JPH0830450A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0830450A
JPH0830450A JP6160971A JP16097194A JPH0830450A JP H0830450 A JPH0830450 A JP H0830450A JP 6160971 A JP6160971 A JP 6160971A JP 16097194 A JP16097194 A JP 16097194A JP H0830450 A JPH0830450 A JP H0830450A
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JP
Japan
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control program
rewriting
rom
information processing
storage means
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JP6160971A
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Nobuyuki Horie
信幸 堀江
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き換えられるべき第1の制御プログラムを
格納した第1の記憶手段111と、第1の制御プログラ
ムの書き換え処理を実行するための第2の制御プログラ
ムを格納した第2の記憶手段112とを有する情報処理
装置であって、第1の制御プログラムの書き換え処理実
行中に電源遮断等の事故が発生したとしても、第1の記
憶手段111を物理的に交換することなく、その状態か
ら回復することができるような情報処理装置を提供す
る。 【構成】 操作者の入力によって、上記第2の制御プロ
グラムから上記第1の制御プログラムへ移行することを
禁止する緊急モードを選択する緊急モード選択手段11
3を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報処理装置に関す
る。より詳しくは、電気的消去/再書き込み可能な記憶
手段に制御プログラムを格納し、この制御プログラムに
従ってCPU(中央演算処理装置)によって各種制御処
理を実行する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク、光ディスク等の情報処
理装置は、インタフェース制御,メカニズム制御,サーボ
制御,データ制御等、装置内部で各種の制御を行ってい
る。一般に、それらの制御のための制御プログラム(フ
ァームウェア)は第1のROM(読み出し専用メモリ)
に格納され、情報処理装置内部のCPU(中央演算処理
装置)によって実行されている。
【0003】ユーザの仕様変更や製品出荷後に発見され
た制御プログラムの不具合や装置の機能向上のため、制
御プログラムはしばしばバージョンアップされる。バー
ジョンアップを容易にするために、最近、上記第1のR
OMとして、電気的信号(消去コマンド)を与えること
により数秒間でデータを書き換えできる「フラッシュメ
モリ」と呼ばれるものが採用されている。その場合、一
般には、フラッシュメモリとは別に、フラッシュメモリ
についてのデータ消去/書き換えを実行するためのプロ
グラムを格納した書き換え不可能な第2のROMと、新
たな制御プログラムを一時的に記憶するためのバッファ
RAMが設けられる。そして、図5に示すように、第2
のROMが格納している消去/書き換えプログラムにし
たがって処理が実行される。すなわち、CPUは、書き
換えコマンドを受理したとき、転送されてきた新たな制
御プログラムのデータをバッファRAMに格納する(S
401)。続いて、フラッシュメモリのデータを消去し
て(S402)、バッファRAMに格納されている新た
な制御プログラムをフラッシュメモリに格納する(S4
03)。このようにした場合、第1のROMを物理的に
交換することなくバージョンアップを行うことができ
る。
【0004】なお、上記第2のROMは、第1のROM
(フラッシュメモリ)とは別の部品(例えばマスクRO
M)とされることもあるし、同一のフラッシュメモリチ
ップの別のブロック(単独で書き換えが禁止されるブロ
ック)とされることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な情報処理装置では、リセット解除後のプログラム実行
開始アドレスは、第2のROMのアドレス空間内に割り
当てられる。もし第1のROMのアドレス空間内にCP
Uの実行開始アドレスを割り当てると、第1のROMに
格納された制御プログラムにエラーがあったとき、CP
Uが全く動作しなくなるからである。例えば、図6に示
すように、リセット解除後(S411)、第2のROM
の領域のプログラムにしたがってCPUのプログラムカ
ウンタを初期化し(S412)、所定の制御処理1を実
行する(S413)。その後、第1のROMの領域のプ
ログラムにしたがって所定の制御処理2を実行する(S
