JP2002259152A - フラッシュメモリ書換方法 - Google Patents

フラッシュメモリ書換方法

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JP2002259152A
JP2002259152A JP2001365881A JP2001365881A JP2002259152A JP 2002259152 A JP2002259152 A JP 2002259152A JP 2001365881 A JP2001365881 A JP 2001365881A JP 2001365881 A JP2001365881 A JP 2001365881A JP 2002259152 A JP2002259152 A JP 2002259152A
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program
flash memory
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JP2001365881A
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Masatsugu Iuchi
勝継 井内
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリの内容を書換中、誤ってデ
ータが破損された場合でもシステムが支障無く動作する
ことを目的とする。 【解決手段】 フラッシュメモリ内のプログラムまたは
データを更新する領域A13と、工場出荷のままで更新
しない領域B14を設け、システムのブート時JUMP
命令12に従って、領域A13のデータが正常に書込さ
れていれば、領域Aの先頭アドレス16aから実行し、
領域A13のデータが書換中に異常終了したと判断され
た場合は、領域Bの先頭アドレス16bから実行するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
書換方法に関するものであり、特にハードディスクレコ
ーダ等の情報家電製品に使用してブートプログラムある
いはデータを記憶更新するフラッシュメモリ書換方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュメモリ書換方法は、特
開平11−260075号公報に記載されているよう
に、フラッシュメモリに記憶されているデータを書き換
える場合、消去する領域を予めランダムアクセスメモリ
に転送しておき、途中でデータの消去を中止した場合や
書換に失敗した際に、ランダムアクセスメモリに退避し
ておいたデータをフラッシュメモリの元の状態に復帰で
きるようにしたものが知られている。
【0003】また、フラッシュメモリに記憶されている
データを書き換える場合、予めフラッシュメモリ供給電
圧を監視して、正規の電圧であれば書換を実行するよう
にして、フラッシュメモリに記憶されたデータの書換に
対する信頼性を高めたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフラッシュメモリ書換方法においては、フラッシュ
メモリの書換時、予めランダムアクセスメモリに退避す
るためのメモリ領域を確保しなければならず、このため
にランダムアクセスメモリの作業領域が制約されるとい
う問題点があった。
【0005】また、上記フラッシュメモリの書換時、ラ
ンダムアクセスメモリへの領域書き込み時間が新たに発
生するという問題点があった。
【0006】また、フラッシュメモリの書換時、予めフ
ラッシュメモリ供給電圧を監視して、正規の電圧であれ
ば書換を実行する方法では、書き換え中に停電等の電圧
低下があった場合、書換領域のデータが消去されたり間
違ったデータが書き込まれるという問題点があった。特
にフラッシュメモリにブートプログラムが書き込まれて
いる場合、フラッシュメモリの書換時にこの内容が損傷
されてしまうと、次回以降の電源投入時、システム自体
が起動しないという致命的な状態に陥ってしまう。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、フラッシュメモリ書換時に誤ってプログラムや
データが損傷しても、元に復帰することができるフラッ
シュメモリ書換方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フラッシュメモリの書換時、予めランダム
アクセスメモリに退避することに代えて、フラッシュメ
モリを少なくとも2つに分割して書換を行う領域と書換
をしない領域を設けるようにしたものである。
【0009】これによりフラッシュメモリ書換時に誤っ
てプログラムやデータが損傷しても、システムが暴走す
ることなく、元に復帰することができるフラッシュメモ
リ書換方法が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、プログラムあるいはデータを記憶するフラッシュメ
