JPH08304739A - 偏光照明装置および投写型表示装置 - Google Patents

偏光照明装置および投写型表示装置

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JPH08304739A
JPH08304739A JP8034127A JP3412796A JPH08304739A JP H08304739 A JPH08304739 A JP H08304739A JP 8034127 A JP8034127 A JP 8034127A JP 3412796 A JP3412796 A JP 3412796A JP H08304739 A JPH08304739 A JP H08304739A
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polarized
polarized light
light source
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Yoshitaka Ito
嘉高 伊藤
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    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • G02B27/283Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining
    • G02B27/285Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining comprising arrays of elements, e.g. microprisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インテグレータ光学系と偏光変換光学系を組
み合わせた光利用効率の高い偏光照明装置を小型でコン
パクトに構成すること。 【解決手段】 偏光照明装置1は、偏光方向がランダム
な光を出射する光源部2と、矩形状の外形を有する複数
の矩形集光レンズから構成され、前記光源から出射され
る光を集光して、複数の2次光源像を形成するための第
1のレンズ板3と、前記複数の2次光源像が形成される
位置の近傍に置かれ、集光レンズアレイ、偏光分離プリ
ズムアレイ420、λ/2位相差板430、および出射
側レンズ440を備えた第2のレンズ板4とを有してい
る。インテグレータ光学系を構成する第1のレンズ板3
によって微小な2次光源像を生成した段階で、偏光光の
分離が行なわれる。よって、偏光光の分離に伴う光路の
空間的な広がりを抑制できるので、偏光変換光学系を備
えているにもかかわらず、偏光照明装置の小型化を達成
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光方向を揃えた
偏光光を用いて矩形の照明領域などを均一に照明する偏
光照明装置に関するものである。また、本発明は、この
偏光照明装置から出射された偏光光を液晶ライトバルブ
により変調して映像をスクリーン上に拡大表示する投写
型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブ等の矩形の照明領域を
均一に照明する光学系としては、従来より、2枚のレン
ズ板を用いたインテグレータ光学系が知られている。イ
ンテグレータ光学系は、例えば、特開平3−11180
6号公報に開示されており、液晶ライトバルブを用いた
投写型表示装置の照明装置としてすでに実用化されてい
る。
【0003】インテグレータ光学系は、原理的には露光
機に使用されているものと同一であり、光源からの光束
を、第1のレンズ板を構成している複数の矩形集光レン
ズによって分割して、各矩形集光レンズにより切りださ
れたイメージ(光源像)を各矩形集光レンズに対応した
集光レンズ群を備えた構成の第2のレンズ板を介して一
か所の照明領域上に重畳結像させるものである。この光
学系では、光源光の利用効率(照明効率)が向上すると
共に、液晶ライトバルブを照明する光の強度分布をほぼ
一様にすることができる。
【0004】一方、偏光光を変調するタイプの液晶ライ
トバルブを用いた一般的な投写型表示装置では、一種類
の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発
する光源からの光の内の約半分は利用されない。そこ
で、利用されない光を利用可能とすることにより光の利
用効率を高めるようにした提案がなされている。代表的
な例は、EURODISPLAY ’90 PROCE
EDINGSの64頁から67頁に開示されていよう
に、主に偏光ビームスプリッターとλ/2位相差板を備
えた偏光変換光学系を利用している。偏光変換光学系
は、液晶ライトバルブでは利用できない種類の偏光光
を、当該液晶ライトバルブが利用できる種類の偏光光に
変換して、光源光の利用効率を高めるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のインテ
グレータ光学系と偏光変換光学系を組み合わせることに
より、光源光からの光の利用効率を一層向上させること
が可能である。しかし、これらを単純に組み合わせた場
合には、光学系全体の横幅が約2倍に拡大してしまう。
このため、Fナンバーの小さな極めて大口径の投写レン
ズを使用しない限り、投写型表示装置における光利用効
率を向上できないばかりか、光学系の小型化を達成する
ことが困難になってしまう。
【0006】本発明の課題は、この点に鑑みて、インテ
グレータ光学系と偏光変換光学系を組み合わせた光利用
効率の高い偏光照明装置を小型でコンパクトに構成する
ことにある。
【0007】また、本発明の課題は、このような光利用
効率が高く、小型でコンパクトな偏光照明装置を用いる
ことにより、Fナンバーの小さい大口径の投写レンズを
使用することなく、明るい投写画像を得ることの可能な
投写型表示装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の偏光照明装置は、偏光方向がランダムな
光を出射する光源部と、矩形状の外形を有する複数の矩
形集光レンズから構成され、前記光源部から出射される
光を集光して、複数の2次光源像を形成するための第1
のレンズ板と、前記複数の2次光源像が形成される位置
の近傍に置かれ、集光レンズアレイ、偏光分離プリズム
アレイ、λ/2位相差板、および出射側レンズを備えた
第2のレンズ板とを有する構成を採用している。さら
に、前記第2のレンズ板においては、前記集光レンズア
レイは複数の集光レンズからなり、前記偏光分離プリズ
ムアレイはランダムな偏光光をP偏光光およびS偏光光
に分離するものであって、複数の偏光ビームスプリッタ
と複数の反射ミラーから構成され、前記λ/2位相差板
は前記偏光分離プリズムアレイの出射面の側に配置され
ており、前記出射側レンズは前記λ/2位相差板の出射
面の側に配置された構成を採用している。
