JPH08305103A - クリーニングトナーマガジンおよび画像形成装置 - Google Patents

クリーニングトナーマガジンおよび画像形成装置

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JPH08305103A
JPH08305103A JP7105233A JP10523395A JPH08305103A JP H08305103 A JPH08305103 A JP H08305103A JP 7105233 A JP7105233 A JP 7105233A JP 10523395 A JP10523395 A JP 10523395A JP H08305103 A JPH08305103 A JP H08305103A
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toner
cleaning
image forming
forming apparatus
tank
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Kazumasa Ishikawa
一正 石川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 CTMの脱着時に従動部材をカバー部材によ
って覆うようにして、トナー回収部材が回転してしまっ
たり、破損してしまうのを確実に防止するとともにユー
ザが従動部材に触れないようにして、回収タンクからト
ナーが外部に飛散するのを防止でき、画像形成装置の駆
動部材に確実に係合させてトナー回収部材を確実に作動
させる安全性の高いCTMおよびそのCTMを搭載する
画像形成装置を提供することを提供する。 【構成】 シャッター65の端部を回収タンク43側方に延
在し、CTMが本装置本体から取り外されたとき、シャ
ッター65によって従動ギヤとアイドルギヤを覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーニングトナーマ
ガジンおよび画像形成取装置に関し、詳しくは、画像形
成装置に搭載されて像担持体上の残留トナーを除去・回
収する廃トナー回収タンクユニットと画像形成装置の現
像ユニットに新規トナーを供給するトナー補給タンクユ
ニットとが一体的化されたクリーニングトナーマガジン
およびそのクリーニングトナーマガジンが取付けられる
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、トナーの補給および廃トナーの回
収等のメンテナンスをユーザ自身で行なえるようにする
ためのメンテナンスの操作の簡略化や、画像形成装置の
小型化による省スペース化等を図るため、像担持体上の
残留トナーを除去・回収する廃トナー回収タンクユニッ
トと画像形成装置の現像ユニットに新規トナーを供給す
るトナー補給タンクユニットとが一体的化されたクリー
ニングトナーマガジンが出現している。
【0003】このクリーニングトナーマガジンにあって
は、廃トナー回収タンクユニットおよびトナー補給タン
クユニットとが一体的化されているため、画像形成装置
に対して簡単に脱着してトナーの補給および廃トナーの
回収等のメンテナンス作業を容易に行なうことができる
とともに、部品点数や設置面積を少なくして画像形成装
置の小型化による省スペース化を図ることができる。
【0004】従来のこの種のクリーニングトナーマガジ
ンとしては、例えば、特開平6−314027号公報に
記載されたようなものがあり、図12のように示される。
図12において、1はドラム状の感光体、2は感光体1の
表面を均一に帯電する帯電ローラ、3は感光体1に露光
して静電潜像を形成する光書込みユニット、4は静電潜
像にトナーを付着させトナー像を形成させる現像ユニッ
ト、5は記録紙6にトナー像を転写させる転写ローラ、
7は加圧加熱によって記録紙6にトナー像を定着させる
定着ローラ、8はトナー像が定着された記録紙6を排紙
する排紙コロ、9は記録紙6を給紙するピックアップコ
ロ、10は記録紙6を搬送する搬送コロ、11はタイミング
を図りながら転写ローラ5に記録紙6を搬送するレジス
トローラである。
【0005】また、12は廃トナー回収タンクであり、こ
のタンク12は内部には、感光体上1に残留するトナーを
掻き取る回収ブラシローラ13と、感光体1上に当接して
残留トナーを掻き上げて回収するクリーニングブレード
14と、掻き取ったトナーを吸着しながら回転する回収マ
グネットローラ15等から構成されている。また、現像ユ
ニット4は、内部に新規トナーTを収納するトナー補給
タンク16と、トナー補給タンク16が装着される現像ホッ
パ17と、回転軸18aを中心に回転してトナー補給タンク
16内の新規トナーTを攪拌するとともにこのトナーTを
開口部16aを通して補給ローラ19に供給するアジテータ
18と、補給ローラ19から送られた新規トナーTを吸着し
て表面にトナー層を形成する現像ローラ21と、現像ロー
ラ21に当接して現像ローラ21からトナーTを受取り、感
光体1の表面にトナーを付着させる転写ローラ22と、か
ら構成されている。
【0006】そして、廃トナー回収タンク12とトナー補
給タンク16は図示しない連結部材に連結されて一体化さ
れることによりクリーニングトナーマガジン(以下、単
にCTMともいう)24を構成しており、画像形成装置に
対して一体的に脱着可能となっている。また、CTM24
が画像形成装置に取付けられる際には、トナー補給タン
ク16が現像ホッパ17の所定位置に位置決めされるように
なっているとともに、連結部材の所定箇所が感光体1の
回転軸に係止されることにより、廃トナー回収タンク12
が感光体1の所定箇所に位置決めされるようになってい
る。
【0007】一方、トナー補給タンク16にはシャッター
23が設けられており、CTM24が画像形成装置から取り
外される際、トナー補給タンク16の開口部16aはシャッ
