JPH08305628A - 自動判定機能付きエンディアン変換装置および方法 - Google Patents

自動判定機能付きエンディアン変換装置および方法

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JPH08305628A
JPH08305628A JP10987295A JP10987295A JPH08305628A JP H08305628 A JPH08305628 A JP H08305628A JP 10987295 A JP10987295 A JP 10987295A JP 10987295 A JP10987295 A JP 10987295A JP H08305628 A JPH08305628 A JP H08305628A
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JP10987295A
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Kimimasa Hiramatsu
仁昌 平松
Haruhiko Sawajiri
晴彦 澤尻
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4009Coupling between buses with data restructuring
    • G06F13/4013Coupling between buses with data restructuring with data re-ordering, e.g. Endian conversion

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事前にエンディアン変換すべきアドレス値を
設定するのみで、あとはプロセッサのデータアクセス時
のアクセスアドレスからエンディアン変換の要否を一括
して自動的に判定し、実行できるエンディアン変換技術
を提供する。 【構成】 ビッグエンディアンであるプロセッサ、主メ
モリ、I/OアダプタAと、リトルエンディアンである
I/OアダプタBがプロセッサバス13、エンディアン
変換制御部14およびI/Oバス15を介して接続され
ている情報処理システムであって、プロセッサからI/
OアダプタAまたはI/OアダプタBに対するデータア
クセス時に、エンディアン変換情報部21にはエンディ
アン変換のためのアドレス値をあらかじめ設定し、エン
ディアン変換判定部22が前記アドレス値を用いてエン
ディアン変換の要否を判定し、その判定結果からエンデ
ィアン変換実行部23がエンディアン変換を実行するか
否かが制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセッサ、主メモ
リ、I/Oアダプタ群などからなる情報処理システムの
エンディアン変換技術に関し、特にエンディアン方式が
異なるプロセッサと主メモリまたはI/Oアダプタ群
間、主メモリとI/Oアダプタ群間のエンディアン変換
において、エンディアン変換の要否を自動的に判定して
実行する場合に好適な自動判定機能付きエンディアン変
換装置および方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討したところによ
れば、エンディアン変換方式に関する従来技術として、
特開平3−160550号公報に記載される技術が考え
られる。この従来技術は、エンディアン変換、すなわち
バイトデータの重み付け(順序)を逆転するか、しない
かを、ソフトウェアからハードウェアである情報レジス
タに対してデータアクセス前に設定し、ハードウェアは
情報レジスタに設定された値をもとにデータスワップ制
御部にて、エンディアン変換要否の判定および実行を行
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術においては、エンディアン変換するか、しな
いかをデータアクセス前に、毎回ソフトウェアからハー
ドウェアに対して設定しなければならないため、ソフト
ウェアからみて、制御が煩雑であり、プログラムのステ
ップ数も多くなることから性能も劣化することが考えら
れる。
【0004】また、前記従来技術における、エンディア
ン変換するかしないかを設定するための情報レジスタは
I/Oアダプタ側で用意しなければならないため、I/
