JPH08304222A - 制振型材の剥離検査方法 - Google Patents

制振型材の剥離検査方法

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JPH08304222A
JPH08304222A JP7137190A JP13719095A JPH08304222A JP H08304222 A JPH08304222 A JP H08304222A JP 7137190 A JP7137190 A JP 7137190A JP 13719095 A JP13719095 A JP 13719095A JP H08304222 A JPH08304222 A JP H08304222A
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伸一 木下
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明男 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、制振材の剥離とその剥離位置を非
破壊で容易に検出することのできる制振型材の剥離検査
方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の制振型材の剥離検査方法は、平板部
2、3とリブ部4〜7で構成され、この平板部2、3及
びリブ部4〜7に制振材8が取付けられている制振型材
1において、平板部2もしくは3を加振器10で加振し
て、検出器20、21でこの平板部2、3もしくはリブ
部4〜7を伝達する周波数ごとの振動値と加振される加
振力又は振動速度とを検出したのち、この検出データに
基づいて求められる計測伝達関数Kと予め求められた基
礎伝達関数Lとの比較において、平板部2、3もしくは
リブ部4〜7に取付けられている制振材8の剥離の有無
を判別する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、鉄道、航空機
等の輸送機械や産業機械、建設機械等に用いられる制振
型材の剥離検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギや高速化を目的に構造
物の軽量化が図られており、構造部材としてアルミ合金
が多く用いられるよになってきた。ところが、構造の軽
量化に伴い剛性が低下し、振動や騒音が大きくなるとい
う問題が発生している。
【0003】この問題を解消すべく、制振材をアルミ押
し出し型材に貼り付けた複合材である制振型材を開発し
た。この制振型材は,型材の内外面に制振性のある樹脂
を貼り付けて一体化したことを特徴としており、型材に
発生する振動を制御する効果を具備するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の制振型材の長さは数m以上で、制振材が内面に貼り
付けてある場合が多いので、目視による制振材の剥離と
その位置を検出することが極めて困難で、この制振材の
剥離は制振型材の制振性能の劣化につながり、制振型材
の製品としての品質保証に問題が生じる。
【0005】また、制振材が剥離している位置の検出が
できないことは、制振型材の制振型材の補修等を行うこ
とができないため、制振材の剥離が発生している制振型
材を廃棄等するしかなく、制振型材の製品コスト(価
格)等が高くなってしまうという問題もある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、制振材の剥離とその位置を非破壊で
容易に検出することのできる制振型材の剥離検査方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の制振型材の剥離検査方法では、請求項1に
おいては、平板部間に当該平板部とともにN個のトラス
構造を形成するリブ部とから構成され、少なくとも前記
平板部に制振材が取付けられてなる制振型材において、
(1)前記平板部を振動させる加振器と当該振動を検出
する検出器とを、検査対象となる前記平板部が延びる長
手方向に所定間隔を隔てて配置し、(2)当該平板部を
前記加振器で振動させて、前記検出器で前記加振器と所
定間隔を隔てる位置に伝達される周波数ごとの振動速度
値と、検査対象となる前記平板部に加振される加振力又
は振動速度とを検出したのち、(3)当該検出器が検出
した検出データに基づいて計測伝達関数を求め、(4)
予め求められた基礎伝達関数と前記計測伝達関数とを比
較することにより、検査対象となる前記平板部の制振材