モリと、前記フラッシュメモリへの読出し、消去及び書
込み処理を行うフラッシュメモリ制御手段と、前記フラ
ッシュメモリの領域を少なくとも2つに分割し、プログ
ラムあるいはデータを更新できるデータ更新可能領域
と、プログラムあるいはデータを更新できないデータ更
新不可能領域とからなる構造を有し、前記データ更新可
能領域において、プログラムあるいはデータの更新に失
敗した場合、前記データ更新不可能領域のプログラムあ
るいはデータを使用する手段を有したものであり、更新
されたプログラムまたはデータが損傷された場合でも一
時的に安定したシステムが確保できるという作用があ
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記データ更新可能領域でプログラムあるい
はデータの更新に失敗した場合、損傷した領域のプログ
ラムあるいはデータを復旧処理する復旧処理手段と、復
旧後は前記復旧処理手段で復旧されたデータ更新可能領
域のプログラムあるいはデータを使用することを特徴と
したものであり、損傷した領域のプログラムまたはデー
タを自ら修復し、常に更新されたプログラムまたはデー
タを使用したシステムが確保できるという作用がある。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
において、プログラムあるいはデータを記憶するフラッ
シュメモリは、予め工場出荷時に分割された領域に同じ
内容のプログラムあるいはデータが書込まれていること
を特徴としたものであり、プログラムまたはデータの更
新に余分な時間が不要で、且つ信頼性の高いシステムを
確保できるという作用がある。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、プログラ
ムあるいはデータを記憶するフラッシュメモリと、前記
フラッシュメモリへの読出し、消去及び書込み処理を行
うフラッシュメモリ制御手段と、前記フラッシュメモリ
の領域を少なくとも2つに分割し、プログラムあるいは
データを更新できるデータ更新可能領域と、プログラム
あるいはデータを更新できないデータ更新不可能領域と
からなる構造を有し、前記データ更新可能領域のプログ
ラムを実行中に不正な処理を検知する不正処理検知手段
と、前記不正処理検知手段によって不正な処理を検知し
た場合、例外処理プログラムへ実行を移行する例外処理
移行手段と、前記例外処理プログラムによって前記デー
タ更新不可能領域のプログラムを使用することを特徴と
したものであり、更新されたプログラムに損傷があった
場合でも正常にシステムが起動できるという作用があ
る。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
において、前記不正な処理とは、規定されていない命令
コードをフェッチした場合、あるいはデータの参照アド
レスが規定のアドレス境界でない場合、あるいはスタッ
クが規定の範囲を超えた場合のいずれかであることを特
徴としたものであり、更新されたプログラムに損傷があ
った場合に上記不正な処理が発生することで不正箇所を
検知できるという作用がある。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
において、前記例外処理プログラムは、同一フラッシュ
メモリ上の前記データ更新不可能領域に、予め工場出荷
時に書込まれていることを特徴としたものであり、フラ
ッシュメモリの使用効率及び信頼性の高いシステムを提
供できるという作用がある。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、請求項2
において、前記データ更新不可能領域のプログラムを実
行してシステムが起動した場合、適時前記復旧処理手段
によって復旧することを特徴としたものであり、システ
ムの稼動効率を低下させることなく損傷した領域のプロ
グラムまたはデータを修復することができるという作用
がある。
【0017】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
において、前記適時とは、システムがパワーオフの時、
あるいはシステムがパワーオンで且つ前記復旧処理手段
によって復旧ができると判断した時に行うことを特徴と
したものであり、システムの稼動効率を低下させること
なく損傷した領域のプログラムまたはデータを修復する
ことができるという作用がある。
【0018】また、請求項9に記載の発明は、プログラ
ムあるいはデータを記憶するフラッシュメモリと、前記
フラッシュメモリへの読出し、消去及び書込み処理を行
うフラッシュメモリ制御手段と、前記フラッシュメモリ
の領域を少なくとも2つに分割し、プログラムあるいは
データを更新できるデータ更新可能領域と、プログラム
あるいはデータを更新できないデータ更新不可能領域と