Oアダプタを複数必要とするような情報処理システムに
おいては、前記情報レジスタも複数用意しなければなら
ず、ハードウェアの物量が大きくなり、コストが上がっ
てしまうことが考えられる。
【0005】そこで、本発明の目的は、事前にエンディ
アン変換すべきアドレス値を設定するのみで、あとはプ
ロセッサの内部もしくは外付けの1つのハードウェアに
て、プロセッサのデータアクセス時のアクセスアドレス
からエンディアン変換の要否を一括して自動的に判定
し、エンディアン変換を実行するか否かを制御すること
ができる自動判定機能付きエンディアン変換技術を提供
することにある。
【0006】また、他の目的は、主メモリとI/Oアダ
プタ群間のエンディアン変換においても、エンディアン
変換すべき情報によりエンディアン変換の要否を自動的
に判定して、エンディアン変換を実行するか否かを制御
することができる自動判定機能付きエンディアン変換技
術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動判定機能付
きエンディアン変換装置は、物理的にはプロセッサに直
接もしくは間接的に接続される主メモリとI/Oアダプ
タ群とからなる情報処理システムに適用されるものであ
り、プロセッサと主メモリまたはI/Oアダプタ群との
間のエンディアン変換において、エンディアン変換すべ
きアドレス値を保持するエンディアン変換情報部と、あ
らかじめ設定されたアドレス値とプロセッサがデータア
クセスの際に発行するアドレス値とを比較してエンディ
アン変換が必要か否かを判定するエンディアン変換判定
部と、判定結果によりバイトデータの重み付けを逆転さ
せるか、またはそのままとするエンディアン変換実行部
とを備えるものである。
【0008】また、本発明の他の自動判定機能付きエン
ディアン変換装置は、物理的には直接もしくは間接的に
接続される主メモリとI/Oアダプタ群とからなる情報
処理システムに適用されるものであり、主メモリとI/
Oアダプタ群との間のエンディアン変換において、エン
ディアン変換すべき情報を保持するエンディアン変換情
報部と、あらかじめ設定されたエンディアン変換すべき
情報からエンディアン変換が必要か否かを判定するエン
ディアン変換判定部と、この判定結果によりバイトデー
タの重み付けを逆転させるか、またはそのままとするエ
ンディアン変換実行部とを備えるものである。
【0009】さらに、本発明の自動判定機能付きエンデ
ィアン変換方法は、あらかじめエンディアン変換すべき
アドレス値を設定するステップと、この設定されたアド
レス値とプロセッサがデータアクセスの際に発行するア
ドレス値とを比較するステップと、この比較結果により
エンディアン変換が必要か否かを判定するステップと、
この判定結果によりバイトデータの重み付けを逆転させ
るか、またはそのままとするステップとを有するもので
ある。
【0010】
【作用】前記した自動判定機能付きエンディアン変換装
置および方法によれば、エンディアン変換情報部とエン
ディアン変換判定部とエンディアン変換実行部とが備え
られることにより、エンディアン変換情報部にはエンデ
ィアン変換のためのアドレス値をあらかじめ設定してお
き、エンディアン変換判定部が前記アドレス値を用いて
エンディアン変換の要否を判定し、その判定結果から、
エンディアン変換実行部がエンディアン変換を実行する
か否かを制御することができる。
【0011】すなわち、前記エンディアン変換判定部
は、プロセッサがデータアクセス時に発行するアドレス
と、たとえばフリップフロップ、ROMなどの記憶手段
からなるエンディアン変換情報部にあらかじめ設定され
たアドレス値とを比較する。そして、前記エンディアン
変換実行部は、前記エンディアン変換判定部の判定結果
を用いて、プロセッサと、メモリまたはI/O間で、エ
ンディアン方式が異なってエンディアン変換を必要とす
る場合はバイトデータの順序を逆転し、またエンディア
ン方式が同じでエンディアン変換が不要の場合はバイト
データの順序をそのままとすることができる。
【0012】この場合、エンディアン変換要否の判定方
法は、プロセッサの発行するアドレスが、エンディアン
変換情報部にあらかじめ設定されたアドレス値以上の場
合にエンディアン変換を必要とし、該アドレス値より小
さい場合にエンディアン変換を不要とするなどの手法を
採ることにより実現できる。むろんエンディアン変換情