【0009】本発明の偏光照明装置においては、複数の
微小な矩形集光レンズからなる第1のレンズ板によって
複数の微小な光束(2次光源像)を形成し、これらの光
束を偏光方向が異なるP偏光光およびS偏光光に分離し
た後に、一方の偏光光または双方の偏光光の偏光面を回
転させて、偏光面が揃った状態にしている。したがっ
て、偏光方向の揃った一種類の偏光光を照射することが
できる。このため、光利用効率が高く高品位な照明光を
得ることができる。
【0010】また、偏光ビームスプリッタを単純に用い
て偏光照明光学系を構成することは可能であるが、その
場合には、光学系全体の横幅が約2倍に拡大してしまう
ので、光学系の小型化が極めて困難となる等の不都合を
生ずる。本発明では、インテグレータ光学系の特徴であ
る微小な2次光源像の生成というプロセスを利用して偏
光光の分離を行なっているので、偏光光の分離に伴う光
路の空間的な広がりを抑制できる。したがって、偏光変
換光学系を備えているにもかかわらず、偏光照明装置の
小型化を達成できる。
【0011】一方、本発明の投写型表示装置は、その照
明装置として上記構成の偏光照明装置を備えたことを特
徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の偏光照明装置において
は、前記第2のレンズ板を構成する前記集光レンズは、
前記第1のレンズ板を構成する前記矩形集光レンズと相
似形とすることができる。
【0013】この代わりに、前記第2のレンズ板を構成
する前記集光レンズのそれぞれの大きさおよび形状を異
なったものにしてもよい。すなわち、前記第1のレンズ
板を構成する前記矩形集光レンズのそれぞれによって形
成される2次光源像の大きさおよび形状に対応させて、
これらの2次光源像が形成される前記偏光ビームスプリ
ッタのそれぞれの大きさおよび形状を設定する構成を採
用することができる。この場合には、前記第2のレンズ
板を構成している各集光レンズも、対応する偏光ビーム
スプリッタの大きさおよび形状に対応した大きさおよび
形状となるように設定される。
【0014】このように、形成される2次光源像の大き
さ及び形状に対応させて、すなわち、当該2次光源像を
包含するに足る大きさ及び形状となるように各集光レン
ズおよび偏光ビームスプリッタの大きさおよび形状を設
定すれば、光の利用効率を向上させることができる。ま
た、照度分布の均一化を図ることができる。
【0015】なお、一般的には、システム光軸の側であ
る中心側において大きな2次光源像が形成され、その周
辺側に向かうに伴って、形成される2次光源像は小さく
なる。したがって、中心側の集光レンズおよび偏光ビー
ムスプリッタを大きなものとし、周辺側のものを小さな
ものとすればよい。
【0016】ここで、集光レンズは同一の大きさおよび
形状のものを使用し、各偏光ビームスプリッタのみを、
それらの大きさおよび形状が、形成される2次光源像に
対応するものとなるようにしてもよい。この場合におい
ても、光の利用効率を向上させることができ、また、照
度分布の均一化を図ることができる。
【0017】次に、第1のレンズ板により形成される2
次光源像が偏光ビームスプリッタの部分に位置するよう
に、光源部はその光源光軸がシステム光軸に対して僅か
な角度をなすように配置する必要がある。この代わり
に、変角プリズムを配置することで、光源光軸Rをシス
テム光軸Lと一致させ、光源部を傾けずに配置させるこ
とが出来る。例えば、光源部と第1のレンズ板の間に、
変角レンズを配置する構成を採用することができる。変
角レンズは、第1のレンズ板に対して一体化させること
もできる。
【0018】変角レンズを使用する代わりに、第1のレ
ンズ板を構成する矩形集光レンズを偏心系のレンズとす
ることもできる。この代わりに、第2のレンズ板の側の
集光レンズアレイを構成する集光レンズを偏心系レンズ
としてもよい。第2のレンズ板の側の集光レンズアレイ
を構成する集光レンズを偏心系レンズとする場合には、
各偏心系レンズの偏心量および反射ミラーの反射膜の角
度を調整することにより、第2のレンズ板の構成要素で
ある出射側レンズを省略することができる。
【0019】一方、光源部の光源光軸がシステム光軸に
対して傾斜するように光学系を構成する代わりに、次の
構成を採用して、第1のレンズ板により形成される2次
光源像を偏光ビームスプリッタの部分に位置させること
もできる。すなわち、光源光軸がシステム光軸に対し
て、偏光ビームスプリッタの横幅の半分の量だけ当該偏
光ビームスプリッタの配列方向に向けて平行移動した状
態となるように光学系を構成すればよい。この場合に
は、光源光軸の移動に対応させて、第1のレンズ板も同
一の量だけ同一方向に平行移動させて、当該第1のレン
ズ板の中心を光源光軸に合わせる。
【0020】なお、第2のレンズ板の集光レンズアレイ
を構成している集光レンズは、実際に必要な部分は偏光
ビームスプリッタの横幅に対応する部分である。したが
って、各集光レンズの横幅を、少なくとも、偏光ビーム
スプリッタの横幅に等しい寸法に設定すればよい。
【0021】また、λ/2位相差板としてはTN(ツイ
ステッド・ネマチック)液晶で形成されたものを使用す
ることができる。
【0022】次に、前述した偏光分離プリズムアレイ
は、偏光ビームスプリッタとして、内部に偏光分離膜が
形成された四角柱状のプリズム合成体を有していると共
に、反射ミラーとして、内部に反射膜が形成された四角
柱状のプリズム合成体を有している構成のものを採用で
きる。
【0023】この場合、偏光分離膜が形成されたプリズ
ム合成体と反射ミラーが形成されたプリズム合成体は、
システム光軸に対して直角の方向に一列に配列した構成
とすることができる。
【0024】例えば、偏光分離膜が形成されたプリズム
合成体と反射ミラーが形成されたプリズム合成体は、シ
ステム光軸光軸に対して直角の方向に交互に配列すると
共に、偏光分離膜のそれぞれをシステム光軸に対してほ
ぼ同一の傾斜角度となるように配列した構成を採用でき
る。
【0025】この代わりに、偏光分離膜が形成されたプ
リズム合成体と反射ミラーが形成されたプリズム合成体
を、システム光軸に対して直角の方向に配列すると共
に、偏光分離膜のそれぞれがシステム光軸の両側では、
当該光軸に対して左右対称な傾斜角度となるように配列
する構成を採用してもよい。
【0026】一方、上記の各構成の偏光照明装置を備え
た本発明の投写型表示装置においては、一般的には、偏
光照明装置からの光束を少なくとも2つの光束に分離す
る色光分離手段と、変調手段によって変調された後の変
調光束を合成する色光合成手段とを有し、当該色光合成
手段により得られた合成光束を投写光学系を介してスク
リーン上にカラー画像として投写表示する構成とされ
る。
【0027】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の各実施例を
説明する。
【0028】(実施例1)図1は、実施例1の偏光照明
装置の要部を平面的にみた概略構成図である。本例の偏
光照明装置1はシステム光軸Lに沿って配置した光源部
