JP4654377B2 - ひび割れ卵検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ひび割れ卵検出装置に関する。より詳しくは、被検査卵の重さや大きさの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来におけるひび割れ卵検出装置3の構成概要図である。図5に示すように、ひび割れ卵検出装置3は、複数の被検査卵Eを矢印A方向に搬送するためのコンベヤ11、搬送中の各被検査卵Eにそれぞれ同一の衝撃を与えるためのハンマー13、該衝撃を与えた際に発生する振動音を受信するマイクロフォン14、及び被検査卵Eのひび割れを判定するひび割れ判定部HBを備える。
【0003】
ひび割れ卵検出装置3において、ハンマー13で被検査卵Eに衝撃を与えた際に生じる振動音は、マイクロフォン14で集められ、振動データS1としてひび割れ判定部HBに取り込まれる。ひび割れ判定部HBは、振動データS1と予め設定された判定基準データS2とに基づいて、被検査卵Eにひび割れがあるかどうかを判定して判定結果S3を出力する。ここで、判定基準データS2とは、例えば、ひび割れのない正常卵にハンマー13で衝撃を与えた際に生じる振動音のデータである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被検査卵Eの重さや大きさは個々に異なるため、同一の衝撃を与えても、発生する振動音は重さや大きさ毎に異なる。一般に、軽い正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音は、重い正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音よりも小振幅で高周波数である。また、重いひび卵に衝撃を与えた際に発生する振動音は、同程度の重さの正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音よりも小振幅で高周波数である。一方、小さい正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音は、大きい正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音よりも小振幅で高周波数である。また、大きいひび卵に衝撃を与えた際に発生する振動音は、同程度の大きさの正常卵に衝撃を与えた際に発生する振動音よりも小振幅で高周波数である。
【0005】
従来におけるひび割れ卵検出装置3では、被検査卵Eの重さや大きさに基づくデータ処理をすることなくひび割れ判定をしていた。このため、例えば、軽い正常卵を重いひび卵と判断してしまったり、小さい正常卵を大きいひび卵と判断してしまったりすることがあり、判定精度に少なからず問題があった。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、被検査卵の重さや大きさの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができるひび割れ卵検出装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために請求項1の発明は、図1によく示されるように、被検査卵Eに衝撃を与えた際に発生する振動を検知して前記被検査卵Eのひび割れを検出するひび割れ卵検出装置1であって、前記被検査卵Eに衝撃を与えるための衝撃付与手段13と、前記衝撃を与えた際に発生する振動を検知する振動検知手段14と、前記被検査卵Eの重さを特定する重さ特定手段12と、前記振動検知手段14で検知された振動データD1と前記重さ特定手段12で特定された重さデータD2とに基づいて前記被検査卵Eのひび割れを判定するひび割れ判定手段15とを有する。
【0007】
請求項2の発明は、図4によく示されるように、被検査卵Eに衝撃を与えた際に発生する振動を検知して前記被検査卵Eのひび割れを検出するひび割れ卵検出装置2であって、前記被検査卵Eに衝撃を与えるための衝撃付与手段13と、前記衝撃を与えた際に発生する振動を検知する振動検知手段14と、前記被検査卵Eの長軸長さ、短軸長さ及び投影面積のうち少なくとも一つを特定する大きさ特定手段12aと、前記振動検知手段14で検知された振動データD1と前記大きさ特定手段で特定された大きさデータD2aとに基づいて前記被検査卵Eのひび割れを判定するひび割れ判定手段15aとを有する。
【0008】