報部にアドレス値を複数設定できるようにして、前記よ
りもさらにきめ細かく判定する手法を採ることも可能で
ある。
【0013】これにより、プロセッサのメモリまたはI
/Oに対するデータアクセス時(PIO、PMA時)
に、ハードウェアによりエンディアン変換の要否を自動
的に判定してエンディアン変換を実行するか、またはし
ないかを制御することができ、エンディアン方式が異な
るプロセッサ、メモリ、I/Oなどが混在される情報処
理システムにおいても、プロセッサとメモリまたはI/
Oとの間でデータ転送を可能とすることができる。
【0014】また、I/Oからメモリに対するアクセス
時(DMA時)にも、エンディアン変換情報部にはエン
ディアン変換のための情報をあらかじめ設定しておき、
エンディアン変換判定部が前記情報からエンディアン変
換の要否を判定し、その判定結果からエンディアン変換
実行部がエンディアン変換を実行するか、またはしない
かを制御することができる。
【0015】これにより、前述のプロセッサとメモリま
たはI/O間の場合と同様に、エンディアン変換の要否
を自動的に判定してI/Oとメモリの間におけるエンデ
ィアン変換を制御することができ、エンディアン方式が
異なるメモリ、I/Oなどが混在される情報処理システ
ムにおいても、メモリとI/Oとの間でデータ転送を可
能とすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例である自動判定機
能付きエンディアン変換装置を含む情報処理システムを
示すブロック図、図2は本実施例におけるエンディアン
変換制御部の詳細を示す構成図、図3はエンディアン変
換しないときのデータバスの接続の一例を示す説明図、
図4はエンディアン変換するときのデータバスの接続の
一例を示す説明図である。
【0018】まず、図1により本実施例の情報処理シス
テムの構成を説明する。
【0019】本実施例の情報処理システムは、たとえば
エンディアン方式が異なる、ビッグエンディアン方式に
よる構成要素と、リトルエンディアン方式による構成要
素とが混在される情報処理システムとされ、プロセッサ
11、主メモリ12、プロセッサバス13、エンディア
ン変換制御部14、I/Oバス15、I/OアダプタA
16、I/OアダプタB17から構成されている。
【0020】この実施例において、プロセッサ11と主
メモリ12はともにビッグエンディアン、I/Oアダプ
タA16はビッグエンディアン、I/OアダプタB17
はリトルエンディアンであり、プロセッサ11と主メモ
リ12はプロセッサバス13を介して互いに接続され、
I/OアダプタA16およびI/OアダプタB17は、
エンディアン変換制御部14およびI/Oバス15を介
してプロセッサバス13に接続されている。
【0021】エンディアン変換制御部14は、後述する
ようにエンディアン変換情報部、エンディアン変換判定
部、エンディアン変換実行部からなっており、プロセッ
サバス13とI/Oバス15の間に位置し、必要に応じ
て、プロセッサ11とI/OアダプタA16およびI/
OアダプタB17のデータやりとりの際、エンディアン
変換制御を行う。また、I/OアダプタA16とI/O
アダプタB17には、それぞれX’F1000000、
X’F2000000からなる32ビットアドレス値が
割り付けられている。
【0022】続いて、図2により、図1におけるエンデ
ィアン変換制御部14の詳細な構成を説明する。
【0023】図2において、エンディアン変換制御部1
4には、たとえばプロセッサバス13の32ビットのア
ドレスバス13a、および32ビットのデータバス13
b、I/Oバス15の32ビットのデータバス15aが
それぞれ接続されている。
【0024】また、エンディアン変換制御部14は、エ
ンディアン変換情報部21、エンディアン変換判定部2
2、エンディアン変換実行部23からなり、エンディア
ン変換情報部21にはアドレスデコーダ21a、レジス
タラッチ信号21b、レジスタ21c、およびレジスタ
ラッチデータ21d、エンディアン変換判定部22には
コンパレータ22a、およびコンパレータ判定信号22
b、エンディアン変換実行部23にはマルチプレクサ2
3a、などのように構成要素が備えられ、また信号が入
出力される。以下に、これらの個々の動作について詳細
に説明する。
【0025】図2に示すエンディアン変換制御部14に
おいて、エンディアン変換情報部21は、アドレスデコ
