JPH08305540A - 表示システム及び表示画面切換え方法 - Google Patents

表示システム及び表示画面切換え方法

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JPH08305540A
JPH08305540A JP7111852A JP11185295A JPH08305540A JP H08305540 A JPH08305540 A JP H08305540A JP 7111852 A JP7111852 A JP 7111852A JP 11185295 A JP11185295 A JP 11185295A JP H08305540 A JPH08305540 A JP H08305540A
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Japan
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display
memory
area
processor
hard copy
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JP7111852A
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English (en)
Inventor
Yasunori Ido
靖則 伊戸
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセッサ1の処理速度に関係なく、描画プ
ロセスを表示装置7に描画することなく瞬時に表示画面
切換えできる表示システムを提供することを目的とす
る。 【構成】 表示装置7に表示可能に形成された表示デー
タを格納するとともに並列接続された第1、第2の表示
メモリ3、4を有し、第1、第2の表示メモリ3のメモ
リ空間のうち一方を表示メモリ空間、他方を非表示メモ
リ空間とする表示メモリと、表示データをいずれのメモ
リエリアに格納するかを決定するアドレス割当手段2
と、プロセッサ1からの画面切換え命令に基づいて第
1、第2の表示メモリ3、4の表示メモリ空間のアドレ
スを切換える表示スイッチ機構5を備え、この表示スイ
ッチ機構5をプロッセッサ1と表示装置7の間に配置す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリに格納された
表示データを表示する表示システム、特に各種監視表示
装置や産業用計算機装置等に適用されるグラフィック表
示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特公平6−7314号公
報、特公平6−18039号公報に示された従来のグラ
フィック表示システムのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。図9において、71は制御命令を与えると
ともにグラフィックデータの処理を行うプロセッサ、7
3はCRTディスプレイ77に表示するためのグラフィ
ックデータを格納する表示メモリ、76は表示メモリに
格納されたデジタル形式のグラフィックデータをアナロ
グ信号に変換するデジタル/アナログ変換器、78はプ
ロセッサ71と表示メモリ73を接続するバス、79は
CRTディスプレイ77の表示画面をプリントアウト
(印刷)するハードコピー装置である。
【0003】次に動作について説明する。プロセッサ7
1はCRTディスプレイ77に表示するための画面のグ
ラフィックデータを作成し、それをバス78を経由して
表示メモリ73に格納する。表示メモリ73に格納され
たグラフィックデータは、デジタル/アナログ変換器7
6により、CRTディスプレイ77に表示するためのア
ナログRGB信号に変換される。ハードコピー命令があ
ると、ハードコピー装置79にも、CRTディスプレイ
77と同じアナログRGB信号がCRTディスプレイ7
7から入力され、表示画面のプリントアウトを行う。表
示メモリ73はVRAM(VIDEO RAM)などの
デュアルポートRAMが通常使用され、プロセッサ71
側とデジタル/アナログ変換器76側は独立して動作す
る。プロセッサ71から表示メモリ73へのグラフィッ
クデータの格納する時間が、表示メモリ73からCRT