2、第1のレンズ板3、第2のレンズ板4から大略構成
されている。光源部2から出射された光は、第1のレン
ズ板3により第2のレンズ板4内に集光され、第2のレ
ンズ板4を通過する過程においてランダムな偏光光は偏
光方向が揃った1種類の偏光光に変換され、照明領域5
に至るようになっている。
【0029】光源部2は、光源ランプ201と、放物面
リフレクター202から大略構成されている。光源ラン
プ201から放射されたランダムな偏光光は、放物面リ
フレクター202によって一方向に反射されて、略平行
な光束となって第1のレンズ板3に入射される。ここ
で、放物面リフレクター202に代えて、楕円面リフレ
クター、球面リフレクターなども用いることができる。
光源光軸Rはシステム光軸Lに対して一定の角度だけ傾
斜させてある。
【0030】図2には第1のレンズ板3の外観を示して
ある。この図に示すように、第1のレンズ板3は矩形状
の輪郭をした微小な矩形集光レンズ301が縦横に複数
配列した構成である。第1のレンズ板3に入射した光
は、矩形集光レンズ301の集光作用により、システム
光軸Lと垂直な平面内に矩形集光レンズ301の数と同
数の集光像を形成する。この複数の集光像は光源ランプ
の投写像に他ならないため、以下では2次光源像と呼ぶ
ものとする。
【0031】次に、再び図1を参照して本例の第2のレ
ンズ板4について説明する。第2のレンズ板4は、集光
レンズアレイ410、偏光分離プリズムアレイ420、
λ/2位相差板430、及び出射側レンズ440から構
成される複合積層体であり、第1のレンズ板3による2
次光源像が形成される位置の近傍における、システム光
軸Lに対して垂直な平面内に配置されている。この第2
のレンズ板4は、インデクレータ光学系の第2のレンズ
板としての機能、偏光分離素子としての機能、および偏
光変換素子としての機能を併せ持っている。
【0032】集光レンズアレイ410は第1のレンズ板
3とほぼ同様な構成となっている。即ち、第1のレンズ
板3を構成する矩形集光レンズ301と同数の集光レン
ズ411を複数配列したものであり、第1のレンズ板3
からの光を集光する作用がある。集光レンズアレイ41
0は、インテグレータ光学系の第2のレンズ板に相当す
るものである。
【0033】集光レンズアレイ410を構成する集光レ
ンズ411と第1のレンズ板3を構成する矩形集光レン
ズ301とは、全く同一の寸法形状及びレンズ特性を有
する必要はない。光源部2からの光の特性に応じて各々
最適化されることが望ましい。しかし、偏光ビームプリ
ズムアレイ420に入射する光は、その主光線の傾きが
システム光軸Lと平行であることが理想的である。この
点から、集光レンズ411は第1のレンズ板3を構成す
る矩形集光レンズ301と同一のレンズ特性を有するも
のか、或いは矩形集光レンズ301と相似形の形状をし
ている同一レンズ特性を有するものとする場合が多い。
【0034】図3には偏光分離プリズムアレイ420の
外観を示してある。この図に示すように、偏光分離プリ
ズムアレイ420は、内部に偏光分離膜を備えた四角柱
状のプリズム合成体からなる偏光ビームスプリッター4
21と、同じく内部に反射膜を備えた四角柱状のプリズ
ム合成体からなる反射ミラー422とからなる対を基本
構成単位とし、その対を平面的に複数配列(2次光源像
が形成される平面内に配列される)したものである。集
光レンズアレイ410を構成する集光レンズ411に対
して1対の基本構成単位が対応するように規則的に配置
されている。また、1つの偏光ビームスプリッター42
1の横幅Wpと1つの反射ミラー422の横幅Wmは等
しい。さらに、この例では集光レンズアレイ410を構
成する集光レンズ411の横幅の1/2となるように、
WpおよびWmの値は設定されているが、これに限定さ
れない。
【0035】ここで、第1のレンズ板3により形成され
る2次光源像が偏光ビームスプリッター421の部分に
位置するように、偏光分離プリズムアレイ420を含む
第2のレンズ板4が配置されている。そのために、光源
部2はその光源光軸Rがシステム光軸Lに対して僅かに
角度をなすように配置されている。
【0036】図1および図3を参照して説明すると、偏
光分離プリズムアレイ420に入射したランダムな偏光
光は偏光ビームスプリッター421により偏光方向の異
なるP偏光光とS偏光光の2種類の偏光光に分離され
る。P偏光光は進行方向を変えずに偏光ビームスプリッ
ター421をそのまま通過する。他方、S偏光光は偏光
ビームスプリッター421の偏光分離膜423で反射し
て進行方向を約90度変え、隣接する反射ミラー422
(対をなす反射ミラー)の反射面424で反射して進行
方向を約90度変え、最終的にはP偏光光とほぼ平行な
角度で偏光分離プリズムアレイ420より出射される。
【0037】偏光分離プリズムアレイ420の出射面に
は、λ/2位相差膜431が規則的に配置されたλ/2
位相差板430が設置されている。すなわち、偏光分離
プリズムアレイ420を構成する偏光ビームスプリッタ
ー421の出射面部分にのみλ/2位相差膜431が配
置され、反射ミラー422の出射面部分にはλ/2位相
差膜431は配置されていない。この様なλ/2位相差
膜431の配置状態により、偏光ビームスプリッター4
21から出射されたP偏光光は、λ/2位相差膜431
を通過する際に偏光面の回転作用を受けS偏光光へと変
換される。他方、反射ミラー422から出射されたS偏
光光はλ/2位相差膜431を通過しないので、偏光面
の回転作用は一切受けず、S偏光光のままλ/2位相差
板430を通過する。以上をまとめると、偏光分離プリ
ズムアレイ420とλ/2位相差板430により、ラン
ダムな偏光光は1種類の偏光光(この場合はS偏光光)
に変換されたことになる。
【0038】このようにしてS偏光光に揃えられた光束
は、出射側レンズ440により照明領域5へと導かれ、
照明領域5上で重畳結合される。すなわち、第1のレン
ズ板3により切り出されたイメージ面は、第2のレンズ
板4により照明領域5上に重畳結像される。これと同時
に、途中の偏光分離プリズムアレイ420によりランダ
ムな偏光光は偏光方向が異なる2種類の偏光光に空間的
に分離され、λ/2位相差板430を通過する際に1種
類の偏光光に変換されて、殆ど全ての光が照明領域5へ
と達する。このため、照明領域5は殆ど1種類の偏光光
でほぼ均一に照明されることになる。
【0039】以上説明したように、本例の偏光照明装置
1によれば、光源部2から放射されたランダムな偏光光
を第1のレンズ板3により偏光分離プリズムアレイ42
0の所定の微小な領域に集光し、偏光方向が異なる2種
類の偏光光に空間的に分離した後、各偏光光をλ/2位
相差板430の所定の領域に導いて、P偏光光をS偏光
光に変換する。従って、光源部2から放射されたランダ
ムな偏光光を殆どS偏光光に揃えた状態で照明領域5に
照射出来るという効果を奏する。また、偏光光の変換過
程においては光損失を殆ど伴わないため、光源光の利用
効率が極めて高いという特徴を有する。
【0040】さらに、本例では、横長の矩形形状である
照明領域5の形状に合わせて、第1のレンズ板3を構成