414)。
【0006】しかしながら、バージョンアップのための
処理実行中(図5のステップS402,403)に電源
遮断等の事故が発生した場合は、第1のROMのデータ
が消去された状態または不完全な状態になっているた
め、この状態で再度電源を投入しても、第1のROMの
プログラムの実行に移った時点(図6のステップS41
4)でCPUが暴走するという問題がある。従来の情報
処理装置では、これを修復するためには、第1のROM
を物理的に交換するしかなかった。
【0007】そこで、この発明の目的は、書き換えられ
るべき第1の制御プログラムを格納した第1の記憶手段
と、第1の制御プログラムの書き換え処理を実行するた
めの第2の制御プログラムを格納した第2の記憶手段と
を有する情報処理装置であって、第1の制御プログラム
の書き換え処理実行中に電源遮断等の事故が発生したと
しても、第1の記憶手段を物理的に交換することなく、
その状態から回復することができるような情報処理装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の情報処理装置は、書き換えられる
べき第1の制御プログラムを格納した書き換え可能な第
1の記憶手段と、システムを初期化するための手順と上
記第1の記憶手段の書き換え処理の手順とを含む第2の
制御プログラムを格納した第2の記憶手段と、上記第1
または第2の制御プログラムに従って処理を実行するC
PUとを有し、リセット後に、上記CPUは、上記第2
の制御プログラムに従ってこの装置全体のシステムを初
期化し、続いて上記第2の制御プログラムから上記第1
の制御プログラムに移行して、この第1の制御プログラ
ムに従って所定の制御処理を実行するとともに、装置外
部から上記第1の制御プログラムの書き換えを指示する
書き換えコマンドを受けたとき、上記第1の制御プログ
ラムから上記第2の制御プログラムに移行して、この第
2の制御プログラムに従って上記第1の制御プログラム
の書き換え処理を実行する情報処理装置において、操作
者の入力によって、上記第2の制御プログラムから上記
第1の制御プログラムへ移行することを禁止する緊急モ
ードを選択する緊急モード選択手段を備えたことを特徴
としている。
【0009】また、請求項2に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、上記第1の制
御プログラムの書き換えのために装置外部から転送され
てきた書き換え用データを格納することができる第3の
記憶手段と、上記第3の記憶手段に格納された書き換え
用データに転送エラーがあったか否かを検出する転送エ
ラー検出手段を備えたことを特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、上記第1の制
御プログラムの書き換えのために装置外部から転送され
てきた書き換え用データは、装置の機種を特定するため
のパスワードを含み、上記パスワードを検査する機種別
コード検査手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の情報処理装置は次のように動作す
る。リセット後に、まずCPUは、第2の記憶手段に格
納された第2の制御プログラムに従ってシステムを初期
化する処理を行う。この後、モード選択手段が緊急モー
ドを選択していない場合(通常モードを選択している場
合)は、第2の制御プログラムから第1の制御プログラ
ムへ移行して、この第1の制御プログラムに従って所定
の制御処理を行う。書き換えコマンドを受けたときは、
上記第1の制御プログラムから第2の制御プログラムへ
移行する。そして、この第2の制御プログラムに従って
上記第1の制御プログラムの書き換え処理を実行する。
一方、上記モード選択手段が緊急モードを指示している
場合は、第2の制御プログラムから第1の制御プログラ
ムへの移行が禁止される。そして、書き換えコマンドを
受けたときに、上記第2の制御プログラムに従って上記
第1の制御プログラムの書き換え処理を実行する。この
ようにして、第1の記憶手段を物理的に交換することな
く、第1の制御プログラムの書き換えが実行される。
【0012】第1の制御プログラムの書き換え処理実行
中に電源遮断等の事故が発生した場合は、第1の記憶手
段のデータが消去された状態または不完全な状態とな
る。このような場合、操作者は緊急モード選択手段によ
って緊急モードを選択すれば良い。電源再投入後、緊急
モードが選択されていれば、システムが第2の制御プロ
グラムから第1の制御プログラムへ移行することはな
い。したがって、第2の制御プログラムの支配下で、装
置外部から書き換えコマンドを入力し、第1の制御プロ
グラムの書き換え処理を再度行うことが可能となる。し
たがって、第1の制御プログラムが消去された状態また
は不完全な状態から脱することができ、正常な状態に回
復することができる。
【0013】請求項2の情報処理装置では、転送エラー
検査手段によって、第3の記憶手段に格納された書き換
え用データに転送エラーがあったか否かが検出される。
したがって、第1の記憶手段に対して転送エラーを含む
制御プログラムを書き込むような失敗が起こらず、第1