ーダ21a、レジスタ21cから構成されており、プロ
セッサ11のプロセッサバス13のアドレスバス13a
(A31−A00、MSBはA31)、およびデータバ
ス13b(D31−D00、MSBはD31)に接続さ
れ、レジスタラッチデータ21dを出力する。レジスタ
21cにはプロセッサ11からのライトアクセスが可能
となるように、あるアドレス値が割り付けられている。
【0026】アドレスデコーダ21aは前記アドレス値
がアドレスバス13a上に発生すると、自らの出力信号
であるレジスタラッチ信号21bを真とするデコーダ回
路である。レジスタ21cは、レジスタラッチ信号21
bが真であるときにデータバス13bの上位16ビット
(D31−D16)データをエンディアン変換判定に用
いるアドレスの上位16ビット値としてラッチするレジ
スタである。
【0027】エンディアン変換判定部22は、コンパレ
ータ22aから構成されており、プロセッサバス13の
アドレスバス13aの上位16ビット(A31−A1
6)、およびレジスタ21cの出力、レジスタラッチデ
ータ21dに接続され、コンパレータ判定信号22bを
出力する。
【0028】コンパレータ22aは、前記アドレスバス
13aの上位16ビットとレジスタラッチデータ21d
を比較し、アドレスバス13aの上位16ビット値がレ
ジスタラッチデータ21dの値以上の場合、自らの出力
信号、コンパレータ判定信号22bを真とするコンパレ
ータである。
【0029】エンディアン変換実行部23は、マルチプ
レクサ23aから構成されており、プロセッサバス13
のデータバス13b、I/Oバス15のデータバス15
a、およびコンパレータ判定信号22bに接続されてい
る。マルチプレクサ23aの動作については、図3およ
び図4に示す通りである。
【0030】たとえば、コンパレータ判定信号22bが
偽であるときに、マルチプレクサ23aは、図3に示す
ように、プロセッサバス13のデータバス13bとI/
Oバス15のデータバス15aのバイトデータの重み付
けが一致するように互いを接続する。これはプロセッサ
バス13とI/Oバス15間でエンディアン変換しない
ことを意味する。
【0031】また、コンパレータ判定信号22bが真で
あるときに、マルチプレクサ23aは、図4に示すよう
に、プロセッサバス13のデータバス13bとI/Oバ
ス15のデータバス15aのバイトデータの重み付けを
逆転させるように互いを接続する。これはプロセッサバ
ス13とI/Oバス15間でエンディアン変換を行うこ
とを意味する。
【0032】次に、本実施例の作用について、前述のよ
うに構成される情報処理システムにおける動作を説明す
る。
【0033】プロセッサ11は、I/OアダプタA16
またはI/OアダプタB17へのデータアクセスに先立
って、まず、エンディアン変換のために必要なアドレス
値をエンディアン変換情報部21内のレジスタ21cに
設定するため、情報処理システムにおいて決められる前
記レジスタ21cのアドレスに対して前記アドレス値の
ライトを行う。本実施例における前記アドレス値はX’
F200とする。
【0034】前記ライトの実行により、プロセッサバス
13のアドレスバス13aにはレジスタ21cのアドレ
スが、データバス13bにはエンディアン変換に用いる
アドレス値、X’F200がそれぞれ送出され、前述の
ような動作を経てエンディアン変換情報部21にエンデ
ィアン変換アドレス値が設定される。
【0035】このとき、本実施例では設定できるアドレ
ス値が上位16ビットであるため、設定できるアドレス
バウンダリは64KBとなるが、さらに細かいアドレス
バウンダリで設定するためには、レジスタ21cでラッ
チするデータビットを増やすことで対応可能である。
【0036】前記エンディアン変換アドレス値X’F2
00の設定後に、プロセッサ11は、I/OアダプタA
16またはI/OアダプタB17へのデータアクセスを
行うことができる。ここでは、I/OアダプタA16、
I/OアダプタB17への4バイトライトアクセスを例
にとって説明することとする。
【0037】プロセッサ11と同じくビッグエンディア
ンであるI/OアダプタA16へのライトアクセスにお
いて、プロセッサバス13のアドレスバス13aに送出
されるアドレス値はX’F1000000であるが、こ
のアドレスの上位16ビットX’F100は、エンディ
アン変換判定部22内のコンパレータ22aにおいて、