ディスプレイ77への表示する時間よりも格段に遅いの
で描画プロセスがCRTディスプレイ77に表示される
ことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業分野に適用される各種監視制御装置、産業用計算機装
置等に適用されるグラフィック表示システムにおいて
は、CRTディスプレイ77の表示画面の切換え時に、
描画プロセスがCRTディスプレイ77に表示されてし
まうことがある。このことは、所望の表示画面を得るの
に必要以上に時間がかかりマンマシンインターフェース
が悪い。さらに、監視制御装置の場合には、所望の監視
画面をすぐに得られないので、表示画面の切換え時の監
視ができないという問題があった。また、表示画面のハ
ードコピー時には、ハードコピー装置79がCRTディ
スプレイ77の表示画面のグラフィックデータをとり込
む時間が必要である。上記構成では、CRTディスプレ
イ77とハードコピー装置79は同一の信号線が接続さ
れているため、ハードコピー装置79が画面データを取
り込む間CRTディスプレイ77の画面は変化してはな
らない。各種監視制御装置においては、リアルタイムの
監視画面表示が要求され、監視画面のハードコピーによ
る画面停止が許されない場合がある。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、プロセッサの処理速度に関係な
く、かつ複雑なソフトウエアによる処理を必要とせず
に、描画プロセスを表示装置に表示することなく、瞬時
に表示画面切換えできる表示システム及び表示画面切換
え方法を提供することを目的とする。また、表示画面を
リアルタイムに更新させるとともに表示画面のハードコ
ピーすることのできる表示システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る表示シス
テムは、表示装置に表示可能に形成された表示データを
格納するとともにメモリエリアが第1、第2のメモリエ
リアとして分割され、その一方が表示エリア、他方が非
表示エリアに割当られる表示メモリと、表示データをい
ずれのメモリエリアに格納するかを決定するアドレス割
当手段と、プロセッサ又は外部の制御装置からの画面切
換え命令に基づいて第1、第2のメモリエリアのアドレ
スを切換える表示スイッチ機構を備え、表示エリアに格
納された表示データに基づいて表示装置に表示している
ときに非表示エリアに表示データを格納するように構成
されるものである。
【0007】さらに、表示メモリは2個並列接続して設
けられ、一方の表示メモリに第1のメモリエリア、他方
の表示メモリに第2のメモリエリアが割当られるもので
ある。
【0008】さらに、アドレス割当手段は、プロセッサ
と表示メモリの間に配置されるとともにプロセッサ又は
外部の制御装置からの画面切換え命令が入力されるとき
表示スイッチ機構に第1、第2のメモリエリアのアドレ
スを切換える信号を出力するように構成され、かつ非表
示エリアに割当られているメモリエリアに表示データを
格納するように構成されるものである。
【0009】また、表示装置に表示可能に形成された表
示データを格納する表示メモリと、ハードコピー装置に
ハードコピー可能に形成された表示データを格納するハ
ードコピーメモリと、プロセッサ又は外部の制御装置か
らのハードコピー命令に基づいて表示メモリに格納され
た表示データをハードコピーメモリに転送するメモリ制
御機構により構成されるものである。
【0010】さらに、メモリ制御機構は表示データを所
定単位毎に転送するビットブリット機能を有するもので
ある。
【0011】また、この発明に係る表示画面切換え方法
は、第1の表示メモリのメモリエリアを表示エリアと
し、第1の表示メモリに格納され表示可能に形成された
一画面分の表示データに基づく画像を表示装置に表示
し、表示データに基づく画像を表示すると同時に次画面
に表示するための表示データを第2の表示メモリに格納
し、プロセッサ又は外部の制御装置から画面切換え命令
が表示スイッチ機構に入力されるとき、表示スイッチ機
構が第1、第2のメモリエリアのアドレスを切換え、第
2表示メモリに格納された表示データに基づく画像を表
示装置に表示するものである。
【0012】
【作用】この発明に係る表示システムは、表示エリアの