からなる構造を有し、前記データ更新可能領域のプログ
ラムあるいはデータの正否を示すTAGと、前記TAG
が正しいかどうかを判定するTAG判定手段を有するこ
とを特徴としたものであり、これによってシステムが暴
走することなく信頼性の高いシステムを提供できるとい
う作用がある。
【0019】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9において、前記データ更新可能領域のプログラムある
いはデータを使用する前に、前記TAG判定手段によっ
て前記TAGの値が正しければ、データ更新可能領域の
プログラムあるいはデータを使用し、正しくなければ、
データ更新不可能領域のプログラムあるいはデータを使
用することを特徴としたものであり、これによってシス
テムが暴走することなく信頼性の高いシステムを提供で
きるという作用がある。
【0020】また、請求項11に記載の発明は、プログ
ラムあるいはデータを記憶するフラッシュメモリと、前
記フラッシュメモリへの読出し、消去及び書込み処理を
行うフラッシュメモリ制御手段と、前記フラッシュメモ
リにプログラムあるいはデータを更新できるデータ更新
可能領域と、前記フラッシュメモリとは別の不揮発性メ
モリにプログラムあるいはデータを更新できないデータ
更新不可能領域とからなる構成を有したことを特徴とし
たものであり、メモリの容量や構成に制約されないシス
テムを提供できるという作用がある。
【0021】また、請求項12に記載の発明は、請求項
11において、前記不揮発性メモリは、前記データ更新
可能領域と同じ内容のプログラムあるいはデータが予め
工場出荷時に書込まれていることを特徴としたものであ
り、プログラムまたはデータの更新に余分な時間が不要
で、且つ信頼性の高いシステムを確保できるという作用
がある。
【0022】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1におけるフラッシュメモリ書換方法について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1
におけるフラッシュメモリのメモリマップ図であり、図
2および図3は、同フラッシュメモリの実行処理及び更
新処理を示すフローチャートである。
【0023】図1において、システムがブート時に最初
に実行されるフラッシュメモリの先頭アドレス15から
システムの初期化に必要な初期化プログラム11が、書
き込まれている。領域A13は最新のプログラムまたは
データが更新される書換専用の領域であって、且つ通常
の処理で実行される領域である。
【0024】一方、領域B14は工場出荷時のプログラ
ムまたはデータが書込まれており、以降一切書換しない
領域であって、且つ領域A13の内容が破損された時に
一時的にシステムの復旧用として実行される領域であ
る。なお、領域A13と領域B14には、予め工場出荷
時に同じ内容が書き込まれているものとする。
【0025】以下、実際にハードディスクレコーダにお
いてフラッシュメモリをブート用として使用した場合の
システムについて、図2及び図3のフローチャートに基
づいて説明する。
【0026】ハードディスクレコーダの電源を投入する
と、まず最初に初期化処理21が実行される。次にJU
MP命令12を実行する。JUMP先のアドレスは、領
域A13の先頭アドレス16aまたは、領域B14の先
頭アドレス16bのどちらか一方が書き込まれるように
なっており、工場出荷時は領域A13の先頭アドレス1
6aが書き込まれている。そこで、領域A処理23が実
行される。以降、次の処理24が順次実行される。
【0027】システムが起動中、通信回線を通して最新
のブートプログラムが送られて来た場合、図3の更新処
理関数30が実行される。書換処理を行う直前に、JU
MP先の変更31でJUMP命令12のJUMP先のア
ドレスを領域B14の先頭アドレス16bに書き換え
る。その後、領域A消去処理32と領域A書込処理33
を実行し、最新のブートプログラムに更新する。次にベ
リファイ処理34で更新された内容が通信回線を通して
送られてきた内容と同じかどうか、ベリファイを行う。
正常に更新されたら、JUMP先変更処理31でJUM
P命令12のJUMP先のアドレスを、書換処理を行う
前の領域A13の先頭アドレス16aに書き換える。
【0028】上記、フラッシュメモリの更新中に不測の
停電や誤って電源コードが抜かれた場合、フラッシュメ
モリの内容は、損傷し保証されなくなる。領域A消去処
理32実行中に停電が発生し処理が中断された場合、次
にハードディスクレコーダの電源を投入すると、前記同
様まず最初に初期化処理21が実行され、次にJUMP
命令12を実行する。今回、JUMP先のアドレスは、
領域B14の先頭アドレス16bに書き換わったままに
なっているので、工場出荷時のプログラムである領域B
処理25が実行される。その結果、正常にシステムが起
動することが可能となる。次に通信回線と接続し、最新