ター23によって閉塞されてトナー補給タンク16内のトナ
ーが外部に飛散するのを防止している。また、廃トナー
回収タンク12の開口部12aにも図示しないシャッターが
設けられており、CTM24が画像形成装置から取り外さ
れたとき、廃トナー回収タンク12の開口部12aがシャッ
ターによって閉塞されて回収ブラシローラ13やクリーニ
ングブレード14等が外部に露出されてトナーが飛散する
のを防止するようにしている。
【0008】また、上述した回収ブラシローラ13や回収
マグネットローラ15等の回転部材の端部には、図示しな
い従動ギヤが設けられており、この従動ギヤは廃トナー
回収タンク12の側方から外部に突出して設けられてい
る。そして、この従動ギヤは連結部材の所定箇所が感光
体1の回転軸に係止されたとき、感光体1の駆動ギヤに
係合するようになっており、回収ブラシローラ13や回収
マグネットローラ15等は感光体1の駆動ギヤから従動ギ
ヤを介して回転力が付与されるようになっている。な
お、図12において、25は記録紙6に画像が形成された
後、感光体1上から残留電荷を除去する除電ランプであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のCTM24にあっては、廃トナー回収タンク12
に設けられた回収ブラシローラ13や回収マグネットロー
ラ15等の従動ギヤが廃トナータンク12の側方から外部に
突出(露出)しているため、CTM24を画像形成装置に
対して脱着する際に従動ギヤにユーザが触れたり、ある
いは従動ギヤに何等かの部材がぶつかると、従動ギヤを
介して回収ブラシローラ13や回収マグネットローラ15等
が回転してしまい、その震動でトナーが外部に飛散して
しまうという不具合が発生してしまった。
【0010】また、取付け時等に従動ギヤが何等かの部
材に接触して破損した場合には、画像形成装置の駆動ロ
ーラに確実に係合されずに作動不良を起こしてしまう可
能性もあった。さらに、外部に露出した従動ギヤにユー
ザが触れやすいため、従動ギヤで指等が傷つき易いとい
う問題があった。そこで本発明は、CTMの脱着時に従
動部材をカバー部材によって覆うようにして、トナー回
収部材が回転してしまったり、破損してしまうのを確実
に防止するとともにユーザが従動部材に触れないように
して、回収タンクからトナーが外部に飛散するのを防止
することができるとともに、画像形成装置の駆動部材に
確実に係合させてトナー回収部材を確実に作動させるこ
とができる安全性の高いCTMおよびそのCTMを搭載
する画像形成装置を提供することを提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、像担持体上の残留トナーを
除去、回収する廃トナー回収タンクユニットと画像形成
装置の現像ユニットに新規トナーを供給するトナー補給
タンクユニットが一体化されたクリーニングトナーマガ
ジンであって、前記廃トナー回収タンクユニットが、ト
ナー回収口となる開口部を有する廃トナー回収タンク
と、開口部近傍に設けられ、像担持体上に付着されたト
ナーを掻き取るクリーニング部材と、廃トナー回収タン
ク内に設けられ、クリーニング部材によって掻き落とさ
れたトナーを開口部を通して廃トナー回収タンク内に回
収するトナー回収部材と、廃トナー回収タンク側方に露
出するようにしてトナー回収部材の軸線方向端部に設け
られ、画像形成装置に設けられた駆動部材に係合してト
ナー回収部材を回転駆動する従動部材と、前記開口部に
開閉可能に設けられ、開放時にはクリーニング部材およ
びトナー回収部材を露出するとともに、閉塞時にはクリ
ーニング部材およびトナー回収部材を覆うカバー部材
と、を備え、前記カバー部材の端部を廃トナー回収タン
ク側方に延在させ、カバー部材が閉塞されたとき、該カ
バー部材によって従動部材を覆うようにしたことを特徴
としている。
【0012】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記カバー部
材は、常時弾性部材によって開口部を閉塞するように付
勢され、画像形成装置に取付けられるのに連動して弾性
部材の付勢力に抗して開放されるとともに、画像形成装
置から取り外される際に弾性部材の付勢力によって閉塞
されることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記カバー部
材は、常時弾性部材によって開口部を閉塞するように付
勢され、画像形成装置に取付けられたとき、画像形成装
置の本体カバーが閉塞されるのに連動して弾性部材の付
勢力に抗して開放されるとともに、画像形成装置の本体
カバーが開放されるのに連動して弾性部材の付勢力によ
って閉塞されることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1または2記載の発明において、前記
カバー部材と従動部材の間に介装され、カバー部材が閉
塞方向に移動するのに連動して従動部材を回転させる回
転力伝達機構を有することを特徴としている。請求項5
記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記従動部材に係合すると
ともに、画像形成装置に設けられた被係合部材に係合可
能に設けられ、本クリーニングトナーマガジンが画像形
成装置から取り外されるのに連動して被係合部材と従動
部材を相対的に移動させることにより、被係合部材から
従動部材に回転力を伝達する回転力伝達機構を有するこ
とを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の廃トナー回収タンクユニット
とトナー補給タンクユニットが一体化されたクリーニン
グトナーマガジンが脱着可能な画像形成装置であって、
像担持体にプリチャージを施す帯電部と、プリチャージ
した像担持体に光書込みして形成した静電潜像に対しト
ナーを付着させてトナー像を形成させる現像ユニット
と、前記トナー像を記録紙に転写する転写部と、転写部