表示データを表示中に非表示エリアに次画面の表示デー
タを格納できるとともに第1、第2のメモリエリアのア
ドレス切換えに必要な時間が表示データを表示メモリに
格納する時間に比較して短時間で実行でき、かつ表示ス
イッチ機構がアドレスの切換え動作を実行するのでプロ
セッサから独立してこの動作を実行できる。
【0013】さらに、1つの表示メモリに対して1画面
分の表示データの入出力をさせることができる。
【0014】さらに、アドレス割当手段が第1、第2の
表示メモリに格納する表示データを第1、第2の表示メ
モリに割当てるとともに画面切換え信号を出力するの
で、プロセッサから独立してこの動作を実行でき、かつ
プロセッサ側は表示データをどちらのメモリエリアに格
納すべきかというアドレスの割当制御する必要がない。
【0015】また、表示メモリに格納された表示データ
をハードコピーメモリに転送するのに必要な時間がプロ
セッサからハードコピーメモリに表示データを格納する
のに必要な時間や表示装置から表示信号をハードコピー
装置に転送するのに必要な時間に比較して短時間で実行
できるとともにメモリ制御機構が表示データの転送動作
を実行するのでプロセッサから独立してこの動作を実行
できる。さらに、ビットブリット機能を用いているので
表示データの高速転送が可能となる。
【0016】また、この発明に係る表示画面切換え方法
は、表示エリアの表示データを表示中に非表示エリアに
次画面の表示データを格納できるとともに第1、第2の
メモリエリアのアドレス切換えに必要な時間が表示デー
タを表示メモリに格納する時間に比較して短時間で実行
でき、かつ表示スイッチ機構がアドレスの切換え動作を
する。
【0017】
【実施例】
実施例1.この発明に係る表示システム及び表示画面切
換え方法の一実施例を図を用いて説明する。図1はグラ
フィック表示システムのハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。図1において、1は制御命令を与えるとと
もに描画処理を行うプロセッサ、2は表示メモリ3、4
のメモリエリアが割り当てられるアドレス空間を制御す
るアドレス割当手段、3、4はCRTディスプレイ7に
表示可能に形成されたグラフィックデータを格納する表
示メモリ、5は表示メモリ3、4のうちそのメモリエリ
アが表示エリアに割り当てられている方をデジタル/ア
ナログ変換器6に接続する表示スイッチ機構、6はデジ
タルデータであるグラフィックデータをアナログRGB
信号に変換するデジタル/アナログ変換器、7は表示装
置であるCRTディスプレイ、8はプロセッサとメモリ
などを接続するバスである。なお、実施例1の場合には
アドレス割当手段2はバス8と表示メモリ3、4の間
に、表示スイッチ機構5は表示メモリ3、4とデジタル
/アナログ変換器6の間に配置されている。
【0018】次に動作について説明する。プロセッサ1
はCRTディスプレイ7に表示したいグラフィックデー
タを表示メモリ3または4に格納する。表示メモリ3、
4のメモリエリアをプロセッサ1のアドレス空間にどの
ように割り当てるか、またどちらの表示メモリ3、4に
格納されているグラフィックデータをCRTディスプレ
イ7に表示するかは、アドレス割当手段2が制御する。
表示スイッチ機構5は、アドレス割当手段2が表示エリ
アに指定したメモリエリアを有する方の表示メモリ3、
4をデジタル/アナログ変換器6に接続するスイッチの
役割を果たす。表示エリアに指定されたメモリエリアに
格納された表示データをデジタル/アナログ変換器6を
通じてCRTディスプレイ7に表示する。
【0019】つづいて、メモリエリアにアドレスを割当
てるアドレス割当について説明する。図2、図3は図1
におけるアドレス割当手段2によるアドレス割当方法を
示す説明図である。図2、図3において、3A、4Aは
表示メモリ3、4のメモリエリア、9はプロセッサ1の
アドレス空間、10はCRTディスプレイ7に表示され
る表示エリア、11はCRTディスプレイ7に表示され
ない非表示エリアである。アドレス割当手段2は、表示
メモリエリア10と非表示メモリエリア11のアドレス
を固定とし、表示メモリ3、4のメモリエリア3A、4
Aのどちらを表示エリア10及び非表示エリア11に割
り当てるかを可変とする。このとき、表示、非表示エリ
ア10、11の先頭アドレスは各々アドレスA、Bであ