の剥離を判別するものである。
【0008】請求項2においては、請求項1のものにお
いて、 前記所定間隔の間にN個の測定地点を設定し、
前記加振器で検査対象となる前記平板部を振動させて、
前記検出器で前記各測定地点において伝達される周波数
ごとの振動速度値と前記平板部に加振される加振力又は
振動速度とを検出したのち、この検出データに基づいて
求められる各測定地点おける計測伝達関数と当該各測定
地点に対応する基礎伝達関数との比較において、検査対
象の前記平板部の制振材の剥離位置を判別するものであ
る。
【0009】請求項3においては、請求項1又は請求項
2のものにおいて、前記基礎伝達関数は、前記制振材が
取付けられる前の前記平板部の数箇所と前記制振材が取
付けられた前記平板部の数箇所とを加振してそれぞれの
比較において求め、又はN個の制振型材サンプルを加振
して相対的に求められるものである。
【0010】請求項4においては、請求項1又は請求項
2のものにおいて、前記加振器は、圧電素子からなって
いるものである。
【0011】請求項5においては、平板部間に当該平板
部とともにN個のトラス構造を形成するリブ部とから構
成され、少なくとも前記リブ部に制振材が取付けられて
なる制振型材において、(1)前記平板部材を振動させ
る加振器を検査対象となる前記リブ部が存するトラス構
造の平板部に配置するとともに、前記振動を検出する検
出器を前記平板部の他の平板部と前記リブ部との交点に
配置し、(2)前記平板部を前記加振器で振動させて、
前記検出器で前記リブ部に伝達される周波数ごとの振動
速度値と、前記平板部に加振される加振力又は振動速度
とを検出したのち、(3)当該検出器が測定した検出デ
ータに基づいて計測伝達関数を求め、(4)予め求めら
れた基礎伝達関数と前記計測伝達関数とを比較すること
により、検査対象となる前記リブ部の制振材の剥離を判
別するものである。
【0012】請求項6においては、請求項5のものにお
いて、前記N個のトラス構造を形成する前記平板材を加
振器で順次振動させて、前記検出器で当該N個のトラス
構造の前記各交点におけるリブ部に伝達される周波数ご
との振動速度値と前記平板部に加振される加振力又は振
動速度とを順次検出したのち、当該検出器が検出した検
出データに基づいて前記N個のトラス構造の各計測伝達
関数を求め、前記N個のトラス構造に対応する基礎伝達
関数と前記各計測伝達関数とを比較するこにより、前記
N個のトラス構造を形成するリブ部のうち、剥離してい
るリブ部を判別するものである。
【0013】請求項7においては、請求項5又は請求項
6のものにおいて、前記加振器と前記検出器とを、前記
平板材に設定されたN個の測定地点に、順次配置して、
当該各測定地点を前記加振器で加振するとともに、前記
検出器で前記各測定地点において伝達される周波数ごと
の振動速度値と前記平板部に加振される加振力又は振動
速度とを検出したのち、この検出データに基づいて求め
られる各測定地点おける計測伝達関数と当該各測定地点
に対応する基礎伝達関数との比較において、前記リブ部
の制振材の剥離位置を判別するものである。
【0014】請求項8においては、請求項5から請求項
7それぞれのものにおいて、前記基礎伝達関数は、前記
制振材が取付けられる前の前記平板部の数箇所と前記制
振材が取付けられた前記平板部の数箇所とを加振してそ
れぞれの比較において求め、、又はN個の制振型材サン
プルを加振して相対的に求められるものである。
【0015】請求項9においては、請求項5から請求項
6それぞれのものにおいて、前記加振器は、圧電素子か
らなっているものである。
【0016】
【作用】本発明の制振型材の剥離検査方法によれば、制
振型材を形成する平板部及びリブ部のそれぞれに取り付
けられている制振材の剥離の有無と剥離位置を、非破壊
で判別することができる。
【0017】また、制振型材を形成する平板部とリブ部
の制振材の剥離位置を検出することができるので、制振
材の剥離の補修等を行うことが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明における制振型材の剥離検査方
法の一実施例を図面を参照して説明する。
【0019】図1は本実施例における制振型材の構成を
示す斜視図、図2は本実施例における加振器と加速度セ
ンサの構成とを示す平面図、図3は本実施例における制
振型材の平板部の剥離の有無の検査方法を説明するため
の加振器と加速度センサの配置を示した斜視図、図4は
本実施例における制振型材の平板部の剥離の有無の検査
方法を説明するためのフローチャート、図5は本実施例