の制御プログラムの書き換えに起因する事故が未然に防
止される。
【0014】請求項3の情報処理装置では、第1の制御
プログラムの書き換えのために装置外部から転送されて
きた書き換え用データは、装置の機種を特定するための
パスワードを含んでいる。このパスワードを機種別コー
ド検査手段が検査する。したがって、第1の記憶手段に
対して意図しない制御プログラムを書き込むような失敗
が起こらず、第1の制御プログラムの書き換えに起因す
る事故が未然に防止される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の情報処理装置の制御プログ
ラム書き換え方法を実施例により詳細に説明する。
【0016】図1は、情報処理装置の一例である光ディ
スクドライブ装置101のブロック構成を示している。
この光ディスクドライブ装置101は、この装置自体を
ホストコンピュータ等の上位装置と接続するSCSI
(スモール・コンピュータ・システム・インターフェイ
ス)114と、このSCSI114を制御するSCSI
制御部102と、上位装置から送られてきたデータや送
るべきデータ一時的に蓄えておくための第3の記憶手段
としてのバッファRAM104と、このバッファRAM
104を制御するバッファRAM制御部103と、上位
装置からのデータを変調したりディスクから再生された
データを復調するためのデータ変調復調制御部105
と、サーボ制御やメカニズム制御等を行うドライプ制御
部106と、このドライプ制御部106にて制御される
光学系及びメカニズム107と、データを記録再生する
ための光ディスク108を備えている。また、この装置
101は、システム全体を制御するCPU(中央演算処
理装置)109と、このCPU109がデータを一時的
に格納するために使用するワークRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)110と、CPU109が実行する制
御プログラムを格納するための第1の記憶手段としての
第1のROM111と、第2の記憶手段としての第2の
ROM112と、実行プログラムを選択するための緊急
モード選択手段としての実行プログラム選択手段113
と、ROM書き換え用のデータがSCSI114上でい
わゆるデータ化け等の転送エラーを起こしていないかを
検査するための転送エラー検出手段115と、SCSI
114から転送されたROM書き換え用のデータがその
装置に適合しているか否かを検査する機種別コード検査
手段116を備えている。
【0017】上記実行プログラム選択手段113は、操
作者が通常モードか緊急モードのいずれかを選択するた
めの選択スイッチ(図4のステップS4参照)を有して
いる。
【0018】この例では、第1のROM111は電気的
消去/再書き込みが可能なフラッシュメモリからなり、
第2のROM112は電気的消去/再書き込みが不可能
なマスクROMからなる。特に、第2のROM112に
は、システムを初期化するためのプログラムと、第1の
ROM111に格納されている制御プログラムの書き換
え処理を実行するためのプログラムが格納されている。
第2のROM112はマスクROMからなるので、その
記憶内容が消去されることはない。
【0019】この光ディスクドライブ装置101は図4
に示す処理フローにしたがって動作する。図4中、領域
520に属する処理のためのプログラム(第1の制御プ
ログラム)は第1のROM111に、領域510に属す
る処理のためのプログラム(第2の制御プログラム)は
第2のROM112にそれぞれ格納されている。
【0020】 リセット解除後(S1)、まずCPU
109は、第2のROM112に格納された第1の制御
プログラムに従ってシステム初期化処理を行い(S
2)、続いて、所定の制御処理1を行う(S3)。
【0021】 次に、ステップS4にて実行プログラ
ム選択手段113の検査を行う。通常モードが選択され
ていれば、第1の制御プログラムに従う領域520に入
り、ステップS5で、書き換えコマンドを受理したかど
うかを判定する。書き換えコマンドは、第1の制御プロ
グラムを書き換えることを指示するものであり、SCS
I114を通して入力される。書き換えコマンドを受理
していなければ、所定の制御処理2を行う(S6)。こ
こでは、図1に示した光ディスクドライブ装置の通常の
機能として、上位装置から転送されたデータを光ディス
ク108に記録したり、光ディスク108に記録された
データを再生したりする処理を行う。
【0022】詳しくは、データを光ディスク108に記
録する場合、上位装置からSCSI114を経由して転
送されたデータは、SCSI制御部102及びバッファ
RAM制御部103を経由してバッファRAM104に
一時的に蓄えられる。光ディスクにデータを記録すべき
タイミングが来ると、バッファRAM104に蓄えられ
たデータは、バッファ制御部103,データ変調復調部
105,ドライプ制御部106,光学系107を経由して
光ディスク108に記録される。一方、光ディスク10
8に記録されたデータを再生する場合、ディスク108
から再生された信号は、光学系107,ドライプ制御部
106,データ変調復調部105,バッファRAM制御部