エンディアン変換情報部21内のレジスタ21cに先に
設定されたレジスタラッチデータ21dのX’F200
と比較される。比較の結果、コンパレータ22aの出力
信号であるコンパレータ判定信号22bは、前述の動作
のため、偽となる。
【0038】コンパレータ判定信号22bが偽となるた
め、I/OアダプタA16へのライトアクセスにおい
て、プロセッサバス13のデータバス13bに送出され
た4バイトデータは、エンディアン変換実行部23内の
マルチプレクサ23aにおいて、図3のように、I/O
バス15のデータバス15aとバイトデータの重み付け
が一致するように接続される。これは、プロセッサ11
とI/OアダプタA16は同じビッグエンディアンであ
り、エンディアン変換の必要がないため、所望の動作で
ある。
【0039】すなわち、図3に示すように、プロセッサ
バス13の(D31−D24)のデータバス13bはI
/Oバス15の(D31−D24)のデータバス15
a、同様に(D23−D16)のデータバス13bは
(D23−D16)のデータバス15a、(D15−D
08)のデータバス13bは(D15−D08)のデー
タバス15a、(D07−D00)のデータバス13b
は(D07−D00)のデータバス15aにそれぞれ接
続される。
【0040】また、プロセッサ11とは異なるリトルエ
ンディアンであるI/OアダプタB17へのライトアク
セスにおいて、プロセッサバス13のアドレスバス13
aに送出されるアドレス値はX’F2000000であ
るが、このアドレスの上位16ビットX’F200は、
エンディアン変換判定部22内のコンパレータ22aに
おいて、エンディアン変換情報部21内のレジスタ21
cに先に設定されたレジスタラッチデータ21dのX’
F200と比較される。比較の結果、コンパレータ22
aの出力信号であるコンパレータ判定信号22bは、前
述の動作のため、真となる。
【0041】コンパレータ判定信号22bが真となるた
め、I/OアダプタB17へのライトアクセスにおい
て、プロセッサバス13のデータバス13bに送出され
た4バイトデータは、エンディアン変換実行部23内の
マルチプレクサ23aにおいて、図4のように、I/O
バス15のデータバス15aとバイトデータの重み付け
が逆転するように接続される。これは、プロセッサ11
とI/OアダプタB17は異なるエンディアンであり、
エンディアン変換する必要があるため、所望の動作であ
る。
【0042】すなわち、図4に示すように、プロセッサ
バス13の(D31−D24)のデータバス13bはI
/Oバス15の(D07−D00)のデータバス15
a、同様に(D23−D16)のデータバス13bは
(D15−D08)のデータバス15a、(D15−D
08)のデータバス13bは(D23−D16)のデー
タバス15a、(D07−D00)のデータバス13b
は(D31−D24)のデータバス15aにそれぞれ接
続される。
【0043】以上のようにして、プロセッサ11からI
/OアダプタA16へのライトアクセスにおいては、プ
ロセッサバス13のデータバス13bとI/Oバス15
のデータバス15aとをバイトデータの重み付けが一致
するように接続し、またプロセッサ11からI/Oアダ
プタB17へのライトアクセスにおいては、プロセッサ
バス13のデータバス13bとI/Oバス15のデータ
バス15aとをバイトデータの重み付けが逆転するよう
に接続することができる。
【0044】従って、本実施例の情報処理システムによ
れば、プロセッサ11と同じエンディアン方式のI/O
アダプタA16、または異なるエンディアン方式のI/
OアダプタB17に対するデータアクセス時に、エンデ
ィアン変換の要否を自動的に判定し、バイトデータの重
み付けを逆転させるか、またはそのままとしてエンディ
アン変換を制御して、エンディアン方式が異なるI/O
アダプタなどが混在される情報処理システムにおけるデ
ータ転送を可能とすることができる。
【0045】本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である
ことはいうまでもない。
【0046】たとえば、本実施例の情報処理システムに
ついては、プロセッサからI/Oアダプタに対してデー
タアクセスを行う場合について説明したが、本発明は前
記実施例に限定されるものではなく、プロセッサから主
メモリに対してアクセスする場合についても適用可能で
あり、この場合にもプロセッサと主メモリのエンディア