する微小な矩形集光レンズ301を横長の矩形形状と
し、同時に、偏光分離プリズムアレイ420から出射さ
れた2種類の偏光光を横方向に分離する形態となってい
る。このため、横長の矩形形状を有する照明領域5を照
明する場合でも、光量を無駄にすることなく、照明効率
を高めることが出来る。
【0041】一般に偏光ビームスプリッターを用いてラ
ンダムな偏光光をP偏光光とS偏光光に単純に分離する
と、偏光ビームスプリッターから出射される光束の幅は
2倍に広がり、それに応じて光学系も大型化してしま
う。しかし、本発明の偏光照明装置では、インテグレー
タ光学系の特徴である微小な2次光源像の生成というプ
ロセスを上手く利用して、偏光光を分離することに起因
して生ずる光束幅の広がりを吸収しているので、光束の
幅は広がらず、小型の光学系を実現できる特徴がある。
【0042】(実施例2)実施例1においては、第1の
レンズ板3により形成される2次光源像が偏光ビームス
プリッター421の部分に位置するように、光源部2は
その光源光軸Rがシステム光軸Lに対して僅かな角度を
なすように配置する必要があったが、変角プリズムを配
置することで、光源光軸Rをシステム光軸Lと一致さ
せ、光源部を傾けずに配置させることが出来る。
【0043】図4に示す実施例2に係わる偏光照明装置
10は、変角プリズムを使用した例である。この図に示
すように、偏光照明装置10では、変角プリズム6が光
源部2と第1のレンズ板3の間に配置されている。光源
部2から変角プリズム6に入射した光は、変角プリズム
により進行方向を僅かに曲げられ、垂直ではないある角
度を伴って第1のレンズ板3に入射し、偏光ビームスプ
リッタ421の所定の位置に達する。
【0044】このようにして、第1のレンズ板3により
形成される2次光源像の位置を変角プリズム6を設置す
ることにより自在に設定できる。したがって、光源部2
をシステム光軸L上に配置することが出来、光学系の作
製がより簡単、且つ容易となる。
【0045】ここで、本例では、変角プリズム6を第1
のレンズ板3の入射側の面に対して一体化してある。こ
のために、変角プリズム6と第1のレンズ板3との間で
光の反射損失の原因となる界面の数を減少できる。変角
プリズム6を第1のレンズ板3に対して一体化すること
により、光源部2からの光を、損失することなく第2の
レンズ板4へ導くことが出来る。
【0046】(実施例3)システム光軸Lに対して僅か
に傾けた状態で配置する必要がある光源部2をシステム
光軸L上に配置できるようにするためには、上記の実施
例2で示した方法以外にも、第1のレンズ板3を構成す
る矩形集光レンズ301を偏心系のレンズにする方法に
よっても実現可能である。図5に示す実施例3は、この
ような構成を備えた偏光照明装置である。
【0047】図5に示すように、本例の照明装置100
では偏心系微小集光レンズ310により第1のレンズ板
3を構成し、第1のレンズ板3を出射する光束の主光線
を僅かに傾け、偏光ビームスプリッタ421の所定の位
置に2次光源像が形成されるように設定してある。この
ため、光源部2をシステム光軸L上に配置でき、光学系
の作製がより簡単、且つ容易となる。
【0048】(実施例4)上記の実施例1乃至3におい
て用いた第2のレンズ板4は、何れも集光レンズアレイ
410と出射側レンズ440を備えている。偏光ビーム
プリズムアレイ410に入射する光は、その主光線の傾
きがシステム光軸Lと平行であることが理想的であるこ
とから、集光レンズアレイ421は第1のレンズ板3を
構成する矩形集光レンズ301と同一のレンズにより構
成される場合が多く、また、出射側レンズ440は第2
のレンズ板4上のシステム光軸Lから離れた異なる位置
を通過した光束を所定の照明領域5上に重畳結合させる
ために必要である。
【0049】しかし、集光レンズアレイ410を偏心系
のレンズとすると共に、反射ミラー422の反射面42
4の設置角度を工夫することにより、出射側レンズ44
0を省略することが可能である。図6には、この構成を
備えた実施例4に係わる偏光照明装置を示してある。
【0050】図6に示すように、本例では偏心系集光レ
ンズ412、413を用いて集光レンズアレイ410を
構成しているため、集光レンズアレイ410の部分にお
いて偏光ビームスプリッター421を通過するP偏光光
の主光線を照明領域の中心51に向けることが出来る。
システム光軸Lから離れた位置にある偏光ビームスプリ
ッター421を通過する光束に対しては、偏心系集光レ
ンズ412の偏心量を大きくすることにより対応でき
る。一方、偏光ビームスプリッター421及び反射ミラ
ー422を経て出射されるS偏光光に対しても、反射ミ
ラー422の反射面424の設置角度を適当な値とする
ことで、S偏光光の主光線を照明領域の中心51に向け
ることが出来る。勿論、この場合には、システム光軸L
からの距離に応じて反射面の設置角度を個々に最適化す
る必要がある。
【0051】以上のような構成とすることにより、出射
側レンズ440は不要となり、光学系の低コスト化が可
能となる。
【0052】また、本例のように出射側レンズを使用し
ない構成では、集光レンズアレイ410の設置場所は偏
光分離プリズムアレイ420の光源側に限定されること
はなく、集光レンズアレイ410を構成する偏心系集光
レンズ412、413のレンズ特性、及び偏光分離プリ
ズムアレイ420の偏光分離膜423と反射膜424の
配置角度によっては、集光レンズアレイ410を偏光分
離プリズムアレイ420よりも照明領域5の側に設置す
ることもできる。
【0053】(実施例5)上記の実施例1乃至3におい
ては、何れの場合も光源部2及び第1のレンズ板3をシ
ステム光軸L上に配置し、光源部2の向きや、或いは第
1のレンズ板3のレンズ特性を調節することにより、偏
光ビームスプリッタ421の所定の位置に2次光源像を
結像させていた。これらに対して、光源部2及び第1の
レンズ板3をシステム光軸に対して平行移動させること
によっても、同様の結果を得ることが出来る。
【0054】さらに、第2のレンズ板4の集光レンズア
レイ410を構成する集光レンズ411の横方向の大き
さ(横幅)に着目すると、2次光源像の結像位置は常に
偏光ビームスプリッタ421上に限定されることから、
集光レンズ411の横幅は偏光ビームスプリッタ421
の横幅Wpに等しい大きさであれば、十分機能すること
が判る。
【0055】以上の内容を盛り込んだ具体例を、図7に
おいて実施例5に係る偏光照明装置300として示して
ある。本例においては、システム光軸Lに対して、偏光
ビームスプリッタ421の横幅Wpの1/2に相当する
移動量(=D)だけ、偏光分離プリズムアレイ420に
おいて偏光ビームスプリッタ421が存在する方向(図
では下方向)に、光源部2及び第1のレンズ板3を平行
移動した状態で配置してある。また、偏光ビームスプリ
ッタ421の横幅Wpと等しいレンズ幅(横幅)を有す
る集光ハーフレンズ414を用いて、偏光ビームスプリ
ッタの存在場所に対応させて配列することにより、第2
のレンズ板4の集光レンズアレイ410を構成してあ
る。
【0056】以上のような構成とすることにより、光学