によって転写が終了した後、像担持体に残留したトナー
を回収する廃トナー回収タンクユニットと、残留トナー
の回収後に像担持体上の残留電荷を除去する除電部を備
えた画像形成装置において、本画像形成装置にクリーニ
ングトナーマガジンが装着されたときに、前記トナー補
給タンクユニットを現像ユニットに対して所定の位置に
位置決めするとともに、前記廃トナー回収タンクユニッ
トを像担持体に対して所定の位置に位置決めする位置決
め機構を有することを特徴としている。
【0016】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項6記載の発明において、前記クリーニ
ングトナーマガジンと除電部あるいは帯電部の少なくと
も一方を一体化したことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、開放時には廃トナー
回収タンクの開口部を開放してクリーニング部材および
トナー回収部材を露出するとともに、閉塞時には開口部
を閉塞してクリーニング部材およびトナー回収部材を覆
うカバー部材が設けられ、このカバー部材の端部が回収
タンク側方に延在され、カバー部材が閉塞されたとき、
カバー部材によって従動部材が覆われるようになってい
る。
【0018】したがって、CTMの脱着時に従動部材が
外部から保護され、従動部材に何等かの部材が接触して
トナー回収部材が回転することがなく、震動によって廃
トナーが外部に飛散することがない。また、CTMの取
付け時等に従動部材が何等かの部材に接触して破損して
しまうことがなく、画像形成装置の駆動部材と確実に係
合されてトナー回収部材が確実に作動される。さらに、
従動部材にユーザが触れて指を傷つけたりするおそれが
なく、作業時の安全性が向上する。
【0019】請求項2記載の発明では、カバー部材が、
CTMが画像形成装置に取付けられるのに連動して弾性
部材の付勢力に抗して開放されるとともに、CTMが画
像形成装置から取り外される際に弾性部材の付勢力によ
って閉塞されるようになっているので、CTMの脱着時
に簡単にカバー部材が自動的に開閉され、カバー部材の
操作性が向上される。
【0020】請求項3記載の発明では、カバー部材が、
常時弾性部材によって開口部を閉塞するように付勢さ
れ、CTMが画像形成装置に取付けられたとき、画像形
成装置の本体カバーが閉塞されるのに連動して弾性部材
の付勢力に抗して開放されるとともに、CTMが画像形
成装置から取り外される際に弾性部材の付勢力によって
閉塞されるので、CTMの脱着時に簡単にカバー部材が
開閉され、カバー部材の操作性が向上される。
【0021】請求項4記載の発明では、カバー部材と従
動部材の間に回転伝達機構が設けられ、カバー部材が閉
塞方向に移動するのに連動して回転伝達機構を介して従
動部材が回転されるようになっている。したがって、C
TMの取り外し時にカバー部材が閉塞される際に最終的
にトナー回収部材の表面に付着されたトナーがトナー回
収部材の回転によって廃トナー回収タンク内に回収され
る。この結果、トナー付着面が開口部側に位置すること
がなく、トナーが外部に飛散されることがより一層確実
に防止される。
【0022】請求項5記載の発明では、従動部材に係合
するとともに、画像形成装置に設けられた被係合部材に
係合可能に設けられ、本クリーニングトナーマガジンが
画像形成装置から取り外されるのに連動して被係合部材
と従動部材を相対的に移動させることにより、被係合部
材から従動部材に回転力を伝達する回転力伝達機構を有
する。したがって、最終的にトナー回収部材の表面に付
着されたトナーがトナー回収部材の回転によって廃トナ
ー回収タンク内に回収される。この結果、トナー付着面
が開口部側に位置することがなく、トナーが外部に飛散
されることがより一層確実に防止される。
【0023】請求項6記載の発明では、画像形成装置に
請求項1記載のカバー部材を有するCTMが装着された
ときに、トナー補給タンクユニットを現像ユニットに対
して所定の位置に位置決めするとともに、廃トナー回収
タンクユニットを像担持体に対して所定の位置に位置決
めする位置決め機構を有する。したがって、CTMの装
着が非常に容易なものとなり、CTMのメンテナンス作
業が容易に行なわれる。
【0024】請求項7記載の発明では、CTMと除電部
あるいは帯電部の少なくとも一方が一体化されるので、
CTMの脱着時に除電部あるいは帯電部の少なくとも一
方も同時に脱着され、除電部あるいは帯電部のメンテナ
ンス作業が容易に行なわれる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜8は本発明に係る画像形成装置に採用した
CTMの第1実施例を示す図であり、請求項1、6、7
に対応している。まず、構成を説明する。図1は本発明
のCTMを採用した、例えば複写機、複合ファクシミリ
装置、プリンタ装置等の画像形成装置の概略構成図であ
る。図1において、31は芯金に感光層が形成されたドラ
ム状の感光体(像担持体)であり、この感光体31は図1
中、時計方向に回転し、表面が帯電チャージャ(帯電
部)32によって均一に帯電(プリチャージ)される。ま
た、帯電された感光体31には光書込みユニット33によっ
て露光されることにより静電潜像が形成されるようにな
っており、感光体31の静電潜像には現像ユニット34によ
ってトナー像(可視像)が形成されるようになってい
る。
【0026】感光体31には転写ローラ(転写部)35が摺
接しており、この感光体31と転写ローラ35のニップ部に
は図示しない記録紙が搬送されることにより転写ローラ
35によって記録紙にトナー像が形成されるようになって
いる。この記録紙は図示しない給紙カセットからピック
アップローラ36によってピックアップされた後、搬送コ
ロ37によってレジストローラ38に搬送され、このレジス
トローラ38によってタイミングを図られながら感光体31
と転写ローラ35のニップ部に案内され、トナー像が形成