のブートプログラムを領域A13の内容と書き換えるた
めに、前記同様、更新処理関数30を実行する。
【0029】以上のように本実施の形態1によれば、フ
ラッシュメモリ更新中に発生した書き込みエラーを未然
に回避し、安定した動作を保証し、システムを最新のプ
ログラムで実行することができる。
【0030】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるフラッシュメモリ書換方法について、図面を参照
しながら説明する。図4は本発明の実施の形態2におけ
るフラッシュメモリのメモリマップ図であり、図5は、
同フラッシュメモリの実行処理及び更新処理を示すフロ
ーチャートである。
【0031】図4において、領域Aを実行中に規定され
ていない命令コードをフェッチした場合、またはデータ
の参照アドレスが規定のアドレス境界でない場合、また
は規定したスタック領域を越えてアクセスしようとした
場合のような不正な処理が検知された場合に実行する例
外処理プログラム17が予め記載されている。
【0032】以下、実施の形態1と同様に図5のフロー
チャートに基づいて説明する。ハードディスクレコーダ
の電源を投入すると、まず最初に初期化処理21が実行
される。次に領域A13の内容が正しく更新されていれ
ば、領域A処理23を実行した後、次の処理24を実行
する。しかし、領域A処理23を実行中に前記不正な処
理が検知されると、その時点で例外処理プログラム17
に制御が移行する。例外処理プログラム17では、再
度、初期化処理21を実行し、次に領域B処理25を実
行する。次に領域A13の内容を修復するために更新フ
ラグを1に設定しておく。このようにシステムが一時的
に正常に起動したので、次の処理24を実行する。
【0033】POWER判定処理42によってシステム
の電源がOFFで、且つ更新フラグ判定処理43で更新
フラグが1であれば、領域A13の内容を修復する。領
域A消去処理32と領域A書込処理33を実行し、最新
のブートプログラムに更新する。最後に更新フラグを0
に設定した後、次の処理24を実行する。
【0034】以上のように本実施の形態2によれば、更
新されたプログラム内に損傷があった場合、これを例外
処理検知することで一時的にシステムを安定に起動する
ことができる。
【0035】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるフラッシュメモリ書換方法について、図面を参照
しながら説明する。図6は本発明の実施の形態3におけ
るフラッシュメモリのメモリマップ図であり、図7は、
同フラッシュメモリの実行処理及び更新処理を示すフロ
ーチャートである。
【0036】図6において、領域A13の最後の空きエ
リアに、領域A13の処理プログラムが正しく更新され
たことを示す数バイトから成るTAG18を書込むエリ
アを確保したものである。
【0037】以下、実施の形態1と同様に図7のフロー
チャートに基づいて説明する。ハードディスクレコーダ
の電源を投入すると、まず最初に初期化処理21が実行
される。次にTAG判定処理51によってTAGの値が
正しい値かどうかを判定する。正しいと判定した場合
は、領域Aの処理23を実行した後、次の処理24に進
む。
【0038】一方、TAGの値が正しくないと判定した
場合、領域B処理25を実行することで一時的にシステ
ムを起動する。その後、領域A消去処理32と領域A書
込処理33を実行することで破損した領域A13の内容
を修復する。次に更新された領域A13の内容が正しい
ことを示すTAG18を書込むTAG書込処理52を実
行した後、次の処理24に進む。
【0039】つまり領域A13の内容を更新中に不測の
停電が発生した場合、TAGの内容が領域A消去処理3
2で消されているため、次に電源が投入された場合は、
TAG判定処理51によって領域B処理25を実行する
ことで、システムが暴走することなく、一時的に安定し
たシステムを起動することができる。
【0040】以上のように本実施の形態3によれば、修
復されたプログラムが正しく更新されたことを示すTA
Gをデータ更新可能領域に設けることで、一時的にシス
テムを安定に起動することができる。
【0041】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おけるフラッシュメモリ書換方法について、図1と図4
と図6を用いて説明する。
【0042】これまで述べた実施の形態1から実施の形
態3で使用したフラッシュメモリは、データ更新可能領
域である領域A13とデータ更新不可能領域である領域
B14の少なくとも2つの領域に分割した構成を特徴と
したものである。これを本発明の実施の形態4では、前
記データ更新不可能領域である領域B14を別の不揮発
性メモリ上に配置する構成とする。たとえばフラッシュ
メモリの容量が不足し、領域A13と領域B14の2つ
の領域を確保できない場合、別の不揮発性メモリに領域
B14を確保することで、前記実施の形態1から実施の