系の設計が容易になると共に、光学系の低コスト化が可
能となっている。
【0057】(実施例5の変形例)上記の実施例5にお
いては、2次光源像の結像位置は常に偏光ビームスプリ
ッタ421上に限定される点に着目して、集光レンズ4
11として、その横幅が偏光ビームスプリッタ421の
横幅Wpに等しい大きさの集光ハーフレンズ414を使
用している。このような集光ハーフレンズ414は、通
常の集光レンズ、例えば前述した実施例1ないし3に示
す集光レンズ411の両端をカットすることにより製作
される。
【0058】しかしながら、場合によっては集光ハーフ
レンズ414を採用するよりも、実施例1ないし3に示
すような通常の集光レンズ411を使用した方がコスト
の点等において有利な場合もある。
【0059】図8には、この点を考慮して、集光ハーフ
レンズ414の代わりに、実施例1乃至3において使用
している集光レンズ411を使用した場合の構成例を示
してある。この図に示す偏光照明装置300Aは、全体
の構成は上記の実施例5に係る偏光照明装置300と同
一である。異なる点は、集光レンズアレイ410を構成
している集光レンズとして、ハーフレンズではなく実施
例1ないし3で使用しているものと同様な集光レンズ4
11であることと、これらの集光レンズ411が偏光ビ
ームスプリッタ421の幅方向に向けて、その幅Wpの
半分の量だけ移動した位置にあることである。
【0060】(実施例6)上述した各実施例において
は、第2のレンズ板4の構成要素の一つである偏光分離
プリズムアレイ420に形成されている偏光ビームスプ
リッタ421の偏光分離膜423および反射ミラー42
2の反射面424は、システム光軸Lに対して同一方向
に傾斜している。この構成を採用する代わりに、偏光分
離膜423および反射膜424の傾斜方向がシステム光
軸Lに対して左右対象となる構成を採用することもでき
る。
【0061】図9には、この構成を備えた偏光分離プリ
ズムアレイが組み込まれた偏光照明装置500を示して
ある。本例の偏光照明装置500も、前述した各実施例
と同様に、システム光軸Lに沿って配置した光源部2、
第1のレンズ板3、第2のレンズ板4から大略構成され
ている。光源部2から出射された光は、第1のレンズ板
3により第2のレンズ板4内に集光され、第2のレンズ
板4を通過する過程においてランダムな偏光光は偏光方
向が揃った1種類の偏光光に変換され、照明領域5に至
るようになっている。
【0062】この偏光照明装置500の第1のレンズ板
3は、その中心側であるシステム光軸Lの側には、偏心
レンズからなる微小集光レンズ311が配列され、その
外側には通常の微小集光レンズ312が配列されてい
る。偏心レンズからなる微小集光レンズ311は、シス
テム光軸Lに対して軸対称に配列されて、照明領域5で
の明るさの均一化が図られている。
【0063】第2のレンズ板4は、前述の各実施例と同
様に、その光入射側から、集光レンズアレイ410、偏
光分離プリズムアレイ420、λ/2位相差板430、
および出射側レンズ440がこの順序で配列された構成
となっている。第2のレンズ板4は、第1のレンズ板3
による2次光源像が形成される位置の近傍の、システム
光軸Lに対して垂直な平面内に配置されている。
【0064】集光レンズアレイ410において、第1の
レンズ板3の偏心レンズからなる各微小集光レンズ31
1による2次光源像の形成位置近傍には、同じく偏心レ
ンズからなる集光レンズ415が配置されている。ま
た、第1のレンズ板3の各微小集光レンズ312による
2次光源像の形成位置近傍には、通常の同心系の集光レ
ンズ416が配置されている。ここで、集光レンズアレ
イ410を構成している各集光レンズ415、416
は、ここに形成される2次光源像を包含するのに充分な
大きさに設定されている。すなわち、システム光軸Lの
中心側に形成される2次光源像は、その外周側に形成さ
れる2次光源像よりも大きい。このために、本例では、
システム光軸Lの側、すなわち集光レンズアレイ410
の中心側に位置している偏心集光レンズ415の方を周
辺側に位置している集光レンズ416に比べて大きな寸
法に設定してある。
【0065】このように、第2のレンズ板4の側の集光
レンズアレイ410を構成している集光レンズ415、
416の大きさを、第2のレンズ板の中心側のものと周
辺側のものとでは変えてあるので、集光レンズアレイ4
10の出射側に配置されている偏光分離プリズムアレイ
420に形成されている偏光ビームスプリッタ421
A、421Bおよび反射ミラー422A、422Bの寸
法もこれに対応させて、中心側のものが周辺側のものに
比べて大きな寸法にしてある。
【0066】また、本例の偏光プリズムアレイ410に
おいては、システム光軸Lを中心として幅方向に向けて
左右対称な状態で、内部に偏光分離膜423Aが形成さ
れた偏光ビームスプリッタ421Aが配置され、これら
の両側には、内部に反射膜424Aが形成された反射ミ
ラー422Aが配置されている。さらに、これらの両側
には、小寸法の反射ミラー422Bが配置されている。
これらの小寸法の反射ミラー422Bに形成されている
反射膜424Bは、内側に位置している大きな寸法の反
射ミラー422Aの反射膜424Aとは逆方向に傾斜し
ている。この構成の小寸法の反射ミラー422Bの両側
には、それぞれ小寸法の偏光ビームスプリッタ421B
が配置されている。これらの偏光ビームスプリッタ42
1Bに形成されている偏光分離膜423Bも、内側に位
置している大きな寸法の偏光ビームスプリッタ421A
の偏光分離膜423Aとは逆方向に傾斜している。
【0067】以上のように、第1のレンズ板3により形
成される2次光源像の位置とその大きさに合わせて、集
光レンズアレイ410を構成する集光レンズと偏光分離
プリズムアレイ420を構成する偏光ビームスプリッタ
及び反射ミラーの寸法形状を最適化することにより、光
源光の利用効率を一層向上出来ると共に、第2のレンズ
板4を小型化できる効果がある。
【0068】(実施例7)上記の実施例6では、第1の
レンズ板3によって形成される2次光源像の大きさに対
応させて、第2のレンズ板4の集光レンズアレイ410
を構成する各集光レンズの寸法形状を設定している。同
様に、偏光分離プリズムアレイ420を構成する各偏光
ビームスプリッタおよび反射ミラーの寸法形状を設定し
ている。
【0069】しかし、集光レンズアレイ410を同一寸
法形状の集光レンズを用いて構成し、偏光分離プリズム
アレイ420を構成している各プリズムの大きさ、すな
わち、それらに形成されている偏光ビームスプリッタお
よび反射ミラーの寸法形状のみを、2次光源像の大きさ
に対応させるようにしてもよい。
【0070】図10にはこの構成を備えた偏光照明装置
の例を示してある。この図に示す偏光照明装置600
は、基本的には、前述した実施例5の変形例である偏光
照明装置300Aと同様な構成となっている。したがっ
て、特徴となっている部分を以下に説明する。
【0071】本例の偏光照明装置600では、第2のレ
ンズ板4を構成している集光レンズアレイ410は、同