されるものである。
【0027】そして、このトナー像が形成さた記録紙は
加熱ローラ39aおよび定着ローラ39bによって構成され
る定着部によってトナー像が定着された後、排出コロ40
によって画像形成装置の外部に排出される。記録紙が排
出された感光体31表面の残留電荷は除電ランプ(除電
部)41によって除去されることにより感光体31は初期状
態に復帰する。
【0028】また、転写ローラ35に対して感光体31の回
転方向下流側には感光体31に付着した不要なトナーを回
収する廃トナー回収タンクユニット42が設けられてお
り、このユニット42は図2に示すように廃トナーを収納
する廃トナー回収タンク43を有している。この回収タン
ク43には廃トナーの回収口となる開口部43aが形成され
ており、この開口部43aの近傍には感光体31に当接し感
光体31上に残留するトナーを掻き取るクリーニング部材
としてのクリーニングブレード44が設けられており、こ
のブレード44によって掻き取られたトナーはトナー回収
ローラ(トナー回収部材)45によって吸着され開口部43
aを通して回収タンク43内に回収される。また、この回
収ローラ45に吸着されたトナーはこの回収ローラ45に当
接するスクレーパ46によって掻き落とされる。なお、本
実施例では、上述した帯電チャージャ32および除電ラン
プ41が回収タンク43に取付けられている。
【0029】また、現像ユニット34にはトナー補給タン
クユニット47が設けられており、このユニット47は図3
に示すように、内部に新規トナーTを収納するトナー補
給タンク48を有し、この補給タンク48は現像ホッパ49に
取付けられている。この補給タンク48の内部にはトナー
Tを開口部48aを通して補給ローラ51に供給するアジテ
ータ50が収納されており、このアジテータ50は回転軸50
aを中心に回転する。
【0030】開口部48aを通して補給ローラ51に送られ
た新規トナーTは、現像ローラ52に吸着されてこのロー
ラ52の表面にトナー層が形成された状態となり、この現
像ローラ52に当接する転写ローラ53に供給された後、こ
の転写ローラ53から該ローラ53に当接する感光体31に付
着されるようになっている。なお、図3中、54は開口部
48aを開閉するように補給タンク48に回動自在に設けら
れたシャッターであり、このシャッター54は現像ホッパ
49に対するトナー補給タンク着脱動作に連動して開閉さ
れる。
【0031】一方、本実施例のCTM55は図1に示す廃
トナー回収タンクユニット42およびトナー補給タンクユ
ニット47から構成されるものであり、このCTM55を図
4〜6に基づいて説明する。図4、5において、回収タ
ンク43と補給タンク48は連結部材56、57によって連結さ
れて一体化されている。具体的には、連結部材56、57の
上部は側方に突出されており、この連結部材56、57は突
出部分に形成されたねじ穴56c、57cにネジ58a、58b
を貫通させることにより回収タンク43に固定されてい
る。
【0032】また、連結部材56、57にはこの連結部材5
6、57を貫通する穴56a、57aがそれぞれ一対形成され
ており、この穴56a、57aには補給タンク48の長手方向
両端部に突出して穴56a、57aに対向して形成された4
つのボス59が挿入されるようになっている。この穴56
a、57aはボス59の径よりも大きく形成されており、図
6に示すように穴56a、57aには4つのボス59が若干の
余裕をもって挿入され、回収タンク43に対して補給タン
ク48が所定のガタを持ちつつ一体的に保持されている。
また、連結部材56、57の外側面にはそれぞれガイド部56
b、57bが形成されており、このガイド部56b、57bは
現像ホッパ49の両端外方の本装置本体に設けられた溝状
のガイドレール60(図4では一方のみを図示する)にガ
イドされて入ることにより補給タンク48が現像ホッパ49
に搭載される。
【0033】また、補給タンク48の両側面にはCTM55
の装着方向に沿って設けられた突起状のガイド部48bが
設けられているとともに、現像ホッパ49の両側面にはガ
イドレール49aが形成されており、CTM55の装着時に
補給タンク48が現像ホッパ49に搭載されたとき、ガイド
部48bがガイドレール49aに係合することにより、補給
タンク48が現像ユニット34の所定位置に位置決めされ
る。
【0034】一方、回収タンク43の両端部にはそれぞれ
取手を構成する一対の溝部43b、43cが形成されてお
り、この溝部43b、43cの回収タンク43の長手方向両端
側の内周面(図7に一方の溝43bの長手方向外周側の内
周面を黒塗りで示す)と回収タンク43の側面をユーザが
把持することにより、CTM55は本装置本体に対して脱
着される。
【0035】また、回収タンク43の両端部にはスリット
状の係合部43d、43e(図1、2、4参照)が形成され
ており、この係合部43d、43eは感光体31の回転軸31a
に係合されるようになっている。このため、CTM55が
本装置本体に取付けられたとき、係合部43d、43eが回
転軸31aに係合されることにより、回収タンク43が感光
体31に対して所定位置に位置決めされる。なお、本実施
例では、ガイド部48bとガイドレール49aおよび回収ロ
ーラ43の係合部43d、43eが位置決め機構を構成してお
り、各々独立して位置されている。
【0036】なお、補給タンク48側の位置決め機構とし
てはガイド部48bおよびガイドレール49aの代わり、補
給タンク48の下面に凸部あるいは凹部を設けるととも
に、現像ホッパ49の上面に凸部あるいは凹部に係合する
凹部あるいは凸部を設けたものから構成しても良く。ま
た、補給タンク48の下面に長手方向に沿った凸状のガイ
ドを設けこのガイドを現像ホッパ49の上面に形成した凹
状のガイドレールに係合させるようにしても良い。
【0037】一方、図2、8に示すように、回収ローラ
45は回収タンク43に回転自在に設けられており、この回
収ローラ45の軸線方向端部には従動ギヤ62が設けられて