る。ここでCRTディスプレイ7に表示メモリ3に格納
されたグラフィックデータに基づくグラフィック(画
像)が表示されている場合に、CRTディスプレイ7に
表示データに基づくグラフィック(画像)の表示中に、
非表示エリア11に指定されたメモリエリア4Aに次画
面のグラフィックデータを格納する。例えば、図2では
表示エリア10にメモリエリア3Aが、非表示エリア1
1にメモリエリア4Aが割り当てられる。図3では表示
エリア10にエリアメモリ4Aが、非表示エリア11に
メモリエリア3Aが割り当てられている。このことによ
り、プロッセサ1側、例えばソフトウエアでは表示メモ
リ3、4のどちらに格納されたグラフィックデータがC
RTディスプレイ7に表示されるかを意識することな
く、表示メモリ3、4へ格納するを行うことができる。
【0020】次に、CRTディスプレイ7の表示画面の
切換えについて説明する。図4は、上記グラフィック表
示システムにおいて、表示画面の切換えを示す説明図で
ある。図4において、12は現在CRTディスプレイ7
に表示しているグラフィック、13は次にCRTディス
プレイ7に表示したいグラフィック、14はCRTディ
スプレイ7に表示する表示エリア10に割り当てる表示
メモリ3、4の変更、つまり表示画面の切換えを示す。
表示メモリ3から読出されたグラフィックデータに基づ
いてグラフィック12がCRTディスプレイ7に表示さ
れているとき(図4の上図)には、表示エリア10にメ
モリエリア3Aが、非表示エリア11にメモリエリア4
Aが割り当てられている。
【0021】プロセッサ1又は外部の制御装置(図示せ
ず)から次の表示画面の画面切換え命令(表示画面の切
換え命令)があると、アドレス割当手段2から表示スイ
ッチ機構5に画面切換え命令が送られる。このとき表示
スイッチ機構5は、メモリエリア3のアドレスとメモリ
エリア4のアドレスを入換える。つまり、表示エリア1
0に割り当てられるメモリエリアの変更14を行うこと
で、表示メモリ4から読出されたグラフィックデータに
基づいてグラフィック12がCRTディスプレイ7に表
示される(図4の下図)ときのように、表示エリア10
に割り当てられるメモリエリアがメモリエリア3Aから
メモリエリア4Aに変更される。
【0022】上述したように、表示エリア10に格納さ
れているグラフィックデータの表示中に、次に表示した
い画面のグラフィックデータを非表示エリア11にメモ
リエリア4Aが割当られている表示メモリ4に格納し、
画面切換え命令に基づくアドレス切換えにより画面切換
えがなされるので、CRTディスプレイ7にはグラフィ
ック13の描画プロセスは表示されない。このためCR
Tディスプレイ7では、描画プロセスが画面上に現れる
ことなく瞬時に画面が切換わる。このことは、アドレス
切換えに要する時間が表示メモリにグラフィックデータ
を格納する時間に比較して格段に短いこと、プロセッサ
1の処理速度依存しないことに起因する。また、表示ス
イッチ機構5によりメモリエリアのアドレスの入替えの
みで画面の切換えができ、プロッセサ1によるメモリエ
リアのアドレスの指定又は表示エリアの指定が不要とな
るので、プロッセサ1の負荷が減少し表示システムの表
示効率が良くなる。
【0023】なお、アドレス割当手段2はプロセッサ1
とCRTディスプレイ7の間に接続されればよいが、好
ましくはバス8と表示メモリ3、4の間に接続されるの
がよい。一方表示スイッチ機構5はプロセッサ1とCR
Tディスプレイ7の間に接続されればよいが、好ましく
は表示メモリ3、4とデジタル/アナログコンバータ6
の間に接続されるのがよい。
【0024】つづいて、アドレス割当手段2と表示スイ
ッチ機構5について説明する。図5はアドレス割当手段
と表示スイッチ機構の動作機能を説明する図である。図
5において、2aは画面切換え命令が入力されると信号
0又は1を出力するアドレス切換えレジスタ、2b、2
cはプロセッサ1等からグラフィックデータが入力され
たときそのグラフィックデータの所有するアドレスA、
Bによって各々そのグラフィックデータを取込むアドレ
スデコータA、Bである。図5中S1、S2、S3は切
換え機能を有するスイッチでアドレス切換えレジスタ2
aからの信号により同期して動作する。なお、その他構
成要素については図1と同様である。
【0025】いま、第1の表示メモリ3に格納されてい