ン方式に対応して、異なるときにはバイトデータの重み
付けを逆転させ、また同じときにはそのままとしてエン
ディアン変換を実行するか、しないかを制御することが
できる。
【0047】さらに、エンディアン変換の要否判定につ
いては、エンディアン変換を決定するためのアドレス値
を複数設定できるように、たとえば複数組のエンディア
ン変換情報部とエンディアン変換判定部を設け、前記実
施例よりもさらにきめ細かく判定してエンディアン変換
を制御することができる。
【0048】具体的には、たとえば第1のエンディアン
変換情報部にX’F000のアドレス値を設定し、第2
のエンディアン変換情報部にX’F200のアドレス値
を設定し、アドレスバスに送出されるアドレス値がX’
F100の場合に、X’F100とX’F000、X’
F100とX’F200をそれぞれ第1または第2のエ
ンディアン変換判定部で比較することにより、X’F0
00〜X’F100の間とX’F200以上のアドレス
についてはエンディアン変換を実行しないようにし、ま
たX’F100〜X’F200の間のアドレスについて
のみエンディアン変換を実行するように制御することが
できる。
【0049】また、前述のようにプロセッサを主導とし
たデータアクセスに限られるものではなく、たとえばI
/Oアダプタを主導として主メモリに対してアクセスす
る場合についても適用可能であり、この場合にもエンデ
ィアン変換のための情報からエンディアン変換の要否を
判定し、その判定結果からI/Oアダプタと主メモリの
間において、エンディアン変換を実行するか、しないか
を制御することができる。
【0050】さらに、情報システムの構成要素を接続す
る、アドレスバスおよびデータバスによるプロセッサバ
ス、I/Oバスなどのビット数についても、32ビット
に限定されるものでないことはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明のエンディアン変換技術によれ
ば、プロセッサの主メモリまたはI/Oアダプタ群に対
するデータアクセス時に、事前にエンディアン変換すべ
きアドレス値を設定するのみで、あとはプロセッサの内
部もしくは外付けの1つのハードウェアにて、プロセッ
サのデータアクセス時のアクセスアドレスからエンディ
アン変換の要否を一括して自動的に判定し、プロセッサ
と主メモリまたはI/Oアダプタ群との間で、エンディ
アン方式が異なる場合にはエンディアン変換を実行し、
また同じ場合にはエンディアン変換を実行しないように
制御することが可能となる。
【0052】また、本発明の他のエンディアン変換技術
によれば、I/Oアダプタ群から主メモリに対するアク
セス時にも、エンディアン変換のための情報からエンデ
ィアン変換の要否を自動的に判定し、主メモリとI/O
アダプタ群との間で、エンディアン方式が異なる場合に
はエンディアン変換を実行し、また同じ場合にはエンデ
ィアン変換を実行しないように制御することが可能とな
る。
【0053】この結果、エンディアン方式が異なるプロ
セッサ、主メモリ、I/Oアダプタ群などが混在される
情報処理システムにおいて、プロセッサから主メモリま
たはI/Oアダプタ群に対するデータアクセス、I/O
アダプタ群から主メモリに対するデータアクセス時に、
エンディアン変換を実行するか否かを制御して相互間の
データ転送を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動判定機能付きエン
ディアン変換装置を含む情報処理システムを示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例におけるエンディアン変換制御部の詳
細を示す構成図である。
【図3】本実施例において、エンディアン変換しないと
きのデータバスの接続の一例を示す説明図である。
【図4】本実施例において、エンディアン変換するとき
のデータバスの接続の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11…プロセッサ、12…主メモリ、13…プロセッサ
バス、14…エンディアン変換制御部、15…I/Oバ
ス、16…I/OアダプタA、17…I/Oアダプタ
B、21…エンディアン変換情報部、22…エンディア
ン変換判定部、23…エンディアン変換実行部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、ビッグエンディアンもしく