における制振型材の平板部の剥離位置の検査方法を説明
するための加振器と加速度センサの配置を示した斜視
図、図6は本実施例における制振型材の平板部の剥離位
置の検査方法を説明するためのフローチャト、図7は本
実施例における制振型材のリブ部の剥離の有無の検査方
法を説明するための加振器と加速度センサの配置を示し
た斜視図、図8及び図9は本実施例における制振型材の
リブ部の剥離の有無の検査方法を説明するためのフロー
チャート、図10は本実施例における制振型材のリブ部
の剥離位置の検査方法を説明するための加振器と加速度
センサの配置を示した斜視図、図11は本実施例におけ
る制振型材のリブ部の剥離位置の検査方法を説明するた
めのフローチャト、図12は測定伝達関数と基礎伝達関
数を示すクラフである。
【0020】図1において、1は制振型材であって、平
板部2、3とこの平板部2、3間に、例えば、この平板
部2、3とともに3個の三角トラス構造A、B、Cを形
成するリブ部4〜7とで構成されるアルミ押し出し型材
に、この平板部2、3及びリブ部4〜7の内面にそれぞ
れ樹脂製の制振材8が貼り付けられた複合材である。ま
た、制振型材1は、この平板部2、3とリブ部4〜7
が、制振材8とともに所定の長さ延びて、長方形状に形
成されている。
【0021】次に、図2における本実施例の制振型材の
剥離検査方法に使用され加振器10と加速度センサ20
について、以下に説明する。
【0022】図2において、10は加振器であって、お
もり10Aと圧電素子10Bとで構成され、この圧電素
子10Bが高速電力増幅器11に接続されている。高速
電力増幅器11はアナライザ12に接続されて、このア
ナライザ12からの指令信号に基づいて圧電素子10B
に供給する電力を増幅変化させるものである。これによ
り、加振器10は、おもり10Aと圧電素子10Bとの
組合せにより、高周波数の振動を制振型材1に加振する
ことが可能とされる。
【0023】また、図2において、20、21は加速度
センサであって、それぞれ加振器10のおもり10A上
と、制振型材1上とに取り付けられるものである。この
加速度センサ20、21は、加振器10の振動周波数
と、この加振器10で制振型材1が加振されて、伝達す
る振動を検出して、この検出データをチャージアンプ2
2を介してアナライザ12に送出する。アナライザ12
は、加振器10を加振させるため高速電力増幅器11か
らの電力増幅を制御し、加速度センサ20、21の検出
開始を制御するとともに、加速度センサ20、21が検
出する検出データに基づいて計測伝達関数Kを求めて、
基礎伝達関数Lと比較して制振型材1の制振材8の剥離
の有無を判別するものである。
【0024】また、計測伝達関数K及び基礎伝達関数L
は、加速度センサ21で検出される加振器10で制振型
材1に加振される周波数(Hz)と、加速度センナ20
で検出される加振器10で制振型材1に加振されて、伝
達する振動値(dB)との関係を示す関数であって、こ
の基礎伝達関数L(平板部2を検査するものと、リブ部
4〜7を検査するものとの2種類がある。)は、例え
ば、制振型材1の各制振材8に剥離がない良品に加振し
て上記周波数(Hz)と振動値(dB)を測定したもの
や、N個の制振型材サンプルにそれぞれ加振して上記周
波数(Hz)と振動値(dB)を測定したものから相対
的に求められたもの、あるいは、制振材8が取付けられ
る前の制振型材1の平板部2、3の数箇所と制振材8が
取付けられた制振型材1の平板部2、3の数箇所とを加
振して、各々の箇所に伝達され振動値(dB)や振動速
度値とを比較することで求めるものである。
【0025】このような構成において、以下、本実施例
における制振型材1の剥離検査方法について、図3乃至
図12に基づいて説明する。
【0026】A.制振型材1の平板部材2、3に貼られ
た制振材8の剥離検査方法: (1)制振型材1の平板部2の剥離の有無を検査する方
法について、図3及び図4に基づいて説明する。
【0027】まず、トラス構造Aを形成する平板部2の
内面に貼られた制振材8の剥離の有無を検査するために
は、図3に示すように、加振器10を、トラス構造Aの
平板部2の一端部上で、制振材8の巾方向中央に載置す
るとともに、この加振器10に対して長手方向の線D上
の所定間隔aを隔てた位置に加速度センサ20を取り付
ける。また、加速度センサ21は、加振器10のおもり
10A上に取り付けられている。(図4のステップ1)
【0028】次いで、高速電力増幅器11を介して周波
を変化させながら(1000〜10000K Hzの範
囲)加振器10により、トラス構造Aの平板部2を加振