るグラフィックデータに基づくグラフィックがCRTデ
ィスプレイ7に表示されている(図5中スイッチS1、
S2、S3は全て上端子に接続)。言換えれば、第1の
表示メモリ3のメモリエリア3aが表示エリア10に割
当られている。このとき、つぎに表示したいグラフィッ
クのグラフィックデータを非表示エリア11に割当られ
ているメモリエリア4aにアドレスデコーダB2cを通
して格納する。プロセッサ1等から画面切換え命令がな
されたとき、アドレス切換えレジスタ2aに表示信号が
入力され、アドレス切換えレジスタ2aからの出力信号
によりスイッチが反転する。(図5中スイッチS1、S
2、S3は全て下端子に接続)この状態では第2の表示
メモリ4のメモリエリア4aが表示エリア10に割当ら
れる。このとき、つぎに表示したいグラフィックのグラ
フィックデータを非表示エリア11に割当られているメ
モリエリア3aにアドレスデコーダB2cを通して格納
する。
【0026】このように、スイッチS1、S2、S3の
両状態において、つぎに表示したいグラフィックのグラ
フィックデータをアドレスデコーダB2cを通して格納
する構成となっている。つまり、プロセッサ1によりア
ドレスを割当てる必要がなくプログラム作成がグラフィ
ックデータのアドレスを意識することなく可能となる。
なお、説明上アドレス切換えレジスタ2aからの信号に
より同期して動作するスイッチS1、S2、S3につい
て説明したが、同様の機能を持たせて論理回路により構
成できる。
【0027】なお、表示メモリ3、4はVRAM(VI
DEO RAM)などのデュアルポートRAMが通常使
用され、プロセッサ側とデジタル/アナログ変換器側は
独立して動作する。このように汎用的なVRAMを使っ
て構成することができるのでコスト低減が図れる。さら
に、表示メモリ3、4が2個並列に接続されている場合
について説明したが、1つの表示メモリのメモリエリア
を2つに分割して一方を表示エリア、他方を非表示エリ
アに分配する表示メモリ構成としても良い。
【0028】実施例2.この発明の他の実施例を図を用
いて説明する。図6はグラフィック表示システムのハー
ドウエア構成を示すブロック図である。図6において、
21は制御命令を与えるとともに描画処理を行うプロセ
ッサ、22はメモリ制御機構、23はCRTディスプレ
イ7に表示可能に形成されたグラフィックデータを格納
する表示メモリ、26はハードコピー装置28に印刷可
能に形成されたグラフィックデータを格納するハードコ
ピーメモリ24、27はデジタルデータをアナログRG
B信号に変換するデジタル/アナログ変換器、25は表
示装置であるCRTディスプレイ、28はハードコピー
装置であるカラープリンタ、29はプロセッサ21と表
示メモリ23、ハードコピーメモリ26などを接続する
バスである。なお、実施例2の場合にはメモリ制御機構
22はバス29と表示メモリ23、ハードコピーメモリ
26の間に配置されている。
【0029】次に、ハードコピー装置28による表示画
面の印刷方法について説明する。プロッセサ21はCR
Tディスプレイ25に表示したいグラフィックデータを
表示メモリ23に格納する。表示メモリ23に格納され
たグラフィックデータはデジタル/アナログ変換器6を
介してCRTディスプレイ7に入力され、グラフィック
がCRTディスプレイ25に表示される。このとき、プ
ロセッサ21又は外部の制御装置(図示せず)から表示
画面のハードコピー命令があると、メモリ制御機構15
は、表示メモリ23のグラフィックデータをハードコピ
ーメモリ26に転送する。ハードコピーメモリ26に格
納されたグラフィックデータはデジタル/アナログ変換
器27を介してハードコピー装置28に入力され、CR
Tディスプレイ25に表示されている表示画面と同じグ
ラフィックがハードコピー装置28により印刷される。
ここで、表示メモリ23のグラフィックデータをハード
コピーメモリ16に転送する時間は、従来のようにCR
Tディスプレイ25からハードコピー装置28にアナロ
グRGB信号を取込む時間、又はプロセッサ21による
ハードコピーメモリ4へのグラフィックデータの格納に
要する時間に比較して格段に短いものである。
【0030】このように、ハードコピー装置28により
CRTディスプレイ25の表示画面を印刷する場合、従
来のグラフィック表示システムでは表示画面のアナログ
RGB信号をハードコピー装置28に取り込む間表示画
