能であり、折畳まれたホルダを移動させる際
に、作業性が悪かった。 本考案は、上記した従来の欠点を解決するために考案
されたものであり、その目的とするところは、組立状態
及び折畳み状態を確実に保持することができると共に、
収容しようとする基板の幅に応じて収容空間の幅を容易
に変更することが可能な電子基板用折畳みコンテナーを
提供することにある。
このため本考案は、対向する内面に電子基板を係止す
る多数の係止部が所要の間隔をおいて形成された一対の
第1の側板と、前記第1の側板に端部に夫々回動可能に
支持されると共に、中間部にて折曲可能に支持された第
2の側板と、前記第2の側板に応じた長さからなり、前
記第2の側板の内面に応じた第1の側板の隅部に対して
基端部が互い違い状に回動可能に支持されると共に、先
端部が対向する第1の側板の隅部に設けられた被係合部
と係合するアーム部材とから電子基板用折畳みコンテナ
ーを構成することを特徴としている。
る多数の係止部が所要の間隔をおいて形成された一対の
第1の側板と、前記第1の側板に端部に夫々回動可能に
支持されると共に、中間部にて折曲可能に支持された第
2の側板と、前記第2の側板に応じた長さからなり、前
記第2の側板の内面に応じた第1の側板の隅部に対して
基端部が互い違い状に回動可能に支持されると共に、先
端部が対向する第1の側板の隅部に設けられた被係合部
と係合するアーム部材とから電子基板用折畳みコンテナ
ーを構成することを特徴としている。
上記のように構成された請求項1の考案は、第1の側
板相互を離間させると、折畳まれた2枚の板部材からな
る第2の側板が一直線状になり、前記第1の側板相互の
間隔が収容しようとする電子基板の幅に設定される。次
に、上記状態にて前記第1の側板の各隅部に回動可能に
支持された保持アームの先端部が対向する第1の側板の
被係合部に係合されると、各保持アームは前記第2の側
板の内面に位置し、該第2の側板の折畳みが規制される
と共に、前記第1の側板間の間隔が、収容しようとする
電子基板の幅に保持される。 また、請求項2記載の考案は、上記した作業と反対の
作業により電子基板用折畳みコンテナーが折畳まれる
と、第2の側板を構成する2枚の板部材に設けられたフ
ック部が互いに係合し、該コンテナーの折畳み状態が保
持される。
板相互を離間させると、折畳まれた2枚の板部材からな
る第2の側板が一直線状になり、前記第1の側板相互の
間隔が収容しようとする電子基板の幅に設定される。次
に、上記状態にて前記第1の側板の各隅部に回動可能に
支持された保持アームの先端部が対向する第1の側板の
被係合部に係合されると、各保持アームは前記第2の側
板の内面に位置し、該第2の側板の折畳みが規制される
と共に、前記第1の側板間の間隔が、収容しようとする
電子基板の幅に保持される。 また、請求項2記載の考案は、上記した作業と反対の
作業により電子基板用折畳みコンテナーが折畳まれる
と、第2の側板を構成する2枚の板部材に設けられたフ
ック部が互いに係合し、該コンテナーの折畳み状態が保
持される。
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。 第1図は本考案に係る電子基板用折畳みコンテナーの
分解斜視図、第2図は組立状態を示す斜視図、第3図は
保持アーム基端部の支持状態を示す略体分解斜視図、第
4図は保持アーム先端部の係合状態を示す略体斜視図で
あり、電子基板用折畳みコンテナー1を構成する左右一
対の第1の側板3・5の内面には収容される電子基板7
の端部を係止する係止部としての多数の係止突部9・11
(他方の第1の側板5の係止突部11は第6図に示す)
が、第2図に示す前後方向へ延び、かつ上下方向へ方向
へ所要の間隔をおくように形成されている。 なお、前記第1の側板3・5の後端部には前記係止突
部9・11に係止した状態で収容された電子基板7が後方
へ抜け出すことを規制するための規制壁3a・5a(他方の
第1の側板5の規制壁5aは第6図に示す)が形成されて
いる。 各第1の側板3・5の内面の上下端部には凹所13a・1
3b(他方の第1の側板5の凹所は図示せず)が夫々形成
され、その内の上方に位置する凹所13aの前端部には軸
支凹部13c(第3図に示す)が、また後端部には被係合
部としての係合突部13d(第4図に示す)が夫々形成さ
れている。反対に、下方に位置する凹所13bの前端部に