一形状および同一寸法の集光レンズ416A乃至416
Dから構成されている。
【0072】しかるに、偏光分離プリズムアレイ420
に形成されている偏光ビームスプリッタおよび反射ミラ
ーの大きさは、形成される2次光源像の大きさに応じて
変えてある。すなわち、システム光軸Lの側の中心側で
は形成される2次光源像が大きいので、それに対応させ
て、大きな偏光ビームスプリッタ425Aおよび反射ミ
ラー425Bを配置してある。これに対して、システム
光軸Lから遠い周辺側では、形成される2次光源像が相
対的に小さいので、それに対応させて、相対的に小さな
偏光ビームスプリッタ426Aおよび反射ミラー426
Bを配置している。
【0073】ここで、第1のレンズ板3を構成している
各レンズ314A乃至314D、および第2のレンズ板
4の側の集光レンズアレイ410を構成している各集光
レンズ416A乃至416Dでは、それらの一部のレン
ズに偏心系のレンズを使用している。また、前述の実施
例5と同様に、光源光軸Rをシステム光軸Lから一定の
距離Dだけ平行移動させた配列を採用している。なお、
第1のレンズ板3もその中心が光源光軸に一致するよう
に同一の量だけ同一方向に平行移動させてある。
【0074】これらの構成を採用することにより、第1
のレンズ板3を介して得られる2次光源像を、偏光ビー
ムスプリッタの部分に形成できるようにしている。
【0075】なお、図10中の距離Dの値、集光レンズ
314A乃至314D、および集光レンズ416A乃至
416Dのうちのどのレンズを偏心系のものにするの
か、また、使用する偏心系のレンズの偏心量をどの程度
にするのかといったことは、光学系の設計により左右さ
れる事項である。したがって、これらの事項は、一義的
には決定されず、個々具体的な装置構成に応じて決定さ
れるべき性質のものである。
【0076】なお、本例では、第2のレンズ板4の側の
集光レンズアレイ410を構成している各集光レンズ4
16A乃至416Dは同心系のレンズを使用している。
しかし、上記のように、大きさの異なる偏光ビームスプ
リッタ425A、426Aに同一形状および同一寸法の
集光レンズ416A乃至416Dを貼り合わせてあり、
したがって、それらの中心にはずれがある。このため
に、結果として、これらの同心系の集光レンズ416A
乃至416Dは、偏心系のレンズを使用しているのと同
等になっている。
【0077】このように偏光照明装置600では、形成
される2次光源像の大きさに対応した大きさの集光レン
ズ416A乃至416Dを備えている。この構成によっ
ても、上記の実施例6と同様に、光に利用効率を改善す
ることができる。
【0078】また、本例では、第2のレンズ板4の集光
レンズアレイ410が同一形状および同一寸法の集光レ
ンズ416A乃至416Dから構成されている。したが
って、集光レンズアレイの作製が容易であるという利点
もある。
【0079】(実施例1の偏光照明装置を用いた投写型
表示装置)図11には、実施例1ないし6の偏光照明装
置のうち、図5に示した偏光照明装置100が組み込ま
れた投写型表示装置の例を示してある。
【0080】図11に示すように、本例の投写型表示装
置3400の偏光照明装置100は、ランダムな偏光光
を一方向に出射する光源部2を備え、この光源部2から
放射されたランダムな偏光光は、第1のレンズ板3によ
って集光された状態で第2のレンズ板4の所定の位置に
導かれた後、第2のレンズ板4の中の偏光分離プリズム
アレイ420により2種類の偏光光に分離される。ま
た、分離された各偏光光のうち、P偏光光についてはλ
/2位相差板430によってS偏光光に変換される。
【0081】この偏光照明装置100から出射された光
束は、まず、青色緑色反射ダイクロイックミラー340
1において、赤色光が透過し、青色光および緑色光が反
射する。赤色光は、反射ミラー3402で反射され、第
1の液晶ライトバルブ3403に達する。一方、青色光
および緑色光のうち、緑色光は、緑色反射ダイクロイッ
クミラー3404によって反射され、第2の液晶ライト
バルブ3405に達する。
【0082】ここで、青色光は各色光のうちで最も長い
光路長を持つので、青色光に対しては、入射側レンズ3
406、リレーレンズ3408および出射側レンズ34
10からなるリレーレンズ系で構成された導光手段34
50を設けてある。すなわち、青色光は、緑色反射ダイ
クロイックミラー3404を透過した後に、まず、入射
側レンズ3406および反射ミラー3407を経て、リ
レーレンズ3408に導かれ、このリレーレンズ340
8に集束された後、反射ミラー3409によって出射側
レンズ3410に導かれ、しかる後に、第3の液晶ライ
トバルブ3411に達する。ここで、第1乃至第3の液
晶ライトバルブ3403、3405、3411は、それ
ぞれの色光を変調し、各色に対応した映像情報を含ませ
た後に、変調した色光をダイクロイックプリズム341
3(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム
3413には、赤色反射の誘電体多層膜と青色反射の誘
電体多層膜とが十字状に形成されており、それぞれの変
調光束を合成する。ここで合成された光束は、投写レン
ズ3414(投写手段)を通過してスクリーン3415
上に映像を形成することになる。
【0083】このように構成した投写型表示装置340
0では、1種類の偏光光を変調するタイプの液晶ライト
バルブが用いられている。したがって、従来の照明装置
を用いてランダムな偏光光を液晶ライトバルブに導く
と、ランダムな偏光光のうちの半分は、偏光板(図示せ
ず)で吸収されて熱に変わってしまうので、光の利用効
率が悪いと共に、偏光板の発熱を抑える大型で騒音が大
きな冷却装置が必要であるという問題点があった。しか
し本例の装置3400では、かかる問題点が大幅に改善
される。
【0084】すなわち、本例の投写型表示装置3400
では、偏光照明装置100において、一方の偏光光、例
えばP偏光光のみに対して、λ/2位相差板430によ
って偏光面の回転作用を与え、他方の偏光光、例えばS
偏光光と偏光面が揃った状態とする。それ故、偏光方向
の揃った偏光光が第1乃至第3の液晶ライトバルブ34
03、3405、3411に導かれるので、偏光板によ
る光吸収は非常に少なく、したがって、光の利用効率が
向上し、明るい投写映像を得ることができる。また、偏
光板による光吸収量が低減するので、偏光板での温度上
昇が抑制される。したがって、冷却装置の小型化、低騒
音化を達成でき、高性能な投写型表示装置を実現でき
る。
【0085】さらに、偏光照明装置100では、第2の
レンズ板4において、集光レンズ411の形状に合わせ
て2種類の偏光光を横方向に分離している。したがっ
て、光量を無駄にすることがなく、横長の矩形形状をし
た照明領域を形成できる。そのために、偏光照明装置1
00は、見やすく、かつ、迫力のある映像を投写できる
横長の液晶ライトバルブ用に適している。
【0086】先の実施例1に関して説明したように、本
例の偏光照明装置100では、偏光変換光学要素を組み
入れているにもかかわらず、偏光変換プリズムアレイ4