請求項3の発明では、前記ひび割れ判定手段15は、前記重さデータD2を、ひび割れ判定のための判定基準データD3に関連付けして前記被検査卵Eのひび割れを判定してなる。
【0009】
請求項4の発明では、前記ひび割れ判定手段15aは、前記大きさデータD2aを、ひび割れ判定のための判定基準データD3aに関連付けして前記被検査卵Eのひび割れを判定してなる。
【0010】
請求項5の発明では、前記判定基準データD3は、重さの異なる複数の基準卵に前記衝撃を与えた際に得られる振動データである。
【0011】
請求項6の発明では、前記判定基準データD3aは、前記大きさデータの異なる複数の基準卵に前記衝撃を与えた際に得られる振動データである。
【0012】
請求項7の発明では、前記振動検知手段14は、前記被検査卵Eの振動を検知してなる。
【0013】
請求項8の発明では、前記振動検知手段14は、前記衝撃付与手段13の振動を検知してなる。
【0014】
請求項9の発明では、前記振動検知手段14は、前記被検査卵E及び前記衝撃付与手段13の振動を検知してなる。
【0015】
請求項10の発明では、前記振動検知手段14は、マイクロフォンまたは圧電素子等の振動検知器である。
【0016】
本発明に係るひび割れ卵検出装置1においては、まず、重さ特定手段12で被検査卵Eの重さが特定され、重さデータD2がひび割れ判定部15に取り込まれる。次に、衝撃付与手段13は被検査卵Eに衝撃を与える。その際に発生した振動は、振動検知手段14によって検知される。検知した振動は、振動データD1として、ひび割れ判定部15に取り込まれる。
【0017】
ひび割れ判定部15は、振動データD1と重さデータD2と判定基準データD3とに基づいて、次のようにして被検査卵Eがひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。まず、重さデータD2に基づいて、被検査卵Eが重卵か軽卵かを判定する。次に、例えば被検査卵Eが重卵である場合には、振動データD1と、重卵用の判定基準データD31とを比較する。該比較には、振幅、周波数、立上がり時間、立下がり時間などを用いる。比較結果に所定以上のずれがあった場合には、被検査卵Eがひび割れ卵であると判定して、その結果D4を出力する。比較結果に所定以上のずれがない場合には、被検査卵Eは正常卵と判定される。また、被検査卵Eが軽卵である場合には、振動データD1と、軽卵用の判定基準データD32とを比較する。そして、重卵の場合と同様にしてひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。ひび割れ判定部15は、重さデータD2に応じた重さの基準卵の振動データに基づいて上記判定を行うので、被検査卵の重さの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる。
【0018】
また、本発明に係るひび割れ卵検出装置2においては、振動データD1と大きさデータD2aと判定基準データD3aとに基づいて、被検査卵Eがひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。大きさデータD2aは大きさ特定手段12aで得られ、被検査卵Eの長軸長さ、短軸長さ、または投影面積を表す。判定基準データD3aは、大卵用の判定基準データD31a及び小卵用の判定基準データD32aからなる。ひび割れ卵検出装置1の重さデータD2に代えて大きさデータD2aを用いることで、被検査卵の大きさの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る第1実施形態のひび割れ卵検出装置1の構成概要図である。図1に示すように、ひび割れ卵検出装置1は、長軸が紙面に垂直となるように載置された複数の被検査卵EをA方向に搬送するコンベヤ11、コンベヤ11の途中に設けられ被検査卵Eの重さを一つ一つ計測する重量計12、重量計12よりも下流側に設けられ搬送中の各被検査卵Eにそれぞれ同一の衝撃を与えるためのロータリーソレノイド駆動式のハンマー13、該衝撃を与えた際に発生する振動音を受信するマイクロフォン14、及び被検査卵Eのひび割れを判定するひび割れ判定部15を備える。
【0020】
ひび割れ判定部15は、CPU、ROM、RAM、その他適切な周辺素子を備えた所謂マイクロコンピュータであり、ひび割れ判定処理やその他本装置の各部の動作を実現するためのプログラムが組み込まれている。該ひび割れ判定処理は、重量計12で得られた重さデータD2と、マイクロフォン14で得られた振動データD1と、判定基準データD3とに基づいて行われる。判定基準データD3とは、重さの異なる複数の正常卵を基準卵として、該基準卵にハンマー13で衝撃を与えた際に得られる振動データである。ここで、正常卵とは、ひび割れのない卵のことである。なお、重量計12は本発明の重さ特定手段に相当し、ひび割れ判定部15は本発明のひび割れ判定手段に相当する。