103を経由してバッファRAM104に一時的に蓄え
られる。続いて、蓄えられたデータはバッファRAM制
御部103,SCSI制御部102を経由してSCSI
114から上位装置へ転送される。
【0023】書き換えコマンドが受理されない限り、第
1の制御プログラムに従って、ステップS5〜S6の処
理が繰り返される。
【0024】 一方、ステップS5で書き換えコマン
ドを受理したときは、第2のROM112に格納された
第2の制御プログラムに従う領域510に入って、次に
述べるように、ステップS8で第1の制御プログラムの
書き換え処理を行う(S8)。また、ステップS4で操
作者によって緊急モードが指示され、ステップS7で書
き換えコマンドを受理したときも同様に、ステップS8
で第1の制御プログラムの書き換え処理を行う。
【0025】図3に示すように、第1のROM111に
新たに格納すべき書き換えデータ(全体を301で示
す)は、本来の書き換えデータ部分302と、機種等を
認識するためのパスワード部分303とからなってい
る。パスワード303は、上位装置につながる機種や装
置が複数ある場合に、誤って他の機種や装置のためのバ
ージョンアップデータをこの装置101に書き込まない
ようにするためのもので、この装置101に固有のコー
ドが記述されている。これはまた、何段階かのバージョ
ンがある場合に、意図しないバージョンのデータを書き
込むことへの防止策にもなる。
【0026】 第1の制御プログラムの書き換え処理
(S8)は、図2に示す手順で行われる。すなわち、ま
ず書き換えデータ301が、図1中に示したSCSI1
14を経由してSCSI制御部102に転送され、バッ
ファRAM制御部103を経由して、全て一旦バッファ
RAM104に格納される(S201)。
【0027】次に、バッファRAM104に格納された
書き換えデータ301について、転送エラー検出手段1
15によってチェックサム等の転送エラー検査を行う
(S202)。転送中にエラーが発生したときは(S2
03)、コマンドエラーとして処理を終了する。したが
って、第1のROM111に対して転送エラーを含む制
御プログラムを書き込むような失敗を無くすことがで
き、第1の制御プログラムの書き換えに起因する事故を
未然に防止することができる。転送エラーが無かったと
きは(S203)、機種別コード検査手段116によっ
て、書き換えデータ301のパスワード部分303の検
査を行う(S204)。これにより、書き換えデータ3
01がこの光ディスクドライブ装置の目的のバージョン
アップをするためのものか否かを判断することができ
る。書き換えデータ301のパスワードが303が予定
したパスワードと異なるときは(S205)、コマンド
エラーとして処理を終了する。したがって、第1のRO
M111に対して意図しない制御プログラムを書き込む
ような失敗を無くすことができ、第1の制御プログラム
の書き換えに起因する事故を未然に防止することができ
る。
【0028】一方、転送された書き換えデータ301の
パスワード303が予定したパスワードと一致している
ときは(S205)、第1のROM(フラッシュメモ
リ)111のデータを消去し(S206)、続いて、バッ
ファRAM104に格納されている書き換えデータ30
1を第1のROM111に書き込む(S207)。この
操作により、第1のROM111を物理的に交換するこ
となく、目的のバージョンアップを行うことができる。
【0029】 第1の制御プログラムの書き換え処理
(図4のS8)が終了すると、ステップS2に戻ってシ
ステム初期化処理を行い、ステップS3以降の処理を繰
り返す。
【0030】ステップS8の書き換え処理実行中(特に
図2のステップS206,S207)に電源遮断等の事
故が発生した場合は、第1のROM111のデータが消
去された状態または不完全な状態となる。このような場
合、操作者は実行プログラム選択手段の選択スイッチで
緊急モードを選択すれば良い。電源再投入後、緊急モー
ドが選択されていれば(S4)、システムが第2の制御
プログラムに従う領域510を出ることはなく、ステッ
プS7で書き換えコマンドを入力し、ステップS8で第
1の制御プログラムの書き換え処理を再度行うことがで
きる。したがって、第1のROM111のデータが消去
された状態または不完全な状態から脱することができ、
正常な状態に回復することができる。
【0031】なお、この実施例では、第1のROM11
1と第2のROM112とを別の部品としたが、これに
限られるものではない。第1のROM111と第2のR
OM112とを、電気的消去/再書き込み可能なブロッ
クと電気的消去/再書き込みが不可能なブロックとが1
チップに集積されているフラッシュメモリを用いて、1
チップで構成しても良い。すなわち、市販されているフ
ラッシュメモリの中には、通常の使い方では消去するこ
とのできないブートブロックと呼ばれるブロックを持っ
たフラッシュメモリがある。ブートブロックは所定の端
子に+12Vを印加することで消去/書き換えが可能に
もなるが、その端子に+12Vを供給しないようにして
おけば絶対に書き換えられることはない。したがって、
このブートブロックを第2のROMとして好適に使用す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の情