は係合突部(図示せず)が、また後端部には軸支凹部
(図示せず)が夫々形成されている。また、上方に位置
する凹所の前端部には係合突部(図示せず)が、また後
端部には軸支凹部(図示せず)が夫々形成されている。
反対に下方に位置する凹所の前端部には軸支凹部(図示
せず)が、また後端部には係合突部(図示せず)が夫々
形成されている。そして夫々の軸支凹部13cにはアーム
部材としての保持アーム17・19・21・23が夫々回動可能
に支持されている。すなわち、これら保持アーム17・19
・21・23は収容しようとする電子基板7の幅に応じた長
さからなり、その回動基端部には係合突部17a・19a・21
a・23aが、前記軸支凹部13cと挿嵌可能に設けられてい
る。また、これら保持アーム17・19・21・23の先端部に
は係合孔17b・19b・21b(保持アーム23の係合孔は図示
せず)が、前記係合突部13dと係合するように夫々形成
されている。 前記第1の側板3・5の上下端部には貫通孔(図示せ
ず)を有した軸支部25(他方の第1の側板5の軸支部は
図示せず)が夫々設けられ、これら軸支部25には上下一
対の第2の側板29・31が夫々回動可能に支持されてい
る。すなわち、前記第2の側板29・31は2枚の板部材29
a・31aが、軸32・34により中間部にて折曲可能に軸支さ
れ、その両端部には貫通孔(図示せず)を有した前後一
対の軸支凹部33・35が、前記軸支部25に係合するように
係合されている。そしてこれら軸支部25と軸支凹部33及
び軸支部と軸支凹部35との貫通孔内に軸37・39が着脱可
能に挿嵌され、前記第1の側板3・5に対して第2の側
板29・31が夫々回動可能に支持される。また、夫々の板
部材29a・31aの外面には起立部29b(第2の側板31の起
立部は図示せず)が、折曲時に対向するように形成さ
れ、これら起立部29bの対向面には相互に係合するフッ
ク部29c(第2の側板31のフック部は図示せず)が夫々
形成されている。 なお、電子基板用折畳みコンテナー1を構成する第1
の側板3・5、保持アーム17・19・21・23及び第2の側
板29・31は金属フィラー、炭素繊維等の導電材料が混合
された導電性合成樹脂にて夫々形成され、収容する電子
基板7に帯電した静電気を放電させている。また、図中
の符号41・43は前記第2の側板29・31に設けられた手掛
け孔である。 次に、上記のように構成された電子基板用折畳みコン
テナー1の組立方法、折畳み方法及び電子基板7の収容
方法を、第5図〜第7図に従って説明する。 第5図は折畳み状態を示す斜視図、第6図は第5図の
VI-VI線断面図、第7図は電子基板の収容状態を示す斜
視図であり、電子基板用折畳みコンテナー1の折畳み状
態においては、夫々の保持アーム17・19・21・23は対応
する凹所13a・13b内に位置される。この状態にて対向す
る第1の側板3・5が互いに近接するように移動される
と、板部材29a・31aは中間部にて折曲げられながら前記
第1の側板3・5間に位置される。このとき、第6図に
示すように、互いに近接するように折曲げられた板部材
29a・31aに設けられた起立部29bは互いに対向し、夫々
のフック部29cが係合される。これにより第5図に示す
ように、電子基板用折畳みコンテナー1の折畳み状態が
保持される。 次に、上記のように折畳まれた電子基板用折畳みコン
テナー1の組立方法を説明すると、第1の側板3・5が
相互に離間する方向へ移動されると、弾性変形する起立
部29bにより夫々のフック部29c相互の係合状態が解除さ
れる。また、上記第1の側板3・5の離間作業に伴って
2枚の板部材29a・31aは夫々一直線状となるように形成
され、前記第1の側板3・5相互を所定の間隔に離間さ
せる。この状態にて前記凹所13a・13b内に夫々位置した
保持アーム17・19・21・23が互いに違い状に、係合突部
17a・19a・21a・23aを中心に前方及び後方へ夫々回動さ
れると、その係合孔17b・19b・21bに対して対応する係
合突部13dが夫々係合される。これにより第2図に示す
ように、前記第1の側板3・5相互の離間状態を保持す
ることにより電子基板用折畳みコンテナー1が組立てら
れる。 上記のように組立てられて電子基板用折畳みコンテナ
ー1は、作業台に対し、例えば、その長手方向が上下方