【0021】
次に、図1及び図2を参照して、ひび割れ卵検出装置1の動作について説明する。
図2は、判定基準データD3及び被検査卵Eに衝撃を与えた際に得られる振動データD1の一例を示す図である。図2(A)及び図2(B)が判定基準データD3を示し、図2(C)〜図2(F)が振動データD1を示す。
判定基準データD3は、図2(A)に示す重卵用の判定基準データD31、及び図2(B)に示す軽卵用の判定基準データD32からなる。判定基準データD31は重正常卵、例えば重さが55g〜70g程度の正常卵にハンマー13で衝撃を与えた際に得られる振動データを平均化したものであり、判定基準データD32は軽正常卵、例えば重さが40g〜55g程度の正常卵にハンマー13で衝撃を与えた際に得られる振動データを平均化したものである。判定基準データD31と判定基準データD32とでは、振幅、周波数、立上り時間、立下り時間などが異なる。
【0022】
図2(C)は重正常卵に対する振動データを示し、図2(D)は軽正常卵に対する振動データを示す。また、図2(E)は重ひび卵に対する振動データを示し、図2(F)は軽ひび卵に対する振動データを示す。
【0023】
図1において、コンベヤ11に載置された被検査卵Eは、A方向に搬送され、まず重量計12上を通過する。その際に重さが計測される。計測値は電気信号に変換され、重さデータD2としてひび割れ判定部15に取り込まれ、RAMに一時的に記憶される。次に、被検査卵Eがハンマー13の衝撃付与位置SPに到達すると、ハンマー13は、ひび割れ判定部15からの駆動信号D5に基づきロータリーソレノイドによって駆動され被検査卵Eに衝撃を与える。その際に発生した振動音は、マイクロフォン14によって受信される。受信した振動音は、振動データD1として、ひび割れ判定部15に取り込まれる。
【0024】
ひび割れ判定部15は、振動データD1と重さデータD2と判定基準データD3とに基づいて、次のようにして被検査卵Eがひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。まず、重さデータD2に基づいて、被検査卵Eが重卵か軽卵かを判定する。次に、例えば被検査卵Eが重卵である場合には、振動データD1と、重卵用の判定基準データD31とを比較する。該比較には、振幅、周波数、立上がり時間、立下がり時間などを用いる。比較結果に所定以上のずれがあった場合には、被検査卵Eがひび割れ卵であると判定して、その結果D4を出力する。所定以上のずれとは、例えば図2(A)の判定基準データD31と図2(E)の振動データとのずれで表される。比較結果に所定以上のずれがない場合、例えば図2(A)の判定基準データD31と図2(C)の振動データのような場合には、被検査卵Eは正常卵と判定される。
【0025】
また、被検査卵Eが軽卵である場合には、振動データD1と、軽卵用の判定基準データD32とを比較する。そして、重卵の場合と同様にしてひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。この場合、比較結果の所定以上のずれは、例えば図2(B)の判定基準データD32と図2(F)の振動データとのずれで表される。比較結果に所定以上のずれがない場合、例えば図2(B)の判定基準データD32と図3(B)の振動データのような場合には、被検査卵Eは正常卵と判定される。
【0026】
ひび割れ卵であるかどうかの判定は、必ずしも上述した処理とする必要はない。図3は、ひび割れ判定の他の処理形態を示す図である。図3の処理形態では、補正係数hを用いる。補正係数hは、被検査卵Eの重さが標準卵の重さからどれほど隔たっているかを示す値であり、標準卵の重さを例えば55gとしたとき(1)式で与えられる。
h=55/D2 ……(1)
ひび割れ判定部15’は、まず、重量計12から送られた重さデータD2に対して補正係数hを求める。次に、振動データD1と、1つの標準卵に衝撃を与えた際に得られる判定基準データD3’に補正係数hを乗じたデータとを比較する。これにより、被検査卵Eの重さに応じたひび割れ判定ができる。
【0027】