して、加速度センサ20、21で平板部2を伝達する振
動値(dB)と、平板部2に加振される周波数(Hz)
とをリアルタイムに検出して、アナライザ12に検出デ
ータとして送出する。(図4のステップ2)
【0029】そして、アナライザ12で上記検出データ
に基づいて、図12(a)に示すように、計測伝達関数
Kを求める。(図4のステップ3)
【0030】次いで、アナライザ12が、計測伝達関数
Kと上記基礎伝達関数L(平板部2用のもの)とを比較
することにより、剥離の有無を判別する。すなわち、ア
ナライザ12で求めた計測伝達関数Kが基礎伝達関数L
とほぼ一致する場合には、トラス構造Aの平板部2の制
振部材8の剥離は無いと判別し、図12(a)に示すよ
うに、計測伝達関数Kが基礎伝達関数Lを越える場合
(通常、加振器10と加速度センサ20との間に制振材
8の剥離があると、型材1の振動は制振材8による減衰
がなく、振動がほとんどそのまま伝わってしまい、剥離
がない場合より高い振動値(dB)を示す。)には、ト
ラス構造Aの平板部2の制振材8に剥離が存在すると判
断する。(図4のステップ4)
【0031】これにより、トラス構造Aを形成する平板
部2の制振材8の剥離の有無の検査をすることができ、
また、トラス構造B、Cを形成する平板部2、3の制振
材8の剥離の有無を検査するのにも上記に示した手順
で、同様に行うことができる。
【0032】(2)制振型材1の平板部2の剥離位置在
を検査する方法について、図5及び図6に基づいて説明
する。
【0033】上記A.(1)に示す手順によって(図4
のステップ1〜ステップ4)、トラス構造Aの平板部2
の制振材8に剥離が存在すると判定されると、図5に示
すように、加速度センサ20を一定距離b毎(一定距離
でなくてもよい。)に線D上を、順次、加振器10側に
移動させて、それぞれの地点P、Q、R、S・・・・N
−1、Nにおいて、加振器10によりトラス構造Aの平
板部2を加振して、加速度センサ20、21により、こ
の平板部2を伝達する振動値(dB)と平板部2に加振
される周波数(Hz)とを検出し、この検出データに基
づいてアナライザ12がそれぞれの地点P、Q、R、S
・・・・n−1、nにおける計測伝達関数(KP、K
Q、KR、KS、・・・・・、KN)を求める。(図6
のステップ5)
【0034】そして、アナライザ12がそれぞれの地点
P、Q、R、S・・・・N−1、Nにおける計測伝達関
数(KP、KQ、KR、KS、・・・・・、KN)と各
地点P、Q、R、S・・・・N−1、Nに対応する基礎
伝達関数(LP、LQ、LR、LS・・・・・、LN)
とを比較することにより、トラス構造Aの平板部2の制
振材8の剥離位置を判別する。すなわち、各地点P、
Q、R、S・・・・N−1、Nの計測伝達関数(KP、
KQ、KR、KS、・・・・・、KN)が、それぞれに
対応する基礎伝達関数(LP、LQ、LR、LS・・・
・・、LN)と一致する場合には、剥離がないと判別
し、基礎伝達関数(LP、LQ、LR、LS・・・・
・、LN)を越える場合に剥離が存在すると判別するの
で、剥離位置を特定できる。(図6のステップ6)
【0035】これにより、トラス構造Aを形成する平板
部2の制振材8の剥離位置の検査をすることができ、ま
た、トラス構造B、Cを形成する平板部2、3の制振材
8の剥離位置を検査するのにも上記に示した手順で、同
様に行うことができる。
【0036】B.制振型材1のリブ部材8に貼られた制
振材8の剥離検査方法: (1)制振型材1のリブ部8の剥離の有無を検査する方
法について、図7乃至図9に基づいて説明する。
【0037】まず、トラス構造Aを形成するリブ部4、
5の内面に貼られた制振材8の剥離の有無を検査するた
めには、図7に示すように、加振器10を、トラス構造
Aの平板部2上で、制振型材1の巾方向中央に載置する
とともに、リブ部4、5と平板部3との交点Eである、
平板部3に加速度センサ20を取り付ける。また、加速
度センサ21は、加振器10のおもり10A上に取り付
けられている。(図8のステップA)
【0038】次いで、高速電力増幅器11を介して周波
を変化せながら(1000〜10000K Hzの範
囲)加振器10により、トラス構造Aの平板部2を加振
して、加速度センサ20、21で、リブ部4、5を伝達
する振動値(dB)と、平板部2に加振される周波数
(Hz)とをリアルタイムに検出して、アナライザ12
に検出データとして送出する。(図8のステップB)
【0039】そして、アナライザ12で上記検出データ
に基づいて、図12(b)に示すように、計測伝達関数
KAを求める。(図8のステップC)