面を更新してはならない。CRTディスプレイ25に表
示するグラフィックデータを格納する表示メモリ23
と、ハードコピー装置28に印刷するグラフィックデー
タを格納するハードコピーメモリ26を設ける構成とし
たので、ハードコピー装置28のアナログRGB信号の
取り込み中は表示メモリ26の内容を固定しておけば、
CRTディスプレイ25へのグラフィックデータを格納
する表示メモリ23に格納するグラフィックデータは自
由に更新できる。そのため、CRTディスプレイ25の
表示画面をリアルタイムに更新することができる。さら
に、プロッセサ21はメモリ制御機構に対してハードコ
ピー命令を与えるだけでハードコピーを実行できる。つ
まりプロセッサ21はグラフィックデータの転送やハー
ドコピーメモリ26へのグラッフィクデータの格納する
必要がないので、プロッセサ21の負荷が少ない。ただ
し、表示メモリ23からハードコピーメモリ26へのデ
ータ転送時間が長く転送中にCRTディスプレイ25の
画面は更新できなくなる場合がある。
【0031】次にグラフィックデータの転送、特にビッ
トブリット機能を用いた高速転送について説明する。図
7は上記グラフィック表示システムにおいて、表示メモ
リ23からハードコピーメモリ26へのデータ転送を示
す説明図である。図7において、23A、26Aは表示
メモリ23、26のメモリエリア、30はCRTディス
プレイ25に表示したいグラフィック、31はプロセッ
サ23のアドレス空間、32はCRTディスプレイ25
に表示される表示エリア、33はCRTディスプレイ2
5に表示されない非表示エリア、34はメモリエリア2
3Aからメモリエリア26Aにグラフィック30に対応
するグラフィックデータ転送動作、35はCRTディス
プレイ25に表示されているグラフィック、36はハー
ドコピー装置29に印刷したいグラフィック、37はメ
モリエリア23Aからメモリエリア26Aへのグラフィ
ックデータのビットブリット転送動作を示す。
【0032】図6のメモリ制御機構22に高速コピーを
実現するためにBitblt機能をもたせている。ここ
で、Bitblt(ビットブリット)機能とは、横方向
M×縦N個のピクセル(ドット)により構成されるビッ
トマップ表示方式において、あるブロック内に表示され
ているグラフィックをブロックごと所定のブロックに移
動させるようなデータ処理のことである。例えば、図8
に示すビットブリット機能の説明図のように、表示画面
(ビットマップ)63に表示されるグラフィックをブロ
ック毎移動させる動作61であり、ブロック60の内容
をブロック61に移動させることである。このように通
常は表示画面上のグラフィックを高速に移動する際にビ
ットブリット機能を用いており、ブロック毎の転送が可
能であるので高速転送ができる。
【0033】上述したように、ハードコピー装置28へ
の出力命令が発生した場合、メモリ制御機構22がBi
tblt機能により、表示メモリ23からハードコピー
メモリ26へ高速にデータを転送する。ビットブリット
機能をメモリ間のグラフィックデータ転送に用いる構成
とするので、表示メモリ23からハードコピーメモリ2
6へのデータ転送時間がさらに短縮され、グラフィック
データ転送中のCRTディスプレイ25の画面停止はな
くなる。また、メモリ制御機構22によるメモリエリア
のグラフィックデータの転送のみでハードコピーが実行
でき、プロッセサ21によるグラフィックデータの転送
処理が不要となるので、プロッセサ21の負荷が減少し
表示システムの表示効率が良くなる。
【0034】さらに、ハードコピーメモリはVRAM
(VIDEO RAM)などのデュアルポートRAMが
通常使用され、プロセッサ側とデジタル/アナログ変換
器側は独立して動作する。さらに、メモリ制御機構22
はプロセッサ21とCRTディスプレイ25、ハードコ
ピー装置28の間に接続されればよいが、好ましくはバ
ス29と表示メモリ23、ハードコピーメモリ26の間
に接続されればよい。
【0035】なお、上述の説明では表示システムとして
グラフィックを扱うグラフィック表示システムについて
説明してきたが、グラフィックデータを格納する表示メ
モリの他にキャラクタジェネレータとそのアドレスコー
ドを保持するメモリを設けグラフィックとともにキャラ