向を向くように載置される。従って、電子部品が組込ま
れた電子基板7は夫々の係止突部9・11に対し、第7図
に示すように、その電子部品相互が接触せず、水平状態
で挿入されて係止される。この挿入状態において、電子
基板7の後端部は規制壁3a・5aに当接するため、該電子
基板7が後方へ抜け出すことが規制される。 そして電子基板用折畳みコンテナー1の係止突部9・
11に対して多数の電子基板7が、相互が接触しないよう
に所要の間隔をおいて挿入保持されたのち、該電子基板
7の挿入側を上方に向けた状態で次の工程へ搬送され
る。 なお、電子基板7を収容した状態で電子基板用折畳み
コンテナー1を他の工程等へ搬送する際、該電子基板用
折畳みコンテナー1の構成部品が導電性合成樹脂にて形
成されているため、該電子基板7に帯電した静電気、あ
るいは搬送時に接触する人体に帯電した静電気は、電子
基板用折畳みコンテナー1を通して放電され、電子基板
7に組込まれた電子部品の破壊が防止される。 また、異なる幅の別の電子基板7を収容しようとする
場合、第1の側板3・5間の幅を変更する必要がある。
この場合、先ず、係合突部17a・19a・21a・23aが軸支さ
れた軸支凹部13cの回りの壁を弾性変形させながら保持
アーム17・19・21・23を取外したのち、次に収容しよう
とする電子基板7の幅とほぼ一致する別の保持アームの
基端部を、前記軸支凹部13cに軸支させる。また、軸支
部25と軸支凹部33・35の貫通孔に夫々挿嵌された軸37・
39を取外したのち、収容しようとする電子基板7の幅と
ほぼ一致する長さの第2の側板29・31を、軸支部25及び
軸支凹部33・35にて回動可能に支持させる。
分解斜視図、第2図は組立状態を示す斜視図、第3図は
保持アーム基端部の支持状態を示す略体分解斜視図、第
4図は保持アーム先端部の係合状態を示す略体斜視図で
あり、電子基板用折畳みコンテナー1を構成する左右一
対の第1の側板3・5の内面には収容される電子基板7
の端部を係止する係止部としての多数の係止突部9・11
(他方の第1の側板5の係止突部11は第6図に示す)
が、第2図に示す前後方向へ延び、かつ上下方向へ方向
へ所要の間隔をおくように形成されている。 なお、前記第1の側板3・5の後端部には前記係止突
部9・11に係止した状態で収容された電子基板7が後方
へ抜け出すことを規制するための規制壁3a・5a(他方の
第1の側板5の規制壁5aは第6図に示す)が形成されて
いる。 各第1の側板3・5の内面の上下端部には凹所13a・1
3b(他方の第1の側板5の凹所は図示せず)が夫々形成
され、その内の上方に位置する凹所13aの前端部には軸
支凹部13c(第3図に示す)が、また後端部には被係合
部としての係合突部13d(第4図に示す)が夫々形成さ
れている。反対に、下方に位置する凹所13bの前端部に
は係合突部(図示せず)が、また後端部には軸支凹部
(図示せず)が夫々形成されている。また、上方に位置
する凹所の前端部には係合突部(図示せず)が、また後
端部には軸支凹部(図示せず)が夫々形成されている。
反対に下方に位置する凹所の前端部には軸支凹部(図示
せず)が、また後端部には係合突部(図示せず)が夫々
形成されている。そして夫々の軸支凹部13cにはアーム
部材としての保持アーム17・19・21・23が夫々回動可能
に支持されている。すなわち、これら保持アーム17・19
・21・23は収容しようとする電子基板7の幅に応じた長
さからなり、その回動基端部には係合突部17a・19a・21
a・23aが、前記軸支凹部13cと挿嵌可能に設けられてい
る。また、これら保持アーム17・19・21・23の先端部に
は係合孔17b・19b・21b(保持アーム23の係合孔は図示
せず)が、前記係合突部13dと係合するように夫々形成
されている。 前記第1の側板3・5の上下端部には貫通孔(図示せ
ず)を有した軸支部25(他方の第1の側板5の軸支部は
図示せず)が夫々設けられ、これら軸支部25には上下一
対の第2の側板29・31が夫々回動可能に支持されてい
る。すなわち、前記第2の側板29・31は2枚の板部材29
a・31aが、軸32・34により中間部にて折曲可能に軸支さ
れ、その両端部には貫通孔(図示せず)を有した前後一
対の軸支凹部33・35が、前記軸支部25に係合するように
係合されている。そしてこれら軸支部25と軸支凹部33及