形態3と同様なフラッシュメモリ書換方法により、同等
の処理を実現することが可能となる。
【0043】以上のように本実施の形態4によれば、デ
ータ書換不可能領域を別の不揮発性メモリに配置するこ
とでも、まったく同等の効果を得ることができる。
【0044】なお、本実施の形態では、ブートプログラ
ムの場合で説明したが、データの更新の場合も同様な効
果が得られる。
【0045】さらに、本実施の形態では、更新できる領
域と、更新できない領域の2つに分割した例について説
明したが、分割領域を2つ以上にし、それぞれの領域を
複数持たせて処理しても同様な効果が得られることは言
うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、フラッシュメモ
リの領域を少なくとも2つに分割し、プログラムまたは
データを更新できる領域と、更新できない領域からなる
構造を有し、前記プログラムまたはデータの更新に失敗
した場合、もう一方の更新されていない領域のプログラ
ムまたはデータを使用する構成にすることにより、プロ
グラムが暴走したり間違った処理を行ったりするような
問題のないフラッシュメモリ書換方法を得ることがで
き、安定したシステムを構築できるという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるフラッシュメモ
リのメモリマップ図
【図2】実施の形態1におけるフラッシュメモリの実行
処理を示すフローチャート
【図3】実施の形態1におけるフラッシュメモリの更新
処理を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2におけるフラッシュメモ
リのメモリマップ図
【図5】実施の形態2におけるフラッシュメモリの実行
処理を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態3におけるフラッシュメモ
リのメモリマップ図
【図7】実施の形態3におけるフラッシュメモリの実行
処理を示すフローチャート
【符号の説明】
11 初期化プログラム 12 JUMP命令 13 領域A 14 領域B 16a、16b 各領域の先頭アドレス 17 例外処理プログラム 21 初期化処理 23 領域A処理 25 領域B処理 30 更新処理関数 31 JUMP先変更処理 32 領域A消去処理 33 領域A書込処理 34 ベリファイ処理 42 POWER判定処理 43 更新フラグ判定処理 51 TAG判定処理 52 TAG書込み処理

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムあるいはデータを記憶するフ
    ラッシュメモリと、前記フラッシュメモリへの読出し、
    消去及び書込み処理を行うフラッシュメモリ制御手段
    と、前記フラッシュメモリの領域を少なくとも2つに分
    割し、プログラムあるいはデータを更新できるデータ更
    新可能領域と、プログラムあるいはデータを更新できな
    いデータ更新不可能領域とからなる構造を有し、前記デ
    ータ更新可能領域において、プログラムあるいはデータ
    の更新に失敗した場合、前記データ更新不可能領域のプ
    ログラムあるいはデータを使用する手段を備えたことを
    特徴とするフラッシュメモリ書換方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記データ更新可能
    領域でプログラムあるいはデータの更新に失敗した場
    合、損傷した領域のプログラムあるいはデータを復旧処
    理する復旧処理手段と、復旧後は前記復旧処理手段で復
    旧されたデータ更新可能領域のプログラムあるいはデー
    タを使用することを特徴とする請求項1に記載のフラッ
    シュメモリ書換方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、プログラムあるいは
    データを記憶するフラッシュメモリは、予め工場出荷時
    に分割された領域に同じ内容のプログラムあるいはデー
    タが書込まれていることを特徴とする請求項1に記載の
    フラッシュメモリ書換方法。
  4. 【請求項4】 プログラムあるいはデータを記憶するフ
    ラッシュメモリと、前記フラッシュメモリへの読出し、
    消去及び書込み処理を行うフラッシュメモリ制御手段
    と、前記フラッシュメモリの領域を少なくとも2つに分
    割し、プログラムあるいはデータを更新できるデータ更
    新可能領域と、プログラムあるいはデータを更新できな
    いデータ更新不可能領域とからなる構造を有し、前記デ
    ータ更新可能領域のプログラムを実行中に不正な処理を
    検知する不正処理検知手段と、前記不正処理検知手段に
    よって不正な処理を検知した場合、例外処理プログラム