報処理装置は、第1の記憶手段を物理的に交換すること
なく、この第1の記憶手段に格納された第1の制御プロ
グラムの書き換えを行うことができる。しかも、緊急モ
ード選択手段を備えているので、第1の制御プログラム
の書き換え処理実行中に電源遮断等の事故が発生した結
果、第1の記憶手段のデータが消去された状態または不
完全な状態となったとき、操作者が緊急モード選択手段
によって緊急モードを選択することによって、電源再投
入後に、システムが第2の制御プログラムから第1の制
御プログラムへ移行するのを禁止することができる。し
たがって、第2の制御プログラムの支配下で、装置外部
から書き換えコマンドを入力し、第1の制御プログラム
の書き換え処理を再度行うことができる。この結果、第
1の制御プログラムが消去された状態または不完全な状
態から脱することができ、正常な状態に回復することが
できる。
【0033】請求項2の情報処理装置では、転送エラー
検査手段によって、第3の記憶手段に格納された書き換
え用データに転送エラーがあったか否かを検出できるの
で、第1の記憶手段に対して転送エラーを含む制御プロ
グラムを書き込むような失敗を無くすことができる。し
たがって、第1の制御プログラムの書き換えに起因する
事故を未然に防止することができる。
【0034】請求項3の情報処理装置では、第1の制御
プログラムの書き換えのために装置外部から転送されて
きた書き換え用データは、装置の機種を特定するための
パスワードを含み、このパスワードを機種別コード検査
手段が検査するので、第1の記憶手段に対して意図しな
い制御プログラムを書き込むような失敗を無くすことが
できる。したがって、第1の制御プログラムの書き換え
に起因する事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の光ディスクドライプ装
置の構成を示す図である。
【図2】 上記光ディスクドライブ装置の第1のROM
に格納された第1の制御プログラムの書き換え処理のフ
ローを示す図である。
【図3】 書き換えデータの構成を示す図である。
【図4】 上記光ディスクドライブ装置の動作フローの
全体を示す図である。
【図5】 従来の光ディスクドライブ装置の制御プログ
ラムの書き換え処理のフローを示す図である。
【図6】 従来の光ディスクドライブ装置の動作フロー
を示す図である。
【符号の説明】
101 光ディスクドライプ装置 102 SCSI制御部 103 バッファRAM制御部 104 バッファRAM 105 データ変調復調制御部 106 ドライプ制御部 107 光学系及びメカニズム 108 光ディスク 109 CPU 110 RAM 111 第1のROM 112 第2のROM 113 実行プログラム選択手段 114 SCSI 115 転送エラー検出手段 116 機種別コード検査手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換えられるべき第1の制御プログラ
    ムを格納した書き換え可能な第1の記憶手段と、システ
    ムを初期化するための手順と上記第1の記憶手段の書き
    換え処理の手順とを含む第2の制御プログラムを格納し
    た第2の記憶手段と、上記第1または第2の制御プログ
    ラムに従って処理を実行するCPUとを有し、リセット
    後に、上記CPUは、上記第2の制御プログラムに従っ
    てこの装置全体のシステムを初期化し、続いて上記第2
    の制御プログラムから上記第1の制御プログラムに移行
    して、この第1の制御プログラムに従って所定の制御処
    理を実行するとともに、装置外部から上記第1の制御プ
    ログラムの書き換えを指示する書き換えコマンドを受け
    たとき、上記第1の制御プログラムから上記第2の制御
    プログラムに移行して、この第2の制御プログラムに従
    って上記第1の制御プログラムの書き換え処理を実行す
    る情報処理装置において、 操作者の入力によって、上記第2の制御プログラムから
    上記第1の制御プログラムへ移行することを禁止する緊
    急モードを選択する緊急モード選択手段を備えたことを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 上記第1の制御プログラムの書き換えのために装置外部
    から転送されてきた書き換え用データを格納することが
    できる第3の記憶手段と、 上記第3の記憶手段に格納された書き換え用データに転
    送エラーがあったか否かを検出する転送エラー検出手段
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 上記第1の制御プログラムの書き換えのために装置外部
    から転送されてきた書き換え用データは、装置の機種を
    特定するためのパスワードを含み、 上記パスワードを検査する機種別コード検査手段を備え
    たことを特徴とする情報処理装置。
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