【0040】次いで、アナライザ12が計測伝達関数K
Aと基礎伝達関数LA(リブ部4、5用のもの)とを比
較することにより、剥離の有無を判別する。すなわち、
アナライザ12で求めた計測伝達関数KAが基礎伝達関
数LAとほぼ一致する場合には、トラス構造Aのリブ部
4、5の制振部材8の剥離は無いと判別し、図12
(b)に示すように、計測伝達関数KAが基礎伝達関数
LAを越える場合には、トラス構造Aのリブ部4又は5
のいずれかの制振材8に剥離が存在すると判別する。
(図8のステップD)
【0041】そして、アナライザ12が、トラス構造A
のリブ部4又は5のいずれかの制振材8に剥離が存在す
ると判別すると、このリブ部4又は5の制振材8に剥離
が存在するかを判別するために、加振器10を、図7に
示すように、トラス構造Bの平板部3で、制振型材1の
巾方向中央に取り付けるとともに、リブ部5、6と平板
部2との交点Fである、平板部2上に加速度センサ20
を取り付ける。また、加速度センサ21は、加振器10
のおもり10A上に取り付けられている。(図8のステ
ップE)
【0042】次いで、高速電力増幅器11を介して周波
を変化せながら(1000〜10000K Hzの範
囲)加振器10により、トラス構造Bの平板部3を加振
して、加速度センサ20、21で、リブ部5、6を伝達
する振動値(dB)と、平板部3に加振される周波数
(Hz)とをリアルタイムに検出して、アナライザ12
に検出データとして送出する。(図8のステップF)
【0043】そして、アナライザ12で上記検出データ
に基づいて、図12(b)に示すように、計測伝達関数
KBを求める。(図8のステップG)
【0044】次いで、アナライザ12が計測伝達関数K
Bと基礎伝達関数LB(リブ部5、6用のもの)とを比
較することにより、剥離の有無を判別する。
【0045】すなわち、アナライザ12で求めた計測伝
達関数KBが基礎伝達関数LBとほぼ一致する場合に
は、トラス構造Bのリブ部5、6の制振部材8の剥離は
無いと判別されるので、上記ステップDの判別結果とに
よりトラス構造Aのリブ部4の制振材8に剥離が存在す
るこになる。また、上記計測伝達関数KBが、図12
(b)に示すように、基礎伝達関数LBを越える場合に
は、トラス構造Aのリブ部5又は6のいずれかの制振材
8に剥離が存在すると判別され、上記ステップDの判別
結果との比較によりトラス構造Aのリブ部5の制振材8
に剥離が存在するとになる。(図8及び図9のステップ
H)
【0046】これにより、トラス構造Aを形成するリブ
部4又は5の制振材8の剥離の有無の検査をすることが
でき、また、トラス構造B、Cを形成するリブ部5〜7
の制振材8の剥離の有無を検査するのにも上記に示した
手順で、同様に行うことができる。
【0047】(2)制振型材1のリブ部4〜7の剥離位
置在を検査する方法について、図10及び図11に基づ
いて説明する。
【0048】上記B.(1)に示す手順によって(ステ
ップA〜ステップH)、トラス構造Aのリブ部4の制振
材8に剥離が存在すると判定されると、図10に示すよ
うに、加振器10と加速度センサ20とを、一定距離c
毎(一定距離でなくてもよい。)に線D上を、順次、制
振型材1の一端から他端の長手方向に移動させて、それ
ぞれの地点p、q、r、s・・・・n−1、nにおい
て、加振器10によりトラス構造Aの平板部2を加振し
て、加速度センサ20、21でリブ部4、5を伝達する
振動値(dB)と、平板部2に加振される周波数(H
z)とをリアルタイムに検出し、この検出データに基づ
いてアナライザ12がそれぞれの地点p、q、r、s・
・・・n−1、nにおける計測伝達関数(Kp、Kq、
Kr、Ks・・・・Kn)を求める。(図11のステッ
プI)
【0049】そして、アナライザ12がそれぞれの地点
p、q、r、s・・・・n−1、nにおける計測伝達関
数(Kp、Kq、Kr、Ks・・・・Kn)と各地点
p、q、r、s・・・・n−1、nに対応する基礎伝達
関数(Lp、Lq、Lr、Ls・・・・Ln)とを比較
することにより、トラス構造Aのリブ部4の制振材8の
剥離位置を判別する。すなわち、各地点p、q、r、s
・・・・n−1、nの計測伝達関数(Kp、Kq、K
r、Ks・・・・Kn)が、それぞれに対応する基礎伝
達関数(Lp、Lq、Lr、Ls・・・・Ln)とほぼ
一致する場合には、剥離がないと判別し、基礎伝達関数
(Kp、Kq、Kr、Ks・・・・Kn)を越える場合
に剥離が存在すると判別するので、剥離位置を特定でき
る。(図11のステップJ)
【0050】これにより、トラス構造Aを形成するリブ