いる。この従動ギヤ62にはアイドルギヤ63が係合してお
り、このアイドルギヤ63は回収タンク43に回転自在に設
けられている。また、このアイドルギヤ63はCTM55が
本装置本体に取付けられたときに感光体31の駆動ギヤ
(駆動部材)64に係合するようになっており、この駆動
ギヤ64からアイドルギヤ63を介して従動ギヤ62に回転力
が伝達されることによって回収ローラ45が回転駆動され
る。なお、本実施例では従動ギヤ62およびアイドルギヤ
63が請求項1の従動部材を構成している。
【0038】また、回収タンク43にはカバー部材として
のシャッター65が設けられており、このシャッター65は
腕部65bが回収タンク43に回動自在に取り付けられ、開
口部43aを開閉することによってクリーニングブレード
44および回収ローラ45を外部に対して閉塞および露出さ
せるようになっている。また、このシャッター65は回収
ローラ45の端部から回収タンク43の側方に延在してお
り、クリーニングブレード44および回収ローラ45に加え
て従動ギヤ62およびアイドルギヤ63も同時に外部に対し
て閉塞および露出させるようになっている。
【0039】また、シャッター65には取手65aが設けら
れており、ユーザがこの取手65aを把持することによ
り、シャッター65が開閉されるようになっている。ま
た、本実施例の装置本体は下カバーと上カバーに分割さ
れる構成となっており、下カバーに対して上カバーを開
放すると、下カバーには図1に示す部材が残るようにな
っており、上カバーの閉塞時には、CTM55は上カバー
に設けられた加圧部材によって図1中、下方に加圧され
る構成となっている。
【0040】次に、作用を説明する。トナーエンドや感
光体31の交換時にCTM55を本装置本体から取り出すた
めに、下カバーに対して上カバーを開放すると、CTM
55に対する加圧部材の加圧力が解除されるとともに、ク
リーニングブレード44の弾性的な反力で開口部43aが感
光体31から離隔して開口部43aと感光体31の間に隙間が
形成される。
【0041】このとき、ユーザは取手65aを把持してシ
ャッター65を矢印E方向に回動させて開口部43aを閉塞
した後、溝部43b、43cの回収タンク43の長手方向両端
側の内周面と回収タンク43の側面を把持することによ
り、回収タンク43および補給タンク48が一体化されたC
TM55を下カバーから取り外す。このとき、シャッター
65によってクリーニングブレード44、回収ローラ45およ
び従動ギヤ62が閉塞されるため、廃トナーが周囲に飛散
することなく、CTM55の取り外しが行なわれる。
【0042】次いで、新規のトナーを有するCTM55を
下カバーに取付ける際には、シャッター65で開口部43a
が閉塞されたCTM55を上述したように把持して下カバ
ーに取付ける。このとき、補給タンク48は連結部材56、
57のガイド部56b、57bが現像ホッパ49の両端外方の本
装置本体に設けられた溝状のガイドレール60にガイドさ
れて挿入されることにより補給タンク48が現像ホッパ49
に搭載されるとともに、補給タンク48のガイド部48bが
現像ホッパ49のガイドレール49aに係合されることによ
り、補給タンク48が現像ユニット34の所定位置に位置決
めされる。また、この現像ホッパ49に対する補給タンク
48の取付け動作に連動してシャッター54が開放される。
【0043】さらに、回収タンク43の係合部43d、43e
が感光体31の回転軸31aに挿通される。このとき、上述
したようにクリーニングブレード44の弾性力によって開
口部43aと感光体31の間に隙間が形成されているため、
ユーザがシャッター65の取手65aを把持してシャッター
65を矢印Dに示す開放方向に回動させることにより、開
口部43aを開放する。次いで、上カバーによって下カバ
ーを閉塞すると、加圧部材によってCTM55が加圧され
るため、係合部43d、43eが感光体31の回転軸31aに係
合してクリーニングブレード44が感光体31に摺接して感
光体31に対して所定位置に位置決めされる。
【0044】なお、回収タンク43と補給タンク48を連結
する連結部材56、57は穴56a、57aにボス59が若干の余
裕をもって挿入され、回収タンク43に対して補給タンク
48が所定のガタを持ちつつ一体的に保持されているた
め、ガイドレール49aに多少の誤差があっても補給タン
ク48は現像ホッパ49に確実に装着される。また、上カバ
ーが閉塞されるのを図示しない上カバー開閉スイッチが
検出すると、図示しない駆動手段によってアジテータ50
が駆動され、補給タンク48内の新規トナーが開口部48a
を通して補給ローラ51上に供給され、現像ユニット34に
新規トナーの供給を開始する。
【0045】一方、画像形成作業時には、感光体31が図
示しない駆動部材によって駆動されると感光体31の駆動
ギヤ64からアイドルギヤ63を介して従動ギヤ62に駆動力
が伝達されるため、回収タンク43では公知のように転写
後に感光体31に残留したトナーがクリーニングブレード
44に掻き取られた後、上述した駆動力を受けて回転する
回収ローラ45に吸着されて回収タンク43内に回収され
る。
【0046】このように本実施例では、シャッター65の
端部を回収タンク43側方に延在し、CTM55が本装置本
体から取り外されたとき、シャッター65によって従動ギ
ヤ62とアイドルギヤ63を覆うようにしているため、CT
M55の脱着時に従動ギヤ62とアイドルギヤ63を外部から
保護することができ、従動ギヤ62とアイドルギヤ63に何
等かの部材が接触して回収ローラ45が回転するのを防止
することができ、震動によって廃トナーが外部に飛散す
るのを防止することかできる。
【0047】また、CTM55の取付け時に従動ギヤ62お
よびアイドルギヤ63が何等かの部材に接触して破損して
しまうのを防止することができ、感光体31の駆動ギヤ64
に確実に係合させて回収ローラ45を確実に作動させるこ