20を出射する光束幅の広がりが抑えられている。この
ことは、液晶ライトバルブを照明する際に、大きな角度
を伴って液晶ライトバルブに入射する光が殆どないこと
を意味している。したがって、Fナンバーの小さい極め
て大口径の投写レンズを用いなくても、明るい投写映像
を実現できる。
【0087】また、本例では、色合成手段として、ダイ
クロイックプリズム3413を用いているので、小型化
が可能である。また、液晶ライトバルブ3403、34
05、3411と投写レンズ3414の間の光路長が短
いので、比較的小さな口径の投写レンズを用いても、明
るい投写映像を実現できる。また、各色光は、3光路の
うちの1光路のみ、その光路長が異なるが、本例では光
路長が最も長い青色光に対しては、入射側レンズ340
6、リレーレンズ3408および出射側レンズ3410
からなるリレーレンズ系で構成した導光手段3450を
設けてあるので、色ムラ等が生じない。
【0088】なお、投写型表示装置としては、色合成手
段に2枚のダイクロイックミラーを用いたミラー光学系
により構成することもできる。勿論、その場合において
も本例の偏光照明装置を組み込むことが可能であり、本
例の場合と同様に、光の利用効率に優れた明るい高品位
の投写映像を形成できる。
【0089】(その他の実施形態)なお、上記の各実施
例においては、偏光分離手段で、例えばP偏光をS偏光
に揃えるようにしているが、勿論、偏光方向はいずれの
方向に揃えてもよい。また、P偏光光およびS偏光光の
双方に対して、位相差層によって偏光面の回転作用を与
えて、偏光面を揃えてもよい。
【0090】一方、各実施例では、λ/2位相差板とし
て一般的な高分子フィルムからなるものを想定してい
る。しかし、これらの位相差板をツイステッド・ネマチ
ック液晶(TN液晶)を用いて構成してもよい。TN液
晶を用いた場合には、位相差板の波長依存性を小さくで
きるので、一般的な高分子フィルムを用いた場合に比
べ、λ/2位相差板の偏光変換性能を向上させることが
できる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る偏光
照明装置では、偏光方向の揃った偏光光を照射領域に照
射できる。従って、液晶ライトバルブを用いた投写型表
示装置に本発明に係る偏光照明装置を用いた場合には、
偏光面が揃った偏光光を液晶ライトバルブに供給できる
ので、光の利用効率が向上し、投写映像の明るさを向上
することができる。また、偏光板による光吸収量が低減
するので、偏光板での温度上昇が抑制される。それ故、
冷却装置の小型化や低騒音化を実現できる。
【0092】また、本発明では、インテグレータ光学系
の特徴である微小な2次光源像を生成するというプロセ
スを利用して偏光光の分離により生ずる空間的な広がり
を回避している。したがって、偏光変換素子を備えた光
学系であるにもかかわらず、装置寸法を、従来の照明装
置と同じ程度の寸法に抑えることができる。
【0093】さらにまた、偏光分離手段として、熱的に
安定な誘電体多層膜を備えた偏光ビームスプリッタを用
いているので、偏光分離部の偏光分離性能は、熱的に安
定である。このため、大きな光出力が要求される投写型
表示装置においても常に安定した偏光分離性能を発揮で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図2】図1の第1のレンズ板の斜視図である。
【図3】図1の偏光分離プリズムアレイの斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例2に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図5】本発明の実施例3に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図6】本発明の実施例4に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図7】本発明の実施例5に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図8】図7の示す偏光照明装置の変形例を示す概略構
成図である。
【図9】本発明の実施例6に係る偏光照明装置の光学系
を示す概略構成図である。
【図10】本発明の実施例7に係る偏光照明装置の光学
系を示す概略構成図である。
【図11】図5の偏光照明装置が組み込まれた投写型表
示装置の一例を示す光学系の概略構成図である。
【符号の説明】
1、10、100、200、300、300A、40
0、500、600偏光照明装置 2 光源部 3 第1のレンズ板 301 矩形集光レンズ 310、311、312、314A〜314D 矩形集
光レンズ 4 第2のレンズ板 410 集光レンズアレイ 411、412、413 集光レンズ 414 集光ハーフミラー 415 偏心系の集光レンズ 416、416A〜416D 集光レンズ 420 偏光分離プリズムアレイ 421、421A、421B、425A、426A 偏
光ビームスプリッタ 422、422A、422B、425B、426B 反
射ミラー 423、423A、423B 偏光分離膜 424,424A、424B 反射膜 430 λ/2位相差板 440 出射側レンズ 5 照明領域 6 変角プリズム 3400 投写型表示装置 3401 青色緑色反射ダイクロイックミラー 3402 反射ミラー 3403 液晶ライトバルブ 3404 ダイクロイックミラー 3405 液晶ライトバルブ3405 3406 入射側レンズ 3407 反射ミラー 3408 リレーレンズ 3450 導光手段 3410 出射側レンズ 3409 反射ミラー 3411 液晶ライトバルブ 3413 ダイクロイックプリズム 3414 投写レンズ(投写手段) 3415 スクリーン

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光方向がランダムな光を出射する光源
    部と、 矩形状の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成さ
    れ、前記光源部から出射される光を集光して複数の2次
    光源像を形成するための第1のレンズ板と、 前記複数の2次光源像が形成される位置の近傍に置か
    れ、集光レンズアレイ、偏光分離プリズムアレイ、λ/
    2位相差板、および出射側レンズを備えた第2のレンズ
    板とを有し、 前記集光レンズアレイは複数の集光レンズからなり、 前記偏光分離プリズムアレイは、ランダムな偏光光をP
    偏光光とS偏光光に分離するものであって、複数の偏光
    ビームスプリッタと複数の反射ミラーから構成され、 前記λ/2位相差板は前記偏光分離プリズムアレイの出
    射面の側に配置されており、 前記出射側レンズは前記λ/2位相差板の出射面の側に
    配置されていることを特徴とする偏光照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2のレンズ板