クタを表示可能なシステムとしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、表示装
置に表示可能に形成された表示データを格納するととも
にメモリエリアが第1、第2のメモリエリアとして分割
され、その一方が表示エリア、他方が非表示エリアに割
当られる表示メモリと、表示データをいずれのメモリエ
リアに格納するかを決定するアドレス割当手段と、プロ
セッサ又は外部の制御装置からの画面切換え命令に基づ
いて第1、第2のメモリエリアのアドレスを切換える表
示スイッチ機構を備え、表示エリアに格納された表示デ
ータに基づいて表示装置に表示しているときに非表示エ
リアに表示データを格納するように構成されるので、表
示装置の表示画面の切換えがプロセッサの処理速度によ
らず、描画プロセスを表示することなく瞬時にできると
ともに表示画面の切換え時にプロセッサへの負荷が少く
できる。
【0037】さらに、表示メモリは2個並列接続して設
けられ、一方の表示メモリに第1のメモリエリア、他方
の表示メモリに第2のメモリエリアが割当られるので、
汎用的な表示メモリが使用できコストの低減が図れる。
【0038】さらに、アドレス割当手段は、プロセッサ
と表示メモリの間に配置されるとともにプロセッサ又は
外部の制御装置からの画面切換え命令が入力されるとき
表示スイッチ機構に第1、第2のメモリエリアのアドレ
スを切換える信号を出力するように構成され、かつ非表
示エリアに割当られているメモリエリアに表示データを
格納するように構成されるので、表示データを表示メモ
リに格納するときにプロッセサへの負荷が少ないととも
にプロセッサ側からどちらの表示メモリにどのような表
示データが格納されているかを意識する必要がない。
【0039】また、表示装置に表示可能に形成された表
示データを格納する表示メモリと、ハードコピー装置に
ハードコピー可能に形成された表示データを格納するハ
ードコピーメモリと、プロセッサ又は外部の制御装置か
らのハードコピー命令に基づいて表示メモリに格納され
た表示データをハードコピーメモリに転送するメモリ制
御機構により構成されるので、表示装置の表示画面をハ
ードコピーする際に表示画面を停止することがないとと
もに表示データ転送に要する時間を削減することにより
プロセッサ側に負荷をかけずにハードコピーをすること
ができる。
【0040】さらに、メモリ制御機構は表示データを特
定単位毎に転送するビットブリット機能を有するので、
表示データを高速で転送できプロセッサ側への負荷が少
ない。
【0041】また、この発明に係る表示画面切換え方法
は、第1の表示メモリのメモリエリアを表示エリアと
し、第1の表示メモリに格納され表示可能に形成された
一画面分の表示データに基づく画像を表示装置に表示
し、表示データに基づく画像を表示すると同時に次画面
に表示するための表示データを第2の表示メモリに格納
し、プロセッサ又は外部の制御装置から画面切換え命令
が表示スイッチ機構に入力されるとき、表示スイッチ機
構が第1、第2のメモリエリアのアドレスを切換え、第
2表示メモリに格納された表示データに基づく画像を表
示装置に表示するので、表示画面の切換えが表示画面に
描画プロセスを表示することなく瞬時に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るグラフィック表示システムの
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明に係るグラフィック表示システムの
アドレス割当手段におけるアドレス割り当ての一方式を
示す説明図である。
【図3】 この発明に係るグラフィック表示システムの
アドレス割当手段におけるアドレス割り当ての一方式を
示す説明図である。
【図4】 この発明に係るグラフィック表示システム
の、表示装置にプロセッサの描画プロセスを表示せず表
示画面切換えをする表示メモリ制御の一方法を示す説明
図である。
【図5】 この発明に係るアドレス割当手段及び表示ス
イッチ機構の構成を示す説明図である。
【図6】 この発明に係るグラフィック表示システムの
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明のに係るグラフィック表示システム
のメモリ制御機構におけるハードコピー出力の方式を示
す説明図である。
【図8】 この発明に係るビットブリット機能を説明図