とができる。さらに、従動ギヤ62やアイドルギヤ63にユ
ーザが触れて指を傷つけたりするのを防止することがで
き、作業時の安全性を向上させることができる。
【0048】また、本装置本体に上述したCTM55を装
着したときに、補給タンク48のガイド部48bを現像ホッ
パ49のガイドレール49aに係合させることにより補給タ
ンク48を現像ユニット34の所定の位置に位置決めすると
ともに、回収タンク43の係合部43d、43eを感光体31の
回転軸31aに係合させて感光体31に対して所定の位置に
位置決めするようにしているため、CTM55の装着を容
易に行なうことができ、メンテナンス作業の作業性を向
上させることができる。
【0049】さらに、CTM55と除電ランプ41および帯
電チャージャ32を一体化しているので、CTM55の脱着
時に除電ランプ41および帯電チャージャ32も同時に脱着
することができ、除電ランプ41および帯電チャージャ32
のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。な
お、CTM55には除電ランプ41と帯電チャージャ32の何
れか一方を取り付けるようにしても良い。
【0050】図9は本発明に係る画像形成装置に採用し
たCTMの第2実施例を示す図であり、請求項2、3に
対応している。なお、本実施例では、シャッター65の開
閉構造が上記実施例と異なるのみでその他の構成は上記
実施例と同様であるため、異なる部分のみを説明する。
図9において、シャッター65と回収タンク43の間には弾
性部材としてのスプリング71が介装されており、シャッ
ター65はこのスプリング71によって常時開口部43aを閉
塞するように付勢されている。また、符号72は本装置の
下カバーに設けられた突起部72である。
【0051】本実施例では、CTM55を本装置本体の下
カバーに取付けるために矢印Yで示すようにCTM55を
下方に移動させると、取手65aが突起72に当接するた
め、開閉スプリング71の付勢力に抗してシャッター65が
矢印A方向で示すように開放方向に移動する。そして、
CTM55をさらに下方に移動させ回収タンク43の係合部
43d、43eが感光体31の回転軸31aに係合されると、シ
ャッター65が完全に開放された状態となる。
【0052】一方、CTM55を本装置本体の下カバーか
ら取り外すために矢印Yと反対方向にCTM55を移動さ
せると、開閉スプリング71の付勢力によってシャッター
65が矢印Aと反対方向に示す閉塞方向に付勢されて開口
部43aが徐々に閉塞され、CTM55がさらに上方に移動
してCTM55が下カバーから取り外されると、シャッタ
ー65が完全に閉塞された状態となる。
【0053】このように本実施例では、CTM55が下カ
バーに取付けられるのに連動してシャッター65を開閉ス
プリング71の付勢力に抗して開放するとともに、CTM
55を下カバーから取り外す際に開閉スプリング71の付勢
力によってシャッター65を閉塞させているので、CTM
55の脱着時にユーザの手を煩わせずに簡単にシャッタ65
を開閉することができ、シャッター65の操作性を向上さ
せることができる。
【0054】なお、本実施例では、突起部72を下カバー
に対して固定させ、CTM55の着脱動作に伴ってシャッ
ター65を開閉するようにしているが、これに限らず、突
起部72をリンク等によって上カバーの開閉動作と連動し
て移動させるように構成し、CTM55が現像ユニット34
および感光体31に対して装着された後、本装置の上カバ
ー(本体カバー)が閉塞されるのに連動してリンク等に
よって突起部72を仮想線に示す位置から実線で示す位置
に移動させることにより、開閉スプリング71の付勢力に
抗してシャッター65を開放させ、CTM55を下カバーか
ら取り外すために、上カバーが開放されるのに連動して
リンク等によって突起部72を実線で示す方向から仮想線
で示す方向に移動させることにより、開閉スプリング72
の付勢力によってシャッター65を閉塞しても良い。
【0055】図10、11は本発明に係る画像形成装置に採
用したCTMの第3実施例を示す図であり、請求項4、
5に対応している。なお、本実施例では、シャッター65
の開閉構造と回収ローラ45の駆動機構が上記第1実施例
と異なるのみでその他の構成は上記1実施例と同様であ
るため、異なる部分のみを説明する。図10において、シ
ャッター81の端部には回収ローラ45の駆動軸と同軸的に
回収ユニット43に対して回動自在に設けられた回動支点
を有するとともに、歯溝が形成された半月状のセクタギ
ヤ81aが設けられており、このセクタギヤ81aはアイド
ルギヤ63に回転軸を83を介して連結されたアイドルギヤ
82に係合している。なお、セクタギヤ81aは回収ローラ
45の駆動軸とはフリーな状態となっているとともに、セ
クタギヤ81aおよびアイドルギヤ82は回収タンク43の内
部に設けられている。
【0056】また、本実施例のアイドルギヤ63にはワン
ウェイクラッチが内蔵されており、このアイドルギヤ63
は矢印C方向に回転する際には回転軸83に対してフリー
な状態となってアイドルギヤ63に回転力が伝達されない
ようになっている。本実施例では、上述したセクタギヤ
81a、アイドルギヤ63、回収タンク43に回転自在に設け
られた回転軸83およびワンウェイクラッチが回転力伝達
機構を構成している。本実施例では、CTM55を本装置
本体に取付けてシャッター81を矢印Dに示す開放方向に
回動する際には、セクタギヤ81aからアイドルギヤ82に
回転力が伝達されるが、アイドルギヤ63はワンウェイク
ラッチによって矢印C方向に回転する際には回転軸83に
対してフリーな状態となっているため、アイドルギヤ82
からアイドルギヤ63に回転力が伝達されない。
【0057】一方、トナーエンド等によってCTM55を
本装置本体から取り外す際に、シャッター81を矢印Eで
示す閉塞方向に回動する場合には、セクタギヤ81aから
アイドルギヤ82に回転力が伝達されると、回転軸83を介