部4の制振材8の剥離位置の検査をすることができ、ま
た、トラス構造B、Cを形成するリブ部5〜7の制振材
8の剥離位置を検査するのにも上記に示した手順で、同
様に行うことができる。このように本実施例における制
振型材の剥離検査方法によれば、制振型材1を形成する
平板部2、3及びリブ部4〜7の内面にそれぞれ貼り付
けられている制振材8の剥離の有無と剥離位置を、非破
壊で判別することできるので、制振材8の剥離による制
振型材1の制振性能の劣化を防止でき、制振型材1の製
品としての品質が向上する。
【0051】また、制振型材1を形成する平板部2、3
とリブ部4〜7の制振材8の剥離位置を検出することが
できるので、制振材8の剥離の補修等を行うことが可能
となることから、剥離が発生している制振型材1を廃棄
等することがなくなるので、制振型材1の製品コスト等
を低く抑えることができる。
【0052】
【発明の効果】このように本発明の制振型材の剥離検査
方法によれば、制振型材を形成する平板部及びリブ部の
それぞれに取り付けられている制振材の剥離の有無と剥
離位置を、非破壊で判別することできるので、制振材の
剥離による制振型材の制振性能の劣化を防止でき、制振
型材の製品としての品質が向上する。また、制振型材を
形成する平板部とリブ部の制振材の剥離位置を検出する
ことができるので、制振材の剥離の補修等を行うことが
可能となることから、剥離が発生している制振型材を廃
棄等することがなくなるので、制振型材の製品コスト等
を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における制振型材の構成を示す
斜視図である。
【図2】本発明の本実施例における加振器と加速度セン
サの構成とを示す平面図である。
【図3】本発明の実施例における制振型材の平板部の剥
離の有無の検査方法を説明するための加振器と加速度セ
ンサの配置を示した斜視図である。
【図4】本発明の実施例における制振型材の平板部の剥
離の有無の検査方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】本発明の実施例における制振型材の平板部の剥
離位置の検査方法を説明するための加振器と加速度セン
サの配置を示した斜視図である。
【図6】本発明の実施例における制振型材の平板部の剥
離位置の検査方法を説明するためのフローチャトであ
る。
【図7】本発明の実施例における制振型材のリブ部の剥
離の有無の検査方法を説明するための加振器と加速度セ
ンサの配置を示した斜視図である。
【図8】本発明の実施例における制振型材のリブ部の剥
離の有無の検査方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図9】本発明の実施例における制振型材のリブ部の剥
離の有無の検査方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】本発明の実施例における制振型材のリブ部の
剥離位置の検査方法を説明するための加振器と加速度セ
ンサの配置を示した斜視図である。
【図11】本発明の本実施例における制振型材のリブ部
の剥離位置の検査方法を説明するためのフローチャトで
ある。
【図12】本発明の実施例における計測伝達関数と基礎
伝達関数を示すクラフであって、(a)は平板部におけ
る計測伝達関数と基礎伝達関数を示すクラフ、(b)は
リブ部における計測伝達関数と基礎伝達関数を示すクラ
フである。
【符号の説明】
1 制振型材 2、3 平板部 4〜7 リブ部 8 制振材 10 加振器 20、21 加速度センサ(検出器) A〜C トラス構造

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板部間に当該平板部とともにN個のト
    ラス構造を形成するリブ部とから構成され、少なくとも
    前記平板部に制振材が取付けられてなる制振型材におい
    て、 (1)前記平板部を振動させる加振器と当該振動を検出
    する検出器とを、検査対象となる前記平板部が延びる長
    手方向に所定間隔を隔てて配置し、 (2)当該平板部を前記加振器で振動させて、前記検出
    器で前記加振器と所定間隔を隔てる位置に伝達される周
    波数ごとの振動速度値と、検査対象となる前記平板部に
    加振される加振力又は振動速度とを検出したのち、 (3)当該検出器が検出した検出データに基づいて計測
    伝達関数を求め、 (4)予め求められた基礎伝達関数と前記計測伝達関数
    とを比較することにより、検査対象となる前記平板部の