このように、ひび割れ判定部15は、重さデータD2を判定基準データD3に関連付けして、被検査卵Eのひび割れを判定する。より詳しく言えば、該被検査卵Eから得られた重さデータD2と、被検査卵Eに衝撃を与えた際に得られた振動データD1とを取り込み、振動データD1と、重さデータD2に対する判定基準データD3とを比較することによって、ひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。つまり、ひび割れ判定部15は、重さデータD2に応じた重さの正常卵の振動データを基準として上記判定を行うので、被検査卵の重さの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる。
【0028】
〔第2実施形態〕
図4は、本発明に係る第2実施形態のひび割れ卵検出装置2の構成概要図である。図4において、第1実施形態のひび割れ卵検出装置1と同一の構成要素については図1と同一の符号を付し、それらの説明を省略する。図4に示すように、ひび割れ卵検出装置2は、ひび割れ卵検出装置1における重量計12及びひび割れ判定部15に代えて、それぞれカメラ12a及びひび割れ判定部15aを備える。
【0029】
カメラ12aは、被検査卵Eを例えば斜め上方から撮影できる位置に設けられ、得られた画像データを自動的に大きさデータD2aに変換する。大きさデータD2aとは、被検査卵Eの投影面積を特定するデータである。ひび割れ判定部15aは、大きさデータD2aと振動データD1と判定基準データD3aとに基づいて、被検査卵Eがひび割れ卵であるかどうかの判定を行う。判定基準データD3aとは、投影面積の異なる複数の正常卵にハンマー13で衝撃を与えた際に得られる振動データであり、例えば大卵用の判定基準データD31a、小卵用の判定基準データD32aというように複数設けられる。ひび割れ卵検出装置2において、カメラ12aは本発明の大きさ特定手段に相当し、ひび割れ判定部15aは本発明のひび割れ判定手段に相当する。なお、大きさデータD2a及び判定基準データD3aには、投影面積だけに限らず被検査卵Eの長軸長さや短軸長さ、または、これらの任意の組み合わせを用いてもよい。
【0030】
ひび割れ卵検出装置2では、ひび割れ卵検出装置1の重さデータD2及び判定基準データD3に代えて、それぞれ上述の大きさデータD2a及び判定基準データD3aを用いている。ひび割れ卵判定処理部15aにおけるひび割れ判定処理は、用いるデータが異なることを除いてはひび割れ卵検出装置1の場合と同様にして行われる。したがって、ひび割れ卵検出装置2においては、被検査卵の大きさの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる。なお、ひび割れ判定部15aの判定処理を、前述した補正係数hを用いた処理形態で行ってもよい。
【0031】
上述した2つの実施形態では、衝撃を与えた際の振動を検知するにあたり、マイクロフォン14によって、ハンマー13の振動音と被検査卵Eの振動音との双方を受信するようにしているが、実質上ハンマー13の振動のみ、または実質上被検査卵Eの振動のみを検知するようにしてもよい。前者に関しては、例えばマイクロフォン14の集音部の設置位置をハンマー13から十分に隔てると共に、被検査卵Eに十分に接近させることによって実現できる。また、後者に関しては、振動検知手段として例えば圧電素子等の振動検知器をハンマー13上に設けることによって実現できる。なお、これらの実現の際には、各場合に発生する振動データに合わせて判定基準データD3、D3aも変更する必要がある。このように、検知する振動を局所的なものとすることにより、外部からのノイズの影響を少なくできることが期待できる。
【0032】
上述した2つの実施形態では、判定基準データD3、D3aには、正常卵を基準卵とし該基準卵に衝撃を与えた際に得られる振動データを用いた。そして、ひび割れ卵判定処理部15、15aは、それぞれ衝撃によって得られた振動データD1と該判定基準データD3、D3aとの比較に基づいて、ひび割れの判定を行った。しかし、ひび割れ卵を基準卵とし該ひび割れ卵に衝撃を与えた際に得られる振動データを判定基準データとして、前記判定を行うようにしてもよい。
また、判定基準データD3及びD3aは、それぞれ重卵用と軽卵用、及び大卵用と小卵用の2つとしたが、更に細分化して3つ以上としてもよい。これにより、ひび割れ判定がより一層精度良くできるようになる。
【0033】