    を構成する前記集光レンズは、前記第1のレンズ板を構
    成する前記矩形集光レンズと相似形であることを特徴と
    する偏光照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2のレンズ板
    を構成する前記の複数の偏光ビームスプリッタは、前記
    第1のレンズ板を構成する前記矩形集光レンズのそれぞ
    れによって形成される前記2次光源像の大きさ及び形状
    に対応する寸法形状に設定されていることを特徴とする
    偏光照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第2のレンズ板
    を構成する前記集光レンズは、前記第1のレンズ板を構
    成する前記矩形集光レンズのそれぞれによって形成され
    る前記2次光源像の大きさ及び形状に対応する寸法形状
    に設定されていることを特徴とする偏光照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
    おいて、前記光源部と前記第1のレンズ板の間には、変
    角レンズが配置されていることを特徴とする偏光照明装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記変角レンズは前
    記第1のレンズ板と一体化されていることを特徴とする
    偏光照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
    おいて、前記第1のレンズ板を構成する前記矩形集光レ
    ンズのうちの少なくとも一つは偏心系のレンズであるこ
    とを特徴とする偏光照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
    おいて、前記第2のレンズ板の前記集光レンズアレイを
    構成する前記集光レンズのうちの少なくとも一つは偏心
    系レンズであることを特徴とする偏光照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、少なくとも前記集光
    レンズアレイの前記偏心系レンズの偏心量を調整するこ
    とにより、前記第2のレンズ板の構成要素である前記出
    射側レンズを省略したことを特徴とする偏光照明装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし4のうちの何れかの項
    において、前記光源部の光軸および前記第1のレンズ板
    をシステム光軸に対して前記偏光ビームスプリッタの横
    幅の半分の量だけ平行移動した位置に配置してあること
    を特徴とする偏光照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のうちの何れかの
    項において、前記第2のレンズ板の前記集光レンズアレ
    イを構成する前記集光レンズの横幅は、前記偏光ビーム
    スプリッタの横幅に等しいことを特徴とする偏光照明装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のうちの何れかの
    項において、前記λ/2位相差板はTN(ツイステッド
    ・ネマチック)液晶で形成されていることを特徴とする
    偏光照明装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のうちの何れかの
    項において、前記偏光分離プリズムアレイは、前記偏光
    ビームスプリッタとして、内部に前記偏光分離膜が形成
    された四角柱状のプリズム合成体を有していると共に、
    前記反射ミラーとして、内部に反射膜が形成された四角
    柱状のプリズム合成体を有していることを特徴とする偏
    光照明装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記偏光分離膜
    が形成された前記プリズム合成体と前記反射ミラーが形
    成された前記プリズム合成体は、前記システム光軸に対
    して直角の方向に一列に配列されていることを特徴とす
    る偏光照明装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記偏光分離膜
    が形成された前記プリズム合成体と前記反射ミラーが形
    成された前記プリズム合成体は、前記システム光軸に対
    して直角の方向に交互に配列されていると共に、前記偏
    光分離膜のそれぞれが前記システム光軸に対してほぼ同
    一の傾斜角度となるように配列されていることを特徴と
    する偏光照明装置。
  16. 【請求項16】 請求項14において、前記偏光分離膜
    が形成された前記プリズム合成体と前記反射ミラーが形
    成された前記プリズム合成体は、前記システム光軸に対
    して直角の方向に配列されていると共に、前記偏光分離
    膜のそれぞれが前記システム光軸の両側では、当該光軸
    に対して左右対称な傾斜角度で配列されていることを特
    徴とする偏光照明装置。
  17. 【請求項17】 偏光照明装置と、この偏光照明装置か
    らの光束に含まれる偏光光を変調して画像情報を含ませ
    る液晶ライトバルブを備えた変調手段と、変調光束をス
    クリーン上に投写表示する投写光学系とを有する投写型
    表示装置において、前記偏光照明装置は、 偏光方向がランダムな光を出射する光源と、矩形状の外
    形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、前記光
    源から出射される光を集光して、複数の2次光源像を形
    成するための第1のレンズ板と、前記複数の2次光源像
    が形成される位置の近傍に置かれ、集光レンズアレイ、
    偏光分離プリズムアレイ、出射側レンズおよびλ/2位
    相差板を備えた第2のレンズ板とを有し、 前記集光レンズアレイは複数の集光レンズからなり、前
    記偏光分離プリズムアレイはランダムな偏光光をP偏光
    光とS偏光光に分離するものであって、複数の偏光ビー
    ムスプリッタと複数の反射ミラーから構成され、前記λ
    /2位相差板は偏光分離プリズムアレイの出射面の側に
    配置されていることを特徴とする投写型表示装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、更に、前記偏光
    照明装置からの光束を2つ以上の光束に分離する色光分
    離手段と、前記変調手段によって変調された後の変調光
    束を合成する色光合成手段とを有し、当該色光合成手段
    により得られた合成光束が前記投写光学系を介してスク
    リーン上に投写表示されるようになっていることを特徴
    とする投写型表示装置。
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