    制振材の剥離を判別することを特徴とする制振型材の剥
    離検査方法。
  2. 【請求項2】 前記所定間隔の間にN個の測定地点を設
    定し、前記加振器で検査対象となる前記平板部を振動さ
    せて、前記検出器で前記各測定地点において伝達される
    周波数ごとの振動速度値と前記平板部に加振される加振
    力又は振動速度とを検出したのち、 この検出データに基づいて求められる各測定地点におけ
    る計測伝達関数と当該各測定地点に対応する基礎伝達関
    数との比較において、検査対象の前記平板部の制振材の
    剥離位置を判別することを特徴とする請求項1記載の制
    振型材の剥離検査方法。
  3. 【請求項3】 前記基礎伝達関数は、前記制振材が取付
    けられる前の前記平板部の数箇所と前記制振材が取付け
    られた前記平板部の数箇所とを加振してそれぞれの比較
    において求め、又はN個の制振型材サンプルを加振して
    相対的に求められることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の制振型材の剥離検査方法。
  4. 【請求項4】 前記加振器は、圧電素子からなることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の制振型材の剥離
    検査方法。
  5. 【請求項5】 平板部間に当該平板部とともにN個のト
    ラス構造を形成するリブ部とから構成され、少なくとも
    前記リブ部に制振材が取付けられてなる制振型材におい
    て、 (1)前記平板部材を振動させる加振器を検査対象とな
    る前記リブ部が存するトラス構造の平板部に配置すると
    ともに、前記振動を検出する検出器を前記平板部の他の
    平板部と前記リブ部との交点に配置し、 (2)前記平板部を前記加振器で振動させて、前記検出
    器で前記リブ部に伝達される周波数ごとの振動速度値
    と、前記平板部に加振される加振力又は振動速度とを検
    出したのち、 (3)当該検出器が測定した検出データに基づいて計測
    伝達関数を求め、 (4)予め求められた基礎伝達関数と前記計測伝達関数
    とを比較することにより、検査対象となる前記リブ部の
    制振材の剥離を判別することを特徴とする制振型材の剥
    離検査方法。
  6. 【請求項6】 前記N個のトラス構造を形成する前記平
    板材を加振器で順次振動させて、前記検出器で当該N個
    のトラス構造の前記各交点におけるリブ部に伝達される
    周波数ごとの振動速度値と前記平板部に加振される加振
    力又は振動速度とを順次検出したのち、 当該検出器が検出した検出データに基づいて前記N個の
    トラス構造の各計測伝達関数を求め、 前記N個のトラス構造に対応する基礎伝達関数と前記各
    計測伝達関数とを比較するこにより、前記N個のトラス
    構造を形成するリブ部のうち、剥離しているリブ部を判
    別することを特徴とする請求項5記載の制振型材の剥離
    検査方法。
  7. 【請求項7】 前記加振器と前記検出器とを、前記平板
    材に設定されたN個の測定地点に、順次配置して、当該
    各測定地点を前記加振器で加振するとともに、前記検出
    器で前記各測定地点において伝達される周波数ごとの振
    動速度値と前記平板部に加振される加振力又は振動速度
    とを検出したのち、 この検出データに基づいて求められる各測定地点おける
    計測伝達関数と当該各測定地点に対応する基礎伝達関数
    との比較において、前記リブ部の制振材の剥離位置を判
    別することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の制
    振型材の剥離検査方法。
  8. 【請求項8】 前記基礎伝達関数は、前記制振材が取付
    けられる前の前記平板部の数箇所と前記制振材が取付け
    られた前記平板部の数箇所とを加振してそれぞれの比較
    において求め、又はN個の制振型材サンプルを加振して
    相対的に求められることを特徴とする請求項5、請求項
    6又は請求項7それぞれに記載の制振型材の剥離検査方
    法。
  9. 【請求項9】 前記加振器は、圧電素子からなることを
    特徴とする請求項5、請求項6又は請求項7それぞれに
    記載の制振型材の剥離検査方法。
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