び軸支部と軸支凹部35との貫通孔内に軸37・39が着脱可
能に挿嵌され、前記第1の側板3・5に対して第2の側
板29・31が夫々回動可能に支持される。また、夫々の板
部材29a・31aの外面には起立部29b(第2の側板31の起
立部は図示せず)が、折曲時に対向するように形成さ
れ、これら起立部29bの対向面には相互に係合するフッ
ク部29c(第2の側板31のフック部は図示せず)が夫々
形成されている。 なお、電子基板用折畳みコンテナー1を構成する第1
の側板3・5、保持アーム17・19・21・23及び第2の側
板29・31は金属フィラー、炭素繊維等の導電材料が混合
された導電性合成樹脂にて夫々形成され、収容する電子
基板7に帯電した静電気を放電させている。また、図中
の符号41・43は前記第2の側板29・31に設けられた手掛
け孔である。 次に、上記のように構成された電子基板用折畳みコン
テナー1の組立方法、折畳み方法及び電子基板7の収容
方法を、第5図〜第7図に従って説明する。 第5図は折畳み状態を示す斜視図、第6図は第5図の
VI-VI線断面図、第7図は電子基板の収容状態を示す斜
視図であり、電子基板用折畳みコンテナー1の折畳み状
態においては、夫々の保持アーム17・19・21・23は対応
する凹所13a・13b内に位置される。この状態にて対向す
る第1の側板3・5が互いに近接するように移動される
と、板部材29a・31aは中間部にて折曲げられながら前記
第1の側板3・5間に位置される。このとき、第6図に
示すように、互いに近接するように折曲げられた板部材
29a・31aに設けられた起立部29bは互いに対向し、夫々
のフック部29cが係合される。これにより第5図に示す
ように、電子基板用折畳みコンテナー1の折畳み状態が
保持される。 次に、上記のように折畳まれた電子基板用折畳みコン
テナー1の組立方法を説明すると、第1の側板3・5が
相互に離間する方向へ移動されると、弾性変形する起立
部29bにより夫々のフック部29c相互の係合状態が解除さ
れる。また、上記第1の側板3・5の離間作業に伴って
2枚の板部材29a・31aは夫々一直線状となるように形成
され、前記第1の側板3・5相互を所定の間隔に離間さ
せる。この状態にて前記凹所13a・13b内に夫々位置した
保持アーム17・19・21・23が互いに違い状に、係合突部
17a・19a・21a・23aを中心に前方及び後方へ夫々回動さ
れると、その係合孔17b・19b・21bに対して対応する係
合突部13dが夫々係合される。これにより第2図に示す
ように、前記第1の側板3・5相互の離間状態を保持す
ることにより電子基板用折畳みコンテナー1が組立てら
れる。 上記のように組立てられて電子基板用折畳みコンテナ
ー1は、作業台に対し、例えば、その長手方向が上下方
向を向くように載置される。従って、電子部品が組込ま
れた電子基板7は夫々の係止突部9・11に対し、第7図
に示すように、その電子部品相互が接触せず、水平状態
で挿入されて係止される。この挿入状態において、電子
基板7の後端部は規制壁3a・5aに当接するため、該電子
基板7が後方へ抜け出すことが規制される。 そして電子基板用折畳みコンテナー1の係止突部9・
11に対して多数の電子基板7が、相互が接触しないよう
に所要の間隔をおいて挿入保持されたのち、該電子基板
7の挿入側を上方に向けた状態で次の工程へ搬送され
る。 なお、電子基板7を収容した状態で電子基板用折畳み
コンテナー1を他の工程等へ搬送する際、該電子基板用
折畳みコンテナー1の構成部品が導電性合成樹脂にて形
成されているため、該電子基板7に帯電した静電気、あ
るいは搬送時に接触する人体に帯電した静電気は、電子
基板用折畳みコンテナー1を通して放電され、電子基板
7に組込まれた電子部品の破壊が防止される。 また、異なる幅の別の電子基板7を収容しようとする
場合、第1の側板3・5間の幅を変更する必要がある。
この場合、先ず、係合突部17a・19a・21a・23aが軸支さ
れた軸支凹部13cの回りの壁を弾性変形させながら保持
アーム17・19・21・23を取外したのち、次に収容しよう
とする電子基板7の幅とほぼ一致する別の保持アームの
基端部を、前記軸支凹部13cに軸支させる。また、軸支
部25と軸支凹部33・35の貫通孔に夫々挿嵌された軸37・
39を取外したのち、収容しようとする電子基板7の幅と