してアイドルギヤ63に回転力が伝達されるため、アイド
ルギヤ63から回収ローラ45の従動ギヤ62に回転力が伝達
されて回収ローラ45が回転する。このため、廃トナーの
回収が終了して廃トナーが付着していた回収ローラ45の
表面が開口部43aから回収タンク43内方に面することに
なる。なお、この回転量は少なくとも開口部43aに位置
していた回収ローラ45が再度開口部43aに位置しない移
動量に設定される。なお、本実施例にあってもシャッタ
ー81と回収タンク43の間に開閉スプリングを設けても良
い。
【0058】このように本実施例では、シャッター81と
従動ギヤ(従動部材)62の間にセクタギヤ81a、アイド
ルギヤ82および回転軸83を設け、シャッター81が閉塞方
向に移動するのに連動してセクタギヤ81a、アイドルギ
ヤ82および回転軸83を介して従動ギヤ62を回転するよう
にしているため、上記第1、2実施例の効果に加えて、
CTM55の取り外し時にシャッター81を閉塞する際に最
終的に回収ローラ45の表面に付着されたトナーを回収ロ
ーラ45の回転によって回収タンク内43に回収することが
できる。この結果、トナー付着面を開口部43a側に位置
させるのを防止することができ、トナーが外部に飛散す
るのをより一層確実に防止することができる。
【0059】なお、本実施例では、シャッター81に連動
して回収ローラ45を回転させているが、これに限らず、
CTM55が本装置本体から取り外されるのに連動して回
転させるようにしても良い。すなわち、図11に示すよう
に、CTM55が本装置本体に取付けられるとき回転軸83
を介してアイドルギヤ63に連結されるアイドルギヤ82を
本装置本体に設けられたセクタギヤ(被係合部材)91に
常時係合させるようにして、セクタギヤ91、アイドルギ
ヤ63、回収タンク43に回転自在に設けられた回転軸83お
よびワンウェイクラッチによって回転力伝達機構を構成
する。
【0060】この場合、CTM55を本装置本体に取付け
る際にCTM55が下方に移動すると、アイドルギヤ82が
セクタギヤ91に係合して回転する。このとき、アイドル
ギヤ63はワンウェイクラッチによって矢印C方向に回転
する際には回転軸83に対してフリーな状態となっている
ため、アイドルギヤ82からアイドルギヤ63に回転力が伝
達されない。
【0061】一方、トナーエンド等によってCTM55を
本装置本体から取り外す際に、シャッター81によって回
収タンク43の開口部43aが閉塞された後、CTM55が上
方に移動されると、アイドルギヤ82がセクタギヤ91によ
って回転され、セクタギヤ91からアイドルギヤ82に回転
力が伝達されると、回転軸83を介してアイドルギヤ63に
回転力が伝達されるため、アイドルギヤ63から回収ロー
ラ45の従動ギヤ62に回転力が伝達されて回収ローラ45が
回転する。このため、廃トナーの回収が終了して廃トナ
ーが付着していた回収ローラ45の表面が開口部43aから
回収タンク43内方に面することになり、上述した効果を
得ることができる。
【0062】また、この例では、セクタギヤ91を固定さ
せているが、このセクタギヤ91を本装置本体の上カバー
と連動して図11中、上下方向に移動するようにセクタギ
ヤ91と上カバーとをリンク等の連結部材によって連結
し、CTM55を取り外す際に上カバーが開閉されるのに
伴ってセクタギヤ91を上方に移動させることにより、セ
クタギヤ91からアイドルギヤ82に回転力が伝達されるよ
うにしても良い。すなわち、セクタギヤ91とアイドルギ
ヤ82を相対的に移動させることにより、CTM55の取り
外し時に回収ローラ45を回転させれば良いのである。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、CTMの
脱着時に従動部材を外部から保護することができ、従動
部材に何等かの部材が接触してトナー回収部材が回転す
るのを防止して、震動によって廃トナーが外部に飛散す
るのを防止することができる。また、CTMの取付け時
等に従動部材が何等かの部材に接触して破損してしまう
のを防止することができるため、画像形成装置の駆動部
材と確実に係合させてトナー回収部材を確実に作動させ
ることができる。さらに、従動部材にユーザが触れて指
を傷つけたりするのを防止することができ、作業時の安
全性を向上させることができる。
【0064】請求項2、3記載の発明によれば、CTM
の脱着時にカバー部材を自動的に開閉することができ、
カバー部材の操作性を向上させることができる。請求項
4、5記載の発明によれば、CTMの取り外し時にカバ
ー部材が閉塞される際、最終的にトナー回収部材の表面
に付着されたトナーをトナー回収部材の回転によって廃
トナー回収タンク内に回収することができる。この結
果、トナー付着面を開口部側に位置させないようにする
ことができ、トナーが外部に飛散するのをより一層確実
に防止することができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、CTMの装
着を非常に容易に行なうことができ、メンテナンス作業
を容易に行なうことができる。請求項7記載の発明によ
れば、CTMの脱着時に除電部あるいは帯電部の少なく
とも一方も同時に脱着することができ、除電部あるいは
帯電部のメンテナンス作業を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCTMを搭載した画像形成装置の
第1実施例を示すその概略構成図である。
【図2】その廃トナー回収タンクユニットの要部構成図
である。
【図3】そのトナー補給タンクユニットの要部構成図で
ある。
【図4】そのCTMを示す分解斜視図である。
【図5】その連結部材の構成図である。
【図6】その連結部材の穴とトナー補給タンクのボスと
の連結関係を示す図である。
【図7】その廃トナー回収タンクの上面の一部を示す図
である。
【図8】トナー回収ローラの駆動機構を示す図である。
【図9】本発明に係るCTMを搭載した画像形成装置の