上述した2つの実施形態において、被検査卵EをA方向に搬送するに際し、該被検査卵Eの長軸を回転軸として図中時計回り方向または反時計回り方向に自転させながら搬送し、一つの被検査卵Eの複数個所における振動音を取得してもよい。この場合、取得された複数個所の各振動データD1を、判定基準データD3またはD3aと比較する。これにより、局部的な小さいひびも検出できるようになる。さらに、ハンマー13及びマイクロフォン14の一対を、搬送方向Aに複数設けてもよい。この場合、各マイクロフォン14からの振動データD1を、判定基準データD3またはD3aと比較する。これにより、ひびの検出漏れを最小限度に留めることができるようになる。
【0034】
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。すなわち、ひび割れ卵検出装置1、2の全体または一部の構成、各部の配置、ひび割れ判定部15、15’、15aにおけるひび割れ判定処理の内容、手順、タイミングなどは本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によると、被検査卵の重さや大きさの違いに関わらず精度良くひび割れ卵の検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のひび割れ卵検出装置の構成概要図である。
【図2】判定基準データ及び被検査卵に衝撃を与えた際に得られる振動データの一例を示す図である。
【図3】ひび割れ判定部の他の処理形態を示す図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態のひび割れ卵検出装置の構成概要図である。
【図5】従来におけるひび割れ卵検出装置の構成概要図である。
【符号の説明】
1…ひび割れ卵検出装置、2…ひび割れ卵検出装置、12…重量計(重さ特定手段)、12a…カメラ(大きさ特定手段)、13…ハンマー(衝撃付与手段)、14…マイクロフォン(振動検知手段)、15…ひび割れ判定手段、15a…ひび割れ判定手段、D1…振動データ、D2…重さデータ、D2a…大きさデータ、D3…判定基準データ、D3a…判定基準データ、E…被検査卵

Claims (10)

  1. 被検査卵に衝撃を与えた際に発生する振動を検知して前記被検査卵のひび割れを検出するひび割れ卵検出装置であって、
    前記被検査卵に衝撃を与えるための衝撃付与手段と、前記衝撃を与えた際に発生する振動を検知する振動検知手段と、前記被検査卵の重さを特定する重さ特定手段と、前記振動検知手段で検知された振動データと前記重さ特定手段で特定された重さデータとに基づいて前記被検査卵のひび割れを判定するひび割れ判定手段とを有することを特徴とするひび割れ卵検出装置。
  2. 被検査卵に衝撃を与えた際に発生する振動を検知して前記被検査卵のひび割れを検出するひび割れ卵検出装置であって、
    前記被検査卵に衝撃を与えるための衝撃付与手段と、前記衝撃を与えた際に発生する振動を検知する振動検知手段と、前記被検査卵の長軸長さ、短軸長さ及び投影面積のうち少なくとも一つを特定する大きさ特定手段と、前記振動検知手段で検知された振動データと前記大きさ特定手段で特定された大きさデータとに基づいて前記被検査卵のひび割れを判定するひび割れ判定手段とを有することを特徴とするひび割れ卵検出装置。
  3. 前記ひび割れ判定手段は、前記重さデータを、ひび割れ判定のための判定基準データに関連付けして前記被検査卵のひび割れを判定してなる請求項1に記載のひび割れ卵検出装置。
  4. 前記ひび割れ判定手段は、前記大きさデータを、ひび割れ判定のための判定基準データに関連付けして前記被検査卵のひび割れを判定してなる請求項2に記載のひび割れ卵検出装置。
  5. 前記判定基準データは、重さの異なる複数の基準卵に前記衝撃を与えた際に得られる振動データである請求項1または3に記載のひび割れ卵検出装置。
  6. 前記判定基準データは、前記大きさデータの異なる複数の基準卵に前記衝撃を与えた際に得られる振動データである請求項2または4に記載のひび割れ卵検出装置。
  7. 前記振動検知手段は、前記被検査卵の振動を検知してなる請求項1から6のいずれかに記載のひび割れ卵検出装置。
  8. 前記振動検知手段は、前記衝撃付与手段の振動を検知してなる請求項1から6のいずれかに記載のひび割れ卵検出装置。
  9. 前記振動検知手段は、前記被検査卵及び前記衝撃付与手段の振動を検知してなる請求項1から6のいずれかに記載のひび割れ卵検出装置。
  10. 前記振動検知手段は、マイクロフォンまたは圧電素子等の振動検知器である請求項1から9のいずれかに記載のひび割れ卵検出装置。
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