である。
【図9】 従来のグラフィック表示システムのハードウ
エア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 アドレス割当手
段 3 第1の表示メモリ 3a 第1のメモリエ
リア 4 第2の表示メモリ 4a 第2のメモリエ
リア 5 表示スイッチ機構 7 表示装置 10 表示エリア 11 非表示エリア 21 プロセッサ 22 メモリ制御機
構 23 表示メモリ 25 表示装置 26 ハードコピーメモリ 28 ハードコピー
装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、この表示装置に表示可能に
    形成された表示データを格納するとともにメモリエリア
    が第1、第2のメモリエリアとして分割され、その一方
    が表示エリア、他方が非表示エリアに割当られる表示メ
    モリと、上記表示データをいずれのメモリエリアに格納
    するかを決定するアドレス割当手段と、プロセッサ又は
    外部の制御装置からの画面切換え命令に基づいて上記第
    1、第2のメモリエリアのアドレスを切換える表示スイ
    ッチ機構を備え、上記表示エリアに格納された表示デー
    タに基づいて上記表示装置に表示しているときに上記非
    表示エリアに表示データを格納するように構成されるこ
    とを特徴とする表示システム。
  2. 【請求項2】 表示メモリは2個設けられ、一方の表示
    メモリに第1のメモリエリア、他方の表示メモリに第2
    のメモリエリアが割当られることを特徴とする請求項1
    記載の表示システム。
  3. 【請求項3】 アドレス割当手段は、プロセッサと表示
    メモリの間に配置されるとともにプロセッサ又は外部の
    制御装置からの画面切換え命令が入力されるとき表示ス
    イッチ機構に第1、第2のメモリエリアのアドレスを切
    換える信号を出力するように構成され、かつ非表示エリ
    アに割当られているメモリエリアに表示データを格納す
    るように構成されることを特徴とする請求項1又は2記
    載の表示システム。
  4. 【請求項4】 表示装置と、この表示装置に表示可能に
    形成された表示データを格納する表示メモリと、ハード
    コピー装置と、このハードコピー装置にハードコピー可
    能に形成された表示データを格納するハードコピーメモ
    リと、プロセッサ又は外部の制御装置からのハードコピ
    ー命令に基づいて上記表示メモリに格納された表示デー
    タを上記ハードコピーメモリに転送するメモリ制御機構
    を備えたことを特徴とする表示システム。
  5. 【請求項5】 メモリ制御機構は、表示データを所定単
    位毎に転送するビットブリット機能を有することを特徴
    とする請求項4記載の表示システム。
  6. 【請求項6】 第1の表示メモリのメモリエリアを表示
    エリアとし、上記第1の表示メモリに格納され表示可能
    に形成された一画面分の表示データに基づく画像を表示
    装置に表示し、上記表示データに基づく画像を表示する
    と同時に次画面に表示するための表示データを第2の表
    示メモリに格納し、プロセッサ又は外部の制御装置から
    画面切換え命令が表示スイッチ機構に入力されるとき、
    上記表示スイッチ機構が上記第1、第2のメモリエリア
    のアドレスを切換え、上記第2表示メモリに格納された
    表示データに基づく画像を上記表示装置に表示すること
    を特徴とする表示画面切換え方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333376A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置
WO2007122769A1 (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Sony Computer Entertainment Inc. ディスプレイコントローラ、グラフィックスプロセッサ、描画処理装置および描画制御方法

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