    へ実行を移行する例外処理移行手段と、前記例外処理プ
    ログラムによって前記データ更新不可能領域のプログラ
    ムを使用することを特徴とするフラッシュメモリ書換方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記不正な処理と
    は、規定されていない命令コードをフェッチした場合、
    あるいはデータの参照アドレスが規定のアドレス境界で
    ない場合、あるいはスタックが規定の範囲を超えた場合
    のいずれかであることを特徴とする請求項4に記載のフ
    ラッシュメモリ書換方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記例外処理プログ
    ラムは、同一フラッシュメモリ上の前記データ更新不可
    能領域に、予め工場出荷時に書込まれていることを特徴
    とする請求項4に記載のフラッシュメモリ書換方法。
  7. 【請求項7】 請求項2において、前記データ更新不可
    能領域のプログラムを実行してシステムが起動した場
    合、適時前記復旧処理手段によって復旧することを特徴
    とする請求項2に記載のフラッシュメモリ書換方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記適時とは、シス
    テムがパワーオフの時、あるいはシステムがパワーオン
    で且つ前記復旧処理手段によって復旧ができると判断し
    た時に行うことを特徴とする請求項7に記載のフラッシ
    ュメモリ書換方法。
  9. 【請求項9】 プログラムあるいはデータを記憶するフ
    ラッシュメモリと、前記フラッシュメモリへの読出し、
    消去及び書込み処理を行うフラッシュメモリ制御手段
    と、前記フラッシュメモリの領域を少なくとも2つに分
    割し、プログラムあるいはデータを更新できるデータ更
    新可能領域と、プログラムあるいはデータを更新できな
    いデータ更新不可能領域とからなる構造を有し、前記デ
    ータ更新可能領域のプログラムあるいはデータの正否を
    示すTAGと、前記TAGが正しいかどうかを判定する
    TAG判定手段を有することを特徴とするフラッシュメ
    モリ書換方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記データ更新可
    能領域のプログラムあるいはデータを使用する前に、前
    記TAG判定手段によって前記TAGの値が正しけれ
    ば、データ更新可能領域のプログラムあるいはデータを
    使用し、正しくなければ、データ更新不可能領域のプロ
    グラムあるいはデータを使用することを特徴とする請求
    項9に記載のフラッシュメモリ書換方法。
  11. 【請求項11】 プログラムあるいはデータを記憶する
    フラッシュメモリと、前記フラッシュメモリへの読出
    し、消去及び書込み処理を行うフラッシュメモリ制御手
    段と、前記フラッシュメモリにプログラムあるいはデー
    タを更新できるデータ更新可能領域と、前記フラッシュ
    メモリとは別の不揮発性メモリにプログラムあるいはデ
    ータを更新できないデータ更新不可能領域とからなる構
    成を有したことを特徴とするフラッシュメモリ書換方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記不揮発性メ
    モリは、前記データ更新可能領域と同じ内容のプログラ
    ムあるいはデータが予め工場出荷時に書込まれているこ
    とを特徴とする請求項11に記載のフラッシュメモリ書
    換方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133982A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Sanyo Electric Co Ltd マイクロコンピュータ、マイクロコンピュータにおける不揮発性メモリのデータ保護方法
CN1303541C (zh) * 2003-08-20 2007-03-07 上海乐金广电电子有限公司 光盘记录播放器的存储器操作方法及装置
US7877562B2 (en) 2005-06-13 2011-01-25 Tdk Corporation Memory controller, flash memory system, and control method of flash memory
JP2017517795A (ja) * 2014-04-07 2017-06-29 クアルコム,インコーポレイテッド 外部メモリデバイス上に存在するチップ制限命令を使用したブートシーケンス修正のためのシステムおよび方法

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