    はリトルエンディアンのどちらかのエンディアン方式で
    データのアクセスを行うプロセッサと、該プロセッサの
    アドレス空間の一部からアクセスされ、物理的には該プ
    ロセッサに直接もしくは間接的に接続され、該プロセッ
    サと同じまたは異なるエンディアン方式による主メモリ
    とI/Oアダプタ群とからなる情報処理システムであっ
    て、エンディアン変換すべきアドレス値を保持するエン
    ディアン変換情報部と、あらかじめ前記エンディアン変
    換情報部に設定されたアドレス値と前記プロセッサがデ
    ータアクセスの際に発行するアドレス値とを比較してエ
    ンディアン変換が必要か否かを判定するエンディアン変
    換判定部と、該エンディアン変換判定部からの判定結果
    により前記プロセッサと前記主メモリまたは前記I/O
    アダプタ群との間でバイトデータの重み付けを逆転させ
    るか、またはそのままとするエンディアン変換実行部と
    を備え、前記プロセッサがデータアクセス時に発行する
    アクセスアドレスによりエンディアン変換の要否を自動
    的に判定し、前記プロセッサと前記主メモリまたは前記
    I/Oアダプタ群との間で、エンディアン方式が異なる
    場合にはエンディアン変換を実行し、またエンディアン
    方式が同じ場合にはエンディアン変換を実行しないよう
    に制御することを特徴とする自動判定機能付きエンディ
    アン変換装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、物理的には直接もしくは間
    接的に接続され、エンディアン方式が同じまたは異なる
    主メモリとI/Oアダプタ群とからなる情報処理システ
    ムであって、エンディアン変換すべき情報を保持するエ
    ンディアン変換情報部と、あらかじめ前記エンディアン
    変換情報部に設定された情報からエンディアン変換が必
    要か否かを判定するエンディアン変換判定部と、該エン
    ディアン変換判定部からの判定結果により前記主メモリ
    と前記I/Oアダプタ群との間でバイトデータの重み付
    けを逆転させるか、またはそのままとするエンディアン
    変換実行部とを備え、前記エンディアン変換すべき情報
    によりエンディアン変換の要否を自動的に判定し、前記
    主メモリと前記I/Oアダプタ群との間で、エンディア
    ン方式が異なる場合にはエンディアン変換を実行し、ま
    たエンディアン方式が同じ場合にはエンディアン変換を
    実行しないように制御することを特徴とする自動判定機
    能付きエンディアン変換装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、ビッグエンディアンもしく
    はリトルエンディアンのどちらかのエンディアン方式で
    データのアクセスを行うプロセッサと、該プロセッサの
    アドレス空間の一部からアクセスされ、物理的には該プ
    ロセッサに直接もしくは間接的に接続され、該プロセッ
    サと同じまたは異なるエンディアン方式による主メモリ
    とI/Oアダプタ群とからなる情報処理システムであっ
    て、あらかじめエンディアン変換すべきアドレス値を設
    定するステップと、この設定されたアドレス値と前記プ
    ロセッサがデータアクセスの際に発行するアドレス値と
    を比較するステップと、この比較結果によりエンディア
    ン変換が必要か否かを判定するステップと、この判定結
    果によりバイトデータの重み付けを逆転させるか、また
    はそのままとするステップとを有し、前記プロセッサが
    データアクセス時に発行するアクセスアドレスによりエ
    ンディアン変換の要否を自動的に判定し、前記プロセッ
    サと前記主メモリまたは前記I/Oアダプタ群との間
    で、エンディアン方式が異なる場合にはエンディアン変
    換を実行し、またエンディアン方式が同じ場合にはエン
    ディアン変換を実行しないように制御することを特徴と
    する自動判定機能付きエンディアン変換方法。
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