ほぼ一致する長さの第2の側板29・31を、軸支部25及び
軸支凹部33・35にて回動可能に支持させる。
このため本考案は、組立状態及び折畳み状態を確実に
保持することができると共に、収容しようとする基板の
幅に応じて収容空間の幅を容易に変更することが可能な
電子基板用折畳みコンテナーを提供することができる。
保持することができると共に、収容しようとする基板の
幅に応じて収容空間の幅を容易に変更することが可能な
電子基板用折畳みコンテナーを提供することができる。
第1図は本考案に係る電子基板用折畳みコンテナーの分
解斜視図、第2図は組立状態を示す斜視図、第3図は保
持アーム基板部の支持状態を示す略体分解斜視図、第4
図は保持アーム先端部の係合状態を示す略体斜視図、第
5図は折畳み状態を示す斜視図、第6図は第5図のVI-V
I線断面図、第7図は電子基板の収容状態を示す斜視図
である。 図中1は電子基板用折畳みコンテナー、3・5は第1の
側板、7は電子基板、17・19・21・23は保持アーム、29
・31は第2の側板、29cはフック部である。
解斜視図、第2図は組立状態を示す斜視図、第3図は保
持アーム基板部の支持状態を示す略体分解斜視図、第4
図は保持アーム先端部の係合状態を示す略体斜視図、第
5図は折畳み状態を示す斜視図、第6図は第5図のVI-V
I線断面図、第7図は電子基板の収容状態を示す斜視図
である。 図中1は電子基板用折畳みコンテナー、3・5は第1の
側板、7は電子基板、17・19・21・23は保持アーム、29
・31は第2の側板、29cはフック部である。
Claims (2)
- 【請求項1】対向する内面に電子基板を係止する多数の
係止部が所要の間隔をおいて設けられた一対の第1の側
板と、 前記第1の側板の端部に夫々回動可能に支持されると共
に、中間部にて折曲可能に支持された第2の側板と、 前記第2の側板に応じた長さからなり、前記第2の側板
の内面に位置した第1の側板の隅部に対して基端部が互
い違い状に回動可能に支持されると共に、先端部が対向
する第1の側板の隅部に設けられた被係合部と係合する
アーム部材と、 を備えたことを特徴とする電子基板用折畳みコンテナ
ー。 - 【請求項2】前記第2の側板は中間部にて回動可能に連
結された2枚の板部材から構成され、該板部材が折畳ま
れたとき、相互に係合するフック部を設けた請求項1記
載の電子基板用折畳みコンテナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7467689U JPH08305Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 電子基板用折畳みコンテナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7467689U JPH08305Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 電子基板用折畳みコンテナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315390U JPH0315390U (ja) | 1991-02-15 |
JPH08305Y2 true JPH08305Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31614576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7467689U Expired - Lifetime JPH08305Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 電子基板用折畳みコンテナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08305Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP7467689U patent/JPH08305Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315390U (ja) | 1991-02-15 |
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