第2実施例を示すそのCTMのシャッター部分の構成図
である。
【図10】本発明に係るCTMを搭載した画像形成装置の
第3実施例を示すそのCTMの回転力伝達機構を示す図
である。
【図11】その回転力伝達機構の他の態様の一部を示す図
である。
【図12】従来のCTMを搭載した画像形成装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
31 感光体(像担持体) 32 帯電チャージャ(帯電部) 33 光書込みユニット 34 現像ユニット 35 転写ローラ(転写部) 41 除電ランプ(除電部) 42 廃トナー回収タンクユニット 43 廃トナー回収タンク 43a 開口部 43d、43e 係合部(位置決め機構) 44 クリーニングブレード(クリーニング部材) 45 トナー回収ローラ(トナー回収部材) 47 トナー補給タンクユニット 48 トナー補給タンク 48b ガイド部(位置決め機構) 49a ガイドレール(位置決め機構) 55 CTM 62 従動ギヤ(従動部材) 63 アイドルギヤ(従動部材) 64 駆動ギヤ(駆動部材) 65、81 シャッター(カバー部材) 71 開閉スプリング(弾性部材) 81a セクタギヤ(回転力伝達機構) 82 アイドルギヤ(回転力伝達機構) 83 回転軸(回転力伝達機構) 91 セクタギヤ(被係合部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の残留トナーを除去、回収する
    廃トナー回収タンクユニットと画像形成装置の現像ユニ
    ットに新規トナーを供給するトナー補給タンクユニット
    が一体化されたクリーニングトナーマガジンであって、 前記廃トナー回収タンクユニットが、トナー回収口とな
    る開口部を有する廃トナー回収タンクと、開口部近傍に
    設けられ、像担持体上に付着されたトナーを掻き取るク
    リーニング部材と、廃トナー回収タンク内に設けられ、
    クリーニング部材によって掻き落とされたトナーを開口
    部を通して廃トナー回収タンク内に回収するトナー回収
    部材と、廃トナー回収タンク側方に露出するようにして
    トナー回収部材の軸線方向端部に設けられ、画像形成装
    置に設けられた駆動部材に係合してトナー回収部材を回
    転駆動する従動部材と、前記開口部に開閉可能に設けら
    れ、開放時にはクリーニング部材およびトナー回収部材
    を露出するとともに、閉塞時にはクリーニング部材およ
    びトナー回収部材を覆うカバー部材と、を備え、 前記カバー部材の端部を廃トナー回収タンク側方に延在
    させ、カバー部材が閉塞されたとき、該カバー部材によ
    って従動部材を覆うようにしたことを特徴とするクリー
    ニングトナーマガジン。
  2. 【請求項2】前記カバー部材は、常時弾性部材によって
    開口部を閉塞するように付勢され、画像形成装置に取付
    けられるのに連動して弾性部材の付勢力に抗して開放さ
    れるとともに、画像形成装置から取り外される際に弾性
    部材の付勢力によって閉塞されることを特徴とする請求
    項1記載のクリーニングトナーマガジン。
  3. 【請求項3】前記カバー部材は、常時弾性部材によって
    開口部を閉塞するように付勢され、画像形成装置に取付
    けられたとき、画像形成装置の本体カバーが閉塞される
    のに連動して弾性部材の付勢力に抗して開放されるとと
    もに、画像形成装置の本体カバーが開放されるのに連動
    して弾性部材の付勢力によって閉塞されることを特徴と
    する請求項1記載のクリーニングトナーマガジン。
  4. 【請求項4】前記カバー部材と従動部材の間に介装さ
    れ、カバー部材が閉塞方向に移動するのに連動して従動
    部材を回転させる回転力伝達機構を有することを特徴と
    する請求項1または2記載のクリーニングトナーマガジ
    ン。
  5. 【請求項5】前記従動部材に係合するとともに、画像形
    成装置に設けられた被係合部材に係合可能に設けられ、
    本クリーニングトナーマガジンが画像形成装置から取り
    外されるのに連動して被係合部材と従動部材を相対的に
    移動させることにより、被係合部材から従動部材に回転
    力を伝達する回転力伝達機構を有することを特徴とする
    請求項1または2記載のクリーニングトナーマガジン。
  6. 【請求項6】請求項1記載の廃トナー回収タンクユニッ
    トとトナー補給タンクユニットが一体化されたクリーニ
    ングトナーマガジンが脱着可能な画像形成装置であっ
    て、 像担持体にプリチャージを施す帯電部と、プリチャージ
    した像担持体に光書込みして形成した静電潜像に対しト
    ナーを付着させてトナー像を形成させる現像ユニット
    と、前記トナー像を記録紙に転写する転写部と、転写部
    によって転写が終了した後、像担持体に残留したトナー
    を回収する廃トナー回収タンクユニットと、残留トナー
    の回収後に像担持体上の残留電荷を除去する除電部を備
    えた画像形成装置において、 本画像形成装置にクリーニングトナーマガジンが装着さ
    れたときに、前記トナー補給タンクユニットを現像ユニ
    ットに対して所定の位置に位置決めするとともに、前記
    廃トナー回収タンクユニットを像担持体に対して所定の
    位置に位置決めする位置決め機構を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記クリーニングトナーマガジンと除電部
    あるいは帯電部の少なくとも一方を一体化したことを特
    徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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